JP2020184258A - 情報処理装置、タッチパネル装置、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、タッチパネル装置、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】タッチ操作の誤判定を抑制できる情報処理装置、タッチパネル装置及びプログラムを提供する。【解決手段】タッチパネル装置において、情報処理装置のタッチパネル用コントローラは、表示装置の表示領域に設けられたタッチパネルから検出値を表示領域内の座標について取得する取得部と、検出値と基準値との差分が所定範囲を外れる連続時間が時間閾値を超えること又は差分が所定範囲を外れる頻度が頻度閾値を超えることに応じて、タッチ閾値を調整または基準値を調整して差分を平準化する処理部と、検出値と基準値との差分が調整されたタッチ閾値を超えたか否かに応じて、検出値の座標に対するタッチ操作の有無を判定する判定部とを有する。【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置、タッチパネル装置、及びプログラムに関する。
表示装置の表示領域に設けられたタッチパネルから検出値(例えば、タッチパネル装置が静電容量方式の場合には容量値)を表示領域内の複数の座標について取得する情報処理装置では、現在の検出値と、初期設定時の検出値に基づいて定められた基準値との差分がタッチ閾値を超えたか否かに応じて、現在の検出値の座標に対するタッチ操作の有無を判定することがある。
特開2011−76484号公報
しかしながら、情報処理装置において、タッチ操作が行われていない座標に対してタッチ操作が有りと判定されるなど、タッチ操作が誤判定される可能性がある。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、タッチ操作の誤判定を抑制できる情報処理装置、タッチパネル装置、及びプログラムを提供することを目的とする。
本願の開示する情報処理装置は、一つの態様において、表示装置の表示領域に設けられたタッチパネルから検出値を前記表示領域内の座標について取得する取得部と、前記検出値と基準値との差分が所定範囲を外れる連続時間が時間閾値を超えること、又は、前記差分が前記所定範囲を外れる頻度が頻度閾値を超えることに応じて、タッチ閾値を調整または前記基準値を調整して前記差分を平準化する処理部と、前記検出値と前記基準値との差分が前記調整されたタッチ閾値を超えたか否かに応じて、前記検出値の座標に対するタッチ操作の有無を判定する判定部とを有する。
本願の開示するタッチパネル装置は、一つの態様において、表示装置と、前記表示装置の表示領域に設けられたタッチパネルと、前記タッチパネルから検出値を前記表示領域内の座標について取得する取得部と、前記検出値と基準値との差分が所定範囲を外れる連続時間が時間閾値を超えること、又は、前記差分が前記所定範囲を外れる頻度が頻度閾値を超えることに応じて、タッチ閾値を調整または前記基準値を調整して前記差分を平準化する処理部と、前記検出値と前記基準値との差分が前記調整されたタッチ閾値を超えたか否かに応じて、前記検出値の座標に対するタッチ操作の有無を判定する判定部とを有する。
本願の開示するプログラムは、一つの態様において、表示装置の表示領域に設けられたタッチパネルから検出値を前記表示領域内の座標について取得する取得ステップと、前記検出値と基準値との差分が所定範囲を外れる連続時間が時間閾値を超えること、又は、前記差分が前記所定範囲を外れる頻度が頻度閾値を超えることに応じて、タッチ閾値を調整または前記基準値を調整して前記差分を平準化する処理ステップと、前記検出値と前記基準値との差分が前記調整されたタッチ閾値を超えたか否かに応じて、前記検出値の座標に対するタッチ操作の有無を判定する判定ステップとをコンピュータに実行させる。
本願の開示する情報処理装置の一つの態様によれば、タッチ操作の誤判定を抑制できる。
図1は、実施形態にかかる情報処理装置を含むタッチパネル装置の構成を示す図である。 図2は、実施形態におけるタッチパネルの構成を示す図である。 図3は、実施形態におけるタッチパネル用コントローラの構成を示す図である。 図4は、実施形態における非タッチ状態の検出値と基準値との差分を示す図である。 図5は、実施形態にかかるタッチパネル装置の動作を示すフローチャートである。 図6は、実施形態における初期設定時のタッチ閾値設定情報のデータ構造を示す図である。 図7は、実施形態におけるタッチ閾値の調整処理を示すフローチャートである。 図8は、実施形態におけるタッチ閾値の調整を示す図である。 図9は、実施形態における調整後のタッチ閾値設定情報のデータ構造を示す図である。 図10は、実施形態の第1の変形例におけるタッチ閾値の調整を示す図である。 図11は、実施形態の第2の変形例におけるタッチ閾値の調整処理を示すフローチャートである。 図12は、実施形態の第3の変形例におけるタッチ閾値の調整処理を示すフローチャートである。 図13は、実施形態の第3の変形例における検出値と基準値との差分の平準化を示す図である。 図14は、実施形態の第3の変形例における検出値と基準値との差分の平準化を示す図である。 図15は、実施形態の第4の変形例における検出値と基準値との差分の平準化を示す図である。 図16は、実施形態の第5の変形例におけるタッチ閾値の調整処理を示すフローチャートである。 図17は、実施形態の第5の変形例における検出値と基準値との差分の平準化及びタッチ閾値の調整を示す図である。 図18は、実施形態の第6の変形例におけるタッチ閾値の調整処理を示すフローチャートである。
以下に、本願の開示するタッチパネル装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により開示技術が限定されるものではない。また、実施形態において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
(実施形態)
