JP2020182041A - 電気音響変換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数の増加を防ぎ且つ容易な加工により、磁気ギャップの磁束密度を向上させ、小型化及び高音質化を実現することができる電気音響変換器を提供すること。【解決手段】電気音響変換器1は、円筒状に巻回されたボイスコイル12と、ボイスコイル12と接続された振動板10と、ボイスコイル12よりも大径の円筒状をなし、ボイスコイル12と同軸に配設されたマグネット20と、ボイスコイル12の外周側に配置され、マグネット20の一方の極側と連結した環状のポールピース21と、先端側がボイスコイル12の内周側に配置され、ボイスコイル12の軸方向に沿って根元側に向けて径が拡大した円錐部分30bを有するセンターポール30、及びセンターポール30の根元から径方向外方に拡がり、マグネット20の他方の極側と連結した平板部31とを有するヨーク22と、を備える。【選択図】図4

Description

本開示は、主にイヤホンやヘッドホン等に用いられる電気音響変換器に関する。
近年、携帯音楽プレーヤや、スマートフォン等の携帯端末等でデジタル音源による高品質な音楽再生が普及してきており、小型で高音質なイヤホンやヘッドホン(以下、イヤホン等という)が求められている。
そこで、イヤホン等の音質を改善するため、電気音響変換器(いわゆるドライバユニット)の種々の改良が図られている。例えば、特許文献1には、スピーカ用の電気音響変換器において、円板状の第1のヨークの前面にリング状の第1の永久磁石(マグネット)を配設し、当該第1の永久磁石の前面にリング状の第2のヨークを配設し、当該第2のヨークの前面にリング状で第1の永久磁石とは反対極性の第2の永久磁石を配設し、第1のヨークの前面中央には第1の永久磁石及び第2のヨークの内周面と磁気ギャップを介して対向する円柱状のセンターポールを配設し、当該センターポールの前面に、第2の永久磁石とは反対極性の第3の永久磁石を配設したスピーカ用磁気回路が開示されている。当該特許文献1に記載の技術では、このような磁気回路構成とすることで、閉磁路を形成して磁気ギャップの空隙部磁束密度を高め、当該磁気ギャップ内に配置されるボイスコイルへの駆動力を増加させ、音質の改善を図っている。
特許文献2には、外磁型の磁気回路を有するスピーカ装置において、磁気回路の周囲に設けられる支持フレームの側面部に通気部を設けるとともに、磁気回路のヨークの中心部に円柱状の中空部を設けた構成が開示されている。当該特許文献2には、支持フレームの側面部に通気部を設け、振動板のエッジ部背面と磁気回路間の空気を逃がすことで、振動板の大きさに制約されることなく大型のマグネットが使用可能であり、感度を向上できることが記載されている。
特許第3902066号 特許第4233745号
しかしながら、特許文献1のように複数の永久磁石及び複数のヨークを設けると、部品点数が増加し、電気音響変換器の小型化を図るのが困難となる。また、部品点数の増加に伴い、電気音響変換器の製造コストが増加するという問題も生じる。
さらに、特許文献2では、磁気回路のヨークの中央を貫通する中空部(通気孔)を形成しているが、これによりセンタポールの径方向の肉厚が中空部の分だけ減少してしまう。このようにセンタポールの肉厚が減少すると、その分だけ磁気抵抗が増加し、センタポールとマグネットの上部に取り付けられるプレートとの間(磁気ギャップ)の磁束密度が低下して、音響特性の向上が妨げられるおそれがある。さらに、特許文献2では、センターポールの中空部を形成するために、センターポールの厚さ方向全域を貫通させる加工時間を要するという問題がある。
本開示は、このような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、部品点数の増加を防ぎ且つ容易な加工により、磁気ギャップの磁束密度を向上させ、小型化及び音響特性の向上を実現することができる電気音響変換器を提供することにある。
