JP2020184715A - 画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】トンボなどの基準画像のプロファイルの選択を容易にし、間違えを防止する。【解決手段】ジョブに基づいて画像を形成する画像形成部と、画像形成部を制御する制御部と、を備え、制御部は、トンボなどの基準画像について、仕上がり寸法(横方向、および縦方向)や原稿印字開始位置(横方向、および縦方向)などを含む複数のプロファイルを取得して、ジョブ実行時にプロファイルのうちの1つを適用して、プロファイルに対応する基準画像を前記画像に付加して画像形成する。【選択図】図11

Description

この発明は、トンボなどの基準画像のプロファイルを適用してジョブの画像に基準画像を追加して画像形成を行う画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成プログラムに関するものである。
ジョブの画像に、トンボなどの基準画像を付加する場合、例えば、トンボについて、ユーザーの設定操作に基づいて生成し、また用紙の後処理に関する後処理情報(パンチ処理、ステイプル処理)を設定操作に基づいて、トンボの用紙への印字を制御する。
従来、トンボはジョブ毎に設定することが必要である。トンボは、コーナートンボに限っても、仕上がり寸法(縦方向、横方向)(縦方向、横方向は搬送方向と同方向を縦方向とする。以下同じ)、原稿印字開始位置(縦方向、横方向)(原稿印字開始位置は用紙上の位置)、形状種別、断裁代(縦方向、横方向)、トンボ線色、トンボ線長(断裁代の領域からトンボの端までの長さ)、トンボ線幅、面付数(縦方向、横方向)、といったように多くの設定項目があり、その設定はユーザーが行っている(特許文献1参照)。
特開2012−19309号公報
上記のように、従来技術では、トンボの設定項目が多く、しかも、設定をユーザーが行っているため、設定がユーザーの手間となる。また、間違えやすく、間違えた場合に再度のジョブ実行が必要となり、ユーザーの納期や利益を圧迫する、という課題がある。
本発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、複数の基準画像のプロファイルを取得可能とすることにより、設定の手間を防止するとともにユーザーの設定間違えを防止することができる画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成プログラムを提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置のうち、第1の形態は、
ジョブに基づいて画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、基準画像の複数のプロファイルを取得して、ジョブ実行時に前記プロファイルのうちの1つを適用して、前記プロファイルに対応する基準画像を前記画像に付加して画像形成することを特徴とする。
第2の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、前記プロファイルを記憶する記憶部を有する。
第3の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、前記基準画像がトンボである。
第4の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、前記プロファイルが、仕上がり寸法(横方向、および縦方向)と、原稿印字開始位置(横方向、および縦方向)と、を少なくとも含む設定の組み合わせからなる。
第5の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、前記トンボのプロファイルがさらに、コーナートンボに関わる、形状種別と、トンボ線色と、トンボ線長と、トンボ線幅と、面付数(横方向、および縦方向)と、断裁代(横方向、および縦方向)と、を少なくとも1つを含むことを特徴とする。
第2の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、前記トンボのプロファイルがさらに、少なくとも、画像形成する記録媒体のサイズと、前記仕上がり寸法(横方向、および縦方向)と、前記原稿開始位置(横方向、および縦方向)と、前記断裁代(横方向、および縦方向)とから、面付数(記録媒体長方向、および記録媒体幅方向)を算出することを可能にする設定を含むことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
第3の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、前記トンボのプロファイルがさらに、センタートンボの有無、形状種別、線色、サイズ、印字位置の少なくとも1つを含むことを特徴とする。
第4の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、前記トンボのプロファイルがさらに、1つ以上の折り位置を含むことを特徴とする。
第5の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、前記トンボプロファイルと、画像形成する記録媒体のサイズと、の選択時に、前記トンボのプロファイルに含まれる仕上がり寸法(横方向、および縦方向)と、原稿印字開始位置(横方向、および縦方向)と、形状種別と、断裁代(横方向、および縦方向)と、画像形成する記録媒体サイズ(横方向、および縦方向)と、から、前記画像形成装置が画像形成する記録媒体上に、断裁代まで含んでコーナートンボを隅部に画像形成できるかを判定し、コーナートンボが断裁代まで含んで隅部に画像形成できない場合は、エラーとすることを特徴とする。
第6の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、前記トンボのプロファイルに含まれる仕上がり寸法(横方向、および縦方向)と、原稿印字開始位置(横方向、および縦方向)と、形状種別と、断裁代(横方向、および縦方向)と、トンボ線長と、画像形成する記録媒体のサイズ(横方向、および縦方向)と、から、前記画像形成装置が、画像形成する記録媒体上に、コーナートンボを断裁代まで含んで隅部に画像形成できるが、トンボを構成する線の一部が記録媒体外となるかを確認し、コーナートンボを断裁代まで含んで隅部に画像形成できるが、トンボを構成する線の一部が用紙外となる場合は、トンボを構成する線のうち、記録媒体外となる部分を画像形成しないことを特徴とする。
