JP2020178442A - ワイヤレス受電装置のコントロール回路、電子機器、ワイヤレス受電装置の制御方法 - Google Patents

ワイヤレス受電装置のコントロール回路、電子機器、ワイヤレス受電装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】整流電圧を抑制可能なワイヤレス給電のコントロール回路を提供する。【解決手段】同期整流回路420は、ブリッジ回路422を形成する複数のトランジスタおよび複数のトランジスタを制御する同期整流コントローラ424を含み、受信アンテナ301に流れる電流を整流し、整流(RCT)端子から出力する。抑制処理部416は、RCT端子に生ずる整流電圧VRCTの抑制のために、同期整流コントローラ424によるスイッチング制御のパラメータを変化させる。【選択図】図3

Description

本発明は、ワイヤレス給電技術に関する。
近年、電子機器への給電方式として、ワイヤレス給電が普及の兆しを見せている。ワイヤレス給電には、電磁誘導(MI:Magnetic Induction)方式と磁気共鳴(MR:Magnetic Resonance)方式の2つの方式が存在するが、MI方式では、現在、WPC(Wireless Power Consortium)が策定した規格「Qi」が主流となっている。
図1は、Qi規格に準拠したワイヤレス給電システム100Rの構成を示す図である。給電システム100Rは、送電装置200R(TX、Power Transmitter)と受電装置300R(RX、Power Receiver)を備える。受電装置300Rは、携帯電話端末、スマートフォン、オーディオプレイヤ、ゲーム機器、タブレット端末などの電子機器に搭載される。
送電装置200Rは、送信コイル(1次コイル)202、ドライバ204、コントローラ206、復調器208を備える。ドライバ204は、Hブリッジ回路(フルブリッジ回路)あるいはハーフブリッジ回路を含み、送信コイル202に駆動信号S1、具体的には交流の駆動信号を印加し、送信コイル202に流れる駆動電流により、送信コイル202に電磁界の電力信号S2を発生させる。コントローラ206は、送電装置200R全体を統括的に制御するものであり、具体的には、ドライバ204のスイッチング周波数、あるいはスイッチングのデューティ比、位相などを制御することにより、送信電力を変化させる。
受電装置300Rは、受信アンテナ301、整流回路304、平滑コンデンサ306、電源回路308、変調器310、コントローラ312、を備える。受信アンテナ301は、直列に接続された受信コイル302および共振キャパシタ303を含み、送信コイル202からの電力信号S2を受信するとともに、制御信号S3を送信コイル202に対して送信する。整流回路304および平滑コンデンサ306は、電力信号S2に応じて受信コイル302に誘起される電流IRXを整流・平滑化し、直流電圧VRCTに変換する。
電源回路308は、直流電圧VRCTを昇圧あるいは降圧し、コントローラ312やその他の負荷502に供給する。あるいは負荷502は二次電池を含み、電源回路308は二次電池を充電するチャージャーを含んでもよい。
Qi規格(あるいはPMA規格)では、送電装置200Rと受電装置300Rの間で通信プロトコルが定められており、受電装置300Rから送電装置200Rに対して、制御信号S3による情報の伝達が可能となっている。この制御信号S3は、後方散乱変調(Backscatter modulation)を利用して、ASK(Amplitude Shift Keying)により受信コイル302(2次コイル)から送信コイル202に送信される。
この制御信号S3には、たとえば、受電装置300Rに対する電力供給量を指示する電力制御データ(パケットともいう)、受電装置300Rの固有の情報を示すデータなどが含まれる。復調器208は、送信コイル202の電流あるいは電圧に含まれる制御信号S3を復調する。コントローラ206は、復調された制御信号S3に含まれる電力制御データにもとづいて、ドライバ204を制御する。
特開2013−038854号公報 特開2014−107971号公報
本発明者は、1個の送電装置200から、複数の受電装置300に対して同時に給電する技術(Shared-modeという)について検討し、以下の課題を認識するに至った。
図2は、複数の受電装置300A,300Bが共通の送電装置200から給電を受ける様子を示す図である。ひとつの受電装置300Aはすでに満充電状態であり、別の受電装置300Bが要充電状態(非満充電状態)であるとする。この状況では、受電装置300Aに対する送信電力の低下(あるいは給電停止)よりも、受電装置300Bへの給電が優先される。
