JP2020173734A - 商品の運用方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】商品の所有者と、その商品の利用を希望する利用者の双方のニーズを満足する、商品の運用方法を提供する。【解決手段】運用システム1において、ネットワークで接続される、商品の所有者に関連する所有者装置200と、その商品の使用を希望する利用者に関連するユーザ装置300と、を仲介するサーバ装置100により提供される、商品の運用方法であって、利用者が所有する商品について、ユーザ装置300からの運用要求を受付け、前記商品の査定を行い、前記査定された金額に基づいて算出された預り金を前記利用者に付与し、前記商品の利用を希望するユーザに対して、当該商品の運用を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、ある商品の所有者に関連する所有者装置と、その商品の使用を希望する利用者に関連するユーザ装置とを仲介するサーバ装置により提供される、商品の運用方法に関する。
従来、ブランド品(商品)の売却希望者と買取希望者とを仲介するシステムや方法が開示されている。
例えば、ブランド品(商品)の売却希望者が商品を買取業者に持ち込んだ場合、その商品の真正度を判定する方法が開示されていたり(特許文献1)、商品の出品者が利用者に商品を貸し出す場合に、利用者に商品を発送する前に、保証金を事前に受け取り、返却された後に保証金を返却する方法が開示されている(特許文献2)。
特開2015−153296号公報 特開2008−197959号公報
しかしながら、特許文献1は、一般的なブランド品の二次流通市場における商品の安全な流通に関連する技術を開示するのみであり、また、特許文献2は、保証金の授受により、インターネットを介した、商品の安全なレンタル方法を開示しているものの、出品者はあくまで商品をレンタルすることによる収益を見込むことはできても、自らレンタルを管理する必要があり、また、質屋に預入れをするにしても、利子に係る金額を所有者側が負担しなければならない、等の課題がある。
そこで、本発明では、商品の所有者と、その商品の利用を希望する利用者の双方のニーズを満足する、商品の運用方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様における、ネットワークで接続される、商品の所有者に関連する所有者装置と、その商品の使用を希望する利用者に関連するユーザ装置と、を仲介するサーバ装置により提供される、商品の運用方法であって、
利用者が所有する商品について、ユーザ装置からの運用要求を受付け、
前記商品の査定を行い、
前記査定された金額に基づいて算出された預り金を前記利用者に付与し、
前記商品の利用を希望するユーザに対して、当該商品の運用を行う。
本発明によれば、商品の所有者と、その商品の利用を希望する利用者の双方のニーズを満足する、商品の運用方法を提供することができる。
本発明の第一実施形態に係る運用システムを示すブロック構成図である。 図1のサーバ装置100を示す機能ブロック構成図である。 図1の所有者装置200を示す機能ブロック構成図である。 サーバ100に格納される所有者データの一例を示す模式図である。 サーバ100に格納されるユーザデータの一例を示す模式図である。 サーバ100に格納される運用データの一例を示す模式図である。 本発明の第一実施形態に係る、商品の運用方法に係るフローチャートの一例である。 本発明の第一実施形態に係る、商品の運用方法の具体例に係るフローチャートの一例である。 本発明の第一実施形態に係る、商品の運用方法の具体例に係るフローチャートの他の例である。 本発明の第二実施形態に係る、商品の運用方法の具体例に係るフローチャートの一例である。 本発明の第二実施形態に係る、サーバ100に格納される運用データの一例を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本開示の内容を不当に限定するものではない。また、実施形態に示される構成要素のすべてが、本開示の必須の構成要素であるとは限らない。
(実施形態1)
<構成>
図1は、本発明の第一実施形態に係る運用システムを示すブロック構成図である。本運用システム1は、時計等のブランド品(以下、「商品」という)の所有者に関連する所有者装置200と、その商品の使用を希望する利用者に関連するユーザ装置300と、を仲介するサーバ装置100と、により構成される。