実施形態にかかるタッチパネル装置は、例えば、スマートフォン、タブレット装置、パーソナルコンピュータなどの端末である。タッチパネル装置では、操作性の向上のために、表示装置(例えば、LCD(Liquid Crystal Display))の表示領域にタッチパネルを設けることが要求され得る。すなわち、表示装置の表示部に対して所定のギャップを介してタッチパネルが重ね合わされる。タッチパネルの表面は、表示部からの画像が表示される表示領域と操作のためのタッチ領域とを兼ねる。
タッチパネル装置において、静電容量方式のタッチパネルが用いられた場合、他の方式(例えば、抵抗膜方式)のタッチパネルが用いられた場合に比べて、優れたタッチ検出の感度を実現可能である。タッチ領域への軽い接触をタッチ操作として検出可能であるなど、高感度で軽快な操作性を実現可能である。その反面、タッチ操作が行われていない座標に対してタッチ操作が有りと判定されるなど、タッチ操作が誤判定されることがある。
例えば、タッチパネル装置では、可搬性の向上のために、薄型軽量化が要求され得る。タッチパネル装置の薄型軽量化が進むと、タッチパネル装置を持ち運んで使用するシチュエーションが多くなる。このため、タッチパネル装置を変形させる力(例えば、歪ませる力)がかかるシチュエーションが増え、また、薄型軽量化によって、筐体の強度が少なくなる分タッチパネルへの負荷が増える可能性がある。
タッチパネル装置では、静電容量方式のタッチパネルから容量値を表示領域内の複数の座標について取得する情報処理装置が設けられ得る。この情報処理装置では、非タッチ状態での初期設定時の検出値に基づいて定められた基準値と現在の検出値との差分がタッチ閾値を超えたことでタッチ操作が有ると判定する。このとき、筐体の変形の影響を受けてタッチパネルと表示装置とのギャップが経時的に変化し面内でばらつくと、面内の座標によっては、非タッチ状態での現在の検出値が初期設定時の基準値から乖離することなどにより、非タッチ状態での現在の検出値と初期設定時の基準値との差分がタッチ閾値を超えることが起こり得る。すなわち、情報処理装置において、タッチ操作が行われていない座標に対してタッチ操作が有りと判定されるなど、タッチ操作が誤判定される可能性がある。
そこで、本実施形態では、情報処理装置において、検出値と基準値との差分が本来の基準値を含む所定範囲を継続的に外れる場合に変形等の環境変化が発生したとしてタッチ閾値を調整することで、タッチ操作の誤判定の抑制を図る。
具体的には、変形等の環境変化による検出値と初期設定時の基準値との差分(例えば、現在の容量値と初期設定時の容量値との差分)は、タッチ操作による検出値と基準値との差分に比較して、より継続的に値が維持される傾向にある。このため、検出値と基準値との差分が所定範囲を外れる連続時間が時間閾値を超えた場合に、差分が所定範囲を外れたことが、タッチ操作によるものでなく、変形等の環境変化の影響が発生したことによるものであると判断できる。すなわち、タッチ操作と区別した形で、変形等の環境変化の影響の発生を判断でき、それに応じて、タッチ閾値を増加させるなどの調整を行うことができる。例えば、表示領域を複数の部分領域に分割して、この調整を部分領域ごとに行えば、表示領域全体についてタッチ閾値を調整する場合に比べて、タッチパネルの感度の低減を抑制しながらタッチ操作の誤判定を効果的に抑制できる。
より具体的には、情報処理装置4を含むタッチパネル装置1は、図1に示すように構成され得る。図1は、情報処理装置4を含むタッチパネル装置1の構成を示す図である。
図1に示されるように、タッチパネル装置1は、タッチパネル2及び情報処理装置4を有する。情報処理装置4は、タッチパネル用コントローラ41及び制御部42を有する。
タッチパネル装置1は、タッチパネルが設けられた装置であればよく、例えば、スマートフォン、タブレット装置、パーソナルコンピュータなどの端末である。
制御部42は、CPU(Central Processing Unit)421、RAM(Random Access Memory)422、ROM(Read only memory)423を有する。制御部42は、タッチパネル装置1の各部を統括的に制御する。
ROM423は、タッチパネル2を制御するためのプログラムが格納されている。そして、CPU421が、ROM423に格納されていたプログラムを読み出して、RAM422を作業領域として用いることで、様々な機能を実現できる。
表示装置3は、表示部3aを有する。表示装置3は、制御部42からの制御に従って、表示部3aからタッチパネル2の表面2a上に様々な情報を表示させる。
タッチパネル2は、表示装置3の表示領域に設けられたシート状の位置入力装置である。表面2aに垂直な方向をZ方向とし、Z方向に垂直な面内で互いに直交する2方向をX方向及びY方向とすると(例えば、図2参照)、タッチパネル2は、表示装置3の表示部3aに対して所定のギャップを介してZ方向に重ね合わされる。タッチパネル2の表面2aは、表示部3aからの画像が表示される表示領域と操作のためのタッチ領域とを兼ねる。タッチパネル2は、ユーザから押圧されたことに基づいて生じる静電容量の変化を検出する、いわゆる静電容量方式の位置検出装置とする。なお、本実施形態では、静電容量方式のタッチパネル2が用いられる場合について例示するが、他の方式のタッチパネル2が用いられてもよい。
タッチパネル2の表面2aには、例えば、図2に示すように、タッチ操作を検出するための複数の電極(例えば、複数の透明電極)が2次元的に配列され、複数の電極に複数の座標(X1,Y1)〜(X9,Y6)が割り当てられ得る。図2は、タッチパネル2の構成を示す図である。図2では、タッチパネル2の表面2aに9×6個の電極が配列され、それらの電極に9×6個の座標が割り当てられる場合について例示している。
タッチパネル2の表面2aは、それぞれが複数の座標を含む複数の部分領域RG11,RG12,RG13,RG21,RG22,RG23に分割され得る。