このとき、送電装置200が放射する電力信号の一部は、受電装置300Aにも供給される。そうすると、受電装置300Aにおいて、過大な整流電流IRCTが平滑コンデンサ306に供給され続け、整流電圧VRCTが上昇し、やがて過電圧状態となる。
受電装置300における過電圧状態は、Shared-mode中に限って発生するものではなく、送電装置200と受電装置300が一対一で動作する場合にも発生しうる。
過電圧状態を防止するために、受信アンテナ301の共振周波数をデチューニングさせる保護回路が設けられる場合がある。この保護回路は、共振周波数をシフトさせるための複数のキャパシタと、複数のキャパシタの受信アンテナ301への接離を制御するためのスイッチが必要となり、部品点数や回路面積が大きくなる。
本発明はかかる課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、整流電圧を抑制可能なワイヤレス給電における受電用のコントロール回路の提供にある。
本発明のある態様は、ワイヤレス受電装置のコントロール回路に関する。コントロール回路は、受信アンテナが接続される第1交流端子および第2交流端子と、整流端子と、受信アンテナに流れる電流を整流し、整流端子から出力する同期整流回路と、を備える。同期整流回路は、ブリッジ回路を形成する複数のトランジスタおよび複数のトランジスタを制御する同期整流コントローラを含み、受信アンテナに流れる電流を整流し、整流端子から出力する同期整流回路と、整流端子に生ずる整流電圧の抑制のために、同期整流コントローラによるスイッチング制御のパラメータを変化させる抑制処理部と、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様によれば、受電装置において整流電圧の上昇を制御できる。
Qi規格に準拠したワイヤレス給電システムの構成を示す図である。 複数の受電装置が共通の送電装置から給電を受ける様子を示す図である。 実施の形態に係るコントロールICを備える受電装置のブロック図である。 図3の受電装置の動作波形図である。 同期整流回路の構成例を示す回路図である。 図5の同期整流回路の動作波形図である。 オフ遅延時間を固定したときの整流電圧VRCTの波形図である。 定常状態における、オフ遅延時間と整流電圧VRCTの関係を示す図である。 抑制処理部の構成例を示すブロック図である。 変形例に係る抑制処理部の動作を説明する図である。 実施の形態に係る受電装置を備える電子機器を示す図である。
(実施の形態の概要)
本明細書に開示される一実施の形態は、ワイヤレス受電装置(単に受電装置という)のコントロール回路に関する。コントロール回路は、受信アンテナが接続される第1交流端子および第2交流端子と、整流端子と、受信アンテナに流れる電流を整流し、整流端子から出力する同期整流回路と、を備える。同期整流回路は、フルブリッジ回路を形成する複数のトランジスタおよび複数のトランジスタを制御する同期整流コントローラを含み、受信アンテナに流れる電流を整流し、整流端子から出力する同期整流回路と、整流端子に生ずる整流電圧に応じて、同期整流コントローラによるスイッチング制御のパラメータを変化させる抑制処理部と、を備える。
整流電圧が制御不能である場合に、スイッチング制御のパラメータを変化させて、整流端子に出力される電流の量を抑制し、あるいは整流端子から電荷を引き抜くことで、整流電圧の上昇を抑制でき、あるいは整流電圧を低下させることができる。
コントロール回路は、整流電圧とその目標値の誤差を示すコントロールエラーパケットを生成するコントローラと、コントロールエラーパケットに応じて受信アンテナに変調信号を印加する変調器と、をさらに備えてもよい。
抑制処理部は、整流電圧が目標値に収束しないときに、スイッチング制御のパラメータを初期値から変化させてもよい。
抑制処理部は、コントロールエラーパケットが非ゼロの状態が持続すると、スイッチング制御のパラメータを変化させてもよい。
抑制処理部は、コントロールエラーパケットがゼロに近づくように、スイッチング制御のパラメータを段階的に変化させてもよい。これにより、整流電圧を目標電圧に収束させることができる。
抑制処理部は、整流電圧をしきい値電圧と比較し、比較結果に応じてスイッチング制御のパラメータを変化させてもよい。
同期整流コントローラは、第1交流端子の電圧とゼロ近傍の第1しきい値電圧との比較結果を示す第1比較信号を生成する第1コンパレータと、第2交流端子の電圧とゼロ近傍の第2しきい値電圧との比較結果を示す第2比較信号を生成する第2コンパレータと、第1比較信号と第2比較信号にもとづいて、複数のトランジスタを制御するロジック回路と、を含んでもよい。
