JP2020174225A - インピーダンス整合装置、異常診断方法及び異常診断プログラム - Google Patents

インピーダンス整合装置、異常診断方法及び異常診断プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】インピーダンス整合装置を構成する各部品の異常を自己診断する。【解決手段】インピーダンス整合装置110は、高周波電源と負荷との間に接続された可変容量素子124、125と、高周波電源と負荷との間のインピーダンス整合を判定するための指標値と、高周波電源から入力される高周波の状態を示す第1状態値とを検出する第1検出器(入力検出器130)と、負荷へ出力される高周波の状態を示す第2状態値を検出する第2検出器(出力検出器140)と、第1検出器により検出される指標値がインピーダンス整合の完了を示す目標範囲に収まるように、可変容量素子の容量値を段階的に調整する調整部と、調整部により調整された容量値と、第1検出器により検出される第1状態値と、第2検出器により検出される第2状態値とに基づいて、可変容量素子、第1検出器又は第2検出器の異常を診断する診断部と、を有する。【選択図】図2

Description

本開示は、インピーダンス整合装置、異常診断方法及び異常診断プログラムに関するものである。
従来から、プラズマを用いてウエハなどの被処理体にプラズマ処理を行うプラズマ処理装置が知られている。このようなプラズマ処理装置は、例えば、真空空間を構成可能な処理容器内に、電極の機能を兼ねた、被処理体を保持する載置台を有する。プラズマ処理装置は、載置台に高周波電源から所定の高周波を印加しながら、載置台に載置された被処理体に対してプラズマ処理を行う。高周波電源と負荷となる処理容器との間には、高周波電源と処理容器との間のインピーダンス整合を行うためのインピーダンス整合装置が配置されている。インピーダンス整合装置は、例えば、高周波電源と負荷との間に接続された可変容量素子を有し、可変容量素子の容量値を調整することで、インピーダンス整合を行う。
特開2007−295447号公報
本開示は、インピーダンス整合装置を構成する各部品の異常を自己診断することができる技術を提供する。
本開示の一態様によるインピーダンス整合装置は、高周波電源と負荷との間に接続された可変容量素子と、前記高周波電源と前記負荷との間のインピーダンス整合を判定するための指標値と、前記高周波電源から入力される高周波の状態を示す第1状態値とを検出する第1検出器と、前記負荷へ出力される高周波の状態を示す第2状態値を検出する第2検出器と、前記第1検出器により検出される指標値が前記インピーダンス整合の完了を示す目標範囲に収まるように、前記可変容量素子の容量値を段階的に調整する調整部と、前記調整部により調整された容量値と、前記第1検出器により検出される第1状態値と、前記第2検出器により検出される第2状態値とに基づいて、前記可変容量素子、前記第1検出器又は前記第2検出器の異常を診断する診断部と、を有する。
本開示によれば、インピーダンス整合装置を構成する各部品の異常を自己診断することができるという効果を奏する。
図1は、第1実施形態に係るプラズマ処理装置の構成を示す概略断面図である。 図2は、第1実施形態に係るインピーダンス整合装置の構成の一例を示す図である。 図3は、第1実施形態に係るインピーダンス整合装置の処理動作の一例を示すフローチャートである。 図4は、第2実施形態に係るインピーダンス整合装置の構成の一例を示す図である。 図5は、第2実施形態に係るインピーダンス整合装置の処理動作の一例を示すフローチャートである。 図6は、第3実施形態に係るインピーダンス整合装置の構成の一例を示す図である。 図7は、第3実施形態に係るインピーダンス整合装置の処理動作の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して種々の実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を附すこととする。
従来から、プラズマを用いてウエハなどの被処理体にプラズマ処理を行うプラズマ処理装置が知られている。このようなプラズマ処理装置は、例えば、真空空間を構成可能な処理容器内に、電極の機能を兼ねた、被処理体を保持する載置台を有する。プラズマ処理装置は、高周波電源から供給される所定の高周波を載置台に印加しながら、載置台に載置された被処理体に対してプラズマ処理を行う。高周波電源と負荷となる処理容器との間には、高周波電源と処理容器との間のインピーダンス整合を行うためのインピーダンス整合装置が配置されている。インピーダンス整合装置は、例えば、高周波電源と負荷と間に接続された可変容量素子を有し、可変容量素子の容量値を調整することで、インピーダンス整合を行う。
ところで、インピーダンス整合装置では、可変容量素子等の各部品の異常を自己診断することまでは考慮されていない。このため、インピーダンス整合装置を構成する各部品の異常を自己診断することが期待されている。
[第1実施形態]
(前提技術に係るプラズマ処理装置の構成)
図1は、前提技術に係るプラズマ処理装置1を示す図である。図1に示すプラズマ処理装置1は、チャンバ(処理容器)12、及び、マイクロ波出力装置16を備えている。プラズマ処理装置1は、マイクロ波によってガスを励起するマイクロ波プラズマ処理装置として構成されている。プラズマ処理装置1は、ステージ14、アンテナ18、及び、誘電体窓20を有する。
チャンバ12は、その内部に処理空間Sを提供している。チャンバ12は、側壁12a及び底部12bを有している。側壁12aは、略筒形状に形成されている。側壁12aの中心軸線は、鉛直方向に延びる軸線Zに略一致している。底部12bは、側壁12aの下端側に設けられている。底部12bには、排気用の排気孔12hが設けられている。また、側壁12aの上端部は開口している。
側壁12aの上端部の上には誘電体窓20が設けられている。この誘電体窓20は、処理空間Sに対向する下面20aを有する。誘電体窓20は、側壁12aの上端部の開口を閉じている。誘電体窓20と側壁12aの上端部との間にはOリング19が介在している。Oリング19により、チャンバ12の密閉がより確実なものとなる。