部分領域RG11は、複数の座標(X1,Y1)〜(X3,Y1),(X1,Y2)〜(X3,Y2),(X1,Y3)〜(X3,Y3)を含む。部分領域RG12は、複数の座標(X4,Y1)〜(X6,Y1),(X4,Y2)〜(X6,Y2),(X4,Y3)〜(X6,Y3)を含む。部分領域RG13は、複数の座標(X7,Y1)〜(X9,Y1),(X7,Y2)〜(X9,Y2),(X7,Y3)〜(X9,Y3)を含む。部分領域RG21は、複数の座標(X1,Y4)〜(X3,Y4),(X1,Y5)〜(X3,Y5),(X1,Y6)〜(X3,Y6)を含む。部分領域RG22は、複数の座標(X4,Y4)〜(X6,Y4),(X4,Y5)〜(X6,Y5),(X4,Y6)〜(X6,Y6)を含む。部分領域RG23は、複数の座標(X7,Y4)〜(X9,Y4),(X7,Y5)〜(X9,Y5),(X7,Y6)〜(X9,Y6)を含む。
なお、タッチパネル装置1では、タッチ操作を検出するためのタッチ閾値が部分領域RG11〜RG23毎に設定可能となっており、タッチ閾値設定情報422aが予め生成され制御部42のRAM422に格納されている。タッチ閾値設定情報422aは、部分領域を識別する情報とタッチ閾値とが複数の部分領域について対応付けられている。
また、タッチパネル2の表面2aは、長手方向(例えば、図2の場合にはX方向)における両端に、非検出領域ND1,ND2を有していてもよい。非検出領域ND1,ND2には、電極が配されておらず、座標が割り当てられていない。表面2aの長手方向における両端は、筐体の変形の影響を顕著に受ける可能性がある。そのため、表面2aの長手方向における両端に非検出領域ND1,ND2を設けることで、タッチ操作の誤判定を効果的に抑制できる。
タッチパネル2は、座標(X1,Y1)〜(X9,Y6)毎の静電容量を示した信号を検出値としてタッチパネル用コントローラ41に出力する。
タッチパネル用コントローラ41は、タッチパネル2から入力された検出値に基づいて、ユーザによって押圧された座標を示した座標データを、制御部42に出力する。これにより、制御部42は、ユーザから入力された操作に従った制御を実現できる。
タッチパネル用コントローラ41は、CPU、ROM、RAMを少なくとも有する。ROMには、各種ソフトウェアプログラムやこのプログラム用のデータ類が書き込まれている。そして、CPUが、ROMに格納されているソフトウェアプログラムを読み込むことで様々な機能を実現している。また、RAMは、ワーキングメモリとして利用される。
次に、タッチパネル用コントローラ41において実現されている様々なソフトウェア構成について図3を用いて説明する。図3は、タッチパネル用コントローラ41で実現されるソフトウェア構成を示した図である。図3に示されるように、タッチパネル用コントローラ41は、取得部411、処理部412、及び判定部413を有している。
取得部411は、タッチパネル2から検出値を表面2a内の複数の座標(X1,Y1)〜(X9,Y6)について取得する。取得部411は、各検出値をその座標に関連付けた形で処理部412へ供給する。取得部411は、初期設定時に、タッチパネル2から非タッチ状態の検出値を取得し、各検出値をその座標に関連付けた形で処理部412へ供給する。取得部411は、その後の検出時に、タッチパネル2から検出値を取得し、各検出値をその座標に関連付けた形で処理部412へ供給する。
処理部412は、初期設定時に、取得部411で取得された検出値を基準値として座標(X1,Y1)〜(X9,Y6)毎に保持する。処理部412は、その後の検出時に、取得部411で取得された検出値を座標(X1,Y1)〜(X9,Y6)毎に受ける。処理部412は、検出値から基準値を減算することなどにより、検出値と基準値との差分を座標(X1,Y1)〜(X9,Y6)毎に求める。処理部412は、検出値と基準値との差分をその座標に関連付けた形で保持する。また、処理部412は、差分をその座標に関連付けた形で判定部413へ供給する。
例えば、タッチ操作が行われていない非タッチ状態でタッチパネル2から取得された検出値を用いて処理部412で求められる検出値と基準値との差分は、理想的には、図4(a)のようになる。図4(a)は、理想的な場合における非タッチ状態の検出値と基準値との差分を示す図である。図4(a)に示されるように、各座標(X1,Y1)〜(X9,Y6)において、検出値と基準値との差分が略ゼロとなっている。
一方、変形等の環境変化の影響が発生すると、非タッチ状態でタッチパネル2から取得された検出値を用いて処理部412で求められる検出値と基準値との差分は、図4(b)のようになる。図4(b)は、変形等の環境変化の影響が発生した場合における非タッチ状態の検出値と基準値との差分を示す図である。図4(b)に示されるように、各座標(X1,Y1)〜(X9,Y6)において、検出値と基準値との差分が略ゼロからずれてばらついたものとなっている。
この傾向が強くなっていくと、面内の座標によっては、非タッチ状態での現在の検出値が初期設定時の検出値に基づいて定められた基準値から乖離することなどにより、非タッチ状態での現在の検出値と初期設定時の基準値との差分がタッチ閾値を超えることが起こり得る。すなわち、判定部413において、タッチ操作が行われていない座標に対してタッチ操作が有ると判定されるなど、タッチ操作が誤判定される可能性がある。
それに対して、処理部412は、検出値と基準値との差分が所定範囲を外れる連続時間が時間閾値を超えることに応じて、タッチ閾値を調整する。処理部412は、差分が所定範囲を正側に外れる連続時間が時間閾値を超えた場合、タッチ閾値を調整する。処理部412は、差分が所定範囲を正側に外れる連続時間が時間閾値以下である場合、タッチ閾値を調整しない。処理部412は、差分が所定範囲を負側に外れる連続時間が時間閾値を超えた場合、タッチ閾値を調整しない。処理部412は、差分が所定範囲を負側に外れる連続時間が時間閾値以下である場合、タッチ閾値を調整しない。
処理部412は、部分領域RG11〜RG23毎に、タッチ閾値を調整する。例えば、処理部412は、部分領域に含まれる少なくとも1つの座標の差分が所定範囲を正側に外れる連続時間が時間閾値を超えた場合、タッチ閾値を調整してもよい。あるいは、処理部412は、部分領域に含まれる半分以上の個数の座標の差分が所定範囲を正側に外れる連続時間が時間閾値を超えた場合、タッチ閾値を調整してもよい。あるいは、処理部412は、部分領域に含まれる全ての座標の差分が所定範囲を正側に外れる連続時間が時間閾値を超えた場合、タッチ閾値を調整してもよい。