複数のトランジスタのうち、整流端子と第1交流端子の間に設けられるひとつを、第1ハイサイドトランジスタ、整流端子と前記第2交流端子の間に設けられるひとつを第2ハイサイドトランジスタ、第1交流端子と接地の間に設けられるひとつを第1ローサイドトランジスタ、第2交流端子と前記接地の間に設けられるひとつを第2ローサイドトランジスタとする。ロジック回路は、第1比較信号の一方のエッジに応答して第2ハイサイドトランジスタと第1ローサイドトランジスタからなる第1ペアをターンオンし、第1比較信号の他方のエッジから、第1オフ遅延時間の経過後に、第1ペアをターンオフし、第2比較信号の一方のエッジに応答して第1ハイサイドトランジスタと第2ローサイドトランジスタからなる第2ペアをターンオンし、第2比較信号の他方のエッジから、第2オフ遅延時間の経過後に、第2ペアをターンオフする動作を繰り返してもよい。
第1オフ遅延時間と第2オフ遅延時間が、抑制処理部が変化させるパラメータであってもよい。すなわち整流端子の電圧に応じて第1オフ遅延時間と第2オフ遅延時間の組み合わせを、相対的に大きくすることで、整流端子への電流供給量を減少させることができ、整流電圧の上昇を抑制し、あるいは強制的に低下させることができる。
抑制処理部は、整流電圧が過電圧しきい値電圧を超えると、第1オフ遅延時間と第2オフ遅延時間を長くしてもよい。
第1しきい値電圧および第2しきい値電圧が、抑制処理部が切り替えるパラメータであってもよい。すなわち整流端子の電圧に応じて、しきい値電圧をシフトさせることで、第1比較信号と第2比較信号のエッジのタイミングをシフトさせることができる。
(実施の形態)
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合のほか、部材Aと部材Bが、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
図3は、実施の形態に係るコントロールIC400を備える受電装置300のブロック図である。受電装置300は、Qi規格に準拠するものとする。
受電装置300は、主として、受信アンテナ301と、コントロールIC400と、その他周辺の回路部品を備える。コントロールIC400は、受電装置300の主要部品を1パッケージに収容したものである。
受信アンテナ301は、直列に接続された受信コイル302および共振キャパシタ303を含む。受信アンテナ301は、コントロールIC400の交流端子AC1,AC2の間に接続される。
コントロールIC400は、コントローラ410、同期整流回路420、電源回路430、電流検出回路432を備える。
コントローラ410は、受電装置300を統合的に制御する。コントローラ410は、プロセッサコアとソフトウェアプログラムの組み合わせで実装してもよいし、ハードウェアで実装してもよい。コントローラ410の機能はさまざまであるが、たとえばワイヤレス送電装置に送信すべきパケットを生成し、このパケットにもとづいて変調器440を駆動し、AM変調信号をコイル電流(コイル電圧)に重畳する。これにより送信コイルの電流(あるいは電圧)が偏移し、送電装置200にパケットが送信される。変調器440の構成は特に限定されないが、たとえばオープンドレインのトランジスタのペアと、2つのトランジスタのドレインのペアと、AC1、AC2端子の間に設けられるキャパシタのペアと、を含むのが一般的である。
同期整流回路420は、AC1端子とAC2端子に接続され、受信アンテナ301に流れる電流ICOIL(RX)を整流し、RCT端子に全波整流して出力する。RCT端子には、平滑コンデンサ306が接続される。RCT端子に生ずる電圧を、整流電圧VRCTという。同期整流回路420は、複数のトランジスタで構成されるブリッジ回路422と、ブリッジ回路422の複数のトランジスタを駆動する同期整流コントローラ424を含む。同期整流コントローラ424は、AC1端子とAC2端子の電圧にもとづいて、ブリッジ回路422の複数のトランジスタを制御する。
複数のトランジスタのうち、RCT端子とAC1端子の間に設けられるひとつを、第1ハイサイドトランジスタMH1、RCT端子とAC2端子の間に設けられるひとつを第2ハイサイドトランジスタMH2、AC1端子と接地の間に設けられるひとつを第1ローサイドトランジスタML1、AC2端子と接地の間に設けられるひとつを第2ローサイドトランジスタML2と称する。
