JP2020175177A - クラッチ用アクチュエータユニット、および洗濯機 - Google Patents

クラッチ用アクチュエータユニット、および洗濯機 Download PDF

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Abstract

【課題】アクチュエータの第1ケース、およびセンサユニットの第2ケースの防水性を低下させずに第1ケースと第2ケースとを連結することのできるクラッチ用アクチュエータユニット、および洗濯機を提供すること。【解決手段】洗濯機に設けたクラッチ部材を駆動するアクチュエータ7は、センサユニット8と連結されてクラッチ用アクチュエータユニット9を構成している。アクチュエータ7において駆動機構を収容した第1ケース70と、センサユニット8においてセンサを収容した第2ケース80とは、第1ケース70の外部および第2ケース80の外部に設けられた結合部90で結合されている。結合部90は、第1ケース70の第1側面705から突出した第1突出部75と、第2ケース80の第2側面805から突出した第2突出部85との重なり部分に設けられている。【選択図】図7

Description

本発明は、クラッチ用アクチュエータユニット、および洗濯機に関するものである。
洗濯機では、洗濯機用モータから洗濯槽までの駆動力伝達経路の途中位置にクラッチ装置が構成されており、クラッチ装置は、洗濯の際には回転駆動力を洗濯槽に伝達せずにパルセータに伝達し、脱水の際には回転駆動力を洗濯槽およびパルセータに伝達する。クラッチ装置は、クラッチ部材を駆動するアクチュエータを有しており、アクチュエータは、複数の部材からなるケースと、ケースの内側に収容された駆動機構とを有している(特許文献1参照)。
特開2014−68854号公報
洗濯機では、洗濯槽の回転を検出するセンサが設けられることがあり、この場合、センサをケースに収容したセンサユニットとアクチュエータとを結合してクラッチ用アクチュエータユニットとすれば、洗濯機の組み立てが容易となる。例えば、アクチュエータのケースを構成する複数の部材の間でセンサユニットのケースの一部を挟むようにして、ケース同士を結合すれば、センサユニットとアクチュエータとを結合することができる。
アクチュエータは、洗濯槽の下方位置に配置されることから、アクチュエータのケースにおいて、クラッチ部材を駆動する出力部材を突出させる個所等以外では、ケースの側面を防水構造とすることが好ましい。しかしながら、アクチュエータのケースを構成する複数の部材の間でセンサユニットのケースの一部を挟むようにしてセンサユニットとアクチュエータとを結合した場合、アクチュエータのケースの側面における防水性が低下しやすいという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、アクチュエータの第1ケース、およびセンサユニットの第2ケースの防水性を低下させずに、第1ケースと第2ケースとを連結することのできるクラッチ用アクチュエータユニット、および洗濯機を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るクラッチ用アクチュエータユニットは、洗濯機用モータから洗濯槽に至る駆動力伝達経路に配置されたクラッチ部材を駆動する駆動機構、および前記駆動機構が収容された第1ケースを備えたアクチュエータと、前記洗濯槽の回転を検出するセンサ、および前記センサが収容された第2ケースを備えたセンサユニットと、を有し、前記第1ケースの外部および前記第2ケースの外部に前記第1ケースと前記第2ケースとを結合する結合部が設けられていることを特徴とする。
本発明では、アクチュエータの第1ケースと、センサユニットの第2ケースとを結合する結合部が、第1ケースの外部および第2ケースの外部に設けられているため、アクチュエータの第1ケース、およびセンサユニットの第2ケースの防水性を低下させずに第1ケースと第2ケースとを連結することができる。
本発明において、前記結合部は、前記第1ケースの側面である第1側面から突出した第1突出部と、前記第2ケースの側面である第2側面から前記第1ケースに向けて突出した第2突出部との重なり部分に設けられている態様を採用することができる。かかる態様によれば、第1ケースの外部、および第2ケースの外部に、第1ケースと第2ケースとの結合部を容易に設けることができる。
本発明において、前記第1ケースでは、上下方向に重ねて配置された複数の第1部材によって前記第1側面が構成され、前記第2ケースでは、上下方向に重ねて配置された複数の第2部材によって前記第2側面が構成されており、前記複数の第1部材のうちのいずれか1つの第1部材に前記第1突出部が設けられ、前記複数の第2部材のうちのいずれか1つの第2部材に前記第2突出部が設けられている態様を採用することができる。
本発明において、前記複数の第1部材のうち、最も上側および最も下側のうちの一方側に配置された第1部材に前記第1突出部が設けられ、前記複数の第2部材のうち、最も上側および最も下側のうちの他方側に配置された第2部材に前記第1突出部に前記他方側から重なるように前記第2突出部が設けられている態様を採用することができる。かかる態様によれば、第1突出部と第2突出部とを上下方向で重なった構造を実現しやすい。
本発明において、前記第1突出部、および前記第2突出部の各々に、前記第1ケースおよび前記第2ケースを洗濯機に固定するための締結部材が貫通する穴が設けられている態様を採用することができる。かかる態様によれば、第1突出部および第2突出部を利用して、第1ケースおよび第2ケースを洗濯機に固定することができる。
本発明において、前記第1突出部が設けられた前記第1部材、および、前記第2突出部が設けられた第2部材には、前記第1ケースおよび前記第2ケースを洗濯機に固定するための締結部材が貫通する穴が設けられ、前記第1部材に設けられた前記穴の内周面、もしくは、前記第2部材に設けられた前記穴の内周面には、内周側へ突出する締結部材保持部が設けられ、前記締結部材は、前記締結部材保持部に保持される態様を採用することができる。このようにすると、予め、締結部材を締結部材保持部に仮固定してクラッチ用アクチュエータユニットと共に出荷できる。従って、クラッチ用アクチュエータユニットを洗濯機に固定する工程では、締結部材を別途供給する必要がない。また、予め、固定用の穴に締結部材が配置された状態から洗濯機への固定作業を行うことができるので、洗濯機への固定作業が簡単である。
本発明において、前記締結部材保持部の内周面は、治具に設けられた位置決めピンに当接する位置決め部である態様を採用することができる。このようにすると、締結部材保持部を治具に対する位置決め用の位置決め部として兼用できる。従って、位置決め部を別途形成する必要がないので、第1部材、もしくは、第2部材の構成を簡素化することができる。
本発明において、前記締結部材保持部は、全周に形成されている態様を採用することができる。このようにすると、締結部材を全周で保持できる。
本発明において、前記締結部材保持部は、前記穴の一方側の端部よりも他方側に位置し、且つ、前記穴の前記他方側の端部よりも前記一方側に位置する態様を採用することができる。このようにすると、締結部材保持部に締結部材を仮固定したときに、締結部材の先端が穴の端部から飛び出さないようにすることができる。
本発明において、前記締結部材保持部は、前記一方側もしくは前記他方側を向く度当たり面を備える態様を採用することができる。このようにすると、度当たり面を用いて、第
1ケースもしくは第2ケースを穴の軸線方向に位置決めすることができる。また、締結部材を仮固定する際、締結部材の先端面を度当たり面に当接した位置決めピンの先端面に当てることにより、締結部材の先端が穴から飛び出さないように仮固定することができる。
