JP2020170075A - 光源装置および投射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で蛍光体間の隙間が生じない光源装置を提供することを可能とする。また、より高い照度が得られる投射型表示装置を提供することを可能とする。【解決手段】半導体光源の出射光が入射する入射面を備えた蛍光ホイール2は、反射性基板10上に円周方向において隣接する第1セグメント領域21および第2セグメント領域22を設け、各セグメント領域に応じたセグメント形成層を塗布する。第2セグメント領域は、下側層が第1セグメント領域の蛍光体層、上側層が所定の大きさの蛍光体層もしくは拡散層とする。これによりセグメント領域間において隙間が生じて反射性基板が露出することを防止する。【選択図】図3

Description

本発明は、光源装置および投射装置に関する。
近年、カラー表示をする小型の投射型表示装置が開発されている。カラー表示を行うためにR,G,Bの夫々の原色光を発光する光源を用いると投射装置全体の小型化を図ることが難しくコストも高くなる。そこで、回転板上に蛍光体層を形成した蛍光ホイールに励起光を照射し、蛍光ホイールからR,G,Bを含む光を出射する光源装置を用いることが提案されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1では、複数の蛍光体層を設けた蛍光ホイールとして、赤色蛍光体層、緑色蛍光体層および青色蛍光体層を形成した蛍光ホイールを用いた光源装置を記載している。夫々の色を出射する蛍光体層は蛍光発光領域としてのセグメントが円形の発光板の周方向に並んで設けられている。夫々の色の蛍光体層は、金属基板上にスクリーン印刷技術を用いて所定の領域に塗り分けて形成されれている。各蛍光体層を励起する励起光源として紫外光を出射する個体光源が使用されている。
特開2011−108502号公報
ところで、蛍光ホイールに用いる基板には放熱性、支持性およびコストから金属基板が使用することが多い。したがって、基板と蛍光体層は熱膨張率差の大きな組合せとなる。また、蛍光体層は励起光により発熱する。それ故、蛍光ホイールに連続して励起光を照射していると、蛍光体層および金属基板が加熱され膨張する。
例えば、図11(A)に示したように金属基板91の上に、黄色蛍光体層92と赤色蛍光体層93を円周方向に沿って2つの領域に塗り分けをした蛍光ホイール90を示す。蛍光ホイール90は、金属基板91の熱膨張収縮により、図11(B)に示したように複数の蛍光体層間の境界領域Cにおいて隙間94が発生する。隙間94においては図12(A)に示したように下地の金属基板91が露出するため、入射光L91を反射して反射光L94を発生させる。すなわち蛍光体層92,93からの蛍光以外の光成分を生じさせるという問題が生じる。
この問題を解決するためには、図12(B)に示したように境界領域Cにおいて、一方の蛍光体層(この例では黄色蛍光体層92)を他方の蛍光体層層(この例では赤色蛍光体層93)の上に重ねて形成することが考えられる。しかしながら、重ね合せ部92aの重ね合せ量の制御が難しい。そのため、光源装置から出射する光に含まれる原色光R,G,Bのバランスが異なることになる。すなわち、蛍光ホイールの製品毎のバラツキが大きくなり製品歩留まりが低下する。
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたもので、蛍光ホイールのセグメント間に隙間が生じないようにすること、簡単な構成で製品歩留まりを高めた光源装置を提供することを目的としている。
別の観点によれば、より高い照度が得られる投射型表示装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1記載の光源装置の発明は、半導体光源と、前記半導体光源の出射光が入射する入射面を備えた蛍光ホイールとを備え、
前記蛍光ホイールは、回転軸を中心として回転可能な支持基板と、前記支持基板の入射面側に設けた複数のセグメント領域に応じたセグメント形成層とを有し、
前記支持基板は、前記回転軸に対して円周方向に延びる反射性の平坦面を前記入射面側に備えた金属材料により形成されており、
前記複数のセグメント領域は、前記回転軸を中心とした円周方向において隣接する第1セグメント領域および第2セグメント領域を少なくとも含み、前記第1セグメント領域に設けた第1セグメント形成層と前記第2セグメント領域に設けた第2セグメント形成層は、隙間なく連続して形成されており、
前記第1セグメント領域には、前記平坦面上に前記第1セグメント形成層が形成され、当該第1セグメント形成層は、前記半導体光源からの出射光を励起光として当該励起光と異なる波長の光を出射する第1蛍光体を樹脂バインダ中に分散してなる第1蛍光体層であり、
前記第2セグメント領域には、前記平坦面上に前記第2セグメント形成層が形成され、当該第2セグメント形成層は、前記支持基板側の下側層と当該下側層上に積層してなる上側層とを有し、
前記下側層が、前記第1蛍光体層であり、
前記上側層が、前記半導体光源からの出射光を励起光として当該励起光および前記第1蛍光体からの出射光と異なる波長の光を出射する第2蛍光体を樹脂バインダ中に分散してなる第2蛍光体層、もしくは前記半導体光源からの出射光を拡散させる拡散材料を樹脂バインダ中に分散してなる拡散層であり、
前記半導体光源からの出射光により照射される前記蛍光ホイールの入射面上の照射領域は、前記回転軸を中心とした半径方向において、前記平坦面の幅および前記第1蛍光体層の幅よりも小さい幅とされている、
ことを特徴としている。
また、請求項2記載の光源装置の発明は、半導体光源と、前記半導体光源の出射光が入射する入射面を備えた蛍光ホイールとを備え、
前記蛍光ホイールは、回転軸を中心として回転可能な支持基板と、前記支持基板の入射面側に設けた複数のセグメント領域に応じたセグメント形成層とを有し、
前記支持基板は、前記回転軸に対して円周方向に延びる反射性の平坦面を前記入射面側に備えた金属材料により形成されており、