電源回路430は、リニアレギュレータ(LDO:Low Drop Outputともいう)であり、整流電圧VRCTを受け、所定の目標レベルに安定化された出力電圧VOUTを生成する。出力電圧VOUTは、OUT端子から負荷502に出力される。負荷502は典型的にはバッテリとその充電回路を含みうる。
電源回路430と付随して、電流検出回路432が設けられる。電流検出回路432は、電源回路に流れる電流IOUTを検出し、その電流量を示す電流検出信号Vcsを生成する。上述のA/Dコンバータ412は、この電流検出信号Vcsをデジタル値に変換する。
コントローラ410は、コントロールIC400の各部の電気的状態を監視し、コントロールIC400を統合的に制御する。コントローラ410の機能のひとつは、整流電圧VRCTとその目標電圧(DP:Desired Point)との誤差を示すコントロールエラー(CE)パケットを生成することである。CEパケットを受信した送電装置200は、CEパケットに応じて送信電力を増減させる。これにより、整流電圧VRCTが目標電圧DPに近づくようにフィードバックがかかる。このフィードバックがうまく動作している状態を、正常状態と称する。
またコントローラ410は、受信電力PRXを計算したり、電源回路430の出力電圧VOUTの目標値を制御する機能を有する。たとえばコントローラ410と付随してA/Dコンバータ412が設けられる。A/Dコンバータ412は、整流電圧VRCT、電源回路430に流れる電流IOUTなどをデジタル信号に変換し、コントローラ410に供給する。
コントロールIC400には、抑制処理部416が設けられる。抑制処理部416は、コントローラ410の一部として実装してもよい。抑制処理部416は、整流電圧VRCTに応じて、同期整流コントローラ424によるスイッチング制御のパラメータを変化させる。
上述のように、正常状態において、整流電圧VRCTは目標電圧DPに近づくようにフィードバックがかかる。しかしながら複数の受電装置が、同じ送電装置から給電されるような状況では、必ずしも自身が生成したCEパケットが優先されるとは限らない。そうすると、あるコントロールIC400が送信電力を低下させるCEパケットを生成したとしても、そのコントロールIC400を搭載する受電装置300が受信する受信電力は増加し、整流電圧VRCTが上昇し続けるような状況も生じるうる。これを制御不能状態と称する。
抑制処理部416は、CEパケットにもとづく整流電圧VRCTの制御が不能な状況において、スイッチング制御のパラメータを変化させるとよい。たとえば抑制処理部416は、受電装置300に対してCEパケットを送信しているにもかかわらず、整流電圧VRCTが目標値DPに収束しないときに、スイッチング制御のパラメータを初期値φから変化させてもよい。
上述のように、コントロールIC400においては、整流電圧VRCTとその目標値DPの誤差を示すCEパケットが生成されている。整流電圧VRCTのフィードバック制御が有効であるとき、CEパケットの値はゼロ近傍に収束している。反対に、フィードバック制御が無効になると、整流電圧VRCTは目標値DPから逸脱し、CPパケットが非ゼロの値となる。そこで抑制処理部416はCEパケットにもとづいて、スイッチング制御のパラメータを制御してもよい。
より好ましくは抑制処理部416は、CEパケットがゼロに近づくように、パラメータPARAMを変化させてもよい。この場合、受電装置300からの送信電力を変化させるメインのフィードバックループに加えて、同期整流回路420のスイッチング制御のパラメータを変化させるサブのフィードバックループが形成されるものと把握できる。ただし、2つのフィードバックループが同時に動作すると、制御が不安定になったり、給電効率が低下するおそれがある。そこで、メインのフィードバックループがうまく動作しない制御不能状態においてのみ、サブのフィードバックループを有効化してもよい。
以上がコントロールIC400の構成である。続いてその保護動作を説明する。
図4は、図3の受電装置300の動作波形図である。同期整流コントローラ424のスイッチング制御のタイミングは、少なくともひとつのパラメータPARAMにもとづいて規定される。このパラメータPARAMとしては、同期整流回路420がRCT端子に出力する電流に影響を与えるものを選択すればよい。時刻tより前は、整流電圧VRCTはCEパケットにもとづく送信電力の調整によって、目標電圧DPに安定化されている。このとき、パラメータPARAMは正常状態に最適化された初期値φである。
