JP2020173179A - 負荷試験装置、リレー異常検知システム - Google Patents
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Abstract
Description
このため、抵抗部への電力供給線の配線を複雑にせず、簡単に負荷試験装置のリレーの異常を検知出来る。
このため、抵抗器とリレーの間の複雑な配線が施された領域に簡単にリレー状態検知部を設けることが可能になる。
なお、実施形態は、以下の実施形態に限られるものではない。また、一つの実施形態に記載した内容は、原則として他の実施形態にも同様に適用される。また、各実施形態及び各変形例は、適宜組み合わせることが出来る。
冷却ファン10は、抵抗部20に冷却風を送る装置で、冷却ファン10の上部に抵抗部20が配置される。
抵抗部20は、水平方向に延びる棒状の抵抗器が所定の間隔を空けて複数本並べられ、直列又は並列に接続された抵抗器群が、1以上設けられたもので、負荷試験の際には、当該抵抗器群の一部又は全部に、試験対象電源からの電力が供給される。
抵抗器は、電熱線で構成されたものに限らず、バッテリーなど内部に電力を蓄積出来るものであってもよい。
リレーRSは、図3のように、U相用のリレーとV相用のリレーとW相用のリレーが連動してオンオフ動作する三連スイッチでもよいし、それぞれが単独でオンオフ動作する単連スイッチであってもよい。
リレーRSの詳細は、後述する。
筐体30は、冷却ファン10、抵抗部20、メインスイッチ50、操作部60、制御部80の固定制御装置81など負荷試験装置1を構成する部材であってモバイル制御装置82を含む携帯端末を除くものを保持するケースである。筐体30における、冷却ファン10の下方の側面(上流)には、吸気口31が設けられ、抵抗部20の上方(下流)には、排気口33が設けられる。
リレーRSは、固定接点41、可動接点43、駆動部材45、リード線46、ケース47を有する(図4〜図7参照)。
U相用のリレーRSの固定接点41の一方からケース47の外部に突出する端子(第1端子41a)は、第2抵抗器R2と接続され、他方からケース47の外部に突出する端子(第2端子41b)は、第1抵抗器R1と接続される。
V相用のリレーRSの固定接点41の一方からケース47の外部に突出する端子(第1端子41a)は、第4抵抗器R4と接続され、他方からケース47の外部に突出する端子(第2端子41b)は、第3抵抗器R3と接続される。
W相用のリレーRSの固定接点41の一方からケース47の外部に突出する端子(第1端子41a)は、第6抵抗器R6と接続され、他方からケース47の外部に突出する端子(第2端子41b)は、第5抵抗器R5と接続される。
可動接点43は、コイルを含む駆動部材45によって駆動され、固定接点41と接触する接触するオン状態と、固定接点41と接触しないオフ状態との切り替えが行われる。
駆動部材45は、リード線(制御信号線)46を介して制御部80の固定制御装置81と接続され、固定制御装置81によって動作制御(オン状態とオフ状態の切り替え制御)される。ただし、駆動部材45は、リード線46を介して、操作部60と接続される形態であってもよい。
ケース47は、固定接点41、可動接点43、駆動部材45を内蔵し、内部には不活性ガスが充填される。
ケース47の外壁には、リレー状態検知部49が取り付けられる。
リレー状態検知部49は、センサー部49aと通信部49bを有する。
本実施形態では、リレー状態検知部49は、ケース47の側面を挟み込む形状を有し、当該挟み込む形状の付勢力でリレー状態検知部49がケース47に取り付けられる例を示す。