前記複数のセグメント領域は、前記回転軸を中心とした円周方向において隣接する第1セグメント領域および第2セグメント領域を少なくとも含み、前記第1セグメント領域に設けた第1セグメント形成層と前記第2セグメント領域に設けた第2セグメント形成層は、隙間なく連続して形成されており、
前記第1セグメント領域には、前記平坦面上に前記第1セグメント形成層が形成され、当該第1セグメント形成層は、前記半導体光源からの出射光を励起光として当該励起光と異なる波長の光を出射する第1蛍光体を樹脂バインダ中に分散してなる第1蛍光体層であり、
前記第2セグメント領域には、前記平坦面上に前記第2セグメント形成層が形成され、当該第2セグメント形成層は、前記支持基板側の下側層と当該下側層上に積層してなる上側層とを有し、
前記上側層が、前記第1蛍光体層であり、
前記下側層が、前記半導体光源からの出射光を励起光として当該励起光および前記第1蛍光体からの出射光と異なる波長の光を出射する第2蛍光体を樹脂バインダ中に分散してなる第2蛍光体層、もしくは前記半導体光源からの出射光を拡散させる拡散材料を樹脂バインダ中に分散してなる拡散層であり、
前記半導体光源からの出射光により照射される前記蛍光ホイールの入射面上の照射領域は、前記回転軸を中心とした半径方向において、前記平坦面の幅および前記第1蛍光体層の幅よりも小さい幅とされている、
ことを特徴としている。
また、請求項10記載の投射装置の発明は、請求項1から9の何れかに記載の光源装置と、
前記光源装置から出射した光が入射され、R,G,Bの3原色に分離する色成分分離部と、
前記色成分分離部からの光を用いて投射する投射光学系と、
前記光源装置を制御する光源装置制御部と、
前記投射光学系を制御して前記色成分分離部からの光を用いて所定の投影像を作成する投射装置制御部とを含む、
ことを特徴としている。
請求項1乃至請求項2に記載の発明によれば、蛍光ホイールの第2セグメント領域においては、第2セグメント形成層が積層構造となっており、その内の1層は第1セグメント領域に用いている第1セグメント形成層が第1セグメント領域から連続して形成されている。従って、蛍光ホイールが熱膨張収縮した場合であっても、第1セグメント領域と第2セグメント領域の間の境界領域に隙間が生じることがない、という効果を奏する。また、第2セグメント形成層は積層構造に形成するので、図11に示したような塗り分けのように高い精度での位置合わせが不要になる。したがって、簡単な構成で製造することができ、製造歩留まりを高めることができる、という効果を奏する。
また、請求項10に記載の発明によれば、蛍光ホイールの第1セグメント領域と第2セグメント領域の間の境界領域に隙間が生じることがないので、励起光源としてレーザー光源を用いた場合であっても、照射したレーザー光源光が、金属基板によりそのまま反射される、という不具合が生じることがない。それゆえ図11に示したような隙間が生じやすい光源装置を用いる場合に比べて、より強い光を励起光として用いることができる。従って、より高い照度が得られる投射型表示装置を提供することをできる、という効果を奏する。
図1は、本発明の実施形態のプロジェクタ(投射装置)の一構成例を示す図である。 図2は、図1のプロジェクタにて用いられる光源装置を分解して示す斜視図である。 図3は、図2の光源装置に用いられる第1の実施形態の蛍光ホイールの一例を示す図である。(A)が平面図、(B)がA−A線における断面図である。 図4は、本発明の第3の実施形態の光源装置に用いる蛍光ホイールの第1領域における半径に沿った断面図である。 図5は、本発明の第4の実施形態の光源装置に用いる蛍光ホイールの一例を示す図である。(A)が平面図、(B)がB−B線における断面図である。 図6は、本発明の第5の実施形態の光源装置に用いる蛍光ホイールの平面図である。 図7は、本発明の第6の実施形態の光源装置に用いる蛍光ホイールの平面図である。 図8は、本発明の第7の実施形態の光源装置に用いる蛍光ホイールの平面図である。 図9は、第9の実施形態の投射装置50を説明する図である。 図10は、図9で用いている光源装置を分解して示す斜視図である。 本発明の課題を説明するための蛍光ホイールの一例を示す図である。 図11の蛍光ホイールの蛍光ホイールの円周方向に沿った断面の要部を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(投射装置)
先ず始めに本発明の光源装置を用いた投射装置について説明する。図1はパーソナルコンピュータの画面やビデオ映像などをスクリーンに投影する画像投射装置としてのプロジェクタである。プロジェクタ9は光源装置1と、色成分分離部5と、投射光学系6とを備える。さらに、プロジェクタ9は機能ブロックとして光源装置を制御する光源装置制御部7と、投射光学系6を制御して色成分分離部5からの光を用いて所定の投影像を作成する投射装置制御部8を含む。
光源装置1は高輝度の光を出射可能な光源が求められる。本実施形態では発光板としての蛍光ホイール2と、蛍光ホイール2に形成した蛍光体層に対して励起光を照射する半導体光源3と、蛍光ホイール2を回転させるモーター4、を備える。蛍光体層に照射する励起光の光量を増やすことにより、蛍光体層における光の照度を高めることができる。図においては、1個の半導体光源3を用いた例を図示しているが、複数個の半導体光源を用いれば、より高い照度を得ることができる。
半導体光源3から蛍光ホイール2に照射する照射光L1は、図示しない集光レンズ(コンデンサレンズ)で集光もしくはコリメータレンズを用いて平行光とすることで、所定の照射面積を照射するスポット光とすることが好ましい。光源装置1が、複数個の半導体光源を用いている場合には、同じ集光レンズもしくはコリメータレンズに入射させる。また、光ファイバを用いても良い。
励起光が照射された蛍光ホイール2の蛍光体層からは蛍光が出射する。蛍光ホイール2についての詳細については、後述する。蛍光ホイール2は、金属材料からなる支持基板10上に蛍光体層が形成されており、蛍光は蛍光ホイール2からの反射光L2に含まれる。反射光L2は、色成分分離部5に導光させる。反射光L2と色成分分離部5との間には、図示しない集光レンズが設けられている。
