JP2020173532A - 運送計画支援装置、運送計画支援システム及び運送計画支援方法 - Google Patents

運送計画支援装置、運送計画支援システム及び運送計画支援方法 Download PDF

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Abstract

【課題】運送会社が他の運送会社へ運送を依頼した貨物の管理を容易にする。【解決手段】本発明の一実施形態に係る運送計画支援装置は、自社が管理する自社車両の運送計画及び他社が管理する他社車両の運送計画を記憶する記憶部と、自社が運送を引き受けた運送対象貨物に関する貨物情報を取得する情報取得部と、自社車両の一覧A11とともに、他社車両の運送計画に基づいて選択された、運送対象貨物を運送可能な他社車両又は運送対象貨物の運送を引き受けた他社車両に関する情報A12を、情報端末に表示させる表示制御部と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、運送会社における貨物の運送計画の策定を支援する運送計画支援装置、運送計画支援システム及び運送計画支援方法に関する。
物流業務において、荷主は、貨物の運送を運送会社に依頼する。運送会社は、運送期限、運送元及び運送先の位置等の貨物情報に基づいて、自社が管理する車両に貨物の運送を割り当てることによって、運送計画を策定する。特許文献1には、コンピュータの表示部に表示された画面上で貨物情報を入力することによって、貨物の運送を自動的に又は手動で車両に割り当てるシステムが記載されている。
特開2003−141675号公報
ところで、運送会社は、荷主から依頼された貨物を自社が管理する車両だけでは運送しきれない場合等に、他の運送会社に貨物の運送を依頼する(すなわち求車をする)場合がある。また、運送会社は、自社が管理する車両に空き時間がある場合に、他社から貨物の運送を引き受ける(すなわち求貨をする)場合がある。このように異なる運送会社間で貨物の運送を依頼し合うことを、求貨求車という。
従来、運送会社は、他社へ貨物の運送を依頼する場合に、電話やファクシミリで他社とやり取りをして成約する。特許文献1に記載のシステムでは、自社が管理する車両が運送する貨物を管理することはできるが、他社へ運送を依頼する貨物を管理することはできない。そのため運送会社は、自社の車両が運送する貨物とは別に、他社へ運送を依頼する貨物を管理する必要があるため、貨物の管理が複雑であった。
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、運送会社が他の運送会社へ運送を依頼する貨物の管理を容易にする運送計画支援装置、運送計画支援システム及び運送計画支援方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様の運送計画支援装置は、貨物の運送計画を支援する運送計画支援装置であって、自社が管理する自社車両の運送計画及び他社が管理する他社車両の運送計画を記憶する記憶部と、前記自社が運送を引き受けた運送対象貨物に関する貨物情報を取得する情報取得部と、前記自社車両の一覧とともに、前記他社車両の運送計画に基づいて選択された、前記運送対象貨物を運送可能な前記他社車両又は前記運送対象貨物の運送を引き受けた前記他社車両に関する情報を、情報端末に表示させる表示制御部と、を有する。
前記情報取得部は、前記運送計画支援装置が提供する求貨求車機能を用いて前記他社から引き受けた他社貨物と、前記求貨求車機能を用いることなく引き受けた自社貨物とを含む前記運送対象貨物に関する前記貨物情報を取得してもよい。
前記運送計画支援装置は、前記他社車両の中から、前記他社車両の運送計画に基づいて、前記運送対象貨物を運送可能な前記他社車両を選択する選択部をさらに有してもよい。
前記選択部は、前記記憶部に記憶された前記他社車両の前記運送計画において前記他社が指定した時間範囲と前記運送対象貨物の運送期限との関係に基づいて、前記他社車両を選択してもよい。
前記選択部は、前記記憶部に記憶された前記他社車両の前記運送計画において運送予定がない時間範囲と前記運送対象貨物の運送期限との関係に基づいて、前記他社車両を選択してもよい。
前記選択部は、前記記憶部に記憶された前記他社車両の前記運送計画が示す前記他社車両の空き重量と、前記運送対象貨物の重量との関係に基づいて、前記他社車両を選択してもよい。
前記選択部は、前記記憶部に記憶された前記他社車両の前記運送計画において前記他社が指定した時間範囲又は運送予定がない時間範囲の直前の前記他社車両の予定位置と、前記運送対象貨物の運送元の位置との関係に基づいて、前記他社車両を選択してもよい。
本発明の第2の態様の運送計画支援システムは、貨物の運送計画を支援する運送計画支援装置と、情報端末とを含む運送計画支援システムであって、前記運送計画支援装置は、自社が管理する自社車両の運送計画及び他社が管理する他社車両の運送計画を記憶する記憶部と、前記自社が引き受けた運送対象貨物に関する貨物情報を取得する情報取得部と、前記自社車両の一覧とともに、前記他社車両の運送計画に基づいて選択された、前記運送対象貨物を運送可能な前記他社車両又は前記運送対象貨物の運送を引き受けた前記他社車両に関する情報を表示するための表示情報を前記情報端末へ送信する表示制御部と、を有し、前記情報端末は、前記運送計画支援装置が送信した前記表示情報を受信する受信部と、前記表示情報に基づいて、前記自社車両の一覧とともに、前記運送対象貨物を運送可能な前記他社車両又は前記運送対象貨物の運送を引き受けた前記他社車両に関する情報を表示する表示部と、を有する。
