JP2020177294A - 農作業進捗管理装置、農作業進捗管理システム、農作業進捗管理方法、及び農作業進捗管理プログラム - Google Patents

農作業進捗管理装置、農作業進捗管理システム、農作業進捗管理方法、及び農作業進捗管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】農業機械を運転する運転者に手間をかけずに農作業の進捗度を特定することができる技術を提供する。【解決手段】データ取得部231は、複数の農業機械の各々から、その農業機械を識別する識別データDT1と、その農業機械の現在の位置を表す位置データDT2と、その農業機械の運動の状況を表す運動状況データDT3と、を繰り返し取得する。判別部234は、位置データDT2を用いて、農業機械が圃場内に存在するか否かを判別し、かつ運動状況データDT3を用いて、農業機械が農作業中であるか否かを判別する。進捗度特定部235は、判別部234によって、農業機械が圃場内に存在しており、かつ農業機械が農作業中であると判別された回数に基づいて、農作業の進捗度を特定する。データ出力部236は、進捗度特定部235によって特定された進捗度を表す進捗度データDPを、スマートフォン300に出力する。【選択図】図6

Description

本発明は、農作業進捗管理装置、農作業進捗管理システム、農作業進捗管理方法、及び農作業進捗管理プログラムに関する。
特許文献1に開示されているように、それぞれ農作業を行う複数の農業機械の位置と、複数の圃場の各々における農作業の進捗度とを管理するサーバ装置が知られている。
ユーザは、外部端末装置を用いてサーバ装置にアクセスすることにより、その外部端末装置において、所望の農業機械の現在の位置と、所望の圃場における農作業の進捗度とを地図上で視覚的に把握することができる。
特開2016−12243号公報
特許文献1に係る技術では、農業機械を運転する運転者が、圃場における農作業の進捗度を適時に自ら特定し、かつ特定した進捗度を、専用装置を通じてサーバ装置に報告する必要がある。しかし、農作業の進捗度の特定及び報告の作業は、運転者にとって煩雑であり、手間がかかる。
本発明の目的は、農業機械を運転する運転者に手間をかけずに農作業の進捗度を特定することができる農作業進捗管理装置、農作業進捗管理システム、農作業進捗管理方法、及び農作業進捗管理プログラムを提供することである。
本発明に係る農作業進捗管理装置は、
複数の農業機械の各々から、該農業機械を識別する識別データと、該農業機械の現在の位置を表す位置データと、該農業機械の運動の状況を表す運動状況データと、を繰り返し取得するデータ取得手段と、
前記データ取得手段によって、前記識別データ、前記位置データ、及び前記運動状況データが取得される度に、該位置データを用いて、該識別データが表す前記農業機械が圃場内に存在するか否かを判別し、かつ該運動状況データを用いて、該農業機械が農作業中であるか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段によって、前記農業機械が前記圃場内に存在しており、かつ該農業機械が農作業中であると判別された回数に基づいて、該農業機械による該圃場での農作業の進捗度を特定する進捗度特定手段と、
前記識別データを指定した農作業の前記進捗度の問い合わせを外部端末装置から受けた場合に、該識別データが表す前記農業機械によって農作業が行われる前記圃場について、前記進捗度特定手段によって特定された前記進捗度を表す進捗度データを、前記外部端末装置に出力するデータ出力手段と、
を備える。
前記運動状況データが、前記農業機械の加速度の、互いに直交するX軸方向成分、Y軸方向成分、及びZ軸方向成分の各々の大きさの和に依存する物理量の時系列に含まれる最大値と最小値との差を表していてもよい。
前記運動状況データが、前記農業機械の加速度の、互いに直交するX軸方向成分、Y軸方向成分、及びZ軸方向成分の各々の大きさの和に依存する物理量の時系列に含まれる周波数成分を表していてもよい。
前記データ取得手段による、前記識別データ、前記位置データ、及び前記運動状況データの取得の繰り返し周期が、5分以上であってもよい。
本発明に係る農作業進捗管理システムは、
上述した本発明に係る農作業進捗管理装置と、
複数の前記農業機械の各々に取り付けられ、前記識別データ、前記位置データ、及び前記運動状況データを前記農作業進捗管理装置に出力する計測ユニットと、
前記農作業進捗管理装置に対して、前記識別データを指定した農作業の前記進捗度の問い合わせを行う前記外部端末装置と、
を備える。
前記農作業進捗管理装置の前記データ出力手段が、前記進捗度データと共に、前記外部端末装置が指定した前記識別データが表す前記農業機械の現在の位置を表す前記位置データを前記外部端末装置に出力することにより、
前記外部端末装置において、前記農業機械の現在の位置と、前記圃場における農作業の前記進捗度とが、地図上において視覚的に把握可能な形態で表示されてもよい。
本発明に係る農作業進捗管理方法は、
複数の農業機械の各々から、該農業機械を識別する識別データと、該農業機械の現在の位置を表す位置データと、該農業機械の運動の状況を表す運動状況データと、を繰り返し取得するデータ取得ステップと、