蛍光ホイール2に設けた蛍光体層は、半導体光源3からの励起光により励起されて異なる波長域の光を発する複数の蛍光体を含んでいる。蛍光ホイール2からの反射光は、R,G,Bの3原色の波長域の合成色の反射光L2となる。
色成分分離部5は、反射光L2の光をR,G,Bの3原色に分離して、夫々の原色域の光を投射光学系6に出射する光学系である。反射光L2は、最初に全反射ミラーM1にて反射され、ついでミラーM2,M3,M4に向かう。ミラーM2,M3は、特定の波長の光を反射し、その他の波長の光を透過するダイクロイックミラーである。ミラーM2は青の波長域の光成分を反射し、ミラーM3は緑の波長域の光成分を反射し、それぞれのミラーは他の波長の光を透過する。したがって、ミラーM4には青の波長域の光成分および緑の波長域の光成分が除かれた後の赤の波長域の光成分が到達し反射する。ミラーM2で反射した青色成分の光はミラーMBで反射して光LBを出射する。ミラーM3で反射した緑色成分の光はミラーMGで反射して光LGを出射する。ミラーM4で反射した青色成分の光はミラーMRで反射して光LRを出射する。光LR,LG,LBは、R,G,Bの3原色に分離された光であり、ミラーMR,MG,MBは、光LR,LG,LBの進行方向を投射装置6に向かわせるために用いる進行方向調整用のミラーである。
投射光学系6には、少なくとも図示しない光空間変調器および光空間変調器にて変調された光を前方スクリーンに向かって投射する投射レンズが含まれる。光空間変調器は、例えば多数のマイクロミラーからなるMD装置(Micromirror Device)である。光LR,LG,LBの夫々の光に対応して3個のMD装置を備え、各MD装置は、投射装置制御部8からの出力信号により各マイクロミラー角度を所定のミラー角度に制御する。投射光学系6に入射した夫々の光LR,LG,LBを各マイクロミラーを制御して所定角度に反射させることで、所望の画像等の投射が可能になる。投射レンズは、光空間変調器にて変調された光を前方のスクリーンに向かって拡大投影するためのレンズであり、単一もしくは複数のレンズを有する。
(第1の実施形態)
次に光源装置1について複数の実施形態を説明する。最初に図2および図3に沿って第1の実施形態の光源装置について説明する。
(光源装置)
始めに光源装置1について説明する。図2は光源装置を分解して示す斜視図、図3が図2の光源装置に用いられる蛍光ホイールの一例を示す図である。光源装置1は、回転軸Axの周りに回転可能な蛍光ホイール2と、回転軸Axの上に位置し蛍光ホイール2を回転させるモーター4と、半導体光源3とを備えている。半導体光源3は、蛍光ホイール2の入射面2aに到達する光を出射する。モーター4および半導体光源3は、光源装置制御部7からの出力信号によりモーター4の回転駆動および半導体光源3の点灯状態が制御される。蛍光ホイール2の入射面2aに到達する入射光L1は、所定の大きさの径の照射領域40となるスポット光を照射する。
(蛍光ホイール)
図2の例では、蛍光ホイール2は、金属製の円板からなる支持基板10の入射面2aに蛍光体層を備える。蛍光体層は、入射面2aの外周領域10bに円環状に設けた第1蛍光体層34と、第1蛍光体層34を部分的に放射状に覆うように複数個所に設けた第2蛍光体層35からなる。
支持基板10は、入射面2a側に反射面を備え、回転により変形せず蛍光体層を保持できる厚みを有する金属材料により形成されている。金属材料としては、熱伝導率が150(W/m・K)より大きいアルミニウム、モリブテン、銅、Cu-W系合金、Cu-Mo系合金などの金属材料が放熱の観点から好ましく、熱伝導率が100(W/m・K)程度の真鍮、鉄、ステンレスを用いても良い。熱伝導率が100(W/m・K)の場合であってもガラスの熱伝導率1(W/m・K)よりも高い熱伝導率を有する。支持基板2の大きさは、例えば半径が約2cm、厚みが0.5mmである。
支持基板10の回転軸Axと交差する中央部には、軸部取付孔10aが形成されている。軸部取付孔10aは、モーター4の回転部4aが嵌合する大きさの内径とした孔である。モーター4の回転部4aには、下受け板14、支持基板10、上受け板13の順に嵌合して固定される。下受け板14と上受け板13との間に支持基板10が挟み込まれた状態で、下受け板14および上受け板13をモーターの回転部4aと結合させて固定する。上受け板13の上には、回転バランス調整受としても機能し、蛍光ホイール2の回転のバランスに偏りが生じないように調整するためのバランサー(錘)としての接着剤が必要に応じて設けられる。下受け板14および上受け板13は金属材料からなり、支持基板10よりも小径のものを用いる。下受け板14は、蛍光ホイール2を所定位置にブレることなく固定できる場合には省略しても良い。また、モーター4は蛍光ホイール2の入射面2aと反対の表面側に位置する。
支持基板10の入射面2a側の外周領域10b、すなわち回転軸Axを中心とした支持基板の周囲側面までの半径の1/2よりも外周寄りの領域には、蛍光体層が設けられている。支持基板10の表面の蛍光体層を設ける位置に相当する領域は、平滑な平坦面12とされている。平坦面12は反射率を高めるために研磨面とされ、外周領域10bに設けられている。
第1蛍光体層34は、半導体光源3からの光により励起され、赤色域および緑色域の蛍光を発する蛍光体粒子をシリコーン樹脂バインダ中に分散した塗布剤を印刷・固化して一定厚みとした蛍光体層が形成されている。第1蛍光体層34は、赤色域を発する蛍光体粒子と、緑色域の蛍光を発する蛍光体粒子とを混合して分散させたものでも良い。第2蛍光体層35は、半導体光源3からの光により励起され、青色域の蛍光を発する第2蛍光体からなる蛍光体粒子をシリコーン樹脂バインダ中に分散した蛍光体層である。第2蛍光体層35は、図3の例では10か所に等間隔に配置されており、第1蛍光体層34を半径方向において跨ぐように形成されている。第2蛍光体層35は、例えばディスペンサを用いて塗布することで形成できる。