本発明の第3の態様の運送計画支援方法は、貨物の運送計画を支援する運送計画支援装置が実行する、自社が管理する自社車両の運送計画及び他社車両の運送計画を記憶部に記憶させるステップと、自社が引き受けた運送対象貨物に関する貨物情報を取得するステップと、前記自社車両の一覧とともに、前記他社車両の運送計画に基づいて選択された、前記運送対象貨物を運送可能な前記他社車両又は前記運送対象貨物の運送を引き受けた前記他社車両に関する情報を、情報端末に表示させるステップと、を有する。
本発明によれば、運送会社が他の運送会社へ運送を依頼する貨物の管理を容易にするという効果を奏する。
実施形態に係る運送計画支援システムの模式図である。 実施形態に係る運送計画支援システムのブロック図である。 貨物一覧画面及び配車板画面を表示している情報端末の表示部の正面図である。 運送計画支援システムが貨物一覧画面及び配車板画面においてユーザによる運送計画の設定を受け付ける方法を説明するための模式図である。 貨物一覧画面において他社に貨物の運送を依頼する方法を説明するための模式図である。 他社によって指定された時間範囲に基づいて選択部が他社車両の候補を選択する方法を説明するための模式図である。 他社車両の空き重量に基づいて選択部が他社車両の候補を選択する方法を説明するための模式図である。 他社車両の予定位置に基づいて選択部が他社車両の候補を選択する方法を説明するための模式図である。 運送計画支援システムが行う運送計画支援方法のフローチャートを示す図である。
[運送計画支援システムSの概要]
図1は、本実施形態に係る運送計画支援システムSの模式図である。運送計画支援システムSは、運送計画支援装置1と、複数の情報端末2とを含む。運送計画支援システムSが含む情報端末2の数は限定されない。運送計画支援システムSは、その他のサーバ、端末等の機器を含んでもよい。
情報端末2は、運送会社が管理するコンピュータである。運送会社は、貨物の運送業務を行う組織である。運送会社は、1人又は複数人の構成員からなり、貨物を運送するための1つ又は複数の車両を管理する。1つの運送会社に着目したとき、該運送会社を自社といい、それ以外の運送会社を他社という。情報端末2は、例えばパーソナルコンピュータや、スマートフォン、タブレット端末等の携帯端末である。情報端末2は、インターネット、ローカルエリアネットワーク等のネットワークNを介して、運送計画支援装置1との間で通信を行う。
運送計画支援装置1は、運送会社における貨物の運送計画の策定を支援するコンピュータである。運送計画支援装置1は、例えばネットワークNに接続されたサーバである。運送計画支援装置1は、貨物及び車両に関する情報を表示するための情報を複数の情報端末2へ送信し、また複数の情報端末2から運送計画を設定するための情報を受信して記憶する。
運送計画支援装置1は、運送計画を設定する機能と、求貨求車を行う機能とを、各運送会社へ提供する。求貨求車とは、異なる運送会社間で貨物の運送を依頼し合うことをいう。運送計画支援装置1は、1つの運送会社が管理する自社車両の運送計画と、他の運送会社が管理する他社車両の運送計画とを記憶する。
運送計画支援装置1は、自社車両の一覧とともに、他社車両の運送計画に基づいて選択された、運送対象貨物を運送可能な他社車両又は運送対象貨物の運送を引き受けた他社車両に関する情報を、情報端末2に表示させる。
このような構成により、運送計画支援装置1は、運送会社が管理する自社車両の情報と、運送対象貨物を運送可能な他社車両又は運送対象貨物の運送を引き受けた他社車両とを一緒に表示して管理可能にする。そのため、運送会社のユーザは、自社車両が運送する運送対象貨物に加えて、他の運送会社へ運送を依頼する運送対象貨物を容易に管理することができる。
[運送計画支援システムSの構成]
図2は、本実施形態に係る運送計画支援システムSのブロック図である。図2において、矢印は主なデータの流れを示しており、図2に示していないデータの流れがあってよい。図2において、各ブロックはハードウェア(装置)単位の構成ではなく、機能単位の構成を示している。そのため、図2に示すブロックは単一の装置内に実装されてよく、あるいは複数の装置内に分かれて実装されてよい。ブロック間のデータの授受は、データバス、ネットワーク、可搬記憶媒体等、任意の手段を介して行われてよい。
運送計画支援装置1は、制御部11と、記憶部12とを有する。制御部11は、情報取得部111と、表示制御部112と、運送計画設定部113と、求貨求車部114と、選択部115とを有する。記憶部12は、運送計画記憶部121と、運送会社情報記憶部122と、求貨求車情報記憶部123とを有する。
記憶部12は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブ等を含む記憶媒体である。記憶部12は、制御部11が実行するプログラムを予め記憶している。記憶部12は、運送計画支援装置1の外部に設けられてもよく、その場合にネットワークを介して制御部11との間でデータの授受を行ってもよい。
運送計画記憶部121は、運送会社ごとに運送計画を記憶する。運送会社情報記憶部122は、運送会社ごとに車両及び貨物に関する情報を記憶する。求貨求車情報記憶部123は、異なる運送会社間で貨物の運送を依頼するための情報を記憶する。運送計画記憶部121、運送会社情報記憶部122及び求貨求車情報記憶部123は、それぞれ記憶部12上の記憶領域であってもよく、あるいは記憶部12上で構成されたデータベースであってもよい。
制御部11は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサであり、記憶部12に記憶されたプログラムを実行することにより、情報取得部111、表示制御部112、運送計画設定部113、求貨求車部114及び選択部115として機能する。制御部11の機能の少なくとも一部は、電気回路によって実行されてもよい。また、制御部11の機能の少なくとも一部は、ネットワーク経由で実行されるプログラムによって実行されてもよい。