本発明において、前記複数の第1部材のうち、上下方向で重なる2つの第1部材では、各々の側板同士が上下方向および内外方向の双方で重なった嵌め合い構造になっており、前記複数の第2部材のうち、上下方向で重なる2つの第2部材では、各々の側板同士が上下方向および内外方向の双方で重なった嵌め合い構造になっている態様を採用することができる。かかる態様によれば、上下方向で重なる2つの第1部材との間の防止性、および上下方向で重なる2つの第2部材の間の防水性を高めることができる。
本発明において、前記2つの第1部材のうち、上方に位置する第1部材の側板が下方に位置する第1部材の側板に外側から重なり、前記2つの第2部材のうち、上方に位置する第2部材の側板が下方に位置する第2部材の側板に外側から重なっている態様を採用することができる。かかる態様によれば、上方から落下してきた水が、上下方向で重なる2つの第1部材の間から第1ケースの内側に侵入することを防止することができるとともに、上下方向で重なる2つの第2部材の間から第1ケースの内側、および第2ケースに侵入することを防止することができる。
本発明において、前記結合部は、前記第1ケースおよび前記第2ケースのうちの一方側に形成された係合突部と、他方側のケースに設けられ、前記係合突部が嵌る係合穴と、を備えている態様を採用することができる。
本発明に係るクラッチ用アクチュエータユニットを備えた洗濯機は、前記洗濯機用モータと、前記洗濯槽と、前記洗濯槽内に配置されたパルセータと、前記洗濯機用モータの回転駆動力を前記洗濯槽および前記パルセータに伝達する駆動力伝達機構と、を有し、前記クラッチ用アクチュエータユニットは、前記クラッチ部材を駆動して、前記回転駆動力を前記洗濯槽および前記パルセータに伝達する接続状態と、前記回転駆動力を前記洗濯槽に伝達せずに前記パルセータに伝達する切断状態と、を実現することを特徴とする。
本発明では、アクチュエータの第1ケースと、センサユニットの第2ケースとを結合する結合部が、第1ケースの外部および第2ケースの外部に設けられているため、アクチュエータの第1ケース、およびセンサユニットの第2ケースの防水性を低下させずに第1ケースと第2ケースとを連結することができる。
本発明を適用した洗濯機の概略構成を示す縦断面図。 図1に示す駆動力伝達機構等の説明図。 図1に示す洗濯機に設けたクラッチ装置を斜め上方からみた斜視図。 図3に示すクラッチ装置を斜め下方からみた斜視図。 図2に示す支持部材にアクチュエータを固定した様子を上方からみた斜視図。 図2等に示すアクチュエータとセンサユニットとを連結したクラッチ用アクチュエータユニットをセンサユニットとは反対側からみた斜視図。 図6に示す状態からアクチュエータとセンサユニットとを分離した状態の斜視図。 図6に示すクラッチ用アクチュエータユニットをセンサユニットの側からみた斜視図。 図8に示す状態からアクチュエータとセンサユニットとを分離した状態の斜視図。 図6に示すクラッチ用アクチュエータユニットの第1ケースおよび第2ケース等の分解斜視図。 図6に示すクラッチ用アクチュエータユニットの駆動機構およびセンサ等の分解斜視図。 図10等に示す第1ケース、および第2ケースの防水構造を示す断面図。 図6に示すクラッチ用アクチュエータユニットを下側から見た斜視図と、筒部に締結部材を仮止めした状態を示す断面図。 図6に示すクラッチ用アクチュエータユニットおよび検査用治具の斜視図。 筒部および位置決めピンの断面図。
本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に参照する図2、図3および図4では、アクチュエータ7を直方体として模式的に示し、アクチュエータ7の実際の外観は図6等に示してある。
(全体構成)
図1は、本発明を適用した洗濯機1の概略構成を示す縦断面図である。図1に示す洗濯機1において、筒状の本体フレーム2は上面に衣類などの洗濯物を出し入れするための開口部2aを備えており、下面は開口している。本体フレーム2の内部には、有底筒状の洗濯槽3が開口部3aを上方に向けて収納されている。洗濯槽3は、不図示の緩衝部材を介して本体フレーム2に吊り下げられており、軸線L0周りに回転可能である。洗濯槽3の内側の底部分にはパルセータ4が配置されている。
洗濯槽3の下方には、洗濯機用モータ5が配置されている。洗濯機用モータ5の回転駆動力は駆動力伝達機構6を介して洗濯槽3およびパルセータ4に伝達される。駆動力伝達機構6は、洗濯機用モータ5から洗濯槽3に至る第1駆動力伝達経路1aの途中に、洗濯機用モータ5の回転駆動力の洗濯槽3への伝達を継断するクラッチ装置10を備えている。洗濯槽3の下方には洗濯槽3の回転を検出するためのセンサが配置され、センサの構成は後述する。クラッチ装置10は板状の支持部材19を有しており、クラッチ装置10は、支持部材19を介して本体フレーム2に支持されている。支持部材19は、図5を参照して後述するように、カップ状であるが、図1、および後述する図2では底板部のみを図示してある。
衣類が洗濯槽3内に投入された状態で洗濯機1が動作すると、給水管(図示せず)を介して洗濯槽3内に洗濯水が供給される。その後に、洗濯機用モータ5を駆動させると、パルセータ4が回転し、洗濯槽3内の衣類の洗濯が行われる。洗濯動作中、クラッチ装置10は、洗濯機用モータ5の回転駆動力の洗濯槽3への伝達を切断する切断状態になっている。従って、洗濯槽3は停止している。
洗濯動作が終了して洗濯水が洗濯槽3から排出されると、脱水動作が行われる。脱水動作では、クラッチ装置10によって洗濯機用モータ5の回転駆動力を洗濯槽3へ伝達する接続状態とされた状態で、洗濯機用モータ5が駆動される。この結果、パルセータ4および洗濯槽3が一体に回転するので、洗濯槽3内の衣類が脱水される。
(駆動力伝達機構)
図2は、図1に示す駆動力伝達機構6等の説明図であり、図2(a)、(b)は、駆動力伝達機構6の主要部の分解斜視図、および支持部材19の説明図である。図1および図2に示すように、駆動力伝達機構6は、洗濯機用モータ5の出力軸11の回転駆動力が無端ベルト12を介して伝達される第1回転体13と、第1回転体13に同軸に取り付けられた回転軸17と、洗濯槽3の下端部分に同軸に連結されている連結部材15と、連結部
材15に連結された第2回転体20とを備えている。第1回転体13は円盤形状をしており、洗濯槽3の下方において洗濯槽3と同軸に配置されている。第1回転体13の円形外周面は無端ベルト12が取り付けられる取り付け面13aとなっている。
第1回転体13は、上端面に、周方向に並ぶ歯部13bを備えている。回転軸17は、下端部分が第1回転体13に連結され、上端部分が洗濯槽3の底部を貫通してパルセータ4に連結されている。従って、洗濯機用モータ5の回転駆動力は、無端ベルト12、第1回転体13、回転軸17を介してパルセータ4に伝達される。すなわち、洗濯機用モータ5とパルセータ4の間には、無端ベルト12、第1回転体13および回転軸17を備える第2駆動力伝達経路1bが形成されている。
回転軸17は、筒状部材16の内側に配置される。筒状部材16と回転軸17とは連結されておらず、筒状部材16は回転軸17に対して相対回転可能な状態にある。筒状部材16の外周側は連結部材15に連結されており、筒状部材16と連結部材15は一体に回転する。連結部材15は、軸線L0方向の上から下に向かって、洗濯槽3に連結される大径フランジ部15aと、大径フランジ部15aよりも小径の小径筒部15bとを備えている。小径筒部15bの内側に筒状部材16が挿入されており、筒状部材16は、連結部材15と共回りするように小径筒部15bに連結されている。小径筒部15bの下側部分の外周側には、第2回転体20が同軸に連結されている。