具体的には、センサー部49aは、固定接点41と可動接点43の少なくとも一方が炭化して、リレーRSが正常に動作しないときの、リレーRSのケース47の内部の動作音、すなわち、固定接点41と可動接点43とが接触する際に生じる衝撃音を検出する。
図4は、センサー部49aが、ケース47の側面を挟み込む部材の一方に設けられる例を示すが、ケース47の側面を挟み込む部材の両方に設けられる形態であってもよい。
当該異常動作音の検出は、常時行われる形態であってもよいし、選択スイッチ60bのオンオフ操作が行われたあとの所定時間(例えば2秒間)だけ、行われる形態であってもよい。
この場合は、リレー状態検知部49は、固定制御装置81と通信を行って、選択スイッチ60bのオンオフ操作が行われたことに関する情報を取得する。
この場合は、リレー状態検知部49は、固定制御装置81と通信を行って、選択スイッチ60bのオンオフ操作が行われたことに関する情報を取得する。
センサー部49aが、選択スイッチ60bのオンオフ操作が行われたにも関わらず、その後の所定時間に所定の音を検出しない場合に、リレーRSが正常に動作していないと判断し、通信部49bは、センサー部49aで得られた情報(正常時の動作音を検出出来なかったことと、リレー状態検知部49の識別情報を含むリレー異常情報)を、固定制御装置81に送信する。
固定制御装置81は、選択スイッチ60bのオンオフ操作が行われたにもかかわらず、リレー正常情報を受信していない場合に、対応するリレーRSが正常に動作していないと判断する。
この場合は、固定制御装置81が、当該音に関する情報に基づいて、リレーRSが正常に動作しているか否かを判断する。
リレーRSの異常判断を、複数のリレー状態検知部49のそれぞれで行えば、異常を検知した時だけ、リレー状態検知部49から制御部80へのリレー異常情報を受けることになり、制御部80の負荷の増大を抑制出来る。
メインスイッチ50は、真空遮断器(VCB:Vacuum Circuit Breaker)などで構成され、抵抗部20と試験対象電源との間に接続され(U相用線UB上、V相用線VB上、W相用線WB上に設けられ)、オン状態の時に、試験対象電源からの電力が抵抗部20に供給され、オフ状態の時に、試験対象電源から抵抗部20への電力供給を停止する。
オフ制御の際に、負荷試験装置の駆動用電源(補機電源)から、固定制御装置81や操作部60への電力供給は継続されるが、冷却ファン10への電力供給は、停止されてもよい。
操作部60には、負荷試験装置1の電源をオン状態にしたり、オフ状態にしたりするオンオフ操作スイッチ60aや、負荷量を調整する(試験対象電源からの電力供給を行う抵抗器群を選択する)選択スイッチ60b(第1スイッチS1〜第4スイッチS4)が設けられる。
操作部60には、リレー異常警告部61が設けられ、リレー異常警告部61に対応する部材(リレーRS)の状態に応じて、リレー異常警告部61が警告用の出力を行う(図7参照)。
第1警告部61aは、第1抵抗器群G1のリレーRSに対応し、第1スイッチS1の近傍に設けられる。
第2警告部61bは、第2抵抗器群G2のリレーRSに対応し、第2スイッチS2の近傍に設けられる。
第3警告部61cは、第3抵抗器群G3のリレーRSに対応し、第3スイッチS3の近傍に設けられる。
第4警告部61dは、第4抵抗器群G4のリレーRSに対応し、第4スイッチS4の近傍に設けられる。
第1U相警告部61a1は、第1スイッチS1が操作された時の第1抵抗器群G1のU相用のリレーRSの動作音が正常でない場合に、警告用に点灯し、第1抵抗器群G1のU相用のリレーRSのリレー状態検知部49で取得した情報に基づいてオフ制御が行われたことを光で示す。
第1V相警告部61a2は、第1スイッチS1が操作された時の第1抵抗器群G1のV相用のリレーRSの動作音が正常でない場合に、警告用に点灯し、第1抵抗器群G1のV相用のリレーRSのリレー状態検知部49で取得した情報に基づいてオフ制御が行われたことを光で示す。
