JP2020169789A - 給湯システム、クラウドサーバ、沸上げスケジュール管理方法及びプログラム - Google Patents

給湯システム、クラウドサーバ、沸上げスケジュール管理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の給湯機の沸上げ運転において、需要電力の推移を精度よく平坦化させる。【解決手段】スケジュール作成部203は、複数の住宅における予め定めた時間帯の需要電力の推移と、各給湯機4の稼働履歴と、に基づいて、各給湯機4の沸上げ運転に関する沸上げスケジュールを作成する。スケジュール送信部204は、作成された沸上げスケジュールが格納されたスケジュールデータを各給湯機4に送信する。スケジュール更新部206は、各給湯機4から通知された沸上げ運転の終了時刻に基づいて、各給湯機4の沸上げスケジュールを必要に応じて更新する。スケジュール送信部204は、更新された沸上げスケジュールが格納されたスケジュールデータを対応する給湯機4に送信する。【選択図】図6

Description

本発明は、給湯システム、クラウドサーバ、沸上げスケジュール管理方法及びプログラムに関する。
近年、電気料金が安価になる深夜時間帯に貯湯式給湯機の沸上げ運転を実行させることで、ランニングコストの低減を図る技術が種々提案されている(例えば、特許文献1,2等)。
特開2008−8548号公報 特開2017−223410号公報
ところで、マンション等の集合住宅においては、高圧一括受電などの契約により、各住宅の個別の契約に比べ、電気料金を安価できることが知られている。このような高圧一括受電契約では、デマンド時限における平均電力(即ち、需要電力)の値に基づいて基本料金が設定されるケースが多い。このため、需要電力の跳ね上がりを極力防止し、需要電力の推移が平坦化するように各住宅の消費電力が管理されることが望ましい。
上記のように、貯湯式給湯機においては、深夜時間帯に沸上げ運転を実行させることが通常であるため、同じ時間帯で各住宅の給湯機による沸上げ運転が重ならないように分散させ、需要電力の推移が平坦化されるように各給湯機の沸上げ運転のスケジュールを策定することが重要となる。
しかしながら、事前に作成された沸上げ運転のスケジュールのみに依拠した沸上げ運転では、各給湯機において生じる実際の沸上げ終了時刻のズレに対応することができず、需要電力の推移を精度よく平坦化させることが困難である。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、複数の給湯機の沸上げ運転において、需要電力の推移を精度よく平坦化させることが可能な給湯システム等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る給湯システムは、
複数の住宅の各々に設置される各給湯機と、クラウドサーバと、を備える給湯システムであって、
前記各給湯機は、
前記クラウドサーバから通知された沸上げスケジュールに従って沸上げ運転を制御する運転制御手段と、
予め定めた条件が成立する度に、沸上げ運転の終了時刻を算出し、算出した終了時刻を前記クラウドサーバに通知する終了時刻通知手段と、を備え、
前記クラウドサーバは、
前記複数の住宅における予め定めた時間帯の需要電力の推移と、前記各給湯機の稼働履歴と、に基づいて、前記各給湯機の前記沸上げ運転に関する沸上げスケジュールを作成し、作成した沸上げスケジュールを前記各給湯機に通知するスケジュール通知手段と、
前記各給湯機から通知された前記終了時刻に基づいて、前記各給湯機の沸上げスケジュールを必要に応じて更新し、更新した沸上げスケジュールを当該給湯機に通知する更新スケジュール通知手段と、を備える。
本発明によれば、複数の給湯機の沸上げ運転において、需要電力の推移を精度よく平坦化させることが可能となる。
本発明の実施の形態1に係る給湯システムの全体構成を示す図 実施の形態1に係るクラウドサーバのハードウェア構成を示すブロック図 実施の形態1において、各住宅に設置される、エネルギー計測ユニット、給湯機及びホームゲートウェイについて説明するための図 実施の形態1に係る給湯機が備えるヒートポンプユニットの構成を示すブロック図 実施の形態1に係る給湯機が備える給湯コントローラの機能構成を示すブロック図 実施の形態1に係るクラウドサーバの機能構成を示すブロック図 実施の形態1の沸上げスケジュールの作成について説明するための図 実施の形態1の沸上げスケジュールの作成について説明するための図 実施の形態1の沸上げスケジュールの作成について説明するための図 実施の形態1の沸上げスケジュールの作成について説明するための図 実施の形態1の沸上げスケジュールの更新について説明するための図 実施の形態1の沸上げスケジュールの更新について説明するための図 実施の形態1の沸上げスケジュール管理処理の手順を示すフローチャート 実施の形態1の沸上げスケジュール作成処理の手順を示すフローチャート 実施の形態1の沸上げスケジュール更新処理の手順を示すフローチャート 実施の形態1の変形例における沸上げスケジュール更新処理の手順を示すフローチャート 実施の形態1の変形例における沸上げスケジュールの更新について説明するための図 実施の形態1の変形例における沸上げスケジュールの更新について説明するための図 本発明の実施の形態2に係る給湯システムの全体構成を示す図 実施の形態2において、余剰電力の推移の一例を示す図 実施の形態2に係るクラウドサーバの機能構成を示すブロック図 実施の形態2の昼間沸上げスケジュール作成処理の手順を示すフローチャート
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る給湯システム1の全体構成を示す図である。給湯システム1は、複数の住宅Hのそれぞれに設置される給湯機4の沸上げ運転のスケジュールを管理するシステムである。
給湯システム1は、クラウドサーバ2と、各住宅Hにそれぞれ設置される、エネルギー計測ユニット3,給湯機4及びホームゲートウェイ5とを備える。本実施の形態では、各住宅Hは、電力会社と高圧一括受電契約を交わしているスマートシティあるいはマンション等の集合住宅に属する住宅である。
クラウドサーバ2は、本発明に係るクラウドサーバの一例である。クラウドサーバ2は、給湯機4のメーカ又は販売会社によって設置され、運用されるサーバコンピュータであり、インターネットに接続される。クラウドサーバ2は、図2に示すように、通信インタフェース20と、CPU(Central Processing Unit)21と、ROM(Read Only Memory)22と、RAM(Random Access Memory)23と、二次記憶装置24とを備える。これらの構成部は、バス25を介して相互に接続される。
通信インタフェース20は、インターネットに接続して、各住宅Hのホームゲートウェイ5を介して当該住宅Hのエネルギー計測ユニット3及び給湯機4と通信するためのインタフェースである。CPU21は、クラウドサーバ2を統括的に制御する。
ROM22は、複数のファームウェア及びこれらのファームウェアの実行時に使用されるデータを記憶する。RAM23は、CPU21の作業領域として使用される。
