JP2020175990A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020175990A
JP2020175990A JP2019079271A JP2019079271A JP2020175990A JP 2020175990 A JP2020175990 A JP 2020175990A JP 2019079271 A JP2019079271 A JP 2019079271A JP 2019079271 A JP2019079271 A JP 2019079271A JP 2020175990 A JP2020175990 A JP 2020175990A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
continuous paper
recording medium
width direction
continuous recording
end portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019079271A
Other languages
English (en)
Inventor
俊彰 冨野
Toshiaki Tomino
俊彰 冨野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2019079271A priority Critical patent/JP2020175990A/ja
Publication of JP2020175990A publication Critical patent/JP2020175990A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】無駄な連続記録媒体を低減させつつ連続記録媒体の蛇行を抑制することができる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、連続紙を搬送可能であると共に、少なくとも幅方向に対して傾斜することにより連続紙の幅方向の一端部の位置を調整可能な位置調整ローラと、連続紙の幅方向の一端部の位置を検知するラインセンサと、連続紙の一端部をガイドする端部ガイド部と、ラインセンサの検知結果に基づいて連続紙の一端部が許容誤差の範囲内で直線的に前記搬送方向に移動する直線的移動位置を端部ガイド部の位置へとシフトさせるために位置調整ローラを傾斜させるように制御する制御部と、を備える。【選択図】図7

Description

本開示は、画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置には、定着ローラ及び加圧ローラを有する定着装置を備える構成が存在する。この画像形成装置により連続記録媒体(連続紙)に画像形成されることがある。このときに定着装置の定着ローラに搬送方向と直交する幅方向に対するアライメントズレがある場合には、連続記録媒体は、定着ローラが圧着した直後から幅方向に蛇行を始め、定着ローラの搬送力と連続記録媒体の張力との釣り合いが取れる位置に安定するまで蛇行を続ける。
この連続記録媒体の蛇行を抑制するために、特許文献1には、連続記録媒体を搬送する搬送ローラと、搬送ローラによって搬送される連続記録媒体に当接すると共に軸方向を傾けて配置されたテンションローラと、テンションローラの一方の側面に形成されて連続記録媒体の搬送をガイドするフランジと、を備える装置が開示されている。
この構成において、連続記録媒体が直線的に搬送方向に移動するようになったところで、アライメントズレが相殺されるようにテンションローラが幅方向に対して傾斜すると、定着ローラに圧着された後の連続記録媒体の蛇行が抑制される。
特開2018−008808号公報
しかしながら、連続記録媒体が直線的に搬送方向に移動するようになるまでに数十m程印刷されずに無駄に搬送され、無駄な連続記録媒体が発生する。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、無駄な連続記録媒体を低減させつつ連続記録媒体の蛇行を抑制することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するために、本発明に係る画像形成装置は、連続記録媒体を搬送方向に搬送可能であると共に、少なくとも前記搬送方向と直交する幅方向に対して傾斜又は前記幅方向に移動することにより前記連続記録媒体の前記幅方向の端部の位置を調整可能な位置調整ローラと、前記連続記録媒体の前記幅方向の端部の位置を検知する端部位置検知部と、前記連続記録媒体の前記端部をガイドする端部ガイド部と、前記端部位置検知部の検知結果に基づいて前記連続記録媒体の前記端部が許容誤差の範囲内で直線的に前記搬送方向に移動する直線的移動位置を前記端部ガイド部の位置へとシフトさせるために、前記位置調整ローラを傾斜又は移動させるように制御する制御部と、を備える、ことを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置によれば、無駄な連続記録媒体が低減されつつ連続記録媒体の蛇行が抑制される。
第1実施形態に係る画像形成装置の構成を模式的に示す正面図 (a)サイドガイド、位置調整ローラ、ラインセンサ、二次転写内ローラ、定着ローラ、位置調整ローラ、サイドガイドを上方から見た端面図、(b)連続紙の一端部が第1フランジ部に接触した状態、及び連続紙の他端部が第2フランジ部に接触した状態を示す概念図 位置調整ローラがどのように傾くのかを説明するための説明図 (a)連続紙の一端部が直線的に搬送方向に移動するときに連続紙の一端部が第1フランジ部に接触しない場合に、ラインセンサが検知する所定時間毎の連続紙の一端部の位置を示すグラフ、(b)〜(d)(a)のグラフの推移における連続紙の一端部とサイドガイドとの位置関係を示す端面図 (a)第1実施形態に係るラインセンサが検知する所定時間毎の連続紙の一端部の位置を示すグラフ、(b)〜(f)(a)のグラフの推移における連続紙の一端部とサイドガイドとの位置関係を示す端面図 (a)位置調整ローラが予め駆動されて連続紙の一端部が幅方向に移動された場合に、ラインセンサが検知する所定時間毎の連続紙の一端部の位置を示すグラフ、(b)〜(d)(a)のグラフの推移における連続紙の一端部とサイドガイドとの位置関係を示す端面図 制御部の制御工程を示すフローチャート 第2実施形態に係るラインセンサが検知する所定時間毎の連続紙の一端部の位置を示すグラフ 第3実施形態に係るラインセンサが検知する所定時間毎の連続紙の一端部の位置を示すグラフ
以下の説明の中で、幅方向Y(図2参照)とは、連続紙Pの幅方向のことであり、連続紙Pの搬送方向X(図1及び図2参照)と直交する方向をいう。連続紙Pの一端部といった場合には、連続紙Pの幅方向Yの一端部(例.図2(a)の幅方向Yでマイナス方向の端部)をいう。連続紙Pの他端部といった場合には、連続紙Pの幅方向Yの他端部(例.図2(a)の幅方向Yでプラス方向の端部)をいう。第2実施形態及びそれ以降に説明する構成のうち第1実施形態と同様の構成に関しては、第1実施形態の符号を付して説明を省略する。
[第1実施形態]
[画像形成装置]
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1の構成を模式的に示す正面図である。図2(a)は、サイドガイド80、位置調整ローラ31a、ラインセンサ50、二次転写内ローラ17a、定着ローラ21a、位置調整ローラ32a、サイドガイド90を上方から見た端面図である。画像形成装置1は、例えば複写機といった電子写真方式の画像形成装置であり、画像データに基づいて連続紙P(連続記録媒体)に画像を形成する。画像形成装置1は筐体1a(装置本体)を備える。筐体1aの内部には、画像形成部10が配置されている。画像形成部10は、感光体11と、帯電部12と、像露光部13と、現像部14と、二次転写部15(転写部)と、クリーニング装置19と、定着装置21と、を備える。
また、画像形成装置1は、その他に、自動原稿送り部22と、原稿画像読取部23、給送装置60と、巻取装置70と、ラインセンサ50(端部位置検知部)と、位置調整ローラ32aと、位置調整ローラ32bと、位置調整ローラ31aと、位置調整ローラ31bと、成果物読取部33と、モニタ101と、温度検知部104と、湿度検知部105と、速度検知部106と、制御部26と、を備える。なお、成果物読取部33は、連続紙Pに定着された画像の品質を読み取る部位である。