上記した目的を達成するために、本開示に係る電気音響変換器は、円筒状に巻回されたコイルと、前記コイルと接続された振動板と、前記コイルよりも大径の円筒状をなし、前記コイルと同軸に配設されたマグネットと、前記コイルの外周側に配置され、前記マグネットの一方の極側と連結した環状のポールピースと、先端側が前記コイルの内周側に配置され、前記コイルの軸方向に沿って根元側に向けて径が拡大した円錐部分を有するセンターポール、及び前記センターポールの根元から径方向外方に拡がり前記マグネットの他方の極側と連結した平板部とを有するヨークと、を備える。
上述の電気音響変換器において、前記ヨークのセンターポールは、前記円錐部分の先端が前記コイルの内周面と径方向において対向する範囲にあり、前記円錐部分の根元側の径が前記コイルの外周面よりも外周側に形成されていてもよい。
また、上述の電気音響変換器において、前記ヨークの平板部は、前記マグネットと連結した一面側の空間と、当該一面の反対側である他面側の空間とを連通する通気孔が形成されていてもよい。
また、上述の電気音響変換器において、前記ヨークの平板部は、前記通気孔が複数形成されていてもよい。
また、上述の電気音響変換器において、さらに、前記ヨークの平板部の他面側にて前記通気孔と連通する空間を区画し、且つ当該空間と外部とを連通する通気孔が形成されたプレート部材を備えてもよい。
上記手段を用いる本開示に係る電気音響変換器によれば、部品点数の増加を防ぎ且つ容易な加工により、磁気ギャップの磁束密度を向上させ、小型化及び高音質化を実現することができる。
本開示の実施形態に係る電気音響変換器の中心軸O方向一側から視た分解斜視図である。 本開示の実施形態に係る電気音響変換器の中心軸O方向他側から視た分解斜視図である。 (a)電気音響変換器の上面図、(b)電気音響変換器の側面図、(c)電気音響変換器の底面図である。 図3(a)のIV−IV線に沿う断面図である。 (a)本実施形態の磁気回路における磁束分布図、(b)比較例として全域円柱状のセンターポールを用いた磁気回路における磁束分布図である。 図5の(a)と(b)のそれぞれのa−b間の磁束密度を示したグラフである。
以下、本開示の一実施形態を図面に基づき説明する。
図1は本開示の実施形態に係る電気音響変換器の中心軸O方向一側から視た分解斜視図、図2は本開示の実施形態に係る電気音響変換器の中心軸O方向他側から視た分解斜視図、図3は(a)電気音響変換器の上面図、(b)電気音響変換器の側面図、(c)電気音響変換器の底面図、図4はIV-IV線に沿う断面図である。以下、これらの図に基づき電気音響変換器の構成について説明する。
電気音響変換器1は、主に、外殻をなす筒状のケース2の内部に、振動板アセンブリ3と、当該振動板アセンブリ3を駆動する磁気回路4、磁気回路4に連結されるプレート部材5、当該プレート部材5内に設けられるスクリーン6、プレート部材5の外表面に設けられるターミナル7と、が設けられている。当該電気音響変換器1は、例えば、イヤホン又はヘッドホンに搭載される。
詳しくは、円筒状のケース2は、中心軸O方向の一側端部の外形が先端に向けて段階的に径が小さくなっており、一端面には放音用開口部2aが形成されている。一方、ケース2の他端面はそのまま開放されている。
振動板アセンブリ3は、パルプやフィルム等からなる振動板10の周縁が円環状の枠体11により支持されている。振動板10は中央に平坦な円形の中央面10aが形成され、当該中央面10aの周縁に中心軸O方向の一側に盛り上がった円環状のエッジ部10bが形成されている。また、振動板10の中央面10aの周縁部分の背面(中心軸O方向の他側の面)には、中心軸Oと同軸の円筒状に巻回されたボイスコイル12(コイル)が接続されており、当該ボイスコイル12の振動が振動板10に伝達される。また当該ボイスコイル12からはコイルを形成するワイヤの2本の引出線12aが外側に延びている。
磁気回路4は、マグネット20と、当該マグネット20の一方の極性と連結したポールピース21と、他方の極性と連結したヨーク22とから構成されている。ポールピース21及びヨーク22は磁性材料からなる。