情報端末2は、制御部21と、記憶部22と、操作部23と、表示部24とを有する。制御部21は、送信部211と、受信部212とを有する。
表示部24は、液晶ディスプレイ等、情報を表示可能な表示装置を含む。操作部23は、キーボード、マウス等、ユーザの操作によって情報を入力可能な操作装置を含む。表示部24としてユーザによる接触の位置を検出可能なタッチスクリーンを用いることによって、表示部24と操作部23とを一体に構成してもよい。
記憶部22は、ROM、RAM、ハードディスクドライブ等を含む記憶媒体である。記憶部22は、制御部21が実行するプログラムを予め記憶している。記憶部22は、情報端末2の外部に設けられてもよく、その場合にネットワークを介して制御部21との間でデータの授受を行ってもよい。
制御部21は、例えばCPU等のプロセッサであり、記憶部22に記憶されたプログラムを実行することにより、送信部211及び受信部212として機能する。制御部21の機能の少なくとも一部は、電気回路によって実行されてもよい。また、制御部21の機能の少なくとも一部は、ネットワーク経由で実行されるプログラムによって実行されてもよい。
本実施形態に係る運送計画支援装置1及び情報端末2は、図2に示す具体的な構成に限定されない。運送計画支援装置1及び情報端末2は、それぞれ1つの装置に限られず、2つ以上の物理的に分離した装置が有線又は無線で接続されることにより構成されてもよい。
[運送計画支援方法の説明]
いずれかの運送会社のユーザ(オペレータ)は、情報端末2を用いて画面を表示するための操作を行う。画面を表示するための操作が行われると、情報端末2の送信部211は、情報端末2を管理する運送会社を識別可能な識別情報(例えば運送会社ID)を、運送計画支援装置1へ送信する。運送計画支援装置1において、情報取得部111は、情報端末2が送信した運送会社IDに基づいて、画面を表示するための情報を取得する。
具体的には、情報取得部111は、情報端末2が送信した運送会社IDを受信して取得する。以下では、情報取得部111が取得した運送会社IDに対応する運送会社を自社といい、それ以外の運送会社を他社という。
情報取得部111は、運送計画記憶部121において自社の運送会社IDに関連付けられた運送計画(すなわち、自社が管理する自社車両の運送計画)を取得する。また、情報取得部111は、運送計画記憶部121において自社以外の運送会社IDに関連付けられた運送計画(すなわち、他社が管理する他社車両の運送計画)を取得する。運送計画は、例えば車両を識別可能な識別情報(例えば車両ID)と、車両が運送する予定の貨物を識別可能な識別情報(例えば貨物ID)とを関連付けて示す。
また、情報取得部111は、運送会社情報記憶部122において自社の運送会社IDに関連付けられた、自社が管理する自社車両に関する車両情報と、自社が運送計画支援システムSの求貨求車機能を用いることなく引き受けた自社貨物(第1の貨物)に関する貨物情報とを取得する。自社車両は、自社が保有する車両であってもよく、あるいは自社が管理を行う他社の車両であってもよい。
車両情報は、例えば車両の車両登録番号、車種(最大積載量、寸法、荷台形状等)、運送可能な貨物の種類、混載可否及び運賃、並びに車両の運転手の氏名、勤務予定時間、残業時間及び連続運転時間を、車両IDに関連付けて示す。貨物情報は、例えば貨物の種類、運賃、運送期限(荷積み時刻及び荷卸し時刻)、運送元(積地)の位置、運送先(卸地)の位置、荷主の名称、混載可否及び貨物を運送可能な車種を、貨物IDに関連付けて示す。
また、情報取得部111は、求貨求車情報記憶部123において自社の運送会社IDに関連付けられた求貨求車情報を取得する。求貨求車情報は、他社が運送を依頼した他社貨物に関する貨物情報(すなわち、求車情報)と、他社が貨物の運送を引き受ける依頼をした他社車両の車両情報(すなわち、求貨情報)と、運送会社が運送を依頼した貨物の運送を他の運送会社が引き受けたことを示す情報(すなわち、引き受け情報)を含む。
求車情報は、自社が運送計画支援システムSの求貨求車機能を用いて他社から引き受けた引受済他社貨物(第2の貨物)の貨物情報と、自社が運送計画支援システムSの求貨求車機能を用いて他社から引き受けることが可能な未引受他社貨物(第3の貨物)の貨物情報とを含む。引受済他社貨物及び未引受他社貨物の貨物情報の内容は、自社貨物の貨物情報と同様である。
求貨情報は、運送対象貨物を運送可能な他社車両の車両情報を含む。求貨情報は、自社車両の車両情報と同様の内容に加えて、他社車両が貨物を運送可能な時間を、車両IDに関連付けて示す。
表示制御部112は、情報取得部111が取得した車両情報、貨物情報及び求貨求車情報に基づいて、貨物一覧画面及び配車板画面を同時に情報端末2に表示させるための表示情報を生成し、情報端末2へ送信する。
情報端末2において、受信部212は、運送計画支援装置1が送信した表示情報を受信し、受信した表示情報に基づいて貨物一覧画面及び配車板画面を同時に表示部24に表示させる。
図3は、貨物一覧画面B及び配車板画面Aを表示している情報端末2の表示部24の正面図である。表示部24は、自社貨物と引受済他社貨物とを一覧可能にする貨物一覧画面Bと、複数の車両それぞれが自社貨物及び引受済他社貨物から選択された選択貨物を運送する運送計画を示す配車板画面Aとを同時に表示している。
配車板画面Aは、車両情報A1と、運送計画A2とを含む。車両情報A1は、自社車両の車両情報A11と、自社が運送を依頼している運送対象貨物の運送を引き受けた他社車両の車両情報A12とを含む。図3の例では、自社車両の車両情報A11は、車両の車種、運転手の氏名及び運転手の労務情報(残業時間、連続運転時間等)を表している。他社車両の車両情報A12は、自社車両の車両情報A11とは異なる情報を表し、例えば車両の車種及び運送会社の名称を表している。車両情報A11、A12は、車両の車両登録番号等、その他の情報を表してもよい。
