JP2020173448A - 画像表示体、その製造方法および光学部品 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易に製造可能であり、かつ鮮明な模様の像を観察可能な画像表示体を提供する。【解決手段】画像表示体10は、透明樹脂の射出成形によって、凸面部112とその裏側の凹部113とを含む一体成形品(レンチキュラーレンズ部11)として構成されている。凹部113には、流動性の塗料の塗布および固化による塗膜115が形成されている。凹部113は、それぞれ、凸面部112に対応して配置されており、塗膜115は、凸面部112側から光学的に区別可能に観察される。【選択図】図1
Description
本発明は、画像表示体、その製造方法および光学部品に関する。
凸面部を有する凸レンズ部と模様との組み合わせによる画像表示体には、レンチキュラーレンズと着色層とを有する画像表示シートが知られている。当該レンチキュラーレンズは、複数のシリンドリカルレンズが並列した構成を有し、当該着色層は、当該シリンドリカルレンズのそれぞれに対応する像として観察され、これらの像が上記模様を構成する。
上記シリンドリカルレンズの凸面部側から上記画像表示体を見ると、見る位置に応じて当該模様の像が移動または変形して観察される。上記画像表示体は、拡張現実感(Augmented Reality:AR)やロボティクスなどの分野において、物体の位置や姿勢などを認識するためのマーカーとして有用であり、当該用途における上記模様の配置などについては、従来より様々な検討がなされている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
上記着色層を塗料の塗布(塗装)によって形成することは、当該着色層を簡易に作製する観点から有利である。しかしながら、当該着色層を形成する際の平面方向における許容される誤差は、一般に数μm程度と小さい。このため、上記着色層を所期の位置に塗装によって形成することは、上記許容される誤差が小さくなるほど難しい。
また、塗装によって形成された着色層(塗膜)の境界は、一見明瞭な線に見えるが、上記塗料は、塗布部の境界の至る所で局所的に滲むことがある。その結果、当該境界には、微視的には多数のうねりが存在していることがある。このため、上記凸面部を介して観察される上記像の一つ一つの境界が滲んで見えることがあり、また、上記模様の像の鮮明さが不十分となることがある。このように、画像表示体の上記模様を塗装によって形成する場合での、凸面部を介して観察される模様の像の鮮明さに改善の余地が残されている。
本発明は、簡易に製造可能であり、かつ鮮明な模様の像を観察可能な画像表示体を提供することを課題とする。
本発明は、表面側に凸面部を有し、裏面側に前記凸面部に対応する第1の部分およびそれ以外の第2の部分を有する透明樹脂製の凸レンズ部と、前記第1の部分および前記第2の部分の一方または両方に形成された塗膜と、を有し、前記第1の部分は、凹部または凸部であり、前記凸レンズ部の断面において、前記凹部は、対向する位置にある一対の壁を含み、前記凸部は、対向する位置にある一対の縁を含み、前記塗膜は、前記一対の壁間または前記一対の縁間にわたって前記凹部または前記凸部に形成されている画像表示体、を提供する。
また、本発明は、前記凸レンズ部を透明樹脂の射出成形で作製する工程と、前記第1の部分および第2の部分の一方または両方に塗料を塗布して前記塗膜を作製する工程と、を含む上記画像表示体の製造方法、を提供する。
また、本発明は、上記の凸レンズ部である光学部品、を提供する。
本発明によれば、画像表示体における塗膜の位置および境界が、射出成形による凹部の壁または凸部の縁によって規定される。このため、上記塗料を凹部または凸部に塗布したときの当該境界における塗料の滲みが生じず、その結果、塗膜の境界の形状の乱れが生じない。よって、本発明に係る画像表示体は、簡易に製造することができ、かつ鮮明な模様を観察することができる。
[第1の実施の形態]
図1Aは、本発明の第1の実施の形態に係る画像表示体10を模式的に示す平面図であり、図1Bは、画像表示体10の断面を模式的に示す図である。画像表示体10は、図1Aおよび1Bに示されるように、レンチキュラーレンズ部11を含む。なお、以下の図中、Xは、画像表示体の平面方向における一方向を表し、Yは、当該平面方向においてX方向と直交する方向を表し、Zは、X方向およびY方向の両方に直交する方向(画像表示体の厚さ方向)を表す。
