JP2020173596A - 帳票処理装置及びモバイル端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子化された帳票の記入欄の内容に関する不備を検出する検出部と、電子化された帳票を用紙に印刷出力する印刷部と、該印刷部を制御する印刷制御部と、を備えた帳票処理装置において、電子帳票の印刷に際して記入欄の内容に不備がある場合に、用紙を無駄に消費することなく効率良く不備の内容をユーザーに認識させることができるようにする。【解決手段】印刷制御部は、検出部が不備を検出した場合には、印刷部によって帳票を用紙に印刷する際に、該検出部が不備を検出した記入欄を空欄にするとともに該不備の内容を特定可能な特定情報を含むコード画像を上記帳票の所定箇所に付して印刷部による印刷を実行する(ステップSA108)。【選択図】図4

Description

本発明は、帳票処理装置及びモバイル端末装置に関する。
従来より、電子機器の表示画面に表示された電子帳票(例えば確定申告書の電子版)の各種記入欄に情報を入力するための入力部と、電子帳票を印刷するための印刷部とを備えた帳票処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この帳票処理装置は、記入欄への入力内容に不備(エラー)が存在する電子帳票を検出する検出部と、印刷部により電子帳票を印刷させる際に不備が存在する記入欄を空欄として印刷させるとともに、上記不備に対する手書き対応を指示する指示書を印刷させる印刷制御部とをさらに備えている。
特開2018−032231号公報
上記特許文献1に示す従来の帳票処理装置では、電子帳票の印刷に際して、不備への対応を指示する指示書が別の用紙に印刷されるので、その分だけ用紙の使用量が増加するという問題がある。
この問題に対して、不備への対応指示を帳票の余白等に印刷することも考えられる。しかし、余白等に記載できる文字数や文字の大きさには制限があるためユーザーが修正内容を正確に把握することができない可能性がある。また、そのような対応指示が印刷された帳票は、信憑性を欠くとともに提出先機関に受理されない可能性がある。このため、ユーザーは対応指示が記載された帳票を廃棄して新たに帳票を作成し直す必要があり、結局のところ用紙の使用枚数が増加してしまう。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、電子帳票の記入欄の内容に不備がある場合に、用紙を無駄に消費することなく効率良く不備の内容をユーザーに認識させることができる帳票処理装置及びモバイル端末装置を提供することにある。
本発明に係る帳票処理装置は、電子化された帳票の記入欄の内容に関する不備を検出する不備検出部と、電子化された帳票を用紙に印刷出力する印刷部と、該印刷部を制御する印刷制御部と、を備えている。
そして、上記印刷制御部は、上記不備検出部が不備を検出した場合には、上記印刷部によって帳票を用紙に印刷する際に、該不備検出部が不備を検出した記入欄を空欄にするとともに該不備の内容を特定可能な特定情報を含むコード画像を上記帳票の所定箇所に付して、上記印刷部による印刷を実行するように構成されている。
本発明に係るモバイル端末装置は、上記帳票処理装置の上記印刷部によって上記用紙に印刷された上記コード画像の情報を読取り可能に構成されている。
そして、このモバイル端末装置は、筐体と、上記筐体の表側面に設けられた表示部と、上記筐体の背面に設けられた撮像カメラと、上記撮像カメラの撮像画像をリアルタイムに上記表示部に表示させる表示制御部と、上記撮像カメラによる撮像画像を取得して、該取得した撮像画像中に上記コード画像が存在するか否かを検出するコード画像検出部と、上記コード画像検出部により上記コード画像が検出された場合に、該コード画像に含まれる上記特定情報を読取って、該読取った特定情報又は該特定情報に基づく記入例を含む入力補助画像を作成して、該入力補助画像を上記表示部に表示された現実空間と合成することで該表示部に拡張現実空間を表示させるAR制御を実行するAR制御部とを備えている。
本発明によれば、電子帳票の記入欄の内容に不備がある場合に、用紙を無駄に消費することなく効率良く不備の内容をユーザーに認識させることができる帳票処理装置及びモバイル端末装置を提供することにある。