前記データ取得ステップで、前記識別データ、前記位置データ、及び前記運動状況データを取得する度に、該位置データを用いて、該識別データが表す前記農業機械が圃場内に存在するか否かを判別し、かつ該運動状況データを用いて、該農業機械が農作業中であるか否かを判別する判別ステップと、
前記判別ステップで、前記農業機械が前記圃場内に存在しており、かつ該農業機械が農作業中であると判別された回数に基づいて、該農業機械による該圃場での農作業の進捗度を特定する進捗度特定ステップと、
前記識別データを指定した農作業の前記進捗度の問い合わせを外部端末装置から受けた場合に、該識別データが表す前記農業機械によって農作業が行われる前記圃場について、前記進捗度特定ステップで特定した前記進捗度を表す進捗度データを、前記外部端末装置に出力するデータ出力ステップと、
を含む。
本発明に係る農作業進捗管理プログラムは、
コンピュータに、
複数の農業機械の各々から、該農業機械を識別する識別データと、該農業機械の現在の位置を表す位置データと、該農業機械の運動の状況を表す運動状況データと、を繰り返し取得するデータ取得機能と、
前記データ取得機能によって、前記識別データ、前記位置データ、及び前記運動状況データが取得される度に、該位置データを用いて、該識別データが表す前記農業機械が圃場内に存在するか否かを判別し、かつ該運動状況データを用いて、該農業機械が農作業中であるか否かを判別する判別機能と、
前記判別機能によって、前記農業機械が前記圃場内に存在しており、かつ該農業機械が農作業中であると判別された回数に基づいて、該農業機械による該圃場での農作業の進捗度を特定する進捗度特定機能と、
前記識別データを指定した農作業の前記進捗度の問い合わせを外部端末装置から受けた場合に、該識別データが表す前記農業機械によって農作業が行われる前記圃場について、前記進捗度特定機能によって特定された前記進捗度を表す進捗度データを、前記外部端末装置に出力するデータ出力機能と、
を実現させる。
本発明によれば、複数の農業機械の各々から取得する識別データ、位置データ、及び運動状況データを用いて、農作業の進捗度が特定されるので、農業機械を運転する運転者が農作業の進捗度を特定し報告する作業は不要である。このため、運転者に手間をかけずに農作業の進捗度を特定することができる。
実施形態1に係る農作業進捗管理システムの構成を示す概念図。 実施形態1に係る計測装置の構成を示す概念図。 実施形態1に係るサーバ装置の構成を示す概念図。 実施形態1に係る計測データ格納テーブルの構成を示す概念図。 実施形態1に係る農作業進捗管理テーブルの構成を示す概念図。 実施形態1に係る農作業量指数を説明するための概念図。 実施形態1に係るサーバ装置の機能を示す概念図。 実施形態1に係るデータ取得処理のフローチャート。 実施形態1に係る農作業進捗管理処理のフローチャート。 実施形態1に係るデータ出力処理のフローチャート。 実施形態1に係るスマートフォンにおける表示の態様を例示する概念図。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態に係る農作業進捗管理システムについて説明する。図中、同一又は対応する部分に同一の符号を付す。
[実施形態1]
図1に示すように、本実施形態に係る農作業進捗管理システム400は、複数の農業機械AMの各々に取り付けられた計測ユニット100と、各々の計測ユニット100から取得する計測データDTを用いて、各々の農業機械AMによる農作業の進捗度を把握する農作業進捗管理装置としてのサーバ装置200と、サーバ装置200にアクセス可能な複数の外部端末装置としてのスマートフォン300とを備える。
複数の計測ユニット100、サーバ装置200、及び複数のスマートフォン300は、通信回線NEを通じて通信可能に接続されている。複数の計測ユニット100の各々は、無線で通信回線NEに接続され、計測データDTを、無線を経由してサーバ装置200に送信する。複数のスマートフォン300の各々も、無線で通信回線NEに接続され、サーバ装置200に無線を経由してアクセス可能である。
以下、各々の計測ユニット100の構成について具体的に説明する。
図2に示すように、各々の計測ユニット100は、GPS(Global Positioning System)モジュール110を有する。GPSモジュール110は、GPS衛星からの電波を受信することにより、自己の位置を時々刻々検出する。
また、計測ユニット100は、農業機械AMの並進運動、回転運動、及び振動を検出するセンサとしての、加速度センサ120を有する。加速度センサ120は、計測ユニット100が取り付けられる農業機械AMの加速度の、互いに直交するX軸方向成分α、Y軸方向成分α、及びZ軸方向成分αの各々の大きさの和に依存する物理量、具体的には、2乗和の平方根{(α+(α+(α0.5を時々刻々検出する。
また、計測ユニット100は、図1に示す通信回線NEに接続される通信部130と、通信部130を通じて、予め定められた繰り返し周期(以下、計測データ送信周期という。)で、図1に示すサーバ装置200に計測データDTを送信するマイクロコンピュータ140とを有する。計測データ送信周期は、本実施形態では、10[分]である。
