JP2020171181A - 制御装置及び太陽光発電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】電力を預かるサービスに対応して発電システムの状態を需要者に報知する。【解決手段】制御装置(10)は、電力システム(1)の受電点(20)からの逆潮流により上位管理者に電力を預ける第1の状態と、順潮流により、預けた電力を引き出す第2の状態と、順潮流により、電力系統(90)からの買電を行う第3の状態と、を識別して表示させる。【選択図】図1

Description

本発明は電力システムに用いられる制御装置、及びそれを備える太陽光発電システムに関する。
需要者における太陽光発電装置を備えた電力システムに用いられる制御装置が知られている。制御装置の表示部には、例えば太陽光発電装置の発電量が表示される他、電力系統との間の売電状態/買電状態のいずれにあるかを表示することができる。制御装置は、このような表示によって、需要者の省エネルギー意識への動機付けを支援し得るものであり、需要者の満足度を高めるのに貢献する。
特開2008−141843号公報 特開2014−54084号公報
一方、電気は貯めておくことが容易では無いため、電力系統への電力の小売り量を把握し管理する電力小売事業者や、リソースアグリゲータといった上位管理者に、電力を預け、預けた電力を使用する(引き出す)ことができるサービスが新たに考えられるようになった。
しかしながら、上記従来技術の制御装置は、このように上位管理者に電力を預け、また引き出す動作を対象にしていない。よって従来技術の制御装置は、電力を預けている状態や電力を引き出している状態を表示できず、このようなサービスを利用する需要者が電力システムの状態を正しく把握できず、不満となるという問題があった。
本発明の一態様は、太陽光発電装置を備えた電力システムを保有する需要者に、電力を預かるサービスを提供する上位管理者に対して電力を預けている状態、預けた電力を使用している状態、あるいは電力系統から買電をしている状態といった、電力システムの状態を認知させることができる制御装置を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る制御装置は、受電点において電力系統に接続され負荷と太陽光発電装置とを備える電力システムに用いられる、制御装置であって、前記電力系統への逆潮流により、上位管理者に電力を預ける第1の状態と、前記電力系統からの順潮流により、前記上位管理者に預けた電力を引き出す第2の状態と、前記電力系統からの順潮流により、買電を行う第3の状態と、を識別して表示させる構成を備えている。
本発明の一態様によれば、太陽光発電装置を備えた電力システムを保有する需要者に、電力を預かるサービスを提供する上位管理者に対して電力を預けている状態、預けた電力を使用している状態、あるいは電力系統から買電をしている状態といった、電力システムの状態を認知させることができる制御装置が実現できる。
本発明の実施形態1に係る制御装置及びそれを備える電力システムの構成を示す模式図である。 本発明の実施形態1に係る制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1における制御装置の動作を説明するための、預電量算出処理1を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2における制御装置の動作を説明するための、預電量算出処理2を示すフローチャートである。 本発明の実施形態3における制御装置の動作を説明するための、預電量算出処理3を示すフローチャートである。 本発明の実施形態4における制御装置の動作を説明するための、預電量算出処理4を示すフローチャートである。 本発明の実施例1において需要者が預ける電力量の月間の推移を示すグラフである。 本発明の実施例1における単位時間電力量の一日での推移を示すグラフである。 本発明の実施例1による電力システムの状態の表示例であり、(a)〜(c)はそれぞれが異なる状態の場合である。 本発明の変形例による電力システムの状態の表示例である。(a)〜(c)はそれぞれが異なる状態の場合である。 本発明の実施例2による電力システムの状態の表示例である。(a)、(b)はそれぞれが異なる状態の場合である。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1について、詳細に説明する。
(電力システムの構成)
図1は、実施形態1に係る制御装置10を備えた、需要家における電力システム1を示す模式図である。電力システム1は、電力メーター21、太陽光発電装置30、蓄電装置40、負荷50をも備えている。