第2回転体20の内周面には複数の縦溝26aが形成されている一方、小径筒部15bの外周面には、縦溝26aとセレーション26を構成する複数の突条26bが形成されている。従って、第2回転体20は、セレーション26によって、連結部材15に対して軸線L0方向に相対移動可能な状態、かつ、連結部材15と一体に回転可能な状態で連結される。
(クラッチ装置10の構成)
図3は、図1に示す洗濯機1に設けたクラッチ装置10を斜め上方からみた斜視図であり、図3(a)、(b)は、クラッチ装置10全体の斜視図、および分解斜視図である。図4は、図3に示すクラッチ装置10を斜め下方からみた斜視図であり、図4(a)、(b)は各々、クラッチ装置10全体の斜視図、および分解斜視図である。
図3および図4に示すように、クラッチ装置10は、第1回転体13に係合可能な第2回転体20と、第2回転体20を変位させるためのクラッチ部材40と、第2回転体20と第1回転体13とを機構的に接続させる接続位置、および第2回転体20と第1回転体13との機構的な接続を解除する切断位置の間でクラッチ部材40を往復移動させるアクチュエータ7とを有している。クラッチ装置10において、図2に示す圧縮コイルバネ14は、第2回転体20を介してクラッチ部材40を下方に付勢している。クラッチ部材40は、円環部41と、円環部41の周方向の1個所から径方向外側に突出した係合板部42とを有しており、アクチュエータ7は、円環部41の中心を通る軸線L0周りにクラッチ部材40を往復揺動させる。
クラッチ装置10は、クラッチ部材40等を収容したカバー30を有しており、カバー30は、クラッチ部材40等を下方から覆う下カバー31と、クラッチ部材40等を上方から覆う上カバー32とを有している。
下カバー31は、円筒状の第1カバー部311と、第1カバー部311から径方向外側に突出した角筒状の第2カバー部312とを有している。上カバー32は、下カバー31の第1カバー部311と重なる円環状の第3カバー部321と、第3カバー部321から径方向外側に突出して、下カバー31の第2カバー部312に重なる角筒状の第4カバー
部322とを有している。下カバー31と上カバー32とは、支持部材19を介して重ねて配置され、上カバー32の側面に形成された係合突部323に下カバー31から上方に突出する板部313の係合穴が係合し、連結されている。この状態で、第1カバー部311と第3カバー部321との間に第2回転体20およびクラッチ部材40の円環部41が軸線L0周りに回転可能に配置される。
第1カバー部311は、円環状の底板部314と、底板部314の外周縁から上方に突出した円筒状の第1胴部315と、第1胴部315に上側で繋がる円筒状の第2胴部317とを有している。第2胴部317は、第1胴部315より大径である。このため、第1カバー部311の内周面には、第1胴部315と第2胴部317との間で上方に向いた環状の段部316が形成されている。
(第2回転体20の構成)
第2回転体20は、円筒状の第1胴部21と、第1胴部21の上端部で拡径する円環状のフランジ部27と、第1胴部21から下方に突出する円筒状の第2胴部22と、フランジ部27の外縁から下方に突出した第3胴部23とを有しており、第3胴部23には、図11を参照して後述するフォトインタラプタ(センサ83)によって検出されるスリット230が形成されている。
第1胴部21の内周面には、セレーション26を構成する複数の縦溝26aが形成されている。フランジ部27は、第1胴部21より大径であることから、第2回転体20の外周面には、フランジ部27と第1胴部21との間で下方に向いた環状の第1段部24が形成されている。かかる第1段部24は、下カバー31の円環状の底板部314に対してクラッチ部材40の円環部41を介して上方で重なる。また、第2胴部22は、第1胴部21より小径であることから、第2回転体20の外周面には、第2胴部22と第1胴部21との間で下方に向いた環状の第2段部25が形成されている。
第2胴部22の下端部は、下カバー31の底板部314に形成されている穴314aを介して下方(第1回転体13が位置する側)に露出している。また、第2胴部22の下面には、等角度間隔で径方向に延びる複数の突条からなる歯部22aが形成されており、歯部22aは、第2回転体20が下方に移動した際、第1回転体13の歯部13bと係合可能である。
従って、第2回転体20が軸線L0方向の下方に移動して、歯部22aと第1回転体13の歯部13bが係合すると、第2回転体20は第1回転体13と同軸状態で一体に回転する。この結果、図1に示す洗濯機用モータ5の回転駆動力は、無端ベルト12、第1回転体13、第2回転体20、および連結部材15を含む第1駆動力伝達経路1aを介して洗濯槽3に伝達される。
クラッチ部材40は、下カバー31と第2回転体20との間に配置されている。クラッチ部材40は、円環部41と、円環部41の周方向の1個所から径方向外側に突出した係合板部42とを有しており、係合板部42には、径方向に延在する長穴43が形成されている。長穴43には、アクチュエータ7の出力部材78に形成された駆動ピン782が嵌っている。円環部41は、下カバー31の環状の底板部314、および第2回転体20の環状の第1段部24とサイズが等しく、第2回転体20の第1段部24は、クラッチ部材40の円環部41を介して下カバー31の第1カバー部311の底板部314に重なっている。
円環部41の上面41aは、凹凸のない平坦面になっている一方、第2回転体20の第1段部24も凹凸のない平坦面になっている。従って、円環部41の上面41aと第2回
転体20の第1段部24とは面接触した状態で重なっている。円環部41の下面41bと、下カバー31の底板部314との間には、クラッチ部材40が円環部41の中心を通る軸線L0周りに回転した際、クラッチ部材40を後述する接続位置と切断位置とに移動させるガイド機構50が構成されている。本形態では、クラッチ部材40が円環部41の中心を通る軸線L0周りに回転した際、クラッチ部材40を軸線L0方向に移動させて切断位置と接続位置とに移動させる。このため、円環部41の下面41bと、下カバー31の環状の底板部314との間に形成されたガイド機構50は、カム機構51を備えている。
カム機構51は、クラッチ部材40の円環部41の下面41bにおいて、軸線L0周りの一方側L1に斜面56aを向けて下方に突出する第1凸部56を有しており、第1凸部56は、斜面56aに対して軸線L0周りの他方側L2に隣り合う部分に、軸線L0に直交する平坦な下端面56bを有している。本形態において、第1凸部56は、周方向の3個所に形成されており、下面41bにおいて、第1凸部56が形成されていない部分は、軸線L0に直交する平坦面になっている。
また、カム機構51は、下カバー31の底板部314の上面において、軸線周りの他方側L2に斜面57a(第1カム面)を向けて上方に突出する第2凸部57を有しており、第2凸部57は、斜面57aに対して軸線L0周りの一方側L1に隣り合う部分に、軸線L0に直交する平坦面からなる上端面57b(第2カム面)を有している。本形態において、第2凸部57は、周方向の3個所に形成されており、底板部314の上面において、第2凸部57が形成されていない面は、軸線L0に直交する平坦面(第3カム面)になっている。
それ故、クラッチ部材40が、アクチュエータ7の駆動ピン782によって駆動されて軸線L0周りの一方側L1に回転すると、クラッチ部材40の第1凸部56が下カバー31の底板部314に形成されていた第2凸部57の斜面57aを乗り上げ、第1凸部56が第2凸部57の上端面57bに重なる。その結果、クラッチ部材40は、図1に示す圧縮コイルバネ14の付勢力に抗して、第2回転体20を上方に押し上げる。このため、第2回転体20の歯部22aと第1回転体13の歯部13bとの係合が解除されるため、第2回転体20と第1回転体13との機構的な接続が解除される。従って、第1回転体13が回転しても第2回転体20は回転しないので、図1に示すパルセータ4は回転するが、洗濯槽3は回転しない。