ステージ14は、処理空間S内に収容されている。ステージ14は、鉛直方向において誘電体窓20と対面するように設けられている。また、ステージ14は、誘電体窓20と当該ステージ14との間に処理空間Sを挟むように設けられている。このステージ14は、その上に載置される被処理体であるウエハWを支持するように構成されている。
ステージ14は、基台14a及び静電チャック14cを含んでいる。基台14aは、略円盤形状を有しており、アルミニウムといった導電性の材料から形成されている。基台14aの中心軸線は、軸線Zに略一致している。基台14aは、筒状支持部48によって支持されている。筒状支持部48は、絶縁性の材料から形成されており、底部12bから垂直上方に延びている。筒状支持部48の外周には、導電性の筒状支持部50が設けられている。筒状支持部50は、筒状支持部48の外周に沿ってチャンバ12の底部12bから垂直上方に延びている。筒状支持部50と側壁12aとの間には、環状の排気路51が形成されている。
排気路51の上部には、バッフル板52が設けられている。バッフル板52は、環形状を有している。バッフル板52には、当該バッフル板52を板厚方向に貫通する複数の貫通孔が形成されている。バッフル板52の下方には上述した排気孔12hが設けられている。排気孔12hには、排気管54を介して排気装置56が接続されている。排気装置56は、自動圧力制御弁(APC:Automatic Pressure Control valve)と、ターボ分子ポンプといった真空ポンプとを有している。排気装置56により、処理空間Sを所望の真空度まで減圧することができる。
基台14aは、高周波電極を兼ねている。基台14aには、給電棒62及びマッチングユニット60を介して、RFバイアス用の高周波電源58が電気的に接続されている。高周波電源58は、ウエハWに引き込むイオンのエネルギーを制御するのに適した一定の周波数、例えば、13.65MHzの高周波(以下適宜「バイアス用高周波」という)を、設定されたパワーで出力する。マッチングユニット60は、高周波電源58と、主に電極、プラズマ、チャンバ12といった負荷との間でインピーダンス整合を行うためのインピーダンス整合装置である。
基台14aの上面には、静電チャック14cが設けられている。静電チャック14cは、ウエハWを静電吸着力で保持する。静電チャック14cは、電極14d、絶縁膜14e、及び、絶縁膜14fを含んでおり、概ね円盤形状を有している。静電チャック14cの中心軸線は軸線Zに略一致している。静電チャック14cの電極14dは、導電膜によって構成されており、絶縁膜14eと絶縁膜14fの間に設けられている。電極14dには、直流電源64がスイッチ66及び被覆線68を介して電気的に接続されている。静電チャック14cは、直流電源64より印加される直流電圧により発生するクーロン力によって、ウエハWを吸着保持することができる。また、基台14a上には、フォーカスリング14bが設けられている。フォーカスリング14bは、ウエハW及び静電チャック14cを囲むように配置される。
基台14aの内部には、冷媒室14gが設けられている。冷媒室14gは、例えば、軸線Zを中心に延在するように形成されている。冷媒室14gには、チラーユニットからの冷媒が配管70を介して供給される。冷媒室14gに供給された冷媒は、配管72を介してチラーユニットに戻される。この冷媒の温度がチラーユニットによって制御されることにより、静電チャック14cの温度、ひいてはウエハWの温度が制御される。
また、ステージ14には、ガス供給ライン74が形成されている。このガス供給ライン74は、伝熱ガス、例えば、Heガスを、静電チャック14cの上面とウエハWの裏面との間に供給するために設けられている。
マイクロ波出力装置16は、設定パワーに応じたパワーを有するマイクロ波を発生する。マイクロ波出力装置16は、例えば、チャンバ12内に供給される処理ガスを励起させるための単一周波数の、即ちシングルピーク(SP)のマイクロ波を出力する。マイクロ波出力装置16は、マイクロ波の周波数及びパワーを可変に調整するよう構成されている。一例において、マイクロ波出力装置16は、マイクロ波のパワーを0W〜5000Wの範囲内で調整することができ、マイクロ波の周波数を2400MHz〜2500MHzの範囲内で調整することできる。
プラズマ処理装置1は、導波管21、チューナ26、モード変換器27、及び、同軸導波管28を更に備えている。導波管21及び同軸導波管28は、マイクロ波出力装置16によって発生されたマイクロ波を、チャンバ12の後述するアンテナ18へ導く導波管である。マイクロ波出力装置16の出力部は、導波管21の一端に接続されている。導波管21の他端は、モード変換器27に接続されている。導波管21は、例えば、矩形導波管である。導波管21には、チューナ26が設けられている。チューナ26は、可動短絡板S1〜S4を有している。可動短絡板S1〜S4の各々は、導波管21の内部空間に対するその突出量を調整可能なように構成されている。チューナ26は、基準となる所定位置に対する可動短絡板S1〜S4の各々の突出位置を調整することにより、マイクロ波出力装置16のインピーダンスと負荷、例えば、チャンバ12のインピーダンスとを整合させる。
モード変換器27は、導波管21からのマイクロ波のモードを変換して、モード変換後のマイクロ波を同軸導波管28に供給する。同軸導波管28は、外側導体28a及び内側導体28bを含んでいる。外側導体28aは、略円筒形状を有しており、その中心軸線は軸線Zに略一致している。内側導体28bは、略円筒形状を有しており、外側導体28aの内側で延在している。内側導体28bの中心軸線は、軸線Zに略一致している。同軸導波管28は、モード変換器27からのマイクロ波をアンテナ18に伝送する。
アンテナ18は、誘電体窓20の下面20aの反対側の面20b上に設けられている。アンテナ18は、スロット板30、誘電体板32、及び、冷却ジャケット34を含んでいる。
スロット板30は、誘電体窓20の面20b上に設けられている。スロット板30は、導電性を有する金属から形成されており、略円盤形状を有している。スロット板30の中心軸線は軸線Zに略一致している。スロット板30には、複数のスロット孔30aが形成されている。複数のスロット孔30aは、一例においては、複数のスロット対を構成している。複数のスロット対の各々は、互いに交差する方向に延びる略長孔形状の二つのスロット孔30aを含んでいる。複数のスロット対は、軸線Z周りの一以上の同心円に沿って配列されている。また、スロット板30の中央部には、後述する導管36が通過可能な貫通孔30dが形成される。
