JP2020177436A - 医療支援装置、医療支援システム及びプログラム - Google Patents

医療支援装置、医療支援システム及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】より確実に必要な患者の観察情報を取得し共有することのできる医療支援装置、医療支援システム及びプログラムを提供する。【解決手段】医療支援システムは、被介護者と被介護者が受ける介護内容とが対応付けられた第1の情報を記憶する第1の記憶部と、医療担当者により被介護者に対して指定された観察項目が被介護者と対応付けられた第2の情報を記憶する第2の記憶部と、指定された対象被介護者についての第1の情報を第1の記憶部から取得し、対象被介護者についての第2の情報を第2の記憶部から取得する取得部と、取得された第1の情報及び第2の情報に基づいて、介護内容を提供する介護従事者に対して観察項目に係る観察担当を割り当て設定する制御部と、を備える。【選択図】図6

Description

この発明は、医療支援装置、医療支援システム及びプログラムに関する。
従来、医師などの医療担当者とヘルパーやケアマネージャーなどの各種介護従事者との間で患者の情報をやり取りし、共有する場合がある。医療担当者による診察頻度に比較して、介護従事者は、より頻繁に患者と接することが多い。そこで、医療担当者が診断上有益な観察項目を指定し、介護従事者が当該観察項目に係る情報を取得して医療担当者に伝達可能とすることで、必要な医療行為の遅れを防ぎ、より効率的に患者の容態の維持向上を図ることができる。
しかしながら、単純に医療担当者と介護従事者との間で情報のやり取りができるというだけでは、関係者のコミュニケーション能力などに応じて必ずしも適切に情報が伝わらなかったり、必要な情報を得るのに時間や手間を要したりする。これに対し、共有され得る医療情報として想定される観察項目及びその評価ステップを予め設定しておき、医療担当者が必要な観察項目を選択肢から選択して指定したり、介護従事者が指定された観察項目に係る情報取得結果に応じた評価ステップを選択して入力したりすることが可能な連携支援装置が提案されている(特許文献1)。
特開2016−212925号公報
しかしながら、複数の介護従事者が各々のスケジュールで介護を行う場合には、医療担当者の指定内容に実施漏れや遅れが生じて、確実に機能しないおそれがあるという課題がある。
この発明の目的は、より確実に必要な患者の観察情報を取得し共有することのできる医療支援装置、医療支援システム及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、
被介護者と当該被介護者が受ける介護内容とが対応付けられた第1の情報を記憶する第1の記憶部と、
医療担当者により前記被介護者に対して指定された観察項目が当該被介護者と対応付けられた第2の情報を記憶する第2の記憶部と、
指定された対象被介護者についての前記第1の情報を前記第1の記憶部から取得し、前記対象被介護者についての前記第2の情報を前記第2の記憶部から取得する取得部と、
取得された前記第1の情報及び前記第2の情報に基づいて、前記介護内容を提供する介護従事者に対して前記観察項目に係る観察担当を割り当て設定する制御部と、
を備えることを特徴とする医療支援システムである。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の医療支援システムにおいて、
前記制御部は、前記介護内容の種別と前記観察項目とを対応付ける対応情報に基づいて、指定された前記観察項目に対応付けられている種別の前記介護内容を提供する前記介護従事者に対して前記観察項目に係る観察担当を割り当て設定することを特徴とする。
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の医療支援システムにおいて、
前記制御部は、前記介護従事者による前記介護内容の提供に係るスケジュール情報に基づいて、前記介護従事者による前記観察項目に係る観察担当のスケジュールを決定することを特徴とする。
また、請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の医療支援システムにおいて、
前記制御部は、複数の前記介護従事者に対する前記観察項目の割り当て設定数の偏りが小さくなるように前記割り当て設定を行うことを特徴とする。
また、請求項5記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の医療支援システムにおいて、
前記第2の情報には、前記観察項目の観察頻度に係る情報が含まれ、
前記制御部は、複数の前記介護従事者に対して割り当て設定される前記観察項目に係る観察担当回数の偏りが小さくなるように前記割り当て設定を行う
ことを特徴とする。
また、請求項6記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の医療支援システムにおいて、
前記観察項目がそれぞれ属する種別グループに係るグループ情報を有し、
前記制御部は、同一の前記種別グループに属する前記観察項目については、同一の前記介護従事者に対して優先的に割り当てられるように前記割り当て設定を行う
ことを特徴とする。
また、請求項7記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の医療支援システムにおいて、
前記観察項目を指定する医療担当者に対して通知を出力する通知部を備え、