二次記憶装置24は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュメモリ等の読み書き可能な不揮発性の半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)等で構成される大容量の記憶装置である。二次記憶装置24には、顧客、即ち、給湯機4を購入した各ユーザに対して、給湯機4の動作に関するサービスを提供するためのプログラム、具体的には、各住宅Hの給湯機4の沸上げ運転のスケジュールを管理するためのプログラム(以下、沸上げスケジュール管理プログラムという。)を含む各種のプログラムと、これらのプログラムの実行時に使用されるデータとが記憶される。
上記の各ハードウェアを備えるクラウドサーバ2の機能の詳細については後述する。
続いて、各住宅Hに設置される、エネルギー計測ユニット3、給湯機4及びホームゲートウェイ5について、図3及び図4を参照して詳細に説明する。
図3に示すように、エネルギー計測ユニット3は、住宅Hに配設された電力線PL1,PL2のそれぞれを介して送電される電力を計測する。電力線PL1は、商用電力系統6と分電盤7との間に配設され、電力線PL2は、分電盤7と給湯機4との間に配設される。エネルギー計測ユニット3は、電力線PL1,PL2のそれぞれに接続される、何れも図示しないVT(Voltage Transformer)とCT(Current Transformer)とにより、線間電圧の計測と相電流とを計測する。そして、エネルギー計測ユニット3は、各計測値をマイコン(図示せず)で演算することで、電力線PL1,PL2のそれぞれにおける瞬時電力と、予め設定された時間に亘って積算した積算電力とを計測する。
電力線PL1における電力は、当該住宅Hにおける総消費電力を示す。電力線PL2における電力は、給湯機4の消費電力を示す。機器8a,8b,…は、当該住宅Hにおいて、電力を消費する、例えば、エアコン、照明器、床暖房システム、冷蔵庫、IH(Induction Heating)調理器、テレビ等の給湯機4以外の電気機器であり、それぞれ、分電盤7に接続される電力線PL3a,PL3b,…を介して電力の供給を受ける。即ち、当該住宅Hにおける総消費電力は、機器8a,8b,…の消費電力の総計に給湯機4の消費電力を加算したものとなる。
また、エネルギー計測ユニット3は、ブロードバンドルータとしての機能を有するホームゲートウェイ5と無線にて通信接続し、ホームゲートウェイ5を介して、インターネットに接続されるクラウドサーバ2と通信するための無線通信インタフェースを備える。
エネルギー計測ユニット3は、クラウドサーバ2からの要求に応答して、現在時刻(計測時刻を意味する。)と、当該住宅Hの総消費電力の計測値と、給湯機4の消費電力の計測値とが格納された電力データをクラウドサーバ2に送信する。各計測値には、瞬時電力と積算電力の値が含まれている。なお、エネルギー計測ユニット3は、電力データを自発的に一定の時間間隔(例えば、1分間隔)でクラウドサーバ2に送信してもよい。
給湯機4は、本発明に係る給湯機の一例である。給湯機4は、ヒートポンプユニット40とタンクユニット41とを備える貯湯式の給湯機である。ヒートポンプユニット40とタンクユニット41とは、湯水が流れる水配管42で接続されている。給湯機4は、分電盤7により分岐された電力線PL2を介して商用電力系統6と電気的に接続され、電力の供給を受ける。
ヒートポンプユニット40は、CO(二酸化炭素)又はHFC(ハイドロフルオロカーボン)を冷媒として用いたヒートポンプ式の熱源器である。ヒートポンプユニット40は、周辺の空気を熱源として、貯湯タンク410内の低温水を高温水に沸き上げる。図4に示すように、ヒートポンプユニット40は、圧縮機400と、第1熱交換器401と、膨張弁402と、第2熱交換器403と、送風機404と、循環ポンプ405と、制御基板406とを備える。
圧縮機400と、第1熱交換器401と、膨張弁402と、第2熱交換器403とは、冷媒配管407により環状に接続される。これにより、冷媒が循環する冷媒回路が形成されている。冷媒回路は、ヒートポンプ又は冷凍サイクルともいう。水配管42は、貯湯タンク410の下部を起点に、循環ポンプ405及び第1熱交換器401を経て貯湯タンク410の上部に戻るように配設されている。これにより、湯水が循環する沸上げ回路が形成されている。
圧縮機400は、冷媒を圧縮して温度及び圧力を上昇させる。圧縮機400は、駆動周波数に応じて、単位当たりの送り出し量である容量を変化させることができるインバータ回路を備える。圧縮機400は、制御基板406からの指示に従って上記の容量を変更する。
第1熱交換器401は、市水を目標の沸上げ温度まで昇温加熱するための加熱源である。沸上げ温度は、貯湯温度ともいう。第1熱交換器401は、プレート式、二重管式等の熱交換器であり、冷媒配管407を循環する冷媒と貯湯タンク410から送られてきた水との間で熱交換を行う。第1熱交換器401における熱交換により、冷媒は放熱して温度が下降し、水は吸熱して温度が上昇する。
膨張弁402は、冷媒を膨張させて温度及び圧力を下降させる。膨張弁402は、制御基板406からの指示に従って弁開度を変更する。
第2熱交換器403は、送風機404により送られてきた、即ち、取り込まれた外気と冷媒との間で熱交換を行う。第2熱交換器403における熱交換により冷媒は吸熱して温度が上昇し、取り込まれた外気は放熱して温度が下降する。
循環ポンプ405は、貯湯タンク410の下部からの低温水を第1熱交換器401へ搬送する。循環ポンプ405は、インバータ回路を備え、制御基板406から指示される制御値に従って駆動回転数を変更することにより、搬送する水の流量を変化させる。
制御基板406は、何れも図示しないが、CPUと、ROMと、RAMと、通信インタフェースと、EEPROM、フラッシュメモリ等の読み書き可能な不揮発性の半導体メモリとを備える。制御基板406は、圧縮機400、膨張弁402、送風機404及び循環ポンプ405のそれぞれと図示しない通信線を介して通信可能に接続され、これらの動作を制御する。
また、制御基板406は、ヒートポンプユニット40に設けられた、制御に必要な情報を計測する複数のセンサ(図示せず)と通信線を介して通信可能に接続し、これらの計測値を定期的に取得する。これらのセンサは、例えば、冷媒の温度及び圧力、外気の温度、タンクユニット41から第1熱交換器401へ入水する水の温度を計測する。また、制御基板406は、図示しない通信線を介してタンクユニット41の給湯コントローラ420と通信可能に接続される。
図3に戻り、タンクユニット41は、貯湯タンク410、給湯コントローラ420及び混合弁430を備える。これらの構成部品は、金属製の外装ケースに収められている。貯湯タンク410は、ステンレス等の金属、樹脂等で形成されている。貯湯タンク410の外側には断熱材が配置されている。これにより、貯湯タンク410内で、高温の湯を長時間に亘って保温することができる。
給湯コントローラ420は、何れも図示しないが、CPUと、ROMと、RAMと、通信インタフェースと、EEPROM、フラッシュメモリ等の読み書き可能な不揮発性の半導体メモリで構成される二次記憶装置とを備え、給湯機4を統括的に制御する。給湯コントローラ420は、タンクユニット41に設けられた、制御に必要な情報を計測する複数のセンサ(図示せず)と通信線を介して通信可能に接続し、これらの計測値を定期的に取得する。これらのセンサには、例えば、出湯する湯量を計測する流量センサ、出湯する湯の温度を計測する出湯温度センサ、貯湯タンク410内の高さ方向にほぼ等間隔で配置された貯湯温度を計測する複数の貯湯温度センサが含まれる。なお、貯湯量は、これらの貯湯温度センサの計測値に基づいて導出される。