サーバ装置100と、所有者装置200及びユーザ装置300とは、ネットワークNWを介して接続される。ネットワークNWは、インターネット、イントラネット、無線LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等により構成される。
サーバ装置100は、所有者装置200から商品の預け入れを行い、ユーザ装置300に向けて、その商品の運用処理を行う装置であり、例えば、ワークステーションやパーソナルコンピュータのような汎用コンピュータとしてもよいし、或いはクラウド・コンピューティングによって論理的に実現されてもよい。本実施形態においては、説明の便宜上サーバ装置として1台を例示しているが、これに限定されず、複数台であってもよい。
所有者装置200は、時計等の商品を所有し、サーバ装置100により提供されるサービスを利用するユーザが所持する、例えば、パーソナルコンピュータやタブレット端末等の情報処理装置であるが、スマートフォンや携帯電話、PDA等により構成しても良い。
ユーザ装置300は、時計等の商品を、レンタル(賃借)等を通じて使用することを希望し、サーバ装置100により提供されるサービスを利用する利用者が所持する、例えば、パーソナルコンピュータやタブレット端末等の情報処理装置であるが、スマートフォンや携帯電話、PDA等により構成しても良い。
本実施形態では、運用システム1は、サーバ装置100と、装置200及びユーザ装置300とを備え、商品の所有者または利用者が各々、所有者装置200、ユーザ装置300を利用して、サーバ装置100に対する操作を行う構成として説明するが、サーバ装置100がスタンドアローンで構成され、サーバ装置自身に、商品の所有者または利用者が操作を行う機能を備えても良い。
図2は、図1のサーバ装置100の機能ブロック構成図である。サーバ装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを備える。
通信部110は、ネットワークNWを介して所有者装置200及びユーザ装置300と通信を行うための通信インタフェースであり、例えばTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等の通信規約により通信が行われる。
記憶部120は、各種制御処理や制御部130内の各機能を実行するためのプログラム、入力データ等を記憶するものであり、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等から構成される。また、記憶部120は、商品の所有者に関連する各種データを格納する、格納部121、商品の使用を希望する利用者に関連する各種データを格納する、ユーザデータ格納部122、また、商品の運用に関するデータを格納する、運用データ格納部123等を有する。さらに、記憶部120は、所有者装置200、ユーザ装置300と通信を行ったデータを一時的に記憶することもできる。なお、各種データを格納したデータベース(図示せず)が記憶部120外に構築されていてもよい。
制御部130は、記憶部120に記憶されているプログラムを実行することにより、サーバ装置100の全体の動作を制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等から構成される。制御部130の機能として、所有者装置200またはユーザ装置300からの指示を受け付ける指示受付部131と、所有者に関連する各種データを処理する所有者データ管理部132と、利用者に関連する各種データを処理する、ユーザデータ管理部133と、商品の運用を処理する、運用管理部134と、を有する。この指示受付部131、所有者データ管理部132、ユーザデータ管理部133及び運用管理部134は、記憶部120に記憶されているプログラムにより起動されてコンピュータ(電子計算機)であるサーバ装置100により実行される。
指示受付部131は、サーバ100が提供し、所有者装置200またはユーザ装置300において表示されるウェブ画面等のユーザインターフェースを介して、ユーザが(特定のアイコンを押下する等して)所定の要求を行ったとき、所有者装置200またはユーザ装置300から通信部110を介して指示を受付ける。
所有者データ管理部132は、商品の所有者に関連する各種データ(例えば、所有者のプロフィール情報、連絡先、所有者の商品(例えば、時計)に関連する情報、その商品の運用情報等の情報)を管理し、処理を行う。
利用者データ管理部133は、商品の使用を希望する利用者に関連する各種データ(例えば、利用者に関連する各種データ(例えば、利用者のプロフィール情報、連絡先、利用者が使用する商品(例えば、時計)の運用情報等の情報)を管理し、処理を行う。