本発明の画像形成システムのうち、第1の形態は、前記各形態のいずれかに記載の画像形成装置が、前記画像形成装置が制御する断裁装置と接続されている。
第2の形態の画像形成システムの発明は、前記形態の発明において、前記画像形成装置が、前記断裁装置のための断裁設定の組み合わせである断裁プロファイルを1つ以上保持し、さらに、前記断裁プロファイルをユーザーが作成すると、前記断裁設定の作成内容をもとに前記トンボのプロファイルを生成することを特徴とする。
第3の形態の画像形成システムの発明は、前記形態の発明において、前記画像形成装置が、前記断裁プロファイルをユーザーが作成したことに基づいて生成したトンボプロファイルと、前記断裁プロファイルと、の相互関連を保持することを特徴とする。
第4の形態の画像形成システムの発明は、前記形態の発明において、前記画像形成装置が、前記トンボのプロファイルをユーザーが作成すると、前記トンボのプロファイルの作成内容をもとに前記断裁プロファイルを生成することを特徴とする。
第5の形態の画像形成システムの発明は、前記形態の発明において、前記画像形成装置が、前記トンボプロファイルをユーザーが作成したことに基づいて生成した断裁プロファイルと、前記トンボプロファイルと、の相互関連を保持することを特徴とする。
第6の形態の画像形成システムの発明は、前記形態の発明において、前記画像形成装置が、トンボプロファイルと、断裁プロファイルと、の相互関連を設定するユーザーインタフェースを備えることを特徴とする。
第7の形態の画像形成システムの発明は、前記形態の発明において、前記画像形成装置が、ジョブ実行にあたって、断裁プロファイルを設定された場合、前記断裁装置を使用する場合は、前記断裁プロファイルを適用して断裁を行い、前記断裁装置を使用しない場合は、前記断裁プロファイルとの相互関連を持つ前記トンボのプロファイルを適用して、トンボを画像形成することを特徴とする。
第8の形態の画像形成システムの発明は、前記形態の発明において、前記画像形成装置がジョブ実行にあたって、前記トンボプロファイルを設定された場合、前記断裁装置を使用しない場合は、前記トンボプロファイルを適用して、トンボを画像形成し、前記断裁装置を使用する場合は、前記断裁プロファイルとの相互関連を持つ前記断裁プロファイルを適用して断裁を行うことを特徴とする。
第9の形態の画像形成システムの発明は、前記形態の発明において、前記画像形成装置が、前記断裁プロファイルを適用し、前記断裁装置を使用して、断裁を行うジョブ実行中に、前記断裁装置を使用しなくなった場合に、前記断裁プロファイルと相互関連を持つトンボのプロファイルを適用し、トンボを付加して画像形成することを特徴とする。
第10の形態の画像形成システムの発明は、前記形態の発明において、前記画像形成装置が、前記断裁プロファイルと相互関連を持つトンボプロファイルを適用し、トンボを付加して画像形成することをユーザーに確認するユーザーインタフェースを備えることを特徴とする。
第11の形態の画像形成システムの発明は、前記形態の発明において、前記画像形成装置が、正解画像と、画像形成済の用紙を読み取った画像とを比較して検品する検査装置を備え、ジョブ実行中に前記裁断装置の使用を取りやめ、かわりにトンボを付加して画像形成する場合は、前記検査装置に正解画像の通知を行うことを特徴とする。
本発明の画像形成プログラムは、ジョブに基づいて画像を形成する画像形成装置を制御する制御部で実行されるプログラムであって、
前記プログラムは、前記制御部に、基準画像の複数のプロファイルを取得するステップと、ジョブ実行時に前記プロファイルのうちの1つを適用して、前記プロファイルに対応する基準画像を付加して画像形成を実行させるステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザーは基準画像の設定時にプロファイルとして保持された一連の設定を呼び出すことで、基準画像の設定が可能であるため、ユーザーの手間を省き、また、間違えを防止することができる効果がある。
本発明の一実施形態の画像形成装置および画像形成システムの概略を示す図である。 同じく、制御ブロック図である。 ジョブの画像に基準画像としてトンボを印刷する例を説明する図である。 トンボの例を説明する図である。 トンボの設定でエラーとなる場合を説明する図である。 原稿領域+トンボの領域が用紙に収まらない場合でも、断裁代が収まれば、断裁代を確保することができる例を説明する図である。 トンボプロファイルと、断裁プロファイルの相互の関連を保持する例を示す図である。 トンボプロファイルの設定例を示す図である。 トンボプロファイルをもとに断裁プロファイルを生成する例を説明する図である。 断裁プロファイルをもとにトンボプロファイルを生成する例を説明する図である。 ジョブ設定時のトンボプロファイル適用の手順を示すフローチャートである。 ジョブ実行中の断裁からトンボ画像形成への切り替えを行う手順を示すフローチャートである。
以下に、本発明の一実施形態の画像形成装置および画像形成システムを添付図面に基づいて説明する。
図1は、画像形成装置を含む画像形成システムの中央断面図であり、機械的な構成を示している。以下に、その構成を説明する。
画像形成システム1は、装置本体10と、その下流側に位置する検査装置20と、さらにその下流側に位置する後処理装置30と、装置本体10の上流側に位置する給紙部40と、を備えている。各装置は機械的、電気的に接続されており、装置間での用紙の搬送と、各装置間での情報の送受信とが可能になっている。本実施形態では、これらの装置によって画像形成システム1が構成されており、装置本体10と給紙部40とにより画像形成装置が構成されている。
なお、本発明としては画像形成装置および画像形成装置の構成が上記に限定されるものではなく、装置本体10と検査装置20とで画像形成装置が構成されるものでもよく、また、装置本体10のみで画像形成装置を構成し、検査装置20、後処理装置30、給紙部40などを備えるものを画像形成装置外とし、画像形成装置とともに画像形成システムを構成するものとしてもよい。以下、具体的に説明する。