図1Aは、本発明の第1の実施の形態に係る画像表示体10を模式的に示す平面図であり、図1Bは、画像表示体10の断面を模式的に示す図である。画像表示体10は、図1Aおよび1Bに示されるように、レンチキュラーレンズ部11を含む。なお、以下の図中、Xは、画像表示体の平面方向における一方向を表し、Yは、当該平面方向においてX方向と直交する方向を表し、Zは、X方向およびY方向の両方に直交する方向(画像表示体の厚さ方向)を表す。
レンチキュラーレンズ部11は、並列する複数のシリンドリカルレンズ部111の一体的成形品であり、その平面形状は矩形である。レンチキュラーレンズ部11は、例えば、ポリカーボネートやアクリル樹脂などの透明樹脂で構成されている光学部品である。
シリンドリカルレンズ部111は、表面側に、Y方向に沿う稜線を頂部とする、シリンドリカル面である凸面部112を有する凸レンズ部である。複数のシリンドリカルレンズ部111は、互いの稜線が平行となるようにX方向に並列している。
各シリンドリカルレンズ部111のサイズは同じである。たとえば、一つのシリンドリカルレンズ部111の幅W1(X方向における長さ)は、370μmであり、長さL(Y方向における長さ)は、3mmであり、シリンドリカルレンズ部111のピッチPCLは、370μmである。当該ピッチは、隣り合うシリンドリカルレンズ部111のX方向における稜線(あるいは光軸OA)間の距離であり、シリンドリカルレンズ部111のX方向における長さでもある。シリンドリカルレンズ部111の光軸OAは、Z方向に沿い、稜線を通る直線である。
凸面部112のXZ平面による断面の形状は、球面でもよいし、非球面でもよい。当該非球面とは、球面以外の曲面であり、例えば、曲率半径が異なる球面が連結してなる曲面である。上記非球面は、シリンドリカルレンズ部111の光軸OAから離れるに連れて曲率半径が大きくなる曲面であることが好ましい。すなわち、シリンドリカルレンズ部111の光軸OAはXZ方向に拡がる平面となることから、上記非球面は、X方向において光軸OAから離れるに連れて曲率半径が大きくなる曲面であることが好ましい。
シリンドリカルレンズ部111は、その裏面側に、凸面部112に対応する凹部113を有している。シリンドリカルレンズ部111の裏面における凹部113以外の部分は、平らであり、凹部113に対しては凸部となっている。凹部113は第1の部分に対応し、上記凸部は第2の部分に対応している。
凹部113のX方向における断面形状は矩形である。より詳しくは、凹部113は、X方向に沿う断面において対向する位置にある一対の壁114、114を含んでいる。壁114の壁面は、シリンドリカルレンズ部111の裏面(上記第2の部分)に対して垂直である。
なお、上記凸部は、対向する位置にある一対の縁を含んでいる。上記凸部のX方向における断面形状も、矩形である。
凹部113の平面視形状は、Y方向を長手方向とする矩形である。たとえば、凹部113のY方向における長さは、シリンドリカルレンズ部111のY方向における長さと同じである。また、凹部113の(第2の部分からの)深さは、塗料の塗装の容易さおよび所期の機能(像の表示)の実現の観点から、10〜100μmの範囲から決めることができ、例えば10μmである。
凹部113の幅(X方向における長さ)W2は、例えば45μmである。凹部113の幅W2は、PCLに対して小さくすると、後述するレンチキュラーレンズ部11の凸面部側112で観察される像のコントラストが大きくなり、PCLに対して大きくすると、凹部113および後述の塗膜115の作製が容易となる傾向がある。凹部113の幅W2とピッチPCLに対する凹部113の幅W2の比(W2/PCL)は、十分に明確な上記像を得る観点から1/100〜1/5であることが好ましい。なお、上記ピッチは、隣り合う凹部113のX方向における中心間距離である。
凹部113は、それぞれのシリンドリカルレンズ部111において、凸面部112側からレンチキュラーレンズ部11のX方向における中央で画像表示体10を観察したときに、凹部113による像がレンチキュラーレンズ部11のX方向の中央部に観察されるべき位置に配置されている。