計測データDTには、予めマイクロコンピュータ140に登録されている識別データDT1と、GPSモジュール110の検出結果である位置データDT2と、加速度センサ120の検出結果を用いて得られる運動状況データDT3とが含まれる。
識別データDT1は、この計測ユニット100が取り付けられる農業機械AMを、他の農業機械AMから識別するためのID(identification)である。位置データDT2は、その農業機械AMの現在の位置を表す。運動状況データDT3は、その農業機械AMの加速運動の状況を表す。
以下、マイクロコンピュータ140が行う処理について具体的に説明する。マイクロコンピュータ140は、計測データ送信周期の期間長未満の予め定められた計測期間にわたって、加速度センサ120の検出結果を取得する。なお、計測期間は、具体的には1[秒]であり、加速度センサ120のサンプリング周波数は100[1/秒]以上である。
次に、マイクロコンピュータ140は、その計測期間にわたる加速度センサ120の検出結果の時系列の、最大値と最小値とを特定する。次に、マイクロコンピュータ140は、その最大値から最小値を引いた値(以下、加速度変動幅という。)を求める。この加速度変動幅を運動状況データDT3とする。
以上のようにして、マイクロコンピュータ140は、計測データ送信周期毎に、加速度変動幅を表す運動状況データDT3を生成し、生成した運動状況データDT3を、位置データDT2及び識別データDT1と共に、図1に示すサーバ装置200に送信する。
次に、図1に示すサーバ装置200の構成について具体的に説明する。
図3に示すように、サーバ装置200は、通信回線NEに接続される通信部210を備える。図2に示す計測ユニット100から送信された計測データDTは、通信回線NE及び通信部210を通じて、サーバ装置200に取り込まれる。
また、サーバ装置200は、計測データDTが格納される計測データ格納テーブル221と、農作業の進捗度を管理する農作業進捗管理テーブル222とを記憶する記憶手段としての補助記憶部220を備える。
図4Aに示すように、計測データ格納テーブル221は、農業機械AMを識別する識別データDT1が予め格納されている項目221aと、図2に示す計測ユニット100から計測データDTを取得した日時が格納される項目221b、その取得した計測データDTに含まれる位置データDT2が格納される項目221c、及びその取得した計測データDTに含まれる運動状況データDT3が格納される項目221dを有する。
図4Bに示すように、農作業進捗管理テーブル222は、農業機械AMを識別する識別データが予め格納されている項目222aと、その農業機械AMによって農作業が行われる圃場の地理的な領域を特定する圃場領域特定データが予め格納されている項目222bと、その圃場において必要とされる農作業の総量を表す農作業総量指数が予め格納されている項目222cと、その圃場において現在終了している農作業の量を表す進捗度指数が格納される項目222dと、その圃場における農作業の進捗度が格納される項目222eとを有する。
以下、農作業総量指数、進捗度指数、及び進捗度の定義について具体的に説明する。
図5に示すように、圃場の地理的な領域(以下、圃場領域という。)FAは、複数の短冊状の単位領域UAの集まりとして捉えることができる。各々の単位領域UAは、上述した計測データ送信周期の間に、図1に示す農業機械AMが農作業を終える広さを表す。農業機械AMは進行しながら農作業を行い、農業機械AMの進行速度は一定であるとみなすため、各々の単位領域UAの広さは等しい。
具体的には、本実施形態において、農業機械AMは、進行しながら農作物としてのサトウキビを刈り取るハーベスタである。農作業とは、刈り取りを指す。つまり、農業機械AMは、上述した計測データ送信周期の間に、単位領域UAにおけるサトウキビの刈り取りを終える。
農作業総量指数とは、圃場領域FAを覆いつくすのに必要な単位領域UAの数を表す。つまり、農作業総量指数は、圃場領域FAの広さに依存しており、圃場領域FAの全域に亘ってサトウキビを刈り取るのに必要な農作業の総量が、単位領域UAのサトウキビを刈り取るのに必要な農作業(以下、単位農作業量という。)の何倍であるかを表す。農作業総量指数は、圃場毎に固定された値である。
進捗度指数とは、圃場領域FAにおいて、いま終えている農作業の量が、単位農作業量の何倍であるかを意味する。進捗度指数は、計測データ送信周期毎に、更新されうる値である。進捗度指数を農作業総量指数で割った値が、圃場における農作業の進捗度を表す。
図3に戻り、説明を続ける。サーバ装置200の補助記憶部220には、図1に示す各々の農業機械AMによる農作業の進捗度を特定する処理の手順を規定した農作業進捗管理プログラム223も記憶されている。
また、サーバ装置200は、農作業進捗管理プログラム223を実行するCPU(Central Processing Unit)230と、CPU230による農作業進捗管理プログラム223の実行に際し、農作業進捗管理プログラム223、計測データDT等が一時的に蓄えられる主記憶部240とを備える。
以下、CPU230が農作業進捗管理プログラム223を実行することにより実現される、サーバ装置200の機能について、具体的に説明する。