誘電体板32は、スロット板30上に設けられている。誘電体板32は、石英といった誘電体材料から形成されており、略円盤形状を有している。誘電体板32の中心軸線は軸線Zに略一致している。冷却ジャケット34は、誘電体板32上に設けられている。誘電体板32は、冷却ジャケット34とスロット板30との間に設けられている。
冷却ジャケット34の表面は、導電性を有する。冷却ジャケット34の内部には、流路34aが形成されている。流路34aには、冷媒が供給されるようになっている。冷却ジャケット34の上部表面には、外側導体28aの下端が電気的に接続されている。また、内側導体28bの下端は、冷却ジャケット34及び誘電体板32の中央部分に形成された孔を通って、スロット板30に電気的に接続されている。
同軸導波管28からのマイクロ波は、誘電体板32内を伝搬して、スロット板30の複数のスロット孔30aから誘電体窓20に供給される。誘電体窓20に供給されたマイクロ波は、処理空間Sに導入される。
同軸導波管28の内側導体28bの内孔には、導管36が通っている。また、上述したように、スロット板30の中央部には、導管36が通過可能な貫通孔30dが形成されている。導管36は、内側導体28bの内孔を通って延在しており、ガス供給系38に接続されている。
ガス供給系38は、ウエハWを処理するための処理ガスを導管36に供給する。ガス供給系38は、ガス源38a、弁38b、及び、流量制御器38cを含み得る。ガス源38aは、処理ガスのガス源である。弁38bは、ガス源38aからの処理ガスの供給及び供給停止を切り替える。流量制御器38cは、例えば、マスフローコントローラであり、ガス源38aからの処理ガスの流量を調整する。
プラズマ処理装置1は、インジェクタ41を更に備え得る。インジェクタ41は、導管36からのガスを誘電体窓20に形成された貫通孔20hに供給する。誘電体窓20の貫通孔20hに供給されたガスは、処理空間Sに供給される。そして、誘電体窓20から処理空間Sに導入されるマイクロ波によって、当該処理ガスが励起される。これにより、処理空間S内でプラズマが生成され、当該プラズマからのイオン及び/又はラジカルといった活性種により、ウエハWが処理される。
プラズマ処理装置1は、制御器100を更に備えている。制御器100は、プラズマ処理装置1の各部を統括制御する。制御器100は、CPUといったプロセッサ、ユーザインタフェース、及び、記憶部を備え得る。
プロセッサは、記憶部に記憶されたプログラム及びプロセスレシピを実行することにより、マイクロ波出力装置16、ステージ14、ガス供給系38、排気装置56等の各部を統括制御する。また、プロセッサは、記憶部に種々の測定値などを記憶する。
ユーザインタフェースは、工程管理者がプラズマ処理装置1を管理するためにコマンドの入力操作等を行うキーボード又はタッチパネル、プラズマ処理装置1の稼働状況等を可視化して表示するディスプレイ等を含んでいる。
記憶部には、プラズマ処理装置1で実行される各種処理をプロセッサの制御によって実現するための制御プログラム(ソフトウエア)、及び、処理条件データ等を含むプロセスレシピ等が保存されている。プロセッサは、ユーザインタフェースからの指示等、必要に応じて、各種の制御プログラムを記憶部から呼び出して実行する。このようなプロセッサの制御下で、プラズマ処理装置1において所望の処理が実行される。また、記憶部には、実行済みのプロセスレシピ(プロセス条件)に対応する監視結果が関連付けられて記憶されていてもよい。監視結果は、上述したチューナポジション及びマイクロ波出力装置16によって計測される測定値(後述)などを含む。
(インピーダンス整合装置の構成)
以下、第1実施形態に係るインピーダンス整合装置110の構成について説明する。図2は、第1実施形態に係るインピーダンス整合装置110の構成の一例を示す図である。図1に示すインピーダンス整合装置110の構造は、例えば、図1に示す前提技術のプラズマ処理装置1が有するマッチングユニット60に適用され得る。図1に示すインピーダンス整合装置110は、高周波電源に接続される入力端110aと、負荷に接続される出力端110bとを有する。高周波電源は、例えば、図1に示す高周波電源58であり、負荷は、例えば、図1に示すチャンバ12等である。入力端110aは、高周波電源から高周波が入力される端子であり、出力端110bは、負荷へ高周波を出力する端子である。以下では、入力端110aへ高周波電源から入力される高周波を適宜「入力高周波」と呼び、出力端110bから負荷へ出力される高周波を適宜「出力高周波」と呼ぶ。
また、インピーダンス整合装置110は、入力端110aと出力端110bとの間に位置するインピーダンス整合部120と、入力検出器130と、出力検出器140と、記憶部150と、制御部160とを有する。なお、記憶部150及び制御部160は、インピーダンス整合装置110の外部に設けられてもよい。
インピーダンス整合部120は、配線110cを介して、入力端110aに接続されており、配線110dを介して、出力端110bに接続されている。インピーダンス整合部120は、配線110c及び配線110dに直列に接続されたコイル121、コイル122及びコイル123を有する。また、インピーダンス整合部120は、高周波電源と負荷との間に(つまり、入力端110aと出力端110bとの間に)接続された可変コンデンサ124、可変コンデンサ125及びコンデンサ126を有する。可変コンデンサ124及び可変コンデンサ125は、入力端110aと出力端110bとの間に並列に接続されており、その容量値が可変である。可変コンデンサ124及び可変コンデンサ125の容量値は、後述する制御部160の調整部161によって調整される。コンデンサ126は、入力端110aと出力端110bとの間に並列に接続されており、その容量値が固定されている。なお、高周波電源と負荷との間に接続される可変コンデンサの数は、2個に限らず、1個であってもよく、3個以上であってもよい。可変コンデンサ124及び可変コンデンサ125の各々は、可変容量素子の一例であり、コンデンサの代わりにコイルを用いることも可能である。なお、インピーダンス整合部120の構成は、π型や逆L型など各種の構成を適用することができる。