たとえば、X方向において、レンチキュラーレンズ部11の中央に位置するシリンドリカルレンズ部111(図1Bにおけるn=0のシリンドリカルレンズ部111)の凹部113は、その中心C0がn=0のシリンドリカルレンズ部111の光軸OAと重なる位置に配置される。
X方向における隣り合うシリンドリカルレンズ部111の凹部113の中心間の距離(|Cn−Cn−1|)は、PCL+nGμmで表される。PCLは、前述したように、隣り合うシリンドリカルレンズ部111のX方向における稜線間の距離であり、Gは、上記像の所期の光学的効果を発現させるための、X方向における上記PCLからの所定の間隔(例えば8μm)であり、nは、中心のシリンドリカルレンズ部111を0番としたときのX方向におけるn番目のシリンドリカルレンズ部111であることを示す。
このように、中心(n=0)のシリンドリカルレンズ部111からより離れた位置にあるシリンドリカルレンズ部111の凹部113は、そのシリンドリカルレンズ部111の光軸OAよりもX方向におけるより外側に配置されている。
凹部113には、塗膜115が形成されている。塗膜115は、凹部113の一対の壁114間にわたって凹部113に形成されている。塗膜115は、例えば、黒色の液体塗料の固化物である。
塗膜115は、塗料の塗布および固化により作製された膜である。上記塗料は、流動性を有し、例えば液状の組成物であり、あるいは粉体である。塗料を塗布、固化する方法は、公知の方法の中から塗料に応じて適宜に決めることができる。たとえば、塗料の塗布方法の例には、スプレー塗布およびスクリーン印刷が含まれる。塗料の固化方法の例には、液状の塗料の乾燥、当該塗料中の硬化成分(ラジカル重合性化合物など)の硬化、および、粉体の焼き付け、が含まれる。
塗膜115は、光学的に区別可能な部分を形成する。光学的に区別可能とは、その塗膜115とそれ以外の部分とが光学的な特性で明らかな差を有することを意味する。当該光学的な特性とは、例えば、明度、彩度、色相などの色合いであり、あるいは、輝度などの光の強さである。上記の差は、画像表示体の用途に応じて適宜に決めることができ、例えば、目視で確認可能な差であってもよいし、光学的な検出装置で確認可能な差であってもよい。また、上記の差は、塗膜115から直接検出可能な差であってもよいし、例えば塗膜115が蛍光を発する透明な膜である場合のように、UVランプの照射などのさらなる操作を伴って検出可能な差であってもよい。
画像表示体10は、以下の方法によって製造される。図2は、画像表示体10におけるレンチキュラーレンズ部11を射出成形により製造するための金型の断面を模式的に示す図である。
まず、レンチキュラーレンズ部11を透明樹脂の射出成形で作製する。レンチキュラーレンズ部11の射出成形品は、図2に示されるような金型50を用いて作製される。金型50は、上型51と下型52とによって構成されている。上型51は、凸面部の形状に対応する凹条511を有する。下型52は、凸部113に対応する突条521を有する。この工程により、表面側に凸面部112を有し、裏面側に上記の凹部113を有するレンチキュラーレンズ部11が、透明樹脂の一体成形品として得られる。
次に、凹部113に塗料を塗布して塗膜115を作製する。この工程により、凹部113全体にまたは凹部113の一定の深さまで塗料が充填され、固化され、その結果、塗料の充填深さと同じ厚さの、そして凹部113の底面を覆う塗膜115が凹部113に作製される。
画像表示体10を白色の物体上に載置した場合、個々のシリンドリカルレンズ部111に入射した光のうち、凹部113に到達した光は、塗膜115に吸収され、それ以外の部分(第2の部分、上記の凸部)に到達した光は、概ね上記物体の表面で反射する。このため、凸面部112には、白色の背景上に塗膜115の色(黒色)の線の像が投影される。
そして、凹部113は、画像表示体10のX方向における中心からの距離に応じて適宜に配置されているため、レンチキュラーレンズ部11の表面側から画像表示体10を観察すると、レンチキュラーレンズ部11全体では、上記の黒色の線の像が集合した黒色の集合像が観察される。