自社車両の車両情報A11と他社車両の車両情報A12とは、互いに異なる表示態様で表されている。図3の例では、他社車両の車両情報A12の左端に矩形の記号が表されている。これに限られず、自社車両の車両情報A11と他社車両の車両情報A12とには、互いに異なる背景(色や模様)が設定されてもよく、互いに異なる記号や文字が表されてもよい。これにより、運送計画支援システムSは、配車板画面Aにおいて自社車両と他社車両とを自社のユーザにとって区別可能に表示できる。
運送計画A2は、自社貨物及び引受済他社貨物から選択された、車両が運送する予定の選択貨物に関する貨物情報を、時刻に関連付けて表す。図3の例では、運送計画A2は、時刻を表す横軸に沿って、貨物ごとに荷積み時刻から荷卸し時刻まで延在する帯によって、貨物情報を表している。運送計画A2は、貨物の運送期限、運送元の位置、運送先の位置、及び貨物を運送可能な車種を表している。運送計画A2は、貨物の種類、混載可否、荷主の名称等、その他の情報を表してもよい。
このとき、他社車両の運送計画A2は、自社車両の運送計画A2よりも少ない情報を含む。例えば自社車両の運送計画A2は自社車両が運送する予定の全ての貨物を表すのに対して、他社車両の運送計画A2は他社車両が運送する予定の貨物のうち自社が運送を依頼した貨物のみを表す。これにより、運送計画支援システムSは、自社と関係の無い他社の運送計画に係る情報を、自社に開示することを防ぐことができる。
貨物一覧画面Bは、貨物情報B1を含む。図3の例では、貨物一覧画面Bは、車両に割り当てられていない自社貨物及び引受済他社貨物の貨物情報B1のみを含んでいるが、それに加えて車両に割り当てられた自社貨物及び引受済他社貨物の貨物情報B1を含んでもよい。また、貨物一覧画面Bは、自社貨物及び引受済他社貨物に加えて、未引受他社貨物の貨物情報B1を含んでもよい。
図3に例示した貨物情報B1は、自社貨物及び引受済他社貨物それぞれについて、貨物の種類、運賃、運送期限、運送元の位置、運送先の位置、荷主の名称、混載可否及び貨物を運送可能な車種を表している。貨物情報B1は、その他の情報を表してもよい。
図3に示した貨物一覧画面B及び配車板画面Aは一例であり、情報の内容、外観及び配置は変更されてもよい。
このように運送計画支援システムSは、自社貨物及び引受済他社貨物を一覧可能にする貨物一覧画面Bを、運送計画を設定するための配車板画面Aと同時に表示する。これにより、自社のユーザは、自社貨物及び引受済他社貨物を包括的に把握し、それらに基づいて運送計画を策定することができる。また、運送計画支援システムSは、配車板画面Aにおいて、自社車両に係る運送計画と、運送対象貨物の運送を引き受けた他社車両に係る運送計画との両方を表示する。これにより、自社のユーザは、自社車両が運送する運送対象貨物に加えて、他の運送会社へ運送を依頼する運送対象貨物を容易に管理できる。
次に、運送計画支援システムSが提供する運送計画設定機能を説明する。運送計画支援システムSは、情報端末2に表示されている貨物一覧画面B及び配車板画面Aにおける操作に基づいて、自社のユーザによる運送計画の設定を受け付ける。図4は、運送計画支援システムSが貨物一覧画面B及び配車板画面Aにおいてユーザによる運送計画の設定を受け付ける方法を説明するための模式図である。
ユーザは、情報端末2の操作部23を用いて、車両に割り当てたい自社貨物又は引受済他社貨物に対応する貨物情報B1の領域を、該車両に対応する運送計画A2に移動させる操作を行う。このとき、ユーザは、自社貨物又は引受済他社貨物を自社車両及び他社車両のどちらに割り当ててもよい。情報端末2の送信部211は、操作部23の操作に応じて、車両に割り当てたい自社貨物又は引受済他社貨物の貨物IDと、該車両の車両IDとを、運送計画支援装置1へ送信する。
運送計画支援装置1において、運送計画設定部113は、情報端末2が送信した貨物ID及び車両IDを受信する。そして運送計画設定部113は、受信した貨物ID及び車両IDを関連付けた運送計画を、運送会社IDに関連付けて運送計画記憶部121に記憶させることによって設定する。
さらに表示制御部112は、変更された運送計画を、配車板画面Aの運送計画A2として、情報端末2の表示部24に表示させる。このとき、表示制御部112は、配車板画面Aにおいて運送計画が変更されたことに応じて、変更された運送計画に対応する自社貨物又は引受済他社貨物の貨物情報B1の表示態様を貨物一覧画面Bにおいて変化させる。図6の例では、変更された運送計画に対応する自社貨物又は引受済他社貨物の貨物情報B1を貨物一覧画面Bから削除しているが、変更された運送計画に対応する自社貨物又は引受済他社貨物の貨物情報B1の領域中に所定のラベル又は所定の背景を表示してもよい。
さらに表示制御部112は、変更された運送計画に基づいて車両の運転手の労務情報(残業時間、連続運転時間等)を更新し、更新された労務情報を、情報端末2の表示部24に表示させてもよい。
このように運送計画支援システムSは、貨物一覧画面Bから配車板画面Aへ自社貨物又は引受済他社貨物を移動させる操作を行うことによって、運送計画を設定する。これにより、自社のユーザは、自社貨物及び引受済他社貨物を、同じ操作で容易に車両に割り当てることができる。また、自社のユーザは、自社貨物及び引受済他社貨物を、同じ操作で自社車両及び他社車両のどちらにも割り当てることができる。
次に、運送計画支援システムSが提供する求貨求車機能について説明する。自社貨物又は引受済他社貨物の運送を他社に依頼する求車情報を登録したい場合に、自社のユーザは、情報端末2の操作部23を用いて、他社に運送を依頼する自社貨物又は引受済他社貨物を指定する操作を行う。他社に運送を依頼する自社貨物又は引受済他社貨物は、貨物一覧画面B又は配車板画面A上で指定されてもよく、情報端末2が表示するその他の画面上で指定されてもよい。情報端末2の送信部211は、他社に運送を依頼する自社貨物又は引受済他社貨物の貨物IDを、運送計画支援装置1へ送信する。運送計画支援装置1において、求貨求車部114は、情報端末2が送信した貨物IDに対応する自社貨物又は引受済他社貨物に関する貨物情報を、求車情報として求貨求車情報記憶部123に記憶させる。
