JP2020180713A - ハイブリッド式給湯システム - Google Patents

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Abstract

【課題】貯湯タンク1と、ヒートポンプユニット2と、タンク水をヒートポンプユニット2で加熱するタンク水加熱回路11と、貯湯タンクの頂部に接続される給湯路13に介設した液々熱交換器3と、液々熱交換器との間で熱媒体を循環可能な、バーナ41で加熱される熱交換器4と、集熱器6とを備えるハイブリッド式給湯システムであって、集熱器を熱源とするタンク水加熱運転をヒートポンプユニットの放熱器に熱媒流路を付設せず実行可能とする。【解決手段】給水路12と液々熱交換器3の下流側の給湯路13の部分とを接続可能なバイパス路14を備える。集熱器6で熱媒体を加熱しつつ、集熱器6と液々熱交換器3との間で熱媒体を循環させると共に、貯湯タンク1の底部から給水路12とバイパス路14と液々熱交換器3が介設された給湯路13の上流側部分とを介して貯湯タンク1の頂部にタンク水を循環させて、集熱器を熱源とするタンク水加熱運転を実行する。【選択図】図2

Description

本発明は、貯湯タンクと、ヒートポンプユニットと、貯湯タンクの底部から頂部にヒートポンプユニットの放熱器を介してタンク水を循環可能なタンク水加熱回路と、貯湯タンクの底部に水を供給可能な給水路と、貯湯タンクの頂部から給湯端末に温水を供給可能な給湯路と、バーナで加熱される熱交換器と、バーナ及びヒートポンプユニット以外で発生する熱エネルギーを集熱する集熱器とを備えるハイブリッド式給湯システムに関する。
従来、この種のハイブリッド式給湯システムにおいて、給湯路に、バーナで加熱される熱交換器を介設すると共に、ヒートポンプユニットの放熱器に、高温冷媒が流れる冷媒流路とタンク水が流れるタンク水流路とに加えて、集熱器で加熱された熱媒体が流れる熱媒流路を付設したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このものでは、放熱器の冷媒流路とタンク水流路との間での熱交換によりタンク水を加熱しつつ、貯湯タンクの底部から頂部にタンク水加熱回路を介してタンク水を循環させる、ヒートポンプユニットを熱源とするタンク水加熱運転と、集熱器で熱媒体を加熱しつつ、集熱器と放熱器の熱媒流路との間で熱媒体を循環させ、放熱器の熱媒流路とタンク水流路との間での熱交換によりタンク水を加熱しつつ、貯湯タンクの底部から頂部にタンク水加熱回路を介してタンク水を循環させる、集熱器を熱源とするタンク水加熱運転と、貯湯タンクの頂部から送り出される温水を給湯路を介して給湯端末に供給する、タンク利用の給湯運転と、貯湯タンクの頂部から送り出される温水をバーナにより熱交換器で加熱した状態で給湯路を介して給湯端末に供給する、バーナを補助熱源とする給湯運転とが実行可能である。
然し、上記従来例では、ヒートポンプユニットの放熱器を、一般的には設けられていない熱媒流路を付設したものにする必要があり、コストが高くなる不具合がある。
また、ハイブリッド式給湯システムではないが、給湯路に液々熱交換器を介設し、バーナで加熱される熱交換器と液々熱交換器との間で熱媒循環回路を介して熱媒体を循環させ、液々熱交換器で熱媒体により加熱された温水を給湯路を介して給湯端末に供給する、バーナを熱源とする給湯運転を実行可能としたものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
この技術を上記ハイブリッド式給湯システムに適用し、貯湯タンクの頂部から給湯端末に温水を供給する給湯路に、バーナで加熱される熱交換器との間で熱媒循環回路を介して熱媒体を循環させる液々熱交換器を介設することが考えられる。そして、この場合には、集熱器を熱媒循環回路に接続し、何らかの工夫をすることにより、集熱器で加熱された熱媒体により液々熱交換器を利用してタンク水を加熱できるようにすることで、ヒートポンプユニットの放熱器に熱媒流路を付設せずに、集熱器を熱源とするタンク水加熱運転を実行可能となる。
