JP2010281470A - 給湯器および太陽熱給湯システム - Google Patents

給湯器および太陽熱給湯システム Download PDF

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Abstract

【課題】太陽熱温水器により削減できた熱量を正確に算出できる給湯器及び太陽熱給湯システムを提供する。
【解決手段】給湯器20は、太陽熱温水器10から供給される予熱温水及びこの予熱温水に水道管3から供給される冷水を混合した混合温水のうちいずれか一方の温水が入力される熱源器22と、この熱源器22が内部に設けられる本体ケース21と、を有している。本体ケース21の内部には、冷水が流れる冷水通過管37と、熱源器22に入力される温水が流れる温水導出管40と、冷水温度センサ32と、温水温度センサ33と、を少なくとも備えた配管ユニット30が設けられ、そして、配管ユニット30には、少なくとも冷水通過管37、温水導出管40、冷水温度センサ32及び温水温度センサ33のそれぞれを一体に収容する、耐熱性及び高断熱性を備えたケース35が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽熱温水器に接続される給湯器、及び、該給湯器と太陽熱温水器とを備えた太陽熱給湯システムに関するものである。
地球温暖化の影響の健在化などを背景に、その要因の一つとして考えられている二酸化炭素の排出量削減が求められている。特に、近年の住宅におけるエネルギー消費量の増加に伴い、住宅から排出される二酸化炭素量が増加傾向にあり、このような住宅から排出される二酸化炭素の削減が急務の課題となっている。
二酸化炭素の排出量を削減するためには、化石燃料に代えて、利用に際して二酸化炭素を排出しないエネルギーの利用を促進する必要がある。そして、このような二酸化炭素を排出しないエネルギーとして、住宅での利用が比較的容易である太陽エネルギーが注目されており、太陽エネルギーを利用した機器の導入の推進が検討されている。
このような太陽エネルギーを利用する機器として、例えば、太陽熱温水器を備えた給湯装置が特許文献1に提案されている。この給湯装置700は、図3に示すように、太陽熱温水器701と、この太陽熱温水器701から供給される予熱温水及び太陽熱温水器を経ずに給水源から供給される冷水を燃料の燃焼によって加熱して給湯する給湯器710とを有している。給湯器710は、太陽熱温水器701から供給される予熱温水の温度を検出する温水温度検出器711と、太陽熱温水器701を経ずに給水される冷水の温度を検出する給水温度検出器712と、前記予熱温水と前記冷水とを混合弁719によって混合した後の温水の温度を検出する入水温度検出器713と、前記予熱温水の量を検出する水量検出器715と、を有している。
そして、この給湯装置700によれば、温水温度検出器711、給水温度検出器712、入水温度検出器713、及び、水量検出器715の検出値に基づいて、太陽熱温水器701によって節約できた燃料の節約量を演算し、その演算結果をリモコン740の表示部741に表示するので、給湯装置700の利用者は、リモコン740の表示部741を確認することにより、給湯器710における燃料の節約量を認識することができた。
特開2003−279144号公報
しかしながら、上述した給湯装置700では、バーナ716と熱交換器717とからなる加熱給湯手段とともに、温水温度検出器711、給水温度検出器712及び入水温度検出器713がむき出しの状態で給湯器710内に配設されているので、これら各温度検出器が、バーナ716や熱交換器717(即ち、加熱給湯手段)から発せられる熱の影響を受けて、これら温度検出器で検出される温度に誤差が生じてしまうという問題があった。そのため、太陽熱温水器701によって給湯器710において節約できた燃料の節約量(即ち、削減できた熱量)が正確に算出できないという問題があった。
本発明は、上記課題に係る問題を解決することを目的としている。即ち、太陽熱温水器により削減できた熱量を正確に算出できる給湯器及び太陽熱給湯システムを提供することを目的としている。
請求項1に記載された発明は、上記目的を達成するために、太陽熱温水器から供給される予熱温水の温度に応じて、前記予熱温水及びこの予熱温水に給水源から供給される冷水を混合した混合温水のうちいずれか一方の温水が入力され、この入力された温水を必要に応じて加熱して給湯する加熱給湯手段と、前記加熱給湯手段が内部に設けられる本体ケースと、を有し、前記加熱給湯手段による給湯の際に、前記冷水の温度、前記加熱給湯手段に入力される温水の温度及び該温水の流量、とに基づいて、前記太陽熱温水器により前記加熱給湯手段において削減できた熱量を算出する給湯器において、前記本体ケースの内部には、前記冷水が流れる冷水管と、前記加熱給湯手段に入力される温水が流れる温水管と、前記冷水管に設けられた冷水温度センサと、前記温水管に設けられた温水温度センサと、を少なくとも備えた配管ユニットが設けられ、そして、前記配管ユニットには、少なくとも前記冷水管、前記温水管、前記冷水温度センサ及び前記温水温度センサのそれぞれを一体に収容する断熱ケースが設けられていることを特徴とする給湯器である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記配管ユニットが、前記加熱給湯手段の上端より低い位置に設けられていることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1又は2に記載された発明において、前記本体ケースには、前記加熱給湯手段に外気を供給する吸気口が設けられ、そして、前記吸気口の近傍には、前記配管ユニットが設けられていることを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明は、太陽熱温水器と、前記太陽熱温水器から予熱温水が供給される給湯器と、を備えた太陽熱給湯システムにおいて、前記給湯器として請求項1〜3のいずれか一項に記載の給湯器を備えていることを特徴とする太陽熱給湯システムである。
