JP2020183214A - 操舵制御装置 - Google Patents
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Abstract
Description
ドライバーが操作するステアリングホイールと機械的に分離された転舵可能な前輪を制御する制御装置については一般にステアバイワイヤの名称で呼ばれており、本出願においてもこの名称を踏襲する.ステアバイワイヤの制御では、前輪は±30°程度の操舵角範囲を有しており、ドライバーの操舵と独立してこのような大舵角の制御域をフルに活用して合理的に制御する手法を見出すことは容易ではなかったが、例えば特許文献1に示す技術により可能になってきた。
この手法の理論的な解説と、比較のために用いたモデル予測制御を使った操舵制御についての理論的な解説は非特許文献1に詳しく記載している。
また、図示のように、ステアバイワイヤの操作器側は、ステアリングホイール41と、ステアリングホイール41に連結されたステアリングシャフト42と、ステアリングシャフト42に設けられた操舵反力発生機構43と、操舵反力発生機構43のトルクコントローラ44とからなる。
また、ステアバイワイヤの前輪制御装置は、前輪舵角制御機構10に制御信号を与えるステアリングコントローラ51と、前輪舵角制御機構10に接続された前輪タイヤ52とからなる。
状態センサ20は、例えば、ステアリングシャフト42に生ずるトルクを検出する操舵トルクセンサ、ステアリングホイール41の操舵角を検出する操舵角センサ、車両の横加速度センサ、車輪速度センサ、車両に生ずるヨーレートを検出するヨーレートセンサ等からなる。状態センサ20は、現状態量をセンサにより実測するものだけでなく、他のセンサから演算等により推定するものも含まれる。
制御部30には、状態センサ20の出力が入力される。また、制御部30の出力が、ステアリングコントローラ51に入力される。また、制御部30の出力は、操舵反力発生機構43のトルクコントローラ44にも入力される。制御部30は、入力される状態センサ20の出力に応じて、最適な前輪舵角となるように制御する制御則に基づいて制御するものである。
舵角を制御することで発生する横力Uは次式で表される。Uの導出過程は特許文献1に示しているためここでは記載を省略する。
なお、この入力は横力なので、舵角入力に換算するために、その時刻でのコーナリングスティフネスKfで除算している。また、横力やヨーモーメントのヨーレートによる偏微分を求めるために、Magic Formulaと呼ばれるタイヤ特性式をもちいて、タイヤが発生する横力を以下のように近似する。
ここで、目標状態量の決定について説明する。目標状態量及び状態センサにより計測される車両の現状態量がヨーレートの場合、目標ヨーレートrdは定常円旋回時の定常ヨーレート相当量を用いるのが妥当である。この場合、タイヤ特性の非線形性を考慮した値にすることが望ましいため、以下のようにMagic Formulaを流用して記述する。
緊急回避レーンチェンジは、高速走行時に前方の障害物を発見したドライバーが、急激なハンドル操作によって障害物を回避するという状況を想定したものである。シミュレーション条件としては以下の通りである。即ち、車速100km/hの直進状態から振幅120°の正弦波状のステアリングホイール操舵を2秒間行い、再び直進状態に戻すものとする。また、アクセルやブレーキの操作は行わないものとする。このときのシミュレーション結果のグラフを図4、図5に示す。
これらのシミュレーション結果より、制御なしに比べモデル予測制御は回避後のはみだしがなく安定しているが、回避性能の目安となる1秒の時の横変位を比較すると、モデル予測制御に比べ特許文献1の制御は緊急回避性能が高いことが分かる。
従って、特許文献1の制御において、あらゆる走行条件に対して安定した舵角制御が行えるように制御方法の改善が望まれていた。
本発明は、かかる実情に鑑み、前輪舵角の制御範囲が大きい場合であっても、あらゆる走行条件に対して操舵範囲をフル活用し車両運動の目標性能を達成できる操舵制御装置を提供しようとするものである。
車両前後速度は各車輪速センサから推定し、車両横速度は、操作器センサ、ヨーレートセンサ、車両横加速度センサ、車輪速センサから推定している。
車体6自由度,車輪4自由度の車両運動モデルとブラシモデルタイヤを用いて,代表的な運動性能評価項目である加速円旋回試験のシミュレーションを行った。これは半径30m微低速円旋回から操舵角を固定した状態で徐々に加速し約30秒で横加速度が限界に達するように直線的に駆動トルクを増して加速していく試験である。
図7に車両軌跡を示す。制御なしはベース車両であり前後駆動力配分が50:50の4WD乗用車とした.図中の特許文献1の制御、本考案の制御ともに前記のベース車両仕様を用いている。
本考案の効果を図8〜14に示す。
特許文献1の制御では実ヨーレートrをフィードバックしてδcを切り増しすることが行われている。図12の舵角波形と図13のヨーレートrについて位相差を見ると明らかに180°のズレがあり、振動の原因になっていることがわかる。
図14はこの作用の説明図である。図の(a)はβf+δaが設定値βsより小さい場合、図の(b)はβf+δaが設定値βsより大きいい場合である。(a)の場合は制御指令値δaがドライバーの指令値δに加算されるが、βf+δaが設定値βsより大きくなると(b)の状態になり制御指令値δaが増加してもその増分は飽和関数により消えてしまい結果的に制御ループゲインを低下させて安定化させる作用を有する。
図15は上記制御により前輪横すべり角が安定する様子を示している。
本発明のハードウエア構成は従来技術の図1と同じである。
図6は制御ブロック図全体である。図中の破線で囲まれた部分が本考案の制御ブロック図である。前輪横すべり角信号を用いて前輪横すべり角の絶対値が設定値以上に大きくならないように数式1の飽和関数を用いて前輪舵角を切り戻す制御を前輪舵角の制御に追加している。これにより前輪舵角の振動問題点を解決している。
ステアバイワイヤの操作器側は、操作レバー46と操作反力発生機構および操作レバー角度センサを内蔵した操作器本体47と、操作器本体47のトルクコントローラ44とからなる。
また、ステアバイワイヤの前輪制御装置側は、実施例1と同じである。
これによりドライバーの操作が簡便になり運転時の負担・疲労が低減される効果がある。
図18は第三の実施例の制御ブロック線図である。ステアリングホイール角度信号を操作レバーの角度信号に変更したものである
20 状態センサ
30 制御部
41 ステアリングホイール
42 ステアリングシャフト
43 操舵反力発生機構
44 トルクコントローラ
46 操作レバー
47 ジョイスティック型操作器本体
51 ステアリングコントローラ
52 タイヤ
Claims (2)
- ドライバーが操作する前輪舵角操作器と該操作器と機械的に分離された前輪舵角制御装置と該制御装置に必要な信号を送るセンサから構成された操舵制御装置にあって、ドライバーの操作量をθ、ステアリングギヤ比相当の定数をN、ドライバーの操作による前輪舵角相当量をδ=θ/Nとし、該制御装置は各センサ信号を用いて車両運動を制御するための制御指令値δaを計算し、次に前輪横すべり角の推定値あるいは計測値βfを用いて最終的な制御指令値δcおよび最終的な舵角指令値δ*を次式で計算することを特徴とする操舵制御装置.
- 請求項1において、操舵制御装置は次式によりδaを計算することを特徴とする操舵制御装置。
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