特開2014−85067号公報 特開2003−130448号公報
本発明は、以上の点に着目し、ヒートポンプユニットの放熱器に熱媒流路を付設せずに、集熱器を熱源とするタンク水加熱運転を実行可能とした低コストのハイブリッド式給湯システムを提供することをその課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、貯湯タンクと、ヒートポンプユニットと、貯湯タンクの底部から頂部にヒートポンプユニットの放熱器を介してタンク水を循環可能なタンク水加熱回路と、貯湯タンクの底部に水を供給可能な給水路と、貯湯タンクの頂部から給湯端末に温水を供給可能な給湯路と、給湯路に介設された液々熱交換器と、バーナで加熱される熱交換器と、熱交換器と液々熱交換器との間で熱媒体を循環可能な熱媒循環回路とを備えるハイブリッド式給湯システムであって、ヒートポンプユニットの放熱器でタンク水を加熱しつつ、貯湯タンクの底部から頂部にタンク水加熱回路を介してタンク水を循環させる、ヒートポンプユニットを熱源とするタンク水加熱運転と、貯湯タンクの頂部から送り出される温水を給湯路を介して給湯端末に供給する、タンク利用の給湯運転と、バーナにより熱交換器で熱媒体を加熱しつつ、熱交換器と液々熱交換器との間で熱媒循環回路を介して熱媒体を循環させ、貯湯タンクの頂部から送り出される温水を液々熱交換器で熱媒体により加熱した状態で給湯路を介して給湯端末に供給する、バーナを補助熱源とする給湯運転とを実行可能としたものにおいて、熱媒循環回路に接続可能な、バーナ及びヒートポンプユニット以外で発生する熱エネルギーを集熱する集熱器と、給水路と液々熱交換器の下流側の給湯路の部分とを接続可能なバイパス路とを備え、集熱器で熱媒体を加熱しつつ、集熱器と液々熱交換器との間で熱媒体を循環させると共に、貯湯タンクの底部から給水路とバイパス路と液々熱交換器が介設された給湯路の上流側部分とを介して貯湯タンクの頂部にタンク水を循環させる、集熱器を熱源とするタンク水加熱運転を実行可能としたことを特徴とする。
本発明によれば、集熱器で加熱された熱媒体により本来は給湯用の液々熱交換器でタンク水を加熱することにより、集熱器を熱源とするタンク水加熱運転を実行することができる。従って、集熱器を熱源とするタンク水加熱運転を実行するために、ヒートポンプユニットの放熱器に熱媒流路を付設する必要がなく、コストダウンを図ることができる。
また、本発明においては、タンク水加熱回路の下流端を貯湯タンクの頂部と底部とに選択的に接続可能とすると共に、タンク水加熱回路に介設したタンク水循環ポンプによるタンク水の送り方向をタンク水加熱回路の上流側から下流側とする順方向とタンク水加熱回路の下流側から上流側とする逆方向とに切換え自在とし、集熱器を熱源とするタンク水加熱運転を実行するときは、タンク水加熱回路の下流端を貯湯タンクの底部に接続すると共にタンク水の送り方向を逆方向とした状態でタンク水循環ポンプを作動させて、貯湯タンクの底部からタンク水加熱回路を介して給水路にタンク水を送ることが望ましい。これによれば、集熱器を熱源とするタンク水加熱運転の実行時に、貯湯タンクの底部から給水路とバイパス路と液々熱交換器が介設された給湯路の上流側部分とを介して貯湯タンクの頂部にタンク水を循環させるための専用のポンプが不要となり、一層のコストダウンを図ることができる。
