JP2988035B2 - 粉塵捕集方法および粉塵捕集装置 - Google Patents

粉塵捕集方法および粉塵捕集装置

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JP2988035B2 JP3204165A JP20416591A JP2988035B2 JP 2988035 B2 JP2988035 B2 JP 2988035B2 JP 3204165 A JP3204165 A JP 3204165A JP 20416591 A JP20416591 A JP 20416591A JP 2988035 B2 JP2988035 B2 JP 2988035B2
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  • Prevention Of Fouling (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、容器内の粉塵を捕集す
るための捕集方法およびその装置に関し、環境汚染物質
や危険物の捕集・分析および健康管理などの産業分野で
広く利用できる。
【0002】
【従来の技術】容器内の微量粉塵を捕集する方法として
は、容器内の内容物を柔軟性シートで覆って、ほぼ密閉
状態にし、シートの一端から空気を吸引して空気ととも
に粉塵を捕集する方法がとられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、容器内に内容
物が入っていて内容物間の隙間が少ない場合、内容物で
吸引口を塞いでしまうため、吸引効率が下がり、容器内
に存在する粉塵は捕集されにくくなるという課題があっ
た。また、吸引中には柔軟性シートの内側が陰圧状態に
なるのでシートが内容物に密着して、内容物とシートの
間に存在する粉塵は捕集することができないという課題
もあった。
【0004】本発明は、かかる従来の課題に鑑みて成さ
れたもので、内容物の多少に関わらず内容物が入った容
器内の粉塵を効率よく捕集する方法および装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】内容物を入れたコンテナ
側壁にほぼ沿い、吸引口および内容物の上面を密閉状態
にする柔軟性シ−トを用い、吸引口と内容物との間もし
くは柔軟性シ−トと内容物の上面との間の少なくとも何
れかに通気性仕切りを設けた粉塵捕集方法および装置に
より、かかる従来の課題を解決した。
【0006】
【作用】内容物を入れたコンテナ側壁にほぼ沿い吸引口
および内容物の上面を密閉状態にする柔軟性シ−トが、
内容物と吸引口との間もしくは柔軟性シートと内物の
上面との間の何れかに設けた通気性仕切りに密着し、通
気性仕切りに沿って吸引されるため、吸引口と柔軟性シ
−トもしくは内容物と柔軟性シ−トの間を塞ぐことがな
い。また、通気性仕切りの範囲全体に柔軟性シ−トが沿
うため、内容物が形成する凹凸に関わらず広範囲から吸
引でき、したがって、容器全体から粉塵を吸引できる。
【0007】
【実施例】本発明の捕集方法を本発明の捕集装置の一実
施例を参照して説明する。図1(a)及び(b)は本発
明の粉塵捕集装置の一実施例を示す。一端が開いている
容器1の中に内容物7が設置されている。内容物7を取
り囲むように通気性仕切り3を設置し、通気性仕切り3
を取り囲むようにして柔軟性シ−ト2が、吸引口4の一
端を密閉し容器1の側面にほぼ沿って覆いかぶさってい
る。吸引口4の他端は粉塵捕集用フィルター5を介して
吸引機6が設置されている。
【0008】吸引口4の容器1側の開口部は、図1
(b)に示したように容器1の側面に直接接するように
漏斗状の形態を有すると、柔軟性シ−ト2が吸引口4の
吸引部に吸引されないため好ましい。
【0009】また、通気性仕切り3は、図1(a)及び
(b)に示したように内容物7と吸引口4との間と内容
物7上面9と柔軟性シ−ト2との間の2箇所に設ける
と、柔軟性シ−ト2が内容物7もしくは吸引口4の吸引
部を塞ぐことが無いため好ましいが、本発明の粉塵捕集
方法および装置はこの形態に限定されるものではなく、
少なくとも吸引口4と内容物7との間または内容物7の
上面と柔軟性シ−ト2との間の何れかに通気性仕切り3
が存在すればよい。
【0010】通気性仕切り3は、吸引口4もしくは内容
物7と柔軟性シ−ト2との密着を防ぎ、空気の流通を保
持するために設ける役割を果たし、材質としては木製、
鉄製、アルミニウム製もしくはプラスティック製等何れ
でもよく、格子形状や編目形状を有する所謂通気性形状
を有すればよい。なお、通気性仕切り3はできだけ軽量
である方が取扱が容易であり好ましい。
【0011】柔軟性シ−ト2は、容器1において、吸引
口4および内容物7を密閉すればよく、気密性と可撓性
のあるフィルムが供され、強靱で軽量であればなお良好
である。このような材料としては、例えばポリエステル
フィルム、ポリエチレンフィルム、ポリアミドフィル
ム、ポリ塩化ビニルフィルム、シリコーンゴムフィルム
等が挙げられる。
【0012】本発明の粉塵捕集方法および装置は、単に
容器1内の粉塵を捕集清掃する目的だけにも使われる
が、容器1内部におかれた危険物や薬物等を含む粉塵を
捕集することもできる。単に粉塵を捕集し容器1内部を
清掃する目的だけであると粉塵捕集用フィルター5は必
ずしも必要ではないが、危険物や薬物等を検知測定する
目的には粉塵捕集用フィルター5は必須となる。粉塵
用フィルター5には、例えばポリ4フッ化エチレン樹
脂製、金属製、ガラス繊維製もしくは紙製等の通常のフ
ィルターが供される。
【0013】吸引機6は、粉塵を補集する容器1の大き
さによって能力が変わる。例えば容器1が2.4m×
2.4mの入口で奥行きが6mの大きさを有するコンテ
