JP2020182912A - 振動アクチュエータ及び触覚デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】耐久性に優れる振動アクチュエータ及び触覚デバイスを提供する。【解決手段】振動アクチュエータ1は、支持体11と、可動体12と、接続体13と、第1方向Zに対向するコイル40および永久磁石60を有し、可動体12を支持体11に対して第2方向Xに振動させる磁気駆動回路14と、支持体11、可動体12、接続体13、及び磁気駆動回路14を収納する外ケース2とを備え、支持体11は、可動体12、接続体13、及び磁気駆動回路14を収納する内ケース体20を有し、内ケース20は、可動体12の第1方向Zの変位に対し、可動体12と当接することによって可動体12の移動を規制する規制部217,227を有し、外ケース2は、規制部217,227を補強する補強部8を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、可動体を振動させる振動アクチュエータ及び触覚デバイスに関するものである。
情報を振動によって報知するデバイスとして、永久磁石を有する支持体と、永久磁石と対向するコイルを有する可動体と、支持体と可動体とを接続する弾性又は粘弾性を有する接続とを備え、コイルに交流電流を流し、コイルに作用するローレンツ力を駆動力として、可動体を振動させるアクチュエータが知られている(特許文献1参照)。
特開2016−127789号公報
特許文献1に記載されたアクチュエータでは、可動体の振動に応じて接続体が振動方向にせん断変形し、接続体のせん断方向の限界変形量以下に振幅を規制する規制部が設けられている。一方、せん断面に垂直な方向の可動体の移動及び接続体の変形は規制されていない。落下等によってアクチュエータが衝撃を受けた場合に、せん断面に垂直な方向の限界変形量を超えて接続体が変形する虞があり、接続体の破損が懸念される。
本発明は、耐久性に優れる振動アクチュエータ及び触覚デバイスを提供することを目的とする。
本発明の一態様の振動アクチュエータは、可動体と、支持体と、弾性および粘弾性の少なくとも一方を備え、前記可動体と前記支持体とが対向する位置で前記可動体および前記支持体の双方に接するように配置された接続体と、前記可動体および前記支持体のうちの一方側部材に設けられた空芯のコイル、および前記コイルに対して第1方向の少なくとも一方側で対向するように前記可動体および前記支持体のうちの他方側部材に設けられた永久磁石を有し、前記可動体を前記支持体に対して前記第1方向と交差する第2方向に振動させる磁気駆動回路と、前記可動体、前記支持体、前記接続体、及び前記磁気駆動回路を収納する外ケースと、を備え、前記支持体は、前記可動体、前記接続体、及び前記磁気駆動回路を収納する内ケースを有し、前記内ケースは、前記第2方向に延びる中心軸まわりに、前記可動体、前記接続体、及び前記磁気駆動回路の周囲を取り囲む外周部と、前記外周部から内側に延びており、前記可動体の前記第1方向の変位に対し、前記可動体と当接することによって前記可動体の移動を規制する一つ以上の規制部と、を有し、前記外ケースは、前記外周部と前記規制部との間に配置され、前記規制部を補強する補強部を有する。
また、本発明の一態様の触覚デバイスは、可動体と、支持体と、弾性および粘弾性の少なくとも一方を備え、前記可動体と前記支持体とが対向する位置で前記可動体および前記支持体の双方に接するように配置された接続体と、前記可動体および前記支持体のうちの一方側部材に設けられた空芯のコイル、および前記コイルに対して第1方向の少なくとも一方側で対向するように前記可動体および前記支持体のうちの他方側部材に設けられた永久磁石を有し、前記可動体を前記支持体に対して前記第1方向と交差する第2方向に振動させる磁気駆動回路と、前記可動体、前記支持体、前記接続体、及び前記磁気駆動回路を収納する外ケースと、を備え、前記支持体は、前記可動体、前記接続体、及び前記磁気駆動回路を収納する内ケースを有し、前記内ケースは、前記第2方向に延びる中心軸まわりに、前記可動体、前記接続体、及び前記磁気駆動回路の周囲を取り囲む外周部と、前記外周部から内側に延びており、前記可動体の前記第1方向の変位に対し、前記可動体と当接することによって前記可動体の移動を規制する一つ以上の規制部と、を有し、前記外ケースは、前記外周部と前記規制部との間に配置され、前記規制部を補強する補強部を有する。