また、本発明においては、熱媒循環回路に、熱交換器を経由せずに熱媒体を流すことが可能な熱媒バイパス路が設けられ、集熱器を熱源とするタンク水加熱運転を実行するときは、集熱器と液々熱交換器との間で熱媒バイパス路を介して熱媒体を循環させることが望ましい。これによれば、集熱器を熱源とするタンク水加熱運転の実行時は、熱媒体が熱交換器に流れないため、熱交換器における熱媒体の放熱ロスを生じず、熱効率が向上する。
本発明の第1実施形態のハイブリッド式給湯システムの構成を示す説明図。 (a)〜(f)第1実施形態のハイブリッド式給湯システムの各運転時の状態を示す説明図。 (a)本発明の第2実施形態のハイブリッド式給湯システムの構成を示す説明図、(b)第2実施形態のハイブリッド式給湯システムの集熱器を熱源とするタンク水加熱運転時の状態を示す説明図。
図1を参照して、本発明の実施形態のハイブリッド式給湯システムは、貯湯タンク1と、ヒートポンプユニット2と、貯湯タンク1内の水(タンク水)をヒートポンプユニット2により加熱するタンク水加熱回路11と、貯湯タンク1の底部に水を供給可能な給水路12と、貯湯タンク1の頂部から給湯栓等の給湯端末131に温水を供給する給湯路13と、給湯路13に介設された液々熱交換器3と、バーナ41で加熱される熱交換器4と、熱交換器4と液々熱交換器3との間で熱媒体(水や不凍液等)を循環可能な熱媒循環回路5と、熱媒循環回路5に接続可能な、バーナ41及びヒートポンプユニット2以外で発生する熱エネルギー、例えば、太陽熱を集熱可能な集熱器6と、熱媒循環回路5に接続可能な暖房端末7とを備えている。尚、本実施形態において、バーナ41及び熱交換器4は熱源機Aに内蔵されており、この熱源機Aには、液々熱交換器3と熱媒循環回路5も内蔵されている。
ヒートポンプユニット2は、冷媒を蒸発器21から圧縮器22と放熱器23と膨張弁24とを介して蒸発器21に戻す閉回路で構成される公知のものである。蒸発器21にはファン21aが付設されており、冷媒がファン21aにより送風される大気の熱を吸熱して蒸発する。蒸発した冷媒は、圧縮器22で圧縮されて高温高圧になり、放熱器23で放熱した後、膨張弁24で減圧されて蒸発器21に戻される。
タンク水加熱回路11は、貯湯タンク1の底部から頂部にヒートポンプユニット2の放熱器23を介してタンク水を循環させる回路である。タンク水加熱回路11には、放熱器23と直列にタンク水循環ポンプ111と四方弁112との接続回路が介設されている。そして、四方弁112により、タンク水循環ポンプ111によるタンク水の送り方向をタンク水加熱回路11の上流側から下流側とする順方向とタンク水加熱回路11の下流側から上流側とする逆方向とに切換え自在としている。
また、タンク水加熱回路11の下流端は、三方弁V1を介して貯湯タンク1の頂部と底部とに選択的に接続可能である。更に、タンク水加熱回路11の上流端と給水路12の下流端は、共通の三方弁V2を介して貯湯タンク1の底部に接続されている。三方弁V2は、タンク水加熱回路11の上流端のみを貯湯タンク1の底部に接続する状態と、給水路12の下流端のみを貯湯タンク1の底部に接続する状態と、タンク水加熱回路11の上流端と給水路12の下流端とを接続する状態とに切換え自在である。尚、タンク水加熱回路11の上流端と給水路12の下流端とを接続する状態では、貯湯タンク1の底部に対するタンク水加熱回路11の上流端及び給水路12の下流端の接続が断たれる。また、「貯湯タンク1の底部に接続」とは、貯湯タンク1の上方からタンク底部までのびるタンク内配管を介して貯湯タンク1の底部に接続する場合を含む用語である。
熱媒循環回路5は、熱交換器4で加熱された熱媒体を液々熱交換器3に送る往路51と、液々熱交換器3を通過した熱媒体を熱交換器4に戻す復路52とを有している。復路52には、熱媒循環ポンプ53が介設されている。往路51には、集熱器6に熱媒体を送る集熱往路61が分岐接続され、この分岐部より下流側の往路51の部分に、集熱器6を通過した熱媒体が流れる集熱復路62が三方弁V3を介して接続されている。この三方弁V3は、当該三方弁V3より上流側の往路部分51aと三方弁V3と後述する三方弁V4との間の中間往路部分51bとを接続すると共に、往路51に対する集熱復路62の接続を断つ状態と、上流側往路部分51aと中間往路部分51bとの接続を断って、集熱復路62と中間往路部分51bとを接続する状態とに切換え自在である。