装置本体10では、筺体の上部側に操作部140が設置されている。操作部140には、タッチパネル式のLCD141を有しており、操作者による操作および情報の表示が可能になっている。LCD141は、操作部と表示部を兼用しており、本発明の操作表示部として機能する。なお、操作部をマウスやタブレットなどで構成し、表示部とは別体で構成することも可能であり、これら構成によって操作表示部が構成される。また、LCD141は移動可能となっているものであってもよい。操作部140は、ユーザーインターフェースとして機能する。
装置本体10の下部側には、用紙を収容して給紙する複数の本体トレイを有する本体給紙部12が配置されている。また、装置本体10の上流側には、複数の大容量給紙トレイを有する給紙部40を有しており、用紙を収容して装置本体10に対し用紙を給紙する。なお、この実施形態では、用紙は、本発明の記録媒体に相当する。なお、記録媒体は、紙に限定されるものではなく、布やプラスチックなどであってもよい。
装置本体10内には、本体給紙部12または給紙部40から給紙される用紙を搬送する搬送経路13が設けられており、装置本体10内の搬送路途中に、画像形成部11が設けられている。画像形成部11は、各色(シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K))用にそれぞれ感光体11aを有しており、各感光体11aの周囲には、図示しない、帯電器、LD、現像器を有している。さらに、感光体11aの画像を転写する中間転写ベルト11b、中間転写ベルト11bの画像を用紙に転写する二次転写部11cを有している。
二次転写部11cの下流側の搬送経路13には、定着器11dが配置されている。
上記した感光体11a、図示しない帯電器、LD、現像器、中間転写ベルト11b、二次転写部11c、定着器11dなどによって画像形成部11が構成されている。なお、画像形成部としては、単色で画像形成を行うものであってもよく、単色のみが印刷可能な画像形成部であってもよい。
また、搬送経路13では、定着器11dの下流側でストレート側から分岐した反転搬送経路13aを有している。反転搬送経路13aは、退避搬送経路13bが分岐した以降の下流側では、画像形成部11の上流側で搬送経路13に合流している。
用紙を反転して画像形成部11に環流する場合、反転搬送経路13aから一旦退避搬送経路13bに送った後、逆走して下流側の反転搬送経路13aに送り、画像形成部11の上流側で搬送経路13に合流させて用紙の裏面側への画像形成を行う。
上記した画像形成部11、本体給紙部12、給紙部40、搬送経路13、反転搬送経路13aなどは図2に示すプリンタ部150を構成する。
装置本体10には、制御部100を有している。制御部100は、画像形成システム1全体を制御するものであり、CPUやCPUで実行されるプログラム、パラメータや作業領域となる記憶部などによって構成される。制御部100におけるプログラムには本発明の画像形成プログラムが含まれる。
装置本体10と後処理装置30との間に、用紙の搬送経路に沿って検査装置20を備えている。
検査装置20は、上流側が装置本体10の搬送経路13に接続され、下流側が後処理装置30の搬送経路33に接続された搬送経路23を有している。
搬送経路23の中途の上流側には、用紙の下方側の面の画像を読み取る画像読取部24が備えられており、読取り結果を制御部100に送信する。画像読取部24はラインセンサーでもよく、また、ポイントで画像を読取る測色機などであってもよい。
画像読取部24よりも下流側の搬送経路23には、用紙の上方側の面の画像を読取る画像読取部25が備えられており、読取結果を制御部100に送信する。画像読取部25はラインセンサーでもよく、また、ポイントで画像を読み取る測色機などであってもよい。
後処理装置30では、検査装置20の搬送経路23に連なる搬送経路33を有している。搬送経路33は、ストレート側では第1排紙部31に連なっており、分岐側で後処理部34を経て第2排紙部32に連なっている。
搬送経路23を搬送される用紙は、画像読取部24、25を通過した後、後処理装置30の搬送経路33に送られて、後処理を行うことなく、第1排紙部31に排紙するか、後処理部34で所定の後処理が行われて第2排紙部32に排紙する。後処理部34では複数の後処理を行うものであってもよい。
後処理部34では所定の後処理は実行される。後処理としては、ステープル、パンチ、冊子、中綴じ、断裁処理などの適宜の処理が挙げられる。断裁処理を有する後処理部は、本発明の断裁装置に相当する。また、後処理を行わない用紙は第1排紙部31に排紙される。後処理部34を経た用紙は、束として第2排紙部32に排紙される。
また、画像形成装置外に、オフラインで断裁装置を備えるものであってもよい。
図2に、画像形成システム1の制御ブロック図を示す。
装置本体10は、制御ブロック110とスキャナ部130と操作部140とプリンタ部150とを有し、さらに、ネットワーク3を通して端末PCなどの外部機器4から入力される画像データを処理し、またはスキャナ部130で得た画像データを、ネットワーク3を通して外部機器4などに転送可能にする画像処理部(プリント&スキャナコントローラ)160とを備えている。
制御ブロック110には、画像処理部(プリント&スキャナコントローラ)160に接続されたPCIバス112を有しており、該PCIバス112にDRAM制御IC111が接続されている。DRAM制御IC111には、画像メモリ(DRAM)120が接続されている。画像メモリ(DRAM)120には、圧縮画像データを格納するための圧縮メモリ121と、画像形成前にプリント対象の非圧縮画像データを一時的に格納するための伸長メモリ122とを有している。
また、DRAM制御IC111には、ハードディスク(HDD)部123が接続されており、該ハードディスク(HDD)部123には、スキャナ部130で取得した画像データや画像処理部(プリント&スキャナコントローラ)160に接続された外部機器4などにより生成された画像データ等を保存することができる。
上記画像処理部(プリント&スキャナコントローラ)160で取得される画像データやハードディスク(HDD)部123に格納された画像データは、プリント動作に伴ってPCIバス112を通してDRAM制御IC111へと送信される。
外部機器4は、外部機器4全体を制御する外部制御部400を有しており、操作キー420と操作画面410とを備えている。外部制御部400は、CPUとCPU上で動作するプログラムとを有している。外部機器4は、管理装置として画像形成装置または画像形成システムを制御するものであってもよい。この場合、操作キー420と操作画面410は、操作部に相当することになる。また、この際の外部制御部400のハードウェアは本発明の制御部として機能することができる。