当該黒色の集合像は、例えば、レンチキュラーレンズ部11のX方向における中央から画像表示体10を見たときには、当該X方向における中央部に観察される。画像表示体10を、XZ平面における角度を変えて観察すると、上記集合像は、当該角度に応じて、X方向における異なる位置に観察される。したがって、上記集合像のX方向における位置から、画像表示体10の観察位置のXZ平面における角度が決まる。このように、画像表示体10は、前述したマーカーとして機能する。
画像表示体10では、凹部113は、レンチキュラーレンズ部11の射出成形によって、凸面部112と同時に形成される。このように、凹部113の凸面部112に対する位置および凹部113の形状は、いずれも、射出成形に用いる金型によって正確に決められている。
そして、塗膜115は、凹部113に十分量の塗料を充填して形成されている。よって、塗膜115は、凹部113の一対の壁114間にわたって凹部113に形成され、塗膜115(第1の部分)とその他の部分(第2の部分)との境界は、凹部113の壁114面によって規定される。したがって、塗膜115をZ方向に沿って見たときに、塗膜115の境界は、Z方向に沿って見た上記壁114面の形状の通りとなる。
このように、当該境界では、X方向における塗料の滲みが生じないので、上記塗膜の境界が塗料の滲みなどによる微視的な不規則形状を含む場合に比べて、個々のシリンドリカルレンズ部111で観察される黒色の線の像は、より細く、そしてより濃くになり、レンチキュラーレンズ部11で観察される上記集合像も、より密に集合し、そしてより濃くなり、よって、より鮮明になる。
[第2の実施の形態]
図3は、本発明の第2の実施の形態に係る画像表示体20の断面を模式的に示す図である。画像表示部20は、図3に示されるように、上記第1の部分を凸部213に、上記第2の部分を上記第1の部分に対する凹部にする以外は、画像表示部10と同様に構成されている。
図3は、本発明の第2の実施の形態に係る画像表示体20の断面を模式的に示す図である。画像表示部20は、図3に示されるように、上記第1の部分を凸部213に、上記第2の部分を上記第1の部分に対する凹部にする以外は、画像表示部10と同様に構成されている。
すなわち、画像表示部20において、レンチキュラーレンズ部21は、複数の並列するシリンドリカルレンズ部211の一体成形品である。凸部213の断面形状および平面形状は、凹部113のそれらと同じである。凸部213は、その突端面のX方向における対向する位置に、一対の縁214、214を含んでいる。
凸部213の突端面には、塗膜215が、一対の縁214間にわたって形成されている。凸部213の縁214は、例えば、液体を上記突端面に留めておくのに十分な表面張力を生じさせる、上記突端面と凸部213の側壁面との境界部である。凸部213の(第2の部分からの)高さは、塗料の塗装の容易さおよび所期の機能(像の表示)の実現の観点から、10〜100μmの範囲から決めることでき、例えば10μmである。画像表示体20も、凸面部212および凸部213を含む一体成形品を、適当な金型を用いて射出成形により作製し、当該一体成形品の凸部213の突端面を塗料で塗装し、上記突端面上に塗膜215を作製することによって製造される。
画像表示体20の凸部213の凸面部212に対する位置および凸部213の形状のいずれも、射出成形に用いる金型によって正確に決められている。このため、塗膜215をZ方向に沿って見たときに、塗膜215と上記第2の部分との境界は、Z方向に沿って見た縁214の形状の通りとなる。よって、画像表示体20においても、画像表示体10と同様に、塗膜の境界が微視的な不規則形状を含む場合に比べて、個々のシリンドリカルレンズ部211で観察される黒色の線の像は、より細く、そしてより濃くなり、レンチキュラーレンズ部21で観察される上記集合像も、より密に集合し、そしてより濃くなり、よって、より鮮明になる。
[第3の実施の形態]
図4Aは、本発明の第3の実施の形態に係る画像表示体30を模式的に示す平面図であり、図4Bは、画像表示体30の断面を模式的に示す図であり、図4Cは、画像表示体30の底面を模式的に示す図である。画像表示体30は、凸レンズ群31を有する。