この状態から、クラッチ部材40が、アクチュエータ7の駆動ピン782によって駆動されて軸線L0周りの他方側L2に回転すると、第1凸部56が下カバー31の底板部314に形成されていた第2凸部57の斜面57aを下りる。その結果、クラッチ部材40および第2回転体20は、圧縮コイルバネ14の付勢力によって下方に移動する。このため、歯部22aと第1回転体13の歯部13bとが係合するため、第2回転体20と第1回転体13とが機構的に接続される。従って、第1回転体13が回転すると、第2回転体20も回転するので、図1に示すパルセータ4および洗濯槽3の双方が回転する。
(支持部材19の構成)
図5は、図2に示す支持部材19にアクチュエータ7を固定した様子を上方からみた斜視図である。図2および図5に示す支持部材19は、クラッチ装置10を洗濯槽3の下方の所定の位置に支持するための部材であり、洗濯槽3とともに緩衝部材(図示せず)を介して本体フレーム2から吊り下げられている。支持部材19は、上カバー32と下カバー31との間に配置されて、クラッチ装置10を支持する。
支持部材19は、中心部分が連結部材15の小径筒部15bを軸線L0方向に貫通させる貫通穴19aとなっている環状突出部19bを備えている。支持部材19において環状
突出部19bの上面側は環状の凹部19cとなっており、凹部19c内には、連結部材15を介して洗濯槽3を回転可能に下方から支持する環状のベアリング(図示せず)が配置される。
アクチュエータ7は、支持部材19において環状突出部19bの周りに設けられたフランジ部19dの下方のうち、環状突出部19bの側方に、後述する2本の締結部材98、99によって固定される。
(アクチュエータ7の全体構成)
図6は、図2等に示すアクチュエータ7とセンサユニット8とを連結したクラッチ用アクチュエータユニット9をセンサユニット8とは反対側からみた斜視図である。図7は、図6に示す状態からアクチュエータ7とセンサユニット8とを分離した状態の斜視図である。図8は、図6に示すクラッチ用アクチュエータユニット9をセンサユニット8の側からみた斜視図である。図9は、図8に示す状態からアクチュエータ7とセンサユニット8とを分離した状態の斜視図である。図10は、図6に示すクラッチ用アクチュエータユニット9の第1ケース70および第2ケース80等の分解斜視図である。図11は、図6に示すクラッチ用アクチュエータユニット9の駆動機構7aおよびセンサ8a等の分解斜視図である。なお、図10には、図11に示す部材のうち、出力部材78およびコネクタ88のみを示してある。
図6、図7、図8、および図9に示すように、アクチュエータ7およびセンサユニット8は、互いに連結されてクラッチ用アクチュエータユニット9を構成しており、アクチュエータ7およびセンサユニット8は、図5に示すように、一体となって支持部材19の下方に固定される。
アクチュエータ7は、図3に示すクラッチ部材40を駆動する駆動機構7a(図11参照)と、駆動機構7aが収容された第1ケース70とを備えている。
図10に示すように、第1ケース70は、上下方向に重ねて配置された複数の第1部材からなり、本形態において、第1ケース70は、最も下側の第1部材71と、第1部材71の上に重ねた配置された中間の第1部材72と、第1部材71の上に重ねた配置された最も上側の第1部材73からなる。
図10および図11において、第1部材72と第1部材73との間には、駆動源であるクラッチ用モータ76と、クラッチ用モータ76の回転を伝達する回転伝達機構77とが配置され、第1部材71と第1部材72との間には、出力部材78と、出力部材78の位置を検出するスイッチ装置74とが配置される。
クラッチ用モータ76は、同期モータであり、一方方向のみに回転可能である。クラッチ用モータ76には、2つの端子796を保持する端子台765が設けられている。回転伝達機構77は、モータピニオン(図示せず)と噛み合う第1歯車771と、第1歯車771と噛み合う第2歯車772と、第2歯車772と噛み合う第3歯車773と、第3歯車773と噛み合う第4歯車774と、第4歯車774と噛み合う第5歯車775とを有している。第1歯車771、第2歯車772、第3歯車773、および第4歯車774はいずれも、小径歯車と大径歯車とが一体に形成された複合歯車である。回転伝達機構77は、クラッチ用モータ76の回転を減速して第5歯車775に伝達する減速歯車機構である。第5歯車775の歯車状の小径部775bは、第1部材72の底壁に形成された穴72pを介して下方に突出している。
第1部材71と第1部材72とによって区画された第2空間には、出力部材78の基端
側、カム歯車79、およびスイッチ装置74が配置されている。カム歯車79は、円板部791と、円板部791から上方に突出した円筒状の胴部793を有しており、胴部793の内側の筒部794には、第5歯車775の小径部775bと噛み合う雌ねじが形成されている。従って、カム歯車79には、クラッチ用モータ76の回転が第5歯車775を介して伝達される。カム歯車79において、円板部791には、カム歯車79の回転中心軸線から離間した位置で円板部791から下方に突出した偏心ピン792を有している。
出力部材78は、先端側が第1ケース70の外側に突出した延在部785と、延在部785から延在部785の延在方向に対して直交する方向に突出した駆動ピン782とを有している。出力部材78の先端側は、第1ケース70に設けられた開口部706(図6参照)を通って第1ケース70の外側に突出し、図3および図4等を参照して説明したクラッチ部材40の長穴43に嵌っている。
出力部材78の延在部785には、カム歯車79の偏心ピン792が嵌る長穴780が形成されている。また、出力部材78の基端側には軸部781が形成されており、軸部781は、第1部材72に形成した筒部(図示せず)の内側に回転可能に嵌っている。従って、クラッチ用モータ76が回転してカム歯車79が回転すると、出力部材78は、軸部781を中心に揺動して、図3および図4に示すクラッチ部材40を軸線L0周りに回転させる。そして、カム歯車79がさらに回転すると、出力部材78は、軸部781を中心に逆方向に揺動してクラッチ部材40を軸線L0周りに逆方向に回転させ、機構的な接続の継断を行う。
スイッチ装置74は、第1部材72の軸部(図示せず)によって軸線La周りに回転可能に支持されたスイッチレバー740と、スイッチレバー740を軸線La周りの一方方向に付勢する付勢部材746と、スイッチレバー740の変位によって状態が切り換わる押圧式のスイッチ747とを有しており、押圧式のスイッチ747は、基板748に実装されている。スイッチレバー740は、互いに交差する方向に延在する第1レバー部741および第2レバー部742を有しており、出力部材78に連動して軸線La周りに回転する。より具体的には、カム歯車79の胴部793の外周面はカム面793cになっており、スイッチレバー740の第1レバー部741は、付勢部材746の付勢力によってカム面793cに弾性をもって当接している。このため、第1レバー部741の先端部がカム面793cの小径部に当接している場合には、第2レバー部742の先端部がスイッチ747を押圧するオン状態となる。そして、オン状態からカム歯車79が回転して、第1レバー部741の先端部がカム面793cの大径部に当接すると、スイッチレバー740が軸線La周りの他方方向に回転するので、第2レバー部742の先端部がスイッチ747から離間したオフ状態となる。それ故、スイッチ747からの出力に基づいて、図3等に示す第2回転体20の歯部22aと第1回転体13の歯部13bとの接続の継断を監視することができる。
(第1ケース70の構成)