図1は、本実施形態におけるMFP(帳票処理装置の一例)を含む帳票処理システムを示す全体構成図である。 図2はMFPの概略構成図である。 図3はモバイル端末の概略構成図である。 図4は、MFPのコントローラーにより実行される不備検出制御の一例を示すフローチャートである。 図5は、MFPのタッチパネルに表示されるモード選択画面の一例を示す図である。 図6は、ユーザーがチェック対象となる帳票の種類を選択可能な選択画面の一例を示す図である。 図7は、ユーザー登録カードの記入例の一例を示す図である。 図8は、帳票が登録カードである場合の記入条件データの内容を説明するための説明図である。 図9は、帳票チェックモードにおいてコード画像と共に印刷される帳票の一例を示す図である。 図10は、モバイル端末による不備内容取得制御の一例を示すフローチャートである。 図11は、AR制御によってモバイル端末のタッチパネルに表示される拡張現実空間の一例を示す概略図である。 図12は、実施形態1の変形例を示す図11相当図である。 図13は、実施形態2を示す図4相当図である。 図14は、ユーザー登録カードの他の記入例を示す図7相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
[全体構成]
図1は、本実施形態の帳票処理装置の一例であるMFP10を含む帳票処理システム1を示す概略図である。この帳票処理システム1は、MFP10の他に、モバイル端末20と、帳票管理サーバー30とを備えている。MFP10及び帳票管理サーバー30は、ネットワーク(インターネット等)40を介して情報伝達可能に接続されている。
MFP10は、ユーザーが手書き作成した帳票100のスキャンデータを生成して、帳票100の記入欄の内容に不備があるか否かを判定する。MFP10は、帳票100の記入欄の内容に不備があると判定した場合には、この不備が存在する記入欄を空欄にして且つ該空欄内に不備の情報を含むコード画像Gを付して帳票100の印刷を実行する。ユーザーは、印刷された帳票100に付されたコード画像Gをモバイル端末20により読取ることで上記不備の内容を認識することができる。帳票管理サーバー30は、MFP10より送信される帳票のスキャンデータを保存管理する
[MFPの構成]
図2を参照して、MFP10の具体的な構成を説明する。このMFP10は、タッチパネル11と、印刷部12と、スキャン部13と、ハードディスク14と、ネットワークインターフェース15と、コントローラー16と備えている。これらは、図示しないバス線を介して相互に接続されている。
タッチパネル11は、MFP10に対する操作項目や各種情報を表示するとともに、ユーザーによる操作を受付けるものである。タッチパネル11は例えば液晶パネルにより構成される。ユーザーは、タッチパネル11を指で操作することによって、様々な指示をMFP10に与えることができる。印刷部12は、インクジェット方式や電子写真方式により用紙に画像を印刷する。スキャン部13は、CCD、CIS等の画像読取センサーを有していて、原稿(本実施形態では記入済の帳票100)をスキャンしてその画像データ(以下、スキャンデータという)を生成する。スキャン部13は、生成したスキャンデータをハードディスク14等に記憶させる。
ハードディスク14は、スキャンデータや外部から受信した印刷用データを記憶する。また、ハードディスク14には、後述する帳票100の不備検出制御に利用される記入条件データが予め記憶されている。
コントローラー16は、CPU、ROM及びRAM等を有するマイクロコンピューターからなる。コントローラー16は、タッチパネル11からのユーザーの操作を受けてMFP10の動作モードを、通常モードと帳票処理モードとのいずれか一方に選択的に切り替える。
通常モードでは、タッチパネル11上に表示されたスキャナ機能、印刷機能、ファクシミリ機能及びコピー機能の四つのタブ(図示省略)の中からユーザーが選択した一の機能を選択して実行することができる。
帳票処理モードでは、後述するようにMFP10を帳票100の不備を検出する検出装置として機能させるとともに、ユーザーが不備を修正した帳票100の電子データを帳票管理サーバー30に送信する。上記コントローラー16は、この帳票処理モードにおいて帳票100の不備検出制御を実行する。コントローラー16による不備検出制御の詳細は後述する。
[モバイル端末の構成]
次に、図3を参照して、モバイル端末20の具体的な構成を説明する。モバイル端末20は、例えば、携帯電話(例えばスマートフォン)、PDA、ノートPC、タブレットPC等からなる。
モバイル端末20は、タッチパネル(表示部)21、通信部22、撮像カメラ23及びハードディスク24を備えている。これらは、図示しないバス線を介して相互に接続されている。