運用管理部134は、後述する、商品の運用に関連する処理、例えば、商品を利用者に対して賃貸する処理を行う。
図3は、図1の所有者装置200を示す機能ブロック構成図である。所有者装置200は、通信部210と、表示操作部220と、記憶部230と、制御部240とを備える。
通信部210は、ネットワークNWを介してサーバ装置100と通信を行うための通信インタフェースであり、例えばTCP/IP等の通信規約により通信が行われる。
表示操作部220は、所有者が指示を入力し、制御部240からの入力データに応じてテキスト、画像等を表示するために用いられるユーザインターフェースであり、所有者装置200がパーソナルコンピュータで構成されている場合はディスプレイとキーボードやマウスにより構成され、所有者装置200がタブレット端末で構成されている場合はタッチパネル等から構成される。この表示操作部220は、記憶部230に記憶されている制御プログラムにより起動されてコンピュータ(電子計算機)である所有者装置200により実行される。
記憶部230は、各種制御処理や制御部240内の各機能を実行するためのプログラム、入力データ等を記憶するものであり、RAMやROM等から構成される。また、記憶部230は、サーバ装置100との通信内容を一時的に記憶している。
制御部240は、記憶部230に記憶されているプログラムを実行することにより、所有者装置200の全体の動作を制御するものであり、CPUやGPU等から構成される。
なお、サーバ装置100に表示操作部の機能を備える構成としても良く、この場合、所有者装置200を備えない構成としても良い。
なお、ユーザ装置300の機能構成についても、所有者装置200と実質同一であるので、説明を省略する。
図4は、サーバ100に格納される所有者データの一例を示す模式図である。
図4に示す所有者データ1000は、時計等の商品を所有する所有者に関連する各種データを格納する。図4において、説明の便宜上、商品の一所有者(所有者ID「10001」で特定される所有者)の例を示すが、複数の所有者の情報を格納することができる。所有者に関連する各種データとして、例えば、所有者のプロフィール情報(所有者の氏名、生年月日、性別等)、所有者の連絡先(住所、電話番号、Eメールアドレス等)、所有時計情報(商品ID、時計の名称、買取査定価格(及び/または預り金金額)、時計の預かり期間(契約期間)、時計の所有権の放棄の有無に関する情報等)、時計の運用情報(取引ID、預り金の返金要求に関する情報等)の情報を有することができるが、これに限られない。さらに、所有者データ1000として、所有者の預り金の振込先情報やクレジットカード等を有することもできる。
図5は、サーバ100に格納されるユーザデータの一例を示す模式図である。
図5に示すユーザデータ2000は、時計等の商品を利用する利用者に関連する各種データを格納する。図5において、説明の便宜上、商品の一利用者(ユーザID「20001」で特定される利用者)の例を示すが、複数の利用者の情報を格納することができる。利用者に関連する各種データとして、例えば、利用者のプロフィール情報(利用者の氏名、生年月日、性別等)、利用者の連絡先(住所、電話番号、Eメールアドレス等)、時計の運用情報(取引ID、運用の内訳等)の情報を有することができるが、これに限られない。さらに、ユーザデータ2000として、利用者の賃借に係る費用を請求する振込先情報やクレジットカード情報等を有することもできる。
図6は、サーバ100に格納される運用データの一例を示す模式図である。
図6に示す運用データ3000は、時計等の商品の運用に関連する各種データを格納する。図6において、説明の便宜上、商品の運用の数例(取引ID「30001」「30002」で特定される運用)の例を示すが、その他の運用に関する情報を格納することができる。運用データ3000として、例えば、取引ID「30001」で特定される商品の運用について、その商品の所有者ID(例えば、「10001」)、その商品を使用する利用者に関連するユーザID(例えば、「20001」)、その商品を特定する商品ID(例えば、「40001」)、その商品の買取査定価格(例えば、「40万円」)、買取査定価格を基に算出された預かり金の金額(例えば、「32万円」)、その商品の運用(賃貸)開始日(例えば、「2019年4月1日」)、返却予定日(例えば、「2019年7月1日」)、返却日(例えば、「2019年7月1日」等の情報を有することができるが、これに限られない。特に、買取査定価格や預り金の金額情報は所有者データ等の他のデータとして管理することもできるし、運用(賃貸)が期間に基づくものでなければ、「返却予定日」の項目は不要である。