入力検出器130は、配線110c上に配置されており、高周波電源と負荷との間のインピーダンス整合を判定するための「指標値」と、入力端110aへ高周波電源から入力される高周波(つまり、入力高周波)の状態を示す「第1状態値」とを検出する。具体的には、入力検出器130は、指標値として、入力高周波の電圧と電流との間の位相差を検出し、第1状態値として、入力高周波の電力値を検出する。入力検出器130は、第1検出器の一例である。また、指標値としては入力高周波の電圧と電流との間の位相差だけでなく、入力進行波電力値及び入力反射波電力値を用いることもできる。
出力検出器140は、配線110d上に配置されており、出力端110bから負荷へ出力される高周波(つまり、出力高周波)の状態を示す「第2状態値」を検出する。具体的には、出力検出器140は、第2状態値として、出力高周波の電力値を検出する。出力検出器140は、第2検出器の一例である。
記憶部150は、例えば、ハードディスク、光ディスク、半導体メモリ素子等の任意の記憶装置である。制御部160は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)などのプロセッサである。
記憶部150には、インピーダンス整合装置110で実行される各種処理を制御部160の制御にて実行するためのプログラムや各種データが格納されている。例えば、記憶部150には、損失情報151が格納されている。
損失情報151は、可変コンデンサ124、125の容量値に対する、インピーダンス整合部120全体の損失の関係を示す情報である。損失情報151は、例えば、可変コンデンサ124、125の容量値に対して損失を対応付けたテーブルの情報である。なお、損失情報151は、可変コンデンサ124、125の容量値から損失を算出する式の情報であってもよい。
制御部160は、記憶部150に格納されたプログラムを読み出して実行することにより、各種の処理部として機能する。例えば、制御部160は、調整部161と、診断部162とを有する。
調整部161は、入力検出器130により検出される位相差がインピーダンス整合の完了を示す目標範囲に収まるように、可変コンデンサ124、125の容量値を段階的に調整する。具体的には、調整部161は、入力検出器130により検出される位相差が目標範囲内に収まるまで、該位相差に応じた調整量だけ可変コンデンサ124、125の容量値を繰り返し調整する。そして、調整部161は、入力検出器130により検出される位相差が目標範囲内に収まった場合に、インピーダンス整合が完了したと判定し、可変コンデンサ124、125の容量値の調整を終了する。また、調整部161は、入力進行波電力値及び入力反射波電力値が目標範囲に収まる場合に、インピーダンス整合が完了したと判定することもできる。
診断部162は、調整部161により調整された容量値と、入力検出器130により検出される電力値と、出力検出器140により検出される電力値とに基づいて、可変コンデンサ124、125、入力検出器130又は出力検出器140の異常を診断する。以下では、可変コンデンサ124、125、入力検出器130又は出力検出器140を「可変コンデンサ124、125等」と適宜表記する。
ここで、診断部162による異常診断の一例について説明する。まず、診断部162は、調整部161により調整された容量値と、入力検出器130により検出される電力値とに基づいて、出力高周波の電力値の理論値を算出する。例えば、診断部162は、損失情報151を用いて、調整部161により調整された容量値に対応する損失を取得する。そして、診断部162は、取得した損失を入力検出器130により検出される電力値から減算して、出力高周波の電力値の理論値を算出する。診断部162により算出される出力高周波の電力値の理論値Poutは、以下の数式(1)で表現される。
out=Pin−Ploss(C1,C2) ・・・(1)
数式(1)において、Pinは、入力高周波の電力値であり、Ploss(C1,C2)は、可変コンデンサ124、125の容量値C1,C2に対応する損失である。
そして、診断部162は、算出した電力値の理論値と出力検出器140により検出される電力値との差が所定の閾値以上である場合に、可変コンデンサ124、125等の異常が発生したと判定する。
これにより、インピーダンス整合装置110では、実際に検出される出力高周波の電力値と出力高周波の電力値の理論値とのずれを用いて異常の発生を判定でき、インピーダンス整合装置110を構成する各部品の異常を自己診断することができる。
(インピーダンス整合装置の処理動作)
次に、第1実施形態に係るインピーダンス整合装置110の処理動作について説明する。図3は、第1実施形態に係るインピーダンス整合装置110の処理動作の一例を示すフローチャートである。インピーダンス整合装置110が図1に示す前提技術のプラズマ処理装置1が有するマッチングユニット60に適用される場合、図3に示す処理動作は、例えば、プラズマ処理装置1においてウエハWに対するプラズマ処理が開始されるタイミングで実行される。
図3に示すように、調整部161は、入力検出器130により検出される、入力高周波の電圧と電流との間の位相差と、入力高周波の電力値とを取得する(ステップS11)。
調整部161は、取得された位相差がインピーダンス整合の完了を示す目標範囲に収まっているか否かを判定する(ステップS12)。調整部161は、取得された位相差が目標範囲に収まっていない場合(ステップS12No)、該位相差に応じた調整量だけ可変コンデンサ124、125の容量値を調整し(ステップS13)、処理をステップS11に戻す。これにより、位相差が目標範囲内に収まるまで、可変コンデンサ124、125の容量値が繰り返し調整される。
一方、調整部161は、取得された位相差が目標範囲に収まっている場合(ステップS12Yes)、可変コンデンサ124、125の容量値の調整を終了し、処理をステップS14に進める。
診断部162は、損失情報151を用いて、調整部161により調整された可変コンデンサ124、125の容量値に対応する損失を取得する(ステップS14)。そして、診断部162は、取得された損失をステップS11で取得された入力高周波の電力値から減算して、出力高周波の電力値の理論値を算出する(ステップS15)。
診断部162は、出力検出器140により検出される出力高周波の電力値を取得する(ステップS16)。