タッチパネル21は、モバイル端末20に対する操作項目や各種情報の表示、及びユーザーによる操作を受付ける液晶式のタッチパネルからなる。タッチパネル21は、モバイル端末20の筐体の表側面に設けられている。
ユーザーは、タッチパネル21を指で操作することによって、様々な指示をモバイル端末20に与えることができる。
通信部22は、モバイル端末20をアクセスポイントを介して無線通信によりネットワーク40に接続する。
撮像カメラ23は、モバイル端末20の筐体の裏面側に設けられていて、外部の状況をカメラ機能により撮像可能になっている。撮像カメラ23は、タッチパネル11の法線方向の背面側に視野を有する。撮像カメラ23は、例えばCCDカメラやCMOSセンサー等により構成される。
ハードディスク24は、撮像カメラ23により撮像した画像データ等が記憶される。また、ハードディスク24には各種アプリが記憶されている。本実施形態では、このアプリの一例として、撮像画像中のコード画像Gをデコードして情報を抽出するコード解析アプリ24aが記憶されている。
コントローラー25は、CPU、ROM及びRAMを有するマイクとコンピューターからなる。コントローラー25は、モバイル端末20の各種動作を制御する。コントローラー25は、撮像カメラ23による撮像画像をリアルタイムでタッチパネル21に表示する。
そうしてコントローラー25は表示制御部として機能する。
コントローラー25は、撮像カメラ23による撮像画像中にコード画像Gが含まれると判定した場合には、上記コード解析アプリ24aを起動する。コントローラー25は、コード解析アプリ24aと協働してコード画像Gをデコードして記入欄の不備の内容を特定可能な特定情報を取得する。コントローラー25は、取得した特定情報をタッチパネル21に表示することで、ユーザーが記入欄への修正書き込みを正しく行えるよう補助する。
[MFPによる帳票の不備検出制御]
次に、図4を参照して、MFP10のコントローラー16により実行される帳票100の不備検出制御の詳細を説明する。
ステップSA101では、ユーザーがMFP10の作動モードとして帳票チェックモードを選択したか否かを判定する。この判定は、タッチパネル11に表示されたモード選択画面50(図5参照)おいてユーザーが帳票チェックモードの選択ボタン51と通常使用モードの選択ボタン52とのいずれを選択したかに基づいて行われる。本ステップSA101の判定がNOである場合(ユーザーが通常使用モードを選択した場合)にはリターンする一方、YESである場合(ユーザーが帳票チェックモードを選択した場合)にはステップSA102に進む。
ステップSA102では、チェック対象となる帳票100の種別をユーザーが選択するための選択画面60(図6参照)をタッチパネル11上に表示する。
図6は、この選択画面60の一例を示している。この例では、チェック対象の帳票100として、ユーザー登録カード70を選択するための第一ボタン61と、税務署提出用の確定申告書を選択するための第二ボタン62と、自治体向けの転出届けを選択するための第三ボタン63とが選択可能に表示されている。また、選択画面60の上端には、帳票100の種別を選択した後に帳票100をスキャンするように促すメッセージが表示されている。
ユーザー登録カード70は、例えばメーカーが顧客情報を収集するために配布する申請用紙である。確定申告書は、税務署に対して所得申告を行う際に使用する書類である。転出届けは、引っ越し等により転出する際に転出前の自治体に提出するべき書類である。
尚、これらユーザー登録カード70、確定申告署及び転出届けは、帳票処理システム1によるチェック対象となる帳票100の一例であり、帳票100はこれらに限定されるものではない。図7は、ユーザー登録カード70の記入例を示す概略図である。ユーザー登録カード70は、住所記入欄71、氏名記入欄72、電話番号の記入欄73及び生年月日の記入欄74を有している。
図4に戻ってステップSA103では、タッチパネル11からの選択信号を基に、ステップSA102でユーザーが選択した帳票の種類を読込む。
ステップSA104では、ユーザーがスキャン部13によって帳票100のスキャンを完了したか否かを判定し、この判定がNOである場合にはリターンする一方、YESである場合にはステップSA105に進む。
ステップSA105では、スキャン部13が帳票100をスキャンすることで生成したスキャンデータ(電子帳票)に対して画像処理(例えばOCR処理)を実行することで、帳票100の各記入欄の入力内容を文字情報として取得する。