なお、本実施形態においては、特に断らない限り、1種類の蛍光体を樹脂バインダ中に分散した場合と、2種類以上の蛍光体を樹脂バインダ中に混合して分散した場合とを区別せずに、第1蛍光体層34に含まれる蛍光体を第1蛍光体として定義する。同じく第2蛍光体層35に含まれる蛍光体を、蛍光体の種類に関係なく第2蛍光体として定義する。
第1蛍光体層34および第2蛍光体層35を設けた領域は、平面視において複数のセグメント領域20からなる。複数のセグメント領域20には、少なくとも第1蛍光体層34を含むセグメント形成層30が形成されている。第1セグメント領域21は、図2(B)の断面図において右側領域IIに示すように支持基板10上に第1蛍光体層34が形成された領域である。第2セグメント領域22は、図2(B)の断面図において左側領域Iに示すように支持基板10上に第1蛍光体層34と第2蛍光体層35が形成された領域である。本発明においては、第1セグメント領域21と第2セグメント領域22を区分する境界において、第1蛍光体層34が第1セグメント領域21および第2セグメント領域22に連続して形成されている。すなわち、両者の境界において何れの蛍光体層も存在しない領域が存在しない構成となっている。第1セグメント領域21と第2セグメント領域22は隙間なく連続して隣接して形成されている。
蛍光ホイール2が回転軸Axを中心としてある半径で円弧を描くとき、円周上に第1セグメント領域21と第2セグメント領域22が位置する。この円周上の所定の領域に対し半導体光源3からの光を照射すると、第1セグメント領域21から出射する光と第2セグメント領域22から出射する光が交互に反射する。高速に蛍光ホイール2を回転させることにより、第1セグメント領域21から出射する光と第2セグメント領域22から出射する光の合成色の反射光L2が得られる。反射光L2の色合いは、第1セグメント領域21と第2セグメント領域22の面積比、第1蛍光体層34および第2蛍光体層35に用いる蛍光体の種類、濃度等により調整することができる。
第1蛍光体層34は、円環形状の均一厚みの層である。その半径方向の幅W1は、入射光L1による照射領域40のスポット径φW40より大きい。幅W1は、第1蛍光体層34上における入射光L1の照射領域の大きさに対して1.5〜2倍の大きさの幅としている。具体的には、一例としてスポット径φW40を2φ〜3φ、第1蛍光体層34の半径方向の幅W1を4mmとしている。厚みは、150μmとして形成する。第1蛍光体層34の半径方向の幅W1は、平坦面12(外周領域10b)の半径方向の幅W2よりも小さい。第1蛍光体層34から出射する蛍光は、拡散光となって射出される。その際に平坦面12を第1蛍光体層34よりも広くすることで、例えば、回転軸Ax方向の支持基板10に向かった光は、平坦面12により反射して、図示しない集光レンズに向かわせることができる。
第1セグメント領域21に位置する第1蛍光体層34が、本願発明における第1セグメント形成層31に相当する。
第2蛍光体層35は、その半径方向の幅は、第1蛍光体層34を跨ぐように覆うために第1蛍光体層34より大きくし、一部が平坦面12に接し、一部が第1蛍光体層35上に直接に積層して形成されている。第2蛍光体層35の円周方向の幅W3は、入射光L1の照射領域の大きさφW40よりも小さい。図3(B)に示したように支持基板10側の下側層が第1蛍光体層35、上側層が第2蛍光体層36となる。
第2蛍光体層35の厚みは、第1蛍光体層34の厚みと同一もしくは薄く形成されている。第1蛍光体層34の厚み以下とすることで、第2蛍光体層35にて吸収されずに第1蛍光体層34に到達する励起光も生じ易くなる。第2セグメント領域22においても第1蛍光体層34に到達する励起光があれば、第2蛍光体層35からの蛍光のみならず第1蛍光体層34からの蛍光も利用でき、励起光の利用効率が向上する。具体的には、一例として第2蛍光体層35の半径方向の幅を6mmとし、円周方向の幅を1mm、厚みを100μmとして形成する。
第2セグメント領域22に位置する第1蛍光体層34の上に第2蛍光体層35を積層した構成が、本願発明にける第2セグメント形成層32に相当する。
本実施形態においては円環状に形成した第1蛍光体層34の上に、部分的に第2蛍光体層35が等間隔に複数積層されている。すなわち、第1セグメント形成層31と第2セグメント形成層32を交互に設けたセグメント形成層30は、第1蛍光体層37のみからなる領域と、第1蛍光体層37と第2蛍光体層38を積層した領域を交互に備えている。このような構成とすることで、各セグメント間の全ての境界部分において常に第1蛍光体層34が形成することができる。従って、熱膨張収縮した場合であっても境界において隙間が生じない。また、隙間が生じないので、半導体光源3として発光ダイオードよりもエネルギーの高い半導体レーザー光源を用いることができる。それにより高い照度を得ることができる。
第1蛍光体層37に含まれる第1蛍光体としては、例えば、以下の蛍光体を使うことができる。これらの蛍光体に限るものではなく、励起光により励起されてR,G,Bの3原色の波長域の光を含む蛍光を発する様々な蛍光体の中の何れか1種類もしくは複数種類を混合して用いることができる。
黄色域の色の蛍光を発する蛍光体としては、YAl12:Ce3+(YAG)、(Sr,Ba)SiO:Eu2+、Cax(Si,Al)12(O,N)16:Eu2+等を用いることができる。
黄緑色域の色の蛍光を発するLuAl12:Ceを、緑色の蛍光を発する蛍光体としては、Y(Ga,Al)12:Ce3+、CaScSi12:Ce3+、CaSc:Eu2+、(Ba,Sr)SiO:Eu2+、BaSi12:Eu2+、(Si,Al)(O,N):Eu2+、等を用いることができる。
赤色域の色の蛍光を発する蛍光体としては(Sr,Ca)AlSiN:Eu、CaAlSiN:Eu、SrAlSiN:Eu、(Ba,Sr,Ca)Si:Eu、(Sr,Ca)S:Eu、Ca−αサイアロン、0.5MgF/3.5MgO・GeO:Mn、SrLiAl:Eu、KSiF:Mn、CaAlSiN:Eu2+、CaSi:Eu2+、LaS:Eu3+、KSiF:Mn4+、KTiF:Mn4+を例示できる。