また、制御ブロック110には、制御CPU113を備えており、制御CPU113にDRAM制御IC111が接続されている。
また、制御CPU113には、ROMで構成され、制御CPU113を動作させるためのプログラム等が格納されたプログラムメモリ(ROM)114と、RAMで構成され、ワークエリアなどとして使用されるシステムメモリ(RAM)116と、フラッシュメモリなどにより構成される不揮発メモリ115と、が接続されている。
不揮発メモリ115には、装置本体10の初期設定情報や、プロセス制御パラメータ等の機械設定情報、後処理設定、用紙情報データ、トレイ設定情報、断裁位置の判定エリア、トンボに関する、画像形成する記録媒体のサイズ、画像データ、仕上がり寸法(横方向、および縦方向)、原稿印字開始位置(横方向、および縦方向)、折り位置、コーナートンボに関わる、形状種別、トンボ線色、トンボ線長、トンボ線幅、面付数(横方向、および縦方向)、断裁代(横方向、および縦方向)、センタートンボに関する、有無、形状種別、線色、サイズ、印字位置などを含む複数のトンボのプロファイルが格納され、さらに、トンボのプロファイルと、断裁プロファイルとの相互関連などが格納されている。
制御CPU113は、不揮発メモリ115の不揮発データを読み取り可能であり、また、所望のデータを不揮発メモリ115に書き込むことが可能である。
制御CPU113は、プログラムメモリ(ROM)114に格納されたプログラムにより所定の動作が実行され、上記機械設定情報や印刷設定情報、出力設定などに従って装置本体10や検査装置20、後処理装置30の各部を動作制御する。プログラムは、本発明の制御プログラムとして機能し、移動可能な記憶部に格納されて流通するものであってもよい。
制御CPU113は、プログラムメモリ(ROM)114、システムメモリ(RAM)116、不揮発メモリ115などとともに本発明の制御部を構成し、ジョブの実行、断裁位置の判定、ジョブ実行時に前記プロファイルのうちの1つを適用して、前記プロファイルに対応する基準画像を前記画像に付加して画像形成することができる。
制御CPU113は、ジョブの出力設定や操作指示、設定などを、操作部140を通して行うことができる。
スキャナ部130は、光学読み取りを行うCCD131と、スキャナ部130全体の制御を行うスキャナ制御部132とを備えている。スキャナ制御部132は、制御CPU113とシリアル通信可能に接続されている。また、CCD131は、CCD131で読み取った画像データを処理する読み取り処理部117に接続され、読み取り処理部117は、DRAM制御IC111に制御可能に接続されている。
読み取り処理部117は、CCD131から入力されたアナログ画像信号に、アナログ信号処理、A/D(Analog to Digital)変換処理、シェーディング処理等の各種処理を施し、デジタル画像データを生成して、圧縮・伸長IC125に出力する。
また、制御CPU113には、ADF制御部135が制御可能に接続されており、ADF制御部135によって流し込みtype自動原稿給送装置(ADF)14が制御される。
スキャナ部130では、装置本体10の上部プラテンガラスに置かれた原稿や、流し込みtype自動原稿給送装置(ADF)14で自動搬送される原稿の画像を読み取る。
操作部140は、表示部と操作部とを兼ね、タッチパネルを有するLCD141と、操作部全体を制御する操作部制御部142とを備えており、操作部制御部142は制御CPU113にシリアル通信可能に接続されている。
操作部140では、制御CPU113の制御を受けて、LCD141によって、装置本体10における出力条件設定や動作制御条件などの機械設定入力、各給紙トレイの用紙情報(サイズ、紙種)の設定入力、後処理設定、トンボプロファイルや断裁プロファイルの設定、メッセージなどの所望の情報等の表示などが可能になっている。
前記DRAM制御IC111には、画像データを圧縮または伸長することができる圧縮・伸長IC125が接続されている。DRAM制御IC111は、制御CPU113からの指示に従って、圧縮・伸長IC125による画像データの圧縮処理及び圧縮画像データの伸長処理を制御するとともに、画像メモリ(DRAM)120への画像データの入出力制御を行う。
書き込み処理部126は、プリンタ部150のLD151aなどを備える画像形成部11に接続され、画像データに基づいてLD151Aの動作に用いられる書き込みデータを生成する。
プリンタ部150は、プリンタ部150の全体(給紙、画像形成、排紙、後処理、断裁など)を制御するプリンタ制御部152を備えており、プリンタ制御部152は前記制御CPU113にシリアル通信可能に接続されている。プリンタ制御部152は制御CPU113の制御指令に従って動作して、プリンタ部150を制御し、用紙搬送、画像形成などを行う。また、プリンタ制御部152は、圧縮・伸長IC125に圧縮画像データの伸長を指示することができる。
また、プリンタ制御部152には、後処理装置30におけるFNS制御部300に制御可能に接続されている。プリンタ制御部152は、制御CPU113の指令に基づいてFNS制御部300に後処理指示を行うことができ、また、FNS制御部300から後処理装置30における状態情報を取得することができる。FNS制御部300は、後処理装置30全体の制御を行うことができ、搬送経路の切り替えや後処理部34における後処理の制御を行う。FNS制御部300は、CPUやこれを動作させるプログラムなどによって構成することができる。
また、DRAM制御IC111が接続されたPCIバス112には、画像処理部(プリント&スキャナコントローラ)160のDRAM制御IC161が接続されている。画像処理部(プリント&スキャナコントローラ)160は、装置本体10をネットワークプリンタやネットワークスキャナとして使用する場合に、ネットワーク3に接続される外部機器4などから画像データ等を装置本体10で受信したり、スキャナ部130で取得した画像データをネットワーク3に接続される外部機器4などに送信したりするものである。
画像処理部(プリント&スキャナコントローラ)160では、DRAM制御IC161に、DRAMなどで構成される画像メモリ162が接続されている。また、画像処理部(プリント&スキャナコントローラ)160では、共通バスにDRAM制御IC161と、画像処理部(プリント&スキャナコントローラ)160全体の制御を行うコントローラ制御CPU163、LANインターフェース165が接続されている。LANインターフェース165は、ネットワーク3に接続されている。LANインターフェース165は、この実施形態では、通信部に相当する。
