JP2020173314A - 表示装置および表示装置の調整方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】虚像距離および焦点距離を適切に調整すること。【解決手段】映像を表示する表示器2と、表示器2に表示された映像の映像表示光の光軸上に配置されたレンズ3と、レンズ3を通過した映像の映像表示光を、視認者に対面したウィンドシールドSに向けて反射する凹面鏡5とを備える。表示器2は、光軸上を移動して、凹面鏡5との距離L1が調整可能に配置され、レンズ3は、表示器2の移動に連動して光軸上を移動して、表示器2との距離L2が調整可能に配置される。【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置および表示装置の調整方法に関する。
例えば、車両に搭載されるヘッドアップディスプレイ装置(以下、「HUD(Head Up Display)装置」という。)が知られている。画像表示装置をハーフミラーに近づけたり遠ざけたりさせて、虚像を移動させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2010/050459号
虚像を視認する視認者の視力や焦点調節機能の感度は様々である。これにより、視認者ごとに、視認しやすい虚像距離および焦点距離が異なる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、虚像距離および焦点距離を適切に調整可能な表示装置および表示装置の調整方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る表示装置は、映像を表示する表示器と、前記表示器に表示された前記映像の映像表示光の光軸上に配置されたレンズと、前記レンズを通過した前記映像の映像表示光を、視認者に対面した反射部に向けて反射する反射鏡と、を備え、前記表示器は、前記光軸上を移動して、前記反射鏡との距離が調整可能に配置され、前記レンズは、前記表示器の移動に連動して前記光軸上を移動して、前記表示器との距離が調整可能に配置されることを特徴とする。
本発明に係る表示装置の調整方法は、映像を表示する表示器と、前記表示器に表示された前記映像の映像表示光の光軸上に配置されたレンズと、前記表示器に表示され、前記レンズを通過した前記映像の映像表示光を、視認者に対面した反射部に向けて反射する反射鏡と、を備える表示装置の調整方法であって、前記表示器を前記光軸上を移動させることで、前記反射鏡との距離を調整し、前記レンズを前記表示器の移動に連動して前記光軸上を移動させることで、前記表示器との距離を調整する。
本発明によれば、虚像距離および焦点距離を適切に調整することができるという効果を奏する。
図1は、本実施形態に係るHUD装置の構成例を示す概略図である。 図2は、本実施形態に係るHUD装置において、虚像距離および焦点距離の調整を説明する図である。 図3は、カムスライダの第一カム溝と第二カム溝との一例を示す平面図である。 図4は、カムスライダとリードスクリュと表示器とレンズとの概略を説明する平面図である。 図5は、カムスライダの第一カム溝と第二カム溝との他の例を示す平面図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るHUD装置(表示装置)1の実施形態を詳細に説明する。なお、以下の実施形態により本発明が限定されるものではない。
以下の説明においては、HUD装置1を車両の運転席の前方に搭載した状態で各方向を定義する。前後方向とは、車両直進時の進行方向と平行な方向であり、前方のウィンドシールドS側に向かう方向を前後方向の「前」、運転席側に向かう方向を前後方向の「後」とする。左右方向とは、前後方向に対して水平に直交する方向である。運転席側から見て、左手側が「左」、右手側が「右」である。上下方向とは、前後方向および左右方向に対して直交する方向である。したがって、前後方向、左右方向および上下方向は、3次元で直交する。また、車両が平坦な路面上に位置するときの路面と平行な面を車両水平面という。
[実施形態]
