JP2020182360A - 電子機器、制御方法およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 電子機器に非正規の電池が接続されている場合の利便性を向上させる。【解決手段】 電子機器(100)は、給電装置と接続可能な接続手段と、電池の接続を検出する検出手段と、前記電池が正規の電池であるか否かを判定するための電池認証処理を行う認証手段とを有し、前記給電装置からの電力供給による動作中に前記電池の接続が検出された場合には、前記電池認証処理を行い、前記電池が正規の電池であると判定された場合には、前記電池の充電を行い、前記電池が正規の電池であると判定されなかった場合には、前記電子機器の動作状態に応じた表示処理を行う。【選択図】 図1

Description

本発明は、電池または給電装置からの電力で動作可能な電子機器、その制御方法およびそれらに関連するプログラムに関するものである。
USB(Universal Serial Bus)規格に準拠した電子機器は、USBアダプタなどの給電装置からUSBケーブルを介して供給される電力を受けることができる。以下、電子機器が給電装置からUSBケーブルを介して受けた電力を使用して電子機器の構成要素を動作させることをUSB給電と呼び、電子機器が給電装置からUSBケーブルを介して受けた電力を使用して電池を充電することをUSB充電と呼ぶ。
一方で、電子機器に接続された電池が所定の基準を満たす正規の電池であるか否かを認証する電池認証技術が知られている(特許文献1)。
特開2007−282471号公報
電池が電子機器に接続されていない状態で電子機器がUSB給電中である場合に、電池が電子機器に接続され、電子機器が電池認証処理を行う場合を想定する。電池認証処理により、電子機器に接続された電池が正規の電池ではなく非正規の電池であると判定された場合、電子機器は、電子機器に接続された非正規の電池の放電を安全性の観点から禁止または制限される可能性がある。もし、電子機器が非正規の電池の放電を禁止または制限することをユーザが認識していない状況でUSBケーブルが電子機器から切り離されてしまった場合、電子機器は非正規の電池の電力で動作できず、シャットダウン処理を開始してしまう可能性がある。
そこで、本発明は、電子機器に非正規の電池が接続されている場合の利便性を向上させることを目的とする。
本発明に係る電子機器は、給電装置と接続可能な接続手段と、電池の接続を検出する検出手段と、前記電池が正規の電池であるか否かを判定するための電池認証処理を行う認証手段とを有し、前記給電装置からの電力供給による動作中に前記電池の接続が検出された場合には、前記電池認証処理を行い、前記電池が正規の電池であると判定された場合には、前記電池の充電を行い、前記電池が正規の電池であると判定されなかった場合には、前記電子機器の動作状態に応じた表示処理を行う。
本発明に係る制御方法は、給電装置と接続可能な接続手段と、電池の接続を検出する検出手段と、前記電池が正規の電池であるか否かを判定するための電池認証処理を行う認証手段とを有する電子機器の制御方法であって、前記給電装置からの電力供給による動作中に前記電池の接続が検出された場合は、前記電池認証処理を行うステップと、前記電池が正規の電池であると判定された場合には、前記電池の充電を行うステップと、前記電池が正規の電池であると判定されなかった場合には、前記電子機器の動作状態に応じた表示処理を行うステップとを有する。
本発明に係るプログラムは、給電装置と接続可能な接続手段と、電池の接続を検出する検出手段と、前記電池が正規の電池であるか否かを判定するための電池認証処理を行う認証手段とを有する電子機器に、前記給電装置からの電力供給による動作中に前記電池の接続が検出された場合は、前記電池認証処理を行うステップと、前記電池が正規の電池であると判定された場合には、前記電池の充電を行うステップと、前記電池が正規の電池であると判定されなかった場合には、前記電子機器の動作状態に応じた表示処理を行うステップとを実行させる。
本発明によれば、電子機器に非正規の電池が接続されている場合の利便性を向上させることができる。
実施形態1〜3における電子機器100の構成要素を説明するためのブロック図である。 実施形態1および2における電子機器100の制御方法を説明するためのフローチャートである。 実施形態1〜3における電子機器100の表示部に表示される表示画面の一例である。 実施形態3における電子機器100の制御方法を説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
[実施形態1]