ナーの場合では、吸引能力として毎分40m3程度を有
するポンプが供される。
【0014】吸引機6で吸引すると、容器1の側壁に沿
って広げられた柔軟性シ−ト2は、吸引力により容器1
の側壁にほぼ密着し、吸引機6の吸引能力に応じて柔軟
性シ−ト2が吸引力でたわみ容器1の側壁と離れる箇所
から空気は吸入される。この離れた箇所は容器1の側壁
に沿いランダムに発生するため、内容物7のいたるとこ
ろから平均的に均一に空気が流入し、どの部分であって
も均一に吸引できる。
【0015】以下本発明の粉塵補集方法を本発明の粉塵
補集装置の一実施例に基づき説明する。
【0016】(実施例1)図1(a)及び(b)に示し
た容器1として、入口が2.4m×2.4mで奥行きが
6mのコンテナを用い、容器1の入口部と入口部に最も
近くに置かれた内容物7との間に木製で大きさ2.3m
×2.3m厚み0.001mの通気性仕切り3を設置し
た。また、内容物7の上面9上にも木製で大きさ2.3
m×5m厚み0.2mの通気性仕切り3を設置した。容
器1の入口部には幅2.4m高さ0.5mの開口部を有
する漏斗状形状で吸引機6側の口径が25cmの吸引口
4を容器1の入口部の下面に設置し、吸引口4の開口部
および通気性仕切り3を取り囲むようにして2.6m×
6mの大きさで厚み1mmのポリエステル製の柔軟性シ
−ト2を取り付けた。また、吸入口4と吸引機6との間
には、口径25cmで孔径74μmのポリ4フッ化エチ
レン製のフィルタ5を設置した。
【0017】試料として、容器1の最も奥に設置した内
容物7を想定した段ボール箱と、容器1の奥の面との間
の試料設置場所8に小麦粉1gを置いた。まず、上記の
状態でポンプを最大能力で作動させ、10分間空気を吸
引した。この時の吸引流速を吸入口4の吸引機6側で測
定したところ、毎分40m3の流量であった。吸引終了
後、フィルタ5をはずして重量を測定し、重量増加分を
求めたところ、約0.35gの増加があった。
【0018】次に、上記と同様のセットで、試料として
の小麦粉1gを容器1の最も奥に設置された内容物7の
上面9に設置した条件で、同様に吸引を行った。その結
果、フィルタ5の重量増加分は、約0.3gであった。
【0019】(実施例2)実施例1と同じ通気性仕切り
3を内容物7と吸入口の間のみに設置し、試料としての
小麦粉1gを最も奥に設置した内容物7を想定した段ボ
ール箱と、容器1の奥の面との間の試料設置場所8に設
置した。その他の実験条件は実施例1と同様で吸引実験
を行った。その結果、フィルタ5の重量増加分は約0.
3gであった。
【0020】(実施例3)実施例1と同じ通気性仕切り
3を内容物7の上面のみに設置し、試料としての小麦粉
1gを最も奥に設置した内容物7を想定した段ボール箱
と、容器1の奥の面との間の試料設置場所8あるいは内
容物7の上面9に設置した。その他の実験条件は実験1
と同様で吸引実験を行った。その結果、吸引口4の吸引
機6側での空気吸引流量は毎分20m3であった。フィ
ルタ5の重量増加は試料設置場所8に試料を設置した時
は0.1gで、内容物7の上面9に設置した時は約0.
2gであった。
【0021】(比較例1)通気性仕切り3を使用しない
で、後は実施例1〜3と同様にして吸引実験を行った。
試料としての小麦粉1gは試料設置場所8あるいは内容
物7の上面9に設置した。その結果、吸引口4の吸引機
6側での吸気吸引流量は毎分10m3流量であった。ま
た、フィルタ5の重量増加は、試料設置場所8に試料を
設置した時は約0.01gで、内容物7の上面9に設置
した時は増加が認められなかった。
【0022】
【発明の効果】本発明は内容物を入れたコンテナ側壁に
ほぼ沿い、吸引口および内容物の上面を覆う柔軟性シ−
トを、吸引口と内容物との間もしくは柔軟性シ−トと内
容物の上面との間の少なくとも何れかに通気性仕切りを
設けた粉塵捕集方法及び粉塵捕集装置であるため、コン
テナ内にある段ボール箱などの内容物の隙間にある粉塵
を、柔軟性シートで内容物を密閉し、内容物の隙間に空
気の流れを作り捕集でき、内容物の多少に関わらず粉塵
を効率よく捕集できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例における粉塵捕集装
置の概略断面側面図 (b)は本発明の一実施例における粉塵補集装置の概略
断面平面図
【符号の説明】
1 容器 2 柔軟性シート 3 通気性仕切り 4 吸引口 5 フィルタ 6 吸引機 7 内容物 8 試料設置場所 9 内容物の上面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B08B 5/04 B08B 15/02 B01D 46/42 G01N 1/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内容物の入ったコンテナ内の粉塵を空気を
    吸引することによって捕集する方法であって、前記コン
    テナ側壁にほぼ沿い、吸引口および前記内物の上面
    軟性シートで覆い、前記吸引口と前記内容物との間も
    しくは前記柔軟性シートと前記内容物の上面との間の少
    なくとも何れかに通気性仕切りを設けたことを特徴とす
    る粉塵捕集方法。
  2. 【請求項2】内容物の入ったコンテナにおいて、吸引口
    の一端に吸引機を設置し、前記コンテナ側壁にほぼ沿
    い、前記吸引口の他端および前記内容物の上面を覆う柔
    軟性シートと、前記他端と前記内容物との間もしくは前
    記内容物の上面と前記柔軟性シートとの間の少なくとも
    何れかに通気性仕切りを設けたことを特徴とする粉塵捕
    集装置。
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