第2蛍光体層37に含まれる第2蛍光体は、第1蛍光体と同様に様々な蛍光体の中の何れか1種類もしくは複数種類を混合して用いることができる。ただし、第2蛍光体は第1蛍光体と異なる蛍光スペクトル分布を有する。
第1蛍光体層37および第2蛍光体層37に含まれる樹脂バインダとしては、シリコーン樹脂の他、アクリル樹脂などの励起光および蛍光の波長域の光の透過率が高い樹脂材料を用いることができる。
例えば、第2セグメント形成層32は、下側に位置する第1蛍光体層34に含有する蛍光体としてYAG:Ceを用い、上側に位置する第2蛍光体層35に含有する蛍光体としてSCASN蛍光体((Sr,Ca)AlSiN:Eu等を基本組成とする蛍光体)を用いる。このとき、半導体光源3として青色レーザー光源を用いて青色レーザー光によって第2蛍光体層35に含まれるSACSN蛍光体を励起する。SACASN蛍光体は、赤色域の蛍光を発する。青色レーザー光の一部は第2蛍光体層35を通過して第1蛍光体層34に含有する蛍光体としてYAG:Ceに到達する。YAG:Ce蛍光体は黄色の蛍光を発し、赤色領域から緑色領域の間にピークを有する蛍光スペクトルを有する。SACSN蛍光体は、青色領域の光のみでなく青緑色領域の光によっても励起することができる。よって、YAG:Ceから出射される蛍光によっても励起することができる。このように、上側に位置する第2蛍光体層35の材料として、下側に位置する第1蛍光体層34からの蛍光により励起される励起スペクトルを有する材料を選択すれば、色変換効率を高めることができる。
SACSN蛍光体を励起する場合において、青色領域の光を励起光とした場合の発光量子収率と、YAG:Ceから出射する蛍光スペクトルの波長領域の光を励起光とした場合の発光量子収率を比べたときに、YAG:Ceを用いたときの発光量子収率の方が高い。このように上側に位置する蛍光体層であるSCASN蛍光体のように、下側層に含まれる蛍光体からの出射波長による発光量子収率のほうが、半導体光源3の出射波長における発光量子効率よりも高いものを用いると、上側層を表面側からは半導体光源3によって励起し、下側(下側層との界面側)からは下側層に含まれる蛍光体からの蛍光いよって励起することができる。したがって、より一層上側層における変換効率を高くすることができる。
(第2の実施形態)
前述した第1の実施形態においては、蛍光ホイール2に形成した第2蛍光体層として第2蛍光体を混合した第2蛍光体層35を第1蛍光体層34上に形成したが、第2の実施形態においては蛍光体を含有しない拡散層とした点が異なる。他の点は前述の実施形態と同一なので、ここでの説明は省略する。第1の実施形態の説明で用いた図3を用いて、第2の実施形態について説明する。ただし、符号35は拡散層と読み替える。
図3に示したように、第2セグメント領域22は、第1蛍光体層34と、第1蛍光体層34を覆う拡散層35からなる第2セグメント形成層32を備える。第1蛍光体層34は、円環形状の均一厚みの層である。拡散層35は、第1蛍光体層34を跨ぐように覆って形成されている。具体的には、第1蛍光体層を塗布乾燥させた後に、拡散層35を塗布して形成している。
拡散層35は、シリコーン樹脂等の樹脂バインダ中に拡散材料として白色の無機セラミックスの微粒子から成る拡散材が分散された材料である。無機セラミックスとしては酸化チタン、酸化バリウム、炭酸カルシウム等を用いる。拡散材としては、樹脂バインダと異なる屈折率の粒子を分散させたものを用いることもできる。例えば、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂等の透明な樹脂バインダ中にシリコーン樹脂を分散させたものが該当する。ただし、半導体光源3として紫外〜青色域の光を出射する光源を用いた場合には、光のエネルギーが強いために赤色域の光を用いた場合に比べて樹脂材料の劣化が生じやすい。従って、拡散材として無機セラミックスを用いたほうが好ましい。
拡散層35は反射性の支持基板10上に形成したものであり、拡散層35は入射した光を拡散反射する。従って、投射装置9で使用する半導体光源3は、可視光を発光する半導体光源を用いる。第2セグメント領域22において、可視光が入射光L1として入射する。入射光L1の一部は拡散層35にて反射され、一部は透過して第1蛍光体層34に到達し、第1セグメント領域31と同様に蛍光を発する。拡散層35からの反射光の中には半導体光源から出射した可視光を波長域成分を含む。従って、投射装置9の色成分分離部5によりR,G,Bの3原色の光に分離することができる。
(第3の実施形態)
図4を用いて第3の実施形態について説明する。図4は、蛍光ホイール60の第1領域における半径に沿った断面図である。第1の実施形態において蛍光ホイール2は、支持基板10として金属材料を用い、反射率を高めるために研磨面とした平坦面12を外周領域10bに形成していた。本実施形態においては、入射面2a側の支持基板10上の全面に反射コーティング層を設け、反射コーティング層を介してセグメント形成層30を設ける点が、第1の実施形態と異なる。なお、図4において厚み方向の寸法は説明の便宜上一部の厚みを誇張して図示している。
図4(A)の蛍光ホイール60は、反射コーティング層33としてシリコーン樹脂に白色の無機セラミックス微粒子を高濃度で分散した白色反射層を用いている。白色反射層は印刷技術により形成する。反射コーティング層33は、支持基板10と第1蛍光体層34の間に形成されている。また、図4(B)の蛍光ホイール61では、反射コーティング層33は3層構造の薄膜反射膜であり、真空蒸着やスパッタ法などの真空薄膜形成技術により形成する。例えば、反射コーティング層33は、下地層としての酸化シリコン層33a、金属反射層としての銀層33bおよび増反射膜としての酸化チタン層33cを支持基板10上に順次形成した積層膜である。反射コーティング層33は、支持基板10と第1蛍光体層34の間に形成されている。
(第4の実施形態)
