JP2020166990A - マグネシウム空気電池 - Google Patents
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Abstract
【課題】電池の体積を大きくせずに比較的簡単な構成でありながらも、高レート特性に優れるマグネシウム空気電池を提供する。【解決手段】対向する一組の側面12a、12bのそれぞれに空気導入口13a、13bを有するケース10と、ケース10に収容され、空気導入口13a、13bのそれぞれを閉塞する位置に配置された一対の正極20a、20bと、ケース10に収容され、前記一対の正極20a、20bの間に配置されたマグネシウム含有負極31と、一方の端部が一対の正極20a、20bのそれぞれに接続し、他方の端部がケース10から外部に引き出された正極端子25と、一方の端部がマグネシウム含有負極31に接続し、他方の端部がケース10から外部に引き出された負極端子35と、を備えるマグネシウム空気電池。【選択図】図2
Description
本発明は、マグネシウム空気電池に関する。
マグネシウム空気電池は、負極活物質としてマグネシウムを使用し、正極活物質として空気中の酸素を使用する一次電池である。マグネシウム空気電池は、電解液として、水や食塩水といった一般に入手が容易なものを用いることができる。このため、水や食塩水を注入することによって放電開始するように構成されたマグネシウム空気電池は、停電時や災害時などの非常時用の電池として注目されている。
マグネシウム空気電池は、一般に、空気導入口を有するケースに、正極と負極(マグネシウム含有負極)とが収容された構成とされている。正極はケースの空気導入口を閉塞するように配置されていて、負極は正極に対向するように配置されている。
特許文献1には、ケース(筐体)の正極と負極との間に、電解液に含まれる電解質を不織布または織布からなる非水溶性の袋体に包んだ状態で配置し、そのケースに水を注ぎ入れることによって電池として作動するように構成されたマグネシウム空気電池が記載されている。
また、特許文献2には、正極(空気極)と負極とを収容するケース(外装体)を、紙を含有するシート材で形成したマグネシウム空気電池が記載されている。
特許文献1には、ケース(筐体)の正極と負極との間に、電解液に含まれる電解質を不織布または織布からなる非水溶性の袋体に包んだ状態で配置し、そのケースに水を注ぎ入れることによって電池として作動するように構成されたマグネシウム空気電池が記載されている。
また、特許文献2には、正極(空気極)と負極とを収容するケース(外装体)を、紙を含有するシート材で形成したマグネシウム空気電池が記載されている。
非常においては、マグネシウム空気電池を、携帯電話の充電用電源やDCグリッドの電源として用いることができれば好ましい。このためには、マグネシウム空気電池の高レート特性を向上させることが必要となる。マグネシウム空気電池の高レート特性を向上させるために、正極及び負極の電極面積を広くすることは有効である。しかしながら、従来のマグネシウム空気電池では、1つの正極と1つの負極とが対向する構成とされているため、電極面積を広くすると、電池の体積が大きくなる。非常時に用いるマグネシウム空気電池は、未使用時においては保管場所を小さくできることが好ましい。従って、マグネシウム空気電池において、電池の体積が大きくなることは、保管場所の観点では不利となる。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、電池の体積を大きくせずに比較的簡単な構成でありながらも、高レート特性に優れるマグネシウム空気電池を提供することにある。
本発明者らは、マグネシウム空気電池のケースの対向する一組の側面のそれぞれに空気導入口を設けて、その空気導入口のそれぞれを閉塞する位置に一対の正極を配置し、そしてその一対の正極の間に負極(マグネシウム含有負極)を配置すること、すなわち、一つの負極を、2つの正極で挟む構成とすることによって、1つの正極と1つの負極とが対向する構成とされた従来のマグネシウム空気電池と比較して、電池の体積を大きくせずに高レート特性を向上させることが可能となることを見出して、本発明を完成させた。