図1は、実施形態1〜3における電子機器100の構成要素を説明するためのブロック図である。電子機器100は、電池111または給電装置(USBアダプタなど)を電源とし、電池111または給電装置からの電力で動作する装置である。電子機器100は、撮像装置(デジタルカメラなど)、携帯機器(メディアプレーヤなど)、携帯電話(スマートフォンなど)、情報処理装置(ノート型コンピュータ、タブレット型コンピュータなど)のいずれであってもよい。
電子機器100は、図1に示すように、制御部101、撮像部102、記録媒体103、UI(ユーザインターフェース)部104、表示部105、メモリ106、メモリ107およびサブ制御部108を有する。さらに、電子機器100は、図1に示すように、充電制御部109、USB部110および電池111を有する。ただし、記録媒体103および電池111は、電子機器100から取り外し可能な構成要素である。
制御部101は、マイクロコンピュータとメモリとを有する。制御部101は、メモリ107に記憶されたプログラムを実行することにより、電子機器100の構成要素を制御することができる。
撮像部102は、被写体の光学像から画像データを生成する。撮像部102で生成された画像データはメモリ106に一時的に格納された後、記録媒体103に記録される。
記録媒体103は、撮像部102で生成された画像データを記録する不揮発性メモリである。なお、記録媒体103は、電子機器100に内蔵された記録媒体であってもよい。
UI部104は、電子機器100に対する指示をユーザから受け付けるために用いられる。UI部104は、例えば、電子機器100をパワーオン状態またはパワーオフ状態にするためのパワースイッチ、画像の撮影を指示するためのレリーズスイッチ、ズーム操作を指示するためのズームレバーなどを有する。さらに、UI部104は、例えば、画像データの再生を指示するための再生ボタン、電子機器100の動作モードを選択するためのモードダイヤルなどを有する。また、後述する表示部105に形成されるタッチパネルもUI部104に含まれる。なお、レリーズスイッチは、SW1およびSW2を有する。レリーズスイッチが、いわゆる半押し状態となることにより、SW1がONとなる。これにより、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理などの撮影準備を行うための指示を受け付ける。また、レリーズスイッチが、いわゆる全押し状態となることにより、SW2がONとなる。これにより、撮影を行うための指示を受け付ける。
表示部105は、撮影の際のビューファインダー画像の表示、撮影した画像データの表示、対話的な操作のための文字表示などを行う。なお、表示部105は必ずしも電子機器100が内蔵する必要はない。電子機器100は内部又は外部の表示部105と接続することができ、表示部105の表示を制御する表示制御機能を少なくとも有していればよい。
メモリ106は、例えば、撮像部102で生成された画像データを一時的に記憶するメモリである。
メモリ107は、電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリである。メモリ107には、制御部101で実行されるプログラム、サブ制御部108で実行されるプログラムなどが格納されている。
サブ制御部108は、マイクロコンピュータとメモリとを有する。サブ制御部108は、メモリ107に記憶されたプログラムを実行することにより、電子機器100の構成要素を制御することができる。サブ制御部108は、メイン制御部101よりも低消費電力で動作可能である。サブ制御部108は、充電制御部109が制御可能な構成であり、制御部101と通信可能な構成である。
充電制御部109は、USB部110から受け取った外部電力を制御部101、サブ制御部108および電子機器100の他の構成要素に供給する。また同時に充電制御部109はUSB部110から受け取った外部電力で電池111を充電する。
USB部110は、USB(Universal Serial Bus)規格、USB Type−C規格およびUSB Power Delivery規格に準拠した通信インターフェースである。電子機器100は、USB部110を介して給電装置とデータのやりとりを行うことができる。またUSB部110を介して給電装置から外部電力の供給を受けることができる。なお、実施形態1では、電子機器100はUSBデバイスとして動作するものとし、USB部110には給電装置とUSBで通信するための通信インターフェースが含まれる。制御部101は、USB部110を制御することで給電装置とのUSB通信を実現する。