図1、図2を参照して、HUD装置1について説明する。図1は、本実施形態に係るHUD装置の構成例を示す概略図である。図2は、本実施形態に係るHUD装置において、虚像距離および焦点距離の調整を説明する図である。HUD装置1は、例えば、経路案内情報または車速情報を含む運転支援情報を、車両の前方に虚像として投影して車両の乗員である運転者(視認者)に認識させる。HUD装置1は、車両の運転者の前方のダッシュボードに設置される。HUD装置1は、凹面鏡(反射鏡)5から投射された映像表示光がウィンドシールド(反射部)Sにおいて反射されて、運転者に虚像として認識される。
運転者の瞳の位置であるアイポイントEPが同じであっても、運転者の視力や焦点調節機能の感度によって、運転者ごとに、視認しやすい虚像距離および焦点距離が異なる。HUD装置1は、視力や焦点調節機能の感度に合わせて、虚像距離および焦点距離を適切に調整する。
HUD装置1は、表示器2とレンズ3とを含む表示ユニット4と、凹面鏡5と、調整機構6と、制御部10とを有する。
表示器2は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)または有機EL(Organic Electro‐Luminescence)ディスプレイなどを含むディスプレイである。表示器2の表示面2aは、レンズ3と対面している。表示器2は、制御部10の表示制御部12からの映像信号に基づいて表示面2aに映像を表示する。表示器2の表示面2aに表示された映像の映像表示光は、レンズ3を介して凹面鏡5へ入射する。表示器2の表示面2aから投射する第一中心光線K1は、レンズ3を介して凹面鏡5へ入射する。第一中心光線K1は、表示器2の表示面2aの光軸と一致する。本実施形態では、表示器2は、表示面2aが前側を向くように配置される。本実施形態では、表示器2の表示面2aから投射する第一中心光線K1は、車両水平面と平行な方向に沿って延びている。本実施形態では、第一中心光線K1は、前後方向と平行な方向に沿って延びている。
このように構成された表示器2は、第一中心光線K1上を移動して、凹面鏡5との距離が調整可能に配置されている。本実施形態では、表示器2は、調整機構6を介して位置が調整される。より詳しくは、表示器2は、調整機構6のカムスライダ7の第一カム溝72によってガイドされて移動する。表示器2の下部には、第一カム溝72に移動可能に係合する、ピン形状の図示しない突起部を有する。
レンズ3は、表示器2に表示された映像の映像表示光の第一中心光線K1上に配置されている。本実施形態では、レンズ3は、凸レンズである。レンズ3は、凹面鏡5の反射面5aと対面している。レンズ3を通過した第二中心光線K2は、凹面鏡5へ入射する。第二中心光線K2は、レンズ3の光軸と一致する。本実施形態では、レンズ3を通過した第二中心光線K2は、第一中心光線K1と同一軸線上である。
このように構成されたレンズ3は、表示器2の移動に連動して第一中心光線K1上を移動して、表示器2との距離L2が調整可能に配置される。レンズ3は、表示器2の移動に連動して移動して、表示器2に近づいたり遠ざかったりする。レンズ3は、表示器2との距離L2が短くなったり長くなったりする。レンズ3は、表示器2の移動に連動して移動して、凹面鏡5に近づいたり遠ざかったりする。
本実施形態では、レンズ3は、表示器2が凹面鏡5から離間する方向に移動すると、表示器2との距離L2が短くなるように移動し、表示器2が凹面鏡5に近接する方向に移動すると、表示器2との距離L2が長くなるように移動する。本実施形態では、例えば、虚像の焦点が合う状態を保つように、拡大率を変更可能である。
レンズ3は、表示器2が凹面鏡5から離間する方向に移動すると、表示器2との距離L2が長くなるように移動し、表示器2が凹面鏡5に近接する方向に移動すると、表示器2との距離L2が短くなるように移動してもよい。本実施形態では、例えば、拡大率を保ったまま、虚像の位置を変更可能である。
このように構成されたレンズ3は、調整機構6を介して位置が調整される。より詳しくは、レンズ3は、調整機構6のカムスライダ7の第二カム溝73によってガイドされて移動する。レンズ3の下部には、第二カム溝73に移動可能に係合する、ピン形状の図示しない突起部を有する。