前記制御部は、前記指定された観察項目の中に、前記介護従事者に割り当て設定ができないものがある場合には、前記通知部により前記医療担当者へ割り当てが不可であることを示す前記通知を出力させる
ことを特徴とする。
また、請求項8記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載の医療支援システムにおいて、
前記第1の記憶部及び前記第2の記憶部をそれぞれ有する記憶装置と、前記取得部及び前記制御部を備える設定装置と、を含むことを特徴とする。
また、請求項9記載の発明は、
被介護者と当該被介護者が受ける介護内容とが対応付けられた第1の情報を記憶する第1の記憶部から、指定された対象被介護者についての前記第1の情報を取得し、医療担当者により前記被介護者に対して指定された観察項目が当該被介護者と対応付けられた第2の情報を記憶する第2の記憶部から前記対象被介護者についての前記第2の情報を取得する取得部と、
取得された前記第1の情報及び前記第2の情報に基づいて、前記介護内容を提供する介護従事者に対して前記観察項目に係る観察担当を割り当て設定する制御部と、
を備えることを特徴とする医療支援装置である。
また、請求項10記載の発明は、請求項9記載の医療支援装置において、
前記第1の記憶部と、前記第2の記憶部と、を備えることを特徴とする。
また、請求項11記載の発明は、
コンピューターに、
被介護者と当該被介護者が受ける介護内容とが対応付けられた第1の情報が記憶された第1の記憶部から、指定された対象被介護者に係る前記第1の情報を取得し、医療担当者により前記被介護者に対して指定された観察項目が当該被介護者と対応付けられた第2の情報が記憶された第2の記憶部から前記対象被介護者に係る前記第2の情報を取得する取得手段、
取得された前記第1の情報及び前記第2の情報に基づいて、前記介護内容を提供する介護従事者に対して前記観察項目に係る観察を割り当て設定する設定手段、
を実行させることを特徴とするプログラムである。
本発明に従うと、医療支援システムにおいて、より確実に必要な患者の観察情報を取得し共有することができるという効果がある。
第1実施形態の医療支援システムの構成を示すブロック図である。 患者観察設定テーブルデータ及び患者介護情報テーブルデータの例を示す図表である。 介護スケジュールデータの例を示す図表である。 介護/観察項目対応情報データの例を示す図表である。 各曜日に各介護従事者に対して設定可能な観察項目を示す図表である。 設定された観察割当設定テーブルデータの例を示す図表である。 割当調整処理の制御手順を示すフローチャートである。 割当調整処理で呼び出される担当割当処理の制御手順を示すフローチャートである。 変形例1の担当割当処理の制御手順を示すフローチャートである。 変形例1の担当割当処理で割り当てられた観察項目の例を示す図表である。 変形例2の担当割当処理の制御手順を示すフローチャートである。 第2実施形態の医療支援システムの構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態の医療支援システム1の構成を示すブロック図である。
この医療支援システム1には、サーバー100(医療支援装置、設定装置、コンピューター)と、医師端末200と、介護者端末300とが含まれる。
医師端末200及び介護者端末300は、サーバー100との通信、表示、及び操作受付動作が可能であり、ここでは、携帯型端末(スマートフォン、タブレット、ノートPC)である。あるいは、医師端末200及び介護者端末300は、据え置き型のコンピューター(PC)であってもよい。医師端末200及び介護者端末300は、必ずしも本実施形態の医療支援システム1に含まれる必要はなく、単に医療支援システム1に接続され得る外部機器であってもよい。
サーバー100は、通常のコンピューター(PC)であってよい。サーバー100は、制御部10(取得部、通知部)と、記憶部20(第1の記憶部、第2の記憶部)と、通信部30と、表示部40と、操作受付部50などを備える。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)及びRAM(Random Access Memory)などを備え、各種制御動作を行うプロセッサーである。制御部10は、演算処理を行い、サーバー100の各部の動作を統括制御する。制御部10は、プログラム21を実行することで、観察項目の割り当てに係る処理を行うことができる。
記憶部20は、不揮発性の補助記憶装置を有し、各種プログラム及び設定データを記憶する。補助記憶装置としては、HDD(Hard Disk Drive)及び/又はフラッシュメモリーなどが挙げられる。補助記憶装置は、一台である必要はなく、複数有していてもよい。また、補助記憶装置は、外付けされていてもよい。さらに、補助記憶装置は、サーバー100とは別個のデータベースサーバー又は管理装置であってもよい。
記憶部20には、プログラム21と、患者観察設定テーブルデータ22(第2の情報)と、患者介護情報テーブルデータ23(第1の情報)と、介護スケジュールデータ24(スケジュール情報)と、介護/観察項目対応情報データ25(対応情報)と、観察割当設定テーブルデータ26などが含まれる。プログラム21には、上述のように、観察項目の割り当てに係る割当調整処理のプログラム(コンピューターに設定手段を実行させるプログラム)が含まれる。
患者観察設定テーブルデータ22は、医療担当者が各介護従事者に対して依頼する各患者の観察項目を記憶したものである。患者観察設定テーブルデータ22には、医療担当者が医師端末200からアクセスし、患者ごとに観察項目の登録、修正及び削除などの編集がなされて、これらが記憶、更新される。