処理部412は、制御部42のRAM422にアクセスし、調整後のタッチ閾値でタッチ閾値設定情報422aを更新する。これにより、判定部413は、調整後のタッチ閾値をその部分領域と対応付けた形でRAM422から読み出す。判定部413は、処理部412から受けた差分を、その差分の座標が含まれる部分領域のタッチ閾値と比較する。すなわち、判定部413は、差分が調整後のタッチ閾値を超えたか否かに応じて、検出値の座標に対するタッチ操作の有無を判定する。判定部413は、差分が調整後のタッチ閾値を超えた場合、タッチ操作が有ると判定し、差分が調整後のタッチ閾値以下である場合、タッチ操作が無いと判定する。
次に、タッチパネル装置1の動作について図5を用いて説明する。図5は、タッチパネル装置1の動作を示すフローチャートである。
タッチパネル装置1において、処理部412は、電源起動時やスタンバイ状態からの電源復帰時などの所定のタイミングにおいて、初期設定を行う(S1)。初期設定において、取得部411は、タッチパネル2の表面2aにおける座標(X1,Y1)〜(X9,Y6)毎に検出値を取得し、処理部412は、その検出値を基準値として保持する。なお、処理部412は、座標(X1,Y1)〜(X9,Y6)毎の基準値を基準値情報として生成し、制御部42のRAM422に格納してもよい。基準値情報は、座標を識別する情報と基準値とが複数の座標について対応付けられている。
さらに、初期設定において、処理部412は、タッチ閾値設定情報422aを生成して制御部42のRAM422に格納する。タッチ閾値設定情報422aは、部分領域を識別する情報とタッチ閾値とが複数の部分領域について対応付けられている。タッチ閾値設定情報422aは、例えば、図6に示すようなデータ構造を有する。図6は、初期設定時のタッチ閾値設定情報422aのデータ構造を示す図である。
タッチ閾値設定情報422aは、図6に示すように、領域識別情報欄422a1及びタッチ閾値欄422a2を含む。領域識別情報欄422a1には、部分領域を識別する情報が記録される。タッチ閾値欄422a2には、領域識別情報欄422a1と関連付けられたタッチ閾値が記録される。タッチ閾値設定情報422aを参照することで、部分領域RG11のタッチ閾値がDth11であることが把握できる。同様に、部分領域RG23のタッチ閾値がDth23であることが把握できる。初期設定時において、各タッチ閾値Dth11〜Dth23は、異なっていてもよいし、共通の値(例えば、デフォルト値Dth)に揃えられていてもよい。
図5に戻って、処理部412は、タッチ閾値の調整タイミングであるか否か判断する(S2)。タッチパネル用コントローラ41は、電源起動時や電源復帰時から所定の周期が経過していれば、タッチ閾値の調整タイミングであると判断してもよく、電源起動時や電源復帰時から所定の周期が経過していなければ、タッチ閾値の調整タイミングでないと判断してもよい。
タッチ閾値の調整タイミングである場合(S2で「Yes」)、取得部411及び処理部412は、タッチ閾値の調整処理(S3)を行う。タッチ閾値の調整処理では、取得部411は、タッチパネル2から検出値を表示領域内の座標について取得する。処理部412は、検出値と基準値との差分が所定範囲を外れる連続時間が時間閾値を超えることに応じて、タッチ閾値を調整する。タッチ閾値の調整処理については、後で詳細に説明する。タッチ閾値の調整タイミングでない場合(S2で「No」)、取得部411及び処理部412は、タッチ閾値の調整処理をスキップする。
取得部411は、タッチパネル2の表面2aにおける座標(X1,Y1)〜(X9,Y6)毎に検出値を取得する(S4)。処理部412は、複数の座標(X1,Y1)〜(X9,Y6)のうち処理対象の座標を選択する。処理部412は、処理対象の座標について検出値と基準値との差分を算出する(S5)。判定部413は、タッチ閾値設定情報422aを制御部42のRAM422から読み出す。判定部413は、タッチ閾値設定情報422aを参照して、差分の座標を含む部分領域のタッチ閾値を特定する。判定部413は、S5で算出された差分とその特定されたタッチ閾値と比較し、差分がタッチ閾値を超えているか否かを判断する(S6)。
判定部413は、差分がタッチ閾値を超えていれば(S6で「Yes」)、処理対象の座標に対してタッチ操作「有」と判断し(S7)、差分がタッチ閾値未満であれば(S6で「No」)、処理対象の座標に対してタッチ操作「無」と判断する(S8)。
処理部412は、複数の座標(X1,Y1)〜(X9,Y6)の全ての座標についてS4〜S7の処理を行ったか否かを判断する(S9)。処理部412は、全ての座標についてS4〜S7の処理を行っていない場合(S9で「No」)、複数の座標(X1,Y1)〜(X9,Y6)のうち未処理の座標を処理対象の座標として選択し、処理をS4へ戻す。処理部412は、全ての座標についてS4〜S7の処理を行った場合(S9で「Yes」)、処理を終了する。
次に、タッチ閾値の調整処理(S3)の詳細について図7を用いて説明する。図7は、タッチ閾値の調整処理(S3)を示すフローチャートである。
タッチパネル装置1において、処理部412は、所定範囲を設定する(S10)。この所定範囲は、本来の基準値(ここでは、略ゼロ)を含み且つタッチ閾値を含まない範囲である。タッチ閾値とゼロとの間の値を+Aとするとき、所定範囲は、−A〜+Aの範囲としてもよい。
なお、処理部412は、タッチパネル2に対してタッチ操作を行わないようにユーザに促すメッセージを表面2aに表示させるように、制御部42経由で表示装置3を制御してもよい。
処理部412は、複数の部分領域RG11〜RG23のうち処理対象の部分領域を選択する。取得部411は、処理対象の部分領域に含まれる各座標について、タッチパネル2から検出値を取得する(S11)。処理部412は、検出値から基準値を減算することなどにより、その座標について検出値と基準値との差分を算出する(S12)。処理部412は、差分が所定範囲(例えば、−A〜+A)を正側に外れるか否か、すなわち、差分が所定範囲の上限(例えば、+A)を超えるか否かを判断する(S13)。
例えば、X座標=X1〜X9、Y座標=Y5に対する検出値と基準値との差分が図8(a)に示すようになっている場合、部分領域RG21内の各座標の差分は、所定範囲の上限以下であると判断される。部分領域RG22内の各座標の差分は、所定範囲の上限を超えると判断される。部分領域RG23内の各座標の差分は、所定範囲の上限以下であると判断される。図8は、タッチ閾値の調整を示す図である。