図5を用いて第4の実施形態について説明する。第1の実施形態においては蛍光ホイール2に形成した第2蛍光体層として第2蛍光体を混合した第2蛍光体層35を第1蛍光体層34上に形成したが、第4の実施形態においては第2蛍光体層35を第1蛍光体層34の下に形成した点が異なる。図5は、第4の実施形態の蛍光ホイール62を説明する図で、図5(A)が蛍光ホイール52の平面図、図5(B)がB−B線に沿った断面図である。
第1の実施形態においては、第1蛍光体層34を支持基板10上に形成した後に、第2蛍光体層35を塗布形成していた。第4の実施形態においては、支持基板10の上に最初に第2蛍光体層35を形成する。第2蛍光体層35は第1の実施形態と同じ位置、寸法となるように図示しないディスペンサを用いて塗布する。次に、支持基板10の外周領域10bに円環形状の第1蛍光体層34を第2蛍光体層35を部分的に覆って形成する。例えば、円環形状の印刷部を設けたスクリーン版を用いて印刷する公知のスクリーン印刷技術を用いて塗布形成する。スクリーン印刷においてはスキージにより第1蛍光体層の材料を掻き取りながら印刷するので、図5(B)の断面図に示したように、第2蛍光体層35が位置する領域、すなわち第2セグメント領域22における第1蛍光体層34の厚みが、第2蛍光体層35が形成されていない領域、すなわち第1セグメント領域21における第1蛍光体層34の厚みよりも薄くして形成することができる。
第4の実施形態の場合においても、各セグメント間の境界において常に第1蛍光体層34が形成されている。第1蛍光体層34は切れ目のない円環形状に形成されているので、熱膨張収縮により第1セグメント領域21と第2セグメント領域22の境界に隙間が生じないようにすることができる。
また、本実施形態では、第2の実施形態のように第2蛍光体層として蛍光体を含有しない拡散層としたり、第3の実施形態のように支持基板10上の全面に反射コーティング層を設けたりしても良い。
(第5の実施形態)
図6を用いて第5の実施形態について説明する。図6は第5の実施形態の蛍光ホイール63の平面図である。第1の実施形態においては、第1セグメント領域21と第2セグメント領域22が、円周方向において交互に複数箇所が設けられていた。第5の実施形態においては、第2セグメント領域22が円周の約1/4の領域とし、他の円周の3/4の領域を第1セグメント領域21としている点が異なる。本実施形態の第2セグメント領域も、第1の実施形態と同様に支持基板10側の下側層として第1蛍光体層34と、上側層として第2蛍光体層35が積層された構成である。その他の点は第1の実施形態と同様である。
(第6の実施形態)
図7を用いて第6の実施形態について説明する。図7は第6の実施形態の蛍光ホイール64の平面図である。第5の実施形態においては、第1セグメント領域21と第2セグメント領域22の2つのセグメント領域としていたが、本実施形態においては、さらに第3セグメント領域23を設けた点が異なる。その他の点は第5の実施形態と同様である。
第3セグメント領域23は、第1蛍光体層34の上に第1蛍光体および第2蛍光体と異なる蛍光スペクトルを発する蛍光体を設けた第3蛍光体層37を、第2セグメント領域22の第2蛍光体層35と同様に塗布して形成したものである。
(第7の実施形態)
図8を用いて第7の実施形態について説明する。図8は第7の実施形態の蛍光ホイール65の平面図である。第1の実施形態においては、第1セグメント領域21と第2セグメント領域22が、円周方向において交互に複数箇所が設けられていた。第7の実施形態においては、第1蛍光体層34を設けた第1セグメント領域と、下側層が第1蛍光体層34で上側層が第2蛍光体層35の積層構造のされた構成の第2セグメント領域が、半径方向に沿って順に位置する構成とされている。
第1蛍光体層34は、第1の実施形態と同様に円環形状の均一厚みの層である。その半径方向の幅は、入射光L1による照射領域のスポット径より大きい。第2蛍光体層35は、第1蛍光体層34の外周と内周の間の位置の、第1蛍光体層34上に形成されている。第2蛍光体層35を設ける位置は、蛍光ホイールが回転したときに、入射面2に入射する入射光L1にて照射される照射領域40に対応する位置であり、その半径方向の幅は、スポット径と同一とする。なお、同一とは完全一致する場合のみでなく、スポット径に対して10%大きい場合もしくは10%小さい場合をいう。
第5から第7の実施形態の場合においても、各セグメント間の境界において常に第1蛍光体層34が形成されている。第1蛍光体層34は切れ目のない円環形状に形成されているので、熱膨張収縮により第1セグメント領域21と第2セグメント領域22の境界に隙間が生じないようにすることができる。
(第9の実施形態)
図9および図10を用いて第9の実施形態について説明する。図9は第9の実施形態の投射装置50を説明する図である。図10は図9で用いた光源装置66を分解して示す概略斜視図である。第1の実施形態においては、蛍光ホイールとして円板形状の支持基板上10に円環形状の第1蛍光体層34を形成していたが、本実施形態においては、円板形状の外周の一部に切欠き部53を設けた支持基板54と、支持基板54の入射面と反対側、すなわちモーター4側に設けた拡散板52とからなる2重構造の蛍光ホイール55としている点が相違する。
拡散板52は、ガラス、セラミックス、樹脂などの透過性の材料により形成され、少なくとも切欠き部53に対応する領域が拡散領域として形成されている。拡散板52の外径は、支持基板54の外径と略同一であり、中央部にはモーター4の回転部4aが嵌合する孔が設けられている。拡散領域は、表面に凹凸を形成した粗面化処理によって拡散させるものでも、透過性の材料に拡散材を含有するものを用いたものでも良い。また、金属基板により形成し少なくとも拡散領域に対応する部分に透過および拡散性を有するガラス等を嵌め込んだものでも良い。拡散板52は支持基板52と下受け板14との間に配置される。
支持基板52は、第1の実施形態と同様に金属製の材料により形成され、中央部に軸部取付孔が形成されている。図9に示したように外周の一部には切欠き部53が形成されている。切欠き部53は、回転軸Axを中心として回転したときに入射光L1が照射される照射領域40を通る位置に形成されている。また、支持基板52と拡散板52は同心として一体化される。支持基板52拡散板52は拡散板52と上受け板13との間に配置される。