患者介護情報テーブルデータ23は、各患者について契約がなされている介護サービスの内容を記憶したものである。患者介護情報テーブルデータ23には、介護サービスの提供者(介護事業者、介護従事者又はその管理者など)が介護者端末300からアクセスし、患者(被介護者)ごとに提供する介護サービスの登録、修正及び削除などの編集がなされて、これらが記憶、更新される。
なお、医師端末200及び介護者端末300は、一つに限らず、複数台ずつ設けられていてもよい。また、患者介護情報テーブルデータ23は、患者(被介護者)が複数の異なる介護サービス提供者と契約しても適正に管理されるように、各介護サービス提供者がブラウザ上のインターフェースで入力、編集した情報が互いの情報を上書きすることのないように、データベース上で統合的に管理されてもよい。
図2は、患者観察設定テーブルデータ22及び患者介護情報テーブルデータ23の例を示す図表である。
図2(a)に示す患者観察設定テーブルデータ22では、各患者のIDと、当該患者(被介護者)に対してそれぞれ医療担当者により指定されている観察項目とその頻度(観察頻度)についての情報とが対応付けられて記憶されている。ここでは、例えば、患者IDが「00001」の患者について、観察項目「顔色」及び観察項目「機嫌」の観察ができる限り頻繁に実施され、観察項目「不安」、「憂鬱感」、「食事量」、「排泄」の観察が毎日実施され、観察項目「浮腫」の観察が毎週(週に一度)実施されるように依頼設定がなされている。医療担当者は、各患者に係る所定の設定画面において、予め定められている観察項目の観察要否と要観察の場合の実施頻度とを選択設定可能である。医療担当者は、1人に限られない。
図2(b)に示す患者介護情報テーブルデータ23では、各患者のIDと、当該患者(被介護者)がそれぞれ受けるように予め定められている(契約されている)介護サービス内容(介護内容)及びその頻度又は日付(曜日など)についての情報とが対応付けられて記憶されている。ここでは、例えば、患者IDが「00001」の患者について、「掃除」、「食事介助」を毎日、「洗濯」、「入浴介助」を週に2日、「リハビリ」を週に1日、それぞれ指定の時間帯に行うことが定められている。
介護スケジュールデータ24は、介護従事者の担当する介護内容及び日時を定めたデータである。上述の患者介護情報テーブルデータ23と図示略の介護従事者勤務情報に基づいて、例えば、週単位で、各患者(被介護者)に対する介護サービスの内容、提供者(介護従事者)、並びに実施する曜日及び時間帯が患者ごとに定められている。
図3は、介護スケジュールデータ24の例を示す図表である。
ここでは、例えば、患者ID「00001」の患者(対象患者、対象被介護者)について、「掃除」が毎日9時から設定されており、月曜から木曜までは介護従事者(A)がそれぞれ観察を担当(観察担当)し、金曜から日曜までは介護従事者(B)がそれぞれ観察を担当する。火曜及び金曜の10時から「洗濯」が設定されており、火曜は介護従事者(A)が観察を担当し、金曜は介護従事者(B)が観察を担当する。木曜の13時から「リハビリ」が設定されており、介護従事者(C)が観察を担当する。水曜及び土曜の14時から「入浴介助」が設定されており、介護従事者(D)が観察を担当する。毎日16時から「食事介助」が設定されており、いずれも介護従事者(E)が観察を担当する。なお、一部の介護サービス、例えば、食事介助などは、一日に2回以上設定されてもよい。介護スケジュールデータ24は、患者介護情報テーブルデータ23及び介護従事者勤務情報などに基づいて、例えば、当該介護従事者が所属する法人などによって生成される。法人は一団体に限られず、複数の法人がそれぞれ提供可能な介護サービスを提供するものであってもよい。この介護スケジュールデータ24は、観察項目の割当設定を行うための中間データでもある(介護スケジュールデータ24が第1の情報であってもよい)。介護スケジュールデータ24は、常に記憶部20に保持されていなくてもよく、例えば、各介護従事者の勤務シフト情報として保持されているものから必要に応じて検索、抽出して生成されるものであってもよい。
介護/観察項目対応情報データ25は、介護内容の種別と観察項目との対応関係を記憶する。観察項目の中には、特定の介護内容を提供する中で観察を実施しやすいものと、介護内容と関連性がなく観察を実施しにくいものとがある。介護/観察項目対応情報データ25は、どの介護を行う介護従事者がどの観察項目の観察を担当するのに適しているかを示す。
図4は、介護/観察項目対応情報データ25の例を示す図表である。
顔色や機嫌の観察は、この図表で示されているどの介護サービスを提供する場合であっても容易に可能であり、ここでは、全ての介護内容について担当可能であることを示す「○」が示されている。一方、ここでは、食欲、食事量及び食事速度などの食事に係る観察項目については、食事介助を行う介護従事者にのみ「○」が示されている。また、排泄の観察についても、排泄介助を行う介護従事者にのみ「○」が示され、発赤の観察は、入浴介助を行う介護従事者にのみ「○」が示されている。
また、介護/観察項目対応情報データ25には、各観察項目の属するグループ情報が含まれている。ここでは、各観察項目は、複数の種別グループ(ここでは、グループa〜f)に区分されている。同一のグループに属する観察項目については、同一の介護従事者に対して優先的にまとめて割り当てられるように割り当て設定がなされてもよい。
上記患者観察設定テーブルデータ22、患者介護情報テーブルデータ23及び介護スケジュールデータ24などの各設定データに基づいて、観察スケジュール、すなわち、介護従事者に対する観察項目の割り当て設定と、各介護従事者による観察の実施(担当)タイミングとが決定される。