自社が管理する車両が他社の貨物を運送可能なことを示す求貨情報を登録したい場合に、自社のユーザは、情報端末2の操作部23を用いて、自社が管理する車両が貨物を運送可能な時間を指定する操作を行う。貨物を運送可能な空き時間は、貨物一覧画面B又は配車板画面A上で指定されてもよく、情報端末2が表示するその他の画面上で指定されてもよい。情報端末2の送信部211は、自社が管理する車両の車両IDと、該車両が貨物を運送可能な空き時間とを、運送計画支援装置1へ送信する。運送計画支援装置1において、求貨求車部114は、情報端末2が送信した車両IDに対応する車両に関する車両情報と、情報端末2が送信した空き時間とを、求貨情報として求貨求車情報記憶部123に記憶させる。
未引受他社貨物の運送を引き受ける場合に、自社のユーザは、情報端末2の操作部23を用いて、運送を引き受ける未引受他社貨物を指定する操作を行う。運送を引き受ける未引受他社貨物は、貨物一覧画面B又は配車板画面A上で指定されてもよく、情報端末2が表示するその他の画面上で指定されてもよい。情報端末2の送信部211は、運送を引き受ける未引受他社貨物の貨物IDを、運送計画支援装置1へ送信する。運送計画支援装置1において、求貨求車部114は、情報端末2が送信した貨物IDに対応する未引受他社貨物に関する貨物情報を自社の運送会社IDに関連付けることによって生成した引き受け情報を、求貨求車情報記憶部123に記憶させる。
図5は、貨物一覧画面Bにおいて他社に貨物の運送を依頼する方法を説明するための模式図である。運送計画支援装置1の選択部115は、運送計画記憶部121に記憶されている他社車両の運送計画に基づいて、貨物一覧画面Bに表示されている自社貨物及び引受済他社貨物それぞれ(すなわち、運送対象貨物)を運送可能な他社車両の候補を選択する。
選択部115は、貨物一覧画面Bに表示されている運送対象貨物の全てについて他社車両の候補を選択してもよく、あるいは貨物一覧画面Bに表示されている運送対象貨物の一部(例えば自社のユーザが求車情報を登録した運送対象貨物のみ)について他社車両の候補を選択してもよい。選択部115が他社車両の候補を選択する具体的は方法については、図6〜図8を用いて後述する。
表示制御部112は、選択部115が選択した他社車両の候補に関する情報を表示するための表示情報を生成し、情報端末2へ送信する。情報端末2の受信部212は、運送計画支援装置1が送信した表示情報に基づいて、運送対象貨物それぞれの貨物情報B1の領域中に、選択部115が選択した他社車両の候補数を示すラベルB11を表示させる。
自社のユーザは、いずれかの運送対象貨物について他社車両の候補の詳細を参照したい場合に、情報端末2の操作部23を用いて、該運送対象貨物に関連付けられたラベルB11を押下する操作を行う。ラベルB11が押下された場合に、情報端末2の受信部212は、運送計画支援装置1が送信した表示情報に基づいて、貨物一覧画面Bにおいて貨物情報B1の近傍に、選択部115が選択した他社車両の候補の車両情報B12と、他社車両の候補を指定するための仮想的なボタンB13とを表示させる。車両情報B12及びボタンB13は、貨物一覧画面B及び配車板画面Aとは異なる単独の画面として表示部24に表示されてもよい。
車両情報B12は、車両を管理する運送会社の名称、車両の車種、運送可能な貨物の種類、混載可否及び運賃を表している。車両情報B12は、車両の車両登録番号、運転手の氏名等、その他の情報を表してもよい。
自社のユーザは、いずれかの他社車両の候補に運送対象貨物の運送を依頼する場合に、情報端末2の操作部23を用いて、該他社車両の候補に関連付けられたボタンB13を押下する操作を行う。ボタンB13が押下された場合に、情報端末2の送信部211は、自社のユーザが運送を依頼する運送対象貨物の貨物ID及び自社のユーザが指定した他社車両を管理する他社の運送会社IDを、依頼情報として運送計画支援装置1へ送信する。
運送計画支援装置1において、求貨求車部114は、情報端末2が送信した依頼情報に基づいて、貨物IDに対応する運送対象貨物に関する貨物情報を、情報端末2が送信した運送会社IDに関連付けることによって生成した引き受け情報を、求貨求車情報記憶部123に記憶させる。これにより、運送計画支援装置1は、自社がいずれかの他社車両の候補を指定したことに応じて、自動的に他社が自社の運送対象貨物の運送を引き受けることを示す引き受け情報を登録できる。
別の方法として、求貨求車部114は、情報端末2が送信した依頼情報に基づいて、他社車両の候補に運送対象貨物の運送を依頼する条件を設定する画面を、情報端末2に表示させてもよい。この場合に、自社のユーザは、情報端末2を用いて運賃等の条件を設定する。そして運送計画支援装置1は、設定された条件を、他社の情報端末2へ送信する。そして他社の情報端末2において、設定された条件を承諾する操作が行われた場合に、求貨求車部114は、情報端末2が送信した貨物IDに対応する運送対象貨物に関する貨物情報を、情報端末2が送信した運送会社IDに関連付けることによって生成した引き受け情報を、求貨求車情報記憶部123に記憶させる。これにより、運送計画支援装置1は、自社が設定した条件を他社が承諾したことを条件として、他社が自社の運送対象貨物の運送を引き受けることを示す引き受け情報を登録できる。
このように運送計画支援システムSは、自社車両の一覧とともに、他社車両の運送計画に基づいて選択された、運送対象貨物を運送可能な他社車両に関する情報を表示する。これにより、自社のユーザは、自社車両及び他社車両に関する情報を容易に参照することができ、運送対象貨物の運送を自社車両に割り当てるか、又は他社車両へ依頼するかを判断しやすくなる。