診断部162は、ステップS15で算出された出力高周波の電力値の理論値と、ステップS16で取得された出力高周波の電力値との差が所定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS17)。診断部162は、算出された出力高周波の電力値の理論値と、取得された出力高周波の電力値との差が所定の閾値未満である場合(ステップS17No)、可変コンデンサ124、125等の異常が発生していないと判定する(ステップS18)。一方、診断部162は、算出された出力高周波の電力値の理論値と、取得された出力高周波の電力値との差が所定の閾値以上である場合(ステップS17Yes)、可変コンデンサ124、125等の異常が発生したと判定する(ステップS19)。
なお、診断部162は、可変コンデンサ124、125等の異常を診断した後に、可変コンデンサ124、125等の異常の発生の有無を示す診断結果を所定の出力部に出力させてもよい。また、診断部162は、可変コンデンサ124、125等の異常が発生したと判定した場合に、アラートを行ってもよい。アラートは、インピーダンス整合装置110の管理者などに異常を報知できれば、いずれの方式を採用してもよい。また、診断部162は、可変コンデンサ124、125等の異常が発生したと判定した場合に、高周波電源を停止させて入力高周波を遮断してもよい。
以上、第1実施形態に係るインピーダンス整合装置110は、可変コンデンサ124、125と、入力検出器130と、出力検出器140と、調整部161と、診断部162とを有する。可変コンデンサ124、125は、高周波電源(例えば、高周波電源58)と負荷(例えば、チャンバ12等)との間に接続されている。入力検出器130は、高周波電源と負荷との間のインピーダンス整合を判定するための指標値と、高周波電源から入力される高周波の状態を示す第1状態値とを検出する。出力検出器140は、負荷へ出力される高周波の状態を示す第2状態値を検出する。調整部161は、検出される指標値がインピーダンス整合の完了を示す目標範囲に収まるように、可変コンデンサ124、125の容量値を段階的に調整する。診断部162は、調整された容量値と検出される第1状態値と検出される第2状態値とに基づいて、可変コンデンサ124、125、入力検出器130又は出力検出器140の異常を診断する。これにより、インピーダンス整合装置110は、インピーダンス整合装置110を構成する各部品(例えば、可変コンデンサ124、125、入力検出器130又は出力検出器140)の異常を自己診断することができる。
また、第1実施形態に係るインピーダンス整合装置110において、入力検出器130は、指標値として、高周波電源から入力される高周波の電圧と電流との位相差を検出し、第1状態値として、高周波電源から入力される高周波の電力値を検出する。出力検出器140は、第2状態値として、負荷へ出力される高周波の電力値を検出する。調整部161は、入力検出器130により検出される位相差が目標範囲内に収まるように、可変コンデンサ124、125の容量値を段階的に調整する。診断部162は、調整された容量値と入力検出器130により検出される電力値とに基づいて、負荷へ出力される高周波の電力値の理論値を算出する。診断部162は、算出した電力値の理論値と出力検出器140により検出される電力値との差が所定の閾値以上である場合に、異常が発生したと判定する。これにより、インピーダンス整合装置110は、実際に検出される出力高周波の電力値と出力高周波の電力値の理論値とのずれを用いて異常の発生を高精度に判定することができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。
(インピーダンス整合装置の構成)
図4は、第2実施形態に係るインピーダンス整合装置110の構成の一例を示す図である。第2実施形態に係るインピーダンス整合装置110は、図2に示す第1実施形態に係るインピーダンス整合装置110と略同様の構成であるため、同一の部分については同一の符号を付して説明を省略し、主に異なる部分について説明する。図4に示すインピーダンス整合装置110の構造は、例えば、図1に示す前提技術のプラズマ処理装置1が有するマッチングユニット60に適用され得る。
図4に示すインピーダンス整合装置110は、図2に示した出力検出器140及び診断部162に代えて、出力検出器141及び診断部163を有する。
出力検出器141は、第2状態値として、出力端110bから負荷へ出力される高周波(つまり、出力高周波)のVpp値と、負荷側のインピーダンス値とを検出する。Vpp値とは、高周波の電圧の振幅値である。
診断部163は、調整部161により調整された容量値と、入力検出器130により検出される電力値と、出力検出器141により検出されるVpp値及び負荷側のインピーダンス値とに基づいて、可変コンデンサ124、125等の異常を診断する。
ここで、診断部163による異常診断の一例について説明する。まず、診断部163は、調整部161により調整された容量値と、入力検出器130により検出される電力値と、出力検出器141により検出される負荷側のインピーダンス値とに基づいて、Vpp値の理論値を算出する。例えば、診断部163は、損失情報151を用いて、調整部161により調整された容量値に対応する損失を取得する。そして、診断部163は、取得した損失を入力検出器130により検出される電力値から減算して、出力高周波の電力値の理論値を算出する。診断部163により算出される出力高周波の電力値の理論値Poutは、上記の数式(1)で表現される。そして、診断部163は、算出した出力高周波の電力値の理論値と、出力検出器141により検出される負荷側のインピーダンス値とに基づいて、以下の数式(2)に示すようにVpp値の理論値を算出する。
Figure 2020174225
数式(2)において、Vpppp値の理論値であり、Poutは、出力高周波の電力値の理論値であり、Rは、負荷側のインピーダンス値の実部であり、Xは、負荷側のインピーダンス値の虚部である。
そして、診断部163は、算出したVpp値の理論値と出力検出器141により検出されるVpp値との差が所定の閾値以上である場合に、可変コンデンサ124、125等の異常が発生したと判定する。
これにより、インピーダンス整合装置110では、実際に検出されるVpp値とVpp値の理論値とのずれを用いて異常の発生を判定でき、インピーダンス整合装置110を構成する各部品の異常を自己診断することができる。
(インピーダンス整合装置の処理動作)