また、給湯コントローラ420は、ヒートポンプユニット40の制御基板406と図示しない通信線を介して通信可能に接続し、ヒートポンプユニット40に動作に関する指示を与えると共に、ヒートポンプユニット40の状態を取得する。ヒートポンプユニット40の状態には、ヒートポンプユニット40が備える圧縮機400等の各構成部の動作状態、ヒートポンプユニット40が備える各種センサの計測値等が含まれる。
また、給湯コントローラ420は、図示しない専用リモコンと有線又は無線にて通信可能に接続され、ユーザは、当該専用リモコンを介して、浴槽への湯張り、追焚き等の運転の開始又は停止の指示を給湯機4に与えることができる。なお、スマートフォン、タブレット端末等のスマートデバイスを介したユーザの操作により、上記の指示が給湯機4に与えられるようにしてもよい。
さらに、給湯コントローラ420は、ホームゲートウェイ5と無線にて通信接続し、ホームゲートウェイ5を介してクラウドサーバ2と通信する。
混合弁430は、シャワー43、蛇口44等の給湯端末に供給される高温水が、ユーザが所望する温度となるように、貯湯タンク410上部の高温水と市水とを混合するために設けられている。
続いて、給湯機4が備える給湯コントローラ420の機能の詳細について説明する。給湯コントローラ420は 機能的には、図5に示すように、稼働情報送信部421と、性能情報送信部422と、スケジュール取得部423と、運転制御部424と、終了時刻算出部425と、終了時刻送信部426とを備える。これらの機能部は、給湯コントローラ420のCPUが、給湯コントローラ420の二次記憶装置に記憶されている給湯制御プログラムを実行することで実現される。
稼働情報送信部421は、クラウドサーバ2からの要求に応答して、稼働情報テーブル427に保存されている、当該給湯機4の最新の稼働に関する情報(以下、稼働情報という。)を読み出す。そして、稼働情報送信部421は、読み出した稼働情報が格納されたデータ(以下、稼働情報データという。)をクラウドサーバ2に送信する。稼働情報テーブル427は、給湯コントローラ420が備える二次記憶装置に記憶されるデータテーブルである。稼働情報テーブル427には、予め定めた期間分(例えば、1週間分)の稼働情報の履歴が保存される。稼働情報には、制御基板406を介して取得した、ヒートポンプユニット40の上記の各センサの計測値、タンクユニット41の上記の各センサから取得した各計測値等が含まれる。なお、稼働情報送信部421は、予め定めた期間分の稼働情報の履歴が格納された稼働情報データをクラウドサーバ2に送信してもよい。
性能情報送信部422は、クラウドサーバ2からの要求に応答して、性能情報テーブル428に保存されている、当該給湯機4の性能に関する情報(以下、性能情報という。)を読み出す。そして、性能情報送信部422は、読み出した性能情報が格納されたデータ(以下、性能情報データという。)をクラウドサーバ2に送信する。性能情報テーブル428は、給湯コントローラ420が備える二次記憶装置に記憶されるデータテーブルである。性能情報テーブル428には、当該給湯機4の性能情報が予め格納されている。性能情報には、沸上げ運転する際の当該給湯機4の加熱能力の定格値(単位は、kW)等が含まれる。
スケジュール取得部423は、クラウドサーバ2から送られてくる、沸上げ運転に関するスケジュール(以下、沸上げスケジュールという。)が格納されたスケジュールデータを受信することで、沸上げスケジュールを取得する。沸上げスケジュールには、沸上げ開始時刻、沸上げ湯量、沸上げ温度等が含まれている。運転制御部424は、本発明に係る運転制御手段の一例である。運転制御部424は、スケジュール取得部423により取得された沸上げスケジュールに則って給湯機4による沸上げ運転を制御する。
終了時刻算出部425は、予め定めた条件が成立する度に、沸上げスケジュールで示される沸上げ開始時刻と、ヒートポンプユニット40の各センサの計測値と、タンクユニット41の各センサの計測値とに基づいて、沸上げ運転が終了する時刻(以下、沸上げ終了時刻という。)を算出する。上記の条件は、本実施の形態では、クラウドサーバ2から、沸上げ終了時刻の通知要求を受けた場合に成立する。なお、上記の条件が、貯湯タンク410内の何れかの貯湯温度センサの計測値が予め定めた温度(例えば45℃)に達した場合に成立するとしてもよい。終了時刻算出部425は、算出した沸上げ終了時刻を終了時刻送信部426に通知する。
終了時刻送信部426は、終了時刻算出部425から通知された沸上げ終了時刻が格納されたデータ(以下、終了時刻データという。)をクラウドサーバ2に送信する。終了時刻算出部425及び終了時刻送信部426は、本発明に係る終了時刻通知手段の一例である。
続いて、クラウドサーバ2の機能の詳細について説明する。クラウドサーバ2は 機能的には、図6に示すように、電力データ取得部200と、稼働情報取得部201と、スケジュール作成部203と、スケジュール送信部204と、終了時刻取得部205と、スケジュール更新部206とを備える。これらの機能部は、CPU21が、二次記憶装置24に記憶されている、上述した沸上げスケジュール管理プログラムを実行することで実現される。
電力データ取得部200は、定期的(例えば、1分毎)に各住宅Hのエネルギー計測ユニット3から電力データを取得する。電力データ取得部200は、定期的に各顧客のエネルギー計測ユニット3に対して、電力データの通知を要求するデータを送信し、かかるデータに応答して各エネルギー計測ユニット3から送信された電力データを受信して取得する。上述したように、電力データには、当該住宅Hの総消費電力の計測値と、当該住宅Hの給湯機4の消費電力の計測値とが格納されている。電力データ取得部200は、取得した電力データを顧客DB207の当該顧客に対応する顧客情報に格納する。
ここで、顧客DB207は、給湯機4のユーザ(即ち、顧客)についての情報(以下、顧客情報)を管理するためのデータベースであり、二次記憶装置24に記憶されている。顧客DB207には、顧客毎に顧客情報が登録されている。顧客情報には、性能情報、電力データ、稼働情報等が含まれる。顧客DB207には、顧客毎に、最新の性能情報が保存され、また、予め定めた期間(例えば、1年)分の電力データ及び稼働情報の履歴が保存される。
稼働情報取得部201は、定期的(例えば、1分毎)に各住宅Hの給湯機4から稼働情報を取得する。稼働情報取得部201は、定期的に各顧客の給湯機4に対して、稼働情報の通知を要求するデータを送信し、かかるデータに応答して各給湯機4から送信された稼働情報データを受信することで、当該給湯機4の稼働情報を取得する。上述したように、稼働情報には、ヒートポンプユニット40の各センサの計測値、タンクユニット41の各センサの計測値等が含まれる。稼働情報取得部201は、取得した稼働情報を顧客DB207の当該顧客に対応する顧客情報に格納する。
性能情報取得部202は、定期的(例えば、24時間毎)に各住宅Hの給湯機4から性能情報を取得する。性能情報取得部202は、定期的に各顧客の給湯機4に対して、性能情報の通知を要求するデータを送信し、かかるデータに応答して各給湯機4から送信された性能情報データを受信することで、当該給湯機4の性能情報を取得する。上述したように、性能情報には、当該給湯機4の加熱能力の定格値等が含まれる。性能情報取得部202は、取得した性能情報を顧客DB207の当該顧客に対応する顧客情報に格納する。