支持基板52の切欠き部53が設けられていない部分の外周領域には、入射面側に蛍光体層が形成されている。図9の例では、第1蛍光体層56がC環状に形成され、回転軸Axを中心として回転したときに入射光L1が照射される照射領域40を通る位置の全てに形成されている。ただし、照射領域40を通る円周のうち、切欠き部53とした領域には第1蛍光体層56を設けていない。また、C環状に形成した第1蛍光体層56の表面の一部には第2蛍光体層57が形成されている。第2蛍光体層57は、第5の実施形態と同じように照射領域40を通る円周のうち、一部の領域にのみ、第1蛍光体層56の上に塗布して形成している。
これにより二重構造の蛍光ホイール55は、蛍光ホイール55を回転軸Axを中心として回転したときに入射光L1が照射される照射領域40が通る円周において、拡散板52が露出した領域と、第1蛍光体層56が表面に露出した領域と、第2蛍光体層57が表面に露出した領域の3種類のセグメント領域58を形成する。
第1セグメント領域58aは、第1蛍光体層56が表面に露出した領域である。図9においては切欠き部53と第2蛍光体層57との間の2か所の領域が該当する。第2セグメント領域58bは、第1蛍光体層56の上に第2蛍光体層57を形成した領域である。図9においては2つの第1セグメント領域58aの間に挟まれた領域が該当する。第3セグメント領域58cは、切欠き部53に対応する領域で、拡散板52が入射面に露出している領域である。第1セグメント領域58aと第2セグメント領域58bは、入射光L1を反射し、第3セグメント領域58cは入射光L1を透過する。
図10の投射装置50においては、第1の実施形態における光源装置66を搭載している。光源装置66において蛍光ホイール55を照射する入射光L1は、一部が反射光L2となり、一部が透過光L3となる。反射光L2には、第1蛍光体層56から出射する蛍光と第2蛍光体層57から出射する蛍光を含む。透過光L3には、半導体光源3から出射した光成分を含む。半導体光源3として青色レーザーを使用し、第1蛍光体層56および第2蛍光体層57として、青色レーザー光により励起されて赤色成分および緑色成分を発する蛍光体を含むとき、反射光L2には赤色成分(R)および緑色成分(G)を含み、透過光L3に青色成分(B)を含む。透過光L3は、拡散板52を通過する際に拡散され、図示しない集光レンズにより集光された後にミラーM5によって反射される。ミラーM5によって反射された光はミラーM2およびMBにて反射した後に投射光学部6に向けて出射する。蛍光ホイール55にて反射された反射光L2は、図示しない集光レンズにより集光された後にミラーM3、M4にて反射され、夫々がミラーMG,MRにて反射した後に投射光学部6に向けて出射する。ミラーM3は、ダイクロイックミラーであり、緑色域の光LGは反射するが赤色域の光は透過する。
第9の実施形態の場合においても、第1セグメント領域58aと第2セグメント領域58b間の境界において常に第1蛍光体層56が形成されている。第1蛍光体層56は、この境界において切れ目のない連続体として形成されているので、熱膨張収縮により第1セグメント領域58aと第2セグメント領域58bの境界に隙間が生じないようにすることができる。また、第1セグメント領域58aの第1蛍光体層56は、切欠き部53との境界部である切欠き部53側の端面にも形成されている。従って、第1セグメント領域58aと第3セグメント領域58cの境界も隙間が生じないようにすることができる。
(変形例)
上記した実施形態において、光源装置1と投射光学系6の投射レンズとの間には、その他の光学素子が入っていてもよい。例えばレンズ、ミラー、フィルター等が挙げられる。また、ミラーの代わりにプリズムを用いても良い。
投射光学系6に含まれる光空間変調器としてMD素子を用いる例を示したが、これに限られるものではない、例えば透過型のモノクロ液晶パネルを用いることもできる。
以上に、本発明の実施形態及びその変形例を説明したが、上記実施形態および変形例はあらゆる点で単なる例示にすぎない。これらの記載によって本発明は限定的に解釈されるものではない。本発明はその趣旨から逸脱することなく他の様々な形で構成の付加、省略、置換及びその他の変更が可能である。
本発明は、画像、映像等を投射するプロジェクタ等の投影装置に適用できる。蛍光ホイールを用いた投影装置の光源装置に適用できる。
1,60,61,62,63,64,65,66…光源装置
2…蛍光ホイール
2a…入射面
3…半導体光源
4…モーター
4a…回転部
5…色成分分離部
6…投射光学系
7…光源装置制御部
8…投射装置制御部
9…投射装置(プロジェクタ)
10…支持基板
10a…軸部取付孔
10b…外周領域
12…平坦面
13…上受け板(回転バランス調整受)
14…下受け板(任意)
20…セグメント領域
21…第1セグメント領域
22…第2セグメント領域
23…第3セグメント領域
30…セグメント形成層
31…第1セグメント形成層
32…第2セグメント形成層
33…反射コーティング層
34…第1蛍光体層
35…第2蛍光体層(拡散層)
40…照射領域
AX…回転軸

Claims (10)

  1. 半導体光源と、前記半導体光源の出射光が入射する入射面を備えた蛍光ホイールとを備え、
    前記蛍光ホイールは、回転軸を中心として回転可能な支持基板と、前記支持基板の入射面側に設けた複数のセグメント領域に応じたセグメント形成層とを有し、
    前記支持基板は、前記回転軸に対して円周方向に延びる反射性の平坦面を前記入射面側に備えた金属材料により形成されており、
    前記複数のセグメント領域は、前記回転軸を中心とした円周方向において隣接する第1セグメント領域および第2セグメント領域を少なくとも含み、前記第1セグメント領域に設けた第1セグメント形成層と前記第2セグメント領域に設けた第2セグメント形成層は、隙間なく連続して形成されており、