USB部110は、USB規格、USB Type−C規格およびUSB Power Delivery規格に準拠した給電装置とUSBケーブルを介して接続可能であり、給電装置からUSBケーブルを介して供給される電力を受けることできる。電子機器100は、電池111または給電装置からの電力で電子機器100の構成要素を動作させることができる。
電池111は、電子機器100を動作させるために必要な電力を供給するものである。電池111は、電子機器100から取り外し可能であり、USB部110から受け取った外部電力で充電可能である。電池111は、認証部を有する。電池111の認証部と電子機器100の制御部101またはサブ制御部108との間で、所定の電池認証処理が行われる。
次に、図2のフローチャートを参照して、電子機器100がUSB給電中であるときに電池111が電子機器100に接続された場合における電子機器100の制御方法を説明する。なお、図2のフローチャートを参照して説明する以下の処理は、制御部101がメモリ107に記憶されているプログラムを実行することにより制御される。図2に示すフローチャートは、電子機器100でUSB給電が開始された場合に開始される。USB給電が開始されることで、電子機器100は、電子機器100が給電装置からUSBケーブルを介して受けた電力を使用して電子機器100の構成要素を動作させることができる。
ステップS201において、制御部101は電池111が電子機器100に接続されたか否かを判定する。電池111が電子機器100に接続されたと判定した場合、制御部101はステップS202に進む。電池111が電子機器100に接続されていないと判定した場合、制御部101はステップS201を繰り返す。
ステップS202において、制御部101またはサブ制御部108は電池111の認証部との間で電池認証処理を行い、その後制御部101はステップS203に進む。電池認証処理を制御部101で行うか、サブ制御部108で行うかは回路構成に依存するものであり、どちらの制御部で行ってもよいものとする。また電池認証処理は、電子機器100に接続された電池111の安全性を確認するための処理であり、電池111が所定の基準を満たす正規の電池であるか否かを認証するものである。
ステップS203において、制御部101はステップS202で行った電池認証処理の結果、電子機器100に接続された電池111が正規の電池であるか否かを判定する。電子機器100に接続された電池111が正規の電池であると判定した場合、制御部101はステップS204に進む。電子機器100に接続された電池111が正規の電池ではないと判定した場合、制御部101はステップS205に進む。
ステップS204において、制御部101またはサブ制御部108は電池認証処理の結果をメモリ107またはサブ制御部108内のRAMエリアに記憶する。その後、図2のフローチャートは終了する。記憶した電池認証処理の結果は次回のステップS202における電池認証処理に利用することが可能である。
ステップS205において、制御部101は現在の電子機器100の動作状態を判定する。電子機器100が表示部105に確認画面または警告画面を表示可能な動作状態である場合、制御部101はステップS206に進む。電子機器100が表示部105に確認画面または警告画面を表示できない動作状態である場合、制御部101はステップS213に進む。確認画面または警告画面を表示可能な動作状態とは、撮影済みの画像を表示部105に表示している場合など、確認画面または警告画面を割り込み表示させてもユーザの操作に支障がない動作モードのことである。一方、確認画面または警告画面を表示できない動作状態とは、静止画連写中、動画記録中など、確認画面または警告画面を割り込み表示してしまうと実行中の動作に支障がある動作モードのことである。
ステップS206において、制御部101は、図3の310に示すようなユーザに正規の電池を使用しているか確認するための確認画面を表示部105に表示し、ステップS207に進む。
ステップS207において、制御部101はユーザが「はい」311を選択したか、「いいえ」312を選択したか判定する。「はい」311を選択した場合、制御部101はステップS208に進む。「いいえ」312を選択した場合、制御部101はステップS209に進む。
ステップS208において、制御部101は図3の320に示すような警告画面を表示部105に表示する。その後、図2のフローチャートは終了する。ステップS202で行った電池認証処理の結果は非正規の電池であり、ステップS207におけるユーザの選択結果は正規の電池であり、双方の結果に食い違いが生じている。この状態において制御部101は電池111からの電力供給を許可しない。この状態においてUSBケーブルがUSB部110から切り離されると電力供給源がなくなってしまうため、制御部101は「電池異常を検出しました。USBケーブルが切り離された場合、シャットダウンします。」という警告画面を表示部105に表示する。