図4Aは、本発明の第3の実施の形態に係る画像表示体30を模式的に示す平面図であり、図4Bは、画像表示体30の断面を模式的に示す図であり、図4Cは、画像表示体30の底面を模式的に示す図である。画像表示体30は、凸レンズ群31を有する。
凸レンズ群31は、透明樹脂の射出成形体で構成されている光学部品である。凸レンズ群31は、複数の凸レンズ部311の集合体であり、一体成形品であり、その平面形状は矩形である。凸レンズ群31は、平面方向において、X方向に47個、Y方向に8個、計376個の凸レンズ部311を含んでいる。
凸レンズ部311は、その表面側に凸面部312を有する。凸面部312の平面形状は円形であり、いずれも同じ大きさである。たとえば、凸面部312の平面形状の直径は、350μmであり、凸面部312のピッチPCLは、X方向およびY方向のいずれも370μmである。凸面部312のピッチPCLは、隣り合う凸面部312の中心間距離である。
凸面部312の断面の形状もまた、球面でもよいし、非球面でもよく、当該非球面は、凸レンズ部311の光軸OAから離れるに連れて曲率半径が大きくなる曲面であることが好ましい。すなわち、凸レンズ部311の光軸OAはZ方向に平行な直線であることから、上記非球面は、XY平面に沿う方向において 凸レンズ部311の光軸OAから離れるに連れて曲率半径が大きくなる曲面であることが好ましい。
また、凸レンズ部311は、その裏面側に、凸面部312のそれぞれに対応する位置に配置された凹部313を有している。たとえば、凹部313の平面形状は円形であり、その直径は45μmであり、その深さは10μmである。また、凹部313のXおよびY方向における断面形状は、いずれも矩形である。
X方向において隣り合う凹部313間の中心間距離(|Cn−Cn−1|)は、PCL+nGμmであり、Y方向において隣り合う凹部313間の中心間距離(|Cm−Cm−1|)は、PCL+mGμmである。nは、前述したように、ある凸面部312を0番としたときのX方向におけるn番目の凸面部312であることを示す。mは、ある凸面部312を0番としたときのY方向におけるm番目の凸面部312であることを示す。
凹部313のそれぞれには、塗膜315が収容されている。塗膜315は、凹部313の底面を覆うように形成されている。このように、塗膜315は、凹部313の壁間にわたって凹部313に形成されている。
画像表示体30では、凸面部312側から観察したときに、各凸面部312に投影された塗膜315による黒色の点の像が集合した集合像が観察される。この集合像の位置は、凸面部312側から見る角度に応じて変化する。よって、画像表示体30は、見る角度に応じて平面方向に像が移動する、回転角度用のマーカーとして用いられる。
凹部313の凸面部312に対する位置および凹部313の形状のいずれも、前述したレンチキュラーレンズ部11と同様に、射出成形に用いる金型によって正確に決められている。このため、塗膜315をZ方向に沿って見たときに、塗膜315とそれ以外の部分(第2の部分)との境界は、Z方向に沿って見た凹部313の壁面の形状の通りとなる。よって、画像表示体30においても、画像表示体10、20と同様に、塗膜の境界が微視的な不規則形状を含む場合に比べて、個々の凸面部312で観察される黒色の点の像は、より小さく、そしてより濃くなり、凸レンズ群31で観察される上記集合像も、より密に集合し、そしてより濃くなり、よって、より鮮明になる。
なお、凸面部312の平面形状は、前述した円形の他、矩形でもよく、凸レンズとして機能し得る形状の範囲で適宜に決めることが可能である。また、凹部313は、凸部に置き換えることも可能である。さらに、凹部313の平面形状もまた、前述した円形以外の形であってもよく、例えば矩形であってもよい。
[変形例]
図5Aから図5Fは、いずれも、本発明の他の実施の形態に係る画像表示体における凹部の断面形状を模式的に示す図である。また、図6Aおよび図6Bは、図1Bに示す凹部に塗膜が形成された状態を模式的に示す図であり、図6Cおよび図6Dは、図5Fに示す凹部に塗膜が形成された状態を模式的に示す図である。
図5Aから図5Fは、いずれも、本発明の他の実施の形態に係る画像表示体における凹部の断面形状を模式的に示す図である。また、図6Aおよび図6Bは、図1Bに示す凹部に塗膜が形成された状態を模式的に示す図であり、図6Cおよび図6Dは、図5Fに示す凹部に塗膜が形成された状態を模式的に示す図である。