請求項1に記載された発明によれば、給水源から供給される冷水の温度を検出する冷水温度センサと、太陽熱温水器から供給される予熱温水及び該予熱温水に給水源から供給される冷水を混合した混合温水のうちいずれか一方で且つ加熱供給手段に入力される温水の温度を検出する温水温度センサと、が断熱ケースに一体に収容されているので、加熱給湯手段により発せられる熱を断熱ケースで遮断して、該熱が各温度センサに及ぼす影響を回避することができ、そのため、冷水の温度検出及び温水の温度検出における誤差の発生を防いで、太陽熱温水器により加熱給湯手段において削減できた熱量を正確に算出できる。
また、断熱ケースの内側空間は外部と仕切られているので、該内部空間の空気は温度変化が緩やかで且つ温度の偏りが無い。そして、加熱給湯手段により発せられる熱によって断熱ケースの内部空間の空気が暖められた場合、各温度センサは暖められた空気の影響を受けて検出温度に誤差(即ち、オフセット)が生じてしまうことがある。しかしながら、各温度センサは上記内部空間の空気によって同様に暖められるので、各温度センサの検出温度には同様のオフセットが生じ(即ち、各温度センサにおいて、真の温度に対し、検出温度が同様に上昇又は下降する)、そして、各温度センサの検出温度の差分に基づいて上記熱量を算出することにより、各温度センサの検出温度にそれぞれ生じたオフセットを相殺することができる。そのため、太陽熱温水器により加熱給湯手段において削減できた熱量を正確に算出できる。
また、配管ユニットの断熱ケースには、少なくとも冷水管と、温水管と、冷水温度センサと、温水温度センサと、のそれぞれが一体に収容されているので、給湯器の組み立て作業において、断熱ケースを本体ケース内に配設することで、該断熱ケースに収容されているこれら複数の部材を一括して組み付けることができ、組立性を向上することができる。
請求項2に記載された発明によれば、配管ユニットが、加熱給湯手段の上端より低い位置に設けられているので、加熱給湯手段によって発せられた熱が集まる本体ケース内の上部を避けて、加熱給湯手段の上端より低い位置に配管ユニットを設けることで、加熱給湯手段により発せられる熱が各温度センサに及ぼす影響をより回避することができる。
請求項3に記載された発明によれば、本体ケースには、加熱給湯手段に外気を供給する吸気口が設けられ、そして、吸気口の近傍には、配管ユニットが設けられているので、吸気口近傍は外気の温度にほぼ等しく、そのため、加熱給湯手段により発せられる熱が各温度センサに及ぼす影響をより回避することができる。
請求項4に記載された発明によれば、請求項1〜3に記載の給湯器を備えているので、加熱給湯手段により発せられる熱が各温度センサに及ぼす影響を回避することができ、太陽熱温水器により給湯器(即ち、加熱給湯手段)において削減できた熱量を正確に算出できる。
本発明の太陽熱給湯システム及び給湯器の一実施形態を示す概略構成図である。 図1の給湯器が備える配管ユニットの正面図である。 従来の給湯装置の概略構成図である。
以下、本発明の一実施形態の太陽熱給湯システム及び給湯器を、図1、図2を参照して説明する。
太陽熱給湯システム1は、図1に示すように、太陽熱温水器10と、給湯器20と、これら太陽熱温水器10と給湯器20とを接続する配管5、6と、給湯器20と給水源としての水道管3を接続する配管7と、給湯器20と浴室や台所などの需要部4とを接続する配管8と、を備えている。太陽熱給湯システム1は、水道管3から供給される冷水を、太陽熱温水器10又は太陽熱温水器10及び給湯器20によって予め設定された給湯温度に加熱して、需要部4に供給する。
太陽熱温水器10は、太陽熱を取り込んで冷水を温める集熱器11と、集熱器11で温められた冷水、即ち、予熱温水が蓄えられる貯湯槽12と、を備える周知の自然循環式太陽熱温水器である。太陽熱温水器10は、日当たりの良い住宅等の屋根などに設置される。貯湯槽12には、冷水が入力される入水口12aと、予熱温水が出力される出水口12bと、が設けられている。入水口12a及び出水口12bは、それぞれ配管5及び6を介して給湯器20に接続される。
太陽熱温水器10は、配管5を通じて貯湯槽12の入水口12aに入力された冷水を、集熱器11で取り込んだ太陽熱によって温めて予熱温水を生成し、この予熱温水を貯湯槽12に蓄える。そして、蓄えた予熱温水を貯湯槽12の出水口12bから出力し、配管6を通じて給湯器20に供給する。なお、本実施形態においては、自然循環式太陽熱温水器を用いているが、これに限定されるものではなく、例えば、集熱器と貯湯槽とが分離して設置され、集熱器と貯湯槽との間で熱交換媒体をポンプで強制的に循環させて、貯湯槽内の冷水を温める強制循環式太陽熱温水器など、他の方式の太陽熱温水器を用いても良い。
給湯器20は、本体ケース21と、加熱給湯手段としての熱源器22と、給湯温度センサ25と、配管ユニット30と、冷水管路61A、61Bと、予熱温水管路62と、温水管路63と、給湯管路64と、制御装置70と、リモコン装置80と、を備えている。
本体ケース21は、例えば、板金などによって箱形(中空の直方体形)に形成されており、その長手方向が鉛直方向に沿うようにして、住宅等の壁面などに配置される。本体ケース21の内部には、熱源器22と、給湯温度センサ25と、配管ユニット30と、冷水管路61A、61Bと、予熱温水管路62と、温水管路63と、給湯管路64と、制御装置70と、が収容されている。即ち、本体ケース21の内部には、熱源器22と配管ユニット30とが設けられている。本体ケース21の前面下部には、熱源器22が備える後述のガスバーナ23に外気を供給するための吸気口(図示なし)が設けられている。また、本体ケース21の前面上部には、ガスバーナ23の燃焼排気が排出される排気口(図示なし)が設けられている。