従って、本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を提供する。
従って、本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を提供する。
(1)本発明の一態様に係るマグネシウム空気電池は、対向する一組の側面のそれぞれに空気導入口を有するケースと、前記ケースに収容され、前記空気導入口のそれぞれを閉塞する位置に配置された一対の正極と、前記ケースに収容され、前記一対の正極の間に配置されたマグネシウム含有負極と、一方の端部が前記一対の正極のそれぞれに接続し、他方の端部が前記ケースから外部に引き出された正極端子と、一方の端部が前記マグネシウム含有負極に接続し、他方の端部が前記ケースから外部に引き出された負極端子と、を備える。
(2)上記(1)に記載のマグネシウム空気電池において、前記ケースの側面もしくは上部に、電解液の注入口を備える構成としてもよい。
本発明によれば、電池の体積を大きくせずに比較的簡単な構成でありながらも、高レート特性に優れるマグネシウム空気電池を提供することが可能となる。
以下、本発明について、図面を適宜参照しながら詳細に説明する。以下の説明で用いる図面は、本発明の特徴をわかりやすくするために便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などは実際とは異なっていることがある。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係るマグネシウム空気電池の斜視図である。図2は、図1のII−II’線断面図である。
図1、図2に示すように、第1実施形態のマグネシウム空気電池1は、ケース10と、ケース10に収容されている、一対の正極20と、負極30と、セパレータ40と、電解液50と、正極端子25と、負極端子35を備える。負極30は、マグネシウム含有負極31とされている。マグネシウム空気電池1は、下記の反応によって放電する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るマグネシウム空気電池の斜視図である。図2は、図1のII−II’線断面図である。
図1、図2に示すように、第1実施形態のマグネシウム空気電池1は、ケース10と、ケース10に収容されている、一対の正極20と、負極30と、セパレータ40と、電解液50と、正極端子25と、負極端子35を備える。負極30は、マグネシウム含有負極31とされている。マグネシウム空気電池1は、下記の反応によって放電する。
正極20では、下記の式(1)で示されるように、酸素が電子を受け取って還元されて、電解液50中の水と反応することによって水酸化物イオンが生成する。
O2+2H2O+4e−→4OH−・・・(1)
O2+2H2O+4e−→4OH−・・・(1)
一方のマグネシウム含有負極31では、下記の式(2)で示されるように、マグネシウムが電子を放出して電解液50中に溶出することによってマグネシウムイオンが生成する。
2Mg→2Mg2++4e−・・・(2)
2Mg→2Mg2++4e−・・・(2)
そして、電池全体としては、下記の式(3)で示されるように、電解液50中に水酸化マグネシウムが生成する。生成した水酸化マグネシウムは、電解液50中に溶解もしくは析出する。
O2+2H2O+2Mg→2Mg(OH)2・・・(3)
O2+2H2O+2Mg→2Mg(OH)2・・・(3)
ケース10は、上部が開口した本体部11と、本体部11の上部開口に着脱可能に装着されている蓋部15とから構成されている。本体部11は、互いに対向する一組の第1側面12aと第2側面12bを有し、第1側面12a及び第2側面12bはそれぞれ空気導入口13a、13bを有する。蓋部15は、電解液注入口16及び端子引出口17を有する。電解液注入口16はケース10内に電解液50を注入するための注入口である。電解液注入口16からケース10内に電解液50を注入することによって、マグネシウム空気電池1は作動して放電を開始する。端子引出口17は、正極端子25と負極端子35をそれぞれ外部に引き出すための引出口である。ケース10の本体部11及び蓋部15は、それぞれ樹脂の成型品である。ケース10の材料は特に制限はないが、例えば、ポリ乳酸樹脂、(メタ)アクリル樹脂、スチレン系樹脂、オレフィン系樹脂、ABS樹脂、AES樹脂、AS樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリフェニレンスルフィド樹脂、ポリエーテルサルフォン樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリエーテルケトン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂及びフッ素樹脂を用いることができる。