第1の部分となる凹部の断面形状は、前述した矩形以外にも、図5Aに示されるように、凸レンズ部の裏面に対して垂直な壁面と、凹部の開口部に対して窪む凹曲面の底面とを有する形状であってもよいし、図5Bに示されるように、凸レンズ部の裏面に対して垂直な壁面と、凹部の開口部に対して突出する凸曲面の底面とを有する形状であってもよいし、図5Cに示されるように、凸レンズ部の裏面に対して垂直な壁面と、凹部の底面の中心に向けて凹部の開口部から離間する向きに傾斜するテーパ状の底面とを有する形状であってもよい。
これらの断面形状の凹部では、図6Aまたは図6Bに示されるように、対向する壁間にわたる塗膜を形成することにより、画像表示体としてより鮮明な像を表示することが可能である。また、凹部の深さ方向(Z方向)における塗膜の表面の位置が垂直な壁の部分にある場合、塗膜の平面方向の大きさ(例えばW2)は、一定である。よって、塗膜の厚さに関わらず、Z方向から見たときの塗膜の幅が一定になり、凸面部に投影される線の像の幅が一定となる。さらに、図6Aに示されるように、上記凹部の開口部まで塗料を充填し、乾燥、固化させると、塗膜をより厚く、一定に形成することが可能となる。よって、画像表示体としてより濃い鮮明な像を表示する観点から有利である。
また、第1の部分となる凹部の断面形状は、図5Dに示されるように、凸レンズ部の裏面に対して斜めに真っ直ぐに傾斜している壁面と、平らな底面とを有する形状であってもよいし、図5Eに示されるように、凸レンズ部の裏面に対して斜めに傾斜し、かつ湾曲している曲壁面と、平らな底面とを有する形状であってもよい。さらに、第1の部分となる凹部113の断面形状は、図5Fに示されるように、凸レンズ部の裏面に対して斜めに直線状に傾斜しているテーパ状の壁面のみからなる形状であってもよい。
これらの断面形状の凹部であっても、凹部に塗料を充填し塗膜を形成すると、対向する壁間にわたって塗膜が形成され、鮮明な像を表示することが可能となる。たとえば、図6Cに示されるように、図5Fの凹部の全部に塗膜を形成すると、塗膜の境界は、当該凹部の開口部の縁によって規定される。また、図6Dに示されるように、図5Fの凹部の途中までの塗膜を形成する場合では、塗膜の境界は、凹部内での塗料のレベリングにより凹部の壁面(斜面)と塗料の液面とによって規定される。この場合、当該壁面が斜面であることから、塗料が壁面を上って滲むことが実質的に発生しない。よって、画像表示体として十分に鮮明な像が表示される。このように、凹部の壁は、斜面であってもよく、また、凹部は、壁のみ構成されていてもよい。
図7Aから図7Fは、いずれも、本発明のさらなる実施の形態に係る画像表示体における凸部の断面形状を模式的に示す図である。第1の部分となる凸部の断面形状は、前述した矩形以外にも、図7Aに示されるように、凸レンズ部の裏面から垂直に起立する壁面と、裏面と平行な、粗された頂面とを有する形状であってもよいし、図7Bに示されるように、凸レンズ部の裏面から垂直に起立する壁面と、中心に向けて窪む凹曲面の頂面とを有する形状であってもよいし、図7Cに示されるように、凸レンズ部の裏面から垂直に起立する壁面と、中心に向けて傾斜して窪むテーパ状の頂面とを有する形状であってもよいし、図7Dに示されるように、凸レンズ部の裏面から垂直に起立する壁面と、当該壁面から凸部の中心に向けて湾曲しながら窪む周壁と、当該周壁に囲まれた平らな面とを有する形状であってもよい。
これらの断面形状の凸部では、その頂面を囲む縁が形成され、当該頂面に塗料を塗布することによって、形成される塗膜の境界は、上記縁によって規定される。よって、画像表示体としてより鮮明な像を表示することが可能である。図7Aの凸部は、凸部への塗膜の密着性を高める観点から好ましい。図7Bから図7Dの凸部のように、頂面に凹部が形成されている場合では、塗膜の厚さをより厚くすることが可能となることから、画像表示体としてより濃い鮮明な像を表示する観点から有利である。
また、第1の部分となる凸部の断面形状は、図7Eに示されるように、凸レンズ部の裏面から斜めに起立する壁面と、裏面に平行な頂面とを有する形状であってもよいし、図7Fに示されるように、凸レンズ部の裏面から斜めに起立する壁面と、中心に向けて傾斜して窪むテーパ状の頂面とを有する形状であってもよい。