<処理の流れ>
図7を参照しながら、本実施形態の運用システム1が実行する商品の運用方法の処理の流れについて説明する。図7は、本発明の第一実施形態に係る、商品の運用方法に係るフローチャートの一例である。
ここで、この運用システム1を利用するために、所有者及び/または利用者は、所有者装置200、ユーザ装置300各々のインターネットブラウザ等を利用してサーバ装置100にアクセスし、例えばIDとパスワードを入力する等の所定の認証を受けてログインすることで、サービスが利用可能となる。この認証後、ウェブ画面等を介して所定のユーザインターフェースが提供され、図7に示すステップS101へ進む。
まず、ステップS101の処理として、サーバ装置100は、ユーザ装置200から商品の賃貸受付要求を受付ける。例えば、ある時計(例えば、「ロレックス(登録商標)」)の所有者が、所有者装置200を操作して、所定の情報(例えば、その時計の名称、購入年月日、使用状態に関する情報(必要に応じて写真)等)を入力することで、その時計を、サーバ100を運営する事業者に対して賃貸することを希望する要求を行うと、サーバ装置100の制御部130の指示受付部131は、所有者装置200から通信部110を介して、その賃貸要求を受信する。
ステップS102の処理として、サーバ装置100は、賃貸の対象となる商品の査定を行う。例えば、サーバ装置100の制御部130の所有者データ管理部132は、(図示しない)時計の価格表等の査定用参照情報を参照し、利用者が賃貸を希望する時計の買取査定価格を査定する。例えば、「ロレックス(登録商標)」の買取査定価格が「40万円」である場合、所有者データ管理部132は、その時計の査定価格を40万円として決定し、所有者データ格納部121に格納される所有者データ1000に含まれる情報(例えば、所有者ID「10001」の所有時計情報の「買取価格」)を更新する。
続いて、ステップS103の処理として、サーバ装置100は、商品の所有者からその商品を預かる処理を行う。預かり処理として、例えば、サーバ装置100の制御部130の所有者データ管理部132は、上述の、時計の買取査定価格に基づいて預かり金を算出し、買取査定価格及び預入れ金額を含む賃貸借契約を締結する処理を、所有者装置200の画面上に必要事項が入力された契約書面を表示させること等により実施し、所有者装置200から契約に同意する旨の指示を受け付けることで、契約が締結される。ここで、契約内容には、所有者から時計の預入れを行う預かり期間(例えば、3か月、6か月等)が含まれる。契約が締結されると、所有者データ管理部132は、所有者データ1000に含まれる情報(例えば、所有者ID「10001」の「運用情報」の「預り金」)を更新し、所有者の振込口座情報等を参照し、(図示しない)送金処理部や送金処理サーバ等を介して預り金の送金を指示することにより、預かり金を所有者に付与する処理を行う。
続いて、ステップS104の処理として、サーバ装置100は、その商品の使用を希望する利用者に対し、商品を転貸する処理を行う。例えば、サーバ装置100の制御部130の運用管理部134は、転貸借契約により移転した時計(例えば、「ロレックス(登録商標)」)を、商品ID「40001」として、運用データ3000に登録し、一又は複数のユーザ装置に対し、利用可能な時計として、他の時計と共に賃貸用のリストとして提供することができる。例えば、ユーザ装置300に関連する利用者が、時計(例えば、「ロレックス(登録商標)を使用したいと希望し、サーバ装置100に対して時計の賃借を希望する要求を行うと、サーバ装置100は、その要求を受付け、その時計を、ユーザ装置300に関連付けられる利用者に対して賃貸する処理を行う。
以上のように、本実施形態の運用方法を通じて、商品の所有者は、その商品を元手として纏まった金銭を一時的に得ることができ、その商品を使用したいと希望利用者は、その商品を使用する機会を得ることができ、これにより、商品の所有者と、その商品の利用を希望する利用者の双方のニーズを満足する、商品の運用方法を提供することができる。また、サーバ装置100により提供されるサービスを提供するサービス運営者は、商品の所有者から取得した商品の転貸で、利子に相当する運用益を得ることができるので、所有者が後に預り金をサービス運営者に返金する場合においても、利子の分を負担する必要がなくなる。
図8は、本発明の第一実施形態に係る、商品の運用方法の具体例に係るフローチャートの一例である。