図5は、各曜日に各介護従事者に対して設定可能な観察項目を示す図表である。図6は、設定された観察割当設定テーブルデータ26の例を示す図表である。
図5に示すように、観察項目「顔色」、「機嫌」については、全介護従事者が観察を担当(実施)することが可能である。一方、観察項目「食事量」については、食事介助を行う介護従事者(E)のみが観察を実施可能であり、観察項目「発赤」については、入浴介助を行う介護従事者(D)のみが観察を実施可能である。したがって、図6に示すように、これらについては優先的にそれぞれ介護従事者(E)、(D)に観察担当が割り当てられる。割当可能な日が必要な観察頻度以上ある場合には、任意の日、例えば、他の観察項目と同日又は異なる日に割り当てられてもよいし、単純に週内で最先の日に割り当てられてもよい。
次に、観察項目「浮腫」については、介護従事者(C)、(D)に割当可能である。観察項目「浮腫」は観察項目「発赤」と同一のグループdであるので、ここでは、介護従事者(D)に割当がなされる。
観察項目「不安」、「憂鬱」については、介護従事者(C)、(D)、(E)に割当が可能である。ただし、月曜、火曜、金曜及び日曜については、介護従事者(E)にしか割当ができない。ここでは、ある観察項目を単一の介護内容に係る介護従事者に割り当てることとして、これらは、全て介護従事者(E)に割り当てられる。
観察項目「顔色」、「機嫌」については、できる限り頻繁に観察が実施されるように指定されているので、全ての介護従事者に毎回割り当てられる。
このとき、患者観察設定テーブルデータ22で指定されている観察項目のうち観察項目「排泄」については、観察が可能な介護従事者がいない。このようにいずれの介護従事者にも割り当てができないものがある場合には、自動的に割当を行うことができないので、観察項目の指定者である医療担当者に対して割当が不可であることを伝える通知を行う。通知は、医療支援システム1にアクセスしたときに当該システム内でなされてもよいし、又は、電子メールなどを送信して医療支援システム1外で通知可能とされてもよい。このような場合、医療担当者は、観察項目「排泄」の指定を取り消してもよいし、他の観察項目に変更してもよいし、あるいは、特定の介護従事者を指定して観察を実施させてもよい。この場合の観察は、直接介護従事者が実施するのでなく、医療担当者が承認した範囲において患者本人や患者の家族などからの聞き取りによるものとしてもよい。
介護従事者に割り当てられた観察担当のスケジュールは、各介護従事者の介護者端末300から自身の割り当て分が表示されて確認可能になり、また、観察結果が入力可能となる。なお、観察結果の入力は、観察担当として割り当てられた介護従事者以外によっても可能であってよい。また、介護従事者が介護サービスを提供している患者に対して設定されている全ての介護内容の提供スケジュールが表示されて、当該介護従事者が視認可能であってもよい。
図7は、本実施形態のサーバー100で実行される割当調整処理の制御部10による制御手順を示すフローチャートである。この割当調整処理は、医師端末200から新たに患者観察設定が入力された場合、及び毎週所定のタイミングでスケジュールを更新する場合に起動される。
制御部10は、患者観察設定テーブルデータ22を読み出して対象とする患者(対象被介護者)の患者IDを用いて患者観察設定を取得する(ステップS101)。制御部10は、担当割当処理を呼び出して実行する(ステップS102)。制御部10は、決定された割当に応じて観察割当設定テーブルデータ26を生成して記憶、更新する(ステップS103)。
制御部10は、いずれの介護従事者にも割り当てることができない観察項目があったか否かを判別する(ステップS104)。あった場合には(ステップS104で“YES”)、制御部10は、医療担当者に所定の通知を行う(ステップS105)。そして、制御部10は、割当調整処理を終了する。割当不可の観察項目がなかったと判別された場合には(ステップS104で“NO”)、制御部10は、割当を確定して割当調整処理を終了する。
図8は、割当調整処理のステップS102で呼び出される担当割当処理の制御手順を示すフローチャートである。
本実施形態の設定手段である担当割当処理が呼び出されると、制御部10は、対象の患者(対象被介護者)の介護スケジュールデータ24を読み出して取得する(ステップS201)。制御部10は、介護/観察項目対応情報データ25を取得する(ステップS202)。
制御部10は、介護/観察項目対応情報データ25を参照しながら、指定されている観察項目中に割当可能な介護内容が一つしかない項目があるか否かを判別する(ステップS203)。あると判別された場合には(ステップS203で“YES”)、制御部10は、当該介護内容の介護従事者に対応する観察項目の観察担当を全て割り当てる(ステップS204)。それから、制御部10の処理は、ステップS205に移行する。割当可能な介護内容が一つしかない項目はないと判別された場合には(ステップS203で“NO”)、制御部10の処理は、ステップS205に移行する。
ステップS205の処理に移行すると、制御部10は、割当が未設定の観察項目が残っているか否かを判別する(ステップS205)。残っていないと判別された場合には(ステップS205で“NO”)、制御部10は、担当割当処理を終了して処理を割当調整処理に戻す。
未設定の観察項目が残っていると判別された場合には(ステップS205で“YES”)、制御部10は、いずれか一つ未設定の観察項目を選択する(ステップS206)。選択の順番は、任意であってもよいし、割当可能な介護内容が少ない順であってもよい。あるいは、週当たりの観察頻度が高い順(又は低い順)に選択されてもよい。また、観察可能な介護従事者全員に「頻繁に観察する」と指定された観察項目の観察担当を割り当てる場合には、これを先に選択してから、残りについて観察頻度が低い順に選択されてもよい。