図1に示されるように、電力システム1は、商用の電力系統90に受電点20において接続されている。受電点20には、電力メーター21が設けられている。
電力メーター21は、電力システム1が電力系統90から受け取り(順潮流:Pr>0)または電力システム1が電力系統90に送り出す(逆潮流:Pr<0)電力量Prを計測できる機器である。電力メーター21は、制御装置10に対して、計測した電力量の情報である電力情報Dmを送信できる。電力情報Dmは、電力メーター21を通過する単位時間電力量Prの大きさと、その向き(順潮流、逆潮流)の情報を含む。
太陽光発電装置30は、電力メーター21に接続される。太陽光発電装置30は、パワーコンディショニングサブシステム31と太陽光パネル32とからなる、公知の装置である。パワーコンディショニングサブシステム31は、太陽光発電装置30が発生した電力若しくは電力量を計測する機能を有する。また、太陽光発電装置30は制御装置10に対して、計測した太陽光発電量の情報である発電情報Dsを送信できる。発電情報Dsは、太陽光発電装置30が発生した電力若しくは電力量の情報を含む。
蓄電装置40は、電力メーター21に接続される。蓄電装置40は、太陽光発電装置30の発電量の変動を吸収し得る公知の装置である。蓄電装置40は、蓄電装置40が充放電する電力若しくは電力量を計測する機能を有する。また、蓄電装置40は制御装置10に対して、計測した充放電量の情報である充放電情報Dbを送信できる。充放電情報Dbは蓄電装置40が充放電する電力若しくは電力量の情報、及び、蓄電装置40が充電中であるか若しくは放電中であるかについての情報を含む。なお、電力システム1が蓄電装置40を備えるか否かは任意に選択できる。
負荷50は、電力メーター21に接続される。
実施形態1に係る太陽光発電システムは、少なくとも上記の制御装置10と、太陽光発電装置30とを備えている。
(制御装置の構成)
実施形態1に係る制御装置10は、表示部11、制御部12、通信部13と、記録部14とを備えている。
表示部11は、需要者に情報を提示する機能ブロックである。
制御部12は、表示部11、通信部13及び記録部14を制御する機能ブロックである。更に、制御部12は、通信部13を通じて得た、及び記録部14から得た情報を用いた情報処理を実行し得る。
通信部13は、電力メーター21から電力情報Dmを、パワーコンディショニングサブシステム31から発電情報Dsを、蓄電装置40から充放電情報Dbを受信する。更に、通信部13は、他の情報をこれらの機器と相互通信する機能を備えていてもよく、上位管理者や他の需要者と情報を相互通信する機能を備えていてもよい。
記録部14は、情報を格納、保存し、また読み出すことができる機能ブロックである。
(制御装置の特徴的な動作)
電力小売事業者やリソースアグリゲータといった上位管理者が提供する、需要者が発電した電力を預け、預けた電力を使用する(引き出す)ことができるサービスが考えられている。実施形態1に係る制御装置10は、そのようなサービスに対応して、需要者に情報を提供することが可能な独特の特徴的な動作を実行し得る。なおここで、「預ける電力」、「預けた電力」や「預かった電力」とは、物理量としては電力量であり、単位としてkWh(キロワット時)を使用し得る。本発明において、上位管理者が預かった電力は、「預電量」と称される。
このようなサービスを利用する形態としては、例えば次のようなものが想定できる。
需要者の電力システム1における太陽光発電量が消費量を上回り、電力系統90との間に逆潮流(Pr<0)が発生する場合に、その電力量を上位管理者が預かる預電を行う。一方、需要者における太陽光発電量が消費量を下回り、電力系統との間で順潮流(Pr>0)が発生する場合に、需要者は預けた電力(預電量)を使用する。すなわち、預けた電力(預電量)を引き出す。使用(引き出し)によって預電量が0になると。それ以上の引き出しが行えなえない。この際には、需要者は電力系統90から買電を行うこととなる。
図2及び3のフローチャートを参照し、実施形態1に係る制御装置10の動作が説明される。初めに図2のフローチャートが以下に説明される。
ステップS1:制御部12は、通信部13を通じて、電力メーター21から電力情報Dmを受信し、単位時間電力量Prを取得する。ここで、制御部12は、単位時間に電力メーターを通過した電力が逆潮流である場合Pr<0とし、それ以外の場合Pr≧0として変数である単位時間電力量Prを扱う。
ステップS2:続いて制御部12は、逆潮流であるか否かを判断する。逆潮流、すなわちPr<0と判断される場合(ステップS2でYES)、次のステップS3に進み、逆潮流ではない、すなわちPr≧0と判断される場合(ステップS2でNO)、ステップS4に進む。