図6〜図10に示すように、下側の第1部材71は、底壁部710と、底壁部710の縁から中間の第1部材72に向けて上方に突出した側板部711とを有している。第1部材72は、第1部材71の底壁部710に上方で対向する底壁部720と、底壁部720の縁から上下方向に向けて突出した側板部721とを有している。第1部材73は、第1部材72の底壁部720に上方で対向する底壁部730と、底壁部730の縁から第1部材72に向けて下方に突出した側板部731とを有している。
第1ケース70において、第1部材71の側板部721、第1部材72の側板部721、および第1部材73の側板部731は互いに接続されて、第1ケース70の第1側面705を構成している。より具体的には、第1部材73の側板部731の外面には複数の係
合突部731e、731fが形成されている。第1部材71には、複数の係合突部731eの各々に向けて上方に突出した複数の板部716が形成されており、複数の板部716の各々には、係合突部731eが嵌る係合穴716eが形成されている。また、第1部材72には、複数の係合突部731fの各々に向けて上方に突出した複数の板部726が形成されており、複数の板部726の各々には、係合突部731fが嵌る係合穴726fが形成されている。従って、3つの第1部材71、72、73を結合して第1ケース70を構成することができ、第1部材71の側板部711、第1部材72の側板部721、および第1部材73の側板部731によって、第1ケース70の側面である第1側面705が構成される。
(第2ケース80の構成)
図10および図11に示すように、センサユニット8は、配線基板86と、配線基板86を収容した第2ケース80とを備えており、配線基板86には、センサ8aおよびコネクタ88が実装されている。従って、センサ8aおよびコネクタ88は、第2ケース80に収容されている。センサ8aは、配線基板86において上方に突出した2つの凸部861、862のうち、凸部861に実装された発光素子891と、凸部862に実装された受光素子892とを備えている。発光素子891と受光素子892とは対向し、フォトインタラプタを構成している。
第2ケース80は、上下方向に重ねて配置された複数の第2部材からなり、本形態において、第2ケース80は、第2部材81と、第2部材82の上に重ねた配置された第2部材82とからなる。第2ケース80において、下側の第2部材81は、コネクタ88、および配線基板86を下方から覆う底部810と、底部810から上方に突出した側板部811とを有している。側板部811の外面には複数の係合突部811eが形成されている。上側の第2部材82は、コネクタ88、および配線基板86を上方から覆うカバー部820と、カバー部820から下方に突出した側板部821とを有している。側板部821の外面には、複数の係合突部811eに向けて下方に突出した複数の板部826が形成されており、複数の板部826には、係合突部811eが嵌る係合穴826eが形成されている。従って、2つの第2部材81、82を結合して第2ケース80を構成することができ、第2部材81の側板部811、および第2部材82の側板部821によって、第2ケース80の側面である第2側面805が構成される。
第2部材82のカバー部820には、上方に突出した中空の2つの凸部828、829が形成されている。凸部828には、配線基板86のうち、発光素子891が実装された凸部861が内側に位置し、凸部829には、受光素子892が実装された凸部862が内側に位置する。従って、図5を参照して説明したように、センサユニット8をアクチュエータ7とともに支持部材19に固定した際、凸部828、829は、支持部材19の開口部190から上方に突出し、凸部828、829との間には、図3および図4に示す第2回転体20の第3胴部23が位置する。従って、センサ8aは、第2回転体20を介して洗濯槽3の回転を検出することができる。なお、配線基板86には、アクチュエータ7から引き出されたリード線からなる配線部材701が電気的に接続されている。従って、コネクタ88を介して、アクチュエータ7への給電や、センサ8aの信号の出力が行われる。アクチュエータ7に対する駆動は、洗濯槽3の回転の検出結果から独立して実行される。
(第1ケース70の防水構造)
図12は、図10等に示す第1ケース70、および第2ケース80の防水構造を示す断面図である。本形態において、第1ケース70を構成する複数の第1部材71、72、73のうち、上下方向で重なる2つの第1部材では、各々の側板同士が上下方向および内外方向の双方で重なった嵌め合い構造になっている。また、2つの第1部材のうち、上方に
位置する第1部材の側板が下方に位置する第1部材の側板に外側から重なっている。
より具体的には、図10および図12に示すように、下側の第1部材71の側板部711において、第1部材72側(上側)の端部は、板厚の約1/2に相当部分が外側で切り欠かれた形状になっている。このため、側板部711の端部には、内側に薄板部分711aが形成され、外側に段部711bが形成されている。これに対して、中間の第1部材72の側板部721において、第1部材71側(下側)の端部は、板厚の約1/2に相当部分が内側で切り欠かれた形状になっている。このため、側板部721の下側の端部には、外側に薄板部分721aが形成され、内側に段部721bが形成されている。従って、第1部材71、72を上下方向で重ねた際、第1部材72の側板部721の薄板部分721aは、第1部材71の側板部711の薄板部分711aに外側から重なるとともに、段部711bに上方から重なる。また、第1部材71の側板部711の薄板部分711aは、第1部材72の側板部721の段部721bに下方から重なる。
また、中間の第1部材72の側板部721において、第1部材73側(上側)の端部は、板厚の約1/2に相当部分が外側で切り欠かれている。このため、側板部721の上側の端部には、内側に薄板部分721cが形成され、外側に段部721dが形成されている。これに対して、上側の第1部材73の側板部731において、第1部材72側(下側)の端部は、板厚の約1/2に相当部分が内側で切り欠かれた形状になっている。このため、側板部731の下側の端部には、外側に薄板部分731cが形成され、内側に段部731dが形成されている。従って、第1部材72、73を上下方向で重ねた際、第1部材73の側板部731の薄板部分731cは、第1部材72の側板部721の薄板部分721cに外側から重なるとともに、段部721dに上方から重なる。また、第1部材72の側板部721の薄板部分721cは、第1部材73の側板部731の段部731dに下方から重なる。
このようにして、第1ケース70では、出力部材78の先端部を外側に突出させる開口部706を除いて、第1部材71、72の側板部711、721の間、および第1部材72、73の側板部721、731の間の防水が確保されている。また、上方に位置する第1部材72の側板部721は、下方に位置する第1部材71の側板部711に外側から重なり、上方に位置する第1部材73の側板部731は、下方に位置する第1部材72の側板部721に外側から重なっている。それ故、上方から垂れてきた水に対する防水性に優れている。
(第2ケース80の防水構造)
第2ケース80において、上下方向で重なる2つの第2部材81、82では、各々の側板部811、821同士が上下方向および内外方向の双方で重なった嵌め合い構造になっている。また、2つの第2部材81、82のうち、上方に位置する第2部材82の側板部821は、下方に位置する第2部材81の側板部811に外側から重なっている。
より具体的には、第2部材81の側板部811において、第2部材82側(上側)の端部は、板厚の約1/2に相当部分が外側で切り欠かれた形状になっている。このため、側板部811の上側の端部には、内側に薄板部分811aが形成され、外側に段部811bが形成されている。これに対して、第2部材82の側板部821において、第2部材81側(下側)の端部は、板厚の約1/2に相当部分が内側で切り欠かれた形状になっている。このため、側板部821の下側の端部には、外側に薄板部分821aが形成され、内側に段部821bが形成されている。従って、第2部材81、82を上下方向で重ねた際、第2部材82の側板部821の薄板部分821aは、第2部材81の側板部811の薄板部分811aに外側から重なるとともに、段部811bに上方から重なる。また、第2部材81の側板部811の薄板部分811aは、第2部材82の側板部821の段部821