制御部10は、選択された観察項目と同一のグループのもので既に割当設定済みのものがあるか否かを判別する(ステップS207)。あると判別された場合には(ステップS207で“YES”)、制御部10は、当該割当設定済みのものと同一の介護従事者に優先して割当設定を行う(ステップS208)。ここでは、同一グループであるものの選択された観察項目の割当を行うことができない日がある(観察担当として設定することができないことがある)場合などの困難な事情がない限り、同一の介護従事者に割り当てられる。それから、制御部10の処理は、ステップS205に戻る。
選択された観察項目と同一のグループのもので既に割当設定済みのものがないと判別された場合には(ステップS207で“NO”)、制御部10は、選択されている観察項目を割当可能な介護従事者に対して割当済みの観察担当の回数(観察担当回数)を算出し、最も割当済みの観察担当回数が少ない介護従事者に対して当該観察項目を割り当てる(ステップS209)。この観察担当回数は、総数であってもよいし、対象患者に対する介護従事日数で総数を除した担当一日当たりの割当件数であってもよい。それから、制御部10の処理は、ステップS205に戻る。
図9は、変形例1の担当割当処理の制御手順を示すフローチャートである。
この変形例1の担当割当処理では、上記の実施形態の担当割当処理におけるグループに応じた割り当てよりも、一部の介護従事者への観察担当回数の偏り(介護従事者間での観察担当回数の差異)の抑制を重視する。変形例1の担当割当処理は、上記の担当割当処理のうちステップS207以下の処理がステップS217以下の処理に変更されている。その他の同一の処理内容については同一の符号を用いることとして詳しい説明を省略する。
ステップS206の処理の後、制御部10は、選択された観察項目を割り当て可能な介護従事者に割り当て済みの観察担当回数を計数する(ステップS217)。制御部10は、計数された観察担当回数が最少の介護従事者に選択されている観察項目の観察担当を全日割り当てることが可能か否かを判別する(ステップS218)。
割当可能と判別された場合には(ステップS218で“YES”)、制御部10は、当該介護従事者に選択された観察項目の観察担当を割り当てる(ステップS220)。それから、制御部10の処理は、ステップS205に戻る。全ての日について割り当てることが可能ではないと判別された場合には(ステップS218で“NO”)、制御部10は、現在までに割り当てられている観察担当回数が少ない順に割当可能な日ずつ、分割して観察項目の観察担当を割り当てる(ステップS219)。それから、制御部10の処理は、ステップS205に戻る。
図10は、変形例1の担当割当処理で割り当てられた観察項目の例を示す図表である。
図6に示したものと比較して、ここでは、同一グループ(d)の観察項目「浮腫」が割り当てられる介護従事者(C)と、観察項目「発赤」が割り当てられる介護従事者(D)とが異なる。また、観察項目「不安」、「憂鬱」は、全て介護従事者(E)に割り当てられるのではなく、水曜及び土曜の観察担当は介護従事者(D)に割り当てられ、木曜の観察担当は介護従事者(C)に割り当てられる。このように分散されることで、観察項目の設定が一部の介護従事者に偏り、負荷が集中するのが抑制されている。
図11は、変形例2の担当割当処理の制御手順を示すフローチャートである。
この変形例2の担当割当処理では、図8に示した実施形態の担当割当処理におけるステップS203〜S209の処理がステップS231〜S242の処理に置き換えられている。ステップS201、S202の処理は上記の実施形態の担当割当処理と同一であり、同一の符号で示し、説明を省略する。この処理では、曜日順に各観察項目の観察担当を割当設定していく。このときに、一部の介護従事者に対して観察項目の割り当て設定数(割当項目数)が偏るのを抑制するように割り当て先(介護従事者)が選択される。
ステップS202の処理の後、制御部10は、全ての曜日が選択されたか否かを判別する(ステップS231)。選択されたと判別された場合には(ステップS231で“YES”)、制御部10は、担当割当処理を終了して処理を割当調整処理に戻す。
選択されていない曜日があると判別された場合には(ステップS231で“NO”)、制御部10は、選択されていないいずれかの曜日を選択する(ステップS232)。曜日の選択順は、任意でよいが、例えば、月曜から曜日順であってよい。
制御部10は、指定されている観察項目が当該曜日について全て選択されたか否かを判別する(ステップS233)。全て選択されたと判別された場合には(ステップS233で“YES”)、制御部10の処理は、ステップS231に戻る。選択されていない観察項目があると判別された場合には(ステップS233で“NO”)、制御部10は、選択されていないいずれかの観察項目を選択する(ステップS234)。
制御部10は、選択された観察項目がこの週で設定されている頻度に応じた回数介護担当者に割当済であるか否かを判別する(ステップS235)。例えば、制御部10は、観察頻度が週に1回とされている観察項目の観察設定がこの週内で既に1回介護従事者に割り当てられているか否かを判別する。割当済と判別された場合には(ステップS235で“YES”)、制御部10の処理は、ステップS233に戻る。