時刻tに、整流電圧VRCTの制御不能な状況が発生すると、CEパケットが非ゼロとなる。そうすると抑制処理部416は、パラメータPARAMの値を、初期値φから変化させる。パラメータPARAMが初期値φから逸脱すると、RCT端子に接続される平滑コンデンサ306に供給される電流量が減り、あるいは平滑コンデンサ306から電荷が放電され、整流電圧VRCTの上昇が抑制され、あるいは整流電圧VRCTが強制的に低下する。その後、抑制処理部416は、整流電圧VRCTが目標電圧DPに近づくように、パラメータPARAMを変化させてもよい。
以上がコントロールIC400の動作である。このコントロールIC400によれば、整流電圧VRCTが制御不能である場合に、スイッチング制御のパラメータPARAMを変化させて、RCT端子に出力される電流の量を抑制し、あるいはRCT端子から電荷を引き抜くことで、整流電圧VRCTの上昇を抑制でき、あるいは整流電圧VRCTを低下させることができる。つまり、整流電圧VRCTを受電装置300単体で制御可能となる。
抑制処理部416によって十分な過電圧抑制効果が得られる場合には、抑制処理部416を過電圧保護回路として動作させることも可能である。この場合、デチューニング用のキャパシタやトランジスタを削減できる。またキャパシタやトランジスタを接続するためのパッドや端子が不要となるため、コントロールIC400のコストやサイズを小さくできる。また部品と配線の物理的な接続箇所が減るため、断線故障などのリスクも低減できる。
続いて、抑制処理部416が制御する同期整流コントローラ424におけるパラメータの例を説明する。パラメータは、ブリッジ回路422のインピーダンスに影響を及ぼすものであれば特に限定されないが、たとえば以下のようなものが例示される。
図5は、同期整流回路420の構成例を示す回路図である。同期整流コントローラ424は、第1コンパレータCOMP1、第2コンパレータCOMP2、ロジック回路426、複数のドライバDR1〜DR4を含む。
第1コンパレータCOMP1は、AC1端子の電圧VAC1とゼロ近傍の第1しきい値電圧VZC1との比較結果を示す第1比較信号(V1GDET信号)を生成する。第2コンパレータCOMP2は、AC2端子の電圧VAC2とゼロ近傍の第2しきい値電圧VZC2との比較結果を示す第2比較信号(V2GDET信号)を生成する。第1コンパレータCOMP1、第2コンパレータCOMP2は、ヒステリシスコンパレータを用いることができ、この場合、第1しきい値電圧VZC1は、VZC1H,VZC1Lの2レベルで遷移する。同様に、第2しきい値電圧VZC2は、VZC2H,VZC2Lの2レベルで遷移する。なお、V1GDET信号、VG2DET信号の論理レベル(ハイ・ロー)は例示であり、コンパレータの極性や、インバータによる論理反転によって入れ替えることができる。
ロジック回路426は、V1GDET信号とV2GDET信号にもとづいて、4個のトランジスタMH1,MH2,ML1,ML2を制御するためのゲート制御信号H1G,H2G,L1G,L2Gを生成する。4個のドライバDR1〜DR4は、ゲート制御信号H1G,H2G,L1G,L2Gにもとづいて4個のトランジスタMH1,MH2,ML1,ML2を駆動する。
図6は、図5の同期整流回路420の動作波形図である。コイル電流ICOIL(RX)は、図5における矢印の方向を正にとっている。時刻tに、電圧VAC1がしきい値VZC1Lまで低下すると、V1GDET信号がハイレベルに遷移する。V1GDET信号の一方のエッジ(たとえばポジエッジ)に応答して、たとえば、時刻tから第1オン遅延時間τON1経過後の時刻tに、第2ハイサイドトランジスタMH2と第1ローサイドトランジスタML1のペアがターンオンする。
時刻tに、電圧VAC1がしきい値VZC1Hまで上昇すると、V1GDET信号がローレベルに遷移する。V1GDET信号の他方のエッジ(ネガエッジ)から、第1オフ遅延時間τOFF1の経過後の時刻tに、第2ハイサイドトランジスタMH2と第1ローサイドトランジスタML1のペアがターンオフする。
続く時刻tに、電圧VAC2がしきい値VZC2Lまで低下すると、V2GDET信号がハイレベルに遷移する。V2GDET信号の一方のエッジ(たとえばポジエッジ)に応答して、たとえば、時刻tから第2オン遅延時間τON2経過後の時刻tに、第1ハイサイドトランジスタMH1と第2ローサイドトランジスタML2のペアがターンオンする。
時刻tに、電圧VAC2がしきい値VZC2Hまで上昇すると、V2GDET信号がローレベルに遷移する。V2GDET信号の他方のエッジ(ネガエッジ)から、第2オフ遅延時間τOFF2の経過後の時刻tに、第1ハイサイドトランジスタMH1と第2ローサイドトランジスタML1のペアがターンオフする。同期整流回路420はこの動作を繰り返す。