感光体11は、後述の帯電部12、像露光部13により静電潜像を担持し、後述の現像部14のトナーによりトナー像を担持するものである。帯電部12は、感光体11の表面を一様に帯電させる部位である。像露光部13は、画像データを基に後述の制御部26から出力される出力情報に基づいて、レーザビームにより感光体11の表面を走査露光し、静電潜像を形成する部位である。現像部14は、トナーにより感光体11の表面の静電潜像を現像してトナー像を形成する部位である。
二次転写部15は、位置調整ローラ31a及び位置調整ローラ31bよりも搬送方向X(搬送方向)の下流に配置されており、感光体11の表面のトナー像を、給送装置60から給送された連続紙Pに転写する部位である。二次転写部15は、複数の内側ローラ16a,16bと、二次転写内ローラ17aと、二次転写外ローラ17bと、中間転写ベルト18と、を備える。複数の内側ローラ16a,16b及び二次転写内ローラ17aには、中間転写ベルト18が懸架されている。
複数の内側ローラ16aの一つは、中間転写ベルト18に回転力を付与するための駆動ローラであり、複数の内側ローラ16aの残りは、駆動ローラに対する従動ローラである。複数の内側ローラ16bの各々は、中間転写ベルト18を複数の感光体11の各々に付勢するローラである。二次転写内ローラ17aは、中間転写ベルト18を介して二次転写外ローラ17bとニップを形成している。クリーニング装置19は、トナー像が連続紙Pに転写された後の感光体11の表面に残留しているトナーを除去する装置である。
定着装置21は、加熱及び加圧により連続紙Pに画像を定着させる装置である。定着装置21(定着圧着機構)は、定着ローラ21a(定着部材)と、加圧ローラ21b(加圧部材)と、を有する。加圧ローラ21bが定着ローラ21aに圧着されると、定着ローラ21aと加圧ローラ21bとの間にニップが形成される。連続紙Pがこのニップを通過することにより、連続紙Pには画像が定着されていく。反対に、加圧ローラ21bが定着ローラ21aから圧着解除されると、加圧ローラ21bが定着ローラ21aから引き離される。
自動原稿送り部22は、原稿を載置する原稿トレイ22aを有し、筐体1aの上部の上に配置され原稿トレイ22a上の原稿を原稿画像読取部23の読取位置に送って原稿画像読取部23に読み取らせる装置である。原稿画像読取部23は、筐体1aの上部に配置され、原稿台ガラス面に載置された原稿又は自動原稿送り部22によって送られる原稿の画像を読み取る部位である。原稿画像読取部23は、読み取った画像を所定の画像信号として出力する。この画像信号は、所定の処理及び補正を受けた後に制御部26に出力される。
[給送装置]
給送装置60は、連続紙Pを筐体1aへと給送可能な装置である。給送装置60は、給送部61と、ダンサーユニット部62と、を備える。
[給送部]
給送部61は連続紙Pを給送可能(搬送可能)なローラ61aを有する。
[ダンサーユニット部]
ダンサーユニット部62は、サイドガイド80及びローラ62a,62bを有する。サイドガイド80は、図2に示されるように、ローラ部81と、第1フランジ部82と、第2フランジ部83と、を有する。第1フランジ部82は、ローラ部81の一端部に設けられたフランジであり、連続紙Pの幅方向Yの一端部P1をガイドする部位である。第2フランジ部83は、ローラ部81の他端部に設けられたフランジであり、連続紙Pの幅方向Yの他端部P2をガイドする部位である。ローラ62bは、図1に示されるダンサーユニット部62の内部で上下方向に移動することによって連続紙Pの張力(テンション)を調整する。
[巻取装置]
巻取装置70は、画像形成された連続紙Pを巻取可能な装置である。巻取装置70は、巻取部71と、ダンサーユニット部72と、を備える。
[巻取部]
巻取部71は連続紙Pを巻取可能(搬送可能)なローラ71aを有する。
[ダンサーユニット部]
ダンサーユニット部72は、サイドガイド90及びローラ72a,72bを有する。サイドガイド90は、図2に示されるように、ローラ部91と、第1フランジ部92(端部ガイド部)と、第2フランジ部93と、を有する。第1フランジ部92は、ローラ部91の一端部に設けられたフランジであり、連続紙Pの幅方向Yの一端部P1をガイドする部位である。第2フランジ部93は、ローラ部91の他端部に設けられたフランジであり、連続紙Pの幅方向Yの他端部P2をガイドする部位である。ローラ72aは、図1に示されるダンサーユニット部72の内部で上下方向に移動することによって連続紙Pの張力(テンション)を調整する。
[ラインセンサ]
ラインセンサ50は、連続紙Pの幅方向Yの一端部P1(端部)の位置を検知するセンサである。本実施形態では、ラインセンサ50は、連続紙Pの一端部P1の蛇行軌跡を検知することになる。
[位置調整ローラ32a及び位置調整ローラ32b]
位置調整ローラ32a及び位置調整ローラ32bは、筐体1aの内部から連続紙Pを排出して搬送可能なローラ対である。また、位置調整ローラ32a及び位置調整ローラ32bは、幅方向Yに対して所定角度傾斜するように位置を調整可能なローラ対である。位置調整ローラ32aは連続紙搬送経路の上に配置され、位置調整ローラ32bは連続紙搬送経路の下に配置されている。
調整部分(位置調整ローラ32a及び位置調整ローラ32b)と二次転写部分(二次転写内ローラ17a及び二次転写外ローラ17b)との間の連続紙Pのテンションの差によって、定着部分(定着ローラ21a及び加圧ローラ21b)と二次転写部分(二次転写内ローラ17a及び二次転写外ローラ17b)との間の連続紙Pのテンションの差が相殺される。
[位置調整ローラ31a及び位置調整ローラ31b]
位置調整ローラ31a及び位置調整ローラ31bは、筐体1aの内部に連続紙Pを取り込んで搬送可能なローラ対である。また、位置調整ローラ31a及び位置調整ローラ31bは、位置調整ローラ32a,32bが幅方向Yに対して所定角度傾斜するように駆動しない場合には、幅方向Yに対して所定角度傾斜するように位置を調整可能である。しかし、位置調整ローラ31a及び位置調整ローラ31bは、位置調整ローラ32a,32bが幅方向Yに対して所定角度傾斜するように駆動する場合には、幅方向Yに対して所定角度傾斜するように位置を調整しない。位置調整ローラ31aは連続紙搬送経路の上に配置され、位置調整ローラ31bは連続紙搬送経路の下に配置されている。
なお、調整する場合には、調整部分(位置調整ローラ31a及び位置調整ローラ31b)と二次転写部分(二次転写内ローラ17a及び二次転写外ローラ17b)との間の連続紙Pのテンションの差によって、定着部分(定着ローラ21a及び加圧ローラ21b)と二次転写部分(二次転写内ローラ17a及び二次転写外ローラ17b)との間の連続紙Pのテンションの差が相殺される。
図3は、位置調整ローラ32aがどのように傾くのかを説明するための説明図である。図3(a)に示されるように、搬送ローラ方式の位置調整ローラ32a及び位置調整ローラ32bが矢印方向に揺動する場合には、図3(b)〜図3(d)のように3通りの場合がある。なお、図3(a)中で、連続紙Pは左方に向かって搬送されている。
図3(b)では、位置調整ローラ32aの幅方向Yの中心に支点32eが配置されている。図3(c)では、位置調整ローラ32aの幅方向Yの奥側(マイナス方向側)に支点32eが配置されている。図3(d)では、位置調整ローラ32aの幅方向Yの手前側(プラス方向側)に支点32eが配置されている。図3(b)〜図3(d)の場合には、位置調整ローラ32aが支点32eを中心に矢印R1方向に揺動すると、連続紙Pの一端部P1が図2の矢印S1方向にシフトして幅方向Yのプラス方向にシフトする。また、位置調整ローラ32aが支点32eを中心に矢印R2方向に揺動すると、連続紙Pの一端部P1が図2の矢印S2方向にシフトして幅方向Yのマイナス方向にシフトする。ここでは、制御部26は、連続紙Pの幅方向Yの片寄りを修正するために、位置調整ローラ32aを矢印R2方向に揺動させて、連続紙Pの一端部P1を第1フランジ部92に当接させるように制御する。なお、位置調整ローラ31aについても、位置調整ローラ32aと同様に構成され、位置調整ローラ32aが揺動しない場合には支点31eを中心として矢印R1方向及び矢印R2方向に揺動する。