bに下方から重なる。
このようにして、第2ケース80では、全周にわたって、第2部材81、82の側板部811、821の間の防水が確保されている。また、上方に位置する第2部材82の側板部821は、下方に位置する第2部材81の側板部811に外側から重なっている。それ故、上方から垂れてきた水に対する防水性に優れている。
(第1ケース70と第2ケース80との連結構造)
アクチュエータ7とセンサユニット8とを連結してクラッチ用アクチュエータユニット9を構成するにあたって、第1ケース70の外部および第2ケース80の外部に第1ケース70と第2ケース80とを結合する結合部90が設けられている。本形態において、結合部90は、第1ケース70の第1側面705から突出した第1突出部75と、第2ケース80の第2側面805から突出した第2突出部85との重なり部分に設けられている。
より具体的には、第1ケース70では、上下方向に重ねて配置された複数の第1部材71、72、73の各側板部711、721、731によって第1側面705が構成されており、複数の第1部材71、72、73のうちのいずれか1つの第1部材の側板部に第1突出部75が設けられている。第2ケース80では、上下方向に重ねて配置された複数の第2部材81、82の各側板部811、821によって第2側面805が構成されており、複数の第2部材81、82のうちのいずれか1つの第2部材の側板部に第2突出部85が設けられている。また、複数の第1部材71、72、73のうち、最も上側および最も下側のうちの一方側に配置された第1部材の側板部に第1突出部75が設けられ、複数の第2部材81、82のうち、最も上側および最も下側のうちの他方側に配置された第2部材の側板部に第1突出部75に前記他方側から重なるように第2突出部85が設けられている。
本形態では、複数の第1部材71、72、73のうち、最も上側に配置された第1部材73の側板部731に第1突出部75が設けられ、複数の第2部材81、82のうち、最も下側に配置された第2部材81の側板部811に第1突出部75に前記他方側(下側)から重なるように第2突出部85が設けられている。
ここで、第1突出部75は、第1部材73の側板部731から外側に向けて突出した底板部750と、底板部750から上方に突出した側板部751とを有しており、相対向する2つ側板部751の外面には係合突部752が形成されている。第2突出部85は、第2部材81の側板部811から外側に向けて突出して第1突出部75の底板部750に下側から重なる底板部850を有している。第1突出部75において、相対向する側板部751の外側の面には係合突部752に形成されている。これに対して、第2突出部85において、底板部850の相対向する2つの辺部からは係合突部752に向けて上方に突出して第1突出部75の側板部731に重なる板部851が形成されており、板部851には、第1突出部75の係合突部752が嵌る係合穴851aが形成されている。従って、図6から図9に示すように、第1突出部75の底板部750に第2突出部85の底板部850を下側から重ねると、第1突出部75の係合突部752が第2突出部85の係合穴851aに弾性をもって係合し、第1ケース70と第2ケース80とが結合される。
(クラッチ用アクチュエータユニット9の固定構造)
本形態において、第1突出部75の底板部750では、上下方向に貫通する筒部755が形成されており、第2突出部85の底板部850には、筒部755の穴755aと連通する穴855が形成されている。従って、図5に示すように、クラッチ用アクチュエータユニット9を洗濯機1の支持部材19に固定する際には、穴855および筒部755の穴755aにボルト等の締結部材98の軸部を通した後、締結部材98を支持部材19に固
定すれば、クラッチ用アクチュエータユニット9を支持部材19に固定することができる。また、本形態では、アクチュエータ7の第1ケース70に用いた第1部材73には筒部735が形成されており、図5に示すように、クラッチ用アクチュエータユニット9を洗濯機1の支持部材19に固定する際には、筒部735の穴735aにボルト等の締結部材99の軸部を通した後、締結部材99を支持部材19のフランジ部19dに形成された穴196に固定すれば、クラッチ用アクチュエータユニット9を支持部材19に固定することができる。
なお、第1ケース70には、第1部材73の底壁部730より上方に突出した位置決め凸部736、737が設けられている。位置決め凸部736、737は各々、支持部材19のフランジ部19dに形成された穴197、198に嵌ることによって、クラッチ用アクチュエータユニット9の位置決めを行う。
(締結部材を仮固定する構造)
図13(a)は、図6に示すクラッチ用アクチュエータユニット9を下側から見た斜視図である。図13(b)は筒部735に締結部材99を仮固定した状態を示す断面図であり、図13(a)のA−A位置で切断した断面図である。図13〜図15において、上下方向をZ方向とし、上下方向Zの一方側をZ1とし、他方側をZ2とする。一方側Z1は下側であり、他方側Z2は上側である。
図6に示すように、第1部材73の筒部735、755は、第1ケース70および第2ケース80を支持部材19に固定する締結部材98、99を通す穴735a、755aを備える。穴735a、755aの内周面には、締結部材98、99を仮固定する締結部材保持部760が設けられている。図13(b)に示すように、締結部材保持部760は、穴735aの内周面から内周側へ突出するリブである。本形態の締結部材保持部760は、穴735aの内周面において全周に形成された円筒状のリブであるため、締結部材99を全周で保持できる。締結部材99は、先端部を締結部材保持部760の内周面にねじ止めすることにより、締結部材保持部760に保持される。第1突出部75に設けられた筒部755の穴755aには、図13(b)に示す締結部材保持部760と同一形状の締結部材保持部760が形成されている。従って、締結部材98は、先端部を締結部材保持部760にねじ止めすることにより、締結部材保持部760に保持される。
クラッチ用アクチュエータユニット9は、組立後に、2本の締結部材98、99をそれぞれ穴735a、755aに形成された締結部材保持部760に仮固定した状態で出荷される。そして、洗濯機1の組立工程では、締結部材保持部760に保持されている締結部材98、99を用いて、クラッチ用アクチュエータユニット9を支持部材19に固定する。本形態では、図13(b)に示すように、穴735aに対して下側Z1から締結部材99を挿入して締結部材保持部760に仮固定する。同様に、筒部755に締結部材96を下側Z1から挿入して締結部材保持部760に仮固定する。クラッチ用アクチュエータユニット9を支持部材19に固定する際には、上記のように、位置決め凸部736、737を用いて支持部材19に対するクラッチ用アクチュエータユニット9の位置決めを行う。しかる後に、仮固定されている締結部材98、99をさらに上側Z2にねじ込むことにより、締結部材98、99の先端部を支持部材19のフランジ部19d(図5参照)にねじ止めして固定する。
第1部材73の筒部735、755は上下方向Zに延びており、穴735a、755aは一方側Z1(下側)および他方側Z2(上側)に開口する。図13(b)に示すように、締結部材保持部760は、穴735aの上下方向Zの中間部分に配置される。すなわち、締結部材保持部760は、穴735aの一方側Z1の端部735bよりも他方側Z2に位置し、且つ、穴735aの他方側Z2の端部735cよりも一方側Z1に位置する。穴