図6に示すように、CPU230は、既述の識別データDT1、位置データDT2、及び運動状況データDT3を含む計測データDTを、図1に示す農業機械AMの各々から計測データ送信周期毎に繰り返し取得するデータ取得手段としてのデータ取得部231の機能を有する。
データ取得部231は、計測データDTを取得する度に、図4Aに示す計測データ格納テーブル221の項目221b、221c、及び221dを追記する。
また、図6に示すように、CPU230は、農業機械AMが圃場内に存在するか否かの判別、及び農業機械AMが農作業中であるか否かの判別を行う判別手段としての判別部234の機能を有する。
判別部234は、データ取得部231によって取得され、計測データ格納テーブル221に格納された計測データDTに含まれる位置データDT2を用いて、農業機械AMが圃場内に存在するか否かを判別する位置判別部232を有する。
また、判別部234は、データ取得部231によって取得され、計測データ格納テーブル221に格納された計測データDTに含まれる運動状況データDT3を用いて、農業機械AMが農作業中であるか否かを判別する運動状態判別部233も有する。
また、CPU230は、農業機械AMによる農作業の進捗度を特定する進捗度特定手段としての進捗度特定部235の機能を有する。進捗度特定部235は、位置判別部232及び運動状態判別部233の各々の判別結果に基づいて、図4Bに示した農作業進捗管理テーブル222の項目222dに格納される、既述の進捗度指数を特定する。
また、進捗度特定部235は、特定した進捗度指数を、図4Bに示した農作業進捗管理テーブル222の項目222cに格納されている農作業総量指数で割り算することにより、農作業の進捗度を算出する。
また、CPU230は、スマートフォン300との間でデータの送受信を行うデータ出力手段としてのデータ出力部236の機能を有する。データ出力部236は、識別データDT1を指定した農作業の進捗度の問い合わせをスマートフォン300から受ける。
すると、データ出力部236は、その識別データDT1が表す農業機械AMによって農作業が行われる圃場について、進捗度特定部235によって算出された進捗度を表す進捗度データDPと、その農業機械AMの位置を表す位置データDT2とを、そのスマートフォン300に出力する。
次に、図7Aから図7Cを参照し、データ取得部231が行うデータ取得処理、判別部234及び進捗度特定部235が行う農作業進捗管理処理、並びにデータ出力部236が行うデータ出力処理について具体的に説明する。
なお、図7Aから図7Cには、理解を容易にするために、データ取得処理、農作業進捗管理処理、及びデータ出力処理を個別に示すが、CPU230は、図1に示す全ての農業機械AMについてのデータ取得処理、農作業進捗管理処理、及びデータ出力処理を並行して実行することができる。また、CPU230は、1つの農業機械AMについてのデータ取得処理、農作業進捗管理処理、及びデータ出力処理を並行して実行することもできる。
図7Aを参照し、まず、データ取得部231が行うデータ取得処理について説明する。データ取得部231は、農業機械AMから計測データDTの送信があったか否かを判定し(ステップS11)、計測データDTの送信がない場合は(ステップS11;NO)、ステップS11に戻る。農業機械AMから計測データDTの送信があった場合(ステップS11;YES)、データ取得部231は、その計測データDTを取得する(ステップS12)。
なお、このステップS12は、計測データ送信周期毎に計測データDTを取得するデータ取得ステップの一例である。
そして、データ取得部231は、計測データDTを取得する度に、図4Aに示す計測データ格納テーブル221を更新する。具体的には、データ取得部231は、まず、取得した計測データDTに含まれる識別データDT1と、図4Aの項目221aに予め格納されている識別データとを照合することで、追記する行を特定する。
次に、データ取得部231は、その特定した行の、項目221bに、その計測データDTを取得した日時を記入し、項目221cに、その計測データDTに含まれる位置データDT2を格納し、項目221dに、その計測データDTに含まれる運動状況データDT3を格納する。このようにして、位置データDT2と運動状況データDT3とが対応付けられて格納される。
以上のようにして、計測データ格納テーブル221を更新すると、再びステップS11に戻る。
図7Bを参照し、次に、判別部234及び進捗度特定部235が行う農作業進捗管理処理について説明する。なお、図7Bでは、図4Bに示した農作業進捗管理テーブル222の項目222dに格納される進捗度指数を、自然数である変数Nで表す。変数Nの値は、予めゼロに初期化されているものとする。
判別部234は、農業機械AMから計測データDTの送信があったか否か、即ち、データ取得部231によって図4Aに示す計測データ格納テーブル221が更新されたか否かを判定し(ステップS21)、計測データDTの送信がない場合は(ステップS21;NO)、ステップS21に戻る。
一方、農業機械AMから計測データDTの送信があった場合(ステップS21;YES)、位置判別部232は、データ取得部231によって取得された計測データDTに含まれる識別データDT1が表す農業機械AMが、対応する圃場内に存在するか否かを判別する(ステップS22)。