ステップS3:制御部12は、「電力システムの状態」を「預電中」(第1の状態)に設定する。つまり、制御部12は、逆潮流である場合に預電中であると判断する。次にフローはステップS7に進む。
ステップS4:制御部12は、預電量Pstと、単位時間電力量Prとを比較する。なお、ステップS2の判断により、ここで単位時間電力量Prは非負値である。預電量Pstが単位時間電力量Prより大きいと判断される場合(ステップS4でYES)、ステップS5に進み、それ以外の場合(ステップS4でNO)、ステップS6に進む。
ステップS5:制御部12は、「電力システムの状態」を「預電使用中」(第2の状態)に設定する。つまり、制御部12は、預電量Pstが当該単位時間の順潮流の電力量よりも大きい場合に、預電使用中と判断する。次にフローはステップS7に進む。
ステップS6:制御部12は、「電力システムの状態」を「買電中」(第3の状態)に設定する。つまり、制御部12は、当該単位時間の順潮流の電力量が、預電量Pstと等しいか上回った時に、買電中と判断する。次にフローはステップS7に進む。
ステップS7:制御部12は、表示部11に「電力システムの状態」を表示させる。
ステップS8:続いて制御装置10は預電算出処理を実行する。
以上のステップS1からステップS8のフローを、制御装置10は、単位時間毎に繰り返す。
次に、ステップS8の預電算出処理が説明される。実施形態1においては、預電算出処理として図3に示される預電算出処理1が適用される。
ステップS11:制御部12は、現時点の預電量Pst1を呼び出す。預電量Pst1は記録部14に保持されていてもよい。
ステップS12:続いて制御部12は、預電量Pst1から単位時間電力量Prを減じた値が正か否かを判断する。すなわち不等式Pst1−Pr>0が成立するか否かを判断する。値が正であると判断される場合(ステップS12でYES)、フローはS13に進み、それ以外の場合(ステップS12でNO)、フローはS14に進む。
ステップS13:制御部12は、預電量Pst1から単位時間電力量Prを減じた値を、当該単位時間後の預電量Pst1として更新する。すなわち、値Pst1−Prを変数である預電量Pst1に設定する。次にフローはS15に進む。
ステップS14:制御部12は、当該単位時間後の預電量Pst1を0とする。すなわち、値0を変数である預電量Pst1に設定する。当該単位時間で、電力システム1は、預けていた電力を使い切ったからである。次にフローはS15に進む。
ステップS15:制御部12は、更新した預電量Pst1を、次の単位時間における図1のフローでの「電力システムの状態」の判断のための預電量Pstに設定する。
以上のステップS11からステップS15として、実施形態1における預電算出処理1が実行される。
需要者は、上述のようなサービスの提供を必ずしも一日24時間に亘って受けているものでは無いことも想定できる。例えば、深夜時間帯の23時から7時の間を除く時間帯のみ選択的に当該サービスを利用するということもあり得る。なぜなら、所定期間中の需要者の電力システム1の太陽光発電量が、需要者の負荷50が消費する電力量よりも少なければ、一部時間中は買電せざるを得ない。この場合、電気料金が割安になる深夜時間帯には買電して補うことが需要者にとって経済的となるからである。
従って、図1及び図2のフローチャートを参照する上述の特徴的な制御装置10の動作は、需要者が選択したサービス提供時間帯のみ実行され得るものである。
(効果)
実施形態1の制御装置10は、太陽光発電装置を備えた電力システムを保有する需要者が、電力を預かるサービスを利用した場合に、電力を預けている状態や預けた電力を引き出している状態を表示することに対応している。従って、このようなサービスを利用する需要者が、電力を預けている状態や電力を引き出している状態といった電力システムの状態をほぼリアルタイムで把握できるようになる。需要者は、需要者の太陽光発電装置が発電した電力がどのように使われているかを知ることができるようになり、また、電力系統90より買電を行っている状態も把握できる。よって、電力を預かるサービスを利用する需要者の満足度を高めることができる。
更に、上記状態の相違をリアルタイムで把握できることにより、需要者に省エネルギーの意識を喚起させることができる制御装置が実現できる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態が、以下に説明される。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した構成要素と同じ機能を有する構成要素については、同じ符号が付記され、その説明は繰り返されない。