これらの断面形状の凸部でも、その頂面を囲む縁が形成され、当該頂面に形成される塗膜の境界は、上記縁によって規定される。よって、画像表示体としてより鮮明な像を表示することが可能である。
また、前述したように、第1の部分(凹部または凸部)にのみ塗膜を形成してもよいし、上記第2の部分にも、第1の部分の塗膜と光学的に区別可能なさらなる塗膜を形成してもよい。第2の部分に塗膜をさらに形成することは、画像表示体で観察される集合像のコントラストを高める観点で有利である。また、複数の画像表示体を並べて使用する場合には、観察される集合像およびその背景から画像表示体を識別することが可能である。第2の部分にさらなる塗膜を有する画像表示体は、例えば、第1の部分を第1の塗料で塗装したのち、第2の部分または凸レンズ部の裏面全体を第2の塗料で塗装することにより作製される。
また、上記画像表示体では、第1の部分は、凸面部の裏側に形成された凹部または凸部としたが、これらの凹部または凸部以外の部分、すなわち、先の実施の形態における第2の部分を第1の部分とし、そこにのみ塗膜を形成してもよい。この場合、画像表示体の集合像は、例えば、上記塗膜の色の領域に囲まれた、画像表示体の背景の色として検出される。
また、図7Aに示した凸部の形態に限らず、上記第1の部分および上記第2の部分のうちの、塗膜が形成される方の表面が粗されていることは、第1の部分および第2の部分のうちの一方または両方に対する塗料の塗布性および塗膜の密着性を高める観点からより一層効果的である。当該表面の粗面化は、ブラスト処理などの通常の粗面化処理によって行うことが可能であり、粗面度は、上記の観点から、例えば算術平均粗さRaで1〜10μmであることが好ましい。
[効果]
以上の説明から明らかなように、本実施の形態に係る画像表示体は、表面側に凸面部を有し、裏面側に上記凸面部に対応する第1の部分およびそれ以外の第2の部分を有する透明樹脂製の凸レンズ部と、上記第1の部分および上記第2の部分の一方または両方に形成された塗膜とを有する。そして、上記第1の部分は、凹部または凸部であり、上記凸レンズ部の断面において、上記凹部は、対向する位置にある一対の壁を含み、上記凸部は、対向する位置にある一対の縁を含む。さらに、上記塗膜は、上記一対の壁間または上記一対の縁間にわたって上記凹部または上記凸部に形成されている。
以上の説明から明らかなように、本実施の形態に係る画像表示体は、表面側に凸面部を有し、裏面側に上記凸面部に対応する第1の部分およびそれ以外の第2の部分を有する透明樹脂製の凸レンズ部と、上記第1の部分および上記第2の部分の一方または両方に形成された塗膜とを有する。そして、上記第1の部分は、凹部または凸部であり、上記凸レンズ部の断面において、上記凹部は、対向する位置にある一対の壁を含み、上記凸部は、対向する位置にある一対の縁を含む。さらに、上記塗膜は、上記一対の壁間または上記一対の縁間にわたって上記凹部または上記凸部に形成されている。
また、当該画像表示体は、上記凸レンズ部を透明樹脂の射出成形で作製する工程と、上記第1の部分および第2の部分の一方または両方に塗料を塗布して上記塗膜を作製する工程とを含む製造方法によって製造される。
上記凸レンズ部(光学部品)の表面側の形状および裏面側の形状は、射出成形における金型によって一体に形成されることから、上記凸面部と上記第1の部分および上記第2の部分との両方の形状および位置が高精度で決められる。また、このような高精度で決められた部位を有する同一の凸レンズ部が射出成形によって製作される。さらに、上記非球面のような繊細な形状変化を伴う形状の凸面部を有する凸レンズ部であっても、それに対応する金型を用意することにより、大量に、かつ正確に製作することができる。よって、簡易に製造可能であり、かつ鮮明な模様の像を観察可能な画像表示体を提供することができる。
また、上記一対の壁のそれぞれの壁面が上記裏面に対して垂直であることは、観察される像の鮮明さを高める観点からより一層効果的である。
また、上記凸レンズ部がシリンドリカルレンズ部であり、上記第1の部分が上記シリンドリカルレンズ部の稜線方向に沿って直線状に形成されていることは、像を明確に表示する観点からより効果的であり、複数の並列する上記シリンドリカルレンズ部によってレンチキュラーレンズ部が構成されていることは、一方向用のマーカーとしてより一層好適である。