本発明によれば、本発明は、耐久性に優れる振動アクチュエータ及び触覚デバイスを提供できる。
本発明の実施形態を説明するための、振動アクチュエータ(触覚デバイス)の一例の斜視図である。 図1の振動アクチュエータの縦断面図である。 図1の振動アクチュエータの分解斜視図である。 図3のアクチュエータ本体の分解斜視図である。 図4の磁気駆動回路の分解斜視図である。 図1の振動アクチュエータの横断面図である。 図1の振動アクチュエータの組み立て途中の斜視図である。
以下に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。以下の説明において、可動体の振動方向(第2方向)をXとし、第2方向Xの一方側をX1とし、他方側をX2とする。また、第2方向Xと交差する第1方向をZとし、第1方向Zおよび第2方向Xと交差する第3方向をYとする。
(全体構成)
図1から図3に示す振動アクチュエータ1は円柱状を呈し、その軸方向は、可動体の振動方向である第2方向Xに一致している。振動アクチュエータ1は、振動アクチュエータ1を手にした利用者に対し、可動体の第2方向Xの振動によって情報を報知し、例えばゲーム機の操作部材等として利用可能である。また、振動アクチュエータ1は、振動によって触覚を提示する触覚デバイスとしても利用可能である。
振動アクチュエータ1は、振動アクチュエータ1の外形を規定する外ケース2と、外ケース2に収容されるアクチュエータ本体10とを備える。外ケース2は、円筒状の外周部3と、外周部3の軸方向(第2方向X)両側の端部に設けられた蓋部4,5とを有する。第2方向Xの一方側X1に配置される蓋部4は外周部3と一体に形成されており、他方側X2に配置される蓋部5は、外周部3とは別体に形成されている。アクチュエータ本体10が外周部3に挿入された後、蓋部5は外周部3に接合される。なお、外ケース2の形状は、振動アクチュエータ1の利用態様に応じて種々に変更できる。
外ケース2の外周部3は部分的に切り欠かれており、外ケース2に収容されたアクチュエータ本体10の外周部は、外ケース2の外周部3の切り欠きを通して部分的に露出している。露出したアクチュエータ本体10の外周部には、係合部としての凹部216,226が設けられている。また、外ケース2の蓋部4には、係合部としての爪部6,7が設けられている。アクチュエータ本体10が外周部3に挿入された際に、爪部6,7が凹部216,226と係合し、外ケース2とアクチュエータ本体10とが互いに固定される。
図4及び図5に示すように、アクチュエータ本体10は、支持体11と、可動体12と、接続体13とを備える。そして、支持体11は、内ケース20と、ベースプレート30と、コイル40とを有し、可動体12は、永久磁石60と、ヨーク61とを有する。コイル40及び永久磁石60によって磁気駆動回路14が形成され、磁気駆動回路14は、可動体12を支持体11に対して第2方向Xに振動させる。接続体13は、弾性および粘弾性の少なくとも一方を備え、支持体11及び可動体12の双方に接する。接続体13が支持体11と可動体12との間に介在することにより、可動体12は、第2方向Xに振動可能に、支持体11に支持される。
(支持体11の構成)
支持体11の内ケース20は筒状の外周部を有し、その軸方向は、可動体12の振動方向である第2方向Xに一致している。内ケース20は、第1方向Zの一方側Z1に配置される第1ケース部材21と、他方側Z2に配置される第2ケース部材22とを有する。第1ケース部材21及び第2ケース部材22は、銅、アルミニウム合金等の非磁性金属材料からなる板材によって形成されている。
第1ケース部材21は、第1方向Zに対して略垂直に配置される第1平板部211と、第1平板部211の第3方向Yの両端から第1方向Zの他方側Z2に延びる一対の第1側板部212とを有する。第1側板部212の端部には、矩形状の切り欠き部214と、一対の第1フランジ部213とが形成されおり、一対の第1フランジ部213は切り欠き部214の両側に隣設されている。