第1W相警告部61a3は、第1スイッチS1が操作された時の第1抵抗器群G1のW相用のリレーRSの動作音が正常でない場合に、警告用に点灯し、第1抵抗器群G1のW相用のリレーRSのリレー状態検知部49で取得した情報に基づいてオフ制御が行われたことを光で示す。
第2U相警告部61b1は、第2スイッチS2が操作された時の第2抵抗器群G2のU相用のリレーRSの動作音が正常でない場合に、警告用に点灯し、第2抵抗器群G2のU相用のリレーRSのリレー状態検知部49で取得した情報に基づいてオフ制御が行われたことを光で示す。
第2V相警告部61b2は、第2スイッチS2が操作された時の第2抵抗器群G2のV相用のリレーRSの動作音が正常でない場合に、警告用に点灯し、第2抵抗器群G2のV相用のリレーRSのリレー状態検知部49で取得した情報に基づいてオフ制御が行われたことを光で示す。
第2W相警告部61b3は、第2スイッチS2が操作された時の第2抵抗器群G2のW相用のリレーRSの動作音が正常でない場合に、警告用に点灯し、第2抵抗器群G2のW相用のリレーRSのリレー状態検知部49で取得した情報に基づいてオフ制御が行われたことを光で示す。
第3U相警告部61c1は、第3スイッチS3が操作された時の第3抵抗器群G3のU相用のリレーRSの動作音が正常でない場合に、警告用に点灯し、第3抵抗器群G3のU相用のリレーRSのリレー状態検知部49で取得した情報に基づいてオフ制御が行われたことを光で示す。
第3V相警告部61c2は、第3スイッチS3が操作された時の第3抵抗器群G3のV相用のリレーRSの動作音が正常でない場合に、警告用に点灯し、第3抵抗器群G3のV相用のリレーRSのリレー状態検知部49で取得した情報に基づいてオフ制御が行われたことを光で示す。
第3W相警告部61c3は、第3スイッチS3が操作された時の第3抵抗器群G3のW相用のリレーRSの動作音が正常でない場合に、警告用に点灯し、第3抵抗器群G3のW相用のリレーRSのリレー状態検知部49で取得した情報に基づいてオフ制御が行われたことを光で示す。
第4U相警告部61d1は、第4スイッチS4が操作された時の第4抵抗器群G4のU相用のリレーRSの動作音が正常でない場合に、警告用に点灯し、第4抵抗器群G4のU相用のリレーRSのリレー状態検知部49で取得した情報に基づいてオフ制御が行われたことを光で示す。
第4V相警告部61d2は、第4スイッチS4が操作された時の第4抵抗器群G4のV相用のリレーRSの動作音が正常でない場合に、警告用に点灯し、第4抵抗器群G4のV相用のリレーRSのリレー状態検知部49で取得した情報に基づいてオフ制御が行われたことを光で示す。
第4W相警告部61d3は、第4スイッチS4が操作された時の第4抵抗器群G4のW相用のリレーRSの動作音が正常でない場合に、警告用に点灯し、第4抵抗器群G4のW相用のリレーRSのリレー状態検知部49で取得した情報に基づいてオフ制御が行われたことを光で示す。
制御部80は、固定制御装置81を含む。
固定制御装置81は、抵抗部20を保持する筐体30の内部に固定された制御装置である。
すなわち、固定制御装置81は、リレー状態検知部49で取得した情報に基づいて、オフ制御を行う。
固定制御装置81は、リレー異常警告部61のうち、特定したリレーRSに対応するものを点灯させる。
U相用のリレーRSのリレー状態検知部49で異常が検知された場合には、U相用のリレーRSに異常があることが分かり、V相用のリレーRSのリレー状態検知部49で異常が検知された場合には、V相用のリレーRSに異常があることが分かり、W相用のリレーRSのリレー状態検知部49で異常が検知された場合には、W相用のリレーRSに異常があることが分かる。