熱源器22は、ガスバーナ23と、熱交換器24と、を備えている。
ガスバーナ23は、図示しないガス管から供給される燃料ガスを、上記吸気口から供給される外気と混合して燃焼させる周知の加熱装置である。ガスバーナ23は、本体ケース21内の鉛直方向中央部に配置されている。ガスバーナ23は、制御装置70と接続されており、制御装置70から受信する制御信号に基づき、燃焼の開始及び停止並びに燃焼量の調整を行う。なお、本発明において、熱源器22は燃料ガスを燃焼させるガスバーナ23を備えるものであったが、これに限定されるものではなく、例えば、灯油などの燃料ガスとは異なる燃料を燃焼させる他の種類のバーナを備えるものであっても良い。または、バーナに代えて、電熱器を用いても良い。
熱交換器24は、ガスバーナ23の上部に近接して配置されており、入水口24aから入力された水に、ガスバーナ23の燃焼熱を伝える(即ち、熱交換する)ことにより、該水を加熱して、出水口24bからお湯を出力する。また、熱交換器24は、ガスバーナ23の燃焼がないときは、該水を加熱せずに、お湯としてそのまま出力する。即ち、熱交換器24は給湯を行う。入水口24aには、後述する温水管路63が接続されて、後述する配管ユニット30から該温水管路63を通じて供給される温水が入力される。また、出水口24bには後述する給湯管路64が接続されて、この給湯管路64及び配管8を順次通じて熱交換器24が出力するお湯が需要部4に供給(給湯)される。
給湯温度センサ25は、熱交換器24から出力されるお湯が流れる給湯管路64に設けられている、周知のサーミスタ式温度センサである。給湯温度センサ25は、制御装置70と接続されている。給湯温度センサ25は、給湯管路64を流れるお湯の温度(即ち、実際の給湯温度)を検出し、この検出した温度に応じた信号を制御装置70に出力する。
配管ユニット30は、図2に示すように、断熱ケースとしてのケース35と、混合弁31と、冷水管としての冷水通過管37と、冷水分岐管38と、予熱温水導入管39と、温水管としての温水導出管40と、冷水温度センサ32と、温水温度センサ33と、温水流量センサ34と、コネクタ36と、を備えている。
ケース35は、例えば、ポリフェニレンサルファイド(PPS)や、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)など、耐熱性を有する合成樹脂を用いて扁平な箱形に形成されており、上下二分割可能なように下ケース351と上ケース(図示なし)とで構成されている。ケース35は、給湯器20の本体ケース21の下部に配設される。即ち、ケース35は、熱源器22の上端より低い位置で且つ吸気口近傍に設けられている。なお、ケース35の配設箇所は、本体ケース21内であれば任意であるが、熱源器22の上端より低い位置、又は、吸気口近傍に設けられることが望ましい。ケース35で用いられる合成樹脂は、耐熱性とともに高断熱性も有している。
下ケース351は、矩形状の底面部351aと、底面部351aの周縁から底面部351aの内側の面側(図2手前側)に向けて垂直に立設されて底面部351aを囲う壁部351bと、を備えている。底面部351aの外側の面には、ケース35を給湯器20の本体ケース21内に固定するための図示しないブラケットが設けられている。底面部351aの内側の面には、冷水通過管37、冷水分岐管38、予熱温水導入管39、及び、温水導出管40、をケース35内に固定する複数のクランプ55が設けられている。
上ケースは、下ケース351と同様に、下ケースの底面部351aと同形状の上面部(図示なし)と、該上面部の周縁から垂直に立設されて該上面部を囲う壁部(図示なし)と、を備えている。
下ケース351の壁部351bと上ケースの壁部とは、互いの端部を重ねて組み合わされて4つの平板部(符号35b1〜35b4)からなる壁部35bを構成する。そして、下ケース351と上ケースとは、例えば、接着剤や対となる係止爪と爪受部などの係合手段によって互いに固定され、これにより、底面部35a(即ち、底面部351a)、上面部、及び、壁部35bからなる箱形のケース35を構成する。なお、ケース35の形状は、箱形に限らず、本発明の目的に反しない限り任意である。また、ケース35は、耐熱性樹脂に限らず、例えば、板金など、耐熱性を有し且つケース35の内部空間と外部とを熱的に分離する(即ち、熱を遮断する)ものであれば、その材料は任意である。また、ケース35は、例えば、高断熱性を有する材料(グラスウールなど)又は構造(内部に気泡を含む壁や二重壁など)を備えていることが望ましい。
混合弁31は、2つの入水口と1つの出水口とを備え、出水口から出力する水の温度が予め設定された所定の温度となるように、2つの入水口にそれぞれ入力される水の混合割合を自動的に調整する感温ばねを備えてなる周知の自動温度調節機能付(サーモスタット式)湯水混合弁である。混合弁31は、水道管3から供給される冷水が入力される一方の入水口としての冷水入力口31aと、太陽熱温水器10から供給される予熱温水が入力される他方の入水口としての予熱温水入力口31bと、該冷水と該予熱温水とが混合された混合温水が出力される出水口としての温水出力口31cと、が設けられている。
混合弁31は、予熱温水の温度に応じて上述した感温ばねが変形することにより、予熱温水と冷水とを、上記所定の温度となる所定の割合で混合した混合温水を、温水出力口31cから出力する。また、混合弁31は、予熱温水の温度が上記所定の温度以下の場合、予熱温水を、冷水と混合することなく、温水出力口31cから出力する。即ち、混合弁31は、予熱温水の温度に応じて、予熱温水又はこの予熱温水に冷水が混合された混合温水のうちいずれか一方の温水を、温水出力口31cから出力する。