スケジュール作成部203は、毎日の特定の時刻(例えば、22時)に顧客DB207の各顧客情報に基づいて、各顧客宅(即ち、各住宅H)の給湯機4の沸上げスケジュールを作成する沸上げスケジュール作成処理を実行する。以下、沸上げスケジュール作成処理について詳細に説明する。
先ず、スケジュール作成部203は、全住宅H分の今後の予め定めた時間帯における予め定めた時間単位の需要電力の推移を示すデータ(以下、需要電力データという。)を生成する。ここで、予め定めた時間帯とは、本実施の形態では、電気料金が安くなる、いわゆる深夜時間帯と称される時間帯である(例えば、23時から翌朝の7時まで)。また、予め定めた時間単位とは、例えば、30分であり、以下、当該時間単位をデマンド時限という。
スケジュール作成部203は、顧客DB207を参照して、例えば、各顧客の過去2週間分の電力データの履歴から、住宅H毎の需要電力(但し、給湯機4の消費電力は含まれない。)の推移を推定することで、上記の需要電力データを生成する。
スケジュール作成部203は、顧客DB207を参照して、例えば、各顧客の過去2週間分の稼働情報の履歴から、各給湯機4の沸上げ運転の所要時間である沸上げ時間を導出し、導出した沸上げ時間を短い順又は長い順にソートする。
スケジュール作成部203は、生成した需要電力データから、各給湯機4の沸上げスケジュールを組み込む対象時間帯を決定する。対象時間帯の条件は、当該対象時間帯に含まれる全てのデマンド時限において、需要電力がWm(kW)+Wq(kW)未満となることである。
ここで、Wmは、需要電力データにおいて最も低い需要電力の値である。Wqは、調整値であり、初期値はWeqである。Weqは、給湯機4の1台当たりのデマンド時限における需要電力の値である。この値は、全給湯機4の消費電力の実績値の平均により取得されるようにしてもよいし、各給湯機4の定格値に基づいて取得されるようにしてもよい。図7に、このようにして決定された対象時間帯の例を示す。なお、上記の条件に該当する時間帯が複数存在する場合、スケジュール作成部203は、最も長い時間帯を対象時間帯として採用する。
スケジュール作成部203は、決定した対象時間帯より短い沸上げ時間の給湯機4が存在するか否かを判別する。該当する給湯機4が1又は複数存在する場合、スケジュール作成部203は、その中で最も沸上げ時間が長い給湯機4が、当該対象時間帯内で沸上げ運転を行うように当該給湯機4の沸上げスケジュールを作成する。その際、スケジュール作成部203は、沸上げ運転の終了時刻が、当該対象時間帯の終了時刻となるようにする。このようにすることで、当該対象時間帯を有効活用することができる。
当該給湯機4の沸上げスケジュールを作成すると、スケジュール作成部203は、需要電力データを更新する。詳細には、スケジュール作成部203は、現時点の需要電力の推移(図7参照)に、作成した沸上げスケジュールで当該給湯機4が沸上げ運転を行った場合の当該給湯機4の需要電力の推移を反映することで、需要電力データを更新する。図8に、更新後の需要電力データに基づく需要電力の推移の例を示す。
一方、決定した対象時間帯より短い沸上げ時間の給湯機4が存在しない場合、スケジュール作成部203は、WqにWeqを加算して、再度、対象時間帯の決定を行い、上記の処理を繰り返し行う。このようにすることで、深夜時間帯のできるだけ後の時間帯に給湯機4の沸上げスケジュールを設定することができ、結果として、沸上げ終了時刻が早まった場合の対策が図れる。図9は、Wq=Weq×2において、2台の給湯機4(給湯機A,B)の沸上げスケジュールの作成後の対象時間帯の例を示し、図10は、3台目の給湯機4(給湯機C)の需要電力の推移を反映した際の需要電力データにおける需要電力の推移の例を示す。
スケジュール作成部203は、沸上げスケジュールの作成が完了していない給湯機4が存在するか否かを判別し、該当する給湯機4が存在する場合には、Wqを初期化(即ち、Weqにリセット)した後、再度、対象時間帯の決定を行い、上記の処理を繰返し行う。一方、沸上げスケジュールの作成が完了していない給湯機4が存在しない場合、作成した各給湯機4の沸上げスケジュールを、二次記憶装置24又はRAM23に記憶されるスケジュールテーブル208に格納する。
スケジュール送信部204は、スケジュール作成部203による上記の沸上げスケジュール作成処理が終了すると、スケジュールテーブル208を参照して、各住宅Hの給湯機4に対して、対応する沸上げスケジュールが格納されたスケジュールデータを送信する。スケジュール作成部203及びスケジュール送信部204は、本発明に係るスケジュール通知手段の一例である。
終了時刻取得部205は、定期的(例えば、30分毎)に各住宅Hの給湯機4から沸上げ終了時刻を取得する。終了時刻取得部205は、定期的に各顧客の給湯機4に対して、沸上げ終了時刻の通知を要求するデータを送信し、かかるデータに応答して各給湯機4から送信された終了時刻データを受信することで、当該給湯機4で算出された沸上げ終了時刻を取得する。終了時刻取得部205は、取得した各給湯機4の沸上げ終了時刻を、二次記憶装置24又はRAM23に記憶される終了時刻テーブル209に格納する。
スケジュール更新部206は、スケジュール作成部203による沸上げスケジュール作成処理の終了後、定期的(例えば、30分毎)に各給湯機4の沸上げスケジュールを必要に応じて更新する沸上げスケジュール更新処理を実行する。以下、沸上げスケジュール更新処理について詳細に説明する。
スケジュール更新部206は、スケジュールテーブル208と終了時刻テーブル209を参照して、沸上げ終了時刻がデマンド時限以上前倒しになる予定の給湯機4が存在するか否か、換言すると、沸上げ時間がデマンド時限以上短縮される予定の給湯機4が存在するか否かを判別する。該当する給湯機4が存在しない場合、スケジュール更新部206は、本周期での沸上げスケジュール更新処理を終了する。
沸上げ終了時刻がデマンド時限以上前倒しになる予定の給湯機4が存在する場合(図11参照)、スケジュール更新部206は、現時点において、沸上げ運転の開始前の給湯機4が存在するか否かを判別する。例えば、図11に示すケースにおいては、給湯機B,D,Gが沸上げ運転の開始前となる。該当する給湯機4が存在しない場合、スケジュール更新部206は、本周期での沸上げスケジュール更新処理を終了する。
一方、沸上げ運転の開始前の給湯機4が存在する場合、スケジュール更新部206は、現時点以降の需要電力データを生成する。そして、スケジュール更新部206は、現時点以降において、最も高い需要電力の値であるWx(kW)と最も低い需要電力の値であるWmとの差が、Weq以上であるか否かを判別する。WxとWmとの差が、Weq未満の場合、スケジュール更新部206は、本周期での沸上げスケジュール更新処理を終了する。
一方、WxとWmとの差が、Weq以上の場合、スケジュール更新部206は、現時点以降で、需要電力がWm+Weq未満となる時間帯であるTmを探索する。スケジュール更新部206は、沸上げ運転の開始前であって、沸上げスケジュールにTmが含まれない給湯機4が存在するか否かを判別する。例えば、図11に示すケースにおいては、給湯機Bがこの条件に該当する。該当する給湯機4が存在しない場合、スケジュール更新部206は、本周期での沸上げスケジュール更新処理を終了する。
一方、沸上げ運転の開始前であって、沸上げスケジュールにTmが含まれない給湯機4が存在する場合、スケジュール更新部206は、沸上げスケジュールの終了時刻がTmの開始時刻に最も近い給湯機4の当該沸上げスケジュールをTmを含むように更新する。例えば、図11に示すケースにおいては、給湯機Bの沸上げスケジュールを更新する。