このため、抵抗部への電力供給線の配線を複雑にせず、簡単に負荷試験装置1のリレーRSの異常を検知出来る。
無線で制御部80と通信を行う場合には、配線を考慮せずに、リレーRSのそれぞれにリレー状態検知部49を取り付けるだけで、リレーRSの異常検知が可能になる。
このため、抵抗器RとリレーRSの間の複雑な配線が施された領域に簡単にリレー状態検知部49を設けることが可能になる。
また、リレー状態検知部49からリレー異常情報を送信する対象の制御部80は、抵抗部20を保持する筐体30に固定された制御装置(固定制御装置81)に限るものではなく、携帯端末などの制御装置(モバイル制御装置82)であってもよい。
この場合、リレー状態検知部49とモバイル制御装置82が、負荷試験装置1のリレー異常検知システムを構成する。
モバイル制御装置82を含む携帯端末に、リレー状態検知部49からリレー異常情報を送信する場合は、当該携帯端末の表示部がリレー異常警告部61として機能し、異常検知されたリレーRSに関する情報を表示する。
例えば、表示装置70と同様に、携帯端末の表示部に、「(第1スイッチに対応する第1抵抗器群のV相用のリレーが正常ではないので、)第1スイッチに対応するリレー(第1抵抗器群のV相用のリレー)を確認してください。」というメッセージを表示させる形態が考えられる。
また、本実施形態では、センサー部49aが音センサーを有し、リレーRSの動作音(固定接点41と可動接点43とが接触する際に生じる衝撃音)に基づいて、リレーRSの異常検知を行う形態を説明したが、温度、X画像、電磁ノイズなど、リレーRSのケース47の内部に関する他の情報に基づいて、リレーRSの異常検知を行う形態であってもよい。
例えば、センサー部49aが、リレーRSのケース47の温度を検出する温度センサーを有する形態が考えられる。
固定接点41と可動接点43の少なくとも一方が炭化して、リレーRSが正常に動作しない場合には、リレーRSの温度が、正常時と比べて上昇する。このため、リレーRSの温度が温度閾値を超えた場合に、リレーRSが正常に動作していないと判断し、通信部49bは、センサー部49aで得られた情報(リレーRSの温度が温度閾値を超えたことと、リレー状態検知部49の識別情報を含むリレー異常情報)を、制御部80(固定制御装置81やモバイル制御装置82)に送信する。
この場合は、制御部80が、当該温度に関する情報に基づいて、リレーRSが正常に動作しているか否かを判断する。
また、例えば、センサー部49aが、リレーRSのケース47の内部を撮影するX線撮影装置を有する形態が考えられる。
固定接点41と可動接点43の少なくとも一方が炭化して、リレーRSが正常に動作しない場合には、固定接点41と可動接点43の少なくとも一方の形状が炭化によって変化する。このため、X線撮影装置でリレーRSの内部を撮影し、正常時のものとの比較を行って、画像の差異(例えば、輝度値の差異)が大きい場合に、リレーRSが正常に動作していないと判断し、通信部49bは、センサー部49aで得られた情報(リレーRSの固定接点41と可動接点43の少なくとも一方の形状が正常でないことと、リレー状態検知部49の識別情報を含むリレー異常情報)を、制御部80(固定制御装置81やモバイル制御装置82)に送信する。
この場合は、制御部80が、当該X線撮影装置による撮影結果に基づいて、リレーRSが正常に動作しているか否かを判断する。
例えば、センサー部49aが、リレーRSのケース47の周囲の電磁ノイズのレベルを測定する電磁ノイズセンサーを有する形態が考えられる。
具体的には、電磁ノイズセンサーは、磁界検出手段などが考えられる。