まず、ステップS201の処理として、サーバ装置100の制御部130の運用管理部134は、商品の使用を希望するユーザ装置300から、商品の賃貸要求を受付ける。例えば、(利用者ID「20001」の)利用者が、ある時計(例えば、「ロレックス(登録商標)」)の使用を希望する場合、その利用者が、ユーザ装置300を操作して、利用可能な時計のリストからその時計の選択を行い、賃貸要求を送信すると、サーバ装置100の制御部130の指示受付部131は、所有者装置200から通信部110を介して、その賃貸要求を受信する。
次に、ステップS202の処理として、サーバ装置100の制御部130の運用管理部134は、賃貸開始処理を行う。例えば、運用管理部134は、商品ID「40001」の時計(例えば、「ロレックス(登録商標)」)について、利用状況を確認し、利用可能であれば、所定の支払処理を経て、賃貸を希望する利用者(例えば、ユーザID「20001」)に対し、賃貸を開始する。運用管理部134は、賃貸を開始すると、運用データ3000の「ユーザID」及び「運用開始日」の項目を更新する。ここで、サービス運営者は、賃貸を開始するに当たり、賃貸期間を設定(例えば、3ヶ月)することができる。賃貸期間は、上記S103における預かり処理で定めた契約期間に基づいて決定することができる。例えば、時計の預入れ期間が6ヶ月である場合、利用者に対する賃貸期間を利用者の求めに応じて最大6ヶ月の範囲で設定することができ、または、予め、「2ヶ月、2ヶ月、2ヶ月」または「2カ月、3か月、1ヶ月」というように、複数の賃貸期間の枠を設け、各々の賃貸期間について異なる利用者に商品を貸し出すこともできる。また、預入れ期間満了に先駆けて、利用者からの商品の返品が確実に行われるように、返却予定日を数週間早めに設定することもできる。
次に、ステップS203の処理として、サーバ装置100の制御部130の運用管理部134は、賃貸借契約が満了したか否か、を確認する。例えば、運用管理部134は、運用データ3000を参照し、商品ID「40001」の時計について、「返却予定日」(例えば、運用開始日から3ヶ月)を確認し、返却期日が到来したか否かを確認する。
ステップS204の処理において、賃貸借契約が満了していない場合は、サーバ装置100の制御部130の運用管理部134は、ステップS204の処理として、利用者から商品の返却を受け付けたか、を確認し、返却を受付けた場合は、ステップS205において、賃貸を終了させる処理を行う。また、ステップS204において、賃貸借契約が満了した場合は、運用管理部134は、ステップS205において、商品の賃貸を終了させる処理を行う。例えば、運用管理部134は、運用データ3000の、商品ID「40001」の時計について、実際に商品の返送を受け付けた「返却日」(例えば、「2019年7月1日)の項目を更新する。
次に、ステップS206の処理において、サーバ装置100の制御部130の所有者データ管理部132は、商品の所有者から預り金の返金を受け付けたか、を確認する。例えば、所有者データ管理部132は、所有者データ1000を参照し、商品ID「40001」の時計について、預り金の返金有無につき確認する。
ステップS206の処理において、所有者から預り金の返金を受け付けた場合、所有者データ管理部132は、ステップS207において、商品を所有者に返送させる処理を行う。例えば、所有者データ管理部132は、商品ID「40001」の時計について、(図示しない)返金処理部や返品処理サーバ等を介して商品の発送等の返品を指示することにより、商品を返品する処理を行う。
ステップS206の処理において、所有者から預り金の返金を受け付けていない場合、すなわち、所有者からの商品の預かり期間が満了していない場合、処理はS201に戻り、同じ商品について、他の利用者からの賃貸受付を行うことができる。例えば、図5に示すように、所有者ID「10001」の商品ID「40001」の商品(例えば、「ロレックス(登録商標)」)について、前回の利用者(例えば、ユーザID「20001」)から返却後の2019年7月2日より、他の利用者(例えば、ユーザID「20003」)に対して賃貸を開始することができる。
以上のように、本実施形態の運用方法の一の具体例を通じて、サーバ装置100により提供されるサービスを提供するサービス運営者は、商品の所有者から廉価で取得した商品を、所定期間利用者に対して転貸することで、その期間に応じた運用益を安定的に得ることができる。
図9は、本発明の第一実施形態に係る、商品の運用方法の具体例に係るフローチャートの他の一例である。