対角のトランジスタのペアは必ずしも同時にターンオフ(ターンオン)する必要はなく、それらはある時間差でターンオフ(ターンオン)してもよい。具体的には、ローサイド(下アーム)のトランジスタを先行してターンオフ(ターンオン)させ、それに遅れて、ハイサイド(上アーム)のトランジスタをターンオフ(ターンオン)させてもよい。
ここで第1オフ遅延時間τOFF1、第2オフ遅延時間τOFF2は、トランジスタのターンオフのタイミングを、コイル電流ICOIL(RX)のゼロクロスのタイミング(電流ゼロクロス点)と一致させるためのパラメータとして用いられる場合もある。
一実施例において、抑制処理部416は、第1オフ遅延時間τOFF1と第2オフ遅延時間τOFF2を、整流電圧VRCTに応じて2値で変化させる。別の観点から見ると、抑制処理部416は、同期整流回路420のスイッチングの位相を制御していると把握することができる。第1オフ遅延時間τOFF1と第2オフ遅延時間τOFF2を変化させることにより、同期整流回路420のインピーダンスを変化させることができ、ひいては整流電圧VRCTを変化させることができる。
図7は、オフ遅延時間τOFF1,τOFF2を固定したときの整流電圧VRCTの波形図である。オフ遅延時間τOFF1,τOFF2が、125ns、250ns,750ns,1000ns,1250nsのときの波形が示される。
図8は、定常状態(負荷電流IOUT=1A)における、オフ遅延時間と整流電圧VRCTの関係を示す図である。遅延量を大きくするにしたがい、整流電圧VRCTは低下することが分かる。たとえば、第1オフ遅延時間τOFF1と第2オフ遅延時間τOFF2の正常時の値φは、0〜200nsの範囲で規定してもよい。
図9は、抑制処理部416の構成例を示すブロック図である。抑制処理部416は、目標値DPと整流電圧VRCTの差分を表すCEパケットを受け、パラメータPARAMを生成する補償器418を含む。補償器418は、P(比例)補償器、PI(比例積分)補償器、PID(比例積分微分)補償器などで構成してもよい。なお補償器418が正常状態において動作していると、つまり正常状態においてパラメータPARAMが正常時の値φから変化すると、フィードバック制御が不安定になったり、効率が低下するおそれがある。そこで正常状態であるか制御不能状態であるかを判定する判定部419を設け、制御不能状態においてのみ、補償器418をイネーブル化してもよい。正常状態では補償器418はディセーブル化されており、抑制処理部416の出力はφに固定される。たとえば抑制処理部416は、φと補償器418の出力を選択するマルチプレクサ417を含む。
判定部419は、送信電力を低下させるようなCEパケットを受電装置300に送信しているにもかかわらず、整流電圧VRCTが低下しない、言い換えればCEパケットがゼロに近づかないような状況を、制御不能状態と判定する。判定部419は、CEパケットを監視し、制御不能状態と正常状態を判定してもよい。たとえば判定部419は、CEパケットが所定のしきい値の範囲から逸脱した状態が、所定時間持続した場合に、制御不能状態と判定し、補償器418をイネーブル化してもよい。
(パラメータの変形例)
当業者によれば、その他にも、ブリッジ回路422のインピーダンス(あるいはスイッチングの位相)を変化させることが可能な制御パラメータが存在することが理解される。
たとえば、第1オフ遅延時間τOFF1、第2オフ遅延時間τOFF2を固定し、コンパレータCOMP1,COMP2に与えるしきい値電圧VZC1,VZC2(ひいてはVZC1H,VZC2H)を、整流電圧VRCTに応じて変化させてもよい。
あるいはコンパレータCOMP1、COMP2の応答時間(遅延時間)を可変に構成し、その遅延時間を、整流電圧VRCTに応じて変化させてもよい。たとえばコンパレータの応答速度は、バイアス電流の量に応じて変化させることができる。
あるいは、第1オン遅延時間τON1,第2オン遅延時間τON2を、整流電圧VRCTに応じて変化させてもよい。
複数のパラメータを複合的に切り替えることにより、ブリッジ回路422のインピーダンスを変化させてもよい。
(パラメータ制御に関する変形例)
抑制処理部416は、整流電圧VRCTを、過電圧保護用のしきい値電圧VOVPと比較し、比較結果にもとづいてパラメータPARAMを制御してもよい。たとえば正常状態において、VRCT>VOVPとなると、パラメータPARAMを保護用の値φに切り替える。
さらに抑制処理部416は、整流電圧VRCTを解除用のしきい値電圧VRSTと比較してもよい。保護状態において、VRCT<VRSTとなると、パラメータPARAMを正常の値φに切り替えてもよい。