図7に戻って、処理部412は、差分が所定範囲内に収まっているか所定範囲を負側に外れる場合、すなわち、差分が所定範囲の上限以下である場合(S13で「No」)、処理をS11へ戻す。
処理部412は、差分が所定範囲を正側に外れる場合、すなわち、差分が所定範囲の上限を超える場合(S13で「Yes」)、差分が所定範囲を正側に外れる連続時間を計る。処理部412は、連続時間を計りながら連続時間を時間閾値(例えば、m秒)と比較し、連続時間が時間閾値を超えたか否か判断する。mは、任意の正の数である。処理部412は、差分が所定範囲内に収まるなど連続時間が時間閾値以下で完結した場合(S14で「No」)、処理をS11へ戻す。
処理部412は、連続時間が時間閾値を超えた場合(S14で「Yes」)、変形等の環境変化の影響が発生したと判断し(S15)、タッチ閾値を調整する(S16)。
例えば、X座標=X1〜X9、Y座標=Y5に対する検出値と基準値との差分が図8(a)に示すようになっている場合、処理部412は、図8(b)に示すようにタッチ閾値を調整する。処理部412は、部分領域RG22について、タッチ閾値をDth22からDth22aに増加させる。当該処理は、下記の式で表すことができる。
Dth22+ΔDth22=Dth22a
この式における増加量ΔDth22は任意であるが、例えば、ΔDth22=+Aとしてもよいし、ΔDth22=+A×K(例えば、Kは1より大きい任意の数)としてもよい。
図7に戻って、処理部412は、制御部42のRAM422にアクセスし、調整後のタッチ閾値でタッチ閾値設定情報422aを更新する。
例えば、部分領域RG12のタッチ閾値がDth12からDth12aに調整され、部分領域RG22のタッチ閾値がDth22からDth22aに調整された場合、タッチ閾値設定情報422aは、図9に示すようになる。
図7に戻って、処理部412は、複数の部分領域RG11〜RG23の全ての部分領域についてS11〜S16の処理を行ったか否かを判断する(S17)。処理部412は、全ての部分領域についてS11〜S16の処理を行っていない場合(S17で「No」)、複数の部分領域RG11〜RG23のうち未処理の部分領域を処理対象の部分領域として選択し、処理をS11へ戻す。処理部412は、全ての部分領域についてS11〜S16の処理を行った場合(S17で「Yes」)、処理を終了する。
以上のように、本実施形態では、情報処理装置4において、検出値と基準値との差分が本来の基準値を含む所定範囲を継続的に外れる場合に変形等の環境変化が発生したとしてタッチ閾値を調整する。例えば、情報処理装置4は、検出値と基準値との差分が所定範囲を外れる連続時間が時間閾値を超えることに応じて、タッチ閾値を調整する(例えば、増加させる)。これにより、タッチ操作の誤判定を抑制できる。したがって、タッチパネル装置1が薄型軽量化した場合に、安定したタッチパネル動作を提供でき、ユーザの満足度を上げることができる。
また、本実施形態では、情報処理装置4において、タッチパネル2の表面2aの部分領域ごとにタッチ閾値を調整する。これにより、表面2a全体についてタッチ閾値を調整する場合に比べて、タッチパネル2の感度の低減を抑制しながらタッチ操作の誤判定を効果的に抑制できる。
また、本実施形態では、情報処理装置4において、検出値と基準値との差分が所定範囲を正側に外れる連続時間が時間閾値を超えた場合、タッチ閾値を調整し、検出値と基準値との差分が所定範囲を負側に外れる連続時間が時間閾値を超えた場合、タッチ閾値を調整しない。これにより、タッチパネル2の感度の低減を抑制しながらタッチ操作の誤判定を効果的に抑制できる。
(第1の変形例)
なお、情報処理装置4は、タッチパネル2の表面2aの座標(X1,Y1)〜(X9,Y6)毎にタッチ閾値を調整してもよい。例えば、X座標=X1〜X9、Y座標=Y5に対する検出値と基準値との差分が図10(a)に示すようになっている場合、処理部412は、図10(b)に示すようにタッチ閾値を調整してもよい。図10は、実施形態の第1の変形例におけるタッチ閾値の調整を示す図である。処理部412は、差分が所定範囲の上限(例えば、+A)を超える座標(X3,Y5)について、タッチ閾値をDth22からDth223に増加させる。当該処理は、下記の式で表すことができる。
Dth22+ΔDthX3=Dth223
処理部412は、差分が所定範囲の上限を超える座標(X4,Y5)について、タッチ閾値をDth22からDth224に増加させる。当該処理は、下記の式で表すことができる。
Dth22+ΔDthX4=Dth224
処理部412は、差分が所定範囲の上限を超える座標(X5,Y5)について、タッチ閾値をDth22からDth225に増加させる。当該処理は、下記の式で表すことができる。
Dth22+ΔDthX5=Dth225
処理部412は、差分が所定範囲の上限を超える座標(X6,Y5)について、タッチ閾値をDth22からDth226に増加させる。当該処理は、下記の式で表すことができる。
Dth22+ΔDthX6=Dth226
処理部412は、差分が所定範囲の上限を超える座標(X7,Y5)について、タッチ閾値をDth22からDth227に増加させる。当該処理は、下記の式で表すことができる。
Dth22+ΔDthX7=Dth227
これらの式における増加量は任意であるが、例えば、ΔDthX3=「座標(X3,Y5)の差分」×K’(例えば、K’は任意の1以下の正の数)、ΔDthX4=「座標(X4,Y5)の差分」×K’、ΔDthX5=「座標(X5,Y5)の差分」×K’、ΔDthX6=「座標(X6,Y5)の差分」×K’、ΔDthX7=「座標(X7,Y5)の差分」×K’としてもよい。
このように、情報処理装置4において、タッチパネル2の表面2aの座標ごとにタッチ閾値を調整する。これにより、表面2a全体についてタッチ閾値を調整する場合に比べて、タッチパネル2の感度の低減を抑制しながらタッチ操作の誤判定を効果的に抑制できる。
(第2の変形例)