また、スケジュール更新部206は、当該沸上げスケジュールの更新と整合するように、現時点以降の需要電力データを更新する(図12参照)。そして、スケジュール更新部206は、再度、WxとWmとの差が、Weq以上であるか否かを判別し、上記の処理を繰り返し行う。
スケジュール更新部206及びスケジュール送信部204は、本発明に係る更新スケジュール通知手段の一例である。
図13は、クラウドサーバ2が実行する沸上げスケジュール管理処理の手順を示すフローチャートである。クラウドサーバ2は、毎日の特定の時刻(例えば、22時)に、沸上げスケジュール管理処理の実行を開始する。
先ず、クラウドサーバ2のスケジュール作成部203が、沸上げスケジュール作成処理を実行する(ステップS101)。図14は、スケジュール作成部203により実行される沸上げスケジュール作成処理の手順を示すフローチャートである。沸上げスケジュール作成処理において、先ず、スケジュール作成部203は、需要電力データを生成する(ステップS201)。
スケジュール作成部203は、各給湯機4の沸上げ時間を導出し、導出した沸上げ時間を短い順又は長い順にソートする(ステップS202)。スケジュール作成部203は、需要電力データからWmを取得し、また、Wqに初期値であるWeqを代入する(ステップS203)。
スケジュール作成部203は、WmとWqに基づいて、対象時間帯を決定し(ステップS204)、決定した対象時間帯より短い沸上げ時間の給湯機4が存在するか否かを判別する(ステップS205)。該当する給湯機4が存在しない場合(ステップS205;NO)、スケジュール作成部203は、WqにWeqを加算する(ステップS206)。その後、ステップS204に戻る。なお、ステップS206において、スケジュール作成部203は、Wqに、Weqではなく、Weq/2を加算してもよい。
一方、対象時間帯より短い沸上げ時間の給湯機4が存在する場合(ステップS205;YES)、スケジュール作成部203は、その内の最も沸上げ時間が長い給湯機4が、当該対象時間帯内で沸上げ運転を行うように当該給湯機4の沸上げスケジュールを作成し(ステップS207)、需要電力データを更新する(ステップS208)。
スケジュール作成部203は、沸上げスケジュールの作成が完了していない給湯機4が存在するか否かを判別する(ステップS209)。該当する給湯機4が存在する場合(ステップS209;YES)、ステップS203に戻る。
一方、沸上げスケジュールの作成が完了していない給湯機4が存在しない場合(ステップS209;NO)、スケジュール作成部203は、各給湯機4の沸上げスケジュールをスケジュールテーブル208に格納し(ステップS210)、沸上げスケジュール作成処理を終了する。
図13に戻り、スケジュール送信部204が、各住宅Hの給湯機4に対して、対応する沸上げスケジュールが格納されたスケジュールデータを送信する(ステップS102)。
予め定めた第1時間(例えば、30分)が経過すると(ステップS103;YES)、終了時刻取得部205が、各住宅Hの給湯機4から沸上げ終了時刻を取得し(ステップS104)、スケジュール更新部206が、沸上げスケジュール更新処理を実行する(ステップS105)。
図15は、スケジュール更新部206により実行される沸上げスケジュール更新処理の手順を示すフローチャートである。沸上げスケジュール更新処理において、先ず、スケジュール更新部206は、沸上げ終了時刻がデマンド時限以上前倒しになる予定の給湯機4が存在するか否かを判別する(ステップS301)。該当する給湯機4が存在しない場合(ステップS301;NO)、スケジュール更新部206は、本周期での沸上げスケジュール更新処理を終了する。
沸上げ終了時刻がデマンド時限以上前倒しになる予定の給湯機4が存在する場合(ステップS301;YES)、スケジュール更新部206は、現時点において、沸上げ運転の開始前の給湯機4が存在するか否かを判別する(ステップS302)。該当する給湯機4が存在しない場合(ステップS302;NO)、スケジュール更新部206は、本周期での沸上げスケジュール更新処理を終了する。
一方、沸上げ運転の開始前の給湯機4が存在する場合(ステップS302;YES)、スケジュール更新部206は、現時点以降の需要電力データを生成する(ステップS303)。そして、スケジュール更新部206は、WxとWmとの差が、Weq以上であるか否かを判別する(ステップS304)。WxとWmとの差が、Weq未満の場合(ステップS304;NO)、スケジュール更新部206は、本周期での沸上げスケジュール更新処理を終了する。
一方、WxとWmとの差が、Weq以上の場合(ステップS304;YES)、スケジュール更新部206は、需要電力がWm+Weq未満となる時間帯Tmを探索し(ステップS305)、沸上げ運転の開始前の給湯機4の内、沸上げスケジュールにTmが含まれない給湯機4が存在するか否かを判別する(ステップS306)。該当する給湯機4が存在しない場合(ステップS306;NO)、スケジュール更新部206は、本周期での沸上げスケジュール更新処理を終了する。
一方、沸上げ運転の開始前の給湯機4の内、沸上げスケジュールにTmが含まれない給湯機4が存在する場合(ステップS306;YES)、スケジュール更新部206は、該当する給湯機4の沸上げスケジュールの内、終了時刻がTmに最も近い沸上げスケジュールをTmが含まれるように更新し(ステップS307)、現時点以降の需要電力データを更新する(ステップS308)。その後、ステップS304に戻る。なお、ステップS307において、スケジュール更新部206は、沸上げ時間がTm内に収まる給湯機4が存在する場合には、当該給湯機4の沸上げ運転がTm内に行われるように当該給湯機4の沸上げスケジュールを更新してもよい。
図13に戻り、スケジュール送信部204は、沸上げスケジュールが更新された給湯機4に対して、当該更新後の沸上げスケジュールが格納されたスケジュールデータを送信する(ステップS106)。その後、第1時間が経過すると(ステップS107;YES)、クラウドサーバ2は、深夜時間帯の終了までの残り時間が予め定めた第2時間(例えば、3時間)以内であるか否かを判別する(ステップS108)。深夜時間帯の終了までの残り時間が第2時間を超えている場合(ステップS108;NO)、ステップS104に戻る。一方、深夜時間帯の終了までの残り時間が第2時間以内の場合(ステップS108;YES)、クラウドサーバ2は、沸上げスケジュール管理処理を終了する。
以上説明したように、本実施の形態の給湯システム1によれば、クラウドサーバ2は、各住宅Hの給湯機4の沸上げスケジュールを、当該給湯機4の稼働履歴と、全住宅H分の深夜時間帯におけるデマンド時限毎の需要電力の推移を示す需要電力データとに基づいて生成し、各給湯機4に通知する。各給湯機4は、通知された沸上げスケジュールに従って沸上げ運転を行うが、予め定めた条件が成立する度(例えば、クラウドサーバ2から要求がある度)に沸上げ終了時刻を算出し、クラウドサーバ2に通知する。
そして、クラウドサーバ2は、各給湯機4から通知された最新の沸上げ終了時刻に基づいて、各給湯機4の沸上げスケジュールの見直しを行い、必要に応じて、沸上げスケジュールの更新を行う。これにより、需要電力の推移の平坦化が可能となり、その結果、電気料金の低減化が図れる。
変形例.