また、往路51には、三方弁V3の下流側に位置させて、暖房端末7に熱媒体を送る暖房往路71が三方弁V4を介して接続されている。尚、暖房往路71には、シスターン73が接続されている。三方弁V4は、中間往路部分51bと三方弁V4より下流側の往路部分51cとを接続すると共に、往路51に対する暖房往路71の接続を断つ状態と、中間往路部分51bと下流側往路部分51cとの接続を断って、中間往路部分51bと暖房往路71とを接続する状態とに切換え自在である。
また、熱媒循環回路5の復路52の熱媒循環ポンプ53より上流側の部分には、暖房往路71から分岐した分岐路71aが三方弁V5を介して接続され、更に、三方弁V5と熱媒循環ポンプ83との間の中間復路部分52bに暖房端末7を通過した熱媒体が流れる暖房復路72の下流端が接続されている。三方弁V5は、当該三方弁V5より上流側の復路部分52aと中間復路部分52bとを接続すると共に、復路52に対する分岐路71aの接続を断つ状態と、上流側復路部分52aと中間復路部分52bとの接続を断って、上流側復路部分52aと分岐路71aとを接続する状態とに切換え自在である。
また、本実施形態では、給水路12と液々熱交換器3の下流側の給湯路13の部分とを接続可能なバイパス路14を設けている。バイパス路14は、三方弁V6を介して給水路12に接続される。三方弁V6は、当該三方弁V6より上流側の給水路部分12aと下流側の給水路部分12bとバイパス路14との3者を接続する状態と、下流側給水路部分12bとバイパス路14とを接続するがこれらに対する上流側給水路部分12aの接続を断つ状態とに切換え自在である。また、バイパス路14は、液々熱交換器3の下流側の給湯路13の部分に給湯温度調節用の湯水混合弁V7を介して接続されている。
本実施形態のハイブリッド式給湯システムは、ヒートポンプユニット2を熱源とするタンク水加熱運転と、タンク利用の給湯運転と、バーナ41を補助熱源とする給湯運転と、バーナ41を熱源とする暖房運転と、ヒートポンプユニット2を熱源とする暖房運転と、集熱器6を熱源とするタンク水加熱運転とを実行可能である。
ヒートポンプユニット2を熱源とするタンク水加熱運転の実行時には、図2(a)に示す如く、三方弁V1がタンク水加熱回路11の下流端を貯湯タンク1の頂部に接続する状態に、三方弁V2がタンク水加熱回路11の上流端のみを貯湯タンク1の底部に接続する状態に、四方弁112がタンク水の送り方向を順方向とする状態に夫々切換えられる。そして、ヒートポンプユニット2の放熱器23でタンク水を加熱しつつ、タンク水循環ポンプ111の作動により貯湯タンク1の底部から頂部にタンク水加熱回路11を介してタンク水を循環させる。尚、この場合、他の三方弁V3〜V6はどのような状態であってもよい。
タンク利用の給湯運転の実行時には、図2(b)に示す如く、三方弁V2が給水路12の下流端のみを貯湯タンク1の底部に接続する状態に、三方弁V6が上流側給水路部分12aと下流側給水路部分12bとバイパス路14との3者を接続する状態に夫々切換えられる。そして、貯湯タンク1の底部への給水圧で貯湯タンク1の頂部から送り出される温水を給湯路13を介して給湯端末131に供給する。尚、この場合、他の三方弁V1,V3〜V5はどのような状態であってもよい。