図3(e)に示されるように、巻き掛けローラ方式の位置調整ローラ33a,34aが矢印方向に揺動する場合には、図3(f)〜図3(h)のように3通りの場合がある。なお、図3(e)中で、連続紙Pは左方に向かって搬送されている。
図3(f)では、位置調整ローラ33a,34aの幅方向Yの中心に支点32eが配置されている。図3(g)では、位置調整ローラ33a,34aの幅方向Yの奥側(マイナス方向側)に支点32eが配置されている。図3(h)では、位置調整ローラ33a,34aの幅方向Yの手前側(プラス方向側)に支点32eが配置されている。図3(f)〜図3(h)の場合には、位置調整ローラ33a,34aが支点32eを中心に矢印R1方向に揺動すると、連続紙Pの一端部P1が図2の矢印S1方向にシフトして幅方向Yのプラス方向にシフトする。また、位置調整ローラ33a,34aが支点32eを中心に矢印R2方向に揺動すると、連続紙Pの一端部P1が図2の矢印S2方向にシフトして幅方向Yのマイナス方向にシフトする。従って、もし本実施形態に適用される場合には、制御部26は、連続紙Pの幅方向Yの片寄りを修正するために、位置調整ローラ33a,34aを矢印R2方向に揺動させて、連続紙Pの一端部P1を第1フランジ部92に当接させるように制御する。
[モニタ]
ここで、図1に戻って説明する。
モニタ101は、タッチパネル102を有する。タッチパネル102には、選択部103が表示されている。選択部103は、連続紙Pの種類を選択可能な部位である。選択部103は、モニタ101のタッチパネル102の内部に設けられている。ここでいう連続紙Pの種類としては、普通紙、コート紙、和紙等が例示される。コート紙は、コーティングされて普通紙よりも表面が滑らかである。また、和紙は、普通紙よりも表面が粗い。
温度検知部104は、筐体1aの内部の温度を検知可能なセンサである。湿度検知部105は、筐体1aの内部の湿度を検知可能なセンサである。速度検知部106は、連続紙Pの搬送速度を検知可能なセンサである。
[制御部]
制御部26は、筐体1aの内部機器の駆動を制御する部位である。制御部26は、画像形成装置1の制御を行う。制御部26としては、CPU、ROM、RAM、I/Oインターフェースを主体に構成されたマイクロコンピュータを用いることができる。CPUは、各種プログラムを実行する(プロセッサー)。
ROMは、CPUが実行する各種プログラムを、当該CPUが読み取り可能なプログラムコードの形態で格納する。また、ROMは、プログラムの実行に必要となるデータを記憶する。RAMは、作業用の記憶領域となるメモリである。ROMに格納されたプログラム及びデータは、CPUにより読み出されると、RAM上に展開される。そして、CPUは、RAM上に展開したプログラム及びデータに基づいて、各種の処理を行う。
[制御部による位置調整ローラの傾斜制御]
制御部26は、連続紙Pの幅方向Yの一端部P1の位置を検出するようにラインセンサ50の駆動を制御する。制御部26は、ラインセンサ50の検知結果に基づいて連続紙Pが許容誤差の範囲内で直線的に搬送方向Xに移動するときの連続紙Pの一端部P1の幅方向Yの位置(直線的移動位置)を予測するように制御する。
そして、制御部26は、直線的移動位置を第1フランジ部92の位置へとシフトさせるために、位置調整ローラ32a,32bを傾斜させるように制御する。図4を参照しつつ後述するが、制御部26は、連続紙Pの端部が1回目に第1フランジ部92に近づいて進んで反転した後で、連続紙Pの端部が2回目に第1フランジ部92から遠ざかって進んで反転した後に、これらの軌跡に基づいて位置調整ローラ32a,32bを傾斜させる。
(連続紙Pの種類と連続紙Pの一端部P1の位置との第1組合せデータがある場合)
制御部26は、画像形成毎に、選択部103によって選択された連続紙Pの種類と、連続紙Pの一端部P1が許容誤差の範囲内で直線的に搬送方向Xに移動するときの幅方向Yの位置と、を関連付け、第1組合せデータとして保有する。制御部26は、画像形成するときの連続紙Pの種類が第1組合せデータに含まれる連続紙Pの種類と一致する場合には、第1組合せデータの連続紙Pの種類に対応する連続紙Pの一端部P1の位置と第1フランジ部92との間の距離だけ位置調整ローラ32a,32bを傾斜させ、連続紙Pの一端部P1を第1フランジ部92に近づけるように幅方向Yにシフトさせるように制御する。
例えば、選択部103によって選択された連続紙Pがコート紙や和紙の場合に対して、制御部26が制御する位置調整ローラ32a,32bと連続紙Pの移動量は、下記のようになっている。ユーザが選択部103によってコート紙(表面が滑らか)を選択した場合には、制御部26は、位置調整ローラ32a,32bを大きく傾斜させて連続紙Pを幅方向Yに大きく移動させて第1フランジ部92に当接させる。これは、コート紙の場合には、摩擦力が小さいために位置調整ローラ32a,32bの操作が効き難いためである。また、ユーザが選択部103によって和紙(表面が粗い)を選択した場合には、制御部26は、位置調整ローラ32a,32bを小さく傾斜させて連続紙Pを幅方向Yに小さく移動させて第1フランジ部92に当接させる。これは、和紙の場合には、摩擦力が大きいために位置調整ローラ32a,32bの操作が効き易いためである。
(温度条件と連続紙Pの一端部P1の位置との第2組合せデータがある場合)
制御部26は、画像形成毎に、温度検知部104によって検知された温度条件と、その温度条件の下で連続紙Pの一端部P1が許容誤差の範囲内で直線的に搬送方向Xに移動するときの幅方向Yの位置と、を関連付け、第2組合せデータとして保有する。制御部26は、画像形成するときの温度条件が第2組合せデータに含まれる温度条件と所定誤差の範囲内で近似する場合には、第2組合せデータの温度条件に対応する連続紙Pの一端部P1の位置と第1フランジ部92との間の距離だけ位置調整ローラ32a,32bを傾斜させ、連続紙Pの一端部P1を第1フランジ部92に近づけるように幅方向Yにシフトさせるように制御する。
例えば、温度検知部104が検知する温度が高い場合や低い場合に対して、制御部26が制御する位置調整ローラ32a,32bと連続紙Pとの移動量は、下記のようになっている。温度検知部104が検知した温度が高い場合には、制御部26は、位置調整ローラ32a,32bを大きく傾斜させて連続紙Pを幅方向Yに大きく移動させて第1フランジ部92に当接させる。これは、温度が高い場合には連続紙Pがカールし易く(巻き易く)、位置調整ローラ32a,32bの操作が効き難いためである。また、温度検知部104が検知した温度が低い場合には、制御部26は、位置調整ローラ32a,32bを小さく傾斜させて連続紙Pを幅方向Yに小さく移動させて第1フランジ部92に当接させる。これは、温度が低い場合には連続紙Pがカールし難く(巻き難く)、位置調整ローラ32a,32bの操作が効き易いためである。
(湿度条件と連続紙Pの一端部P1の位置との第3組合せデータがある場合)
制御部26は、画像形成毎に、湿度検知部105によって検知された湿度条件と、その湿度条件の下で連続紙Pの一端部P1が許容誤差の範囲内で直線的に搬送方向Xに移動するときの幅方向Yの位置と、を関連付け、第3組合せデータとして保有する。制御部26は、画像形成するときの湿度条件が第3組合せデータに含まれる湿度条件と所定誤差の範囲内で近似する場合には、第3組合せデータの湿度条件に対応する連続紙Pの一端部P1の位置と第1フランジ部92との間の距離だけ位置調整ローラ32a,32bを傾斜させ、連続紙Pの一端部P1を第1フランジ部92に近づけるように幅方向Yにシフトさせるように制御する。
例えば、湿度検知部105が検知する湿度が高い場合や低い場合に対して、制御部26が制御する位置調整ローラ32a,32bと連続紙Pの移動量は、下記のようになっている。湿度検知部105が検知した湿度が高い場合には、制御部26は、位置調整ローラ32a,32bを大きく傾斜させて連続紙Pを幅方向Yに大きく移動させて第1フランジ部92に当接させる。これは、湿度が高い場合には連続紙Pの水分が多いために、位置調整ローラ32a,32bの操作が効き難いためである。また、湿度検知部105が検知した湿度が低い場合には、制御部26は、位置調整ローラ32a,32bを小さく傾斜させて連続紙Pを幅方向Yに小さく移動させて第1フランジ部92に当接させる。これは、湿度が低い場合には連続紙Pの水分が少ないために、位置調整ローラ32a,32bの操作が効き易いためである。