正極20は、一対の正極20a、20bからなる。正極20は、それぞれ正極反応層21と撥水層22とを有する。正極20aは空気導入口13aを閉塞する位置に、撥水層22がケース10の内面と接するように配置されている。また、正極20bは空気導入口13bを閉塞する位置に、撥水層22がケース10の内面と接するように配置されている。
正極反応層21は、集電体と、集電体の表面に形成された触媒層とを含む。触媒層は、酸素を還元させて、水酸化物イオンを生成させる層である。集電体は、正極端子25と触媒層とを電気的に接続する層である。
集電体としては、発泡金属、金属メッシュ、金属穴開け箔を用いることができる。集電体は、強度及びコストの観点からすると、金属メッシュであることが好ましい。また、集電体は、触媒層との接触面積の観点からすると、表面積の高い発泡金属が好適である。集電体の材料の例としては、銅、ニッケル、ステンレススチール、アルミニウム等が挙げられる。また、集電体の耐食性及び導電性を向上させるために、集電体にめっき処理を行ってもよい。
触媒層は、酸素還元触媒と導電性カーボンとバインダー樹脂とを含むことが好ましい。
触媒層に含まれる酸素還元触媒としては、活性炭を用いることができる。活性炭は、酸素との接触面積が高い方が好ましく、比表面積が400m2/g以上3000m2/g以下の範囲内にあることが好ましい。なお、比表面積は、窒素吸着法により測定した値である。また、活性炭の平均粒子径は、1μm以上20μm以下の範囲内にあることが好ましい。なお、平均粒子径はレーザ回折散乱法により測定した値である。
触媒層に含まれる酸素還元触媒としては、活性炭を用いることができる。活性炭は、酸素との接触面積が高い方が好ましく、比表面積が400m2/g以上3000m2/g以下の範囲内にあることが好ましい。なお、比表面積は、窒素吸着法により測定した値である。また、活性炭の平均粒子径は、1μm以上20μm以下の範囲内にあることが好ましい。なお、平均粒子径はレーザ回折散乱法により測定した値である。
触媒層の酸素還元触媒の含有量は、50質量%以上90質量%以下の範囲内にあることが好ましい。酸素還元触媒の含有率が少なくなりすぎると、触媒層の酸素還元能力が不十分となるおそれがある。一方、酸素還元触媒の含有率が多くなりすぎると、バインダー樹脂の含有量が相対的に減少することによって触媒層が脱落して、酸素還元触媒の酸素還元能力を十分に発揮できなくなるおそれがある。
触媒層に含まれる導電性カーボンとしては、カーボンブラック及びグラファイトを用いることができる。カーボンブラックの例としては、チャンネルブラック、ファーネスブラック、ケッチェンブラック、アセチレンブラック、ランプブラックが挙げられる。導電性カーボンは、1種を単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。導電性カーボンとしては、粒子径が小さく、酸素還元触媒との接触面積が広いカーボンブラックを用いることが好ましい。触媒層の導電性カーボンの含有率は5質量%以上30質量%以下の範囲内にあることが好ましい。導電性カーボンの含有率が少なくなりすぎると、触媒層の導電性が低下して、酸素還元触媒の酸素還元能力が低下するおそれがある。一方、導電性カーボンの含有率が多くなりすぎると、触媒層の酸素還元触媒の含有量が相対的に減少して酸素還元能力が低下するおそれがある。