具体的には、位置判別部232は、データ取得部231によって取得された計測データDTに含まれる識別データDT1に対応する圃場領域特定データを、図4Bに示す農作業進捗管理テーブル222の項目222bにおいて特定する。そして、位置判別部232は、その特定した圃場領域特定データが表す圃場領域FA内に、データ取得部231によって取得されて計測データ格納テーブル221に格納された位置データDT2が表す農業機械AMの現在の位置が含まれるか否かを判別する。
圃場領域FA内に農業機械AMの現在の位置が含まれる場合、即ち、農業機械AMが、対応する圃場内に存在する場合、(ステップS22;YES)、その農業機械AMによる農作業が進捗しているか否かを調べるために、運動状態判別部233が、その農業機械AMが農作業中であるか否かを判別する(ステップS23)。
具体的には、運動状態判別部233は、データ取得部231によって取得されて計測データ格納テーブル221に格納された運動状況データDT3が表す既述の加速度変動幅が、農業機械AMが停止中であることを表す閾値を超えるか否かを判別する。
ここで“農業機械AMが停止中”とは、農業機械AMの走行が停止していることを意味し、農業機械AMのエンジンが停止しているか否かは問わない。計測データ送信周期に亘ってエンジンが停止している場合、加速度変動幅は、理論的にはゼロである。
また、計測データ送信周期に亘って、農業機械AMがエンジンをかけたまま、農作業を行わずに停車している場合、農業機械AMが振動するため、加速度変動幅はゼロを超える値をとりうる。しかし、その振動の振幅は、農業機械AMが走行しながら農作業を行っている場合に比べて小さいので、加速度変動幅の値も充分に小さい。
従って、運動状況データDT3が表す加速度変動幅が、予め定められた上限値としての上記閾値以下であることをもって、農業機械AMが停止中であり、従って農作業中でないことを特定できる。また、運動状況データDT3が表す加速度変動幅が、上記閾値を超えることをもって、農業機械AMが走行しながら農作業を行っていることを特定できる。
上述したステップS22及びステップS23は、農業機械AMが圃場内に存在するか否かの判別、及び農業機械AMが農作業中であるか否かの判別を、計測データ送信周期毎に行う判別ステップの一例である。
農業機械AMが農作業中である場合(ステップS23;YES)、その農業機械AMによる農作業が進捗しているため、進捗度特定部235が、図4Bに示す農作業進捗管理テーブル222の項目222dに格納されている進捗度指数Nを、カウントアップする(ステップS24)。つまり、進捗度特定部235は、進捗度指数Nの値を1だけ増加させる。
以上のように、進捗度指数Nは、位置判別部232によって農業機械AMが圃場内に存在していると判別され、かつ運動状態判別部233によってその農業機械AMが農作業中であると判別された回数を表す。進捗度特定部235は、その進捗度指数Nを、農作業進捗管理テーブル222においてその進捗度指数Nに対応付けられている農作業総量指数で割り算し、得られた数値を進捗度として項目222eに格納する。
なお、ステップS24は、農業機械AMが圃場内に存在しており、かつその農業機械AMが農作業中であると判別された回数に基づいて、その農業機械AMによる圃場での農作業の進捗度を特定する進捗度特定ステップの一例である。
次に、進捗度特定部235は、進捗度指数Nの値をリセットすべき時期(以下、リセット時期という。)が到来したか否かを判定する(ステップS25)。また、ステップS22で圃場領域FA内に農業機械AMの現在の位置が含まれない場合(ステップS22;NO)、及びステップS23で農業機械AMが農作業中でない場合は(ステップS23;NO)、農業機械AMによる農作業が進捗していないため、進捗度指数Nをカウントアップせずに、ステップS25に移行する。
ここで“リセット時期”とは、農作物の典型的な収穫の期間と、その次の収穫の期間との間の時期を表す。具体的には、農作物としてのサトウキビを12月から4月までの間に毎年収穫する場合、リセット時期とは、5月から11月までの任意の時期、例えば、6月1日を指す。
進捗度特定部235は、リセット時期が到来していれば(ステップS25;YES)、もう今期においは農作物の収穫が終わっており、農作業の進捗を把握する必要がないので、次の収穫の期間に備えて進捗度指数Nをゼロにリセットする(ステップS26)。リセット時期が到来していない場合(ステップS25;NO)、又はステップS26で進捗度指数Nがゼロにリセットされた後は、再びステップS21に戻る。
図7Cを参照し、次に、データ出力部236が行うデータ出力処理について説明する。まず、データ出力部236は、スマートフォン300から識別データDT1を指定した農作業の進捗度の問い合わせがあるか否かを判定する(ステップS31)。
データ出力部236は、スマートフォン300から問い合わせがあった場合(ステップS31;YES)、図4Bに示す農作業進捗管理テーブル222において、スマートフォン300が指定した識別データDT1に対応する、項目222eの進捗度と、図4Aに示す計測データ格納テーブル221において、スマートフォン300が指定した識別データDT1に対応する、項目221cの位置データDT2とを特定する。なお、ここでいう位置データDT2とは、図4Aに示す計測データ格納テーブル221に格納されているもののうち、項目221bに示すデータ取得日時が最も若いものを指す。