(速度条件と連続紙Pの一端部P1の位置との第4組合せデータがある場合)
制御部26は、画像形成毎に、速度検知部106によって検知された速度条件と、その速度条件の下で連続紙Pの一端部P1が許容誤差の範囲内で直線的に搬送方向Xに移動するときの幅方向Yの位置と、を関連付け、第4組合せデータとして保有する。制御部26は、画像形成するときの速度条件が第4組合せデータに含まれる速度条件と所定誤差の範囲内で近似する場合には、第4組合せデータの速度条件に対応する連続紙Pの一端部P1の位置と第1フランジ部92との間の距離だけ位置調整ローラ32a,32bを傾斜させ、連続紙Pの一端部P1を第1フランジ部92に近づけるように幅方向Yにシフトさせるように制御する。
例えば、速度検知部106が検知する速度が高い場合や低い場合に対して、制御部26が制御する位置調整ローラ32a,32bと連続紙Pとの移動量は、下記のようになっている。速度検知部106が検知した連続紙Pの速度が速い場合には、制御部26は、位置調整ローラ32a,32bを大きく傾斜させて連続紙Pを幅方向Yに大きく移動させて第1フランジ部92に当接させる。これは、連続紙Pの速度が速い場合には連続紙Pと位置調整ローラ32a,32bとの間の摩擦が小さくなる(連続紙Pの凹凸と位置調整ローラ32a,32bの凹凸が噛み合わない)ので、位置調整ローラ32a,32bの操作が効き難いためである。また、速度検知部106が検知した連続紙Pの速度が遅い場合には、制御部26は、位置調整ローラ32a,32bを小さく駆動させて連続紙Pを幅方向Yに小さく移動させて第1フランジ部92に当接させる。これは、連続紙Pの速度が遅い場合には連続紙Pと位置調整ローラ32a,32bとの間の摩擦が大きくなる(連続紙Pの凹凸と位置調整ローラ32a,32bの凹凸が噛み合う)ので、位置調整ローラ32a,32bの操作が効き易いためである。
[位置調整ローラの制御の原理]
次に、位置調整ローラ32a,32bの制御について図4−図6を参照しつつ以下説明する。図4(a)は、連続紙Pの一端部P1が直線的に搬送方向Xに移動するときに第1フランジ部92に接触しない場合に、ラインセンサ50が検知する所定時間毎の連続紙Pの一端部P1の位置を示すグラフである。
また、図4(b)は、図4(a)の点W1〜点W2の間のときのサイドガイド90と連続紙Pとの位置関係を示す概念図である。図4(c)は、図4(a)の第1変曲点Aのときのサイドガイド90と連続紙Pとの位置関係を示す概念図である。図4(d)は、図4(a)の第2変曲点Bのときのサイドガイド90と連続紙Pとの位置関係を示す概念図である。なお、図4(b)〜図4(d)中のラインセンサ50は、連続紙Pとラインセンサ50との幅方向Yの位置関係を併せて便宜的に示すために図中に含められたものであり、サイドガイド90とラインセンサ50との搬送方向Xの位置関係を正しく示したものではない。
最初に、図4(a)のW1−W2間及び図4(b)に示されるように、連続紙Pの一端部P1は、中立位置を進んでいる。このときに、連続紙Pは、第1フランジ部92からの距離と第2フランジ部93からの距離とが同一の位置を通過している。
次に、連続紙Pの一端部P1は、搬送方向Xに搬送されながら第1フランジ部92に接近していく。
連続紙Pの一端部P1は、図4(a)の第1変曲点A(+3,−0.42)に到達すると幅方向Yのマイナス方向の移動が止まって反転する(図4(c)参照)。この第1変曲点Aの位置は、連続紙Pの一端部P1が第1フランジ部92に当接しないで最も近づいた最接近位置である。第1変曲点Aの位置は、連続紙Pの一端部P1が中立位置である点W2から+3秒後に通過する幅方向Yの−0.42mmの位置である。
次に、連続紙Pの一端部P1は、搬送方向Xに搬送されながら第1フランジ部92から遠ざかっていく。
連続紙Pの一端部P1は、図4(a)の第2変曲点B(+7,−0.03)に到達すると幅方向Yのプラス方向の移動が止まって反転する(図4(d)参照)。この第2変曲点Bの位置は、連続紙Pの一端部P1が最接近位置としての第1変曲点Aから反転して第1フランジ部92から最も遠ざかった最遠方位置である。第2変曲点Bの位置は、連続紙Pの一端部P1が中立位置である点W2から+7秒後に通過する幅方向Yの−0.03mmの位置である。
その後は、連続紙Pの一端部P1は、振幅を徐々に小さくしながら、中立位置である点W2から幅方向Yに−0.225mm離れた安定位置を直線的に通りながら搬送方向Xに搬送される。制御部26は、そのような安定位置を導出するために、第1変曲点Aの位置及び第2変曲点Bの位置の中間位置を、連続紙Pが安定して搬送されるときの連続紙Pの一端部P1の位置と予測するように制御する(図4(a)参照)。すなわち、制御部26は、第1変曲点A(+3,−0.42)の幅方向Yの位置−0.42mmと第2変曲点B(+7,−0.03)の幅方向Yの位置−0.03mmとを足し合わせて2分の1にした幅方向Yの中間位置Cの位置−0.225mmを、連続紙Pが安定して搬送されるときの連続紙Pの一端部P1の位置と予測する(図4(a)参照)。
制御部26は、前述した幅方向Yの中間位置Cの位置−0.225mmと第1フランジ部92の位置−0.5mmとの間の特定距離ys=0.275mmを算出する。すなわち、連続紙Pの一端部P1が更に第1フランジ部92の方に更に−0.275mm寄った位置に配置されていれば、連続紙Pの一端部P1は第1フランジ部92に当接しながら安定して搬送されることになる。制御部26は、位置調整ローラ32aを駆動させて連続紙Pの中間位置Cを特定距離ys=0.275mmだけ第1フランジ部92の方へとシフトさせることによって第1フランジ部92の位置にシフトさせるように制御する。これにより、連続紙Pの幅方向Yの一端部P1が第1フランジ部92に安定的に当接しながら、連続紙Pが搬送方向Xに搬送される。なお、連続紙Pが搬送方向Xに直線的に搬送される許容誤差の範囲として、例えば0.1mm以内等の数値を設定する。
図5(a)は、第1変曲点A及び第2変曲点Bから連続紙Pの一端部P1が直線的に搬送方向Xに移動する位置を予測して、第2変曲点Bの通過後に位置調整ローラ32a,32bを揺動させて連続紙Pの一端部P1を第1フランジ部92へと寄せた場合に、ラインセンサ50が検知する所定時間毎の連続紙Pの一端部P1の位置を示すグラフである。このグラフによると、連続紙Pの一端部P1は、第1フランジ部92に接近する方向に蛇行して、その後に第1フランジ部92から遠ざかる方向に蛇行して中立位置近くの第2変曲点Bで反転し、その後に第1フランジ部92の位置を安定して直線的に通る状況を示している。
図5(b)〜(d)は、図4(b)〜(d)と同様である。図5(e)は、図5(a)の第2変曲点B〜点W3の間のときのサイドガイド90と連続紙Pとの位置関係を示す概念図である。図5(f)は、図5(a)の点W3〜点W4の間のときのサイドガイド90と連続紙Pとの位置関係を示す概念図である。なお、図5(b)〜図5(f)中のラインセンサ50は、連続紙Pとラインセンサ50との幅方向Yの位置関係を併せて便宜的に示すために図中に含められたものであり、サイドガイド90とラインセンサ50との搬送方向Xの位置関係を正しく示したものではない。
連続紙Pの一端部P1が、第1変曲点A及び第2変曲点Bを通過するところまでは、図4の場合と同様である。その後、図2で示す矢印R2方向に位置調整ローラ32a,32bが回転すると、図5(a)の第2変曲点B〜点W3及び図5(e)に示されるように、連続紙Pの一端部P1は、第1フランジ部92に近づきながら搬送方向Xに搬送される。その後、図5(a)の点W3〜点W4及び図5(f)に示されるように、連続紙Pの一端部P1は、第1フランジ部92に接触しながら搬送方向Xに搬送される。
このことから、図4(a)は、位置調整ローラ32a,32bが支点32eを中心として揺動することが無かった図面である一方、図5(a)は、連続紙Pの一端部P1が第1変曲点A及び第2変曲点Bを通過した後に位置調整ローラ32a,32bが支点32eを中心として揺動したときの図面であると言える。
図6(a)は、位置調整ローラ32a,32bが予め駆動されて連続紙Pの一端部P1が幅方向Yに移動した場合に、ラインセンサ50が検知する所定時間毎の連続紙Pの一端部P1の位置を示すグラフである。このグラフの内容は、連続紙Pの一端部P1が幅方向Yのマイナス方向に0.275mm移動させられて第1フランジ部92に安定して接触しつつ搬送方向Xに搬送されるように設定されていることを前提としている。連続紙Pの一端部P1は、第1フランジ部92に接近する方向に蛇行して第1フランジ部92に当接し、第1フランジ部92の位置に接触したまま搬送方向Xに直線的に搬送される状況を示している。