マグネット20は、ボイスコイル12よりも大径の円筒状をなし、当該ボイスコイル12と同軸に配設されている。当該マグネット20は中心軸O方向に極性を有しており、中心軸O方向の一側に一方の極性(例えばS極)、中心軸O方向の他側に他方の極性(例えばN極)を有している。
ポールピース21は、円環状をなし、ボイスコイル12の外周側に配置されている。ポールピース21の中心軸O方向一側の面の周縁部には、振動板アセンブリ3の枠体11が係合する段差部21aが形成されている。またポールピース21には、ボイスコイル12の2本の引出線12aを通すための切欠部21bが形成されている。
ヨーク22は、先端側がボイスコイル12の内周側に配置され、中心軸O方向に沿って延びるセンターポール30と、当該センターポール30の根元から径方向外方に拡がりマグネット20と連結した円盤状の平板部31とから構成されている。
センターポール30は、先端側の円柱部分30aと、根元側の円錐部分30bとから形成されている。円錐部分30bは、円柱部分30aとの境目である先端から、中心軸O方向に沿って根元側(中心軸O方向の他側)に向けて径が拡がっている。
具体的には、円錐部分30bは先端側から根元側にかけて拡径し、ボイスコイル12よりも大径に径が拡がっているが、ボイスコイル12が通電により振動した際でもボイスコイル12とセンターポール30とが干渉しない範囲で傾斜している。より具体的には、図4に示すように、円錐部分30bの先端は、中心軸O方向においてボイスコイル12の他端と略同一の位置にある。なお、円錐部分30bの先端位置はこの位置に限られず、ボイスコイル12の内周面と径方向に対向する位置にあればよい。そして、円錐部分30bの根元の径は、ボイスコイル12の外周面よりも外周側に形成されており、特に本実施形態ではマグネット20の内径に接近して形成されている。
平板部31は、マグネット20の外径よりも僅かに大径な円盤状をなしている。平板部31にはセンターポール30の根元部分に架かる位置の3か所にて、平板部31のマグネット20と連結した一面側(中心軸O方向の一側の面)の空間Aと、当該一面の反対側である他面側(中心軸O方向の他側の面)の空間Bを連通する3つの通気孔31aが形成されている。なお、各通気孔31aは円孔であり、各通気孔31aの形状に沿ってセンターポール30の根元部分も一部削られている。また各通気孔31aの一面側の開口は、一部がマグネット20により塞がれている。
また、平板部31の周縁の一部にはボイスコイル12の2本の引出線12aを通すための円弧状の切欠部31bが形成されている。
プレート部材5は、周縁に段差がある円盤状をなしており、ヨーク22の平板部31の他側面に取り付けられている。これにより、当該プレート部材5はヨーク22の平板部31の他面側にて各通気孔31aと連通する空間Bを区画している。プレート部材5の中心位置には内部の空間と外部とを連通する通気孔5aが形成されている。また、プレート部材5の周縁の一部にはボイスコイル12の2本の引出線12aを通すための円弧状の切欠部5bが形成されている。
スクリーン6は、円形の膜状をなした通気性のある音響抵抗材であり、プレート部材5が形成する空間内にて通気孔5aを覆うように設けられている。スクリーン6の他面側には円環状の両面テープ6aが取り付けられており、スクリーン6は両面テープ6aを介してプレート部材5に貼り付けられている。
ターミナル7は、中心孔7aが形成された円形の板材であり、中心軸O方向の一側の面がプレート部材5に接着され、中心軸O方向の一側の面には電極7bが形成されている。また、ターミナル7の周縁の一部にはボイスコイル12の2本の引出線12aを通すための円弧状の切欠部7cが形成されている。