次に、選択部115が他社車両の候補を選択する方法について説明する。図6は、他社によって指定された時間範囲に基づいて選択部115が他社車両の候補を選択する方法を説明するための模式図である。
他社のユーザは、情報端末2の操作部23を用いて、求貨情報を登録したい他社車両に対応する運送計画A2の中で、時間範囲A3を指定する操作を行う。情報端末2の送信部211は、操作部23の操作に応じて、情報端末2を管理する運送会社の運送会社IDと、求貨情報を登録する他社車両の車両IDと、指定された時間範囲A3とを、検索条件として運送計画支援装置1へ送信する。
運送計画支援装置1において、情報取得部111は、情報端末2が送信した運送会社ID、車両ID及び指定された時間範囲を示す検索条件を受信して取得する。情報取得部111は、他社のユーザによって指定された時間範囲に代えて、他社車両の運送計画において運送予定がない時間範囲(空き時間)を自動的に取得してもよい。また、情報取得部111は、運送計画記憶部121において運送会社IDに関連付けられた運送計画を取得する。また、情報取得部111は、運送会社情報記憶部122において運送会社IDに関連付けられた、車両情報及び貨物情報を取得する。また、情報取得部111は、求貨求車情報記憶部123から、求車情報を取得する。
選択部115は、情報取得部111が取得した検索条件、貨物情報及び求車情報に基づいて、いずれの運送会社にも運送が引き受けられていない貨物の中から、指定された時間範囲に運送期限(荷積み時刻及び荷卸し時刻)が含まれている貨物を、他社車両が運送可能な選択貨物として選択する。表示制御部112は、選択部115が選択した選択貨物に関する情報を表示するための表示情報を生成し、情報端末2へ送信する。
情報端末2の受信部212は、運送計画支援装置1が送信した表示情報に基づいて、配車板画面Aにおいて指定された時間範囲A3の位置に、選択部115が選択した選択貨物の数を示す検索結果A4を、情報端末2の表示部24に表示させる。他社のユーザは、検索結果A4の詳細を参照したい場合に、情報端末2の操作部23を用いて、検索結果A4を押下する操作を行う。
検索結果A4が押下された場合に、情報端末2の受信部212は、運送計画支援装置1が送信した表示情報に基づいて、配車板画面Aにおいて運送計画A2の近傍に、検索条件A5と、求貨を行うための仮想的なボタンA6とを表示させる。検索条件A5は、例えば時間範囲A3を示す文字列と、時間範囲A3を指定した他社車両の車両情報とを含む。これに加えて、表示制御部112は、選択部115が選択した選択貨物の貨物情報を表示させてもよい。
他社のユーザは、時間範囲A3を指定した他社車両について求貨情報を登録する場合に、情報端末2の操作部23を用いて、ボタンA6を押下する操作を行う。ボタンA6が押下された場合に、情報端末2の送信部211は、情報端末2を管理する運送会社の運送会社IDと、求貨情報を登録する他社車両の車両IDと、指定された時間範囲A3とを、運送計画支援装置1へ送信する。
運送計画支援装置1において、情報取得部111は、情報端末2が送信した運送会社ID、車両ID及び指定された時間範囲を受信して取得する。求貨求車部114は、情報端末2が送信した車両IDに対応する他社車両に関する車両情報と、情報端末2が送信した他社のユーザによって指定された時間範囲(空き時間)とを、求貨情報として求貨求車情報記憶部123に記憶させる。これにより他社のユーザは、運送計画A2の中で容易に時間範囲を指定して求貨情報を登録できる。
別の方法として、求貨求車部114は、他社車両の運送計画において運送予定がない時間範囲を空き時間として自動的に検出し、検出した空き時間を該他社車両の車両情報と関連付けることによって、求貨情報を求貨求車情報記憶部123に記憶させてもよい。これにより運送計画支援装置1は、他社のユーザによって時間範囲の指定を受けなくとも、他社車両の空き時間について自動的に求貨情報を登録できる。
図5において、選択部115は、自社のユーザの操作に基づいて他社車両の候補を選択する際に、図6のように他社車両の運送計画において指定された時間範囲又は運送予定がない時間範囲と、運送対象貨物の運送期限との関係に基づいて、他社車両の候補を選択する。具体的には、選択部115は、運送計画において指定された時間範囲又は運送予定がない時間範囲が、運送対象貨物の運送期限(荷積み時刻及び荷卸し時刻)を含んでいる他社車両を、他社車両の候補として選択する。
このように運送計画支援システムSは、他社車両の運送計画に基づいて自社の運送対象貨物を運送可能な他社車両を選択し、選択した他社車両に関する情報を自社のユーザに提供する。そのため、自社のユーザは、運送対象貨物を運送させる車両を、自社車両及び他社車両の中から容易に選択し、運送計画を策定できる。
選択部115は、他社車両の運送計画が示す他社車両の空き重量に基づいて、他社車両の候補を選択してもよい。図7は、他社車両の空き重量に基づいて選択部115が他社車両の候補を選択する方法を説明するための模式図である。図7に例示した他社車両の運送計画A2において、他社車両には既に貨物の運送が割り当てられている。他社のユーザは、運送計画A2において、求貨情報を登録するための時間範囲A3を指定している。時間範囲A3は、運送計画支援装置1によって自動的に検出された、他社車両の運送計画において運送予定がない空き時間であってもよい。
運送計画A2は、運送対象貨物を運送する他社車両の車両情報と、運送対象貨物の貨物情報とを関連付けて表す。そのため選択部115は、運送計画A2において、車両情報が示す他社車両の最大積載量から、貨物情報が示す運送対象貨物の重量を減算することによって、時刻ごとの空き重量を算出できる。