ステップSA106では、ステップSA103で読込んだ帳票100の種類に対応する記入条件データをMFP10のハードディスク24より読込む。
ハードディスク24には、帳票100の種類別に(本実施形態では、ユーザー登録カード70、確定申告書及び転出届けの三種類それぞれについて)記入条件データが記憶されている。図8には、一例としてユーザー登録カード70用の記入条件データを示している。この記入条件データは、項目番号と、記入欄の名称と、後述するコード画像Gの印刷位置と、記入条件との四列で構成されている。この記入条件データでは、例えば「氏名」の記入欄について、(1)氏と名前との間に空白を入れる点、及び(2)フリガナを入れる点の二点が記入条件として予め定められていることが分かる。
ステップSA107では、ステップSA105で取得した帳票100の各記入欄の記入内容と、ステップSA106で呼出した当該帳票100の種類に対応する記入条件データとを比較することで、各記入欄のそれぞれについて不備がある否か(つまり記入条件データの内容に違反するものがあるか否か)を判定(検出)する。そして、この判定がNOである場合にはリターンする一方、YESである場合にはステップSA108に進む。コントローラー16は、このステップSA107の処理を実行することにより不備検出部として機能する。
ステップSA108では、ステップSA107において不備と判定された記入欄を空欄にし、且つ、不備の内容を基にコード画像Gを作成する。コード画像Gは、不備の内容を特定可能な特定情報に加えて、当該コード画像がMFP10の印刷部12により印刷されたものであることを証明する照明情報を含んでいる。本実施形態ではコード画像Gの一例としてQRコード(登録商標)を採用するようにしている。本ステップSA108では、作成したコード画像Gを不備が検出された記入欄の隅に付した状態で帳票100を印刷部12により印刷する。そうして、コントローラー16は本発明の印刷制御部として機能する。図9は、帳票100がユーザー登録カード70である場合において、電話番号の記入欄73に不備が検出された場合の帳票100の印刷結果を示す図である。この図によれば、電話番号記入欄73の左側且つ下側の隅にコード画像Gが印刷されていることが分かる。
上記ステップSA108の印刷処理が終了した後はリターンする。
[モバイル端末による不備内容取得制御の詳細]
次に、図10を参照して、モバイル端末20におけるコード画像Gに基づく不備内容取得制御の詳細を説明する。以下のステップSA201〜SA207の処理はモバイル端末20のコントローラー25によって実行される。
ステップSA201では、モバイル端末20の撮像カメラ23による撮像処理が実行中であるか否かを判定し、この判定がNOである場合にはリターンする一方、YESである場合にはステップSA202に進む。コントローラー25は、本ステップSA201の処理を実行することでコード画像検出部として機能する。
ステップSA202では、撮像カメラ23による撮像画像中にコード画像Gが存在するか否かを判定し、この判定がNOである場合にはリターンする一方、YESである場合にはステップSA203に進む。
ステップSA203では、ハードディスク24内に記憶されたコード解析アプリ24aを起動する。そして、ステップSA202で検出したコード画像Gを該コード解析アプリ24aを利用してデコードすることでコード画像Gの記述情報を取得する。
ステップSA204では、ステップSA203で取得したコード画像Gの記述情報の中に、上記MFP10が作成した証明情報(当該コード画像GがMFP10の帳票チェックモードにて印刷されたものであることを証明する情報)が含まれているか否かを判定する。この判定がNOである場合にはリターンする一方、YESである場合にはステップSA205に進む。
ステップSA205では、ステップSA203で取得したコード画像Gの記述情報の中から、帳票100の不備を特定するための特定情報を抽出する。
ステップSA206では、ステップSA201で取得した撮像カメラ23による撮像画像中に人の手が存在するか否かを判定する。この判定は、例えばパターンマッチング等の画像処理技術を基に行うことができる。この判定がNOである場合にはステップSA208に進む一方、YESである場合にはステップSA207に進む。
ステップSA207では、ステップSA205で抽出した特定情報を含む入力補助画像Hを作成する。そして、この入力補助画像Hを、撮像画像中の現実空間に対して人の手と重ならないように配置して合成することで、タッチパネル11に拡張現実空間(図11参照)を表示させ、しかる後にリターンする。