抑制処理部416は、A/Dコンバータ412によりデジタル値に変換された整流電圧VRCTのデータを、デジタルのしきい値と比較してもよい。あるいは、抑制処理部416の機能は、ヒステリシスコンパレータで実装してもよい。図10は、変形例に係る抑制処理部416の動作を説明する図である。
あるいは抑制処理部416は、正常状態において、VRCT>VOVPとなると、パラメータPARAMを保護用の値φに切り替え、それから所定時間の経過後時に、正常の値φ0に戻してもよい。
実施の形態では、Shared-modeにおける整流電圧VRCTの安定化を例としたが、本発明の用途はそれに限定されない。受電装置300と送電装置200が1対1で給電する状況において、通信の不良(たとえば受電装置300の復調器や送電装置200の変調器の異常)によって、CEパケットの送信にかかわらず、整流電圧VRCTが目標電圧DPに安定化できないような状況でも本発明は有効である。
あるいはCEパケットが存在しないような規格にも、本発明は適用可能である。たとえば、単純な過電圧保護のために、スイッチング制御のパラメータを変化させてもよい。
(その他の変形例)
これまでの説明では、同期整流回路420がコントロールIC400に内蔵される場合を説明したがその限りでなく、ブリッジ回路422を構成するトランジスタはディスクリート部品であってもよい。
また、コントローラ410の機能は、コントロールIC400に外付けされるマイクロコントローラとして実装してもよい。
(用途)
最後に、実施の形態に係るワイヤレス受電装置300を用いた電子機器の例を説明する。図11は、実施の形態に係る受電装置300を備える電子機器500を示す図である。図11の電子機器500は、スマートフォン、タブレットコンピュータや携帯型ゲーム機、携帯型オーディオプレイヤであり、筐体501には、受信コイル302、整流回路304、平滑コンデンサ306、電源回路308等を含む受電装置300が内蔵される。図11には、負荷502として、充電回路504、二次電池506、その他の電子回路508が示される。電子回路508は、無線(RF)部、ベースバンドプロセッサ、アプリケーションプロセッサ、オーディオプロセッサ等を含んでもよい。
実施の形態にもとづき、具体的な用語を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
COMP1 第1コンパレータ
COMP2 第2コンパレータ
100 給電システム
200 送電装置
202 送信コイル
204 ドライバ
206 コントローラ
208 復調器
300 受電装置
301 受信アンテナ
302 受信コイル
303 共振キャパシタ
304 整流回路
306 平滑コンデンサ
308 電源回路
400 コントロールIC
410 コントローラ
412 A/Dコンバータ
416 抑制処理部
418 補償器
419 判定部
420 同期整流回路
422 ブリッジ回路
424 同期整流コントローラ
426 ロジック回路
430 電源回路
432 電流検出回路
500 電子機器
501 筐体
502 負荷

Claims (16)

  1. ワイヤレス受電装置のコントロール回路であって、
    受信アンテナが接続される第1交流端子および第2交流端子と、
    整流端子と、
    ブリッジ回路を形成する複数のトランジスタおよび前記複数のトランジスタを制御する同期整流コントローラを含み、前記受信アンテナに流れる電流を整流し、前記整流端子から出力する同期整流回路と、
    前記整流端子に生ずる整流電圧の抑制のために、前記同期整流コントローラによるスイッチング制御のパラメータを変化させる抑制処理部と、
    を備えることを特徴とするコントロール回路。
  2. 前記整流電圧とその目標値の誤差を示すコントロールエラーパケットを生成するコントローラと、
    前記コントロールエラーパケットに応じて前記受信アンテナに変調信号を印加する変調器と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のコントロール回路。
  3. 前記抑制処理部は、前記整流電圧が前記目標値に収束しないときに、前記スイッチング制御のパラメータを初期値から変化させることを特徴とする請求項2に記載のコントロール回路。
  4. 前記抑制処理部は、前記コントロールエラーパケットが非ゼロの状態が持続すると、前記スイッチング制御のパラメータを初期値から変化させることを特徴とする請求項2または3に記載のコントロール回路。
  5. 前記抑制処理部は、前記コントロールエラーパケットがゼロに近づくように、前記スイッチング制御のパラメータを変化させることを特徴とする請求項4に記載のコントロール回路。