本実施形態において、混合弁31は、サーモスタット式湯水混合弁を用いるものであったが、これに限定されるものではなく、例えば、2つの入水口に入力される水の混合割合が固定された湯水混合弁や、制御信号に基づいて該混合割合を変更する電動弁を備えた電子制御式混合弁などを用いても良い。
冷水通過管37は、L字状に形成された管路であり、一端部37aがケース35の壁部35bの平板部35b2から突出して配設され、且つ、他端部37bが平板部35b2と直交して隣接する平板部35b1から突出して配設されている。冷水通過管37の中央部37cはケース35内に配置されている。冷水通過管37の一端部37aは後述する冷水管路61Aに接続される。冷水通過管37の他端部37bは、後述する冷水管路61Bに接続される。冷水通過管37の内部には、水道管3から配管7及び冷水管路61Aを順次通じて供給される冷水が、一端部37aから他端部37bに向かって流れる。そして、該冷水は、冷水管路61B及び配管5を順次通じて太陽熱温水器10の貯湯槽12に入力される。
冷水分岐管38は、直線状に形成された管路であり、一端部38aが混合弁31の冷水入力口31aに接続され、且つ、他端部38bが冷水通過管37の中央部37cに接続されている。つまり、冷水分岐管38は、冷水通過管37から分岐するように配設されている。冷水分岐管38の内部には、冷水通過管37を流れる冷水の一部が、他端部38bから一端部38aに向かって流れて、該冷水の一部が冷水入力口31aに入力される。
予熱温水導入管39は、直線状に形成された管路であり、一端部39aが混合弁31の予熱温水入力口31bに接続され、且つ、他端部39bが平板部35b1から突出して配設されている。つまり、予熱温水導入管39の他端部39bと冷水通過管37の他端部37bとは、同じ方向に向けられてケース35から突出している。予熱温水導入管39の他端部39bは、後述する予熱温水管路62に接続される。予熱温水導入管39の内部には、太陽熱温水器10から配管6及び予熱温水管路62を順次通じて供給される予熱温水が、他端部39bから一端部39aに向かって流れて、該予熱温水が予熱温水入力口31bに入力される。
温水導出管40は、L字状に形成された管路であり、一端部40aが混合弁31の温水出力口31cに接続され、且つ、他端部40bが平板部35b1と対向する平板部35b3から突出して配設されている。温水導出管40の他端部40bは、後述する温水管路63に接続される。温水導出管40の内部には、混合弁31の温水出力口31cから出力された温水が、一端部40aから他端部40bに向かって流れて、該温水が温水管路63を通じて熱源器22に供給される。
冷水通過管37と冷水分岐管38とは、例えば、ねじ構造等により互いに接続されて固定されている。混合弁31と、冷水分岐管38、予熱温水導入管39及び温水導出管40と、についても同様に、ねじ構造などにより互いに接続されて固定されている。また、冷水通過管37、冷水分岐管38、予熱温水導入管39、及び、温水導出管40のそれぞれは、複数のクランプ55によって、ケース35内に収容されて固定されている。
冷水温度センサ32は、例えば、周知のサーミスタ式温度センサであり、その先端に設けられた検温部が、冷水通過管37を流れる水に触れるようにして、冷水通過管37の一端部37a寄りの周壁に埋設されている。冷水温度センサ32は、冷水通過管37を流れる冷水の温度を検出して、この検出した温度に応じた信号を出力する。冷水温度センサ32は、そのリード線32aを介してコネクタ36が備える図示しない端子金具に電気的に接続されている。なお、冷水温度センサ32は、冷水通過管37の他端部37b寄りの周壁に埋設されていても良く、冷水通過管37を流れる冷水の温度が検出できるのであれば、その埋設(配設)箇所は任意である。
温水温度センサ33は、冷水温度センサ32と同一のサーミスタ式温度センサであり、その先端に設けられた検温部が、温水導出管40を流れる温水に触れるようにして、温水導出管40の周壁に埋設されている。温水温度センサ33は、温水導出管40を流れる温水の温度を検出して、この検出した温度に応じた信号を出力する。温水温度センサ33は、そのリード線33aを介してコネクタ36が備える図示しない端子金具に電気的に接続されている。なお、温水温度センサ33は、温水導出管40を流れる温水の温度が検出できるのであれば、その埋設箇所は任意である。
また、上述した冷水温度センサ32及び温水温度センサ33として、例えば、熱電対式温度センサを用いるなど、流体の温度検出に適したものであれば、サーミスタ式温度センサ以外のものを用いても良い。また、冷水温度センサ32と温水温度センサ33とは、同一種類で且つ互いに近接して配置されることが望ましく、このようにすることで、各温度センサがその周囲温度の影響を受けた場合において、各温度センサに生じる誤差(即ち、オフセット)の値が同じ又はほぼ同じになる。
温水流量センサ34は、例えば、周知の超音波式流量センサであり、温水導出管40に配設されて、温水導出管40を流れる温水の流量を検出して、この検出した流量に応じた信号を出力する。温水流量センサ34は、そのリード線34aを介してコネクタ36が備える図示しない端子金具に電気的に接続されている。なお、温水流量センサ34として、流体の流量検出に適したものであれば、例えば、フローセンサ式流量センサや電磁式流量センサなど、超音波式流量センサ以外の流量センサを用いても良い。