また、制御CPU113には、IO128が接続されており、画像形成装置内外の各種センサーなどの信号が取得可能になっており、例えば画像読取部24、25に対する制御信号の送信や、画像読取部24、25からの画像読取り結果の取得を行うことができる。
次に、上記画像形成装置の基本的動作について説明する。
まず、画像形成装置において画像データを蓄積する手順について説明する。
第1に画像形成装置において、スキャナ部130で画像を読み取り画像データを生成する場合について説明する。スキャナ部130において原稿からCCD131により画像を光学的に読み取る。この際には、画像制御CPU111から指令を受けるスキャナ部制御部132によってCCD131の動作制御を行う。原稿の読み取りは、流し込みtype自動原稿給送装置(ADF)14によって原稿を給送しつつ行ってもよく、また、プラテンガラス上に原稿を置いて行ってもよい。
制御CPU113はプログラムによって動作し、操作部140による操作に基づいてスキャナ部130への指令を発行する。CCD131で読み取られた画像は、読み取り処理部117でデータ処理がなされ、データ処理された画像データは、DRAM制御IC111を介して圧縮・伸長IC125に送られて所定の方法によって圧縮される。圧縮されたデータは、DRAM制御IC111を介して圧縮メモリ121に格納される。また、HDD123に格納する場合は、圧縮メモリ121に一旦格納したデータを、DRAM制御IC111を介してHDD123に送る。
この他に画像データは、ネットワーク3を介して画像形成装置に入力される。上記画像データとしては、例えば外部機器4などのアプリケーションプログラム等により生成されたものや他の画像形成装置により生成されたものが挙げられる。該データは、ネットワーク3、LANインターフェース165を介して画像処理部(プリント&スキャナコントローラ)160で受信され、DRAM制御IC161によって画像メモリ162に一旦格納される。上記画像メモリ162に格納されたデータは、PCIバス112を介してDRAM制御IC111に転送され、伸長メモリ122に一旦格納される。伸長メモリ122に格納されたデータは、DRAM制御IC111を介して圧縮・伸長IC125に送られて圧縮処理され、DRAM制御IC111を介して圧縮メモリ121に格納される。HDD123に格納する場合は、圧縮メモリ121に一旦格納したデータを、DRAM制御IC111を介してHDD123に送る。
次に、画像形成装置で画像出力を行う場合、HDD123に格納されたデータは、DRAM制御IC111を介して圧縮メモリ121に一旦格納する。圧縮メモリ121に格納されているデータは、DRAM制御IC111を介して圧縮・伸張IC125に送出してデータを伸張する。伸張したデータはDRAM制御IC111を介して書き込み処理部126に送出して書き込みデータを生成し、LD部151aにおいて感光体151bへの書き込みを行う。
プリンタ部150では、画像制御CPU111の指令を受けたプリンタ制御部152によって本体給紙部12、給紙部40、搬送経路13などの各部の制御が行われる。プリンタ部150において、画像形成、用紙への転写、定着、搬送路による後処理装置30への搬送、後処理装置30での後処理などが順次行われて印刷出力が行われる。図1では、用紙P0〜P3が順次搬送されて、画像形成部11での印刷および搬送が行われていることが示されている。
また、外部機器4は、管理装置として画像形成装置または画像形成システムを制御することができ、管理装置において、トンボプロファイルや断裁プロファイルを適用して、画像形成を行うことができる。この場合、外部制御部は、本発明の制御部として機能し、外部制御部で動作するプログラムは、本発明の画像形成プログラムとして機能する。
さらに、装置本体10では、検査装置20の画像読取部24または/および画像読取部25で読み取った画像読取り結果を、IO128を通して制御CPU113で取得することができ、画像読取り結果から、正解画像の比較によって、出力のヤレ判定などを行うことができる。
トンボは、画像形成装置の画像処理部(プリント&スキャナコントローラ)160においては、外部から送信される画像を印刷用の画像に変換する際に、画像データにトンボの画像データを合成する画像合成処理を行うことができ、また、画像形成部11で画像を形成する際に、トンボ用の画像を印刷するようにしてもよい。また、予めトンボが印刷された用紙を用いるようにしてもよい。
ジョブの画像に基準画像としてトンボを印刷する例を図3に基づいて説明する。
用紙Pには、画像を形成する原稿領域50が設定され、原稿印字開始位置(横方向・縦方向)が設定される。原稿領域50内にイメージ画像51が形成される。
これらの設定は制御部によって行われる。
トンボのプロファイルとしては、用紙Pのサイズ、原稿印字開始位置、断裁代(横方向・縦方向)などを含んでいる。
次に、トンボの例を図4に示す。
タイプ1のコーナートンボは、原稿領域に対し、外側に位置して縦横の線が直交した指示線C1と、その内側にあって、指示線C1に平行で、交点付近で線を除いた指示線C2とを有している。
タイプ2のコーナートンボは、縦の線が外側にあり、横の線が内側にある指示線C3と、縦の線が内側にあり、横の線が外側にある指示線C4とを有し、指示線C3の縦線と指示線C4の横線とが交差している。
タイプ3のコーナートンボは、一つの縦線と一つの横線からなり、縦線と横線の直交部付近で線を除いた指示線C5を有している。
次に、トンボの設定でエラーとなる場合について図5に基づいて説明する。
用紙Pでは、原稿領域が定められ、これに応じて、原稿領域+トンボ領域と、原稿領域+断裁代が定められる。仮に、原稿領域+断裁代の領域が用紙に収まらなければ、断裁代が確保できないのでエラーとする。用紙のサイズが小さく、断裁代まで画像形成できない場合は正確に断裁するためのトンボを画像形成できない。
また、別の例では、図6に示すように、原稿領域+トンボの領域が用紙に収まらない場合でも、断裁代が収まれば、断裁代を確保することができるのでエラーとしない。この場合、トンボは一部画像が形成されないことになる。
サイズが小さく、トンボの一部が用紙からはみ出る場合でも、断裁代まで画像形成できれば、トンボに沿って裁断は可能である。