バーナ41を補助熱源とする給湯運転の実行時には、図2(c)に示す如く、三方弁V2,V6がタンク利用の給湯運転と同様の状態に、三方弁V3が上流側往路部分51aと中間往路部分51bとを接続すると共に、往路51に対する集熱復路62の接続を断つ状態に、三方弁V4が中間往路部分51bと下流側往路部分51cとを接続すると共に、往路51に対する暖房往路71の接続を断つ状態に、三方弁V5が上流側復路部分52aと中間復路部分52bとを接続すると共に、復路52に対する分岐路71aの接続を断つ状態に夫々切換えられる。そして、バーナ41により熱交換器4で熱媒体を加熱しつつ、熱媒循環ポンプ53の作動により熱交換器4と液々熱交換器3との間で熱媒循環回路5を介して熱媒体を循環させ、貯湯タンク1の底部への給水圧で貯湯タンク1の頂部から送り出される温水を液々熱交換器3で熱媒体により加熱した状態で給湯路13を介して給湯端末131に供給する。尚、この場合、三方弁V1はどのような状態であってもよい。
バーナ41を熱源とする暖房運転の実行時には、図2(d)に示す如く、三方弁V3が上流側往路部分51aと中間往路部分51bとを接続すると共に、往路51に対する集熱復路62の接続を断つ状態に、三方弁V4が中間往路部分51bと下流側往路部分51cとの接続を断って、中間往路部分51bと暖房往路71とを接続する状態に、三方弁V5が上流側復路部分52aと中間復路部分52bとを接続すると共に、復路52に対する分岐路71aの接続を断つ状態に夫々切換えられる。そして、バーナ41により熱交換器4で熱媒体を加熱しつつ、熱媒循環ポンプ53の作動により熱交換器4と暖房端末7との間で熱媒体を循環させる。熱媒体の循環経路は、熱交換器4−上流側往路部分51a−三方弁V3−中間往路部分51b−三方弁V4−暖房往路71−暖房端末7−暖房復路72−中間復路部分52b−熱媒循環ポンプ53−熱媒循環ポンプ53より下流側の復路部分52c−熱交換器4となる。尚、この場合、他の三方弁V1,V2,V6はどのような状態であってもよい。
ヒートポンプユニット2を熱源とする暖房運転の実行時には、図2(e)に示す如く、三方弁V1がタンク水加熱回路11の下流端を貯湯タンク1の頂部に接続する状態に、三方弁V2がタンク水加熱回路11の上流端と給水路12の下流端とを接続する状態に、三方弁V3が上流側往路部分51aと中間往路部分51bとを接続すると共に、往路51に対する集熱復路62の接続を断つ状態に、三方弁V4が中間往路部分51bと下流側往路部分51cとを接続すると共に、往路51に対する暖房往路71の接続を断つ状態に、三方弁V5が上流側復路部分52aと中間復路部分52bとの接続を断って、上流側復路部分52aと分岐路71aとを接続する状態に、三方弁V6が下流側給水路部分12bとバイパス路14とを接続するがこれらに対する上流側給水路部分12aの接続を断つ状態に、四方弁112がタンク水の送り方向を順方向とする状態に夫々切換えられる。そして、タンク水循環ポンプ111の作動により液々熱交換器3とヒートポンプユニット2の放熱器23との間でタンク水を循環させ、放熱器23でタンク水を加熱すると共に液々熱交換器3でタンク水により熱媒体を加熱しつつ、熱媒循環ポンプ53の作動により液々熱交換器3と暖房端末7との間で熱媒体を循環させる。ここで、タンク水の循環経路は、液々熱交換器3が介設された給湯路13の上流側部分−湯水混合弁V7−バイパス路14−三方弁V6−下流側給水路部分12b−三方弁V2−タンク水加熱回路11−三方弁V1−貯湯タンク1の頂部−給湯路13の上流側部分となり、熱媒体の循環経路は、液々熱交換器3−上流側復路部分52a−三方弁V5−分岐路71a−暖房往路71−暖房端末7−暖房復路72−中間復路部分52b−熱媒循環ポンプ53−下流側復路部分52c−熱交換器4−上流側往路部分51a−三方弁V3−中間往路部分51b−三方弁V4−下流側往路部分51c−液々熱交換器3となる。