実施形態2に係る制御装置10は、預電量算出処理が異なる他は、実施形態1と同様に動作する。
実施形態1における預電量算出処理1で演算される預電量Pst1では、預けた電力に特に有効な期間の制限は定められていなかった。一方、実施形態2における預電量算出処理2で演算される預電量Pst2には、有効な期間が定められている。古い期間中(p期前)の預電量については、順次無効となる場合の例である。
そのことについて期間として月を選択し、具体例を示すと、13か月(p=13)前の月間に預電があった、すなわち預電量を引き出すよりも預ける方が多かった場合に、もはやその月間の預電量は順次無効となるといった具合である。
以下に、図4のフローチャートを参照し、実施形態2における預電量算出処理2が説明される。期間iは、現時点の期間(例えば月)であり、iは期間のインデックスである。
ステップS21:制御部12は、現時点が期間の開始か否かを判断する。期間の開始と判断される場合(ステップS21でYES)、ステップS22に進み、それ以外の場合(ステップS21でNO)、ステップS24に進む。
ステップS22:制御部12は、預電量Pst2を呼び出し、預電量Pst2を、先期間i−1の期末預電量Pd(i−1)として、記録部14に記録する。これにより、各期間の期末預電量Pdが期間毎に記録部14に蓄積されることとなる。
ステップS23:続いて制御部12は、記録部14から、記録された期末預電量の必要部分を読み出し、p期前の期間の期中預電量変化Pd(i−p)−Pd(i−p−1)が正であれば預電量Pst2から減じる演算を行う。すなわち、Pd(i−p)−Pd(i−p−1)>0であれば、Pst2−Pd(i−p)+Pd(i−p−1)を、新たな預電量Pst2とし、それ以外の場合、預電量Pst2の更新は行わない。ステップS23により、古い期間の預電が無効となる処理が実行される。次にフローはステップS25に進む。
ステップS24:制御部12は、現時点の預電量Pst2を呼び出す。預電量Pst2は記録部14に保持されていてもよい。次にフローはステップS25に進む。
ステップS25〜ステップS28:図2に示された実施形態1の預電量算出処理1のステップS12からステップS15と同じである。ただし、預電量Pst1は預電量Pst2と読み替える。
実施形態2においても実施形態1と同様の効果が奏される。
また、預電量算出処理2(ステップS21〜ステップS28)を適用することで、上位管理者が提供するサービスにおいて、預電の有効な期間が定められている場合においても、正しく電力システム1の状態を表示できる。
〔実施形態3〕
実施形態3に係る制御装置10は、上記各実施形態と同様であるが、預電量算出処理が実施形態1とは異なる例である。
実施形態1における預電量算出処理1で演算される預電量Pst1では、預けた電力に特に有効な期間の制限は定められていなかった。一方、実施形態3における預電量算出処理3で演算される預電量Pst3は、各期間毎にリセットされる。預けた預電量が次の期間に持ち越せない場合の例である。
以下に、図5のフローチャートを参照し、実施形態3における預電量算出処理3が説明される。期間iは、現時点の期間(例えば月)であり、iは期間のインデックスである。
ステップS31:制御部12は、現時点が期間の開始か否かを判断する。期間の開始と判断される場合(ステップS31でYES)、ステップS32に進み、それ以外の場合(ステップS31でNO)、ステップS34に進む。
ステップS32:制御部12は、預電量Pst3を呼び出し、預電量Pst3を、先期間i−1の期間預電量Pp(i−1)として、記録部14に記録する。これにより、各期間の期間中のトータルの預電量である期間預電量Ppが期間毎に記録部14に蓄積されることとなる。
ステップS33:続いて制御部12は、預電量Pst3をリセットする。すなわち、値0を変数である預電量Pst3に設定する。次にフローはステップS35に進む。
ステップS34:制御部12は、現時点の預電量Pst3を呼び出す。預電量Pst3は記録部14に保持されていてもよい。次にフローはステップS35に進む。
ステップS35〜ステップS38:図2に示された実施形態1の預電量算出処理1のステップS12からステップS15と同じである。ただし、預電量Pst1は預電量Pst3と読み替える。
実施形態3においても実施形態1と同様の効果が奏される。
また、預電量算出処理3(ステップS31〜ステップS38)を用いることで、上位管理者が提供するサービスにおいて、預電の有効な期間が、各期間内のみと定められている場合においても、正しく電力システム1の状態を表示できる。