図6(b)は、連続紙Pが初めから幅方向Yのマイナス方向に0.275mm寄せられているときのサイドガイド90と連続紙Pとの位置関係を示す概念図である。図6(c)は、図6(a)の点W2〜点W3の間のときのサイドガイド90と連続紙Pとの位置関係を示す概念図である。図6(d)は、図6(a)の点W3〜点W4の間のときのサイドガイド90と連続紙Pとの位置関係を示す概念図である。なお、図6(b)〜図6(d)中のラインセンサ50は、連続紙Pとラインセンサ50との幅方向Yの位置関係を併せて便宜的に示すために図中に含められたものであり、サイドガイド90とラインセンサ50との搬送方向Xの位置関係を正しく示したものではない。
最初に、図6(a)のW1−W2間及び図6(b)に示されるように、連続紙Pの一端部P1は、中立位置を進んでいる。このときに、連続紙Pは、第1フランジ部92からの距離と第2フランジ部93からの距離とが同一の位置を通過している。その後、図6(a)の点W2〜点W3及び図6(c)に示されるように、連続紙Pの一端部P1は、第1フランジ部92に向かう。その後、図6(a)の点W3〜点W4及び図6(d)に示されるように、連続紙Pの一端部P1は、第1フランジ部92に接触しながら搬送方向Xに搬送される。
図7は、制御部26の制御工程を示すフローチャートである。この図7を参照しつつ、制御部26の制御内容について説明する。制御部26が制御を開始する。
ステップS11において、制御部26は、画像形成時の連続紙Pの速度、連続紙Pの種類、環境(温度、湿度)が、第1組合せデータ〜第4組合せデータ等の蓄積データの内部にあるものと近似しており、位置調整ローラ32a,32bのシフト量を決定可能か判断する。第1組合せデータ〜第4組合せデータは、これらを適宜組み合わせて使用可能であると共に、分けて使用可能でもある。シフト量が決定可能である場合には、ステップS11で肯定判定され、ステップS20に進む。一方、シフト量が決定不可である場合には、ステップS11で否定判定され、ステップS12に進む。
ステップS12において、制御部26は、連続紙Pの搬送を開始する。
ステップS13において、制御部26は、画像を連続紙Pに定着させる。
ステップS14において、制御部26は、連続紙Pの一端部P1の位置(y)の検出を開始する。
ステップS15において、制御部26は、連続紙Pの一端部P1の位置(y)が第1及び第2フランジ部92,93を通過可能な範囲内にあるかを次式(1)から判断する。すなわち、制御部26は、連続紙Pの一端部P1が第1フランジ部92に当接しておらず、また連続紙Pの他端部P2が第2フランジ部93に当接していないことを判断する。
a<(y)<b・・・(1)
但し、aは、連続紙Pの一端部P1が第1フランジ部92に接触したときの連続紙Pの中立位置であるW2と連続紙Pの一端部P1との間の距離である(図2(b)参照)。bは、連続紙Pの他端部P2が第2フランジ部93に接触したときの連続紙Pの中立位置であるW2と連続紙Pの一端部P1との間の距離である(図2(b)参照)。(y)は、任意の時の連続紙Pの中立位置であるW2と連続紙Pの一端部P1との間の距離である(図2(b)参照)。
(y)が第1フランジ部92と第2フランジ部93との間を通過可能な範囲内である場合には、ステップS15で肯定判定され、ステップS16に進む。一方、(y)が第1フランジ部92と第2フランジ部93との間を通過可能な範囲外である場合には、ステップS15で否定判定され、ステップS14に進む。
ステップS16において、制御部26は、連続紙Pの一端部P1の位置の第1変曲点Aの幅方向Yの位置y1と第2変曲点Bの幅方向Yの位置y2とを算出する。
ステップS17において、制御部26は、連続紙Pの安定位置yeを以下の式(2)から算出する。
ye=0.5VSE(y1+y2)・・・(2)
但し、V:速度係数、S:連続紙係数、E:環境係数とする。
なお、ここでは、制御部26は、第1変曲点Aの位置と第2変曲点Bの位置との幅方向Yの中間位置Cの位置0.5(y1+y2)に対して、VSEを掛け合わせて演算し、安定位置yeを導出するように制御している。
速度係数Vは、基準となる画像形成速度に対する実際の画像形成速度の係数である。実際の画像形成速度が速ければ、連続紙Pの凹凸と位置調整ローラ32a,32bの凹凸との噛み合いが悪くて、連続紙Pの一端部P1が基準位置(W1,W2)からあまり離れることなく安定する。従って、実際の画像形成速度が速ければ、安定位置yeは、小さくなる。実際の画像形成速度が遅ければ、連続紙Pの凹凸と位置調整ローラ32a,32bの凹凸との噛み合いが良くて、連続紙Pの一端部P1が基準位置(W1,W2)から離れて安定する。従って、実際の画像形成速度が遅ければ、安定位置yeは、大きくなる。
連続紙係数Sは、基準となる連続紙Pの粗さに対する実際の連続紙Pの粗さの係数である。実際の連続紙Pの粗さが小さければ、連続紙Pの凹凸と位置調整ローラ32a,32bの凹凸との噛み合いが悪くて、連続紙Pの一端部P1が基準位置(W1,W2)からあまり離れることなく安定する。従って、実際の連続紙Pの粗さが小さければ、安定位置yeは、小さくなる。実際の連続紙Pの粗さが大きければ、連続紙Pの凹凸と位置調整ローラ32a,32bの凹凸との噛み合いが良くて、連続紙Pの一端部P1が基準位置(W1,W2)から離れて安定する。従って、実際の連続紙Pの粗さが大きければ、安定位置yeは、大きくなる。
環境係数Eは、基準となる20℃50%の温湿度に対する実際の温湿度の係数である。実際の温湿度が大きければ、連続紙Pの凹凸と位置調整ローラ32a,32bの凹凸との噛み合いが悪くて、連続紙Pの一端部P1が基準位置(W1,W2)からあまり離れることなく安定する。従って、実際の温湿度が大きければ、安定位置yeは、小さくなる。実際の温湿度が小さければ、連続紙Pの凹凸と位置調整ローラ32a,32bの凹凸との噛み合いが良くて、連続紙Pの一端部P1が基準位置(W1,W2)から離れて安定する。従って、実際の温湿度が小さければ、安定位置yeは、大きくなる。
ステップS18において、制御部26は、連続紙Pを移動させる特定距離ysを以下の式(3)から算出する。
ys=ysg−ye・・・(3)
但し、中立位置に対する第1フランジ部92の位置ysgは、第1フランジ部92の位置とする。
ステップS19において、制御部26は、位置調整ローラ32a,32bの補正量を以下の式(4)から算出する。
M=αys・・・(4)
但し、αは、補正係数とする。
ステップS20において、制御部26は、位置調整ローラ32a,32bをMだけ傾ける。
ステップS21において、制御部26は、連続紙Pの一端部P1の位置(y)を検出する。
ステップS22において、制御部26は、所定時間、連続紙Pの一端部P1の位置(y)が第1フランジ部92に接触しているかを以下の式(5)から判断する。
y≧ysg・・・(5)
y≧ysgである場合には、ステップS22で肯定判定され、ステップS23に進む。一方、y≧ysgでない場合には、ステップS22で否定判定され、ステップS14に進む。
ステップS23において、制御部26は、連続紙Pの速度、連続紙Pの種類、環境、位置調整ローラ32a,32bの補正量Mを保存する。
ステップS24において、制御部26は、印刷を開始する。制御部26は、制御を終了する。
このように本実施形態において、画像形成装置1は、連続紙Pを搬送可能であると共に幅方向Yに対して傾斜することにより連続紙Pの幅方向Yの位置を調整可能な位置調整ローラ32a,32bと、連続紙Pの幅方向Yの一端部P1の位置を検知するラインセンサ50と、連続紙Pの幅方向Yの一端部P1をガイドする第1フランジ部92と、ラインセンサ50の検知結果に基づいて連続紙Pの一端部P1が許容誤差の範囲内で直線的に搬送方向Xに移動する直線的移動位置を第1フランジ部92の位置へとシフトさせるために、位置調整ローラ32a,32bを傾斜させるように制御する制御部26と、を備える。
この構成によれば、ラインセンサ50が定着直後の連続紙Pの蛇行軌跡を検出して連続紙Pが安定して搬送される位置を予測し、連続紙Pの一端部P1が第1フランジ部92に僅かに当たるように、位置調整ローラ32a,32bを傾斜させることにより、連続紙Pが安定して搬送される位置へと連続紙Pをシフトさせる。そのため、無駄な連続紙P(無駄紙・ヤレ紙)が低減されつつ連続紙Pの蛇行が抑制される。ひいては、連続紙Pが許容誤差の範囲内で直線的に搬送方向Xに移動する時間が短縮される。