ステップSA206の判定がNOである場合に進むステップSA208では、人の手の位置とは関係なく所定位置に(例えば、画面中央の下側付近に)入力補助画像を配置することで、ステップSA207と同様にタッチパネル11に拡張現実空間を表示させ、しかる後にリターンする。ここで、拡張現実は一般にAR(augmented realityの略)と称されるものであり、上記ステップSA206及びステップSA207の制御が本発明のAR制御に相当する。
図11は、ステップSA207の処理によって、タッチパネル11に表示された拡張現実空間の一例である。この例では、入力補助画像Hの一例として、不備の内容を特定可能な特定情報を記載した吹出し画像を生成するようにしている。尚、入力補助画像Hは吹出し画像に限ったものではなく、例えば図12に示すように、記入欄73の中に市外局番から始まる番号の記入例を記載した画像であってもよい。
[作用効果]
以上説明したように、本実施形態では、MFP10のコントローラー16は、スキャン部13によって読取った帳票100のスキャンデータ(電子帳票)の記入欄の内容に不備を検出した場合には(ステップSA107の判定がYESである場合には)、印刷部12によって帳票100を用紙に印刷する際に、該不備を検出した記入欄を空欄にするとともに、該不備の内容を特定可能な特定情報を含むコード画像Gを帳票100の所定箇所に付して印刷を実行するように構成されている。
この構成によれば、ユーザーは、コード画像Gの内容を例えばモバイル端末20等により読み取ることで帳票100の記入欄の不備内容を容易に認識することができる。そして、本実施形態では、図9に示すように、不備が検出された記入欄(図9の例では電話番号記入欄73)は空欄で印刷されるので、この空欄に正しい情報を記入することで、用紙を無駄に消費することなく帳票100を完成させることができる。よって、使用する用紙の枚数を節約することができる。また、不備内容をコード画像Gに変換するようにしたことで、不備内容を文書で記述したり別の用紙に印刷したりする場合に比べて効率良く、ユーザーに不備内容を認識させることができる。よって、用紙の使用枚数をより一層節約することができる。
また、本実施形態では、上記コントローラー16は、不備が存在する記入欄の外縁の内側近傍にコード画像Gを形成するようにしている(例えば図9参照)。
これによれば、不備が存在するために空欄として印刷された記入欄(図9の例では電話番号記入欄73)に、ユーザーが手書きで正しい内容を記入する際、コード画像Gが邪魔になることがない。尚、不備があった記入欄の外縁の外側近傍にコード画像Gを印刷するようにしてもよい。これよれば、ユーザーが記入欄に正しい内容を再記入する際、コード画像Gが邪魔になるのを確実に防止することができる。
また、本実施形態によれば、コード画像GはQRコード画像とされている。QRコードは、数字だけでなく英字、漢字、ひらがな、カタカナなど多言語のデータを格納可能である。したがって、コード画像GをQRコード画像とすることで、不備の内容をエラー番号等ではなく文章により正確にユーザーに認識させることができる。
また、本実施形態では、モバイル端末20のコントローラー25は、コード画像Gを検出した場合には、モバイル端末20のタッチパネル21に表示された現実空間に入力補助画像Hを合成して、該タッチパネル21に拡張現実空間を表示させるよう構成されている(ステップSA207及びSA208)。
これによれば、ユーザーは、図11に示すようにモバイル端末20のタッチパネル21に表示された拡張現実空間を見ながら、不備が検出された記入欄(図11の例では電話番号記入欄73)に正しい内容を記入することができる。よって、ユーザーによる修正記入を簡便に行うことができる。
また、本実施形態では、モバイル端末20のコントローラー25は、撮像カメラ23による撮像画像を取得して、取得した撮像画像中に人の手の画像が存在するかを判定し、該手の画像が存在すると判定した場合には(ステップSA206の判定がNOである場合には)、上記手の画像と重ならないように入力補助画像(吹出し画像H、記入例画像I等)を現実空間に合成するよう構成されている。
この構成によれば、入力補助画像Hが、記入欄への記入を行うユーザーの手と重なるのを防止することができる。よって、入力補助画像Hを常に見易い位置に配置することができる。