固定接点41と可動接点43の少なくとも一方が炭化して、リレーRSが正常に動作しない場合には、リレーRSのケース47から漏れ出る電磁ノイズのレベルが、正常時と比べて高くなる。このため、電磁ノイズセンサーで測定された電磁ノイズのレベルがレベル閾値を超えた場合に、リレーRSが正常に動作していないと判断し、通信部49bは、センサー部49aで得られた情報(リレーRSのケース47の周囲の電磁ノイズのレベルがレベル閾値を超えたことと、リレー状態検知部49の識別情報を含むリレー異常情報)を、制御部80(固定制御装置81やモバイル制御装置82)に送信する。
この場合は、制御部80が、当該電磁ノイズのレベルに関する情報に基づいて、リレーRSが正常に動作しているか否かを判断する。
なお、本実施形態における負荷試験装置1は、図10に示すような低圧の電源に対応した低圧用負荷試験装置に応用することも可能であるし、図11に示すような高圧の電源に対応した高圧用負荷試験装置に応用することも可能である。
また、本実施形態では、リレー状態検知部49のセンサー部49aが、ケース47の内部の動作音と、ケース47の温度と、ケース47の内部のX線撮影画像の少なくとも1つを取得する形態を説明した。
しかしながら、センサー部49aが、リレーRSの可動接点43を駆動する駆動部材45の逆起電力に関する情報を取得し、リレー状態検知部49と制御部80の少なくとも一方が、逆起電力に関する情報に基づいて、リレーRSが正常に動作しているか否かを判断する形態であってもよい。
具体的には、センサー部49aは、リレーRSのオンオフ状態が切り替えられた時に、逆起電力に関する情報として、リレーRSで発生する逆起電圧を検知する。
この場合は、制御部80が、当該逆起電力に関する情報に基づいて、リレーRSが正常に動作しているか否かを判断する。
例えば、負荷試験装置1は、漏電と短絡の少なくとも一方を検知する漏電・短絡検知部(第1漏電・短絡検知部91、第2漏電・短絡検知部92)、検知した漏電と短絡の少なくとも一方に関する情報を表示する漏電・短絡警告部(第1漏電・短絡警告部62a、第2漏電・短絡警告部62b)を有する形態が考えられる(図12、図13参照)。
第2漏電・短絡検知部92は、負荷試験装置の駆動用電源(補機電源)と冷却ファン10とを電気的に接続するケーブル(冷却ファン10に電力を供給するケーブル、補機電源ケーブルc2)上に設けられ、当該補機電源から負荷試験装置1の各部に供給される電力に漏電が発生しているか否かと短絡が発生しているか否かの少なくとも一方を検知する。
第2漏電・短絡警告部62bは、第2漏電・短絡検知部92に対応し、オンオフ操作スイッチ60aの近傍に設けられる。
第1漏電・短絡警告部62aは、試験対象電源ケーブルc1上で漏電と短絡の少なくとも一方が検知された場合に、警告用に点灯し、試験対象電源ケーブルc1の漏電と短絡の少なくとも一方に関する情報に基づいてオフ制御が行われたことを光で示す。
第2漏電・短絡警告部62bは、補機電源ケーブルc2上で漏電と短絡の少なくとも一方が検知された場合に、警告用に点灯し、補機電源ケーブルc2の漏電と短絡の少なくとも一方に関する情報に基づいてオフ制御が行われたことを光で示す。
固定制御装置81は、メインスイッチ50をオフ状態にし、第1漏電・短絡警告部62aを点灯させる。
補機電源ケーブルc2上で漏電と短絡の少なくとも一方を検知した場合、第2漏電・短絡検知部92は、固定制御装置81に、補機電源ケーブルc2上の漏電と短絡の少なくとも一方に関する情報を送信する。
固定制御装置81は、メインスイッチ50をオフ状態にし、第2漏電・短絡警告部62bを点灯させる。
例えば、1つの表示手段が漏電警告表示と短絡警告表示とで異なる色で点灯する形態、漏電警告表示と短絡警告表示とを異なる表示手段で行う形態などが考えられる。