  6. 前記抑制処理部は、前記整流電圧をしきい値電圧と比較し、比較結果に応じて前記スイッチング制御のパラメータを変化させることを特徴とする請求項1または2に記載のコントロール回路。
  7. 前記同期整流コントローラは、
    前記第1交流端子の電圧とゼロ近傍の第1しきい値電圧との比較結果を示す第1比較信号を生成する第1コンパレータと、
    前記第2交流端子の電圧とゼロ近傍の第2しきい値電圧との比較結果を示す第2比較信号を生成する第2コンパレータと、
    前記第1比較信号と前記第2比較信号にもとづいて、前記複数のトランジスタを制御するための複数のゲート制御信号を生成するロジック回路と、
    を含むことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のコントロール回路。
  8. 前記複数のトランジスタのうち、前記整流端子と前記第1交流端子の間に設けられるひとつを、第1ハイサイドトランジスタ、前記整流端子と前記第2交流端子の間に設けられるひとつを第2ハイサイドトランジスタ、前記第1交流端子と接地の間に設けられるひとつを第1ローサイドトランジスタ、前記第2交流端子と前記接地の間に設けられるひとつを第2ローサイドトランジスタとするとき、
    前記ロジック回路は、
    前記第1比較信号の一方のエッジに応答して前記第2ハイサイドトランジスタと前記第1ローサイドトランジスタのペアをターンオンし、
    前記第1比較信号の他方のエッジから、第1オフ遅延時間の経過後に、前記第2ハイサイドトランジスタと前記第1ローサイドトランジスタのペアをターンオフし、
    前記第2比較信号の一方のエッジに応答して前記第1ハイサイドトランジスタと前記第2ローサイドトランジスタのペアをターンオンし、
    前記第2比較信号の他方のエッジから、第2オフ遅延時間の経過後に、前記第1ハイサイドトランジスタと前記第2ローサイドトランジスタのペアをターンオフする動作を繰り返すことを特徴とする請求項7に記載のコントロール回路。
  9. 前記第1オフ遅延時間と前記第2オフ遅延時間が、前記抑制処理部が変化させる前記パラメータであることを特徴とする請求項8に記載のコントロール回路。
  10. 前記第1しきい値電圧および前記第2しきい値電圧が、前記抑制処理部が変化させる前記パラメータであることを特徴とする請求項7から9のいずれかに記載のコントロール回路。
  11. ワイヤレス受電装置のコントロール回路であって、
    受信アンテナが接続される第1交流端子および第2交流端子と、
    整流端子と、
    ブリッジ回路を形成する複数のトランジスタおよび前記複数のトランジスタを制御する同期整流コントローラを含み、前記受信アンテナに流れる電流を整流し、前記整流端子から出力する同期整流回路と、
    前記整流電圧とその目標値の誤差を示すコントロールエラーパケットを生成するコントローラと、
    前記コントロールエラーパケットに応じて前記受信アンテナに変調信号を印加する変調器と、
    前記コントロールエラーパケットの送信にもかかわらず、前記整流電圧が前記目標値に安定化されないとき、前記同期整流回路のスイッチングの位相を変化させる抑制処理部と、
    を備えることを特徴とするコントロール回路。
  12. 前記抑制処理部は、前記整流電圧が前記目標値に収束しないときに、前記スイッチングの位相を変化させることを特徴とする請求項11に記載のコントロール回路。
  13. 前記抑制処理部は、前記コントロールエラーパケットが非ゼロの状態が持続すると、前記スイッチングの位相を変化させることを特徴とする請求項11または12に記載のコントロール回路。
  14. 受信アンテナと、
    請求項1から13のいずれかに記載のコントロール回路と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  15. ワイヤレス受電装置の制御方法であって、
    受信アンテナに流れる電流を、複数のトランジスタを含む同期整流回路を用いて整流するステップと、
    前記同期整流回路の出力である整流電圧に応じて、前記複数のトランジスタのスイッチング制御のタイミングと関連するパラメータを変化させるステップと、
    を備えることを特徴とする制御方法。
  16. 前記パラメータは、前記複数のトランジスタのスイッチングを規定する遅延時間を含むことを特徴とする請求項15に記載の制御方法。
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