ステップS209において、制御部101は、図3の330に示すようなユーザに使用を継続するか確認するための確認画面を表示部105に表示し、ステップS210に進む。
ステップS210において、制御部101はユーザが「はい」331を選択したか、「いいえ」332を選択したか判定する。「はい」331を選択した場合、制御部101はステップS211に進む。「いいえ」332を選択した場合、制御部101はステップS212に進む。
ステップS211はステップS204と同様であり、制御部101またはサブ制御部108は電池認証処理の結果をメモリ107またはサブ制御部108内のRAMエリアに記憶する。その後、図2のフローチャートは終了する。記憶した電池認証処理の結果は次回のステップ202における電池認証処理に利用することが可能である。ステップS202で行った電池認証処理の結果は非正規の電池であり、ステップS207におけるユーザの選択結果も非正規の電池である。つまり正規の電池を使用していないので、この状態において制御部101は電池111からの電力供給を許可しない。しかし、ステップS210においてユーザは使用を継続する意思を示しているため、この場合はUSBケーブルがUSB部110から切り離されても、電池111の電力で動作するものとする。
ステップS212において、制御部101は図3の340に示すような警告画面を表示部105に表示する。その後、図2のフローチャートは終了する。ステップS202で行った電池認証処理の結果は非正規の電池であり、ステップS207およびステップS210におけるユーザの選択結果は非正規の電池の使用を望んでいない。この状態において制御部101は電池111からの電力供給を許可しない。この状態においてUSBケーブルがUSB部110から切り離されると電力供給源がなくなってしまうため、制御部101は「USBケーブルが切り離された場合、シャットダウンします。」という警告画面を表示部105に表示する。
以上が、ステップS205において確認画面または警告画面を割り込み表示可能な動作モード(静止画再生中など)であると判定した場合の処理である。次にステップS205において確認画面または警告画面を割り込み表示できない動作モード(静止画連写中、動画記録中など)であると判定した場合の処理について説明する。
ステップS213において、制御部101は図3の350に示すような動作中警告画面を表示部105に表示する。その後、図2のフローチャートは終了する。電子機器100は静止画連写中、動画記録中など、確認画面または警告画面を表示部105いっぱいに表示してしまうと実行中の動作に支障があるので、現在実行中の動作における表示状態の上に半透明のレイヤーを重ねて表示する。この場合もステップS202で行った電池認証処理の結果は非正規の電池であり、制御部101は前述の通り電池111から電力供給を許可しない。そのため、制御部101は「USBケーブルが切り離された場合、シャットダウンします。」という警告画面を、現在実行中の動作に支障をきたさないように表示部105に表示する。
以上説明したように、実施形態1における電子機器100によれば、USB給電中に電池111が電子機器100に接続された場合において、電池認証処理の結果および電子機器100の動作状態に応じた確認画面または警告画面を表示することができる。これにより、電子機器100に非正規の電池が接続されている場合の利便性を向上させる。
[実施形態2]
実施形態1では、USB給電中に電池111が電子機器100に接続された場合を説明した。実施形態2では、図2を参照して、電池111が電子機器100に接続済みであり、給電装置と電子機器100とが接続済みの状態で、電子機器100がパワーオン状態にされた場合を説明する。
電池111が電子機器100に接続済みであり、給電装置と電子機器100とが接続済みの状態で、電子機器100がパワーオン状態にされた場合、ステップS201を開始する。ステップS201では電池111が電子機器100に接続済みであるため、制御部101はステップS202に進む。
ステップS202において、電池認証処理は電池111が電子機器100に接続された場合に既に実行されているため、制御部101はステップS203に進む。
ステップS203において正規の電池であると判定した場合は、実施形態1と同様、制御部101はステップS204に進む。なお、ステップS204で行われる処理は実施形態1と同様であるため、その説明を省略する。非正規の電池であると判定した場合、制御部101はステップS205に進む。