判定は用紙の隅部で行うことができ、通常は4隅で判定される。
図7は、トンボプロファイルと、断裁プロファイルの相互の関連を保持する例を示している。トンボプロファイルと、断裁プロファイルとのいずれか一方を生成すると、一方のプロファイルをもとに他方のプロファイルを生成することができる。
インラインの断裁装置を使用して断裁する場合は、トンボプロファイルを使用してトンボを画像形成し、オフラインの断裁装置を使用して断裁する場合は、画像形成装置はトンボプロファイルを使用してトンボを付加する。このとき、断裁プロファイルとトンボファイルは相互関連を持つ。
ジョブ実行中にユーザー操作あるいは断裁装置の故障の検知で、適用している断裁プロファイルと相互関連を持つトンボプロファイルを適用し、かつ断裁動作からトンボ付加に切り替えることができる。このときユーザーへの確認を行うのが望ましい。確認は、操作部に表示を行って、切り替えの操作を促すようにして行うことができる。
図8のトンボプロファイルの設定例を示すものであり、トンボプロファイル1〜3が設定されている。設定内容として、トンボ共通、折りトンボ、コーナートンボ、センタートンボの内容が示されている。
トンボ共通では、縦方向、横方向における原稿印字開始位置、断裁代、仕上がり寸法および面付数が設定されている。
折りトンボでは、いくつめかの印字毎に、印字の有無、縦方向の印字位置の設定が可能になっている。
コーナートンボでは、印字の有無、形状種別、トンボ線色、トンボ線長、トンボ線幅の設定が可能になっている。
センタートンボでは、印字の有無、形状種別、トンボ線色、縦方向および横方向のトンボ線長、トンボ線幅、断裁代からの位置の設定が可能になっている。
設定内容のうち、面が一つの裁断を前提にすると、コーナートンボのために最低限の設定値として、仕上がり寸法(横方向および縦方向)、原稿印字開始位置(横方向および縦方向)が挙げられる。
追加的な設定としては、コーナートンボに関わる、形状種別と、トンボ線色と、トンボ線長と、トンボ線幅と、面付数(横方向、および縦方向)と、断裁代(横方向、および縦方向)とが挙げられる。
また、画像形成する記録媒体のサイズと、前記仕上がり寸法(横方向、および縦方向)と、前記原稿開始位置(横方向、および縦方向)と、前記断裁代(横方向、および縦方向)とから、面付数(記録媒体長方向、および記録媒体幅方向)を算出することを可能にする。例えば、使用する用紙のサイズに合わせて名刺の面付数を算出する。
図9は、トンボプロファイルをもとに断裁プロファイルを生成する例を説明する図である。
生成元であるトンボプロファイルは、図8で説明したプロファイルと同様の設定項目を有している。このトンボプロファイルから生成される断裁プロファイルは、設定項目として、縦方向および横方向の原稿印字開始位置、ドブ断ち幅、歯牙離寸法および面付数があり、さらにクリース毎の有無および縦方向位置が設定可能になっている。
これらは相互関連付けをして記憶部に格納することができる。
図9では、原稿の印刷位置が同じになるように、断裁プロファイルのドブ断ち幅については、トンボプロファイルの断裁代とトンボ線長の和としているが、用紙の無駄を少なくするために、ドブ断ち幅を小さくしてもかまわない。
図10は、断裁プロファイルをもとにトンボプロファイルを生成する例を説明する図である。
生成元である断裁プロファイルおよび生成先であるトンボプロファイルは、図9で説明した設定項目を有している。これらは相互関連付けをして記憶部に格納することができる。
図10では、断裁代としてデフォルト値(3mm)としているが、生成時、あるいは事前の設定でユーザー変更可能であっても構わない。ユーザーによる変更は操作部などを介して行うことができる。
また、断裁プロファイルには、センタートンボに相当する情報が無いため、断裁プロファイルからトンボプロファイルを生成するに際して印字しない設定にしているが、必要に応じて、生成時、あるいは事前にユーザーが設定可能であっても構わない。設定は操作部などにより行うことができる。
次に、ジョブ設定時のトンボプロファイル適用の手順について、図11に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、以下の手順は、制御部の制御によって実行される。
[1]画像形成装置は、ユーザーのジョブ設定を受け付ける(ステップs101)
[2]画像形成装置は、ユーザーのジョブ設定が完了したかどうか(ユーザーが完了操作をしたかどうか)を判断する(ステップs102)。ユーザーのジョブ設定が完了していなければ(ステップs102、No)、再度、ユーザーのジョブ設定を受け付ける(⇒ステップs101)
[3]ユーザーのジョブ設定が完了していれば(ステップs102、Yes)、画像形成装置は、ユーザーが設定したジョブ設定にトンボプロファイルの適用があるかを確認する(S103)。
トンボプロファイルの適用がなければ(ステップs103、No)、トンボプロファイルに関係しないその他のエラーのチェックを行う(ステップs108)。なお、トンボプロファイルに関係しないその他のエラーとしては、例えば使用する後処理装置が選択した用紙サイズに対応していない等があり、その種別は問わない。
[4] 画像形成装置は、ジョブ設定にトンボプロファイルが適用されていれば(ステップs103、Yes)、用紙サイズと、トンボプロファイルとから、トンボがすべて用紙上に画像形成可能かを判定する(ステップs104)。トンボがすべて用紙上に画像形成可能であれば(ステップs104、Yes)、トンボプロファイルに関係しないその他のエラーのチェックを行う(ステップs108)。
[5] 画像形成装置は、トンボがすべて用紙上に画像形成可能でなければ(ステップs104、No)、用紙サイズと、トンボプロファイルとから、トンボの断裁代を示す部分までの画像形成が可能かどうかを判定する(ステップs105)。断裁代を示す部分まで画像形成が可能であれば(ステップs105、Yes)、画像形成装置は、トンボの一部が画像形成されない旨の表示を行い(ステップs106)、トンボプロファイルに関係しないその他のエラーのチェックを行う(ステップs108)。
[6] 画像形成装置は、断裁代を示す部分まで画像形成が不可能であれば(ステップs105、No)、トンボを画像形成できない旨のエラーを記憶し(ステップs107)、トンボプロファイルに関係しないその他のエラーを確認する(ステップs108)。