図7の例において、6時から8時までの時間の空き重量αは、他社車両の最大積載量から第1の貨物の重量を減算した値である。8時から12時までの時間の空き重量βは、他社車両の最大積載量から第1及び第2の貨物の重量を減算した値である。12時から17時までの時間の空き重量γは、他社車両の最大積載量から第2の貨物の重量を減算した値である。
運送計画A2は、車両の最大積載量及び運送対象貨物の重量によって間接的に時刻ごとの空き重量を示しているが、予め算出された時刻ごとの空き重量を含んでもよい。
図5において、選択部115は、自社のユーザの操作に基づいて他社車両の候補を選択する際に、図7のように他社車両の運送計画が示す空き重量と、運送対象貨物の重量との関係に基づいて、他社車両の候補を選択する。具体的には、選択部115は、他社車両の運送計画が示す空き重量が、運送対象貨物の重量よりも大きい他社車両を、他社車両の候補として選択する。
このように運送計画支援システムSは、他社車両の空き重量に基づいて自社の運送対象貨物を運送可能な他社車両を選択し、選択した他社車両に関する情報を自社のユーザに提供する。そのため、自社のユーザは、運送対象貨物を運送させる車両を、自社車両及び他社車両の中から容易に選択し、運送計画を策定できる。
選択部115は、他社車両の運送計画が示す他社車両の予定位置に基づいて、他社車両の候補を選択してもよい。図8は、他社車両の空き重量に基づいて選択部115が他社車両の候補を選択する方法を説明するための模式図である。図8に例示した他社車両の運送計画A2において、他社車両には既に貨物の運送が割り当てられている。他社のユーザは、運送計画A2において、求貨情報を登録するための時間範囲A3を指定している。時間範囲A3は、運送計画支援装置1によって自動的に検出された、他社車両の運送計画において運送予定がない空き時間であってもよい。
このとき、時間範囲A3は、他社車両が運送する予定となっている他の貨物の運送期限よりも後に指定されている。選択部115は、運送計画A2において、他社車両が運送する予定となっている他の貨物の貨物情報が示す運送先の位置に基づいて、時間範囲A3の直前の他社車両の予定位置を特定できる。
図8の例において、他社車両が運送する予定となっている他の貨物の運送先の位置は「厚木」であるため、選択部115は、「厚木」を時間範囲A3の直前の他社車両の予定位置をとして特定する。
図5において、選択部115は、自社のユーザの操作に基づいて他社車両の候補を選択する際に、図8のように時間範囲A3の直前の他社車両の予定位置と、運送対象貨物の運送元の位置との関係に基づいて、他社車両の候補を選択する。具体的には、選択部115は、時間範囲A3の直前の他社車両の予定位置と運送対象貨物の運送元の位置との間の距離が所定値以下である他社車両を、他社車両の候補として選択する。
このように運送計画支援システムSは、時間範囲の直前の予定位置に基づいて自社の運送対象貨物を運送可能な他社車両を選択し、選択した他社車両に関する情報を自社のユーザに提供する。そのため、自社のユーザは、運送対象貨物を運送させる車両を、自社車両及び他社車両の中から容易に選択し、運送計画を策定できる。
[運送計画支援方法のフロー]
図9は、運送計画支援システムSが行う運送計画支援方法のフローチャートを示す図である。自社のユーザは、情報端末2を用いて画面を表示するための操作を行う。画面を表示するための操作が行われると、情報端末2の送信部211は、情報端末2を管理する運送会社の運送会社IDを、運送計画支援装置1へ送信する。
運送計画支援装置1において、情報取得部111は、情報端末2が送信した自社の運送会社IDを受信して取得する(S11)。また、情報取得部111は、運送計画記憶部121において自社の運送会社IDに関連付けられた運送計画を取得する。また、情報取得部111は、運送計画記憶部121において自社以外の運送会社IDに関連付けられた運送計画を取得する。
また、情報取得部111は、運送会社情報記憶部122において自社の運送会社IDに関連付けられた、自社が管理する車両に関する車両情報と、自社貨物に関する貨物情報とを取得する。また、情報取得部111は、求貨求車情報記憶部123において自社の運送会社IDに関連付けられた求貨求車情報を取得する。
表示制御部112は、情報取得部111が取得した車両情報、貨物情報及び求貨求車情報に基づいて、貨物一覧画面及び配車板画面を同時に情報端末2に表示させるための表示情報を生成し、情報端末2へ送信する(S12)。情報端末2において、受信部212は、運送計画支援装置1が送信した表示情報を受信し、受信した表示情報に基づいて貨物一覧画面及び配車板画面を同時に表示部24に表示させる。
選択部115は、運送計画記憶部121に記憶されている他社車両の運送計画に基づいて、貨物一覧画面Bに表示されている自社貨物及び引受済他社貨物それぞれ(すなわち、運送対象貨物)を運送可能な他社車両の候補を選択する(S13)。
表示制御部112は、選択部115が選択した他社車両の候補に関する情報を表示するための表示情報を生成し、情報端末2へ送信する。情報端末2の受信部212は、運送計画支援装置1が送信した表示情報に基づいて、運送対象貨物それぞれの貨物情報の領域中に、選択部115が選択した他社車両の候補数を示すラベルを表示させる(S14)。
自社のユーザは、いずれかの運送対象貨物について他社車両の候補の詳細を参照したい場合に、情報端末2の操作部23を用いて、該運送対象貨物に関連付けられたラベルを押下する操作を行う。ラベルが押下された場合に、情報端末2の受信部212は、運送計画支援装置1が送信した表示情報に基づいて、貨物一覧画面において貨物情報の近傍に、選択部115が選択した他社車両の候補の車両情報を表示させる(S15)。
自社のユーザは、いずれかの他社車両の候補に運送対象貨物の運送を依頼する場合に、情報端末2の操作部23を用いて、該他社車両の候補に関連付けられたボタンを押下する操作を行う。ボタンが押下された場合に、情報端末2の送信部211は、自社のユーザが運送を依頼する運送対象貨物の貨物ID及び自社のユーザが指定した他社の運送会社IDを、依頼情報として運送計画支援装置1へ送信する(S16)。