情報処理装置4は、検出値と基準値との差分が所定範囲を外れる頻度が頻度閾値を超えることに応じて、タッチ閾値を調整してもよい。例えば、タッチパネル用コントローラ41は、図11に示すように、以下の点で実施形態と異なる、タッチ閾値の調整処理を行ってもよい。図11は、実施形態の第2の変形例における調整処理を示すフローチャートである。
処理対象の部分領域が選択されると、処理部412は、カウント数をゼロにリセットし(S21)、タイマーにより時間を計り始める。カウント数は、カウンタ回路等によりハードウェア的に実現されてもよいし、ソフトウェアの変数としてソフトウェア的に実現されてもよい。処理部412は、タイマーを参照し、カウント周期が経過するまで(S22で「No」)待機し、カウント周期が経過すると(S22で「Yes」)、S11,S12,S13の処理を順次に行う。
処理部412は、検出値と基準値との差分が所定範囲を正側に外れる場合、すなわち、差分が所定範囲の上限を超える場合(S13で「Yes」)、カウント数をインクリメントする(S23)。処理部412は、カウント数が閾値(例えば、N回)を超えたか否かを判断する(S24)。Nは、任意の2以上の整数である。処理部412は、カウント数が閾値以下である場合(S24で「No」)、処理をS22へ戻す。処理部412は、カウント数が閾値を超えた場合(S24で「Yes」)、変形等の環境変化の影響が発生したと判断し(S15)、タッチ閾値を調整する(S16)。
処理部412は、カウント数をリセット(S21)したタイミングから所定時間が経過するまで(S25で「No」)、S22〜S16の処理を繰り返し、所定時間が経過すると(S25で「Yes」)、複数の部分領域RG11〜RG23の全ての部分領域についてS11〜S16の処理を行ったか否かを判断する(S17)。処理部412は、全ての部分領域についてS11〜S16の処理を行っていない場合(S17で「No」)、複数の部分領域RG11〜RG23のうち未処理の部分領域を処理対象の部分領域として選択し、処理をS21へ戻す。処理部412は、全ての部分領域についてS11〜S16の処理を行った場合(S17で「Yes」)、処理を終了する。
このように、情報処理装置4において、検出値と基準値との差分が所定範囲を外れる頻度が頻度閾値を超えることに応じてタッチ閾値を調整することによっても、変形等の環境変化が発生したとしてタッチ閾値を調整することができる。
(第3の変形例)
情報処理装置4は、検出値と基準値との差分が所定範囲を継続的に外れる場合に、タッチ閾値を調整することに代えて、差分を平準化してもよい。例えば、タッチパネル用コントローラ41は、図12に示すように、以下の点で実施形態と異なる、タッチ閾値の調整処理を行ってもよい。図12は、実施形態の第3の変形例におけるタッチ閾値の調整処理を示すフローチャートである。
処理部412は、S12を行った後、検出値と基準値との差分が所定範囲を外れるか否かを判断する(S31)。
処理部412は、差分が所定範囲内に収まっている場合(S31で「No」)、処理をS11へ戻す。
処理部412は、差分が所定範囲を外れる場合(S31で「Yes」)、差分が所定範囲を外れる連続時間を計り、S14を行う。
処理部412は、連続時間が時間閾値を超えた場合(S14で「Yes」)、変形等の環境変化の影響が発生したと判断し(S15)、差分を平準化する(S32)。
例えば、X座標=X1〜X9、Y座標=Y5に対する検出値と基準値との差分が図13(a)に示すようになっている場合、処理部412は、図13(b)に示すように差分を平準化する。図13は、実施形態の第3の変形例における差分の平準化を示す図であり、差分が所定範囲(例えば、−A〜+A)を正側に外れる場合における差分の平準化を例示している。処理部412は、部分領域RG22に含まれる各座標ついて、現在の差分の値を基準値として再設定する。これにより、処理部412は、部分領域RG22に含まれる各座標ついて、検出値から調整後の基準値を減算することなどにより、略ゼロに平準化された差分を求める。
あるいは、X座標=X1〜X9、Y座標=Y5に対する検出値と基準値との差分が図14(a)に示すようになっている場合、処理部412は、図14(b)に示すように平準化を実施する。図14は、実施形態の第3の変形例における差分の平準化を示す図であり、差分が所定範囲を負側に外れる場合における差分の平準化を例示している。処理部412は、部分領域RG22に含まれる各座標ついて、現在の差分の値を基準値として再設定する。これにより、処理部412は、部分領域RG22に含まれる各座標ついて、検出値から調整後の基準値を減算することなどにより、略ゼロに平準化された差分を求める。
図12に戻って、処理部412は、複数の部分領域RG11〜RG23の全ての部分領域についてS11〜S32の処理を行ったか否かを判断する(S17)。処理部412は、全ての部分領域についてS11〜S32の処理を行っていない場合(S17で「No」)、複数の部分領域RG11〜RG23のうち未処理の部分領域を処理対象の部分領域として選択し、処理をS11へ戻す。処理部412は、全ての部分領域についてS11〜S32の処理を行った場合(S17で「Yes」)、処理を終了する。
このように、情報処理装置4において、検出値と基準値との差分が所定範囲を継続的に外れる場合に変形等の環境変化が発生したとして差分を平準化する。例えば、情報処理装置4は、差分が所定範囲を外れる連続時間が時間閾値を超えることに応じて、差分を平準化する。これにより、情報処理装置4は、検出値と調整後の基準値との差分がタッチ閾値を超えたか否かに応じて、検出値の座標に対するタッチ操作の有無を判定する。これによっても、タッチ操作の誤判定を抑制できる。
また、情報処理装置4において、タッチパネル2の表面2aの部分領域ごとに、検出値と基準値との差分を平準化する。これにより、表面2a全体について差分を平準化する場合に比べて、タッチパネル2の感度の低減を抑制しながらタッチ操作の誤判定を効果的に抑制できる。
なお、図示しないが、情報処理装置4において、検出値と基準値との差分が所定範囲を外れる頻度が頻度閾値を超えることに応じて差分を平準化してもよい。これによっても、変形等の環境変化が発生したとして差分を平準化することができる。
(第4の変形例)