表示ユニット4は、このような表示器2とレンズ3とがユニットとして組み付けられたものである。表示ユニット4は、表示器2を移動させた際に、表示器2と凹面鏡5との距離L1と、表示器2とレンズ3との距離L2とが連動して調整される。
凹面鏡5は、映像表示光の第二中心光線K2の通過点である凹面鏡中心を通り、車両水平面に対して垂直な平面である凹面鏡対称面に対して対称な曲率を有する。凹面鏡5は、反射面5aがレンズ3およびウィンドシールドSの反射面Saと対面している。ここで、ウィンドシールドSは、湾曲形状に形成されて、運転者に対面している。凹面鏡5は、レンズ3を通過した映像表示光をウィンドシールドSに向けて反射する。凹面鏡5が反射した映像表示光は、ウィンドシールドSにおいて反射されて、運転者に虚像として認識される。凹面鏡5は、映像表示光の第二中心光線K2をウィンドシールドSに向けて反射する。凹面鏡5が反射した映像表示光は、ウィンドシールドSにおいて反射されて第三中心光線(運転者に届く中心光線)K3となり、運転者に虚像として認識される。本実施形態では、凹面鏡5は、表示器2およびレンズ3より前側に位置する。本実施形態では、凹面鏡5の反射面5aは、後上側を向くように車両水平面に対して傾いて配置される。
調整機構6は、表示ユニット4を第一中心光線K1上において移動させる。より詳しくは、調整機構6は、表示器2を第一中心光線K1上において移動させるとともに、表示器2の移動に連動して、レンズ3を第一中心光線K1上において移動させて、表示器2との距離L2を調整する。
例えば、虚像距離を調整したい場合、調整機構6によって、表示器2と凹面鏡5との距離L1を調整する。より詳しくは、調整機構6によって、表示器2と凹面鏡5との距離L1を短くすると、虚像距離が近くなる。調整機構6によって、表示器2と凹面鏡5との距離L1を遠くすると、虚像距離が遠くなる。
例えば、焦点距離を調整したい場合、調整機構6によって、表示器2とレンズ3との距離L2を調整する。
例えば、虚像の拡大率を調整したい場合、調整機構6によって、表示器2とレンズ3との距離L2を調整する。より詳しくは、調整機構6によって、表示器2とレンズ3との距離L2を短くすると、拡大率が大きくなる。調整機構6によって、表示器2とレンズ3との距離L2を遠くすると、拡大率が小さくなる。
本実施形態では、調整機構6は、カムスライダ7と、リードスクリュ8と、図示しないモータとを有する。
カムスライダ7は、リードスクリュ8が回転することによって移動可能なスライダである。より詳しくは、カムスライダ7は、リードスクリュ8が回転すると、左右方向に移動する。例えば、カムスライダ7は、リードスクリュ8が第一方向に回転すると、左方向に移動し、第二方向回転すると、右方向に移動する。カムスライダ7は、板状に形成されている。カムスライダ7には、本体部71と、第一カム溝72と、第二カム溝73とを含む。
本体部71は、板状材である。本体部71には、本体部71の後部に形成され、表示器2をガイドする第一カム溝72と、本体部71の前部に形成され、レンズ3をガイドする第二カム溝73とが形成されている。リードスクリュ8が回転すると、第一カム溝72にガイドされた表示器2と、第二カム溝73にガイドされたレンズ3とが連動して移動する。より詳しくは、例えば、表示器2が第一カム溝72の左端部に位置するとき、レンズ3が第二カム溝73の左端部に位置する。例えば、表示器2が第一カム溝72の中間部に位置するとき、レンズ3が第二カム溝73の中間部に位置する。例えば、表示器2が第一カム溝72の右端部に位置するとき、レンズ3が第二カム溝73の右端部に位置する。
第一カム溝72と第二カム溝73との距離L2は、一定ではなく、左右方向における位置に応じて変化する。表示器2が第一カム溝72の左端部に位置し、レンズ3が第二カム溝73の左端部に位置する場合と、表示器2が第一カム溝72の中間部に位置し、レンズ3が第二カム溝73の中間部に位置する場合とでは、距離L2は異なる。表示器2が第一カム溝72の右端部に位置し、レンズ3が第二カム溝73の右端部に位置する場合と、表示器2が第一カム溝72の中間部に位置し、レンズ3が第二カム溝73の中間部に位置する場合とでは、距離L2は異なる。表示器2が第一カム溝72の左端部に位置し、レンズ3が第二カム溝73の左端部に位置する場合と、表示器2が第一カム溝72の右端部に位置し、レンズ3が第二カム溝73の右端部に位置する場合とでは、距離L2が異なる。