設定頻度に応じた回数割当済ではないと判別された場合には(ステップS235で“NO”)、制御部10は、選択項目の観察担当が他の曜日で割当済でありかつ割り当てられた介護従事者に今回も割り当て可能であるか否かを判別する(ステップS236)。他の曜日で割り当てられた介護従事者に割り当て可能であると判別された場合には(ステップS236で“YES”)、制御部10は、同一の介護従事者に選択されている観察項目の観察担当を割り当てる(ステップS237)。それから、制御部10の処理は、ステップS233に戻る。
選択項目が他の曜日で割当済でないか、又は他の曜日で割り当てられた介護従事者が選択中の曜日に介護サービスの提供を行わないなどで観察項目の観察担当を割り当てることができないと判別された場合には(ステップS236で“NO”)、制御部10は、選択されている観察項目の観察を担当可能な介護サービスを提供する介護従事者(割当可能者)が1人以下であるか否かを判別する(ステップS238)。一人以下であると判別された場合には(ステップS238で“YES”)、制御部10は、割当可能者が一人であるか否かを判別する(ステップS239)。一人ではないと判別された場合には(ステップS239で“NO”)、制御部10は、処理をステップS233に戻す。このとき、制御部10は、選択されている曜日、観察項目が割当不可である旨記憶しておく。一人であると判別された場合には(ステップS239で“YES”)、制御部10は、この一人に選択されている曜日における選択されている観察項目の観察担当の割り当てを行う(ステップS240)。それから、制御部10の処理は、ステップS233に戻る。
ステップS238の判別処理で、割当可能者が1人以下ではない(2人以上いる)と判別された場合には(ステップS238で“YES”)、制御部10は、割当可能者にそれぞれ割当済の観察項目数(割当項目数)を計数する(ステップS241)。制御部10は、割当可能者のうち、割当項目数が最も少ない介護従事者に選択されている曜日における選択されている観察項目の割り当てを行う(ステップS242)。なお、割当項目数が最も少ない介護従事者が複数いる場合には、制御部10は、機械的に、例えば、介護従事者のID番号の昇順又は降順で割り当てを行うなどしてよい。それから、制御部10の処理は、ステップS233に戻る。
以上のように、第1実施形態の医療支援システム1(医療支援装置であるサーバー100)は、患者(被介護者)と当該患者が受ける介護内容とを対応付ける患者介護情報テーブルデータ23と、医療担当者によりこの患者に対して指定された観察項目とこの患者とが対応付けられた患者観察設定テーブルデータ22とを記憶する記憶部20と、指定された対象患者(対象被介護者)についての介護内容及び観察項目を記憶部20から取得し、取得された介護内容及び観察項目に基づいて、介護内容を提供する介護従事者に対して観察項目に係る観察担当を割り当て設定する制御部10と、を備える。このように、指定された観察項目が介護従事者を定めて割り当てられるので、意思疎通の不備で観察漏れなどが生じるのを防ぐことができる。よって、この医療支援システム1では、より確実に必要な患者の観察情報を取得し共有することができる。
また、制御部10は、介護内容の種別と観察項目とを対応付ける介護/観察項目対応情報データ25に基づいて、指定された観察項目に対応付けられている種別の介護内容を提供する介護従事者に対して当該観察項目に係る観察担当を割り当て設定する。
すなわち、観察内容に適した介護を行う介護従事者に対して当該観察内容に係る観察項目を割り当てるので、各介護従事者が観察を実施することにより介護以外の負担が増大するのを極力抑えることができる。
また、制御部10は、介護従事者による介護内容の提供に係る介護スケジュールデータ24に基づいて、介護従事者による観察項目に係る観察のスケジュールを決定する。このように、各介護従事者が観察を実施(担当)する必要のあるタイミングも定めることで、各介護従事者が観察の要否を明確に把握することができ、当該介護従事者が過去の履歴などに基づいて要否を判断したり、必要以上に観察を繰り返したりする手間を要しない。
また、制御部10は、複数の介護従事者に対する観察項目の割り当て設定数の(複数の介護従事者のうち一部への)偏りが小さくなるように割り当て設定を行う。すなわち、この医療支援システム1では、可能な範囲で各観察項目が特定の介護従事者に偏らないようにすることができるので、観察に係る負担の偏りも抑制することができる。
また、患者観察設定テーブルデータ22には、観察項目の観察頻度に係る情報が含まれ、制御部10は、複数の介護従事者に対して割り当て設定される観察項目に係る観察担当回数の(一部の介護従事者への)偏りが小さくなるように割り当て設定を行う。観察項目に応じて観察頻度も異なる場合、観察項目の数だけでは、実際に観察を行う担当回数には差が出るので、このように、観察担当回数の差が介護従事者の間で小さくなるように割り当てを行って特定の介護従事者に負担が偏らないようにすることができる。
また、医療支援システム1は、観察項目がそれぞれ属する種別グループに係るグループ情報を有し、制御部10は、同一の種別グループに属する観察項目については、同一の介護従事者に対して優先的に割り当てられるように割り当て設定を行う。
このように、まとめて観察を行いやすい同一グループの観察項目を同一の介護従事者に割り当てることで、全体として効率よく観察を行うことができる。また、関連する観察結果の評価の整合性を得やすくなる。
また、制御部10は、観察項目を指定する医療担当者に対して通知を出力することが可能であり、指定された観察項目の中に、介護従事者に割り当て設定ができないものがある場合には、医療担当者へ割り当てが不可であることを示す通知を出力させる。