触媒層に含まれるバインダー樹脂としては、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリトリフルオロエチレン、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などのフッ素樹脂を用いることができる。触媒層のバインダー樹脂の含有率は5質量%以上20質量%以下の範囲内にあることが好ましい。バインダー樹脂の含有率が少なくなりすぎると、酸素還元触媒と導電性カーボンとの結着が不十分となり、酸素還元触媒の酸素還元能力が低下するおそれがある。一方、バインダー樹脂の含有率が多くなりすぎると、酸素還元触媒と導電性カーボンとが強固に結着されて、触媒層内に電解液50が浸透しにくくなり、酸素還元触媒の酸素還元能力が低減するおそれがある。
集電体と触媒層との抵抗を低減させるために、集電体と触媒層との間に導電性密着層を設けてもよい。
導電性密着層は、導電性カーボンとバインダー樹脂とを含むことが好ましい。
導電性密着層に含まれる導電性カーボンとしては、前述の触媒層に含まれる導電性カーボンとして例示したものを用いることができる。導電性密着層に含まれるバインダー樹脂としては、前述の触媒層に含まれるバインダー樹脂として例示したものを用いることができる。
導電性密着層は、導電性カーボンとバインダー樹脂とを含むことが好ましい。
導電性密着層に含まれる導電性カーボンとしては、前述の触媒層に含まれる導電性カーボンとして例示したものを用いることができる。導電性密着層に含まれるバインダー樹脂としては、前述の触媒層に含まれるバインダー樹脂として例示したものを用いることができる。
導電性密着層の導電性カーボンとバインダー樹脂との割合は、質量比で50:50〜90:10の範囲内にあることが好ましい。導電性カーボンの割合が少なくなりすぎると、導電性密着層の導電性が不十分となるおそれがある。一方、バインダー樹脂の割合が少なくなりすぎると、導電性密着層と集電体との密着性が低くなり、導電性密着層と集電体との間に隙間が生じやすくなるおそれがある。
撥水層22は、電解液50が外部に漏液することを防止する機能を有する。撥水層22を形成する方法としては、疎水性樹脂粒子とバインダー樹脂とを含む撥水層形成用塗布液を正極反応層21に塗布して、乾燥する方法、微細な気孔を有する撥水性多孔質樹脂フィルムを正極反応層21に張り付ける方法などを用いることができる。
撥水層形成用塗布液に含まれる疎水性樹脂粒子としては、例えば、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系粒子、フェノール樹脂等の熱硬化樹脂系粒子、シリコン系樹脂粒子、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)やポリフッ化ビニリデン(PVDF)等のフッ素系樹脂粒子、シリカ等の無機粒子、撥水剤での表面処理を施した粒子等を用いることができる。これらの疎水性樹脂粒子は1種を単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。また、バインダー樹脂としては、前述の触媒層に含まれるバインダー樹脂として例示したものを用いることができる。
撥水層形成用塗布液の疎水性樹脂粒子とバインダー樹脂との割合は、質量比で2:1〜9:1の範囲内にあることが好ましい。疎水性樹脂粒子の割合が少なくなりすぎると、電解液50がマグネシウム空気電池1の外部に漏出しやすくなるおそれがある。一方、バインダー樹脂の割合が少なくなりすぎると、撥水層22と正極反応層21との密着性が低くなり、正極反応層21と撥水層22との間に隙間が生じやすくなり、その隙間に電解液50が蓄積するおそれがある。
正極反応層21に張り付ける撥水性多孔質樹脂フィルムとしては、例えば、多孔質フッ素樹脂フィルム、多孔質ポリエチレンフィルム、多孔質ポリプロピレンフィルムを用いることができる。
正極端子25は、一方の端部が正極20a、20bのそれぞれに接続し、他方の端部が端子引出口17を通ってケース10の外部に引き出されている。正極端子25の材料としては、銅、ニッケル、ステンレススチール、アルミニウム等の金属を用いることができる。
セパレータ40は、一対のセパレータ40a、40bからなる。セパレータ40aは正極20aと負極30との間に配置され、セパレータ40bは正極20bと負極30との間に配置されている。セパレータ40は、正極20と負極30とを隔離し、かつ電解液50を保持して正極20と負極30との間のイオン伝導性を確保する機能を有する。