〔実施形態4〕
実施形態1における預電量算出処理1で演算される預電量Pst1では、特に預電の有効な期間は定められていなかった。一方、実施形態4では、各期間毎にその期間中の預電量(期間預電量)が算出される。有効な預電量には時期の制限があり、古い期間預電量については、順次無効となる。また、預電量の引き出しは、有効なより古い期間預電量(p期前まで)から、順次に行うようにされている場合の例である。
そのことについて期間として月を選択し、具体例を示すと、ある月の月間の逆潮流の電力量(預ける電力)から順潮流の電力量を減じた値がマイナスであった場合、有効な期間預電量(月間預電量)のうちの古いものから順に、そのマイナス分を相殺していく(預電量を引き出していく)といった具合である。
また、別の具体例として、期間として日を選択し、365日(p=365)より前の期間預電量は順次無効となるものとした場合、ある日の一日の逆潮流の電力量(預ける電力)から順潮流の電力量を減じた値がマイナスであった際に、有効な365日前までの、古い期間預電量(日預電量)から順に、そのマイナス分を相殺していく(預電量を引き出していく)といった具合である。
以下に、図6のフローチャートを参照し、実施形態4における預電量算出処理4が説明される。期間iは、現時点の期間(例えば月や日)であり、iは期間のインデックスである。
ステップS41:制御部12は、現時点が期間の開始か否かを判断する。期間の開始と判断される場合(ステップS41でYES)、ステップS42に進み、それ以外の場合(ステップS41でNO)、ステップS48に進む。
ステップS42:制御部12は、期間i−1開始時預電量P1と、預電量Pst4とを呼び出す。ここで、期間i−1開始時預電量P1は、先期間開始時のステップS47において記録された、その時の預電量Pst4である。制御部12は、先期の期中の預電量変化Pst4−P1が正であるか否かを判断する。正であると判断される場合(ステップS42でYES)、ステップS43に進み、それ以外の場合(ステップS42でNO)、ステップS44に進む。
ステップS43:制御部12は、先期の期中の預電量変化Pst4−P1を期間i−1の期間預電量Pp(i−1)として、記録部14に記録する。これにより、各期間の期間預電量Ppが期間毎に記録部14に蓄積されることとなる。次にフローはステップS46に進む。
ステップS44:制御部12は、過去の期間預電量Pp(i−j)(ただし2≦j≦p+1)の古い順(jの大きい順)から、先期の期中の預電量変化のマイナス分、すなわちP1−Pst4を相殺する。そうして制御部12は、相殺のあった期間預電量Pp(i−j)を更新して記録する。
ステップS45:続いて制御部12は、値0を期間i−1の期間預電量Pp(i−1)として、記録部14に記録する。つまり、先期の期中の預電量変化Pst4−P1が正でない場合には、期間預電量Pp(i−1)は0とみなされる。次にフローはステップS46に進む。
ステップS46:制御部12は、過去の期間預電量Pp(i−j)(ただし1≦j≦p)の総和を、預電量Pst4とする。つまり、有効な期間の期間預電量Ppの総和を預電量Pst4に設定する。
ステップS47:続いて制御部12は、現時点すなわち期間i開始時の預電量Pst4をP1として記録する。次にフローはステップS49に進む。
ステップS48:制御部12は、現時点の預電量Pst4を呼び出す。預電量Pst4は記録部14に保持されていてもよい。次にフローはステップS49に進む。
ステップS49〜ステップS52:図2に示された実施形態1の預電量算出処理1のステップS12からステップS15と同じである。ただし、預電量Pst1は預電量Pst4と読み替える。
実施形態4においても実施形態1と同様の効果が奏される。
また、預電量算出処理4(ステップS41〜ステップS52)を用いることで、上位管理者が提供するサービスにおいて、有効な期間預電量の古いものから順に預電量の引き出しがなされるように定められている場合においても、正しく電力システム1の状態を表示できる。
〔実施例1〕
実施例1では、実施形態1に係る制御装置10を適用して、需要者に対して如何に電力システム1の情報が提供され得るかのより具体的な例が説明される。
電力システム1を有する需要者は、11月1日より、上位管理者による電力を預かるサービスの利用を開始する。サービスの利用時間帯は、7時から23時とする。サービスの形態は、実施形態1に記載された内容のものである。
実施例1では、電力システム1において、太陽光発電装置30の設置容量が4.8kW、蓄電装置40の蓄電容量が4.8kWhとする。