これにより、医療担当者が指定どおりに観察項目の観察結果が得られないことを知得できるので、このような場合に対して確実に対応することができる。
また、本実施形態のプログラム21は、コンピューター(サーバー100)に、患者(被介護者)が受ける介護内容が当該患者と対応付けられた患者介護情報テーブルデータ23と、医療担当者により患者(被介護者)に対して指定された観察項目が当該患者と対応付けられた患者観察設定テーブルデータ22と、を記憶する記憶部20から、指定された対象患者(対象被介護者)に係る介護内容及び観察項目を取得する取得手段、取得された介護内容及び観察項目に基づいて、介護内容を提供する介護従事者に対して観察項目に係る観察担当を割り当て設定する設定手段、を実行させる。
このように、プログラム21をコンピューターにインストールしてソフトウェア的に制御処理を行わせることで、専用の装置などを用意しなくても通常のPCなどで容易に観察項目の割り当てを実行することができ、少ない手間で漏れなくより確実に患者の観察結果を取得、共有することができる。
[第2実施形態]
図12は、第2実施形態の医療支援システム1aの構成を示すブロック図である。
この医療支援システム1aでは、患者観察設定テーブルデータ422、患者介護情報テーブルデータ423、介護スケジュールデータ424及び観察割当設定テーブルデータ426がそれぞれサーバー100とは別個のデータベースサーバー400(記憶装置)の記憶部420に記憶されている。サーバー100の制御部10は、医師端末200及び介護者端末300から通信部30により取得した情報に基づく設定をデータベースサーバー400に送って記憶させ、また、所望の設定情報を通信部30によりデータベースサーバー400に要求し、要求に応じてデータベースサーバー400から送信されたデータを通信部30(取得部)により取得することで読み出す。データベースサーバー400は、制御部410と通信部430などを備え、当該制御部410により、サーバー100との間でのデータ送受信を適切に行うための動作制御及び通信制御が行われる。
本実施形態の医療支援システム1aで実行される割当調整処理の処理内容は、上記実施形態で示した割当調整処理の内容と同一であるので、説明を省略する。
なお、医療支援システム1aは、データベースサーバーを複数有し、上記各設定データが当該複数のデータベースサーバーに分割されて記憶されていてもよい。例えば、医療担当者がアクセスする患者観察設定テーブルデータ422(第2の情報)と、介護従事者がアクセスする患者介護情報テーブルデータ423及び介護スケジュールデータ424とが、異なるデータベースサーバーに記憶されていてもよい。
このように、第2実施形態の医療支援システム1aは、患者介護情報テーブルデータ423及び患者観察設定テーブルデータ422をそれぞれ記憶する記憶部420を有するデータベースサーバー400と、制御部10を備えるサーバー100(第2実施形態の医療支援装置)と、を含む。
このように、複数の装置を組み合わせて医療支援システム1aが構成されていてもよい。これにより、ソフトウェアの更新、各機器のトラブル時のバックアップへの切り替え、追加処理の導入時などに柔軟に対応しやすくなる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記実施の形態では、観察頻度を指定可能としたが、初期値が定められていたり、初期値が固定値であったりしてもよい。
また、上記実施の形態では、観察担当回数又は割当項目数の偏りが小さくなるように複数の介護従事者に対して割り当て設定を行ったが、偏りを気にせずに、観察項目やグループごとに最適な介護従事者がそれぞれ一貫して観察できるように設定してもよい。
また、日に一度の観察の場合に、午前、午後、夕方など時間帯に係る優先情報(又は指定)が更に指定されていてもよい。また、この場合、一日朝夕2回の観察を指定可能であってもよい。同じように、週に一度の観察の場合に、曜日に係る優先情報、例えば、月曜、平日、土休日、などの設定が更になされていてもよい。
また、通知部による通知動作には、医療支援システム1のハードウェア構成、例えば、所定のビープ音を発生する音声発生部などを動作させるものが含まれてもよい。
また、上記各観察項目のグループ設定はなくてもよい。
また、上記実施の形態では、各介護従事者が観察を実施するスケジュールまで含めて設定することとしたが、単純に介護従事者と観察内容との組み合わせ、又はこれに観察頻度を加えたものを出力してもよい。この場合には、介護従事者が介護サービスの提供時のうちどのタイミングで観察を行うかを自身で判断してよい。
また、上記実施の形態では、割当可能者が複数いる場合に、観察項目の割当設定数又は観察担当回数に基づいて割当設定順を定める場合を例に挙げて説明したが、毎回単純にランダムに割当設定を行ってもよい。
また、上記実施の形態では、介護/観察項目対応情報データ25に基づいて、観察項目に適した介護内容を提供する介護従事者に割当設定を行うこととしたが、この介護/観察項目対応情報データ25は、単一のデータ(データファイル)である必要はなく、複数のデータ群から取得可能(例えば、介護サービスを提供する事業者ごとに別個に定められているなど)となっていてもよい。また、グループ情報と観察項目と介護サービス内容との組み合わせなどについても、単一のデータである必要はなく、例えば、リレーショナルデータベースなどにおいて別個のデータ群から集約可能となっていてもよい。
また、上記実施の形態では、介護/観察項目対応情報データ25において、単に組み合わせの可否のみを定めたが、観察が可能な介護内容の中でも適合(優先)の度合の大小に係る情報を更に含んでいてもよい。