そして、データ出力部236は、その進捗度を表す進捗度データDPと、その位置データDT2とを、スマートフォン300に出力する(ステップS32)。即ち、ステップS32は、進捗度データDPをスマートフォン300に出力するデータ出力ステップの一例である。
スマートフォン300は、それら進捗度データDPと位置データDT2とをサーバ装置200からダウンロードする。これにより、スマートフォン300に、農業機械AMの現在の位置と、圃場における農作業の進捗度とが表示される。
図8に、スマートフォン300の表示部310における表示の態様を示す。表示部310には、指定した識別データDT1に対応する農業機械AMの現在の位置を示すアイコン311aと、その農業機械AMが農作業を行う圃場における農作業の進捗度を表すアイコン312aとの組が、地図上に表示される。
アイコン311aが示す農業機械AMの位置は、サーバ装置200からダウンロードした位置データDT2によって特定される。また、アイコン312aが示す進捗度は、サーバ装置200から進捗度データDPによって特定される。
また、アイコン312aが示す圃場の位置は、サーバ装置200に指定した識別データDT1によって特定される。即ち、本実施形態では、スマートフォン300において、識別データDT1と、その識別データDT1が表す農業機械AMによって農作業が行われる圃場の地理的な位置とが、予め対応付けられているものとする。
但し、データ出力部236からスマートフォン300に対して、スマートフォン300が指定した識別データDT1に対応する圃場領域FAを特定する地理データを送ってもよい。その場合は、その地理データによって、アイコン312aが示す圃場の位置が特定される。
なお、図8では、スマートフォン300からサーバ装置200に、3種類の識別データDT1を指定した場合を想定している。そのため、別の農業機械AMの現在の位置を示すアイコン311bと、その農業機械AMが農作業を行う圃場における農作業の進捗度を表すアイコン312bとの組、及びさらに別の農業機械AMの現在の位置を示すアイコン311cと、その農業機械AMが農作業を行う圃場における農作業の進捗度を表すアイコン312cとの組も表示されている。
以上のように、スマートフォン300を用いてサーバ装置200にアクセスすることにより、スマートフォン300の表示部310において、1つ又は複数の農業機械AMの各々の現在の位置と、複数の圃場の各々における農作業の進捗度とが、地図上において視覚的に把握可能な形態で表示される。
以上説明した実施形態によれば、次の効果が得られる。
サーバ装置200が、複数の計測ユニット100の各々から取得する計測データDTを用いて農作業の進捗度を特定するので、農業機械AMを運転する運転者が農作業の進捗度を特定し報告する作業は不要である。このため、運転者に手間をかけずに農作業の進捗度を特定することができる。
また、サーバ装置200は、農業機械AMが圃場内に存在するか否かの判別と、農業機械AMが農作業中であるか否かの判別との2段階の判別によって、農作業の進捗度を簡易に特定する。しかも、そのような簡易な判別の繰り返し周期、即ち計測データ送信周期が10分と長い。このため、サーバ装置200が行う処理の簡素化が図られ、CPU230の負担が軽減される。また、計測ユニット100は、計測データDTを10分に1回のペースで送信すればよいので、マイクロコンピュータ140の負担が軽減される。
なお、本実施形態では、計測データ送信周期を10分としたが、計測データ送信周期は例えば、5分であってもよい。その場合でも、計測データ送信周期が、例えば数秒である場合に比べると、CPU230及びマイクロコンピュータ140の負担が軽減される。
また、サーバ装置200において農作業の進捗度の特定に必要なデータは、農業機械AMを識別する識別データDT1、農業機械AMの位置を表す位置データDT2、及び加速度変動幅を表す運動状況データDT3であり、いずれも時系列データはない。このため、計測ユニット100からサーバ装置200へと複数種の時系列データをリアルタイムに送信する場合に比べると、計測ユニット100からサーバ装置200に送信する計測データDTの情報量が抑えられる。具体的には、計測データDTは、例えば12バイト以下に抑えることができる。
また、サーバ装置200において、農業機械AMが農作業中であるか否かを判別するために必要なデータは、運動状況データDT3である。そして、運動状況データDT3を得るために必要なセンサは、1つの加速度センサ120だけである。このため、GPSモジュール110、通信部130、及びマイクロコンピュータ140とは別に、収穫量を検出するセンサ、農業機械AMが備える走行クラッチの操作を検出するセンサ、農業機械AMが備える脱穀装置の状態を検出するセンサといった多数のセンサを農業機械AMに取り付ける場合に比べて、農業機械AMの構成の複雑化が抑えられる。