図7に、11月中に、需要者が上位管理者に預けた電力量の日々の推移が、示されている。11月の1か月間に需要者が上位管理者に預けた電力量のトータルは、351.2kWhである。すなわち、11月の終了時点において、預電量が351.2kWhとなる。
翌日の12月1日における、各時間の受電点20における単位時間電力量Prの推移が図8に示されている。ここで単位時間を1時間としている。図8に示される単位時間電力量Prは、電力メーター21により測定される。
図8に示される例では、8時から15時までの時間帯で逆潮流(Pr<0)が発生しており、その時間帯で電力システム1は電力を上位管理者に預ける動作を実行していることになる。
12月1日に需要者が上位管理者に預けた電力(逆潮流の単位時間電力量)の合計は9.3kWhである。また、サービスの利用時間帯中に電力システム1が受け入れた電力(順潮流の単位時間電力量)の合計は、1.8kWhである。預電量が十分であったから、サービスの利用時間帯中の順潮流の電力量は、全て、預電量から使用した(引き出した)電力である。よって、12月1日の終わりの時点で、預電量は7.5kWh増加し、358.7kWhとなる。
図9は、制御装置10の表示部11により、「電力システムの状態」が示されている例である。図9(a)は、12月1日の6時台、(b)は12時台、(c)は21時台の、それぞれある時点での事例を示す。
実施例1で表示部11は、ランプ111と、ディスプレイ112とを備えている。
ランプ111は、「電力システムの状態」が「預電中」、「預電使用中」、「買電中」である場合、それぞれ、緑色、青色、橙色に点灯する。従って需要者は、電力システム1がいずれの状態にあるかを容易に知ることができる。また、ランプ111の点灯色によって、異なる状態が表示されるため、需要者は、表示部11に近づかなくても、状態を認知でできる。
ディスプレイ112は、「電力システムの状態」を文字で表示する。従って需要者は、電力システム1がいずれの状態にあるかを容易に知ることができる。なおディスプレイ112は、「電力システムの状態」を、文字に限らず、図形等で表示するものであってもよい。
図9(a)の6時台においては、サービスの利用時間帯外であるので、「買電中」であるように表示される。そのため、橙色の点灯色で表示される。また文字でも売電中と表示される。
図9(b)の12時台においては、図8に示されるように逆潮流の状態であり、「電力システムの状態」が「預電中」となっている。そのため、緑色の点灯色で表示される。また文字でも預電中と表示される。
図9(c)の21時台においては、逆潮流の状態であり、預けた電力を利用している状態にあるので、「電力システムの状態」が「預電使用中」となっている。そのため、青色の点灯色で表示される。また文字でも預電使用中と表示される。
図9に示されるように、制御装置10は、ディスプレイ112上に、上位管理者に預けている預電量も合わせて表示してもよい。ディスプレイ112が預電量Pstの値を表示することで、このような表示が実現できる。
また図9に示されるように、制御装置10は、ディスプレイ112上に、電力システム1の、太陽光発電装置30の発電電力、蓄電装置の充放電電力と充放電の状態、負荷の使用電力等を併せて表示させるものであってもよい。この場合、電力情報Dmは、受電点の電力の情報を含み、発電情報Dsは、太陽光発電装置30の発電する電力の情報を含み、充放電情報Dは充放電の状態と、充放電電力の情報を含む。負荷の使用電力はこれらの情報から、容易に算出され得る。
実施例1では、「電力システムの状態」が制御装置10のランプ111の点灯色及び、ディスプレイ112上の文字等により表示された。しかし、需要者への「電力システムの状態」の報知方法はこれらに限られるものではなく、音声での報知、携帯端末を通じての音声若しくは画像での報知、スマートスピーカーを通じての音声での報知など、他の方法を用いてもよい。以下の実施例においても同様である。
実施例1では、実施形態1に係る制御装置10が適用された例が示された。しかし、実施形態2または4の制御装置10が適用されても、全く同様に動作するものである。
また、実施例1の表示部11の表示例は、実施形態3の制御装置にも同様に適用され得るものである。
〔変形例〕
実施例1の変形例として、制御装置10の表示部11により、「電力システムの状態」が表示される別の実現例が示される。
図10の(a)から(c)は、それぞれ図9の(a)から(c)に対応する表示例である。図示されるように、本変形例では、画面上の文字での「電力システムの状態」の表示は行われない。「電力システムの状態」は、ランプ111の点灯色によって表示される。