各給湯機4の加熱能力が変更可能な場合、クラウドサーバ2は、給湯機4の加熱能力に関する値(例えば、定格値に対する比率)を沸上げスケジュールに含めるようにしてもよい。図16は、実施の形態1の変形例に係る給湯システム1において、クラウドサーバ2のスケジュール更新部206により実行される沸上げスケジュール更新処理の手順を示すフローチャートである。
先ず、スケジュール更新部206は、沸上げスケジュール更新処理Aを実行する(ステップS401)。沸上げスケジュール更新処理Aでは、上述した実施の形態1の沸上げスケジュール更新処理(図15参照)と同様の処理が行われる。図17は、沸上げスケジュール更新処理Aの終了後の需要電力データにおける需要電力の推移の例を示す。
沸上げスケジュール更新処理Aの終了後、スケジュール更新部206は、最も高い需要電力の値であるWx(kW)と最も低い需要電力の値であるWm(kW)との差が、Wi(kW)より大きいか否かを判別する(ステップS402)。Wiは、給湯機4の最小可変幅であり、本変形例では、Weqの25%の値である。
WxとWmとの差が、Wi以下の場合(ステップS402;NO)、スケジュール更新部206は、本周期での沸上げスケジュール更新処理を終了する。一方、WxとWmとの差が、Wiより大きい場合(ステップS402;YES)、スケジュール更新部206は、現時点以降で、需要電力がWxの時間帯であるTxを探索する(ステップS403)。
スケジュール更新部206は、沸上げスケジュールにTxを含む給湯機4が存在するか否かを判別する(ステップS404)。例えば、図17示すケースでは、給湯機A,B,D,Gがこの条件に該当する。
該当する給湯機4が存在しない場合(ステップS404;NO)、スケジュール更新部206は、本周期での沸上げスケジュール更新処理を終了する。一方、該当する給湯機4が存在する場合(ステップS404;YES)、スケジュール更新部206は、最も沸上げ時間の短い給湯機4について、加熱能力をTxの間低下させた場合に、当初の予定された湯量より低減する湯量Lを算出する(ステップS405)。例えば、図17に示すケースでは、給湯機GについてLを算出する。
スケジュール更新部206は、算出したLが予め定めた許容値以下であるか否かを判別する(ステップS406)。許容値は、例えば、50Lである。Lが許容値以下の場合(ステップS406;YES)、スケジュール更新部206は、当該給湯機4の沸上げスケジュールを更新する(ステップS407)。詳細には、スケジュール更新部206は、当該給湯機4が、Txの間、加熱能力をWi分低下するように沸上げスケジュールを更新する。ステップS407の後、スケジュール更新部206は、本周期での沸上げスケジュール更新処理を終了する。
一方、Lが許容値より大きい場合(ステップS406;NO)、スケジュール更新部206は、現時点以降に、Txに連続する時間帯であって、需要電力がWx−(Weq−Wi)以下の時間帯があるか否かを判別する(ステップS408)。該当する時間帯が存在しない場合(ステップS408;NO)、スケジュール更新部206は、本周期での沸上げスケジュール更新処理を終了する。
一方、該当する時間帯が存在する場合(ステップS408;YES)、スケジュール更新部206は、当該時間帯に当該給湯機4の沸上げ運転の予定がないか否かを判別する(ステップS409)。当該時間帯に当該給湯機4の沸上げ運転の予定がない場合(ステップS409;YES)、スケジュール更新部206は、当該給湯機4を当該時間帯に低加熱能力(例えば、定格の75%の加熱能力)で沸上げ運転させた場合も含めてLを再算出する(ステップS410)。この場合に再算出されたLは、ステップS406で算出された値より小さくなる。
ステップS410の後、ステップS406に戻り、スケジュール更新部206は、再算出したLが予め定めた許容値以下であるか否かを判別する(ステップS406)。再算出したLが許容値以下の場合(ステップS406;YES)、スケジュール更新部206は、当該給湯機4の沸上げスケジュールを更新する(ステップS407)。この場合、スケジュール更新部206は、当該給湯機4が、Txの間、加熱能力をWi分低下し、さらに、Txの前又は後の時間帯に低加熱能力で沸上げ運転を行うように沸上げスケジュールを更新する。一方、Lが許容値より大きい場合(ステップS406;NO)、ステップS408に移行する。
ステップS409でNOの場合、スケジュール更新部206は、当該時間帯に、需要電力がWx−Weq以下の時間帯があるか否かを判別する(ステップS411)。該当する時間帯が存在しない場合(ステップS411;NO)、スケジュール更新部206は、本周期での沸上げスケジュール更新処理を終了する。一方、該当する時間帯が存在する場合(ステップS411;YES)、当該給湯機4を当該時間帯に高加熱能力(例えば、定格の175%の加熱能力)で沸上げ運転させた場合も含めてLを再算出する(ステップS412)。スケジュール更新部206は、再算出したLが予め定めた許容値以下であるか否かを判別する(ステップS413)。
Lが許容値以下の場合(ステップS413;YES)、スケジュール更新部206は、当該給湯機4の沸上げスケジュールを更新する(ステップS407)。詳細には、スケジュール更新部206は、当該給湯機4が、Txの間、加熱能力をWi分低下し、さらに、ステップS410及び/又はステップS412に基づいた沸上げ運転を行うように沸上げスケジュールを更新する。一方、Lが許容値より大きい場合(ステップS413;NO)、スケジュール更新部206は、当該給湯機4の沸上げスケジュールを更新することなく、本周期での沸上げスケジュール更新処理を終了する。
図18に、上記の処理により、給湯機Gの沸上げスケジュールを更新した場合の需要電力データにおける需要電力の推移の例を示す。
このように、給湯機4の加熱能力を適宜加減することで、需要電力の推移の平坦化がより図れる。
なお、ステップ410において、沸上げ時間を延長したことにより、Lがマイナス値、つまり、当該給湯機4の予定される湯量が当初計画した湯量より増えることも起こりえる。その場合、スケジュール更新部206は、当該延長時間を短縮することで、当該増加分(即ち、Lの絶対値)を削減してもよい。
また、ステップ412において、Lがマイナス値になったも場合も、スケジュール更新部206は、高加熱能力での運転時間を短縮したり、あるいは、加熱能力の定格値からの上昇比を低下させる(例えば、175%から150%、125%に変更する)ことで、当該増加分を削減してもよい。
実施の形態2.