運送計画支援装置1において、求貨求車部114は、情報端末2が送信した依頼情報に基づいて、自動的に引き受け情報を登録し、あるいは自社が設定した条件を他社が承諾したことを条件として引き受け情報を登録する。
[本実施形態の効果]
本実施形態に係る運送計画支援システムSは、他社車両の運送計画に基づいて、運送対象貨物を運送可能な他社車両又は運送対象貨物の運送を引き受けた他社車両を選択し、選択した他社車両に関する情報を、運送会社が管理する自社車両の一覧とともに情報端末2に表示させる。これにより、運送会社のユーザは、自社車両が運送する運送対象貨物に関する情報と、他の運送会社へ運送を依頼する運送対象貨物に関する情報との両方を参照し、自社車両が運送する運送対象貨物に加えて他の運送会社へ運送を依頼する運送対象貨物を容易に管理できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
運送計画支援装置1及び情報端末2のプロセッサは、図9に示す運送計画支援方法に含まれる各ステップ(工程)の主体となる。すなわち、運送計画支援装置1及び情報端末2のプロセッサは、図9に示す運送計画支援方法を実行するためのプログラムを記憶部から読み出し、該プログラムを実行して運送計画支援装置1及び情報端末2の各部を制御することによって、図9に示す運送計画支援方法を実行する。図9に示す運送計画支援方法に含まれるステップは一部省略されてもよく、ステップ間の順番が変更されてもよく、複数のステップが並行して行われてもよい。
S 運送計画支援システム
1 運送計画支援装置
11 制御部
111 情報取得部
112 表示制御部
114 求貨求車部
115 選択部
12 記憶部
121 運送計画記憶部
2 情報端末
21 制御部
212 受信部
24 表示部

Claims (9)

  1. 貨物の運送計画を支援する運送計画支援装置であって、
    自社が管理する自社車両の運送計画及び他社が管理する他社車両の運送計画を記憶する記憶部と、
    前記自社が運送を引き受けた運送対象貨物に関する貨物情報を取得する情報取得部と、
    前記自社車両の一覧とともに、前記他社車両の運送計画に基づいて選択された、前記運送対象貨物を運送可能な前記他社車両又は前記運送対象貨物の運送を引き受けた前記他社車両に関する情報を、情報端末に表示させる表示制御部と、
    を有する、運送計画支援装置。
  2. 前記情報取得部は、前記運送計画支援装置が提供する求貨求車機能を用いて前記他社から引き受けた他社貨物と、前記求貨求車機能を用いることなく引き受けた自社貨物とを含む前記運送対象貨物に関する前記貨物情報を取得する、請求項1に記載の運送計画支援装置。
  3. 前記他社車両の中から、前記他社車両の運送計画に基づいて、前記運送対象貨物を運送可能な前記他社車両を選択する選択部をさらに有する、請求項1又は2に記載の運送計画支援装置。
  4. 前記選択部は、前記記憶部に記憶された前記他社車両の前記運送計画において前記他社が指定した時間範囲と前記運送対象貨物の運送期限との関係に基づいて、前記他社車両を選択する、請求項3に記載の運送計画支援装置。
  5. 前記選択部は、前記記憶部に記憶された前記他社車両の前記運送計画において運送予定がない時間範囲と前記運送対象貨物の運送期限との関係に基づいて、前記他社車両を選択する、請求項3又は4に記載の運送計画支援装置。
  6. 前記選択部は、前記記憶部に記憶された前記他社車両の前記運送計画が示す前記他社車両の空き重量と、前記運送対象貨物の重量との関係に基づいて、前記他社車両を選択する、請求項3から5のいずれか一項に記載の運送計画支援装置。
  7. 前記選択部は、前記記憶部に記憶された前記他社車両の前記運送計画において前記他社が指定した時間範囲又は運送予定がない時間範囲の直前の前記他社車両の予定位置と、前記運送対象貨物の運送元の位置との関係に基づいて、前記他社車両を選択する、請求項3から6のいずれか一項に記載の運送計画支援装置。
  8. 貨物の運送計画を支援する運送計画支援装置と、情報端末とを含む運送計画支援システムであって、
    前記運送計画支援装置は、
    自社が管理する自社車両の運送計画及び他社が管理する他社車両の運送計画を記憶する記憶部と、
    前記自社が引き受けた運送対象貨物に関する貨物情報を取得する情報取得部と、
    前記自社車両の一覧とともに、前記他社車両の運送計画に基づいて選択された、前記運送対象貨物を運送可能な前記他社車両又は前記運送対象貨物の運送を引き受けた前記他社車両に関する情報を表示するための表示情報を前記情報端末へ送信する表示制御部と、
    を有し、
    前記情報端末は、
    前記運送計画支援装置が送信した前記表示情報を受信する受信部と、
    前記表示情報に基づいて、前記自社車両の一覧とともに、前記運送対象貨物を運送可能な前記他社車両又は前記運送対象貨物の運送を引き受けた前記他社車両に関する情報を表示する表示部と、
    を有する、運送計画支援システム。
  9. 貨物の運送計画を支援する運送計画支援装置が実行する、
    自社が管理する自社車両の運送計画及び他社車両の運送計画を記憶部に記憶させるステップと、
    自社が引き受けた運送対象貨物に関する貨物情報を取得するステップと、
    前記自社車両の一覧とともに、前記他社車両の運送計画に基づいて選択された、前記運送対象貨物を運送可能な前記他社車両又は前記運送対象貨物の運送を引き受けた前記他社車両に関する情報を、情報端末に表示させるステップと、
    を有する、運送計画支援方法。
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