次に、第2実施形態に係るインピーダンス整合装置110の処理動作について説明する。図5は、第2実施形態に係るインピーダンス整合装置110の処理動作の一例を示すフローチャートである。インピーダンス整合装置110が図1に示す前提技術のプラズマ処理装置1が有するマッチングユニット60に適用される場合、図5に示す処理動作は、例えば、プラズマ処理装置1においてウエハWに対するプラズマ処理が開始されるタイミングで実行される。
図5に示すように、調整部161は、入力検出器130により検出される、入力高周波の電圧と電流との間の位相差と、入力高周波の電力値とを取得する(ステップS21)。
調整部161は、取得された位相差がインピーダンス整合の完了を示す目標範囲に収まっているか否かを判定する(ステップS22)。調整部161は、取得された位相差が目標範囲に収まっていない場合(ステップS22No)、該位相差に応じた調整量だけ可変コンデンサ124、125の容量値を調整し(ステップS23)、処理をステップS21に戻す。これにより、位相差が目標範囲内に収まるまで、可変コンデンサ124、125の容量値が繰り返し調整される。
一方、調整部161は、取得された位相差が目標範囲に収まっている場合(ステップS22Yes)、可変コンデンサ124、125の容量値の調整を終了し、処理をステップS24に進める。
診断部163は、損失情報151を用いて、調整部161により調整された可変コンデンサ124、125の容量値に対応する損失を取得する(ステップS24)。そして、診断部163は、取得された損失をステップS21で取得された入力高周波の電力値から減算して、出力高周波の電力値の理論値を算出する(ステップS25)。
診断部163は、出力検出器141により検出される負荷側のインピーダンス値を取得する(ステップS26)。そして、診断部163は、ステップS25で算出された出力高周波の電力値の理論値と、ステップS26で取得された負荷側のインピーダンス値とに基づいて、Vpp値の理論値を算出する(ステップS27)。
診断部163は、出力検出器141により検出されるVpp値を取得する(ステップS28)。
診断部163は、ステップS27で算出されたVpp値の理論値と、ステップS28で取得されたVpp値との差が所定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS29)。診断部163は、算出されたVpp値の理論値と、取得されたVpp値との差が所定の閾値未満である場合(ステップS29No)、可変コンデンサ124、125等の異常が発生していないと判定する(ステップS30)。一方、診断部163は、算出されたVpp値の理論値と、取得されたVpp値との差が所定の閾値以上である場合(ステップS29Yes)、可変コンデンサ124、125等の異常が発生したと判定する(ステップS31)。
なお、診断部163は、可変コンデンサ124、125等の異常を診断した後に、可変コンデンサ124、125等の異常の発生の有無を示す診断結果を所定の出力部に出力させてもよい。また、診断部163は、可変コンデンサ124、125等の異常が発生したと判定した場合に、アラートを行ってもよい。アラートは、インピーダンス整合装置110の管理者などに異常を報知できれば、いずれの方式を採用してもよい。また、診断部163は、可変コンデンサ124、125等の異常が発生したと判定した場合に、高周波電源を停止させて入力高周波を遮断してもよい。
以上、第2実施形態に係るインピーダンス整合装置110において、入力検出器130は、指標値として、高周波電源から入力される高周波の電圧と電流との位相差を検出し、第1状態値として、高周波電源から入力される高周波の電力値を検出する。出力検出器141は、第2状態値として、負荷へ出力される高周波のVpp値と、負荷側のインピーダンス値とを検出する。調整部161は、入力検出器130により検出される位相差が目標範囲内に収まるように、可変コンデンサ124、125の容量値を段階的に調整する。診断部163は、調整された容量値と入力検出器130により検出される電力値と出力検出器141により検出される負荷側のインピーダンス値とに基づいて、Vpp値の理論値を算出する。診断部163は、算出したVpp値の理論値と出力検出器141により検出されるVpp値との差が所定の閾値以上である場合に、異常が発生したと判定する。これにより、インピーダンス整合装置110は、実際に検出されるVpp値とVpp値の理論値とのずれを用いて異常の発生を高精度に判定することができる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明する。
(インピーダンス整合装置の構成)
図6は、第3実施形態に係るインピーダンス整合装置110の構成の一例を示す図である。第3実施形態に係るインピーダンス整合装置110は、図2に示す第1実施形態に係るインピーダンス整合装置110と略同様の構成であるため、同一の部分については同一の符号を付して説明を省略し、主に異なる部分について説明する。図6に示すインピーダンス整合装置110の構造は、例えば、図1に示す前提技術のプラズマ処理装置1が有するマッチングユニット60に適用され得る。
図6に示すインピーダンス整合装置110は、図2に示した入力検出器130、調整部161及び診断部162に代えて、入力検出器131、調整部164及び診断部165を有する。また、図6に示すインピーダンス整合装置110において、図2に示した出力検出器140及び損失情報151が省略されている。
入力検出器131は、配線110c上に配置されており、高周波電源と負荷との間のインピーダンス整合を判定するための「指標値」を検出する。具体的には、入力検出器131は、指標値として、入力高周波の電圧と電流との間の位相差を検出する。入力検出器131は、検出器の一例である。
調整部164は、入力検出器131により検出される位相差がインピーダンス整合の完了を示す目標範囲に収まるように、可変コンデンサ124、125の容量値を段階的に調整する。具体的には、調整部164は、入力検出器131により検出される位相差が目標範囲内に収まるまで、該位相差に応じた調整量だけ可変コンデンサ124、125の容量値を繰り返し調整する。そして、調整部164は、入力検出器131により検出される位相差が目標範囲内に収まった場合に、インピーダンス整合が完了したと判定し、可変コンデンサ124、125の容量値の調整を終了する。