コネクタ36は、例えば、四角筒状に形成された合成樹脂製のハウジング36aと、ハウジング36a内に固定された複数の端子金具(図示なし)と、を備えている。ハウジング36aは、相手方コネクタとの嵌合部36bをケース35の外部に向けて、壁部35bの平板部35b2と対向する平板部35b4に取り付けられている。コネクタ36は、ハウジング36aに設けられた図示しないブラケットとビスなどからなる固定手段によって、壁部35bに固定される。また、コネクタ36は、一端に相手方コネクタ51aが設けられたケーブル51を介して制御装置70と接続され、これにより、冷水温度センサ32、温水温度センサ33、及び、温水流量センサ34が、制御装置70と電気的に接続されて、各センサは検出に応じた信号を制御装置70に出力する。
この配管ユニット30は次のようにして組み立てられる。
まず、冷水分岐管38の他端部38bを冷水通過管37の中央部37cに接続して固定し、そして、冷水温度センサ32を冷水通過管37に取り付ける。また、温水温度センサ33及び温水流量センサ34を温水導出管40に取り付ける。そして、冷水分岐管38の一端部38aを混合弁31の冷水入力口31aに接続し、予熱温水導入管39の一端部39aを混合弁の予熱温水入力口31bに接続し、温水導出管40の一端部40aを混合弁の温水出力口31cに接続して、それぞれを互いに固定する。そして、冷水温度センサ32のリード線32aと、温水温度センサ33のリード線33aと、温水流量センサ34のリード線34aと、をそれぞれ端子金具とかしめて又ははんだ付けして物理的且つ電気的に接続し、これら複数の端子金具をコネクタ36のハウジング36a内部に収容して固定する。
そして、冷水通過管37の一端部37a及び他端部37bと、予熱温水導入管39の他端部39bと、温水導出管40の他端部40bと、をそれぞれ下ケース351の壁部351bから突出させるようにして、混合弁31、冷水通過管37、冷水分岐管38、予熱温水導入管39、及び、温水導出管40のそれぞれを下ケース351内に収容し、これらを複数のクランプ55を用いて固定する。また、コネクタ36を下ケース351の壁部351bの所定の箇所に取り付ける。そして、下ケース351の壁部351bの端部と上ケースの壁部の端部とを互いに重ねて、係合手段によって互いを固定する。このようにして、混合弁31、冷水通過管37、冷水分岐管38、予熱温水導入管39、温水導出管40、冷水温度センサ32、温水温度センサ33、及び、温水流量センサ34をケース35に一体に収容した配管ユニット30が組み立てられる。即ち、ケース35には、少なくとも冷水管としての冷水通過管37、温水管としての温水導出管40、冷水温度センサ32、及び、温水温度センサ33、が一体に収容される。
冷水管路61Aは、一端部が配管7を介して水道管3に接続され、且つ、他端部が配管ユニット30の冷水通過管37の一端部37aに接続されている。冷水管路61Bは、一端部が配管ユニット30の冷水通過管37の他端部37bに接続され、且つ、他端部が配管5を介して太陽熱温水器10の貯湯槽12の入水口12aに接続されている。予熱温水管路62は、一端部が配管6を介して太陽熱温水器10の貯湯槽12の出水口12bに接続され、且つ、他端部が配管ユニット30の予熱温水導入管39の他端部39bに接続されている。温水管路63は、一端部が配管ユニット30の温水導出管40の他端部40bに接続され、且つ、他端部が熱交換器24の入水口24aに接続されている。給湯管路64は、一端部が熱交換器24の出水口24bに接続され、且つ、他端部が、配管8を介して需要部4に接続されている。
制御装置70は、給湯器20全体の制御を司る装置であり、中央演算処理装置(CPU)、ROM、RAM等を備える周知のマイクロコンピュータなどから構成されている。制御装置70には、ガスバーナ23と、給湯温度センサ25と、配管ユニット30(即ち、冷水温度センサ32、温水温度センサ33及び温水流量センサ34)と、リモコン装置80と、が接続されている。また、制御装置70には、給湯温度設定値(即ち、予め設定された給湯温度)が記憶されている。
制御装置70は、例えば、リモコン装置80から受信する制御信号に基づいて、給湯器20の電源オン、電源オフ、給湯温度設定値の変更などを行う。また、制御装置70は、温水流量センサ34からの信号に基づき温水導出管40を流れる温水の流量を検出するとともに、給湯温度センサ25からの信号に基づき給湯管路64を流れるお湯の温度を検出して、該温水の流量が予め定められた燃焼開始閾値以上で且つ該お湯の温度が給湯温度設定値以下のときに、ガスバーナ23の燃焼を開始する。即ち、制御装置70は、必要に応じて該温水を加熱する。そして、制御装置70は、ガスバーナ23の燃焼を開始したのち、給湯温度センサ25の信号に基づいて実際の給湯温度を検出し、この実際の給湯温度が給湯温度設定値と同一になるように、ガスバーナ23の燃焼量を調節する。そして、該温水の流量が予め定められた燃焼停止閾値以下になったとき、又は、実際の給湯温度が給湯温度設定値を超えたとき、ガスバーナ23の燃焼を停止する。
また、制御装置70は、太陽熱温水器10により熱源器22(即ち、給湯器20)において削減できた熱量、ガス使用料金、及び、二酸化炭素排出量、を算出して、リモコン装置80に出力する。それぞれの算出動作について以下に具体的に説明する。
制御装置70は、冷水温度センサ32が出力した信号に基づき混合弁31に入力された冷水の温度を検出し、温水温度センサ33が出力した信号に基づき混合弁31から出力された温水の温度を検出し、温水流量センサ34が出力した信号に基づき該温水の流量(積算流量)を検出する。そして、給湯に伴う該温水の流量の変動(即ち、温水の流動)を検出したとき、冷水の温度をTc[℃]、温水の温度をTm[℃]、温水の流量をF[L]、熱量換算計数をC、とすると次の式、
Q=(Tm−Tc)×F×C/1000[MJ]・・・(1)