[7] ステップs108の後に、画像形成装置は、1つ以上のエラーが発生しているかを確認し(ステップs109)、1つ以上のエラーが発生していれば(ステップs109)、エラーの表示を行い(ステップs110)、ユーザーのジョブ設定の受け付けを繰り返す(ステップs101)。エラーの発生がなければ(ステップs109、No)、ジョブの設定を完了する。
次に、ジョブ実行中の断裁⇒トンボ画像形成への切り替えを行う手順を図12のフローチャートに基づいて説明する。以下の手順は、制御部の制御によって実行される。
[1] インラインで断裁装置と検査装置が接続された画像形成装置は、投入されたジョブについて、1ページのラスタライズを行う(ステップs201)
[2]画像形成装置は、ラスタライズした画像データを検査装置に送信する(ステップs202)
[3]画像形成装置は、ラスタライズした画像データをもとに画像形成を実施し、画像形成済の用紙を検査装置に搬送する(ステップs203)
[4]検査装置は、搬送された画像形成済の用紙をスキャンした画像と、画像形成装置より受け取った画像データ(正解画像)とを比較し、搬送された画像形成済の用紙に汚れや画像形成不良がないかを検査し(ステップs204)、検査結果を判定する(ステップs205)。検査装置での検査結果に問題なければ(ステップs205、Yes)、検査装置は、断裁装置に用紙を搬送し、断裁を実施する(ステップs206)。
ジョブ実行中に、断裁動作(画像形成しない)からトンボ(コーナートンボ、折りトンボ)の画像形成に切り替えるとともに、ヤレ検の正解画像を更新している。)
[5]検査装置での検査結果に問題があれば(ステップs205、No)、画像形成済の用紙を搬送に従って排紙(正常に画像形成された場合とは別の排紙箇所に排紙する)し、再度画像形成を実施する(⇒ステップs203)。このとき、再度の画像形成を実施せず、ジョブの中断としてもよく、その後の対処は問わない。
[6]画像形成装置は、断裁実施(ステップs206)後、断裁装置での断裁時に故障および/またはエラー(機器の故障を要因としない異常動作)の検出を判定し(ステップs207)、断裁時にエラー、および故障が発生しなかった場合は、画像形成装置はジョブの完了を確認し(ステップs208)、ジョブに含まれるすべてのページの処理が完了したと判断すれば(ステップs208、Yes)、ジョブを終了する。また、ジョブが完了していなければ(ステップs208、No)、次のページのラスタライズを実施する(⇒(ステップs201)。
[7]画像形成装置は、断裁装置での断裁時にエラーのみ検出され、故障が検出されなかった場合は、搬送に従って排紙(正常に画像形成された場合とは別の排紙箇所に排紙する)し、再度画像形成を実施する(⇒ステップs203)。このとき、再度の画像形成を実施せず、ジョブの中断としてもよく、その後の対処は問わない。
[8]断裁時に断裁装置の故障が検出されていれば、断裁装置が故障した旨のエラー表示を行い(ステップs209)、給紙・画像形成を停止し、搬送に従って排紙(正常に画像形成された場合とは別の排紙箇所に排紙する)し(ステップs210)、排紙完了後、断裁からトンボを付加しての画像形成に切り替え可能かを判定する(ステップs211)。トンボを付加しての画像形成が不可であれば(ステップs211、No)、ジョブを終了(エラー終了)する。
[9]トンボを付加しての画像形成が可能であれば(ステップs211、Yes)、画像形成装置は、断裁トンボを付加しての画像形成に切り替えてジョブを続行するかをユーザーに確認する(ステップs212)。
[10]画像形成装置は、ユーザーが、トンボを付加しての画像形成に切り替える選択したかを確認する(ステップs213)。トンボを付加しての画像形成に切り替えることを選択しなかった場合は(ステップs213、No)、ジョブを終了(エラー終了)する。
[11]ユーザーが、トンボを付加しての画像形成に切り替えてジョブを続行する旨を選択した場合(ステップs213、Yes)、画像形成装置は、トンボを付加しての画像形成を行うモードに変更(ステップs214)し、また、検査装置にトンボの付加を通知し(ステップs215)、ジョブを続行する(ステップs203へ)。検査装置に対しては、トンボが付加される旨を通知してもよいし、トンボが付加された正解画像が通知されてもよいし、その方式は問わない。
以上、本発明について、上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明の技術的範囲が上記説明の内容に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りは、上記実施形態に対する適宜の変更が可能である。
1 画像形成システム
3 ネットワーク
4 外部機器
10 装置本体
11 画像形成部
20 検査装置
30 後処理装置
50 原稿領域
100 制御部
115 不揮発メモリ
140 操作部

Claims (22)

  1. ジョブに基づいて画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、基準画像の複数のプロファイルを取得して、ジョブ実行時に前記プロファイルのうちの1つを適用して、前記プロファイルに対応する基準画像を前記画像に付加して画像形成することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記プロファイルを記憶する記憶部を有する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記基準画像がトンボである請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記プロファイルが、仕上がり寸法(横方向、および縦方向)と、原稿印字開始位置(横方向、および縦方向)と、を少なくとも含む設定の組み合わせからなる請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記トンボのプロファイルがさらに、コーナートンボに関わる、形状種別と、トンボ線色と、トンボ線長と、トンボ線幅と、面付数(横方向、および縦方向)と、断裁代(横方向、および縦方向)と、を少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項3または4に記載の画像形成装置。