情報処理装置4は、タッチパネル2の表面2aの座標(X1,Y1)〜(X9,Y6)毎に、検出値と基準値との差分を平準化してもよい。例えば、X座標=X1〜X9、Y座標=Y5に対する検出値と基準値との差分が図15(a)に示すようになっている場合、処理部412は、図15(b)に示すように差分を平準化してもよい。図15は、実施形態の第4の変形例における差分の平準化を示す図である。処理部412は、差分が所定範囲の上限を超える座標(X3,Y5),(X4,Y5),(X5,Y5),(X6,Y5),(X7,Y5)について、現在の差分の値を基準値として再設定する。これにより、処理部412は、各座標(X3,Y5),(X4,Y5),(X5,Y5),(X6,Y5),(X7,Y5)ついて、検出値から調整後の基準値を減算することなどにより、略ゼロに平準化された差分を求める。
このように、情報処理装置4において、タッチパネル2の表面2aの座標ごとに、検出値と基準値との差分を平準化する。これにより、表面2a全体についてタッチ閾値を調整する場合に比べて、タッチパネル2の感度の低減を抑制しながらタッチ操作の誤判定を効果的に抑制できる。
(第5の変形例)
あるいは、情報処理装置4は、検出値と基準値との差分が所定範囲を継続的に外れる場合に、差分を平準化するとともに、タッチ閾値を調整してもよい。例えば、処理部412は、図16に示すように、以下の点で第3の変形例と異なる、タッチ閾値の調整処理を行ってもよい。図16は、実施形態の第5の変形例におけるタッチ閾値の調整処理を示すフローチャートである。
処理部412は、S32を行った後、差分が所定範囲を正側に外れるか否か、すなわち、差分が所定範囲の上限(例えば、+A)を超えるか否かを判断する(S41)。
処理部412は、差分が所定範囲内に収まっているか所定範囲を負側に外れる場合、すなわち、差分が所定範囲の上限以下である場合(S41で「No」)、処理をS11へ戻す。
処理部412は、差分が所定範囲を正側に外れる場合、すなわち、差分が所定範囲の上限を超える場合(S41で「Yes」)、タッチ閾値を調整する(S42)。
例えば、X座標=X1〜X9、Y座標=Y5に対する検出値と基準値との差分が図17(a)に示すようになっている場合、処理部412は、図17(b)に示すように差分を平準化するとともにタッチ閾値を調整する。図17は、実施形態の第5の変形例における差分の平準化及びタッチ閾値の調整を示す図である。処理部412は、部分領域RG22に含まれる各座標ついて、現在の差分の値を基準値として再設定する。これにより、処理部412は、部分領域RG22に含まれる各座標ついて、検出値から調整後の基準値を減算することなどにより、略ゼロに平準化された差分を求める。さらに、処理部412は、部分領域RG22について、タッチ閾値をDth22からDth22bに減少させる。当該処理は、下記の式で表すことができる。
Dth22−ΔDth22=Dth22b
この式における減少量ΔDth22は任意であるが、例えば、ΔDth22=+A×K(例えば、Kは1以下の任意の数)としてもよい。
このように、情報処理装置4において、検出値と基準値との差分が所定範囲を継続的に外れる場合に変形等の環境変化が発生したとして差分を平準化するとともにタッチ閾値を調整する。例えば、情報処理装置4は、差分が所定範囲を外れる連続時間が時間閾値を超えることに応じて、差分を平準化し、その平準化した量に応じてタッチ閾値を調整する(例えば、減少させる)。これにより、タッチパネル2の感度を増加させながらタッチ操作の誤判定を抑制できる。
(第6の変形例)
あるいは、情報処理装置4は、調整処理中に、検出値と基準値との差分がタッチ閾値を超えるか否かを判断してもよい。例えば、処理部412は、図18に示すように、以下の点で第3の変形例と異なる、タッチ閾値の調整処理を行ってもよい。図18は、実施形態の第6の変形例における調整処理を示すフローチャートである。
処理部412は、S31を行った後、タッチ閾値設定情報422aを制御部42のRAM422から読み出す。処理部412は、タッチ閾値設定情報422aを参照して、S12で算出された差分の座標を含む部分領域のタッチ閾値を特定する。処理部412は、S12で算出された差分とその特定されたタッチ閾値と比較し、差分がタッチ閾値を超えているか否かを判断する(S51)。
処理部412は、差分がタッチ閾値を超えていれば(S51で「Yes」)、処理対象の部分領域に対するタッチ操作が有るので、調整を行うべきでない(すなわち、差分の平準化(S32)をスキップすべきである)として、処理をS17へ進める。
処理部412は、差分がタッチ閾値以下であれば(S51で「No」)、処理対象の部分領域に対するタッチ操作がないので、調整を行うべきである(すなわち、差分の平準化(S32)をすべきである可能性がある)として、処理をS14へ進める。
このように、情報処理装置4において、検出値と基準値との差分がタッチ閾値を超えていることに応じて、差分の平準化を行わないようにすることで、タッチ操作と明確に区別した形で差分を平準化できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 タッチパネル装置
2 タッチパネル
3 表示装置
4 情報処理装置
41 タッチパネル用コントローラ
42 制御部
411 取得部
412 処理部
413 判定部
421 CPU
422 RAM
423 ROM
本願の開示する情報処理装置は、一つの態様において、表示装置の表示領域に設けられたタッチパネルから検出値を前記表示領域内の座標について取得する取得部と、前記タッチパネルの表面内が分割されそれぞれが複数の座標を含む複数の部分領域について部分領域とタッチ閾値とが対応付けられたタッチ閾値設定情報を格納する記憶部と、前記検出値と基準値との差分が所定範囲を外れる連続時間が時間閾値を超えること、又は、前記差分が前記所定範囲を外れる頻度が頻度閾値を超えることに応じて、前記タッチ閾値設定情報における前記検出値の座標が含まれる部分領域に対応したタッチ閾値を変更する処理部と、前記検出値と前記基準値との差分が前記変更されたタッチ閾値を超えたか否かに応じて、前記検出値の座標に対するタッチ操作の有無を判定する判定部とを有する。