第2ケース部材22は、第1方向Zに対して略垂直に配置される第2平板部221と、第2平板部221の第3方向Yの両端から第1方向Zの一方側Z1に延びる一対の第2側板部222とを有する。第2側板部222の端部には第2フランジ部223が形成されている。
第1ケース部材21の一対の第1フランジ部213と、第2ケース部材22の第2フランジ部223とが接合され、第1ケース部材21の第1平板部211及び第1側板部212と第2ケース部材22の第2平板部221及び第2側板部222とによって筒状の外周部が形成される。係合部としての凹部216は第1平板部211に設けられており、係合部としての凹部226は第2平板部221に設けられている。支持体11のベースプレート30、及びコイル40と、可動体12の永久磁石60及びヨーク61と、接続体13とは、内ケース20に収容されている。
ベースプレート30は、銅、アルミニウム合金等の非磁性金属材料からなる板材によって形成されている。ベースプレート30は、コイル40が固定される矩形状の平板部31と、一対のフランジ部32と、一対の側板部33とを有する。一対のフランジ部32は、平板部31の一対の対辺から延設されており、一対の側板部33は、平板部31の他の一対の対辺に沿って立設されている。
フランジ部32は、切り欠き部214を通して内ケース20から突出し、内ケース20の第2フランジ部223に接合されている。ベースプレート30は、内ケース20の内側において、第3方向Yに対向する一対の第2側板部222に架け渡され、内ケース20の第1方向Zの中央部において、内ケース20の内側を第3方向Yに横断している。コイル40が固定されている平板部31は、内ケース20の第1平板部211及び第2平板部221と第1方向Zに対向しており、平板部31及びコイル40と第1平板部211との間、及び平板部31及びコイル40と第2平板部221との間には、隙間がおかれている。
一方のフランジ部32には、給電基板41が固定されている。給電基板41には、コイル40から引き出されたコイル線の端末部が電気的に接続されるランドと、リード線44の端末部が電気的に接続されるランドと、これらのランドを接続する回路パターンとが設けられている。コイル40は、リード線44及び給電基板41を介して給電される。
(可動体12の構成)
可動体12のヨーク61もまた筒状を呈する。ただし、ヨーク61の軸方向は、第3方向Yに一致している。ヨーク61は、第1方向Zの一方側Z1に配置される第1ヨーク62と、他方側Z2に配置される第2ヨーク63とを有する。第1ヨーク62及び第2ヨーク63は、鋼等の磁性金属材料からなる板材によって形成されている。
第1ヨーク62は平板状に形成されており、ベースプレート30に固定されたコイル40と内ケース20の第1平板部211との間で、第1方向Zに対して略垂直に配置されている。第2ヨーク63は、平板部631と、一対の側板部632とを有する。平板部631は、ベースプレート30と内ケース20の第2平板部221との間で、第1方向Zに対して略垂直に配置されている。側板部632は、平板部631の第2方向Xの両端端から第1方向Zの一方側Z1に延びており、ベースプレート30及びコイル40を第2方向Xに挟んで配置されている。そして、側板部632の端部が第1ヨーク62の第2方向Xの両端に接合され、筒状のヨーク61が形成される。ベースプレート30及びコイル40は、筒状のヨーク61の内側に配置されている。
第1ヨーク62は、内ケース20の第1平板部211と第1方向Zに対向しており、第2ヨーク63の平板部631は、内ケース20の第2平板部221と第1方向Zに対向している。第1ヨーク62と内ケース20の第1平板部211との間、及び第2ヨーク63の平板部631と内ケース20の第2平板部221との間には、接続体13がそれぞれ設けられている。ヨーク61は、これらの接続体13を介して内ケース20に支持されており、ベースプレート30及びコイル40と非接触に配置されている。