ステップS205において、制御部101はステップS206に進む。実施形態1では、ステップS205における確認画面または警告画面を割り込み表示可能か否かの判定は、割込み可能と判定されるため、処理はステップS206に進むこととなる。
ステップS206以降の処理は実施形態1と同様となるため以降の説明は省略する。
[実施形態3]
実施形態1では、電池認証処理の結果および電子機器100の動作状態に応じて、確認画面または警告画面を割り込み表示させる処理を説明した。実施形態3では、電子機器100の動作状態ではなくUSBケーブルをUSB部110から切り離したタイミングで確認画面または警告画面を表示させる処理を説明する。
図4は、実施形態3における電子機器100の制御方法を説明するためのフローチャートである。なお、図4のフローチャートを参照して説明する以下の処理は、制御部101がメモリ107に記憶されているプログラムを実行することにより制御される。図4に示すフローチャートは、電子機器100でUSB給電が開始された場合に開始される。USB給電が開始されることで、電子機器100は、電子機器100が給電装置からUSBケーブルを介して受けた電力を使用して電子機器100の構成要素を動作させることができる。
ステップS201およびS202では実施形態1と同様の処理が行われるため、それらの説明を省略する。
ステップS203において、制御部101はステップS202で行った電池認証処理の結果、電子機器100に接続された電池111が正規の電池であるか否かを判定する。電子機器100に接続された電池111が正規の電池であると判定した場合、制御部101はステップS204に進む。電子機器100に接続された電池111が正規の電池ではないと判定した場合、制御部101はステップS401に進む。
ステップS204の処理は実施形態1と同様であるため説明は省略する。
ステップS401において、制御部101はUSBケーブルがUSB部110から切り離されたか否かを判定する。USBケーブルがUSB部110から切り離されたと判定した場合、制御部101はステップS206に進む。USBケーブルがUSB部110から切り離されていないと判定した場合、制御部101はステップS401を繰り返す。つまりUSBケーブルがUSB部110から切り離されるまで制御部101は現状の処理を継続し、USBケーブルがUSB部110から切り離されたのを契機に、以降の確認画面または警告画面の表示処理を行う。
ステップS206において、制御部101は、図3の310に示すようなユーザに正規の電池を使用しているか確認するための確認画面を表示部105に表示し、ステップS207に進む。
ステップS207において、制御部101はユーザが「はい」311を選択したか、「いいえ」312を選択したか判定する。「はい」311を選択した場合、制御部101はステップS402に進む。「いいえ」312を選択した場合、制御部101はステップS209に進む。
ステップS402において、制御部101は図3の360に示すような警告画面を表示部105に表示する。その後、図4のフローチャートは終了する。ステップS202で行った電池認証処理の結果は非正規の電池であり、ステップS207におけるユーザの選択結果は正規の電池であり、双方の結果に食い違いが生じている。ステップS401においてUSBケーブルの切り離しを検出するまでは、給電装置からの供給電力で電子機器100は動作しており、非正規の電池からの放電は行っていない。しかしステップS401においてUSBケーブルがUSB部110から切り離されたことを検出すると、電子機器100は非正規の電池の電力で動作することになる。従って、電池認証処理の結果とユーザの選択結果とに食い違いが生じた場合、制御部101はステップS402のように「模倣品の可能性があります。安全のためシャットダウンします。」という警告画面を表示部105に表示する。その後、図4のフローチャートは終了する。
ステップS209では実施形態1と同様の処理が行われるため、それらの説明を省略する。
ステップS210において、制御部101はユーザが「はい」331を選択したか、「いいえ」332を選択したか判定する。「はい」331を選択した場合、制御部101はステップS211に進む。「いいえ」332を選択した場合、制御部101はステップS403に進む。
ステップS211では実施形態1と同様の処理が行われるため、それらの説明を省略する。
ステップS403において、制御部101は「シャットダウンします。」という警告画面を表示部105に表示する。その後、図4のフローチャートは終了する。