診断部165は、可変コンデンサ124、125の容量値が調整された回数である容量値調整回数を監視し、当該容量値調整回数と、入力検出器131により検出される位相差とに基づいて、可変コンデンサ124、125又は入力検出器131の異常を診断する。以下では、可変コンデンサ124、125又は入力検出器131を「可変コンデンサ124、125等」と適宜表記する。具体的には、診断部165は、容量値調整回数が所定回数に到達し且つ入力検出器131により検出される位相差がインピーダンス整合の完了を示す目標範囲内に収まらない場合に、可変コンデンサ124、125等の異常が発生したと判定する。
これにより、インピーダンス整合装置110では、可変コンデンサ124、125の容量値の調整が繰り返された回数(つまり、容量値調整回数)を用いて異常の発生を判定でき、インピーダンス整合装置110を構成する各部品の異常を自己診断することができる。
(インピーダンス整合装置の処理動作)
次に、第3実施形態に係るインピーダンス整合装置110の処理動作について説明する。図7は、第3実施形態に係るインピーダンス整合装置110の処理動作の一例を示すフローチャートである。インピーダンス整合装置110が図1に示す前提技術のプラズマ処理装置1が有するマッチングユニット60に適用される場合、図7に示す処理動作は、例えば、プラズマ処理装置1においてウエハWに対するプラズマ処理が開始されるタイミングで実行される。
図7に示すように、可変コンデンサ124、125の容量値が調整された回数(つまり、容量値調整回数)をカウントするための変数Nが0に初期化される(ステップS41)。調整部164は、入力検出器131により検出される、入力高周波の電圧と電流との間の位相差を取得する(ステップS42)。
調整部164は、取得された位相差がインピーダンス整合の完了を示す目標範囲に収まっているか否かを判定する(ステップS43)。調整部164は、取得された位相差が目標範囲に収まっている場合(ステップS43Yes)、可変コンデンサ124、125の容量値の調整を終了する。
一方、調整部164は、取得された位相差が目標範囲に収まっていない場合(ステップS43No)、該位相差に応じた調整量だけ可変コンデンサ124、125の容量値を調整し(ステップS44)、容量値調整回数Nを1増加させる(ステップS45)。
診断部165は、容量値調整回数Nが所定回数Nmaxに到達したか否かを判定する(ステップS46)。診断部165は、容量値調整回数Nが所定回数Nmaxに到達していない場合(ステップS46No)、処理をステップS42に戻して、調整部164による可変コンデンサ124、125の容量値の調整を継続させる。これにより、位相差が目標範囲内に収まるまで、可変コンデンサ124、125の容量値が繰り返し調整される。
一方、診断部165は、容量値調整回数Nが所定回数Nmaxに到達した場合(ステップS46Yes)、入力検出器131により検出される、入力高周波の電圧と電流との間の位相差を取得する(ステップS47)。
診断部165は、取得された位相差がインピーダンス整合の完了を示す目標範囲に収まっているか否かを判定する(ステップS48)。診断部165は、取得された位相差が目標範囲に収まっている場合(ステップS48Yes)、可変コンデンサ124、125等の異常が発生していないと判定する(ステップS49)。一方、診断部165は、取得された位相差が目標範囲に収まっていない場合(ステップS48No)、可変コンデンサ124、125等の異常が発生したと判定する(ステップS50)。
なお、診断部165は、可変コンデンサ124、125等の異常を診断した後に、可変コンデンサ124、125等の異常の発生の有無を示す診断結果を所定の出力部に出力させてもよい。また、診断部165は、可変コンデンサ124、125等の異常が発生したと判定した場合に、アラートを行ってもよい。アラートは、インピーダンス整合装置110の管理者などに異常を報知できれば、いずれの方式を採用してもよい。また、診断部165は、可変コンデンサ124、125等の異常が発生したと判定した場合に、高周波電源を停止させて入力高周波を遮断してもよい。
以上、第3実施形態に係るインピーダンス整合装置110は、可変コンデンサ124、125と、入力検出器131と、調整部164と、診断部165とを有する。可変コンデンサ124、125は、高周波電源(例えば、高周波電源58)と負荷(例えば、チャンバ12等)との間に接続されている。入力検出器131は、高周波電源と負荷との間のインピーダンス整合を判定するための指標値を検出する。調整部164は、検出される指標値がインピーダンス整合の完了を示す目標範囲に収まるように、可変コンデンサ124、125の容量値を段階的に調整する。診断部165は、可変コンデンサ124、125の容量値が調整された回数である容量値調整回数を監視し、当該容量値調整回数と、検出される指標値とに基づいて、可変コンデンサ124、125又は入力検出器131の異常を診断する。これにより、インピーダンス整合装置110は、インピーダンス整合装置110を構成する各部品(例えば、可変コンデンサ124、125又は入力検出器131)の異常を自己診断することができる。
また、第3実施形態に係るインピーダンス整合装置110において、入力検出器131は、指標値として、高周波電源から入力される高周波の電圧と電流との間の位相差を検出する。調整部164は、入力検出器131により検出される位相差が目標範囲内に収まるように、可変コンデンサ124、125の容量値を段階的に調整する。診断部165は、容量値調整回数が所定回数に到達し、且つ入力検出器131により検出される位相差が目標範囲内に収まらない場合に、異常が発生したと判定する。これにより、インピーダンス整合装置110は、可変コンデンサ124、125の容量値の調整が繰り返された回数(つまり、容量値調整回数)を用いて異常の発生を高精度に判定することができる。
なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲及びその主旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