によって、太陽熱温水器10により得た熱量Q、即ち、給湯に際し、太陽熱温水器10により給湯器20において削減できた熱量Qを算出する。なお、一例として、流量Fは、水1L=1kgとしている。また、熱量換算計数Cとは、水の比熱を示しており、C=1[kcal/kg ℃]=4.18605[kJ/kg K]とする。また、(1)式から明らかなように、熱量Qは、冷水温度センサ32で検出された冷水の温度Tcと、温水温度センサ33で検出された温水の温度Tmと、の差分に基づいて算出される。
そして、制御装置70は、燃料ガスの単位使用体積当たりの総発熱量をH[MJ/Nm3]とすると、次の式、
V=Q/H[Nm3]・・・(2)
によって、太陽熱温水器10により給湯器20において削減できた燃料ガスの使用体積Vを算出する。なお、一例として、都市ガスの単位使用体積当たりの総発熱量H1は、46.08[MJ/Nm3]であり、プロパンガスの単位使用体積当たりの総発熱量H2は、101.38[MJ/Nm3]である。
そして、制御装置70は、燃料ガスの単位使用体積当たりのガス使用料金をB[円/Nm3]とすると、次の式、
Y=V×B[円]・・・(3)
によって、太陽熱温水器10により給湯器20において削減できたガス使用料金Yを算出する。なお、一例として、都市ガスの単位使用体積当たりのガス使用料金B1は、153[円/Nm3]であり、プロパンガスの単位使用体積当たりのガス使用料金B2は、385[円/Nm3]である。
さらに、制御装置70は、燃料ガスの単位使用体積当たりの二酸化炭素排出量をE[kgCO2/Nm3]、給湯器20における燃料ガスの燃焼効率をkとすると、次の式、
X=V×E×k[kgCO2]・・・(4)
によって、太陽熱温水器10により給湯器20において削減できた二酸化炭素排出量Xを算出する。なお、一例として、都市ガスの単位使用体積当たりの二酸化炭素排出量E1は、2.355[kgCO2/Nm3]であり、プロパンガスの単位使用体積あたりの二酸化炭素排出量E2は、5.893[kgCO2/Nm3]である。また、給湯器20におけるガスの燃焼効率kは、80%(一般型ガス給湯器)〜95%(高効率型ガス給湯器)である。
そして、制御装置70は、リモコン装置80からの要求に応じて、又は、給湯器20の使用時(即ち、温水の流動時)にリアルタイムで、上記算出した熱量Qと、ガス使用料金Yと、二酸化炭素排出量Xと、をリモコン装置80に出力する。なお、上述した(1)式〜(4)式、及び、各定数は、制御装置70に予め記憶されている。
例えば、給湯器20が都市ガスを燃料ガスとする一般型ガス給湯器であり、冷水の温度をTc=20[℃]、温水の温度をTm=40[℃]、温水の流量をF=50[L]、給湯器20における都市ガスの燃焼効率をk=80%とすると、削減できた熱量Q、ガス使用体積V、ガス使用料金Y、及び、二酸化炭素排出量Xは、
熱量Q=(40−20)×50×4.18605/1000=4.18605[MJ]
ガス使用体積V=4.18605/46.08=0.0908[Nm3
ガス使用料金Y=0.0908×153=13.89[円]
二酸化炭素排出量X=0.0908×2.355×0.80=0.171[kg]
となる。
また、制御装置70は、上述した(2)式〜(4)式を用いる代わりに、(A)熱量とガス使用体積との関係を示す、熱量−ガス使用体積換算テーブルと、(B)ガス使用体積とガス使用料金との関係を示す、ガス使用体積−ガス使用料金換算テーブルと、(C)ガス使用体積と二酸化炭素排出量との関係を示す、ガス使用体積−二酸化炭素排出量換算テーブル、を記憶しておき、これらテーブルを用いて、削減できたガス使用料金及び二酸化炭素排出量求めてもよい。この場合、制御装置70は、(i)上記(1)式を用いて算出した熱量を、上述した熱量−ガス使用体積換算テーブルに当てはめて、該熱量に対するガス使用体積を求め、(ii)このガス使用体積を、上述したガス使用体積−料金換算テーブルに当てはめて、削減できた料金を求め、また、(iii)上記ガス使用体積を、ガス使用体積−二酸化炭素排出量換算テーブルに当てはめて、削減できた二酸化炭素排出量を求める。
リモコン装置80は、例えば、住宅等の屋内など、給湯器20から離れた箇所に配設されている。リモコン装置80は、給湯器20の動作状態や削減できた熱量、ガス使用料金及び二酸化炭素排出量などを表示する表示部81と、給湯器20に対する操作を入力する複数のボタンを備えた操作部82と、リモコン装置80の制御を司る図示しない制御部と、を備えている。リモコン装置80の制御部は、ケーブル83を介して給湯器20の制御装置70と接続されている。また、リモコン装置80の制御部は、ケーブル83に代えて、無線によって制御装置70と接続されていても良い。
リモコン装置80の制御部は、周知のマイクロコンピュータなどによって構成されている。この制御部は、操作部82に入力された各種操作(例えば、電源オン、電源オフ、給湯温度設定値の変更など)に応じた制御信号を生成して、該制御信号を給湯器20の制御装置70に出力する。また、この制御部は、制御装置70から各種情報(例えば、給湯器20の動作状態や削減できた熱量、ガス使用料金及び二酸化炭素排出量など)を示す情報信号を受信して、該情報信号に応じた各種情報の一部又は全部を表示部81に表示する。
次に、上述した太陽熱給湯システム1での本発明に係る動作(作用)の一例について説明する。
まず、リモコン装置80の操作部82に電源オン操作が入力されることにより給湯器20が電源オンされる。そして、需要部4において蛇口が開栓されると、必要に応じてガスバーナ23が燃焼を開始して、給湯温度設定値に加熱されたお湯が需要部4に供給される。このとき、給湯器20は、冷水温度センサ32で検出された冷水の温度、温水温度センサ33で検出された温水の温度、及び、温水流量センサ34で検出された温水の流量、に基づいて、太陽熱温水器10により給湯器20において削減できた熱量、ガス使用料金、及び、二酸化炭素排出量を算出して、所定のタイミングでリモコン装置80の表示部81に、これら各算出値を表示する。