以上説明したように、実施形態3における電子機器100によれば、USB給電中にUSBケーブルがUSB部110から切り離され、非正規の電池の電力で電子機器100が動作する状況になった場合に確認画面または警告画面を表示することができる。これにより、電子機器100に非正規の電池が接続されている場合の利便性を向上させる。
[実施形態4]
実施形態1〜3で説明した様々な機能、処理または方法は、パーソナルコンピュータ、マイクロコンピュータ、CPU(Central Processing Unit)、マイクロプロセッサなどがプログラムを用いて実現することもできる。以下、実施形態4では、パーソナルコンピュータ、マイクロコンピュータ、CPU(Central Processing Unit)、マイクロプロセッサなどを「コンピュータX」と呼ぶ。また、実施形態4では、コンピュータXを制御するためのプログラムであって、実施形態1〜3で説明した様々な機能、処理または方法を実現するためのプログラムを「プログラムY」と呼ぶ。
実施形態1〜3で説明した様々な機能、処理または方法は、コンピュータXがプログラムYを実行することによって実現される。この場合において、プログラムYは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を介してコンピュータXに供給される。実施形態4におけるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、ハードディスク装置、磁気記憶装置、光記憶装置、光磁気記憶装置、メモリカード、揮発性メモリ、不揮発性メモリなどの少なくとも一つを含む。実施形態4におけるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、non−transitoryな記憶媒体である。
100 電子機器

Claims (6)

  1. 給電装置と接続可能な接続手段と、
    電池の接続を検出する検出手段と、
    前記電池が正規の電池であるか否かを判定するための電池認証処理を行う認証手段と
    を有し、
    前記給電装置からの電力供給による動作中に前記電池の接続が検出された場合には、前記電池認証処理を行い、
    前記電池が正規の電池であると判定された場合には、前記電池の充電を行い、
    前記電池が正規の電池であると判定されなかった場合には、前記電子機器の動作状態に応じた表示処理を行うことを特徴とする電子機器。
  2. 前記表示処理は、前記電子機器がシャットダウンを行う可能性があることをユーザに警告するための処理を含むことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記電子機器の動作状態は、前記給電装置と前記電子機器との接続が切り離された場合に所定の表示処理を行う動作状態であることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  4. 前記給電装置はUSB(Universal Serial Bus) Power Delivery規格に準拠した装置であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 給電装置と接続可能な接続手段と、電池の接続を検出する検出手段と、前記電池が正規の電池であるか否かを判定するための電池認証処理を行う認証手段とを有する電子機器の制御方法であって、
    前記給電装置からの電力供給による動作中に前記電池の接続が検出された場合は、前記電池認証処理を行うステップと、
    前記電池が正規の電池であると判定された場合には、前記電池の充電を行うステップと、
    前記電池が正規の電池であると判定されなかった場合には、前記電子機器の動作状態に応じた表示処理を行うステップと
    を有することを特徴とする制御方法。
  6. 給電装置と接続可能な接続手段と、電池の接続を検出する検出手段と、前記電池が正規の電池であるか否かを判定するための電池認証処理を行う認証手段とを有する電子機器に、
    前記給電装置からの電力供給による動作中に前記電池の接続が検出された場合は、前記電池認証処理を行うステップと、
    前記電池が正規の電池であると判定された場合には、前記電池の充電を行うステップと、
    前記電池が正規の電池であると判定されなかった場合には、前記電子機器の動作状態に応じた表示処理を行うステップと
    を実行させるためのプログラム。
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