また、本実施形態では、コード画像Gは、当該コード画像GがMFP10の印刷部12によって印刷されたものであることを証明する証明情報を含んでいる。モバイル端末20のコントローラー25は、コード画像Gの情報に上記証明情報が含まれているか否かを判定して、該証明情報が含まれていないと判定した場合には(ステップSA204の判定がNOである場合には)上記AR制御を実行しないように構成されている。
この構成によれば、帳票100の記入欄の不備とは全く関係のないコード画像Gがコントローラー25によって検出された場合に、上記AR制御が不必要に実行されてユーザーが故障と勘違いするのを防止することができる。
《実施形態2》
図13は、実施形態2を示す図10相当図である。本実施形態では、モバイル端末20におけるコード画像Gを基にした不備内容取得制御の内容が実施形態1とは異なっている。
図13において、ステップSB101〜SB107の処理は、実施形態1のステップSA101〜SA107の処理と同様であるためその詳細な説明を省略する。
ステップSB108では、ステップSB107で不備があると判定した記入欄の内容の修正候補を推定して列挙する。修正候補の推定には、例えばAI技術(人工知能)等を用いればよい。コントローラー16は、本ステップSB108の処理を実行することで推定部として機能する。
ステップSB109では、ステップSB108で列挙された修正候補の数が複数であるか否かを判定し、この判定がNOである場合にはステップSB111に進む一方、YESである場合にはステップSB110に進む。
ステップSB110では、実施形態1のステップSA108と同様に、不備が検出された記入欄を空欄にし、且つ、該不備の内容をコード画像Gに変換して該記入欄の隅に付して印刷部12による印刷を実行する。
ステップSB109の判定がNOである場合に進むステップSB111では、ステップSB108で挙げられた一つの修正候補を、不備あると判定された記入欄に自動入力して印刷部12による印刷を実行し、しかる後にリターンする。
[作用効果]
本実施形態の作用効果を図14を参照して説明する。図14は、MFP10によるチェックを行う前のユーザー登録カード70の記入例の一例である。
この例では、氏名の記入欄72に関して、フリガナが空欄になっている点で不備があり、生年月日の記入欄74に関して、西暦で記載するべきところを元号で記載している点で不備がある。
このユーザー登録カード70のスキャンデータに対してコントローラー16による不備検出制御を実行した場合の上記ステップSB108以後の処理について考える。
先ず氏名の記入欄72について、コントローラー16は、ステップSB108の処理で、「山田智子」のフリガナとして「ヤマダ トモコ」と「ヤマダ サトコ」とを修正候補として推定列挙する。この場合、修正候補の数は二つであるから、コントローラー16は次のステップSB109でYESと判定してステップSB110に進む。この結果、不備がある記入欄72は空欄として印刷部12による帳票100の印刷が実行される。
一方、生年月日の記入欄74について、コントローラー16は、ステップSB108の処理で、元号で記載された「昭和49年9月6日」の修正候補として「1974年9月6日」を修正候補として推定列挙する。この場合、修正候補の数はこの一つであるから、コントローラー16は、次のステップSB109でNOと判定してステップSB111に進み、上記修正候補である1974年9月6日を生年月日の記入欄74に自動入力する。
[作用効果]
以上説明したように、本実施形態2によれば、帳票100の記入欄の内容に不備があったとしても、この不備の修正候補がコントローラー16によって一意に決まるような場合には、この修正候補を記入欄に自動入力して確定させるようにした。これによれば、記入欄の不備を迅速に修正することができる。
《他の実施形態》
上記実施形態では、コード画像Gの一例としてQRコードを採用しているが、これに限ったものではない。コード画像Gは例えばバーコード画像であってもよい。
上記実施形態では、電子帳票はスキャンデータとされているが、これに限ったものではない。電子帳票は、例えばPC等に記憶された帳票の電子フォーマットにキーボード入力することで作成してもよい。
また、帳票100の記入欄の不備を特定するための特定情報は、該当該不備の内容が記載された情報の所在を示すURL情報であってもよい。コード画像Gとして仮にQRコード画像を採用したとしても情報量に制約があるが、インターネット上のサーバーに不備の情報を置いておくようにすれば、このような情報量の制限をほぼ無くすことができる。
以上説明したように、本発明は、帳票処理装置及びモバイル端末装置について有用である。