続いて、本発明の実施の形態2について説明する。なお、以下の説明において、実施の形態1と共通する構成要素等については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図19は、本発明の実施の形態2に係る給湯システム1Aの全体構成を示す図である。給湯システム1Aは、実施の形態1の給湯システム1と同様、複数の住宅Hのそれぞれに設置される給湯機4の沸上げ運転のスケジュールを管理するシステムである。
給湯システム1Aは、クラウドサーバ2Aと、各住宅Hにそれぞれ設置される、エネルギー計測ユニット3,給湯機4及びホームゲートウェイ5と、発電設備9とを備える。実施の形態の形態1と同様、各住宅Hは、電力会社と高圧一括受電契約を交わしているスマートシティあるいはマンション等の集合住宅に属する住宅である。
発電設備9は、本発明に係る発電設備の一例である。発電設備9は、何れも図示しないが、PV(photovoltaic)パネルと、パワーコンディショニングシステムとを備えた太陽光発電設備である。PVパネルは、太陽光エネルギーを電気エネルギーに変換することで発電する。パワーコンディショニングシステムは、PVパネルの発電により生じた直流電力を交流電力に変換することで、発電電力を生成し、各住宅Hに供給する。また、発電設備9は、インターネットを介してクラウドサーバ2Aと通信する図示しない通信インタフェースを備える。発電設備9は、クラウドサーバ2Aからの要求に応答して、現在時刻(計測時刻を意味する。)と、発電電力の計測値とが格納された発電データをクラウドサーバ2Aに送信する。発電電力の計測値には、瞬時電力と積算電力の値が含まれている。なお、発電設備9は、発電データを自発的に一定の時間間隔(例えば、1分間隔)でクラウドサーバ2Aに送信してもよい。
クラウドサーバ2Aは、本発明に係るクラウドサーバの一例である。クラウドサーバ2Aは、実施の形態1のクラウドサーバ2と同様、給湯機4のメーカ又は販売会社によって設置され、運用されるサーバコンピュータであり、インターネットに接続される。クラウドサーバ2Aのハードウェア構成は、クラウドサーバ2と同様である(図2参照)。クラウドサーバ2Aは、クラウドサーバ2と同等の機能を有し、さらに、発電設備9の発電による余剰電力(図20参照)を各住宅Hの給湯機4の沸上げ運転に活用する機能(以下、余剰活用機能という。)を有する。余剰電力とは、発電設備9が生成した発電電力の内、全住宅Hで消費した分を除いた残りの電力のことをいう。
クラウドサーバ2Aは 機能的には、図21に示すように、電力データ取得部200と、稼働情報取得部201と、性能情報取得部202と、スケジュール作成部203Aと、スケジュール送信部204と、終了時刻取得部205と、スケジュール更新部206と、発電データ取得部210とを備える。これらの機能部は、CPU21が、二次記憶装置24に記憶されている沸上げスケジュール管理プログラムを実行することで実現される。
発電データ取得部210は、定期的(例えば、1分毎)に発電設備9から発電データを取得する。発電データ取得部210は、定期的に発電設備9に対して、発電データの通知を要求するデータを送信し、かかるデータに応答して発電設備9から送信された発電データを受信して取得する。上述したように、発電データには、発電電力の計測値が格納されている。発電データ取得部210は、取得した発電データを発電実績DB211に格納する。発電実績DB211は、発電設備9の発電実績を管理するためのデータベースであり、二次記憶装置24に記憶されている。発電実績DB211には、予め定めた期間(例えば、1年)分の発電データの履歴が保存される。
スケジュール作成部203Aは、実施の形態1のスケジュール作成部203と同様、毎日の特定の時刻(例えば、22時)に各住宅Hの給湯機4の沸上げスケジュールを作成する沸上げスケジュール作成処理を実行する。さらに、スケジュール作成部203Aは、毎日の特定の時刻(例えば、午前8時)に、昼間の沸上げ運転がユーザにより許可されている各住宅Hの給湯機4の昼間の沸上げスケジュールを作成する昼間沸上げスケジュール作成処理を実行する。図22は、スケジュール作成部203Aにより実行される昼間沸上げスケジュール作成処理の手順を示すフローチャートである。
スケジュール作成部203Aは、発電実績DB211と顧客DB207とを参照して、余剰電力データを生成する(ステップS501)。余剰電力データとは、今後の予め定めた時間帯における予め定めた時間単位で平均した余剰電力の推移を示すデータである。ここで、予め定めた時間帯とは、本実施の形態では、9時〜17時までの時間帯(本発明の昼間時間帯の一例)である。また、予め定めた時間単位とは、例えば、30分であり、以下、当該時間単位をデマンド時限という。
なお、スケジュール作成部203Aは、当日の天気予報、日射量等の情報も加味して、余剰電力データを作成してもよい。また、スケジュール作成部203Aは、上記の時間帯を季節に応じて変更してもよい。
スケジュール作成部203Aは、顧客DB207を参照して、例えば、各顧客の過去2週間分の稼働情報の履歴から、対象となる各給湯機4の昼間の沸上げ運転の所要時間である沸上げ時間を導出し、導出した沸上げ時間を短い順又は長い順にソートする(ステップS502)。
スケジュール作成部203Aは、余剰電力がWeq以上の時間帯が存在するか否かを判別する(ステップS503)。該当する時間帯が存在しない場合(ステップS503;NO)、スケジュール作成部203Aは、昼間の沸上げスケジュールが後述のステップS506の処理で作成済みであるか否かを判別する(ステップS504)。沸上げスケジュールが作成済みの場合(ステップS504;YES)、ステップS509に移行し、作成済みでない場合(ステップS504;NO)、スケジュール作成部203Aは、昼間沸上げスケジュール作成処理を終了する。
一方、余剰電力がWeq以上の時間帯が存在する場合(ステップS503;YES)、スケジュール作成部203Aは、該当する時間帯より短い沸上げ時間の給湯機4が存在するか否かを判別する(ステップS505)。該当する給湯機4が存在しない場合(ステップS505;NO)、ステップS504に移行する。
一方、該当する給湯機4が1又は複数存在する場合(ステップS505;YES)、スケジュール作成部203Aは、その中で最も沸上げ時間が長い給湯機4が、当該時間帯内で沸上げ運転を行うように当該給湯機4の沸上げスケジュールを作成する(ステップS506)。それから、スケジュール作成部203Aは、余剰電力データを更新する(ステップS507)。詳細には、スケジュール作成部203Aは、作成した沸上げスケジュールに従って当該給湯機4が沸上げ運転を行う期間における各デマンド時限の平均余剰電力から、当該給湯機4の当該期間における各デマンド時限の需要電力を差し引くことで、余剰電力データを更新する。
スケジュール作成部203Aは、昼間の沸上げ対象となる給湯機4であって、昼間の沸上げスケジュールの作成が完了していない給湯機4が存在するか否かを判別する(ステップS508)。該当する給湯機4が存在する場合(ステップS508;YES)、ステップS503に戻り、該当する給湯機4が存在しない場合(ステップS508;NO)、ステップS509に移行する。
ステップS509では、スケジュール作成部203Aは、昼間の沸上げ運転が許可されている1又は複数の給湯機4について、作成した沸上げスケジュールをスケジュールテーブル208に格納し、昼間沸上げスケジュール作成処理を終了する。スケジュール送信部204は、スケジュール作成部203Aにより作成された各沸上げスケジュールが格納されたスケジュールデータを対応する各給湯機4に送信する。スケジュール作成部203A及びスケジュール送信部204は、本発明に係るスケジュール通知手段の一例である。