カムスライダ7の第一カム溝72および第二カム溝73の形状は、表示器2とレンズ3とが連動して移動した際に、虚像の焦点が合う状態を保つように形成されている。言い換えると、第一カム溝72によってガイドされる表示器2と、第二カム溝73によってガイドされるレンズ3との位置によらず、虚像の焦点が合った状態になる。
また、カムスライダ7の第一カム溝72および第二カム溝73の形状は、調整機構6が行う調整機能の仕様によって異なる。第一カム溝72および第二カム溝73を適切な形状にすることにより、例えば、遠視用の調整機能、焦点の調整機能、および、拡大率の調整機能を実現すること可能である。適切な形状とは、第一カム溝72および第二カム溝73のそれぞれの形状、左右方向における第一カム溝72と第二カム溝73との距離L2とを含む。
図3、図4を用いて、虚像の焦点が合う状態を保つように、拡大率を変更する機能、例えば、遠視用の調整機能を有するカムスライダ7の第一カム溝72と第二カム溝73とについて説明する。図3は、カムスライダの第一カム溝と第二カム溝との一例を示す平面図である。図4は、カムスライダとリードスクリュと表示器とレンズとの概略を説明する平面図である。運転者が遠視の場合、虚像距離が近いより遠い方が視認しやすく、虚像が大きい方が視認しやすい。そこで、遠視用の調整機能では、虚像距離を変えながら、拡大率を変更する。第一カム溝72は、後方から前方に向かうにつれて、右方から左方へ向かって直線状に延びている。第二カム溝73は、後方から前方に向かうにつれて、右方から左方へ向かって凸状な湾曲線状に延びている。HUD装置1が遠視用の調整機能を有する場合、カムスライダ7を有する調整機構6を備える。
図5を用いて、拡大率を変えずに虚像距離を調整する機能を有するカムスライダ7Aの第一カム溝72Aと第二カム溝73Aとについて説明する。図5は、カムスライダの第一カム溝と第二カム溝との他の例を示す平面図である。第一カム溝72Aは、第一カム溝72と同様に形成されている。第二カム溝73Aは、後方から前方に向かうにつれて、左方から右方へ向かって直線状に形成されている。HUD装置1が拡大率を変えずに虚像距離を調整する場合、カムスライダ7Aを有する調整機構6を備える。
図4を用いて、リードスクリュ8について説明する。リードスクリュ8は、ボールねじである。リードスクリュ8は、軸線が第一中心光線K1と直交して配置されている。リードスクリュ8は、モータによって軸線回りに回転する。リードスクリュ8には、カムスライダ7が左右方向に移動可能に配置されている。
制御部10は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などで構成された演算処理装置である。制御部10は、図示しない記憶部に記憶されているプログラムに含まれる命令を実行する。制御部10は、映像生成部11と、表示制御部12と、駆動制御部13とを有する。
映像生成部11は、運転者に虚像として視認させる映像データを生成する。映像生成部11は、例えば、経路案内情報または車速情報を含む運転支援情報をCAN(Controller Area Network)またはLIN(Local Interconnect Network)、車載ネットワークなどを介して車両から取得する。映像生成部11は、取得した運転支援情報に基づいて、映像データを生成する。映像生成部11が生成する映像データは、例えば、毎秒60フレームの画像が連続した映像データである。映像生成部11は、生成した映像データを映像信号として表示制御部12に出力する。
表示制御部12は、映像生成部11から出力された映像信号をHUD装置1の表示器2に表示させる。
駆動制御部13は、図示しない操作部に対する位置調整を実行する操作を検出した場合、調整機構6の駆動と停止とを制御する制御信号を出力する。本実施形態では、運転者によって操作部に対して位置調整の操作が行われたことを検出した場合、調整機構6のモータの駆動と停止とを制御する制御信号を出力する。例えば、虚像距離を遠くする操作が行われた場合、表示ユニット4の表示器2を後方へ移動させるように調整機構6のモータを第一方向に回転させる制御信号を出力する。例えば、虚像距離を近くする操作が行われた場合、表示ユニット4の表示器2を前方へ移動させるように調整機構6のモータを第一方向と反対の第二方向に回転させる制御信号を出力する。