例えば、上記各実施形態では、インピーダンス整合装置110の構造をマイクロ波プラズマ処理装置が有するマッチングユニットに適用する場合を例に説明したが、インピーダンス整合装置110は、他のプラズマ処理装置のマッチングユニットに適用され得る。他のプラズマ処理装置としては、Capacitively Coupled Plasma(CCP)、Inductively Coupled Plasma(ICP)、Electron Cyclotron Resonance Plasma(ECR)、Helicon Wave Plasma(HWP)などを用いたプラズマ処理装置が挙げられる。
110 インピーダンス整合装置
124、125 可変コンデンサ
130、131 入力検出器
140、141 出力検出器
161、164 調整部
162、163、165 診断部

Claims (7)

  1. 高周波電源と負荷との間に接続された可変容量素子と、
    前記高周波電源と前記負荷との間のインピーダンス整合を判定するための指標値と、前記高周波電源から入力される高周波の状態を示す第1状態値とを検出する第1検出器と、
    前記負荷へ出力される高周波の状態を示す第2状態値を検出する第2検出器と、
    前記第1検出器により検出される指標値が前記インピーダンス整合の完了を示す目標範囲に収まるように、前記可変容量素子の容量値を段階的に調整する調整部と、
    前記調整部により調整された容量値と、前記第1検出器により検出される第1状態値と、前記第2検出器により検出される第2状態値とに基づいて、前記可変容量素子、前記第1検出器又は前記第2検出器の異常を診断する診断部と、
    を有する、インピーダンス整合装置。
  2. 前記第1検出器は、前記指標値として、前記高周波電源から入力される高周波の電圧と電流との間の位相差を検出し、前記第1状態値として、前記高周波電源から入力される高周波の電力値を検出し、
    前記第2検出器は、前記第2状態値として、前記負荷へ出力される高周波の電力値を検出し、
    前記調整部は、前記第1検出器により検出される前記位相差が前記目標範囲内に収まるように、前記可変容量素子の容量値を段階的に調整し、
    前記診断部は、前記調整部により調整された容量値と、前記第1検出器により検出される電力値とに基づいて、前記負荷へ出力される高周波の電力値の理論値を算出し、算出した前記電力値の理論値と前記第2検出器により検出される電力値との差が所定の閾値以上である場合に、前記異常が発生したと判定する、請求項1に記載のインピーダンス整合装置。
  3. 前記第1検出器は、前記指標値として、前記高周波電源から入力される高周波の電圧と電流との間の位相差を検出し、前記第1状態値として、前記高周波電源から入力される高周波の電力値を検出し、
    前記第2検出器は、前記第2状態値として、前記負荷へ出力される高周波のVpp値と、前記負荷側のインピーダンス値とを検出し、
    前記調整部は、前記第1検出器により検出される前記位相差が前記目標範囲内に収まるように、前記可変容量素子の容量値を段階的に調整し、
    前記診断部は、前記調整部により調整された前記可変容量素子の容量値と、前記第1検出器により検出される電力値と、前記第2検出器により検出される前記負荷側のインピーダンス値とに基づいて、前記Vpp値の理論値を算出し、算出した前記Vpp値の理論値と前記第2検出器により検出されるVpp値との差が所定の閾値以上である場合に、前記異常が発生したと判定する、請求項1に記載のインピーダンス整合装置。
  4. 高周波電源と負荷との間に接続された可変容量素子と、
    前記高周波電源と前記負荷との間のインピーダンス整合を判定するための指標値を検出する検出器と、
    前記検出器により検出される指標値が前記インピーダンス整合の完了を示す目標範囲に収まるように、前記可変容量素子の容量値を段階的に調整する調整部と、
    前記調整部により前記可変容量素子の容量値が調整された回数である容量値調整回数を監視し、当該容量値調整回数と、前記検出器により検出される指標値とに基づいて、前記可変容量素子又は前記検出器の異常を診断する診断部と、
    を有するインピーダンス整合装置。
  5. 前記検出器は、前記指標値として、前記高周波電源から入力される高周波の電圧と電流との間の位相差を検出し、
    前記調整部は、前記検出器により検出される前記位相差が前記目標範囲内に収まるように、前記可変容量素子の容量値を段階的に調整し、
    前記診断部は、前記容量値調整回数が所定回数に到達し、且つ前記検出器により検出される前記位相差が前記目標範囲内に収まらない場合に、前記異常が発生したと判定する、請求項4に記載のインピーダンス整合装置。
  6. 高周波電源と負荷との間に接続された可変容量素子と、
    前記高周波電源と前記負荷との間のインピーダンス整合を判定するための指標値と、前記高周波電源から入力される高周波の状態を示す第1状態値とを検出する第1検出器と、
    前記負荷へ出力される高周波の状態を示す第2状態値を検出する第2検出器と、
    を有するインピーダンス整合装置において、
    前記第1検出器により検出される指標値が前記インピーダンス整合の完了を示す目標範囲に収まるように、前記可変容量素子の容量値を段階的に調整する工程と、
    調整された前記可変容量素子の容量値と、前記第1検出器により検出される第1状態値と、前記第2検出器により検出される第2状態値とに基づいて、前記可変容量素子、前記第1検出器又は前記第2検出器の異常を診断する工程と、
    を含む、異常診断方法。
  7. 高周波電源と負荷との間に接続された可変容量素子と、
    前記高周波電源と前記負荷との間のインピーダンス整合を判定するための指標値と、前記高周波電源から入力される高周波の状態を示す第1状態値とを検出する第1検出器と、
    前記負荷へ出力される高周波の状態を示す第2状態値を検出する第2検出器と、
    を有するインピーダンス整合装置において、
    前記第1検出器により検出される指標値が前記インピーダンス整合の完了を示す目標範囲に収まるように、前記可変容量素子の容量値を段階的に調整するステップと、
    調整された前記可変容量素子の容量値と、前記第1検出器により検出される第1状態値と、前記第2検出器により検出される第2状態値とに基づいて、前記可変容量素子、前記第1検出器又は前記第2検出器の異常を診断するステップと、
    をコンピュータに実行させる、異常診断プログラム。
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