集熱器6を熱源とするタンク水加熱運転の実行時には、図2(f)に示す如く、三方弁V1がタンク水加熱回路11の下流端を貯湯タンク1の底部に接続する状態に、三方弁V2がタンク水加熱回路11の上流端と給水路12の下流端とを接続する状態に、三方弁V3が上流側往路部分51aと中間往路部分51bとの接続を断って、集熱復路62と中間往路部分51bとを接続する状態に、三方弁V4が中間往路部分51bと下流側往路部分51cとを接続すると共に、往路51に対する暖房往路71の接続を断つ状態に、三方弁V5が上流側復路部分52aと中間復路部分52bとを接続すると共に、復路52に対する分岐路71aの接続を断つ状態に、三方弁V6が下流側給水路部分12bとバイパス路14とを接続するがこれらに対する上流側給水路部分12aの接続を断つ状態に、四方弁112がタンク水の送り方向を逆方向とする状態に夫々切換えられる。そして、熱媒循環ポンプ53の作動により集熱器6と液々熱交換器3との間で熱媒体を循環させると共に、タンク水循環ポンプ111の作動により貯湯タンク1の底部から液々熱交換器3を介して貯湯タンク1の頂部にタンク水を循環させ、集熱器6で加熱された熱媒体により液々熱交換器3でタンク水を加熱する。ここで、タンク水の循環経路は、貯湯タンク1の底部−三方弁V1−タンク水加熱回路11−三方弁V2−下流側給水路部分12b−三方弁V6−バイパス路14−湯水混合弁V7−液々熱交換器3が介設された給湯路13の上流側部分−貯湯タンク1の頂部となり、熱媒体の循環経路は、液々熱交換器3−上流側復路部分52a−三方弁V5−中間復路部分52b−熱媒循環ポンプ53−下流側復路部分52c−熱交換器4−上流側往路部分51a−集熱往路61−集熱器6−集熱復路62−三方弁V3−中間往路部分51b−三方弁V4−下流側往路部分51c−液々熱交換器3となる。
本実施形態によれば、集熱器6で加熱された熱媒体により本来は給湯用の液々熱交換器3でタンク水を加熱することにより、集熱器6を熱源とするタンク水加熱運転を実行することができる。従って、集熱器6を熱源とするタンク水加熱運転を実行するために、ヒートポンプユニット2の放熱器23に熱媒流路を付設する必要がなく、コストダウンを図ることができる。
更に、本実施形態では、集熱器6を熱源とするタンク水加熱運転を実行するときは、タンク水加熱回路11の下流端を貯湯タンク1の底部に接続すると共にタンク水の送り方向を逆方向とした状態でタンク水循環ポンプ111を作動させて、貯湯タンク1の底部からタンク水加熱回路11を介して給水路12にタンク水を送っている。そのため、集熱器6を熱源とするタンク水加熱運転の実行時に、貯湯タンク1の底部から給水路12とバイパス路14と液々熱交換器3が介設された給湯路13の上流側部分とを介して貯湯タンク1の頂部にタンク水を循環させるための専用のポンプが不要となり、一層のコストダウンを図ることができる。
次に、図3に示す第2実施形態について説明する。第2実施形態の構造は上記第1実施形態のものと以下の相違点を除いて異ならず、第1実施形態と同様の部材、部位に上記と同一の符号を付している。第2実施形態の第1実施形態との相違点は、熱媒循環回路5に、熱交換器4を経由せずに熱媒体を流すことが可能な熱媒バイパス路54を設けたことである。具体的には、上流側往路部分51aに熱媒バイパス路54の一端を接続し、熱媒バイパス路54の他端を三方弁V8を介して下流側復路部分52cに接続している。三方弁V8は、下流側復路部分52cを熱交換器4と熱媒バイパス路54とに選択的に接続する。
第2実施形態では、集熱器6を熱源とするタンク水加熱運転の実行時に、図3(b)に示す如く、三方弁V1〜V6が第1実施形態と同様の状態に切換えられ、三方弁V8が下流側復路部分52cを熱媒バイパス路54に接続する状態に切換えられる。そのため、液々熱交換器3と集熱器6との間で熱媒バイパス路54を介して熱媒体が熱交換器4を経由せずに循環することになる。従って、熱交換器4における熱媒体の放熱ロスを生じず、熱効率が向上する。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、上記実施形態では、集熱器6として太陽熱を集熱するものを例示しているが、エンジン排熱といった他の熱エネルギーを集熱するものであってもよい。また、上記実施形態では、熱媒循環回路5に接続可能な暖房端末7が設けられているが、暖房端末7は省略可能である。