本願の開示するタッチパネル装置は、一つの態様において、表示装置と、前記表示装置の表示領域に設けられたタッチパネルと、前記タッチパネルから検出値を前記表示領域内の座標について取得する取得部と、前記タッチパネルの表面内が分割されそれぞれが複数の座標を含む複数の部分領域について部分領域とタッチ閾値とが対応付けられたタッチ閾値設定情報を格納する記憶部と、前記検出値と基準値との差分が所定範囲を外れる連続時間が時間閾値を超えること、又は、前記差分が前記所定範囲を外れる頻度が頻度閾値を超えることに応じて、前記タッチ閾値設定情報における前記検出値の座標が含まれる部分領域に対応したタッチ閾値を変更する処理部と、前記検出値と前記基準値との差分が前記変更されたタッチ閾値を超えたか否かに応じて、前記検出値の座標に対するタッチ操作の有無を判定する判定部とを有する。
本願の開示するプログラムは、一つの態様において、表示装置の表示領域に設けられたタッチパネルから検出値を前記表示領域内の座標について取得する取得ステップと、前記タッチパネルの表面内が分割されそれぞれが複数の座標を含む複数の部分領域について部分領域とタッチ閾値とが対応付けられたタッチ閾値設定情報を格納する記憶ステップと、前記検出値と基準値との差分が所定範囲を外れる連続時間が時間閾値を超えること、又は、前記差分が前記所定範囲を外れる頻度が頻度閾値を超えることに応じて、前記タッチ閾値設定情報における前記検出値の座標が含まれる部分領域に対応したタッチ閾値を変更する処理ステップと、前記検出値と前記基準値との差分が前記変更されたタッチ閾値を超えたか否かに応じて、前記検出値の座標に対するタッチ操作の有無を判定する判定ステップとをコンピュータに実行させる。

Claims (11)

  1. 表示装置の表示領域に設けられたタッチパネルから検出値を前記表示領域内の座標について取得する取得部と、
    前記検出値と基準値との差分が所定範囲を外れる連続時間が時間閾値を超えること、又は、前記差分が前記所定範囲を外れる頻度が頻度閾値を超えることに応じて、タッチ閾値を調整または前記基準値を調整して前記差分を平準化する処理部と、
    前記検出値と前記基準値との差分が前記調整されたタッチ閾値を超えたか否かに応じて、前記検出値の座標に対するタッチ操作の有無を判定する判定部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記表示領域は、それぞれが複数の座標を含む複数の部分領域に分割され、
    前記処理部は、部分領域ごとに前記タッチ閾値を調整する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記処理部は、座標ごとに前記タッチ閾値を調整する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記処理部は、前記差分が前記所定範囲を正側に外れる連続時間が前記時間閾値を超えた場合、又は、前記差分が前記所定範囲を正側に外れる頻度が前記頻度閾値を超えた場合、前記タッチ閾値を調整し、前記差分が前記所定範囲を負側に外れる連続時間が前記時間閾値を超えた場合、又は、前記差分が前記所定範囲を負側に外れる頻度が前記頻度閾値を超えた場合、前記タッチ閾値を調整しない
    請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記表示領域は、それぞれが複数の座標を含む複数の部分領域に分割され、
    前記処理部は、部分領域ごとに前記差分を平準化する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記処理部は、座標ごとに前記差分を平準化する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記処理部は、前記差分が前記タッチ閾値を超えない場合、前記差分が前記所定範囲を外れる連続時間が時間閾値を超えること、又は、前記差分が前記所定範囲を外れる頻度が前記頻度閾値を超えることに応じて、前記差分を平準化し、前記差分が前記タッチ閾値を超えた場合、前記差分を平準化しない
    請求項1、5及び6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記処理部は、前記差分を平準化したことに応じて、前記タッチ閾値を調整する
    請求項1及び5から7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記処理部は、前記差分を正側から平準化した場合、前記タッチ閾値を調整し、前記差分を負側から平準化した場合、前記タッチ閾値を調整しない
    請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 表示装置と、
    前記表示装置の表示領域に設けられたタッチパネルと、
    前記タッチパネルから検出値を前記表示領域内の座標について取得する取得部と、
    前記検出値と基準値との差分が所定範囲を外れる連続時間が時間閾値を超えること、又は、前記差分が前記所定範囲を外れる頻度が頻度閾値を超えることに応じて、タッチ閾値を調整または前記基準値を調整して前記差分を平準化する処理部と、
    前記検出値と前記基準値との差分が前記調整されたタッチ閾値を超えたか否かに応じて、前記検出値の座標に対するタッチ操作の有無を判定する判定部と、
    を備えるタッチパネル装置。
  11. 表示装置の表示領域に設けられたタッチパネルから検出値を前記表示領域内の座標について取得する取得ステップと、
    前記検出値と基準値との差分が所定範囲を外れる連続時間が時間閾値を超えること、又は、前記差分が前記所定範囲を外れる頻度が頻度閾値を超えることに応じて、タッチ閾値を調整または前記基準値を調整して前記差分を平準化する処理ステップと、
    前記検出値と前記基準値との差分が前記調整されたタッチ閾値を超えたか否かに応じて、前記検出値の座標に対するタッチ操作の有無を判定する判定ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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