そして、給湯器20において、冷水温度センサ32及び温水温度センサ33は、ケース35に収容されているので、これら温度センサは、ケース35によって熱源器22から発せられる熱から分離されている(即ち、該熱が遮断されている)。また、ケース35は、本体ケース21の下部に配設されているので、即ち、熱源器22から発せられる熱が集まる本体ケース21の上部を避けて、外気の気温とほぼ等しい吸気口近傍に配置されているので、ケース35が該熱に晒されることがなく、そのため、ケース35に収容されている各温度センサは、該熱の影響を受けない。
以上より、本発明によれば、水道管3から供給される冷水の温度を検出する冷水温度センサ32と、太陽熱温水器10から供給される予熱温水及び該予熱温水に水道管3から供給される冷水を混合した混合温水のうちいずれか一方で且つ熱源器22に入力される温水の温度を検出する温水温度センサ33と、がケース35に一体に収容されているので、熱源器22により発せられる熱をケース35で遮断して、該熱が各温度センサに及ぼす影響を回避することができ、そのため、冷水の温度検出及び温水の温度検出における誤差の発生を防いで、太陽熱温水器10により熱源器22(即ち、給湯器20)において削減できた熱量を正確に算出できる。
また、ケース35の内側空間は外部と仕切られているので、該内部空間の空気は温度変化が緩やかで且つ温度の偏りが無い。そして、熱源器22により発せられる熱によってケース35の内部空間の空気が暖められた場合、各温度センサは暖められた空気の影響を受けて検出温度に誤差(即ち、オフセット)が生じてしまうことがある。しかしながら、各温度センサは上記内部空間の空気によって同様に暖められるので、各温度センサの検出温度には同様のオフセットが生じ(即ち、各温度センサにおいて、真の温度に対し、検出温度が同様に上昇又は下降する)、そして、各温度センサの検出温度の差分に基づいて上記熱量を算出することにより、各温度センサの検出温度にそれぞれ生じたオフセットを相殺することができる。そのため、太陽熱温水器10により給湯器20において削減できた熱量を正確に算出できる。
また、配管ユニット30のケース35には、冷水管としての冷水通過管37と、冷水分岐管38と、予熱温水導入管39と、温水管としての温水導出管40と、冷水温度センサ32と、温水温度センサ33と、温水流量センサ34と、のそれぞれが一体に収容されているので、給湯器20の組み立て作業において、ケース35を本体ケース21内に配設することで、これら複数の部材を一括して組み付けることができ、組立性を向上することができる。
また、配管ユニット30において、冷水温度センサ32、温水温度センサ33、及び、温水流量センサ34、のそれぞれが備えるリード線が接続されるとともに、これらリード線を制御装置70に接続するためのコネクタ36を備えているので、各センサのリード線が1つのコネクタ36にまとめられており、そのため、ケーブル51によって、このコネクタ36と制御装置70とを接続することで各センサの配線が容易にでき、更に組立性を向上することができる。
また、配管ユニット30の混合弁31によって、太陽熱温水器10から供給される予熱温水が水道管3から供給される冷水と混合されるので、太陽熱温水器10によって加熱された温水の温度を低下させることができ、そのため、熱源器22に供給可能な温水の上限温度が規定されている場合などに、混合弁31で混合された混合温水の温度がこの上限温度以下となるように、温水と冷水とを所定の割合で混合して、熱源器22に供給される水の温度を調整できる。したがって、上限温度を超える温度の水が熱源器22に供給されることを防止して、給湯器20の故障を防ぐことができる。
また、冷水温度センサ32が、冷水通過管37を流れる水の温度を検出するので、即ち、太陽熱給湯システム1によって給湯するときに水道管3から供給される冷水が必ず流れる箇所で該冷水の温度を検出するので、水道管3から供給される冷水の温度を正確に検出することができる。例えば、太陽熱温水器10によって加熱された予熱温水の温度が、混合弁31において予め設定された所定の温度より低い場合は、この予熱温水が、混合弁31において冷水と混合されることなく、そのまま熱源器22に供給されるが、このとき、混合弁31の冷水入力口31aに接続された冷水分岐管38内の水は流れることなくその内部に滞留している。そして、冷水温度センサ32が、冷水分岐管38内を流れる水の温度を検出するように配設されていると、冷水分岐管38内に滞留している水の温度を検出してしまい、水道管3から供給された冷水の温度が正確に検出できないという問題が生じるが、本発明においては、このような問題がなく、水道管3から供給される水の温度を正確に検出することができ、太陽熱温水器10により給湯器20において削減できた熱量を正確に算出することができる。
また、配管ユニット30が、本体ケース21の下部に設けられているので、熱源器22によって発せられた熱が集まる本体ケース21内の上部を避けて、熱源器22の上端より低い位置に配管ユニット30を設けることで、熱源器22により発せられる熱が各温度センサに及ぼす影響をより回避することができる。
また、本体ケース21には、熱源器22のガスバーナ23に外気を供給する吸気口が設けられ、そして、吸気口の近傍には、配管ユニット30が設けられているので、吸気口近傍は外気の温度にほぼ等しく、そのため、熱源器22により発せられる熱が各温度センサに及ぼす影響をより回避することができる。