上述したポールピース21の切欠部21b、ヨーク22の平板部31の切欠部31b、プレート部材5の切欠部5b、ターミナル7の切欠部7cはいずれも中心軸O方向と平行な略同一線上に位置しており、ボイスコイル12の2本の引出線12aは各切欠部21b、31b、5b、7cを通ってターミナル7の電極7bに接続されている。また図示しないが、ケース2とプレート部材5との間の円環状の隙間には周方向に沿ってUV接着剤が塗布されており、当該UV接着剤によりケース2とプレート部材5の隙間は密閉されている。なお、プレート部材5の切欠部5bを通る2本の引出線12aもUV接着剤により接着されている。したがって、このように構成された電気音響変換器1は、振動板10の背面側の空間がスクリーン6を介してプレート部材5の通気孔5aまで、閉じた空間となっている。
以上のように構成された電気音響変換器1は、ターミナル7の電極7bに電気信号が送られると、引出線12aを介してボイスコイル12に通電され、当該電気信号に応じてボイスコイル12が振動することで振動板10が振動し、放音用開口部2aから音が発せられる。
本実施形態における電気音響変換器1は、ヨーク22のセンターポール30に円錐部分30bを形成することで、当該センターポール30の径方向の厚さを最大限確保している。つまり、当該センターポール30はマグネット20に近い部分で肉厚を厚くすることができるので、上記特許文献2のようにセンターポールの中央に通気孔を形成した構成等よりも、磁気抵抗を下げることができる。
このようにヨーク22の磁気抵抗を低減することで、センターポール30とポールピース21との間の磁気ギャップG(図4に図示)の磁束密度を向上させることができる。
ここで、図5及び図6に、本実施形態と比較例の構成についてシミュレーションした結果を示す。図5には(a)本実施形態の磁気回路における磁束分布図、(b)比較例として全域円柱状のセンターポールを用いた磁気回路における磁束分布図が示されており、図6には図5の(a)と(b)のそれぞれのa−b間の磁束密度を示したグラフが示されている。図5(a)に示すように本実施形態のヨーク22では、円錐部分30bが根元側にいくほどマグネット20に近いことで、磁束密度がセンターポール30の先端側に集中している。したがって、ボイスコイル12が位置する、センターポール30先端の円柱部分30aとポールピース21との間の磁束密度が高くなり、当該ボイスコイル12の駆動力が向上する。
一方、図5(b)に示すように、円柱状のセンターポール30’が平板部31’の中央から突出した形状のヨーク22’では、センターポール30’の中心軸O方向の中央部に磁束密度が集中している。したがって、このようなヨーク22’では、ボイスコイル12が位置する部分の磁束密度を高めることが困難である。
さらに図6に示すように、図5(a)、図5(b)のa−b間における磁束密度を表示した結果を見ても、a−b間全域にわたって本実施形態の磁気ギャップGの磁束密度が比較例よりも高いことがわかる。
このように本実施形態の電気音響変換器1によれば、ボイスコイル12の駆動力を向上させ、より良好な音響特性を得ることができる。また、本実施形態の電気音響変換器1は、特に部品を追加したり、各部のレイアウトを大きく変更したりする必要もないことから、電気音響変換器1の小型化を図りつつ音響特性を向上させることができる。
また、本実施形態の電気音響変換器1は、ヨーク22のセンターポール30が、ボイスコイル12に通電して振動した際にボイスコイル12とセンターポール30とが干渉しない範囲に円錐部分30bが形成されていることから、ボイスコイル12の振動を妨げることなく、磁気抵抗の低下を図ることができる。
さらに、円錐部分30bの先端がボイスコイル12の内周面と径方向において対向する範囲にあり、円錐部分30bの根元側の径がマグネット20の内径にまで至っていることで、センターポール30の径方向の厚みを最大限確保し、磁気抵抗を最大限低下させることができる。
また、ヨーク22には、平板部31に通気孔31aが形成されていることで、センターポール30の中心を穿設するよりも短い加工時間で通気孔31aを加工可能であるとともに、センターポール30の肉厚を減少させることがないから、センターポール30の磁気抵抗を増加させることもない。