また、上記凸面部が、上記凸レンズ部の光軸から離れるに連れてその曲率半径が大きくなる非球面の部分であることは、光軸に対する、模様の像が観察される角度をより大きくする観点からより一層効果的である。
また、上記凸レンズ部の光軸に直交する方向における上記凸レンズ部の断面の、上記凸レンズ部の長さに対する上記第1の部分の長さの比は、1/100〜1/5であることは、十分に鮮明かつ高精細な模様の像を上記凸面部に投影させる観点からより一層効果的である。
本発明に係る画像表示体は、物体の位置や姿勢などを認識するためのマーカーとして有用である。また、本発明は、上記マーカーの技術分野のさらなる発展のみならず、上記凸レンズに高い精度で模様を付することを要する種々の技術分野のさらなる発展にも寄与することが期待される。
10、20、30 画像表示体
11、21 レンチキュラーレンズ部
31 凸レンズ群
50 金型
51 上型
52 下型
111、211、311 シリンドリカルレンズ部
112、212、312 凸面部
113、313 凹部
114 壁
115、215、315 塗膜
213 凸部
214 縁
511 凹条
521 突条
11、21 レンチキュラーレンズ部
31 凸レンズ群
50 金型
51 上型
52 下型
111、211、311 シリンドリカルレンズ部
112、212、312 凸面部
113、313 凹部
114 壁
115、215、315 塗膜
213 凸部
214 縁
511 凹条
521 突条
Claims (8)
- 表面側に凸面部を有し、裏面側に前記凸面部に対応する第1の部分およびそれ以外の第2の部分のそれぞれを有する透明樹脂製の複数の凸レンズ部と、
複数の前記第1の部分に形成された複数の第1の塗膜と、
複数の前記第2の部分に形成され、前記第1の塗膜と光学的に区別される複数の第2の塗膜とを有し、
下記要件(1)または(2)を満たす、
画像表示体。
(1)前記第1の部分は、凹部であり、かつ前記第2の部分は、凸部であり、
前記第1の塗膜は、前記凹部の底面に形成され、かつ前記第2の塗膜は、前記凸部の頂面に形成されている。
(2)前記第1の部分は、凸部であり、かつ前記第2の部分は、凹部であり、
前記第1の塗膜は、前記凸部の頂面に形成され、かつ前記第2の塗膜は前記凹部の底面に形成されている。 - 前記凹部は、前記底面を挟む一対の壁をさらに有し、
前記一対の壁のそれぞれの壁面は、前記裏面に対して垂直である、
請求項1に記載の画像表示体。 - 前記凸レンズ部は、シリンドリカルレンズ部であり、
前記第1の部分は、前記シリンドリカルレンズ部の稜線方向に沿って直線状に形成されている、
請求項1または2に記載の画像表示体。 - 前記凸レンズ部は、複数の並列する前記シリンドリカルレンズ部によって構成されているレンチキュラーレンズ部である、
請求項3に記載の画像表示体。 - 前記凸面部は、前記凸レンズ部の光軸から離れるに連れて前記凸面部の曲率半径が大きくなる非球面の部分である、
請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像表示体。 - 前記複数の凸レンズ部が並ぶ方向に沿った方向における、前記凸レンズ部の長さに対する前記第1の部分の長さの比は、1/100〜1/5である、
請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像表示体。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像表示体を製造する方法であって、
前記凸レンズ部を透明樹脂の射出成形で作製する工程と、
前記第1の部分に第1の塗料を塗布し、前記第2の部分に第2の塗料を塗布して、前記第1の塗膜および前記第2の塗膜を作製する工程と、
を含む、画像表示体の製造方法。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載の前記凸レンズ部である、
光学部品。
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