まず、ステップS301の処理として、サーバ装置100の制御部130の運用管理部134は、商品の使用を希望するユーザ装置300から、商品の賃貸要求を受付ける。例えば、(利用者ID「20001」の)利用者が、ある時計(例えば、「ロレックス(登録商標)」)の使用を希望する場合、その利用者が、ユーザ装置300を操作して、利用可能な時計のリストからその時計の選択を行い、賃貸要求を送信すると、サーバ装置100の制御部130の指示受付部131は、所有者装置200から通信部110を介して、その賃貸要求を受信する。
次に、ステップS302の処理として、サーバ装置100の制御部130の運用管理部134は、賃貸開始処理を行う。例えば、運用管理部134は、商品ID「40001」の時計(例えば、「ロレックス(登録商標)」)について、利用状況を確認し、利用可能であれば、賃貸を希望する利用者(例えば、ユーザID「20001」)に対し、賃貸を開始する。運用管理部134は、賃貸を開始すると、運用データ3000の「ユーザID」及び「運用開始日」の項目を更新する。
次に、ステップS303の処理として、サーバ装置100の制御部130の所有者データ管理部132は、商品の所有者から預り金の返金を受け付けたか、を確認する。例えば、所有者データ管理部132は、所有者データ1000を参照し、商品ID「40001」の時計について、預り金の返金有無につき確認する。
ステップS303の処理において、所有者から預り金の返金を受け付けた場合は、サーバ装置100の制御部130の運用管理部134は、ステップS304において、賃貸を終了させる処理を行う。例えば、運用管理部134は、運用データ3000の、商品ID「40001」の時計について、実際に商品の返送を受け付けた返却日(例えば、「2019年6月20日)を入力することでデータを更新する。また、所有者データ管理部132は、ステップS207において、商品を所有者に返送させる処理を行う。例えば、所有者データ管理部132は、商品ID「40001」の時計について、(図示しない)返金処理部や返品処理サーバ等を介して商品の発送等の返品を指示することにより、商品を返品する処理を行う。
また、本実施形態において、所有者装置200から一定期間預り金の返金を受け付けない場合に、サーバ装置100は、所有者がその商品を放棄したものと決定することができ、その場合においては、サーバ装置100の運用管理部134は、商品を半永久的に運用することができる。その場合、所有者データ管理部132または運用管理部134は、所有者がその商品を放棄した旨を放棄情報として、所有者データ1000、運用データ3000等において更新することができる。
以上のように、本実施形態の運用方法の他の具体例を通じて、サーバ装置100により提供されるサービスを提供するサービス運営者は、商品の所有者から廉価で取得した商品を、転貸することで、運用益を得ることができる一方で、所有者の事情に応じて、転貸スキームを柔軟に変更することができる。
(実施形態2)
本実施形態において、基本的な運用システム構成、及びサーバ装置100及び所有者装置200/ユーザ装置300の機能構成は、第一の実施形態と同じであり、説明を省略する。なお、基本的な運用方法の前処理部分については、図7に示す例のように、商品の移転と引き換えに預り金を付与する態様を適用することもできるし、所有者から商品を買い取る態様を適用することもできる。図10は、本発明の第二実施形態に係る、商品の運用方法の具体例に係るフローチャートの一例である。本実施形態は、商品の運用方法として、所有者(法人または個人)から移転した商品を、その商品の購入を希望する利用者に対して、試用期間の特約を付けた販売を行うことを例示したものである。
まず、ステップS401の処理として、サーバ装置100の制御部130の運用管理部134は、商品の購入を希望するユーザ装置300から、商品の購入要求を受付ける。例えば、(利用者ID「20001」の)利用者が、ある時計(例えば、「ロレックス(登録商標)」)の購入を希望する場合、その利用者が、ユーザ装置300を操作して、利用可能な時計のリストからその時計の選択を行い、購入要求を送信すると、サーバ装置100の制御部130の指示受付部131は、所有者装置200から通信部110を介して、その購入要求を受信する。