セパレータ40は、目付が120g/m2以上250g/m2以下の範囲にある不織布またはフェルトであることが好ましい。セパレータ40の目付が120g/m2未満であると、セパレータ40の電解液を保持力が低下し、電解液50の蒸発速度が速くなり、結果としてセパレータ40が乾燥して電池として機能しなくなり易くなるおそれがある。一方、セパレータ40の目付が250g/m2を超えると、電解液50がセパレータ40内に浸透しにくくなり、電池として機能しなくなるおそれがある。セパレータ40の材料としては、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリビニルアルコール樹脂(ビニロン)、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂などの樹脂を用いることができる。
負極30(マグネシウム含有負極31)としては、マグネシウム板及びマグネシウム合金板を用いることができる。マグネシウム及びマグネシウム合金としては、一般的なマグネシウム空気電池に通常使用されているものを用いることができる。
負極端子35は、一方の端部がマグネシウム含有負極31に接続し、他方の端部が端子引出口17を通ってケース10から外部に引き出されている。負極端子35の材料としては、正極端子25の材料として例示したものを用いることができる。
電解液50として、水及び塩化ナトリウム水溶液を用いることができる。電解液50は、塩化ナトリウム水溶液であることが好ましい。塩化ナトリウム水溶液の濃度は5質量%以上20質量%以下の範囲内にあることが好ましい。
以上のような構成とされた本実施形態のマグネシウム空気電池1によれば、一つの負極30(マグネシウム含有負極31)を、2つの正極20a、20bで挟む構成とされているので、1つの正極と1つの負極とが対向する構成とされた従来のマグネシウム空気電池と比較して、負極30と正極20a、20bとが対向する面積が広くなる。このため、本実施形態のマグネシウム空気電池1は高レート特性が向上する。また、本実施形態のマグネシウム空気電池1では、ケース10(本体部11)の対向する一組の第1側面12aと第2側面12bのそれぞれに空気導入口13a、13bを形成し、一対の正極20a、20bを空気導入口13a、13bのそれぞれを閉塞する位置に配置する構成とされているので、1つの正極と1つの負極とが対向する構成とされた従来のマグネシウム空気電池と比較して電池の容積を大きくする必要はなく、比較的簡単な構成とすることができる。
<第2実施形態>
図3は、本発明の第2実施形態に係るマグネシウム空気電池の斜視図である。
図4は、図3のIV−IV’線断面図である。図5は、本発明の第2実施形態に係るマグネシウム空気電池で用いたシート状ケースを展開した展開図である。なお、第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
図3は、本発明の第2実施形態に係るマグネシウム空気電池の斜視図である。
図4は、図3のIV−IV’線断面図である。図5は、本発明の第2実施形態に係るマグネシウム空気電池で用いたシート状ケースを展開した展開図である。なお、第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
図3〜図5に示すように、第2実施形態のマグネシウム空気電池2はシート状ケース60が用いられている点で、第1実施形態のマグネシウム空気電池1と相違する。
シート状ケース60は、図5に示すような一枚のシート61から構成されている。シート状ケース60は、互いに対向する一組の第1側面62aと第2側面62bを有する。第1側面62a及び第2側面62bは、それぞれ空気導入口63a、63bと正極端子引出口64a、64bを有する。空気導入口63a、63bは、正極20a、20bによって閉塞している。正極端子引出口64a、64bは、正極20a、20bにそれぞれ接続する正極端子25を外部に引き出すための引出口である。
シート状ケース60は、図5に示すような一枚のシート61から構成されている。シート状ケース60は、互いに対向する一組の第1側面62aと第2側面62bを有する。第1側面62a及び第2側面62bは、それぞれ空気導入口63a、63bと正極端子引出口64a、64bを有する。空気導入口63a、63bは、正極20a、20bによって閉塞している。正極端子引出口64a、64bは、正極20a、20bにそれぞれ接続する正極端子25を外部に引き出すための引出口である。