    前記第1セグメント領域には、前記平坦面上に前記第1セグメント形成層が形成され、当該第1セグメント形成層は、前記半導体光源からの出射光を励起光として当該励起光と異なる波長の光を出射する第1蛍光体を樹脂バインダ中に分散してなる第1蛍光体層であり、
    前記第2セグメント領域には、前記平坦面上に前記第2セグメント形成層が形成され、当該第2セグメント形成層は、前記支持基板側の下側層と当該下側層上に積層してなる上側層とを有し、
    前記下側層が、前記第1蛍光体層であり、
    前記上側層が、前記半導体光源からの出射光を励起光として当該励起光および前記第1蛍光体からの出射光と異なる波長の光を出射する第2蛍光体を樹脂バインダ中に分散してなる第2蛍光体層、もしくは前記半導体光源からの出射光を拡散させる拡散材料を樹脂バインダ中に分散してなる拡散層であり、
    前記半導体光源からの出射光により照射される前記蛍光ホイールの入射面上の照射領域は、前記回転軸を中心とした半径方向において、前記平坦面の幅および前記第1蛍光体層の幅よりも小さい幅とされている、
    ことを特徴とする光源装置。
  2. 半導体光源と、前記半導体光源の出射光が入射する入射面を備えた蛍光ホイールとを備え、
    前記蛍光ホイールは、回転軸を中心として回転可能な支持基板と、前記支持基板の入射面側に設けた複数のセグメント領域に応じたセグメント形成層とを有し、
    前記支持基板は、前記回転軸に対して円周方向に延びる反射性の平坦面を前記入射面側に備えた金属材料により形成されており、
    前記複数のセグメント領域は、前記回転軸を中心とした円周方向において隣接する第1セグメント領域および第2セグメント領域を少なくとも含み、前記第1セグメント領域に設けた第1セグメント形成層と前記第2セグメント領域に設けた第2セグメント形成層は、隙間なく連続して形成されており、
    前記第1セグメント領域には、前記平坦面上に前記第1セグメント形成層が形成され、当該第1セグメント形成層は、前記半導体光源からの出射光を励起光として当該励起光と異なる波長の光を出射する第1蛍光体を樹脂バインダ中に分散してなる第1蛍光体層であり、
    前記第2セグメント領域には、前記平坦面上に前記第2セグメント形成層が形成され、当該第2セグメント形成層は、前記支持基板側の下側層と当該下側層上に積層してなる上側層とを有し、
    前記上側層が、前記第1蛍光体層であり、
    前記下側層が、前記半導体光源からの出射光を励起光として当該励起光および前記第1蛍光体からの出射光と異なる波長の光を出射する第2蛍光体を樹脂バインダ中に分散してなる第2蛍光体層、もしくは前記半導体光源からの出射光を拡散させる拡散材料を樹脂バインダ中に分散してなる拡散層であり、
    前記半導体光源からの出射光により照射される前記蛍光ホイールの入射面上の照射領域は、前記回転軸を中心とした半径方向において、前記平坦面の幅および前記第1蛍光体層の幅よりも小さい幅とされている、
    ことを特徴とする光源装置。
  3. 前記第2セグメント領域は、前記回転軸を中心とした放射状に形成され、前記回転軸を中心とした円周方向において等間隔に位置する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光源装置。
  4. 前記第2セグメント領域は、前記回転軸を中心とした放射状に形成され、
    前記第2セグメント領域の前記回転軸を中心とした円周方向の長さは、前記半導体光源からの出射光により照射される前記蛍光ホイールの入射面上の照射領域の、前記回転軸を中心とした円周方向における長さよりも小さい、
    ことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の光源装置。
  5. 前記支持基板は、アルミ基板と、
    前記入射面側の表面、アルミ基板側から順に酸化シリコン層、銀層、酸化チタン層を含む積層膜とを備えた光反射性の基板である
    ことを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の光源装置。
  6. 前記第2セグメント領域に設けた前記第2セグメント形成層が、前記第1蛍光体層と前記第2蛍光体層の積層膜であり、
    前記第1蛍光体層は、前記第2蛍光体層が前記半導体光源からの出射光で励起されることで出射する第2蛍光体からの光の一部を受光して、発光する、
    ことを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の光源装置。
  7. 前記蛍光ホイールは、さらに、前記回転軸を中心とした円周方向において、第3セグメント領域を含み、
    前記第3セグメント領域には、他のセグメント領域で使用している蛍光体と異なる種類の蛍光体を樹脂バインダ中に分散してなる第3蛍光体層が形成されている
    ことを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の光源装置。
  8. 前記蛍光ホイールは、前記回転軸を中心とした円周方向において、前記支持基板に開口部が形成されており、
    前記蛍光ホイールには、前記半導体光源からの出射光が前記開口部を通る位置に透過拡散材が設けられている
    ことを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の光源装置。
  9. 前記半導体光源が、青色域の波長を発する半導体レーザー光源である
    ことを特徴とする請求項1から9の何れかに記載の光源装置。
  10. 請求項1から9の何れかに記載の光源装置と、
    前記光源装置から出射した光が入射され、R,G,Bの3原色に分離する色成分分離部と、
    前記色成分分離部からの光を用いて投射する投射光学系と、
    前記光源装置を制御する光源装置制御部と、
    前記投射光学系を制御して前記色成分分離部からの光を用いて所定の投影像を作成する投射装置制御部とを含む、投射装置。
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