また、上述のように、加速度センサ120は、農業機械AMの加速度の、X軸方向成分α、Y軸方向成分α、及びZ軸方向成分αの各々の大きさの和に依存する物理量を検出する。このX軸、Y軸、及びZ軸は、加速度センサ120に対して固定されたものであるが、加速度センサ120がX軸方向成分α、Y軸方向成分α、Z軸方向成分αの各々の大きさの和に依存する物理量を検出するので、X軸、Y軸、及びZ軸を農業機械AMに対して位置合わせする必要がない。つまり、加速度センサ120を、農業機械AMのどの位置にどのような向きに取り付けようとも、加速度センサ120の検出結果が変化しにくい。従って、農業機械AMの計測ユニット100の取り付けが容易である。
[実施形態2]
上記実施形態1では、運動状況データDT3が、農業機械AMの加速度の大きさの時系列に含まれる最大値と最小値との差である加速度変動幅を表すものであった。運動状況データDT3は、農業機械AMの運動の状況を表すものであれば、特に加速度変動幅に限定されない。以下、運動状況データDT3が、農業機械AMの加速度の大きさの時系列に含まれる周波数成分を表す具体例について述べる。
本実施形態では、図2に示すマイクロコンピュータ140が、上述した計測期間にわたる加速度センサ120の検出結果の時系列に対して、高速フーリエ変換を施すと共に、高速フーリエ変換によって得られたパワースペクトル波形におけるピーク周波数を求め、そのピーク周波数を運動状況データDT3として、サーバ装置200に送信する。
図6に示す運動状態判別部233は、図7BのステップS23において、運動状況データDT3が表すピーク周波数が、農業機械AMが停止中であることを表す周波数閾値を超えるか否かを判別する。
農業機械AMが停止中である場合のピーク周波数は、農業機械AMが走行しながら農作業を行っている場合のピーク周波数よりも小さい傾向にある。従って、運動状態判別部233は、運動状況データDT3が表すピーク周波数が、予め定められた上記周波数閾値以下であることをもって、農業機械AMが停止中であり、従って農作業中でないことを特定できる。また、運動状況データDT3が表すピーク周波数が上記閾値を超えることをもって、農業機械AMが走行しながら農作業を行っていることを特定できる。
本実施形態2によっても、上述した実施形態1と同様の効果を得ることができる。計測ユニット100において高速フーリエ変換を行うので、加速度センサ120の検出結果の時系列をサーバ装置200において高速フーリエ変換する場合に比べると、運動状況データDT3の情報量を著しく抑えることができる。
以上、本発明の実施形態について説明した。本発明はこれに限られず、以下に述べる変形も可能である。
上記実施形態1では、農業機械AMと、その農業機械AMが農作業を行う圃場とが、1:1に対応している場合を例示したが、農業機械AMと圃場とは、必ずしも1:1に対応していなくてもよい。1台の農業機械AMで複数の圃場の農作業を行う場合、サーバ装置200は、計測ユニット100から取得した位置データDT1が表す圃場について、農作業の進捗度を特定すればよい。また、複数台の農業機械AMで、1つの圃場の農作業を行う場合、サーバ装置200は、それら複数の農業機械AMの各々が行う農作業の進捗度の和を、その圃場についての進捗度とすればよい。
上記実施形態1では、農作業が、農作物の刈り取りである場合を述べたが、農作業は、収穫、採種、移植、肥料の散布、農薬の散布等であってもよい。農業機械AMは、ハーベスタに限定されず、トラクタ、コンバイン、田植え機等であってもよい。
図3に示した農作業進捗管理プログラム223をコンピュータにインストールすることで、そのコンピュータをサーバ装置200として機能させることができる。農作業進捗管理プログラム223は、通信回線を通じて配布することもできるし、光ディスク、フラッシュメモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布することもできる。
100…計測ユニット、
110…GPSモジュール、
120…加速度センサ、
130…通信部、
140…マイクロコンピュータ、
200…サーバ装置(農作業進捗管理装置)、
210…通信部、
220…補助記憶部、
221…計測データ格納テーブル、
221a−221d…項目、
222…農作業進捗管理テーブル、
222a−222e…項目、
223…農作業進捗管理プログラム、
230…CPU、
231…データ取得部(データ取得手段)、
232…位置判別部、
233…運動状態判別部、
234…判別部(判別手段)、
235…進捗度特定部(進捗度特定手段)、
236…データ出力部(データ出力手段)、
240…主記憶部、
300…スマートフォン(外部端末装置)、
310…表示部
311a−311c…農業機械を示すアイコン、
312a−312c…農作業の進捗度を示すアイコン、
400…農作業進捗管理システム、
AM…農業機械、
DP…進捗度データ、
DT…計測データ、
DT1…識別データ、
DT2…位置データ、
DT3…運動状況データ、
FA…圃場領域、
NE…通信回線、
UA…単位領域。

Claims (8)

  1. 複数の農業機械の各々から、該農業機械を識別する識別データと、該農業機械の現在の位置を表す位置データと、該農業機械の運動の状況を表す運動状況データと、を繰り返し取得するデータ取得手段と、