シート状ケース60の底面65は、一方の端部が第1側面62aの下端に一体的に接続する第1底面65aと、一方の端部が第2側面62bに一体的に接続する第2底面65bとが一体的に接続した構成とされている。第1底面65aは、一方の端部(図5において左側)に折り目74を有する底部延長面72aLと接続し、他方の端部(図5において右側)に折り目74を有する底部延長面72aRと接続している。底部延長面72aLは、第1底面65a側とは反対側の端部が接着面73aLに接続し、底部延長面72aRは、第1底面65a側とは反対側の端部が接着面73aRに接続している(図5参照)。第2底面65bは、一方の端部(図5において左側)に折り目74を有する底部延長面72bLと接続し、他方の端部(図5において右側)に折り目74を有する底部延長面72bRと接続している。底部延長面72bLは、第2底面65b側とは反対側の端部が接着面73bLに接続し、底部延長面72bRは、第2底面65b側とは反対側の端部が接着面73bRに接続している(図5参照)。
シート状ケース60の頂部は、一方の端部が第1側面62aの上端に一体的に接続する第1頂面66aと、一方の端部が第2側面62bの上端に一体的に接続する第2頂面66bとによって閉じられている頂面66を有する。第1頂面66aは、第1側面62a側とは反対側の端部が差込片67aに接続し、第2頂面66bは、第2側面62b側とは反対側の端部が差込片67bに接続している(図5参照)。第1頂面66aと第2頂面66bは、それぞれ差込片67a、67bをシート状ケース60の内側に差し込むことによって閉じられている。頂面66の一方の端部は負極端子引出口68とされていて、他方の端部は電解液注入口69とされている。負極端子引出口68は、負極30(マグネシウム含有負極31)に接続する負極端子35を外部に引き出すための引出口である。電解液注入口69は、シート状ケース60内に電解液50を注入するための注入口である。
シート状ケース60の第1側面62aに向かって左側の第3側面62cは、一方の端部が第1側面62aの側端部(図5において左側端部)に接続された第3側面片70aLと、一方の端部が第2側面62bの側端部(図5において左側端部)に接続された第3側面片70bLとによって構成されている。第3側面片70aLは、第1側面62a側とは反対側の端部が接着面71aLに接続し、第3側面片70bLは、第2側面62b側とは反対側の端部が接着面71bLに接続している(図5参照)。そして、接着面71aLと接着面71bLとを接着することによって、第3側面62cが形成されている。
シート状ケース60の第1側面62aに向かって右側の第4側面62dは、一方の端部が第1側面62aの側端部(図5において右側端部)に接続された第4側面片70aRと、一方の端部が第2側面62bの側端部(図5において右側端部)に接続された第4側面片70bRによって構成されている。第4側面片70aRは、第1側面62a側とは反対側の端部が接着面71aRに接続し、第4側面片70bRは、第2側面62b側とは反対側の端部が接着面71bRに接続している(図5参照)。そして、接着面71aRと接着面71bRとを接着することによって、第4側面62dが形成されている。
シート状ケース60は、シート61の接着面71aLと接着面71bL、接着面71aRと接着面71bR、接着面73aLと接着面73bL、接着面73aRと接着面73bRとをそれぞれ接着し、底部延長面72aL、72bL、72aR、72bRをそれぞれ折り目74に沿って折り曲げることによって形成することができる。接着面71aL、71bL、71aR、71bR、73aL、73bL、73aR、73bRを接着する方法としては、接着剤を用いる方法、加熱によって接着面同士を熱融着させる方法を用いることができる。シート状ケース60の材料としては特に制限はないが、例えば、片面もしくは両面に熱可塑性樹脂フィルムを張り合わせたラミネート加工紙を用いることができる。熱可塑性樹脂フィルムの例としては、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエステルフィルム、ポリウレタンフィルムが挙げられる。