また、例えば、負荷試験装置1は、冷却ファン10の回転方向を検知する回転検知部10a、検知した逆回転に関する情報を表示する逆回転警告部62cを有する形態が考えられる。
逆回転警告部62cは、冷却ファン10が正しい方向に回転していないことが検知された場合に、警告用に点灯し、逆回転に関する情報に基づいてオフ制御が行われたことを光で示す。
固定制御装置81は、メインスイッチ50をオフ状態にし、逆回転警告部62cを点灯させる。
また、本実施形態では、負荷試験装置1の各部の異常を検知した時に、オフ制御を行う形態を説明したが、使用者の操作によってオフ制御が行われても良い。
この場合、操作部60は、非常停止スイッチ63を有する。
使用者によって、非常停止スイッチ63が操作されると、固定制御装置81は、メインスイッチ50はオフ状態にし、試験対象電源から抵抗部20への電力供給を停止させる。
このとき、固定制御装置81は、補機電源から固定制御装置81や操作部60への電力供給は継続させ、冷却ファン10への電力供給は、停止させる。
10 冷却ファン
10a 回転検知部
20 抵抗部
30 筐体
31 吸気口
32 吸気蓋
32a 第1アクチュエータ
33 排気口
34 排気蓋
34a 第2アクチュエータ
41 固定接点
41a、41b 第1端子、第2端子
43 可動接点
45 駆動部材
46 リード線
47 ケース
48 絶縁壁
49 リレー状態検知部
49a センサー部
49b 通信部
50 メインスイッチ
60 操作部
60a オンオフ操作スイッチ
60b 選択スイッチ
61 リレー異常警告部
61a〜61d 第1警告部〜第4警告部
61a1〜61d1 第1U相警告部〜第4U相警告部
61a2〜61d2 第1V相警告部〜第4V相警告部
61a3〜61d3 第1W相警告部〜第4W相警告部
62a 第1漏電・短絡警告部
62b 第2漏電・短絡警告部
62c 逆回転警告部
63 非常停止スイッチ
70 表示装置
80 制御部
81 固定制御装置
82 モバイル制御装置
91 第1漏電・短絡検知部
92 第2漏電・短絡検知部
c1 試験対象電源ケーブル
c2 補機電源ケーブル
G1〜G4 第1抵抗器群〜第4抵抗器群
R1〜R6 第1抵抗器〜第6抵抗器
RS リレー
S1〜S4 第1スイッチ〜第4スイッチ
U1 U相端子
UB U相用線
V1 V相端子
VB V相用線
W1 W相端子
WB W相用線
Claims (11)
- リレーと複数の抵抗器を含む抵抗器群を有し、負荷試験を行うために試験対象電源と接続される抵抗部と、
前記抵抗器群に、前記試験対象電源からの電力を供給するか否かを選択するために使用される選択スイッチと、
リレー状態検知部と、
制御部とを備え、
前記選択スイッチのオンオフ状態に対応して、前記リレーが動作することにより、前記試験対象電源から前記リレーを含む抵抗器群への電力供給が制御されるものであり、
前記リレー状態検知部は、前記ケースの内部の動作音と、前記ケースの温度と、前記ケースの内部のX線撮影画像と、前記ケースの周囲の電磁ノイズと、前記リレーの可動接点を駆動する駆動部材の逆起電力に関する情報の少なくとも1つを取得するものであり、
前記制御部と前記リレー状態検知部の少なくとも一方は、前記リレー状態検知部で取得した情報に基づいて、前記リレーが正常に動作しているか否かの判断を行う、負荷試験装置。 - 前記リレー状態検知部は、無線通信を行う通信部を有し、
前記制御部は、前記通信部と通信を行う携帯端末の制御装置であるモバイル制御装置を含み、
前記リレーが正常に動作していないと判断した場合に、前記モバイル制御装置は、前記リレーが正常に動作していないことを示す警告出力を行う、請求項1に記載の負荷試験装置。 - 前記リレー状態検知部は、電池を内蔵する、請求項2に記載の負荷試験装置。