755aに設けられた締結部材保持部760も同様に、穴755aの一方側Z1の端部よりも他方側Z2に位置し、且つ、穴755aの他方側Z2の端部よりも一方側Z1に位置する。このように、穴735a、755aの端部から離れた位置に締結部材保持部760を配置することにより、締結部材98、99の先端が穴735a、755aから飛び出さないように仮固定することができる。
締結部材保持部760は、上下方向Zの一方側Z1、もしくは、他方側Z2を向く度当たり面761を備える。図13(b)に示すように、本形態では、締結部材保持部760の他方側Z2の端面(すなわち、上側を向く端面)が度当たり面761である。締結部材保持部760に上下方向Zを向く度当たり面761を設けることにより、クラッチ用アクチュエータユニット9を上下方向Z(すなわち、穴735a、755aの軸線方向)に位置決めすることができる。例えば、図13(b)に示すように、位置決め用治具100から突出する位置決めピン101の先端面102を度当たり面761に当接させることにより、位置決め用治具100に対してクラッチ用アクチュエータユニット9を上下方向Zに位置決めすることができる。位置決め用治具100は、クラッチ用アクチュエータユニット9に対して締結部材98、99を仮固定する際に用いることができる。例えば、度当たり面761に当接した位置決めピン101の先端面102に対して、締結部材99の先端面99aが当接するまで締結部材99をねじ込む。これにより、締結部材99の先端が穴735aから突出しない位置に締結部材99を仮固定することができる。
(締結部材保持部による位置決め構造)
図14は、図6に示すクラッチ用アクチュエータユニット9および検査用治具200の斜視図である。図15は、筒部735および位置決めピン201の断面図であり、図15(a)は、筒部735に位置決めピン201を挿入する前の状態を示す断面図であり、図15(b)は、位置決めピン201および位置決め部762を用いてクラッチ用アクチュエータユニット9を位置決めした状態を示す断面図である。
クラッチ用アクチュエータユニット9は、組立後に製品検査等を行うため、検査用治具200に位置決めされる。図14には、検査用治具200の一例を示す。検査用治具200は、治具本体210と、治具本体210から突出する2本の位置決めピン201を備える。また、検査用治具200は、第1部材73に形成された位置決め凸部736、737が嵌まる穴203、204と、センサユニット8の凸部828、829が嵌まる穴205を備える。図14に示すように、位置決めピン201は、筒部735、755に設けられた穴735a、755aに挿入される。
図15(a)に示すように、筒部735に設けられた締結部材保持部760は、位置決めピン201に当接する位置決め部762を備える。本形態では、締結部材保持部760の内周面が位置決め部762である。締結部材98、99を仮固定する前の状態では、位置決め部762は円筒面である。位置決め部762の内径は、位置決めピン201の直径と略等しい。従って、図15(b)に示すように、締結部材保持部760の内周側へ位置決めピン201を挿入すると、位置決め部762と位置決めピン201の外周面とが当接して、検査用治具200に対してクラッチ用アクチュエータユニット9が位置決めされる。
位置決め部762は、製品検査後に、締結部材98、99が締結部材保持部760に仮固定される際、締結部材98、99に形成された雄ねじによって変形させられる。すなわち、円筒面である位置決め部762に締結部材98、99をねじ止めすることにより、締結部材98、99を仮固定する。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、アクチュエータ7の第1ケース70と、センサユニット8の第2ケース80とを結合する結合部90が、第1ケース70の外部および第2ケース80の外部に設けられているため、アクチュエータ7の第1ケース70、およびセンサユニット8の第2ケース80の防水性を低下させずに第1ケース70と第2ケース80とを連結することができる。特に本形態では、結合部90は、第1ケース70の第1側面705から突出した第1突出部75と、第2ケース80の第2側面805から突出した第2突出部85との重なり部分に設けられている。このため、第1ケース70の外部、および第2ケース80の外部に、第1ケース70と第2ケース80との結合部90を容易に設けることができる。
また、第1ケース70を構成する複数の第1部材71、72、73のうち、最も上側の第1部材73に第1突出部75が設けられ、第2ケース80を構成する複数の第2部材81、82のうち、最も下側の第2部材81に、第1突出部75に重なるように第2突出部85が設けられている。このため、第1突出部75と第2突出部85とを上下方向で重なった構造を実現しやすい。
また、第1突出部75、および第2突出部85の各々に、第1ケース70および第2ケース80を洗濯機1に固定するための締結部材98、99が貫通する穴755a、855が設けられているため、第1突出部75および第2突出部85を利用して、第1ケース70と第2ケース80との連結と、第1ケース70および第2ケース80の洗濯機1への固定を行うことができる。
また、本形態では、第1突出部75が設けられた第1部材73には、第1ケース70および第2ケース80を洗濯機1に固定するための締結部材98、99が貫通する穴735a、755aが設けられ、第1部材73に設けられた穴735a、755aの内周面、もしくは、第2部材81に設けられた穴の内周面には、内周側へ突出する締結部材保持部760が設けられ、締結部材98、99は、締結部材保持部760に保持される。従って、予め、締結部材98、99を締結部材保持部760に仮固定してクラッチ用アクチュエータユニット9と共に出荷できる。これにより、クラッチ用アクチュエータユニット9を洗濯機1に固定する工程では、締結部材98,99を別途供給する必要がない。また、予め、固定用の穴735a、755aに締結部材98、99が配置された状態から洗濯機1への固定作業を行うことができる。従って、洗濯機1への固定作業が簡単である。
さらに、本形態では、締結部材保持部760の内周面は、検査用治具200に設けられた位置決めピン201に当接する位置決め部762である。従って、締結部材保持部760を検査用治具200に対する位置決め用の位置決め部762として兼用できるので、位置決め部762を別途形成する必要がない。従って、第1部材73の構成を簡素化することができる。
なお、本形態では、第1ケース70の第1部材73に、第1ケース70および第2ケース80を洗濯機1に固定するための締結部材98、99を通す穴735a、755aを備えた筒部735、755が設けられているため、第1部材73の穴735a、755aに締結部材保持部760および位置決め部762を設けているが、第2ケース80の第2部材81に、第1ケース70および第2ケース80を洗濯機1に固定するための締結部材98、99を通す穴を備えた筒部を設ける構成を採用することもできる。この場合には、第2部材の穴に、穴の内周面から突出する締結部材保持部および位置決め部を設けることができる。
[他の実施の形態]
上記実施形態では、第1ケース70を構成する複数の第1部材71、72、73のうち
、最も上方に位置する第1部材73に第1突出部75を設け、第2ケース80を構成する複数の第2部材81、82のうち、最も下方に位置する第2部材81に第2突出部85を設けたが、最も上方に位置する第1部材71に第1突出部75を設け、最も上方に位置する第2部材82に第2突出部85を設けてもよい。
