JP2020167961A - 水田用給排水管 - Google Patents

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Abstract

【課題】センサやバルブ等を必要とすることなく、非常に簡易な構成における一つの管において、水田の水位を適切な水位に保つことができる水田用給排水管を提供する。【解決手段】水田に沿って設けられた水田用給排水管1において、前記水田用給排水管の長さ方向に直交する断面における上部左右のそれぞれに設けられた孔11と、前記断面における下部左右にそれぞれ設けられた孔12とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、水田に対して水の給水と排水を行う水田用給排水管に関する。
従来より、水田の水位を管理するために水田に給排水用の管を設けることが知られている。この場合、給水と排水はそれぞれ別個独立した操作が必要であり、それぞれの動作を行うためのバルブやポンプさらには水位を検出するためのセンサ等を必要としていた。(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−331987号公報
しかしながら、従来の技術によれば、ポンプやバルブを必要とするため、給水用の配管と、排水用の配管を一つの配管で可能とした極めて簡易な構造を有する給排水管は知られておらず、さらには、水位検出のためのセンサをも必要とし、したがって、従来の技術における給排水用配管を備えることは、それら自体のコスト高を招くとともに、それらの設置における工費を大幅に増大せしめるという問題があった。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、センサやバルブ等を必要とすることなく、非常に簡易な構成における一つの管において、水田の水位を適切な水位に保つことができる水田用給排水管を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明の一態様は、水田に沿って設けられた水田用給排水管において、前記水田用給排水管の長さ方向に直交する断面における上部左右のそれぞれに設けられた孔と、前記断面における下部左右にそれぞれ設けられた孔とを備えるものである。
本発明によれば、非常に簡易な構成における一つの管によって、水田に対して給水と排水を行うことができ、それ自体のコストと設置のための工費を大幅に低減できる。本発明のその他の効果については、以下の発明を実施するための形態の項でも説明する。
実施の形態1における水田用給排水管の断面図である。 実施の形態2における水田用給排水管の断面図である。 実施の形態3における水田用給排水管の断面図である。 実施の形態4における水田用給排水管の断面図である。
<実施の形態1>
以下、本実施の形態に係る水田用給排水管について図面を参照しつつ説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1は、水田用給排水管1の断面図である。この水田用給排水管1は、水田とその水田に沿って設けられた畔に沿って埋設される管であり、その長さ方向は畔、すなわち水田の方向に沿う。
図1に示される水田用排水管1の断面より明らかなように、この排水管の長さ方向に直交する断面における上部左右のそれぞれには水田から水路へと水田の水を排出するための排出口(上部左右の孔)11が設けられている。また、この排水管の長さ方向に直交する断面における下部左右のそれぞれには水路から水田へと水を供給するための供給口(下部左右の孔)12が設けられている。
この排出口11と供給口12との高さ方向の間隔は、水田の水位を許容してこの範囲内に水位を設定するために設けられている。すなわち、水田の水位が供給口12よりも低い場合は、供給口12より水田側に水が供給され、一方、水田の水位が排出口11よりも高い場合は、排出口11より水路側に水が排出される。なお、排出口11及び供給口12は、水路の平均的な水位が排出口11と供給口12との間に位置するような高さに形成されると良い。
図1によれば、この水田用給排水管1は畔に埋設される結果、その上方は土13や草14で覆われている。そして、このような水田用給排水管1は水田に沿う畔に沿って設けられるため、その水田用給排水管1の長さ方向においては、多数の供給口12と排出口11を設けることができるため、これを畔に沿って水田に張り巡らせることにより、水田に対して四方八方より給水または排水を行うことができ、水位調節の効率を極めて高めることができる。
また、水田から排水された水を収集し、それを例えば図示しないポンプなどで近くに適宜作られた小型ダムなどに溜めておくことにより、再利用することも可能となる。これによれば、水田の水を再利用することができるため、水不足対策となるばかりか、水温や養分などの条件が充分に供えられた水を水田にいつでも供給することができ、品質の良い稲を育成することが可能となる。
以上の構成における水田用給排水管1によれば、一つの管で、水田に対して給水と排水を行うことができるとともに、その水位をセンサ等を使うことなく自動的に調節することができる。したがって、極めて簡単な構成において、水田の水位調節を行うことができ、そのコストを低減させることができるとともに、その埋設工費等のコストも大幅に低減させることができる。
なお、排出口11、供給口12は、水田用給排水管1の長さ方向に複数設けられても良く、排出口11、供給口12の形状はどのような形状であっても良く、例えば、円形状、矩形状とすることが考えられる。また、排出口11、供給口12の形状を水田用給排水管1の長さ方向に長尺に形成されたスリット状に形成されても良い。また、水田用給排水管1は、塩化ビニールにより形成されるものとするが、他の素材により形成されても良い。
<実施の形態2>
実施の形態1は、水田用給排水管1の断面形状が縦長の楕円形状について説明したが、この形状は、目的に応じて種々の形状とすることができる。
実施の形態2は、図2に示すように水田用給排水管2の形状を四角形状としたものであり、例えば、この場合、人工マット15を水田用給排水管2の上部外面に設けるようにすることもできる。こうする構成により、美観を損なうことなく、設置可能となる。
<実施の形態3>
実施の形態3は図3に示すように水田用給排水管3の断面形状において、上部を実施の形態2とし、下部を実施の形態1としたものである。
<実施の形態4>
実施の形態4は図4に示すように水田用給排水管4の断面形状を8角形とし埋設した様子を示している。
以上のように、本発明の水田用給排水管の断面形状は設置場所に応じて、任意の形状をとることができる。上述した水田用給排水管は、給排水を行う水田を四方から取り囲む全ての畔に配されると良く、これらの畔を人工マットまたは人工芝で覆うことが望ましい。畔上に繁殖する雑草は水田にまで種子をまき散らして稲の発育を妨げるため、畔上の雑草を事前に人手で除去する必要があるが、人工マットまたは人工芝で畔を覆うことにより、雑草の除去に係る煩雑な作業を低減することができる。但し、すべての畔に雑草が生えていてはならないわけではない。
本発明は、その要旨または主要な特徴から逸脱することなく、他の様々な形で実施することができる。そのため、前述の実施の形態は、あらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、何ら拘束されない。更に、特許請求の範囲の均等範囲に属する全ての変形、様々な改良、代替および改質は、全て本発明の範囲内のものである。
1,2,3,4 水田用給排水管
11 排出口(孔)
12 供給口(孔)
13 土
14 草
15 人工マット

Claims (3)

  1. 水田に沿って設けられた水田用給排水管において、前記水田用給排水管の長さ方向に直交する断面における上部左右のそれぞれに設けられた孔と、前記断面における下部左右にそれぞれ設けられた孔とを備えることを特徴とする水田用給排水管。
  2. 前記上部左右の孔と、前記下部左右に設けられた孔との上下高さ方向の間隔は、水田の水位調節範囲となることを特徴とする請求項1に記載の水田用給排水管。
  3. 水田用給排水管の上部外面には、人工マットが設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の水田用給排水管。
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