また、当該通気孔31aを複数形成することで、マグネット20とヨーク22との位置ずれが生じ、マグネット20によりいずれかの通気孔31aが塞がれることがあったとしても、他の通気孔31aからヨーク22の背面へ確実に通気できる。また、通気孔31aの個数の増減や、各通気孔31aの孔径の変更により、音響調整(制動)の幅を持たせることが容易にできる。
そして、ヨーク22の平板部31の他面側にて各通気孔31aと連通する空間を区画し、且つ当該空間と外部とを連通する通気孔5aが形成されたプレート部材5を設けることで、当該空間の容積と通気孔5aの大きさにより、容易に電気音響変換器1の音質の設定を行うことができる。
以上により本実施形態に係る電気音響変換器1によれば、部品点数の増加を防ぎ且つ容易な加工により、磁気ギャップGの磁束密度を向上させ、小型化及び高音質化を実現することができる。
以上で本開示の実施形態の説明を終えるが、本開示の態様はこの実施形態に限定されるものではない。
例えば上記実施形態における電気音響変換器1ではヨーク22の平板部31に通気孔31aを3つ形成しているが、通気孔の数はこれに限られるものではなく、1つであったり、4つ以上形成したりしてもよい。
また、上記実施形態における磁気回路4のヨーク22のセンターポール30は先端側の円柱部分30aと根元側の円錐部分30bから構成されているが、センターポールは円錐部分を有していればよく、この形状に限られるものではない。例えば、センターポールが円錐部分の根元から、さらに円柱部分を介して平板部に繋がる形状であってもよい。この円錐部分の根元から連なる円柱部分は、円錐部分の根元と同径であってもよいし、円錐部分の根元の径よりも大径の円柱であってもよい。センターポールの根元側の円柱部分の外径と、マグネットの内径とを係合させるようにすることで、ヨークとマグネットとの位置を容易に合わせて組み立てることができる。又は、ヨークのセンターポールが円錐部分のみから構成されてもよい。
1 電気音響変換器
2 ケース
3 振動板アセンブリ
4 磁気回路
5 プレート部材
5a 通気孔
5b 切欠部
6 スクリーン
7 ターミナル
7a 中心孔
7b 電極
7c切欠部
10 振動板
11 枠体
12 ボイスコイル(コイル)
20 マグネット
21 ポールピース
22 ヨーク
30 センターポール
30a 円柱部分
30b 円錐部分
31 平板部
31a 通気孔
31b 切欠部

Claims (5)

  1. 円筒状に巻回されたコイルと、
    前記コイルと接続された振動板と、
    前記コイルよりも大径の円筒状をなし、前記コイルと同軸に配設されたマグネットと、
    前記コイルの外周側に配置され、前記マグネットの一方の極側と連結した環状のポールピースと、
    先端側が前記コイルの内周側に配置され、前記コイルの軸方向に沿って根元側に向けて径が拡大した円錐部分を有するセンターポール、及び前記センターポールの根元から径方向外方に拡がり、前記マグネットの他方の極側と連結した平板部とを有するヨークと、
    を備えることを特徴とする電気音響変換器。
  2. 前記ヨークのセンターポールは、前記円錐部分の先端が前記コイルの内周面と径方向において対向する範囲にあり、前記円錐部分の根元側の径が前記コイルの外周面よりも外周側に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気音響変換器。
  3. 前記ヨークの平板部は、前記マグネットと連結した一面側の空間と、当該一面の反対側である他面側の空間とを連通する通気孔が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気音響変換器。
  4. 前記ヨークの平板部は、前記通気孔が複数形成されている請求項3に記載の電気音響変換器。
  5. さらに、前記ヨークの平板部の他面側にて前記通気孔と連通する空間を区画し、且つ当該空間と外部とを連通する通気孔が形成されたプレート部材を備えることを特徴とする請求項3又は4に記載の電気音響変換器。
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