また、従来では搬送ローラを幅方向に対して傾斜し、搬送ローラの一端部に設けられたフランジに連続紙の一端部を突き当てて、連続紙の蛇行が抑制されていた。しかし、連続紙の移動量が大きいとフランジに対する連続紙の当接力が大きくなり、連続紙の一端部が破損したり連続紙と連続紙との間の糊がフランジに付着したりする可能性があった。本実施形態の構成によれば、第1フランジ部92に対する連続紙Pの当接力が低減され、連続紙Pの一端部P1の破損や糊の付着が抑制される。
また、従来では搬送経路上に連続紙の一端部をガイドするガイド部が配置され、連続紙の一端部の移動状況が検出されて、リアルタイムで連続紙の位置が目標の位置に合わせられるように調整されていた。しかし、このガイド部は、その大きさから定着ユニットから離れた位置に配置されていたために、応答遅れが発生し、微小な蛇行が永遠に続く現象により画像位置の精度の悪化が引き起こされていた。本実施形態の構成によれば、連続紙Pの一端部P1が常に第1フランジ部92に押し当てられるので、連続紙Pの蛇行が早く抑制される。
また、本実施形態では、制御部26は、連続紙Pの一端部P1が第1フランジ部92に当接しないで最も近づいた最接近位置(第1変曲点Aの位置)、及び連続紙Pの一端部P1が最接近位置から反転して第1フランジ部92から最も遠ざかった最遠方位置(第2変曲点Bの位置)の幅方向Yの中間位置Cを、第1フランジ部92の位置にシフトさせるように制御する。すなわち、制御部26は、連続紙Pが点W2から一方向に移動した第1変曲点Aの位置(−0.42mm)、及び連続紙Pが第1変曲点Aから他方向に移動した第2変曲点Bの位置(−0.03mm)の幅方向Yの中間位置Cの位置(−0.225mm)を、第1フランジ部92の位置にシフトさせるように制御する。
具体的には、制御部26は、中間位置(−0.225mm)と第1フランジ部92の位置(−0.5mm)との間の特定距離(0.275mm)を算出し、連続紙Pの幅方向Yの一端部P1を特定距離(0.275mm)だけ第1フランジ部92の方へとシフトさせるために、位置調整ローラ32a,32bを傾斜させるように制御する。こうした構成によれば、連続紙Pの一端部P1が第1変曲点Aの位置と第2変曲点Bの位置を通過した後に、制御部26は、連続紙Pの一端部P1が第1フランジ部92に沿って直線的に移動するように制御することができる。
また、本実施形態では、画像形成装置1は、連続紙Pの種類を選択可能な選択部103を有する。制御部26は、画像形成毎に、選択部103によって選択された連続紙Pの種類と、連続紙Pの一端部P1が許容誤差の範囲内で直線的に搬送方向Xに移動するときの幅方向Yの位置と、を関連付け、第1組合せデータとして保有する。制御部26は、画像形成するときの連続紙Pの種類が第1組合せデータに含まれる連続紙Pの種類と一致する場合には、第1組合せデータの連続紙Pの種類に対応する連続紙Pの一端部P1の位置と第1フランジ部92との間の距離だけ位置調整ローラ32a,32bを傾斜させ、連続紙Pの一端部P1を幅方向Yにシフトさせるように制御する。この場合に、制御部26は、連続紙Pが粗い程に位置調整ローラ32a,32bの傾斜の量を小さく設定し、連続紙Pが滑らかな程に位置調整ローラ32a,32bの傾斜の量を大きく設定すると考えられる。こうした構成によれば、連続紙Pが粗くても滑らかでも、第1組合せデータに基づいて連続紙Pの搬送を早く安定させることができる。
また、本実施形態では、画像形成装置1は、筐体1aの内部の温度を検知可能な温度検知部104を有する。制御部26は、画像形成毎に、温度検知部104によって検知された温度条件と、その温度条件の下で連続紙Pの一端部P1が許容誤差の範囲内で直線的に搬送方向Xに移動するときの幅方向Yの位置と、を関連付け、第2組合せデータとして保有する。制御部26は、画像形成するときの温度条件が第2組合せデータに含まれる温度条件と所定誤差の範囲内で近似する場合には、第2組合せデータの温度条件に対応する連続紙Pの一端部P1の位置と第1フランジ部92との間の距離だけ位置調整ローラ32a,32bを傾斜させ、連続紙Pの一端部P1を幅方向Yにシフトさせるように制御する。この場合に、制御部26は、温度が低い程に位置調整ローラ32a,32bの傾斜の量を小さく設定し、温度が高い程に位置調整ローラ32a,32bの傾斜の量を大きく設定すると考えられる。こうした構成によれば、温度が低くても高くても、第2組合せデータに基づいて連続紙Pの搬送を早く安定させることができる。
また、本実施形態では、画像形成装置1は、装置本体の内部の湿度を検知可能な湿度検知部105を有する。制御部26は、画像形成毎に、湿度検知部105によって検知された湿度条件と、その湿度条件の下で連続紙Pの一端部P1が許容誤差の範囲内で直線的に搬送方向Xに移動するときの幅方向Yの位置と、を関連付け、第3組合せデータとして保有する。制御部26は、画像形成するときの湿度条件が第3組合せデータに含まれる湿度条件と所定誤差の範囲内で近似する場合には、第3組合せデータの湿度条件に対応する連続紙Pの一端部P1の位置と第1フランジ部92との間の距離だけ位置調整ローラ32a,32bを傾斜させ、連続紙Pの一端部P1を幅方向Yにシフトさせるように制御する。この場合に、制御部26は、湿度が低い程に位置調整ローラ32a,32bの傾斜の量を小さく設定し、湿度が高い程に位置調整ローラ32a,32bの傾斜の量を大きく設定すると考えられる。こうした構成によれば、湿度が低くても高くても、第3組合せデータに基づいて連続紙Pの搬送を早く安定させることができる。
また、本実施形態では、画像形成装置1は、連続紙Pの搬送速度を検知可能な速度検知部106を有する。制御部26は、画像形成毎に、速度検知部106によって検知された速度条件と、その速度条件の下で連続紙Pの一端部P1が許容誤差の範囲内で直線的に搬送方向Xに移動するときの幅方向Yの位置と、を関連付け、第4組合せデータとして保有する。制御部26は、画像形成するときの速度条件が第4組合せデータに含まれる速度条件と所定誤差の範囲内で近似する場合には、第4組合せデータの速度条件に対応する連続紙Pの一端部P1の位置と第1フランジ部92との間の距離だけ位置調整ローラ32a,32bを傾斜させ、連続紙Pの一端部P1を幅方向Yにシフトさせるように制御する。この場合に、制御部26は、搬送速度が遅い程に位置調整ローラ32a,32bの傾斜の量を小さく設定し、搬送速度が速い程に位置調整ローラ32a,32bの傾斜の量を大きく設定すると考えられる。こうした構成によれば、搬送速度が遅くても速くても、第4組合せデータに基づいて連続紙Pの搬送を早く安定させることができる。
[第2実施形態]
図8は、第2実施形態に係る画像形成装置において、点W2と第1変曲点Aから連続紙Pの一端部P1が直線的に搬送方向Xに移動する位置を予測して、位置調整ローラ32a,32bを揺動させて連続紙Pの一端部P1を第1フランジ部92へと寄せた場合に、ラインセンサ50が検知する所定時間毎の連続紙の一端部P1の位置を示すグラフである。この図8を参照しつつ、第2実施形態に係る画像形成装置について説明する。第2実施形態に係る画像形成装置が、第1実施形態の画像形成装置1と相違する点は、以下の点である。すなわち、制御部26が、連続紙Pの一端部P1が予め通過するように設定された基準位置(点W2の位置)(0,0)、及び連続紙Pの一端部P1が第1フランジ部92に当接しないで最も近づいた最接近位置(第1変曲点Aの位置)(+2.5,−0.30)の幅方向Yの中間位置C(予想位置)を、直線的移動位置と予測して第1フランジ部92の位置にシフトさせるように制御する点である。
例えば、図8に示されるように、連続紙Pの一端部P1は、基準位置の点W2から第1フランジ部92の方に−0.3mm蛇行して、第1フランジ部92との間隔が0.2mmの位置(第1変曲点Aの位置)まで接近する。そして、連続紙Pの一端部P1は、第1フランジ部92に当接しないで第1フランジ部92から遠ざかる方向に蛇行する。このときに、制御部26は、基準位置(点W2の位置)と最接近位置(第1変曲点Aの位置)との幅方向Yの中間位置C(予想位置)を−0.15mmの位置と予測する。そのため、制御部26は、連続紙Pの一端部P1を第1フランジ部92の方に、−0.35mmシフトさせるように、位置調整ローラ32a,32bの傾斜を制御する。