次に、このように構成されたHUD装置1の調整方法と作用とについて説明する。本実施形態では、調整を行う前、言い換えると、通常時、表示器2が第一カム溝72の中間部に位置し、レンズ3が第二カム溝73の中間部に位置するものとする。
HUD装置1は、以下のようにして調整を行う。表示器2を第一中心光線K1上を移動させることで、表示器2と凹面鏡5との距離L1を調整する。また、レンズ3を表示器2の移動に連動して第一中心光線K1上を移動させることで、表示器2との距離L2を調整する。
HUD装置1が、遠視用の調整機能を有する場合について、詳しく説明する。この場合、HUD装置1は、図3に示したカムスライダ7を有する調整機構6を有する。遠視用の調整機能では、虚像距離を遠く、かつ、拡大率が大きくなるように調整する。運転者は、例えば、図示しないインフォティメントモニタから、HUD装置1の遠視用の調整メニューの項目画像を選択操作する。HUD装置1の制御部10の駆動制御部13は、遠視用の調整機能の操作が行われたことを検出した場合、調整機構6のモータを駆動して、表示ユニット4を後方に移動させる。より詳しくは、表示器2を第一カム溝72に沿って後方に移動させるとともに、レンズ3を第二カム溝73に沿って移動させる。これにより、表示器2と凹面鏡5との距離L1が遠くなるとともに、表示器2とレンズ3との距離L2が短くなる。このようにして、遠視用の調整を行うと、虚像距離が遠くなるとともに、虚像が拡大される。そして、運転者は、虚像を視認しやすいと感じたところで、調整終了の項目画像を選択操作する。HUD装置1の制御部10の駆動制御部13は、調整終了の操作が行われたことを検出した場合、調整機構6のモータを停止して、調整が終了する。
HUD装置1が拡大率を変えずに虚像距離を調整する機能を有する場合について、詳しく説明する。この場合、HUD装置1は、図5に示したカムスライダ7Aを有する調整機構6を有する。本機能では、拡大率を変えずに、言い換えると、拡大率を保ったままで虚像距離を調整する。運転者は、例えば、図示しないインフォティメントモニタから、HUD装置1の拡大率を変えない虚像距離の調整メニューの項目画像を選択操作する。HUD装置1の制御部10の駆動制御部13は、拡大率を変えない虚像距離の調整の操作が行われたことを検出した場合、調整機構6のモータを駆動して、表示ユニット4を前後方向に移動させる。より詳しくは、表示器2が、第一カム溝72Aに沿って前後方向に移動するとともに、レンズ3が第二カム溝73Aに沿って移動する。これにより、表示器2とレンズ3との距離L2が短くなったり、長くなったりする。このようにして、拡大率を変えずに虚像距離の調整を行うと、虚像距離が近くなったり遠くなったりする。そして、運転者は、視力に応じて、視認しやすい位置に虚像が表示されたと感じたところで、調整終了の項目画像を選択操作する。HUD装置1の制御部10の駆動制御部13は、調整終了の操作が行われたことを検出した場合、調整機構6のモータを停止して、調整が終了する。
このようにして、表示器2は、第一中心光線K1上を移動して、凹面鏡5との距離L1が調整される。レンズ3は、表示器2の移動に連動して、表示器2に近づいたり遠ざかったりする。言い換えると、レンズ3は、表示器2の移動に連動して第一中心光線K1上を移動して、表示器2との距離L2が調整される。
上述したように、本実施形態では、表示器2は、第一中心光線K1上を移動して、凹面鏡5との距離L1を調整することができる。レンズ3は、表示器2の移動に連動して、第一中心光線K1上を移動して、表示器2との距離L2を調整することができる。このようにして、本実施形態は、運転者の視力や焦点調節機能の感度に合わせて、虚像距離および焦点距離を適切に調整することができる。
本実施形態によれば、表示器2を移動させた際に、焦点を合わせるために、表示器2とレンズ3との距離L2を調整する操作を別途行わなくてよい。本実施形態によれば、表示器2を移動させた際に、表示器2とレンズ3との距離L2が調整されるので、焦点を容易に合わせることができる。