上述した実施形態において、配管ユニット30のケース35には、冷水管としての冷水通過管37と、冷水分岐管38と、予熱温水導入管39と、温水管としての温水導出管40と、冷水温度センサ32と、温水温度センサ33と、温水流量センサ34と、のそれぞれが一体に収容されているものであったが、これに限定されるものではなく、少なくとも、冷水が流れる冷水管と、熱源器22に入力される温水が流れる温水管と、冷水管に設けられた冷水温度センサ32と、温水管に設けられた温水温度センサ33と、が一体に収容されているものであれば、ケース35に収容される部材は任意である。換言すると、配管ユニット30は、冷水温度センサ32と温水温度センサ33とが、ケース35によって同様に断熱されるものであればよい。
また、上述した実施形態において、給湯器20は、削減できた熱量、ガス使用料金、及び、二酸化炭素排出量を、リモコン装置80の表示部81に表示するものであったが、これら情報の表示の有無、または、表示する情報の種類は任意である。
また、上述した実施形態において、配管ユニット30が備える混合弁31として、温水と冷水との混合割合を自動的に調整する感温ばねを備えたサーモスタット式湯水混合弁を用いていたが、この混合弁31に代えて、制御信号を与えることにより予熱温水と冷水との混合割合を任意に変更できる電子制御式混合弁(以下、混合弁31Aという)を用いても良い。
このような混合弁31Aは、予熱温水と冷水との混合割合を調整する弁体と、上記弁体を駆動するステッピングモータと、を備えている。このステッピングモータは、リード線、コネクタ36、ケーブル51を順次介して制御装置70と接続されることにより、制御装置70から送信される駆動制御信号を受信して、該駆動制御信号に応じた割合で予熱温水と冷水とが混合されるように上記弁体を駆動する。
そして、給湯器20による給湯の際に、制御装置70は、温水温度センサ33によって混合弁31Aから出力される温水の温度を検出し、該温水の温度と給湯温度設定値とを比較する。そして、制御装置70は、温水の温度が給湯温度設定値より高いとき、温水の温度が給湯温度設定値と同一になるように弁体を駆動させる駆動制御信号を、ステッピングモータに送信する。また、制御装置70は、温水の温度が給湯温度設定値より低いとき、予熱温水が冷水と混合されることなく出力されるように弁体を駆動させる駆動制御信号を、ステッピングモータに送信する。
このように、電子制御式混合弁である混合弁31Aを備えて、制御装置70により混合弁31Aの弁体を駆動することにより、予熱温水と冷水との混合割合を任意に調整することができる。例えば、混合弁として、サーモスタット式湯水混合弁のように、出力される温水の温度が予め固定されているものを用いた構成では、60℃のお湯が必要なときに、予熱温水の温度が75℃で、混合弁の設定温度が40℃に固定されていたとすると、予熱温水と冷水とが混合されて、出力される温水の温度が40℃に下げられてしまい、熱源器22において再度60℃に加熱する必要がある。しかし、上述した電子制御式混合弁を用いた構成では、出力される温水の温度が所望の温度になるように、予熱温水と冷水との混合割合を変えることができ、混合弁から出力される温水を再度加熱することなく所望の温度(例えば、60℃)のお湯が得られ、燃料ガスが無駄に燃焼されてしまうことを防いで、燃料ガスの燃焼による熱量、ガス使用料金、及び、二酸化炭素排出量をより削減できる。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 太陽熱給湯システム
10 太陽熱温水器
20 給湯器
21 本体ケース
22 熱源器
30 配管ユニット
31 混合弁
32 冷水温度センサ
33 温水温度センサ
34 温水流量センサ
35 ケース(断熱ケース)
37 冷水通過管(冷水管)
38 冷水分岐管
39 予熱温水導入管
40 温水導出管(温水管)
70 制御装置
80 リモコン装置

Claims (4)

  1. 太陽熱温水器から供給される予熱温水の温度に応じて、前記予熱温水及びこの予熱温水に給水源から供給される冷水を混合した混合温水のうちいずれか一方の温水が入力され、この入力された温水を必要に応じて加熱して給湯する加熱給湯手段と、前記加熱給湯手段が内部に設けられる本体ケースと、を有し、前記加熱給湯手段による給湯の際に、前記冷水の温度、前記加熱給湯手段に入力される温水の温度及び該温水の流量、とに基づいて、前記太陽熱温水器により前記加熱給湯手段において削減できた熱量を算出する給湯器において、
    前記本体ケースの内部には、前記冷水が流れる冷水管と、前記加熱給湯手段に入力される温水が流れる温水管と、前記冷水管に設けられた冷水温度センサと、前記温水管に設けられた温水温度センサと、を少なくとも備えた配管ユニットが設けられ、そして、
    前記配管ユニットには、少なくとも前記冷水管、前記温水管、前記冷水温度センサ及び前記温水温度センサのそれぞれを一体に収容する断熱ケースが設けられている
    ことを特徴とする給湯器。
  2. 前記配管ユニットが、前記加熱給湯手段の上端より低い位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の給湯器。
  3. 前記本体ケースには、前記加熱給湯手段に外気を供給する吸気口が設けられ、そして、
    前記吸気口の近傍には、前記配管ユニットが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の給湯器。
  4. 太陽熱温水器と、前記太陽熱温水器から予熱温水が供給される給湯器と、を備えた太陽熱給湯システムにおいて、
    前記給湯器として請求項1〜3のいずれか一項に記載の給湯器を備えていることを特徴とする太陽熱給湯システム。
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