次に、ステップS402の処理として、サーバ装置100の制御部130の運用管理部134は、試用期間の開始処理を行う。例えば、運用管理部134は、商品ID「40001」の時計(例えば、「ロレックス(登録商標)」)について、利用状況を確認し、利用可能であれば、賃貸を希望する利用者(例えば、ユーザID「20001」)に対し、試用期間内による解約を特約とする、商品の売却を行う。運用管理部134は、売却に伴う試用期間が開始すると、図11に示す運用データ4000の「ユーザID」及び「試用期間開始日」の項目を更新する。
次に、ステップS403の処理として、サーバ装置100の制御部130の運用管理部134は、試用期間が満了したか否か、を確認する。例えば、運用管理部134は、運用データ4000を参照し、商品ID「40001」の時計について、「試用期間満了日」(例えば、試用期間開始日から2週間)を確認し、試用期間が終了したことを確認する。
試用期間が満了すると、ステップS404において、運用管理部134は、ユーザデータ管理部133は、ステップS404において、ユーザ装置300から、商品返品要求を受付けたか、を確認する。
ステップS404の処理において、ユーザ装置から商品返品要求が無い場合は、ステップS405において、運用管理部134は、購入処理を行う。例えば、運用管理部134は、図11の運用データ4000において、「返品日」の項目を、「sold」といった商品を売却した旨のステータスに更新する。ここで、商品の返品要求が無い場合、とは、利用者から購入の意思表示があった場合も含まれる。
ステップS404の処理において、ユーザ装置から商品返品要求を受付けた場合は、ステップS406において、運用管理部134は、商品の返品処理を行う。例えば、運用管理部134は、実際に商品の返品を確認すると、運用データ4000の、商品ID「40001」の時計について、「返品日」の項目に返品日(例えば、「2019年4月14日」)を更新する。なお、ここで、試用期間満了前に返品要求を受付けることもでき、その場合においても同様の処理を行うことができる。
ステップS407の処理において、運用管理部134は、返品のあった商品について、売却価格を更新する。すなわち、返品のあった商品は、試用期間の分だけ商品が劣化したものと捉え、その期間分(例えば、2週間)だけ元の売買価格から所定の金額を差し引く。図11の運用データ4000の例においては、取引ID「30001」について、ユーザID「20001」から試用期間を経て返品のあった商品ID「40001」について、返品後に元の売買価格(例えば、100万円)から所定金額(例えば、2万円)を差し引き、同じ商品について次の取引(取引ID「30003」)において、売却価格を98万円に予め設定する。
以上のように、本実施形態の運用方法の具体例を通じて、サーバ装置100により提供されるサービスを提供するサービス運営者は、商品の所有者から移転させた商品を、利用者に対して一定条件のもとで販売することができる。ここで、試用期間を設け、試用期間を経て返品された商品を売買に出す際には、所定額だけディスカウントして価格設定を行うことで、利用者により廉価な金額で商品を購入する機会を提供しつつ、サービス運営者はより確実に商品を売る機会を得ることができる。
以上、開示に係る実施形態について説明したが、これらはその他の様々な形態で実施することが可能であり、種々の省略、置換および変更を行なって実施することが出来る。これらの実施形態および変形例ならびに省略、置換および変更を行なったものは、特許請求の範囲の技術的範囲とその均等の範囲に含まれる。
1 運用システム 100 サーバ装置、110 通信部、120 記憶部、130 制御部、200 所有者装置、300 ユーザ装置、NW ネットワーク

Claims (5)

  1. ネットワークで接続される、商品の所有者に関連する所有者装置と、その商品の使用を希望する利用者に関連するユーザ装置と、を仲介するサーバ装置により提供される、商品の運用方法であって、
    利用者が所有する商品について、ユーザ装置からの運用要求を受付け、
    前記商品の査定を行い、
    前記査定された金額に基づいて算出された預り金を前記利用者に付与し、
    前記商品の利用を希望するユーザに対して、当該商品の運用を行う、
    運用方法。
  2. 前記運用は、前記商品を賃貸することである、請求項1に記載の運用方法。
  3. 前記運用に係る期間は有期である、請求項1に記載の運用方法。
  4. 前記運用に係る期間は、前記ユーザ装置から前記預り金の返金要求を受付けたことをもって終了する、請求項1に記載の運用方法。
  5. 前記運用は、前記商品を売却することである、請求項1に記載の運用方法。

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