その他、上記実施の形態で示した構成、データの送受信経路、観察項目及び介護サービス内容の例、処理の内容並びに手順などの具体的な細部は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲に置いて適宜変更可能である。
1、1a 医療支援システム
10 制御部
20 記憶部
21 プログラム
22 患者観察設定テーブルデータ
23 患者介護情報テーブルデータ
24 介護スケジュールデータ
25 観察項目対応情報データ
26 観察割当設定テーブルデータ
30 通信部
40 表示部
50 操作受付部
100 サーバー
200 医師端末
300 介護者端末
400 データベースサーバー
410 制御部
420 記憶部
422 患者観察設定テーブルデータ
423 患者介護情報テーブルデータ
424 介護スケジュールデータ
426 観察割当設定テーブルデータ
430 通信部

Claims (11)

  1. 被介護者と当該被介護者が受ける介護内容とが対応付けられた第1の情報を記憶する第1の記憶部と、
    医療担当者により前記被介護者に対して指定された観察項目が当該被介護者と対応付けられた第2の情報を記憶する第2の記憶部と、
    指定された対象被介護者についての前記第1の情報を前記第1の記憶部から取得し、前記対象被介護者についての前記第2の情報を前記第2の記憶部から取得する取得部と、
    取得された前記第1の情報及び前記第2の情報に基づいて、前記介護内容を提供する介護従事者に対して前記観察項目に係る観察担当を割り当て設定する制御部と、
    を備えることを特徴とする医療支援システム。
  2. 前記制御部は、前記介護内容の種別と前記観察項目とを対応付ける対応情報に基づいて、指定された前記観察項目に対応付けられている種別の前記介護内容を提供する前記介護従事者に対して前記観察項目に係る観察担当を割り当て設定することを特徴とする請求項1記載の医療支援システム。
  3. 前記制御部は、前記介護従事者による前記介護内容の提供に係るスケジュール情報に基づいて、前記介護従事者による前記観察項目に係る観察担当のスケジュールを決定することを特徴とする請求項1又は2記載の医療支援システム。
  4. 前記制御部は、複数の前記介護従事者に対する前記観察項目の割り当て設定数の偏りが小さくなるように前記割り当て設定を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の医療支援システム。
  5. 前記第2の情報には、前記観察項目の観察頻度に係る情報が含まれ、
    前記制御部は、複数の前記介護従事者に対して割り当て設定される前記観察項目に係る観察担当回数の偏りが小さくなるように前記割り当て設定を行う
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の医療支援システム。
  6. 前記観察項目がそれぞれ属する種別グループに係るグループ情報を有し、
    前記制御部は、同一の前記種別グループに属する前記観察項目については、同一の前記介護従事者に対して優先的に割り当てられるように前記割り当て設定を行う
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の医療支援システム。
  7. 前記観察項目を指定する医療担当者に対して通知を出力する通知部を備え、
    前記制御部は、前記指定された観察項目の中に、前記介護従事者に割り当て設定ができないものがある場合には、前記通知部により前記医療担当者へ割り当てが不可であることを示す前記通知を出力させる
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の医療支援システム。
  8. 前記第1の記憶部及び前記第2の記憶部をそれぞれ有する記憶装置と、前記取得部及び前記制御部を備える設定装置と、を含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の医療支援システム。
  9. 被介護者と当該被介護者が受ける介護内容とが対応付けられた第1の情報を記憶する第1の記憶部から、指定された対象被介護者についての前記第1の情報を取得し、医療担当者により前記被介護者に対して指定された観察項目が当該被介護者と対応付けられた第2の情報を記憶する第2の記憶部から前記対象被介護者についての前記第2の情報を取得する取得部と、
    取得された前記第1の情報及び前記第2の情報に基づいて、前記介護内容を提供する介護従事者に対して前記観察項目に係る観察担当を割り当て設定する制御部と、
    を備えることを特徴とする医療支援装置。
  10. 前記第1の記憶部と、前記第2の記憶部と、を備えることを特徴とする請求項9記載の医療支援装置。
  11. コンピューターに、
    被介護者と当該被介護者が受ける介護内容とが対応付けられた第1の情報が記憶された第1の記憶部から、指定された対象被介護者に係る前記第1の情報を取得し、医療担当者により前記被介護者に対して指定された観察項目が当該被介護者と対応付けられた第2の情報が記憶された第2の記憶部から前記対象被介護者に係る前記第2の情報を取得する取得手段、
    取得された前記第1の情報及び前記第2の情報に基づいて、前記介護内容を提供する介護従事者に対して前記観察項目に係る観察を割り当て設定する設定手段、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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