  6. 前記トンボのプロファイルがさらに、少なくとも、画像形成する記録媒体のサイズと、前記仕上がり寸法(横方向、および縦方向)と、前記原稿開始位置(横方向、および縦方向)と、前記断裁代(横方向、および縦方向)とから、面付数(記録媒体長方向、および記録媒体幅方向)を算出することを可能にする設定を含むことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記トンボのプロファイルがさらに、センタートンボの有無、形状種別、線色、サイズ、印字位置の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記トンボのプロファイルがさらに、1つ以上の折り位置を含むことを特徴とする請求項3〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、前記トンボプロファイルと、画像形成する記録媒体のサイズと、の選択時に、前記トンボのプロファイルに含まれる仕上がり寸法(横方向、および縦方向)と、原稿印字開始位置(横方向、および縦方向)と、形状種別と、断裁代(横方向、および縦方向)と、画像形成する記録媒体サイズ(横方向、および縦方向)と、から、前記画像形成装置が画像形成する記録媒体上に、断裁代まで含んでコーナートンボを隅部に画像形成できるかを判定し、コーナートンボが断裁代まで含んで隅部に画像形成できない場合は、エラーとすることを特徴とする請求項3〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、前記トンボのプロファイルに含まれる仕上がり寸法(横方向、および縦方向)と、原稿印字開始位置(横方向、および縦方向)と、形状種別と、断裁代(横方向、および縦方向)と、トンボ線長と、画像形成する記録媒体のサイズ(横方向、および縦方向)と、から、前記画像形成装置が、画像形成する記録媒体上に、コーナートンボを断裁代まで含んで隅部に画像形成できるが、トンボを構成する線の一部が記録媒体外となるかを確認し、コーナートンボを断裁代まで含んで隅部に画像形成できるが、トンボを構成する線の一部が用紙外となる場合は、トンボを構成する線のうち、記録媒体外となる部分を画像形成しないことを特徴とする請求項3〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置が、前記画像形成装置が制御する断裁装置と接続されている画像形成システム。
  12. 前記画像形成装置が、前記断裁装置のための断裁設定の組み合わせである断裁プロファイルを1つ以上保持し、さらに、前記断裁プロファイルをユーザーが作成すると、前記断裁設定の作成内容をもとに前記トンボのプロファイルを生成することを特徴とする請求項11記載の画像形成システム。
  13. 前記画像形成装置が、前記断裁プロファイルをユーザーが作成したことに基づいて生成したトンボのプロファイルと、前記断裁プロファイルと、の相互関連を保持することを特徴とする請求項11または12に記載の画像形成システム。
  14. 前記画像形成装置が、前記トンボのプロファイルをユーザーが作成すると、前記トンボのプロファイルの作成内容をもとに前記断裁プロファイルを生成することを特徴とする請求項11〜13のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  15. 前記画像形成装置が、前記トンボプロファイルをユーザーが作成したことに基づいて生成した断裁プロファイルと、前記トンボプロファイルと、の相互関連を保持することを特徴とする請求項11〜14のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  16. 前記画像形成装置が、トンボプロファイルと、断裁プロファイルと、の相互関連を設定するユーザーインタフェースを備えることを特徴とする請求項14または15に記載の画像形成システム。
  17. 前記画像形成装置が、ジョブ実行にあたって、断裁プロファイルを設定された場合、前記断裁装置を使用する場合は、前記断裁プロファイルを適用して断裁を行い、前記断裁装置を使用しない場合は、前記断裁プロファイルとの相互関連を持つ前記トンボのプロファイルを適用して、トンボを画像形成することを特徴とする請求項11〜16のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  18. 前記画像形成装置がジョブ実行にあたって、前記トンボプロファイルを設定された場合、前記断裁装置を使用しない場合は、前記トンボプロファイルを適用して、トンボを画像形成し、前記断裁装置を使用する場合は、前記断裁プロファイルとの相互関連を持つ前記断裁プロファイルを適用して断裁を行うことを特徴とする請求項11〜17のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  19. 前記画像形成装置が、前記断裁プロファイルを適用し、前記断裁装置を使用して、断裁を行うジョブ実行中に、前記断裁装置を使用しなくなった場合に、前記断裁プロファイルと相互関連を持つトンボのプロファイルを適用し、トンボを付加して画像形成することを特徴とする請求項11〜18のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  20. 前記画像形成装置が、前記断裁プロファイルと相互関連を持つトンボプロファイルを適用し、トンボを付加して画像形成することをユーザーに確認するユーザーインタフェースを備えることを特徴とする請求項19記載の画像形成システム。
  21. 前記画像形成装置が、正解画像と、画像形成済の用紙を読み取った画像とを比較して検品する検査装置を備え、ジョブ実行中に前記裁断装置の使用を取りやめ、かわりにトンボを付加して画像形成する場合は、前記検品部に正解画像の通知を行うことを特徴とする請求項11〜20のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  22. ジョブに基づいて画像を形成する画像形成装置の制御部で実行されるプログラムであって、
    前記プログラムは、前記制御部に対し、基準画像の複数のプロファイルを取得するステップと、ジョブ実行時に前記プロファイルのうちの1つを適用して、前記プロファイルに対応する基準画像を付加して画像形成するステップと、を有することを特徴とする画像形成プログラム。
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