本例では、第1ヨーク62と接続体13との間にウェイト64が介装され、ウェイト64は第1ヨーク62に固定されている。また、第2ヨーク63の平板部631と接続体13との間にウェイト65が介装され、ウェイト65は第2ヨーク63の平板部631に固定されている。これらのウェイト64,65によって、可動体12の振動特性(例えば共振周波数)が適宜調整されている。ウェイト64、65の材料は特に限定されず、ウェイト64、65は、非磁性材料によって形成されてもよいが、磁束の漏洩を抑制する観点から、磁性材料によって形成されることが好ましい。
可動体12の永久磁石60は、第1磁石66と、第2磁石67とを有する。第1磁石66は、筒状のヨーク61の内側において、第1ヨーク62上に固定されており、コイル40と第1方向Zに対向している。第2磁石67は、筒状のヨーク61の内側において、第2ヨーク63の平板部631上に固定されており、コイル40と第1方向Zに対向している。
第1磁石66は、第2方向Xに隣り合って配置される一対の磁石661,662を有する。磁石661,662は、平板状に形成されており、厚さ方向に着磁されている。そして、磁石661,662それぞれのコイル40との対向面の磁極は、互いに逆の極性とされている。第2磁石67もまた、第2方向Xに隣り合って配置される一対の磁石671,672を有する。磁石671,672は、平板状に形成されており、厚さ方向に着磁されている。そして、磁石671,672それぞれのコイル40との対向面の磁極は、互いに逆の極性とされている。
そして、第2磁石67の一方の磁石671は、第1磁石66の一方の磁石661と第1方向Zに対向しており、磁石661,671それぞれのコイル40との対向面の磁極は、互いに逆の極性とされている。同様に、第2磁石67の他方の磁石672は、第1磁石66の他方の磁石662と第1方向Zに対向しており、磁石662,672それぞれのコイル40との対向面の磁極は、互いに逆の極性とされている。例えば、第1磁石66の一方の磁石661のコイル40との対向面がS極である場合に、第1磁石66の他方の磁石662のコイル40との対向面はN極である。そして、第2磁石67の一方の磁石671のコイル40との対向面はN極であり、第2磁石67の他方の磁石672のコイル40との対向面はS極である。
(磁気駆動回路14の構成)
コイル40は、コイル線を長円状に多数巻回してなる空芯のコイルである。コイル線は、第1磁石66の一方の磁石661と第2磁石67の一方の磁石671との間を第3方向Yの一方側Y1から他方側Y2に向けて横断し、且つ第1磁石66の他方の磁石662と第2磁石67の他方の磁石672との間を第3方向Yの他方側Y2から一方側Y1に向けて横断するように巻回されている。
(動作)
交流電流がコイル40に供給される。コイル40への給電に伴い、第2方向Xのローレンツ力が支持体11側のコイル40に作用し、反力が可動体12側の第1磁石66及び第2磁石67に作用する。この第1磁石66及び第2磁石67に作用する反力に起因して、接続体13の第2方向Xのせん断変形を伴い、可動体12が第2方向Xに変位する。そして、ローレンツ力の作用方向が交流の半周期毎に逆転する。これにより、可動体12が第2方向Xに振動する。
支持体11の内ケース20には、接続体13のせん断面に垂直な第1方向Zにおける可動体12の移動を規制する第1規制部217及び第2規制部227が設けられており、外ケース2には、第1規制部217及び第2規制部227を補強する補強部8が設けられている。
図4、図6、及び図7に示すように、第1ケース部材21の第1側板部212は、第1平板部211に連なる第1湾曲部212aと、第1湾曲部212aに連なる第1鉛直部212bとを有する。第1湾曲部212aは、内ケース20の外側に向けて凸となるように湾曲しており、第1鉛直部212bは、第1方向Zの他方側Z2に向かって直線状に延びている。第1規制部217は、第1湾曲部212aの一部が切り曲げられてなる。一対の第1側板部212それぞれに設けられた一対の第1規制部217は、第1平板部211側の接続体13を第3方向Yに挟んで配置されている。
第1規制部217は、第1平板部211に接続しており、第1平板部211との境界に沿って内ケース20の内側に曲げられ、第1方向Zの他方側Z2に延びている。第1規制部217の先端部には、第3方向Yに折り曲げられてなる先端当接部217aが設けられており、先端当接部217aは、第1方向Zに適宜な間隔をあけて可動体12のウェイト64と対向している。