    前記データ取得手段によって、前記識別データ、前記位置データ、及び前記運動状況データが取得される度に、該位置データを用いて、該識別データが表す前記農業機械が圃場内に存在するか否かを判別し、かつ該運動状況データを用いて、該農業機械が農作業中であるか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段によって、前記農業機械が前記圃場内に存在しており、かつ該農業機械が農作業中であると判別された回数に基づいて、該農業機械による該圃場での農作業の進捗度を特定する進捗度特定手段と、
    前記識別データを指定した農作業の前記進捗度の問い合わせを外部端末装置から受けた場合に、該識別データが表す前記農業機械によって農作業が行われる前記圃場について、前記進捗度特定手段によって特定された前記進捗度を表す進捗度データを、前記外部端末装置に出力するデータ出力手段と、
    を備える、農作業進捗管理装置。
  2. 前記運動状況データが、前記農業機械の加速度の、互いに直交するX軸方向成分、Y軸方向成分、及びZ軸方向成分の各々の大きさの和に依存する物理量の時系列に含まれる最大値と最小値との差を表している、
    請求項1に記載の農作業進捗管理装置。
  3. 前記運動状況データが、前記農業機械の加速度の、互いに直交するX軸方向成分、Y軸方向成分、及びZ軸方向成分の各々の大きさの和に依存する物理量の時系列に含まれる周波数成分を表している、
    請求項1に記載の農作業進捗管理装置。
  4. 前記データ取得手段による、前記識別データ、前記位置データ、及び前記運動状況データの取得の繰り返し周期が、5分以上である、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の農作業進捗管理装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の農作業進捗管理装置と、
    複数の前記農業機械の各々に取り付けられ、前記識別データ、前記位置データ、及び前記運動状況データを前記農作業進捗管理装置に出力する計測ユニットと、
    前記農作業進捗管理装置に対して、前記識別データを指定した農作業の前記進捗度の問い合わせを行う前記外部端末装置と、
    を備える、農作業進捗管理システム。
  6. 前記農作業進捗管理装置の前記データ出力手段が、前記進捗度データと共に、前記外部端末装置が指定した前記識別データが表す前記農業機械の現在の位置を表す前記位置データを前記外部端末装置に出力することにより、
    前記外部端末装置において、前記農業機械の現在の位置と、前記圃場における農作業の前記進捗度とが、地図上において視覚的に把握可能な形態で表示される、
    請求項5に記載の農作業進捗管理システム。
  7. 複数の農業機械の各々から、該農業機械を識別する識別データと、該農業機械の現在の位置を表す位置データと、該農業機械の運動の状況を表す運動状況データと、を繰り返し取得するデータ取得ステップと、
    前記データ取得ステップで、前記識別データ、前記位置データ、及び前記運動状況データを取得する度に、該位置データを用いて、該識別データが表す前記農業機械が圃場内に存在するか否かを判別し、かつ該運動状況データを用いて、該農業機械が農作業中であるか否かを判別する判別ステップと、
    前記判別ステップで、前記農業機械が前記圃場内に存在しており、かつ該農業機械が農作業中であると判別された回数に基づいて、該農業機械による該圃場での農作業の進捗度を特定する進捗度特定ステップと、
    前記識別データを指定した農作業の前記進捗度の問い合わせを外部端末装置から受けた場合に、該識別データが表す前記農業機械によって農作業が行われる前記圃場について、前記進捗度特定ステップで特定した前記進捗度を表す進捗度データを、前記外部端末装置に出力するデータ出力ステップと、
    を含む、農作業進捗管理方法。
  8. コンピュータに、
    複数の農業機械の各々から、該農業機械を識別する識別データと、該農業機械の現在の位置を表す位置データと、該農業機械の運動の状況を表す運動状況データと、を繰り返し取得するデータ取得機能と、
    前記データ取得機能によって、前記識別データ、前記位置データ、及び前記運動状況データが取得される度に、該位置データを用いて、該識別データが表す前記農業機械が圃場内に存在するか否かを判別し、かつ該運動状況データを用いて、該農業機械が農作業中であるか否かを判別する判別機能と、
    前記判別機能によって、前記農業機械が前記圃場内に存在しており、かつ該農業機械が農作業中であると判別された回数に基づいて、該農業機械による該圃場での農作業の進捗度を特定する進捗度特定機能と、
    前記識別データを指定した農作業の前記進捗度の問い合わせを外部端末装置から受けた場合に、該識別データが表す前記農業機械によって農作業が行われる前記圃場について、前記進捗度特定機能によって特定された前記進捗度を表す進捗度データを、前記外部端末装置に出力するデータ出力機能と、
    を実現させる、農作業進捗管理プログラム。
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