こうした構成によれば、連続紙Pが第1フランジ部92の方に一度蛇行した段階で、連続紙Pの幅方向Yの一端部P1が直線的に搬送方向Xに移動する位置が予測できる。その結果、第1実施形態の場合に比較すると、蛇行時間が短縮される。ただし、第1実施形態の場合に比較すると精度は低い。従って、精度よりも蛇行時間の短縮を優先する場合に有効であるといえる。
[第3実施形態]
図9は、第3実施形態に係る画像形成装置において、連続紙Pの一端部P1が第1フランジ部92に当接した第1変曲点A及び第2変曲点Bから連続紙Pの一端部P1が直線的に搬送方向Xに移動する位置を予測して、位置調整ローラ32a,32bを揺動させて連続紙Pの一端部P1を第1フランジ部92へと寄せた場合に、ラインセンサ50が検知する所定時間毎の連続紙Pの一端部P1の位置を示すグラフである。この図9を参照しつつ、第3実施形態に係る画像形成装置について説明する。第3実施形態に係る画像形成装置が、第1実施形態又は第2実施形態の画像形成装置1と相違する点は、以下の点である。すなわち、制御部26が、連続紙Pの一端部P1が第1フランジ部92に当接した当接位置(第1変曲点Aの位置)(+3,−0.50)、及び連続紙Pの一端部P1が当接位置から反転して第1フランジ部92から最も遠ざかった最遠方位置(第2変曲点Bの位置)(+7,−0.05)の幅方向Yの中間位置C(予想位置)を、第1フランジ部92の位置にシフトさせるように制御する点である。
例えば、図9に示されるように、連続紙Pの一端部P1は、基準位置の点W2から第1フランジ部92の方に−0.50mm蛇行して第1フランジ部92の位置(第1変曲点Aの位置)まで移動する。そして、連続紙Pの一端部P1は、第1フランジ部92の当接位置(第1変曲点Aの位置)から第1フランジ部92から遠ざかる方向に反転して−0.05mmの最遠方位置(第2変曲点Bの位置)に蛇行した後に更に反転する。このときに、制御部26は、当接位置(第1変曲点Aの位置)と最遠方位置(第2変曲点Bの位置)との幅方向Yの中間位置Cを−0.275mmの位置と予測する。そのため、制御部26は、連続紙Pの一端部P1の幅方向Yの中間位置Cを、第1フランジ部92の方に、−0.225mmシフトさせるように、位置調整ローラ32a,32bの傾斜を制御する。
こうした構成によれば、連続紙Pが第1フランジ部92に当接してから第1フランジ部92から最も遠ざかった最遠方位置に蛇行した段階で、連続紙Pの幅方向Yの一端部P1が直線的に搬送方向Xに移動する位置が予測できる。その結果、制御部26は、連続紙Pの一端部P1が第1フランジ部92に当接した場合でも、連続紙Pの一端部P1を第1フランジ部92にシフトさせれば良いか算出することができる。
ただし、連続紙Pが第1フランジ部92に当接する力が強すぎる場合には、幅方向Yの中間位置Cが第1フランジ部92側に更に寄るはずである。連続紙Pの操作としては第1実施形態又は第2実施形態の方が精度は高いものの、連続紙Pが第1フランジ部92に当接した場合であっても、連続紙Pを安定して搬送することができるという利点がある。
[変形例]
以上、本発明の実施形態に係る画像形成装置について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、その発明の範囲内において種々の変形が可能である。
[変形例1]
例えば、前述の実施形態では、位置調整ローラ32a,32bが揺動して傾斜移動することによって、連続紙Pが幅方向Yに移動する構成であったが、上記実施形態に限定されない。位置調整ローラ32a,32bが幅方向Yに所定距離移動することによって、連続紙Pの一端部P1が幅方向Yに移動する構成であっても良い。
[変形例2]
また、前述の実施形態では、定着ローラ21a及び加圧ローラ21bは、ローラであったが、上記実施形態に限定されない。定着ローラ21a及び加圧ローラ21bは、ベルトが懸架されたローラによってニップを形成し、連続紙Pを搬送する構成であっても良い。
[変形例3]
また、前述の実施形態では、位置調整ローラ32a,32bが傾斜する構成であったが、上記実施形態に限定されない。位置調整ローラ31a,31bの方が傾斜する構成であっても良い。但し、位置調整ローラ32a,32bと位置調整ローラ31a,31bとの両方が傾斜する構成はない。
[変形例4]
また、前述の実施形態では、ラインセンサ50が連続紙Pの一端部P1を検知する構成であったが、上記実施形態に限定されない。ラインセンサ50が連続紙Pの他端部P2を検知する構成であっても良い。
1 画像形成装置
1a 筐体(装置本体)
10 画像形成部
11 感光体
12 帯電部
13 像露光部
14 現像部
15 二次転写部(転写部)
16a 内側ローラ
16b 内側ローラ
17a 二次転写内ローラ
17b 二次転写外ローラ
18 中間転写ベルト
19 クリーニング装置
21 定着装置(定着圧着機構)
21a 定着ローラ(定着部材)
21b 加圧ローラ(加圧部材)
22 自動原稿送り部
22a 原稿トレイ
23 原稿画像読取部
26 制御部
31a 位置調整ローラ
31b 位置調整ローラ
31e 支点
32a 位置調整ローラ
32b 位置調整ローラ
32e 支点
33 成果物読取部
33a 位置調整ローラ
34a 位置調整ローラ
50 ラインセンサ(端部位置検知部)
60 給送装置
61 給送部
61a ローラ
62 ダンサーユニット部
62a ローラ
62b ローラ
70 巻取装置
71 巻取部
71a ローラ
72 ダンサーユニット部
72a ローラ
72b ローラ
80 サイドガイド
81 ローラ部
82 第1フランジ部
83 第2フランジ部
90 サイドガイド
91 ローラ部
92 第1フランジ部(端部ガイド部)
93 第2フランジ部
101 モニタ
102 タッチパネル
103 選択部
104 温度検知部
105 湿度検知部
106 速度検知部
A 第1変曲点
B 第2変曲点
P 連続紙(連続記録媒体)
P1 一端部
P2 他端部
R1 矢印
R2 矢印
S1 矢印
S2 矢印
W1 点
W2 点
W3 点
W4 点
X 搬送方向
Y 幅方向

Claims (9)

  1. 連続記録媒体を搬送方向に搬送可能であると共に、少なくとも前記搬送方向と直交する幅方向に対して傾斜又は前記幅方向に移動することにより前記連続記録媒体の前記幅方向の端部の位置を調整可能な位置調整ローラと、
    前記連続記録媒体の前記幅方向の端部の位置を検知する端部位置検知部と、
    前記連続記録媒体の前記端部をガイドする端部ガイド部と、
    前記端部位置検知部の検知結果に基づいて前記連続記録媒体の前記端部が許容誤差の範囲内で直線的に前記搬送方向に移動する直線的移動位置を前記端部ガイド部の位置へとシフトさせるために、前記位置調整ローラを傾斜又は移動させるように制御する制御部と、
    を備える、ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、
    前記連続記録媒体の前記端部が前記端部ガイド部に当接しないで最も近づいた最接近位置、及び前記連続記録媒体の前記端部が前記最接近位置から反転して前記端部ガイド部から最も遠ざかった最遠方位置の前記幅方向の中間位置を、前記端部ガイド部の位置にシフトさせるように制御する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、
    前記連続記録媒体の前記端部が予め通過するように設定された基準位置、及び前記連続記録媒体の前記端部が前記端部ガイド部に当接しないで最も近づいた最接近位置の前記幅方向の中間位置を、前記端部ガイド部の位置にシフトさせるように制御する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、
    前記連続記録媒体の前記端部が前記端部ガイド部に当接した当接位置、及び前記連続記録媒体の前記端部が前記当接位置から反転して前記端部ガイド部から最も遠ざかった最遠方位置の前記幅方向の中間位置を、前記端部ガイド部の位置にシフトさせるように制御する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記連続記録媒体の種類を選択可能な選択部を備え、
    前記制御部は、