更に、上記実施形態では、タンク水循環ポンプ111によるタンク水の送り方向を四方弁112を用いて順方向と逆方向とに切換え自在としているが、タンク水循環ポンプ111を正逆転自在とし、タンク水循環ポンプ111の正転と逆転でタンク水の送り方向を順方向と逆方向に切換えることも可能である。
1…貯湯タンク、11…タンク水加熱回路、111…タンク水循環ポンプ、12…給水路、13…給湯路、131…給湯端末、14…バイパス路、2…ヒートポンプユニット、23…放熱器、3…液々熱交換器、4…熱交換器、41…バーナ、5…熱媒循環回路、6…集熱器。

Claims (3)

  1. 貯湯タンクと、ヒートポンプユニットと、貯湯タンクの底部から頂部にヒートポンプユニットの放熱器を介してタンク水を循環可能なタンク水加熱回路と、貯湯タンクの底部に水を供給可能な給水路と、貯湯タンクの頂部から給湯端末に温水を供給可能な給湯路と、給湯路に介設された液々熱交換器と、バーナで加熱される熱交換器と、熱交換器と液々熱交換器との間で熱媒体を循環可能な熱媒循環回路とを備えるハイブリッド式給湯システムであって、
    ヒートポンプユニットの放熱器でタンク水を加熱しつつ、貯湯タンクの底部から頂部にタンク水加熱回路を介してタンク水を循環させる、ヒートポンプユニットを熱源とするタンク水加熱運転と、貯湯タンクの頂部から送り出される温水を給湯路を介して給湯端末に供給する、タンク利用の給湯運転と、バーナにより熱交換器で熱媒体を加熱しつつ、熱交換器と液々熱交換器との間で熱媒循環回路を介して熱媒体を循環させ、貯湯タンクの頂部から送り出される温水を液々熱交換器で熱媒体により加熱した状態で給湯路を介して給湯端末に供給する、バーナを補助熱源とする給湯運転とを実行可能としたものにおいて、
    熱媒循環回路に接続可能な、バーナ及びヒートポンプユニット以外で発生する熱エネルギーを集熱する集熱器と、給水路と液々熱交換器の下流側の給湯路の部分とを接続可能なバイパス路とを備え、
    集熱器で熱媒体を加熱しつつ、集熱器と液々熱交換器との間で熱媒体を循環させると共に、貯湯タンクの底部から給水路とバイパス路と液々熱交換器が介設された給湯路の上流側部分とを介して貯湯タンクの頂部にタンク水を循環させる、集熱器を熱源とするタンク水加熱運転を実行可能としたことを特徴とするハイブリッド式給湯システム。
  2. タンク水加熱回路の下流端を貯湯タンクの頂部と底部とに選択的に接続可能とすると共に、タンク水加熱回路に介設したタンク水循環ポンプによるタンク水の送り方向をタンク水加熱回路の上流側から下流側とする順方向とタンク水加熱回路の下流側から上流側とする逆方向とに切換え自在とし、集熱器を熱源とするタンク水加熱運転を実行するときは、タンク水加熱回路の下流端を貯湯タンクの底部に接続すると共にタンク水の送り方向を逆方向とした状態でタンク水循環ポンプを作動させて、貯湯タンクの底部からタンク水加熱回路を介して給水路にタンク水を送ることを特徴とする請求項1記載のハイブリッド式給湯システム。
  3. 熱媒循環回路に、熱交換器を経由せずに熱媒体を流すことが可能な熱媒バイパス路が設けられ、集熱器を熱源とするタンク水加熱運転を実行するときは、集熱器と液々熱交換器との間で熱媒バイパス路を介して熱媒体を循環させることを特徴とする請求項1又は2記載のハイブリッド式給湯システム。
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