以上説明したように、本実施の形態に係る給湯システム1Aのクラウドサーバ2Aは、実施の形態1のクラウドサーバ2と同様の処理を実行することに加え、余剰電力で昼間の沸上げ運転を行うための昼間の沸上げスケジュールを作成する処理を実行する。このため、給湯システム1Aによれば、実施の形態1の給湯システム1と同様に需要電力の推移の平坦化が可能となり電気料金の低減化が図れることに加え、余剰電力の活用も図れる。
なお、本発明は、上記の各実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の変更は勿論可能である。
例えば、本発明に係る給湯機は、ヒートポンプ方式の給湯機に限定されず、貯湯タンク内に設置されたヒータによって湯を沸かす電気温水器であってもよい。
また、各給湯機4は、沸上げ終了時刻の算出及び通知に代えて、沸上げ終了までの所要時間を算出し、算出した所要時間をクラウドサーバ2,2Aに通知してもよい。
また、給湯機4の給湯コントローラ420は、タンクユニット41ではなく、ヒートポンプユニット40、専用リモコン等に内蔵されるようにしてもよい。
また、給湯機4が、自己の消費電力に関するデータをクラウドサーバ2,2Aに送信してもよい。
また、住宅Hにおいて、スマートメータと呼ばれる通信機能を有する電力メータが設置されている場合、クラウドサーバ2,2Aは、図示しない電気事業者のサーバから、当該住宅Hの総消費電力に関するデータを取得してもよい。
また、クラウドサーバ2,2Aの機能部(図6、図21参照)の全部又は一部が、専用のハードウェアで実現されるようにしてもよい。専用のハードウェアとは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化されたプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)又はこれらの組み合わせである。
また、上記の各沸上げスケジュール管理プログラムは、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、光磁気ディスク(Magneto-Optical Disc)、USB(Universal Serial Bus)メモリ、メモリカード、HDD等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布することも可能である。そして、このように配布した各沸上げスケジュール管理プログラムを特定の又は汎用のコンピュータにインストールすることによって、当該コンピュータを上記の各実施の形態におけるクラウドサーバ2,2Aとして機能させることも可能である。
また、各沸上げスケジュール管理プログラムをインターネット上の他のサーバが有する記憶装置に格納しておき、当該サーバからクラウドサーバ2,2Aに各沸上げスケジュール管理プログラムがダウンロードされるようにしてもよい。
1,1A 給湯システム、2,2A クラウドサーバ、3 エネルギー計測ユニット、4 給湯機、5 ホームゲートウェイ、6 商用電源系統、7 分電盤、8a,8b 機器、9 発電設備、20 通信インタフェース、21 CPU、22 ROM、23 RAM、24 二次記憶装置、25 バス、40 ヒートポンプユニット、41 タンクユニット、42 水配管、43 シャワー、44 蛇口、200 電力データ取得部、201 稼働情報取得部、202 性能情報取得部、203,203A スケジュール作成部、204 スケジュール送信部、205 終了時刻取得部、206 スケジュール更新部、207 顧客DB、208 スケジュールテーブル、209 終了時刻テーブル、210 発電データ取得部、211 発電実績DB、400 圧縮機、401 第1熱交換器、402 膨張弁、403 第2熱交換器、404 送風機、405 循環ポンプ、406 制御基板、407 冷媒配管、410 貯湯タンク、420 給湯コントローラ、421 稼働情報送信部、422 性能情報送信部、423 スケジュール取得部、424 運転制御部、425 終了時刻算出部、426 終了時刻送信部、427 移動情報テーブル、428 性能情報テーブル、430 混合弁

Claims (6)

  1. 複数の住宅の各々に設置される各給湯機と、クラウドサーバと、を備える給湯システムであって、
    前記各給湯機は、
    前記クラウドサーバから通知された沸上げスケジュールに従って沸上げ運転を制御する運転制御手段と、
    予め定めた条件が成立する度に、沸上げ運転の終了時刻を算出し、算出した終了時刻を前記クラウドサーバに通知する終了時刻通知手段と、を備え、
    前記クラウドサーバは、
    前記複数の住宅における予め定めた時間帯の需要電力の推移と、前記各給湯機の稼働履歴と、に基づいて、前記各給湯機の前記沸上げ運転に関する沸上げスケジュールを作成し、作成した沸上げスケジュールを前記各給湯機に通知するスケジュール通知手段と、
    前記各給湯機から通知された前記終了時刻に基づいて、前記各給湯機の沸上げスケジュールを必要に応じて更新し、更新した沸上げスケジュールを当該給湯機に通知する更新スケジュール通知手段と、を備える、給湯システム。
  2. 前記クラウドサーバは、定期的に前記各給湯機に対して沸上げ運転の終了時刻の通知を要求し、
    前記各給湯機の終了時刻通知手段は、前記クラウドサーバから前記要求を受けると、前記終了時刻を算出し、算出した終了時刻を前記クラウドサーバに通知する、請求項1に記載の給湯システム。
  3. 前記複数の住宅の各々に発電した電力を供給可能な発電設備をさらに備え、
    前記クラウドサーバの前記スケジュール通知手段は、前記複数の住宅における前記時間帯とは異なる予め定めた昼間時間帯の需要電力の推移と、予め選択した1又は複数の給湯機の稼働履歴と、前記発電設備の発電実績と、に基づいて、前記選択した1又は複数の給湯機の各々の前記昼間時間帯内の前記沸上げ運転に関する沸上げスケジュールを必要に応じて作成し、作成した沸上げスケジュールを当該給湯機に通知する、請求項1又は2に記載の給湯システム。
  4. 複数の住宅における予め定めた時間帯の需要電力の推移と、前記複数の住宅の各々に設置される各給湯機の稼働履歴と、に基づいて、前記各給湯機の沸上げ運転に関する沸上げスケジュールを作成し、作成した沸上げスケジュールを前記各給湯機に通知するスケジュール通知手段と、
    前記各給湯機から通知された、予め定めた条件が成立する度に当該給湯機により算出された当該給湯機の沸上げ運転の終了時刻に基づいて、前記各給湯機の沸上げスケジュールを必要に応じて更新し、更新した沸上げスケジュールを当該給湯機に通知する更新スケジュール通知手段と、を備える、クラウドサーバ。
  5. 複数の住宅における予め定めた時間帯の需要電力の推移と、前記複数の住宅の各々に設置される各給湯機の稼働履歴と、に基づいて、前記各給湯機の沸上げ運転に関する沸上げスケジュールを作成し、作成した沸上げスケジュールを前記各給湯機に通知し、
    前記各給湯機から通知された、予め定めた条件が成立する度に当該給湯機により算出された当該給湯機の沸上げ運転の終了時刻に基づいて、前記各給湯機の沸上げスケジュールを必要に応じて更新し、
    更新した沸上げスケジュールを当該給湯機に通知する、沸上げスケジュール管理方法。
  6. コンピュータを、
    複数の住宅における予め定めた時間帯の需要電力の推移と、前記複数の住宅の各々に設置される各給湯機の稼働履歴と、に基づいて、前記各給湯機の沸上げ運転に関する沸上げスケジュールを作成し、作成した沸上げスケジュールを前記各給湯機に通知するスケジュール通知手段、
    前記各給湯機から通知された、予め定めた条件が成立する度に当該給湯機により算出された当該給湯機の沸上げ運転の終了時刻に基づいて、前記各給湯機の沸上げスケジュールを必要に応じて更新し、更新した沸上げスケジュールを当該給湯機に通知する更新スケジュール通知手段、として機能させる、プログラム。
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