〔実施例2〕
上位管理者により提供される電力を預かるサービスとして、シェアリングの機能が付加されることも考えられる。これは、需要者が預けた預電量を、所定の他の需要者が利用できるサービスである。実施例2では、このようなサービスでの事例が示される。
実施例1における需要者である需要者Aが、実施例1と同様に11月にサービスを利用し、更に、12月1日より、需要者Aの子供世帯である需要者Bが、需要者Aとのシェアリングを行うサービスの利用を開始することを想定する。
需要者Bは、需要者Aと同様、7時から23時の間、当該サービスを利用するものとする。12月1日に需要者Bは、サービス利用時間帯中に、18kWhの電力を消費する。
すると、シェアリングにより、需要者Aの預けた預電量から、18kWhの電力が使用され(引き出され)、12月1日の終わりの時点で、預電量が340.7kWhとなる。
需要者Bにおける電力システムは、需要者Aの電力システム1とは異なり、太陽光発電装置30と蓄電装置40は備えていないが、その他の構成は同様である。
需要者Bの制御装置は、サービス利用時間帯中に、図1の単位時間電力量Prに相当する需要者Bの単位時間電力量を需要者Aの制御装置10に通知する。実施例2において、需要者Aの制御装置10は、需要者A及び需要者Bにおける単位時間電力量の合計を、単位時間電力量Prと見なして実施形態1乃至4の動作を実行する。
需要者Bの制御装置は、サービス利用時間帯中に、需要者Aの制御装置10から、「電力システムの状態」を受信する。需要者Bの制御装置は、「電力システムの状態」が「買電中」の場合、需要者Bにおいても「買電中」と判断し、それ以外の場合、需要者Bにおいては「預電使用中」と判断する。
図11は、需要者Bの制御装置の表示部11Bによる表示例を示す図である。表示部11Bは、ランプ116とディスプレイ117とを備えている。
図11(a)は、12月1日のサービス利用時間帯外の表示例であり、「買電中」であるように表示される。そのため、ランプ116の点灯色が橙色である。
図11(b)は、12月1日のサービス利用時間帯中の表示例であり、ランプ116が青色に点灯し、「預電使用中」であることが表示されている。
〔ソフトウェアによる実現例〕
制御装置10(特に制御部12)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、制御装置10は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば少なくとも1つのプロセッサ(制御装置)を備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な少なくとも1つの記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔付記事項〕
上述した各実施形態等において「電力システムの状態」の表示は、制御装置10に設けられる表示部11で行われる例が示された。しかし、本発明の適用はこのような例に限られるものではなく、スマートフォンやAI(Artificial Intelligence)スピーカ、ネットワーク機能を有したテレビ等の情報端末に表示させるものであってもよい。この場合、「電力システムの状態」の情報が、制御装置10から通信ネットワークを介して、情報端末に送信される。またこの場合に、制御装置10自体は「電力システムの状態」の表示部を有していなくてもよい。
実施形態2から4においては、預けた電力に有限の有効な期間が定められている例が示された。これらの例において、有効な期間を過ぎて無効となった預けた電力が、金銭に換算されてユーザに支払われたり、ポイントとしてユーザに還元される仕組みが適用されていてもよい。このような仕組みとすることによって、どうせ無効になるなら電力を使うという行動に、ユーザが出ることを抑止することができ、不要なエネルギーの消費量を減らすことが可能となる。
本発明は上述した各実施形態等に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態、実施例、変形例にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る制御装置は、受電点において電力系統に接続され負荷と太陽光発電装置とを備える電力システムに用いられる、制御装置であって、前記電力系統への逆潮流により、上位管理者に電力を預ける第1の状態と、前記電力系統からの順潮流により、前記上位管理者に預けた電力を引き出す第2の状態と、前記電力系統からの順潮流により、買電を行う第3の状態と、を識別して表示させる構成を備えている。