本実施形態では、調整機構6によって、容易に虚像距離および焦点距離を調整することができる。
さて、これまで本発明に係るHUD装置1について説明したが、上述した実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよいものである。
上記の説明では、表示器2とレンズ3とを含む表示ユニット4と、凹面鏡5とを有するものとして説明したが、これに限定されない。HUD装置1は、表示ユニット4と凹面鏡5との間に、一つ以上の折返鏡が配置されていてもよい。
上記では、HUD装置1を車両に搭載して、運転者が使用するものとして説明したが、これに限定されない。HUD装置1は、車両以外で使用されてもよい。
図3、図5において示してカムスライダ7、カムスライダ7Aの形状は、概略でありこれに限定されない。例えば、各カム溝は、直線と曲線とが組み合わされていてもよい。例えば、第一カム溝と第二カム溝とが、一部の区間において平行に配置されていてもよい。
1 HUD装置(表示装置)
2 表示器
3 レンズ
4 表示ユニット
5 凹面鏡(反射鏡)
6 調整機構
7 カムスライダ
71 本体部
72 第一カム溝
73 第二カム溝
8 リードスクリュ
S ウィンドシールド(反射部)
K1 第一中心光線
K2 第二中心光線
K3 第三中心光線

Claims (6)

  1. 映像を表示する表示器と、
    前記表示器に表示された前記映像の映像表示光の光軸上に配置されたレンズと、
    前記レンズを通過した前記映像の映像表示光を、視認者に対面した反射部に向けて反射する反射鏡と、
    を備え、
    前記表示器は、前記光軸上を移動して、前記反射鏡との距離が調整可能に配置され、
    前記レンズは、前記表示器の移動に連動して前記光軸上を移動して、前記表示器との距離が調整可能に配置される、
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 前記レンズは、前記表示器が前記反射鏡から離間する方向に移動すると、前記表示器との距離が短くなるように配置され、前記表示器が前記反射鏡に近接する方向に移動すると、前記表示器との距離が長くなるように配置される、
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記レンズは、前記表示器が前記反射鏡から離間する方向に移動すると、前記表示器との距離が長くなるように配置され、前記表示器が前記反射鏡に近接する方向に移動すると、前記表示器との距離が短くなるように配置される、
    請求項1に記載の表示装置。
  4. 前記レンズは、凸レンズである、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の表示装置。
  5. 前記表示器を前記光軸上において移動させるととともに、前記表示器の移動に連動して、前記レンズを前記光軸上において移動させて、前記表示器との距離を調整する調整機構と、
    を備える請求項1から4のいずれか一項に記載の表示装置。
  6. 映像を表示する表示器と、
    前記表示器に表示された前記映像の映像表示光の光軸上に配置されたレンズと、
    前記表示器に表示され、前記レンズを通過した前記映像の映像表示光を、視認者に対面した反射部に向けて反射する反射鏡と、
    を備える表示装置の調整方法であって、
    前記表示器を前記光軸上を移動させることで、前記反射鏡との距離を調整し、
    前記レンズを前記表示器の移動に連動して前記光軸上を移動させることで、前記表示器との距離を調整する、
    表示装置の調整方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113787963A (zh) * 2021-09-02 2021-12-14 上海仙塔智能科技有限公司 车载虚拟成像系统、方法及具有其的车辆

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