上記実施形態では、第1突出部75に係合突部752を設け、係合穴851aが形成された板部851を第2突出部85に設けたが、第2突出部85に係合突部を設け、係合穴が形成された板部を第1突出部75に設けてもよい。
上記実施形態では、出力部材78の駆動ピン782がクラッチ部材40の長穴43に嵌った構成であったが、クラッチ部材40に設けた係合ピンが出力部材78に設けた長穴に嵌った構造等を採用してもよい。
上記実施の形態では、クラッチ用モータ76の回転をカム歯車79の偏心ピン792の回転運動として出力部材78に伝達したが、クラッチ用モータ76の回転運動を直線運動に変換して出力部材78に伝達する場合に本発明を適用してもよい。上記実施形態では、駆動ピン782が上向き(洗濯槽3側)になるようにアクチュエータ7が配置されていたが、駆動ピン782が下向き(洗濯槽3とは反対側)になるようにアクチュエータ7を配置してもよい。
1…洗濯機、1a…第1駆動力伝達経路、1b…第2駆動力伝達経路、3…洗濯槽、4…パルセータ、5…洗濯機用モータ、6…駆動力伝達機構、7…アクチュエータ、7a…駆動機構、8…センサユニット、8a…センサ、9…クラッチ用アクチュエータユニット、10…クラッチ装置、19…支持部材、40…クラッチ部材、70…第1ケース、71、72、73…第1部材、75…第1突出部、76…クラッチ用モータ、77…回転伝達機構、78…出力部材、79…カム歯車、80…第2ケース、81、82…第2部材、85…第2突出部、90…結合部、98、99…締結部材、99a…締結部材の先端面、100…位置決め用治具、101…位置決めピン、102…位置決めピンの先端面、200…検査用治具、201…位置決めピン、203、204…穴、210…治具本体、705…第1側面、711、721、731、751、811、821…側板部、735…筒部、735a…穴、752…係合突部、755…筒部、755a…穴、760…締結部材保持部、761…度当たり面、762…位置決め部851…板部、851a…係合穴、782…駆動ピン、792…偏心ピン891…発光素子、892…受光素子

Claims (14)

  1. 洗濯機用モータから洗濯槽に至る駆動力伝達経路に配置されたクラッチ部材を駆動する駆動機構、および前記駆動機構が収容された第1ケースを備えたアクチュエータと、
    前記洗濯槽の回転を検出するセンサ、および前記センサが収容された第2ケースを備えたセンサユニットと、
    を有し、
    前記第1ケースの外部および前記第2ケースの外部に前記第1ケースと前記第2ケースとを結合する結合部が設けられていることを特徴とするクラッチ用アクチュエータユニット。
  2. 請求項1に記載のクラッチ用アクチュエータユニットにおいて、
    前記結合部は、前記第1ケースの側面である第1側面から突出した第1突出部と、前記第2ケースの側面である第2側面から前記第1ケースに向けて突出した第2突出部との重なり部分に設けられていることを特徴とするクラッチ用アクチュエータユニット。
  3. 請求項2に記載のクラッチ用アクチュエータユニットにおいて、
    前記第1ケースでは、上下方向に重ねて配置された複数の第1部材によって前記第1側面が構成され、
    前記第2ケースでは、上下方向に重ねて配置された複数の第2部材によって前記第2側面が構成されており、
    前記複数の第1部材のうちのいずれか1つの第1部材に前記第1突出部が設けられ、
    前記複数の第2部材のうちのいずれか1つの第2部材に前記第2突出部が設けられていることを特徴とするクラッチ用アクチュエータユニット。
  4. 請求項3に記載のクラッチ用アクチュエータユニットにおいて、
    前記複数の第1部材のうち、最も上側および最も下側のうちの一方側に配置された第1部材に前記第1突出部が設けられ、
    前記複数の第2部材のうち、最も上側および最も下側のうちの他方側に配置された第2部材に前記第1突出部に前記他方側から重なるように前記第2突出部が設けられていることを特徴とするクラッチ用アクチュエータユニット。
  5. 請求項4に記載のクラッチ用アクチュエータユニットにおいて、
    前記第1突出部、および前記第2突出部の各々に、前記第1ケースおよび前記第2ケースを洗濯機に固定するための締結部材が貫通する穴が設けられていることを特徴とするクラッチ用アクチュエータユニット。
  6. 請求項4に記載のクラッチ用アクチュエータユニットにおいて、
    前記第1突出部が設けられた前記第1部材、および、前記第2突出部が設けられた第2部材には、前記第1ケースおよび前記第2ケースを洗濯機に固定するための締結部材が貫通する穴が設けられ、
    前記第1部材に設けられた前記穴の内周面、もしくは、前記第2部材に設けられた前記穴の内周面には、内周側へ突出する締結部材保持部が設けられ、
    前記締結部材は、前記締結部材保持部に保持されることを特徴とするクラッチ用アクチュエータユニット。
  7. 請求項6に記載のクラッチ用アクチュエータユニットにおいて、
    前記締結部材保持部の内周面は、治具に設けられた位置決めピンに当接する位置決め部であることを特徴とするクラッチ用アクチュエータユニット。
  8. 請求項6または7に記載のクラッチ用アクチュエータユニットにおいて、
    前記締結部材保持部は、全周に形成されていることを特徴とするクラッチ用アクチュエータユニット。
  9. 請求項6から8までの何れか一項に記載のクラッチ用アクチュエータユニットにおいて、
    前記締結部材保持部は、前記穴の一方側の端部よりも他方側に位置し、且つ、前記穴の前記他方側の端部よりも前記一方側に位置することを特徴とするクラッチ用アクチュエータユニット。
  10. 請求項9に記載のクラッチ用アクチュエータユニットにおいて、
    前記締結部材保持部は、前記一方側もしくは前記他方側を向く度当たり面を備えることを特徴とするクラッチ用アクチュエータユニット。
  11. 請求項3から10までの何れか一項に記載のクラッチ用アクチュエータユニットにおいて、
    前記複数の第1部材のうち、上下方向で重なる2つの第1部材では、各々の側板同士が上下方向および内外方向の双方で重なった嵌め合い構造になっており、
    前記複数の第2部材のうち、上下方向で重なる2つの第2部材では、各々の側板同士が上下方向および内外方向の双方で重なった嵌め合い構造になっていることを特徴とするクラッチ用アクチュエータユニット。
  12. 請求項11に記載のクラッチ用アクチュエータユニットにおいて、
    前記2つの第1部材のうち、上方に位置する第1部材の側板が下方に位置する第1部材の側板に外側から重なり、
    前記2つの第2部材のうち、上方に位置する第2部材の側板が下方に位置する第2部材の側板に外側から重なっていることを特徴とするクラッチ用アクチュエータユニット。
  13. 請求項1から12までの何れか一項に記載のクラッチ用アクチュエータユニットにおいて、
    前記結合部は、前記第1ケースおよび前記第2ケースのうちの一方側に形成された係合突部と、他方側のケースに設けられ、前記係合突部が嵌る係合穴と、を備えていることを特徴とするクラッチ用アクチュエータユニット。
  14. 請求項1から13までの何れか一項に記載のクラッチ用アクチュエータユニットを備えた洗濯機であって、
    前記洗濯機用モータと、前記洗濯槽と、前記洗濯槽内に配置されたパルセータと、前記洗濯機用モータの回転駆動力を前記洗濯槽および前記パルセータに伝達する駆動力伝達機構と、を有し、
    前記クラッチ用アクチュエータユニットは、前記クラッチ部材を駆動して、前記回転駆動力を前記洗濯槽に伝達せずに前記パルセータに伝達する切断状態と、前記回転駆動力を前記洗濯槽および前記パルセータに伝達する接続状態とを実現することを特徴とする洗濯機。
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