    画像形成毎に、前記選択部によって選択された前記連続記録媒体の種類と、前記連続記録媒体の前記端部が前記許容誤差の範囲内で直線的に前記搬送方向に移動するときの前記幅方向の位置と、を関連付け、第1組合せデータとして保有し、
    画像形成するときの前記連続記録媒体の種類が前記第1組合せデータに含まれる前記連続記録媒体の種類と一致する場合には、前記第1組合せデータの前記連続記録媒体の種類に対応する前記連続記録媒体の前記端部の位置と前記端部ガイド部との間の距離だけ前記位置調整ローラを傾斜又は移動させ、前記連続記録媒体の前記端部を前記幅方向にシフトさせるように制御する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 装置本体の内部の温度を検知可能な温度検知部を備え、
    前記制御部は、
    画像形成毎に、前記温度検知部によって検知された温度条件と、前記温度条件の下で前記連続記録媒体の前記端部が前記許容誤差の範囲内で直線的に前記搬送方向に移動するときの前記幅方向の位置と、を関連付け、第2組合せデータとして保有し、
    画像形成するときの前記温度条件が前記第2組合せデータに含まれる前記温度条件と所定誤差の範囲内で近似する場合には、前記第2組合せデータの前記温度条件に対応する前記連続記録媒体の前記端部の位置と前記端部ガイド部との間の距離だけ前記位置調整ローラを傾斜又は移動させ、前記連続記録媒体の前記端部を前記幅方向にシフトさせるように制御する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 装置本体の内部の湿度を検知可能な湿度検知部を備え、
    前記制御部は、
    画像形成毎に、前記湿度検知部によって検知された湿度条件と、前記湿度条件の下で前記連続記録媒体の前記端部が前記許容誤差の範囲内で直線的に前記搬送方向に移動するときの前記幅方向の位置と、を関連付け、第3組合せデータとして保有し、
    画像形成するときの前記湿度条件が前記第3組合せデータに含まれる前記湿度条件と所定誤差の範囲内で近似する場合には、前記第3組合せデータの前記湿度条件に対応する前記連続記録媒体の前記端部の位置と前記端部ガイド部との間の距離だけ前記位置調整ローラを傾斜又は移動させ、前記連続記録媒体の前記端部を前記幅方向にシフトさせるように制御する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記連続記録媒体の搬送速度を検知可能な速度検知部を備え、
    前記制御部は、
    画像形成毎に、前記速度検知部によって検知された速度条件と、前記速度条件の下で前記連続記録媒体の前記端部が前記許容誤差の範囲内で直線的に前記搬送方向に移動するときの前記幅方向の位置と、を関連付け、第4組合せデータとして保有し、
    画像形成するときの前記速度条件が前記第4組合せデータに含まれる前記速度条件と所定誤差の範囲内で近似する場合には、前記第4組合せデータの前記速度条件に対応する前記連続記録媒体の前記端部の位置と前記端部ガイド部との間の距離だけ前記位置調整ローラを傾斜又は移動させ、前記連続記録媒体の前記端部を前記幅方向にシフトさせるように制御する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. ローラ、又は、ベルトが懸架されたローラによってニップを形成し、前記連続記録媒体を搬送する加圧部材及び定着部材を備える請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載された画像形成装置。
JP2019079271A 2019-04-18 2019-04-18 画像形成装置 Pending JP2020175990A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019079271A JP2020175990A (ja) 2019-04-18 2019-04-18 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019079271A JP2020175990A (ja) 2019-04-18 2019-04-18 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020175990A true JP2020175990A (ja) 2020-10-29

Family

ID=72936245

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019079271A Pending JP2020175990A (ja) 2019-04-18 2019-04-18 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020175990A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5968744U (ja) * 1982-10-30 1984-05-10 コニカ株式会社 ロ−ル状記録媒体の蛇行防止装置
JP2018008808A (ja) * 2016-07-15 2018-01-18 株式会社沖データ 媒体搬送装置および画像形成装置
JP2019043686A (ja) * 2017-08-30 2019-03-22 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5968744U (ja) * 1982-10-30 1984-05-10 コニカ株式会社 ロ−ル状記録媒体の蛇行防止装置
JP2018008808A (ja) * 2016-07-15 2018-01-18 株式会社沖データ 媒体搬送装置および画像形成装置
JP2019043686A (ja) * 2017-08-30 2019-03-22 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7865127B2 (en) Image forming apparatus
US9146520B2 (en) Image forming apparatus
US9869953B2 (en) Image forming apparatus
JP2007076839A (ja) 画像形成装置
JP2012189672A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP2009196803A (ja) 用紙搬送装置
JP2009058622A (ja) 画像形成装置
US9213284B2 (en) Image forming apparatus and image forming method for correcting images on a medium according to a temperature
JP2020175990A (ja) 画像形成装置
JP5430366B2 (ja) 転写装置及び画像形成装置
JP5743513B2 (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP2018189798A (ja) 画像形成システム及び画像形成システムの制御方法
JP7229660B2 (ja) 画像形成装置
JP2017078826A (ja) 画像形成装置及び画像形成システム
JP6972654B2 (ja) 画像形成装置
JP2007298811A (ja) 画像形成装置
JP2007086424A (ja) 画像形成装置
JP2014137432A (ja) 画像形成装置
JP5300608B2 (ja) ベルト搬送装置及び画像形成装置
JP5822514B2 (ja) 画像形成装置
JP6988408B2 (ja) 画像形成装置
JP2006273470A (ja) カール補正装置および画像形成装置
JP2023005384A (ja) 画像形成装置
JP5531802B2 (ja) 電子写真方式の画像形成装置および画像形成方法
JP2021196402A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220927

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230328