- 前記制御部は、前記抵抗部を保持する筐体の内部に固定された制御装置である固定制御装置を含み、
前記リレーが正常に動作していないと判断した場合に、前記固定制御装置は、前記試験対象電源から前記抵抗部への電力供給を停止するオフ制御を行う、請求項1に記載の負荷試験装置。 - 前記リレー状態検知部は、無線通信を行う通信部を有し、
前記制御部は、前記抵抗部を保持する筐体の内部に固定された制御装置である固定制御装置と、前記通信部と通信を行う携帯端末の制御装置であるモバイル制御装置を含み、
前記リレーが正常に動作していないと判断した場合に、前記モバイル制御装置は、前記リレーが正常に動作していないことを示す警告出力を行い、
前記リレーが正常に動作していないと判断した場合に、前記固定制御装置は、前記試験対象電源から前記抵抗部への電力供給を停止するオフ制御を行う、請求項1に記載の負荷試験装置。 - 前記リレー状態検知部は、前記リレー状態検知部で取得した情報に基づいて、前記リレーが正常に動作しているか否かの判断を行う、請求項1〜5のいずれかに記載の負荷試験装置。
- 前記リレー状態検知部は、前記リレーを挟み込み、
前記リレー状態検知部は、前記リレーに取り外し可能な状態で、前記リレーに取り付けられる、請求項1〜6のいずれかに記載の負荷試験装置。 - 前記抵抗部に電力を供給するケーブルと、前記抵抗部に冷却風を送る冷却ファンに電力を供給するケーブルの少なくとも一方の漏電を検知する漏電・短絡検知部を更に備え、
前記制御部は、前記抵抗部を保持する筐体の内部に固定された制御装置である固定制御装置を含み、
前記漏電・短絡検知部が漏電を検知した場合に、前記固定制御装置は、前記試験対象電源から前記抵抗部への電力供給を停止するオフ制御を行う、請求項1に記載の負荷試験装置。 - 前記抵抗部に冷却風を送る冷却ファンの回転方向を検知する回転検知部を更に備え、
前記制御部は、前記抵抗部を保持する筐体の内部に固定された制御装置である固定制御装置を含み、
前記回転検知部が前記冷却ファンの逆回転を検知した場合に、前記固定制御装置は、前記試験対象電源から前記抵抗部への電力供給を停止するオフ制御を行う、請求項1に記載の負荷試験装置。 - 非常停止スイッチを含む操作部を更に備え、
前記制御部は、前記抵抗部を保持する筐体の内部に固定された制御装置である固定制御装置を含み、
前記非常停止スイッチが操作された場合に、前記固定制御装置は、前記試験対象電源から前記抵抗部への電力供給を停止するオフ制御を行う、請求項1に記載の負荷試験装置。 - リレーと複数の抵抗器を含む抵抗器群を有し、負荷試験を行うために試験対象電源と接続される抵抗部と、前記抵抗器群に、前記試験対象電源からの電力を供給するか否かを選択するために使用される選択スイッチとを有する負荷試験装置のリレー異常検知システムであって、
リレー状態検知部と、
制御部とを備え、
前記選択スイッチのオンオフ状態に対応して、前記リレーが動作することにより、前記試験対象電源から前記リレーを含む抵抗器群への電力供給が制御されるものであり、
前記リレー状態検知部は、無線通信を行う通信部を有し、
前記制御部は、前記通信部と通信を行う携帯端末の制御装置であるモバイル制御装置を含み、
前記リレー状態検知部は、前記ケースの内部の動作音と、前記ケースの温度と、前記ケースの内部のX線撮影画像と、前記ケースの周囲の電磁ノイズと、前記リレーの可動接点を駆動する駆動部材の逆起電力に関する情報の少なくとも1つを取得するものであり、
前記モバイル制御装置と前記リレー状態検知部の少なくとも一方は、前記リレー状態検知部で取得した情報に基づいて、前記リレーが正常に動作しているか否かの判断を行う、リレー異常検知システム。
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