G :コード画像
H :入力補助画像
10 :MFP(帳票処理装置)
12 :印刷部
16 :コントローラー(表示制御部、印刷制御部、コード画像検出部、推定部)
20 :モバイル端末
21 :タッチパネル(表示部)
23 :撮像カメラ
24 :ハードディスク
24a :コード解析アプリ
25 :コントローラー(AR制御部)
70 :ユーザー登録カード(帳票)
71 :住所記入欄(記入欄)
72 :氏名記入欄(記入欄)
73 :電話番号記入欄(記入欄)
74 :生年月日記入欄(記入欄)
100 :帳票

Claims (8)

  1. 電子化された帳票の記入欄の内容に関する不備を検出する不備検出部と、電子化された帳票を用紙に印刷出力する印刷部と、該印刷部を制御する印刷制御部と、を備えた帳票処理装置であって、
    上記印刷制御部は、上記不備検出部が不備を検出した場合には、上記印刷部によって帳票を用紙に印刷する際に、該不備検出部が不備を検出した記入欄を空欄にするとともに該不備の内容を特定可能な特定情報を含むコード画像を上記帳票の所定箇所に付して、上記印刷部による印刷を実行するように構成されている、帳票処理装置。
  2. 請求項1記載の帳票処理装置において、
    上記所定箇所は上記帳票の記入欄の外縁の内側近傍又は外側近傍に位置している、帳票処理装置。
  3. 請求項1又は2記載の帳票処理装置において、
    上記不備検出部が上記記入欄の内容に関する不備を検出した場合に、当該記入欄の内容を基に、当該不備の修正候補を推定して列挙する推定部をさらに備え、
    上記印刷制御部は、上記不備検出部が上記不備を検出した場合であっても、上記推定部により列挙された上記不備の修正候補が一つである場合には、上記印刷部による帳票の印刷に際して、上記コード画像の印刷を実行せずに、上記不備検出部により不備が検出された上記記入欄に上記一つの修正候補を確定入力して上記印刷を実行するように構成されている、帳票処理装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の帳票処理装置において、
    上記特定情報は、当該不備に関する情報の所在を示すURL情報である帳票処理装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の帳票処理装置において、
    上記コード画像はQRコード画像である、帳票処理装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の帳票処理装置の上記印刷部によって上記用紙に印刷された上記コード画像の情報を読取り可能なモバイル端末装置であって、
    筐体と、
    上記筐体の表側面に設けられた表示部と、
    上記筐体の背面に設けられ、上記表示部の法線方向の背面側に視野を有する撮像カメラと、
    上記撮像カメラの撮像画像をリアルタイムに上記表示部に表示させる表示制御部と、
    上記撮像カメラによる撮像画像を取得して、該取得した撮像画像中に上記コード画像が存在するか否かを検出するコード画像検出部と、
    上記コード画像検出部により上記コード画像が検出された場合に、該コード画像に含まれる上記特定情報を読取って、該読取った特定情報又は該特定情報に基づく記入例を含む入力補助画像を作成して、該入力補助画像を上記表示部に表示された現実空間に合成することで該表示部に拡張現実空間を表示させるAR制御を実行するAR制御部とを備えている、モバイル端末装置。
  7. 請求項6記載のモバイル端末装置において、
    上記AR制御部は、上記AR制御の実行に際して、上記撮像カメラによる撮像画像中に人の手の画像が存在するかを判定して、該手の画像が存在すると判定した場合には、上記入力補助画像を上記手の画像と重ならないように上記現実空間に合成するように構成されている、モバイル端末装置。
  8. 請求項6又は7記載のモバイル端末装置において、
    上記コード画像は、上記帳票処理装置の印刷部によって印刷されたものであることを証明する証明情報を含み、
    上記AR制御部は、上記コード画像検出部によりコード画像が検出された場合には、該コード画像の情報に上記証明情報が含まれているか否かを判定して、該証明情報が含まれていないと判定した場合には上記AR制御を実行しないように構成されている、モバイル端末装置。
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