第2ケース部材22の第2側板部222は、第2平板部221に連なる第2湾曲部222aと、第2湾曲部222aに連なる第2鉛直部222bとを有する。第2湾曲部222aは、内ケース20の外側に向けて凸となるように湾曲しており、第2鉛直部222bは、第1方向Zの一方側Z1に向かって直線状に延びている。第2規制部227は、第2湾曲部222aの一部が切り曲げられてなる。一対の第2側板部222それぞれに設けられた一対の第2規制部227は、第2平板部221側の接続体13を第3方向Yに挟んで配置されている。
第2規制部227は、第2平板部221に接続しており、第2平板部221との境界に沿って内ケース20の内側に曲げられ、第1方向Zの一方側Z1に延びている。第2規制部227の先端部には、第3方向Yに折り曲げられてなる先端当接部227aが設けられており、先端当接部227aは、第1方向Zに適宜な間隔をあけて可動体12のウェイト65と対向している。
図3、図6及び図7に示すように、補強部8は、柱状を呈し、外ケース2の筒状の外周部3及び蓋部4と一体に形成され、蓋部4から第2方向Xに延びている。アクチュエータ本体10が外周部3の内部に挿入される際に、補強部8は、内ケース20の第1側板部212と第1側板部212から切り曲げられた第1規制部217との間に差し込まれ、また、第2側板部222と第2側板部222から切り曲げられた第2規制部227との間に差し込まれる。
落下等によって振動アクチュエータ1が衝撃を受け、可動体12が第1方向Zの一方側Z1に移動した場合には、第1規制部217が可動体12のウェイト64に当接し、また、可動体12が第1方向Zの他方側Z2に移動した場合には、第2規制部227が可動体12のウェイト65に当接する。これにより、第1方向Zにおける可動体12の過度の移動が規制される。
そして、可動体12が第1方向Zの一方側Z1に移動し、可動体12と第1規制部217の先端当接部217aとが当接した際に、第1規制部217に撓みが生じるとしても、先端当接部217aが背後から補強部8によって支持され、第1規制部217の変形が抑制される。同様に、可動体12が第1方向Zの他方側Z2に移動し、可動体12と第2規制部227の先端当接部227aとが当接した際に、第2規制部227に撓みが生じるとしても、先端当接部227aが背後から補強部8によって支持され、第2規制部227の変形が抑制される。
このように、接続体13のせん断面に垂直な第1方向Zにおける可動体12の過度の移動が規制されることによって、接続体13の破損が抑制される。そして、可動体12との当接に伴う第1規制部217及び第2規制部227の変形が補強部8によって抑制される。これにより、振動アクチュエータ1の耐久性が高まる。
なお、第1規制部217は、第1側板部212の第1鉛直部212bに接続され、第1鉛直部212bとの境界に沿って内ケース20の内側に曲げられてもよく、この場合に、第1規制部217は第3方向Yに延びる。同様に、第2規制部227は、第2側板部222の第2鉛直部222bに接続され、第2鉛直部222bとの境界に沿って内ケース20の内側に曲げられてもよく、この場合に、第2規制部227は第3方向Yに延びる。ただし、第1規制部217及び第2規制部227は、第1方向Zに延びていることが好ましい。第1方向Zに移動する可動体12と第1規制部217及び第2規制部227とが当接する際に、金属板からなる第1規制部217及び第2規制部227の剛性を有効に利用し、第1規制部217及び第2規制部227の撓みを抑制できる。
また、一対の第1規制部217は接続体13を第3方向Yに挟み、一対の第2規制部227もまた接続体13を第3方向Yに挟んでおり、第3方向Yの限界変形量を超えて接続体13が変形することを抑制できる。これにより、振動アクチュエータ1の耐久性をさらに高められる。
(他の実施の形態)
なお、上述した振動アクチュエータ1では、コイル40が支持体11に設けられ、永久磁石60が可動体12に設けられているが、コイル40が可動体12に設けられ、永久磁石60が支持体11に設けられてもよい。