上記構成によれば、太陽光発電装置を備えた電力システムを保有する需要者に、電力を預かるサービスを提供する上位管理者に対して電力を預けている状態、預けた電力を使用している状態、あるいは電力系統から買電をしている状態といった、電力システムの状態を認知させることができる制御装置が実現できる。
本発明の態様2に係る制御装置は、上記態様1において、前記電力システムには前記受電点に電力メーターが設けられており、前記電力メーターからの電力情報が逆潮流を示した際に、前記第1の状態であると判断する構成を備えていてもよい。
上記構成によれば、電力を預かるサービスを提供する上位管理者に対して電力を預けている状態が正しく表示できる。
本発明の態様3に係る制御装置は、上記態様2において、前記電力メーターからの電力情報に基づいて、逆潮流電力量から順潮流電力量を減じた電力量の所定期間内の累積を、当該累積が負で無い限り、前記上位管理者に預けた電力として算出する構成を備えていてもよい。
上記構成によれば、電力を預かるサービスを提供する上位管理者に預けた電力(預電量)が正しく算出できる。本構成において、所定期間とは、需要者が電力を預かるサービスの利用を開始してからの期間であり得、また一定の期間でもあり得る。また所定期間からは、需要者が電力を預かるサービスを利用していない時間帯は除外し得る。
本発明の態様4に係る制御装置は、上記態様3において、前記電力メーターからの電力情報が順潮流を示した際、前記上位管理者に預けた電力から、前記電力メーターからの電力情報に基づく単位時間電力量を減じた値が正であると算出された場合に、前記第2の状態であると判断し、それ以外の場合に、前記第3の状態であると判断する構成を備えていてもよい。
上記構成によれば、電力を預かるサービスを提供する上位管理者から電力を引き出している状態と、買電を行っている状態とが正しく表示できる。
本発明の態様5に係る太陽光発電システムは、上記態様1から4のいずれかの制御装置と、前記太陽光発電装置と、を備えている。
上記構成によれば、太陽光発電装置を備えた電力システムを保有する需要者に、電力を預かるサービスを提供する上位管理者に対して電力を預けている状態、預けた電力を使用している状態、あるいは電力系統から買電をしている状態といった、電力システムの状態を認知させることができる太陽光発電システムが実現できる。
1 電力システム
10 制御装置
11、11B 表示部
111、116 ランプ
112、117 ディスプレイ
12 制御部
13 通信部
14 記録部
20 受電点
21 電力メーター
30 太陽光発電装置
31 パワーコンディショニングサブシステム
32 太陽光パネル
40 蓄電装置
50 負荷
90 電力系統
Dm 電力情報
Ds 発電情報
Db 充放電情報
Pr 単位時間電力量

Claims (5)

  1. 受電点において電力系統に接続され負荷と太陽光発電装置とを備える電力システムに用いられる、制御装置であって、
    前記電力系統への逆潮流により、上位管理者に電力を預ける第1の状態と、
    前記電力系統からの順潮流により、前記上位管理者に預けた電力を引き出す第2の状態と、
    前記電力系統からの順潮流により、買電を行う第3の状態と、を識別して表示させることを特徴とする、制御装置。
  2. 前記電力システムには前記受電点に電力メーターが設けられており、
    前記電力メーターからの電力情報が逆潮流を示した際に、前記第1の状態であると判断することを特徴とする、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記電力メーターからの電力情報に基づいて、逆潮流電力量から順潮流電力量を減じた電力量の所定期間内の累積を、当該累積が負で無い限り、前記上位管理者に預けた電力として算出することを特徴とする、請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記電力メーターからの電力情報が順潮流を示した際、
    前記上位管理者に預けた電力から、前記電力メーターからの電力情報に基づく単位時間電力量を減じた値が正であると算出された場合に、前記第2の状態であると判断し、
    それ以外の場合に、前記第3の状態であると判断することを特徴とする、請求項3に記載の制御装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の制御装置と、前記太陽光発電装置と、を備えることを特徴とする、太陽光発電システム。
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