以上、説明したとおり、本明細書に開示された振動アクチュエータは、可動体と、支持体と、弾性および粘弾性の少なくとも一方を備え、前記可動体と前記支持体とが対向する位置で前記可動体および前記支持体の双方に接するように配置された接続体と、前記可動体および前記支持体のうちの一方側部材に設けられた空芯のコイル、および前記コイルに対して第1方向の少なくとも一方側で対向するように前記可動体および前記支持体のうちの他方側部材に設けられた永久磁石を有し、前記可動体を前記支持体に対して前記第1方向と交差する第2方向に振動させる磁気駆動回路と、前記可動体、前記支持体、前記接続体、及び前記磁気駆動回路を収納する外ケースと、を備え、前記支持体は、前記可動体、前記接続体、及び前記磁気駆動回路を収納する内ケースを有し、前記内ケースは、前記第2方向に延びる筒状の外周部と、当該外周部から内側に延びており、前記可動体の前記第1方向の変位に対し、前記可動体と当接することによって前記可動体の移動を規制する一つ以上の規制部と、を有し、前記外ケースは、前記外周部と前記規制部との間に配置され、前記規制部を補強する補強部を有する。
また、本明細書に開示された振動アクチュエータは、前記内ケースが、金属板からなり、前記規制部は、前記外周部の一部が切り曲げられてなる。
また、本明細書に開示された振動アクチュエータは、前記規制部が、前記外周部から第1方向に延びている。
また、本明細書に開示された振動アクチュエータは、前記規制部が、前記接続体毎に一対設けられており、前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に前記接続体を挟んで配置されている。
また、本明細書に開示された振動アクチュエータは、前記外ケースが、前記第2方向に延びる筒状の外周部と、当該外周部の前記第2方向における一方側の端部に設けられ且つ当該外周部と一体に形成された蓋部と、を有し、前記内ケースの前記外周部及び前記外ケースの前記蓋部は、互いに係合する係合部をそれぞれ有し、前記内ケースの前記係合部と前記外ケースの前記係合部とが係合することによって、前記外ケースと前記内ケースとが互いに固定される。
また、本明細書に開示された触覚デバイスは、可動体と、支持体と、弾性および粘弾性の少なくとも一方を備え、前記可動体と前記支持体とが対向する位置で前記可動体および前記支持体の双方に接するように配置された接続体と、前記可動体および前記支持体のうちの一方側部材に設けられた空芯のコイル、および前記コイルに対して第1方向の少なくとも一方側で対向するように前記可動体および前記支持体のうちの他方側部材に設けられた永久磁石を有し、前記可動体を前記支持体に対して前記第1方向と交差する第2方向に振動させる磁気駆動回路と、前記可動体、前記支持体、前記接続体、及び前記磁気駆動回路を収納する外ケースと、を備え、前記支持体は、前記可動体、前記接続体、及び前記磁気駆動回路を収納する内ケースを有し、前記内ケースは、前記第2方向に延びる中心軸まわりに、前記可動体、前記接続体、及び前記磁気駆動回路の周囲を取り囲む外周部と、前記外周部から内側に延びており、前記可動体の前記第1方向の変位に対し、前記可動体と当接することによって前記可動体の移動を規制する一つ以上の規制部と、を有し、前記外ケースは、前記外周部と前記規制部との間に配置され、前記規制部を補強する補強部を有する。
1 振動アクチュエータ
2 外ケース
3 外周部
4 蓋部
5 蓋部
6 爪部(係合部)
7 爪部(係合部)
8 補強部
10 アクチュエータ本体
11 支持体
12 可動体
13 接続体
14 磁気駆動回路
20 内ケース
21 第1ケース部材
211 第1平板部(外周部)
212 第1側板部(外周部)
212a 第1湾曲部
212b 第1鉛直部
213 第1フランジ部
214 切り欠き部
216 凹部(係合部)
217 第1規制部
217a 先端当接部
22 第2ケース部材
221 第2平板部(外周部)
222 第2側板部(外周部)
222a 第2湾曲部
222b 第2鉛直部
223 第2フランジ部
226 凹部(係合部)
227 第2規制部
227a 先端当接部
30 ベースプレート
31 平板部
32 フランジ部
33 側板部
40 コイル
41 給電基板
44 リード線
60 永久磁石
61 ヨーク
62 第1ヨーク
63 第2ヨーク
631 平板部
632 側板部
64 ウェイト
65 ウェイト
66 第1磁石
67 第2磁石
X 第2方向
Y 第3方向
Z 第1方向

Claims (6)

  1. 可動体と、
    支持体と、
    弾性および粘弾性の少なくとも一方を備え、前記可動体と前記支持体とが対向する位置で前記可動体および前記支持体の双方に接するように配置された接続体と、
    前記可動体および前記支持体のうちの一方側部材に設けられた空芯のコイル、および前記コイルに対して第1方向の少なくとも一方側で対向するように前記可動体および前記支持体のうちの他方側部材に設けられた永久磁石を有し、前記可動体を前記支持体に対して前記第1方向と交差する第2方向に振動させる磁気駆動回路と、
    前記可動体、前記支持体、前記接続体、及び前記磁気駆動回路を収納する外ケースと、
    を備え、
    前記支持体は、前記可動体、前記接続体、及び前記磁気駆動回路を収納する内ケースを有し、
    前記内ケースは、前記第2方向に延びる筒状の外周部と、当該外周部から内側に延びており、前記可動体の前記第1方向の変位に対し、前記可動体と当接することによって前記可動体の移動を規制する一つ以上の規制部と、を有し、
    前記外ケースは、前記外周部と前記規制部との間に配置され、前記規制部を補強する補強部を有する振動アクチュエータ。
  2. 請求項1記載の振動アクチュエータであって、
    前記内ケースは、金属板からなり、
    前記規制部は、前記外周部の一部が切り曲げられてなる振動アクチュエータ。
  3. 請求項1又は2記載の振動アクチュエータであって、
    前記規制部は、前記外周部から第1方向に延びている振動アクチュエータ。
  4. 請求項1から3のいずれか一項記載の振動アクチュエータであって、
    前記規制部は、前記接続体毎に一対設けられており、前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に前記接続体を挟んで配置されている振動アクチュエータ。
  5. 請求項1から4のいずれか一項記載の振動アクチュエータであって、
    前記外ケースは、
    前記第2方向に延びる筒状の外周部と、当該外周部の前記第2方向における一方側の端部に設けられ且つ当該外周部と一体に形成された蓋部と、を有し、
    前記内ケースの前記外周部及び前記外ケースの前記蓋部は、互いに係合する係合部をそれぞれ有し、
    前記内ケースの前記係合部と前記外ケースの前記係合部とが係合することによって、前記外ケースと前記内ケースとが互いに固定される振動アクチュエータ。
  6. 可動体と、
    支持体と、
    弾性および粘弾性の少なくとも一方を備え、前記可動体と前記支持体とが対向する位置で前記可動体および前記支持体の双方に接するように配置された接続体と、
    前記可動体および前記支持体のうちの一方側部材に設けられた空芯のコイル、および前記コイルに対して第1方向の少なくとも一方側で対向するように前記可動体および前記支持体のうちの他方側部材に設けられた永久磁石を有し、前記可動体を前記支持体に対して前記第1方向と交差する第2方向に振動させる磁気駆動回路と、
    前記可動体、前記支持体、前記接続体、及び前記磁気駆動回路を収納する外ケースと、
    を備え、
    前記支持体は、前記可動体、前記接続体、及び前記磁気駆動回路を収納する内ケースを有し、
    前記内ケースは、
    前記第2方向に延びる中心軸まわりに、前記可動体、前記接続体、及び前記磁気駆動回路の周囲を取り囲む外周部と、
    前記外周部から内側に延びており、前記可動体の前記第1方向の変位に対し、前記可動体と当接することによって前記可動体の移動を規制する一つ以上の規制部と、
    を有し、
    前記外ケースは、前記外周部と前記規制部との間に配置され、前記規制部を補強する補強部を有する触覚デバイス。
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