以上のような構成とされた本実施形態のマグネシウム空気電池2によれば、上述の第1実施形態で述べた効果に加えて、より簡単な構成で小型な形状とすることができる。
<第3実施形態>
図6は、本発明の第3実施形態に係るマグネシウム空気電池の断面図である。
第3実施形態のマグネシウム空気電池3は、正極20と負極30とが電極固定具45で固定されていて、正極20と負極30との間にセパレータが配置されていない点で、第2実施形態のマグネシウム空気電池2と相違する。このため、第3実施形態においては、第2実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
図6は、本発明の第3実施形態に係るマグネシウム空気電池の断面図である。
第3実施形態のマグネシウム空気電池3は、正極20と負極30とが電極固定具45で固定されていて、正極20と負極30との間にセパレータが配置されていない点で、第2実施形態のマグネシウム空気電池2と相違する。このため、第3実施形態においては、第2実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
電極固定具45は、正極20とシート状ケース60とを密着させ、かつ正極20と負極30とが接触しないように、正極20と負極30とを固定する。電極固定具45の材料としては、例えば、シリコーン樹脂、アクリル樹脂などの樹脂を用いることができる。
以上のような構成とされた本実施形態のマグネシウム空気電池3によれば、正極20と負極30との間にセパレータを配置しないので、正極20と負極30との間の抵抗が低減する。よって、本実施形態のマグネシウム空気電池3は高レート特性がより向上する。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して説明したが、本実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。
以下、本発明の作用効果を実施例により説明する。
(1)ケース
互いに対向する第1側面と第2側面とに空気導入口を有するシート状ケースを用意した。シート状ケースのサイズおよび材料は、下記のとおりである。
第1側面、第2側面のサイズ:170mm(横)×160mm(縦)
第3側面、第4側面のサイズ:25mm(横)×160mm(縦)
空気導入口のサイズ:130mm(横)×85mm(縦)
シート状ケースの材料:片面にポリエチレンフィルムを張り合わせたラミネート加工紙
シート状ケースの厚さ:0.45mm
互いに対向する第1側面と第2側面とに空気導入口を有するシート状ケースを用意した。シート状ケースのサイズおよび材料は、下記のとおりである。
第1側面、第2側面のサイズ:170mm(横)×160mm(縦)
第3側面、第4側面のサイズ:25mm(横)×160mm(縦)
空気導入口のサイズ:130mm(横)×85mm(縦)
シート状ケースの材料:片面にポリエチレンフィルムを張り合わせたラミネート加工紙
シート状ケースの厚さ:0.45mm
(2)正極
集電体として、発泡ニッケル(セルメット(登録商標)#8、住友電気工業株式会社製、厚み:550μm)を用意した。
集電体をアルミニウム箔(厚み:15μm)の上に配置し、導電性密着層形成用塗布液を、集電体の上にアプリケーターを用いて、乾燥後の厚みが25μmとなるように塗布し、乾燥して、導電性密着層を形成した。導電性密着層形成用塗布液は、カーボンブラック(HS100、デンカ株式会社製)70質量部とポリフッ化ビニリデン(PVDF)30質量部を、N−メチル−2−ピロリドン720質量部に分散させることにより調製した。
集電体として、発泡ニッケル(セルメット(登録商標)#8、住友電気工業株式会社製、厚み:550μm)を用意した。
集電体をアルミニウム箔(厚み:15μm)の上に配置し、導電性密着層形成用塗布液を、集電体の上にアプリケーターを用いて、乾燥後の厚みが25μmとなるように塗布し、乾燥して、導電性密着層を形成した。導電性密着層形成用塗布液は、カーボンブラック(HS100、デンカ株式会社製)70質量部とポリフッ化ビニリデン(PVDF)30質量部を、N−メチル−2−ピロリドン720質量部に分散させることにより調製した。
上記のように成形した導電性密着層の上に、触媒層形成用塗布液を、アプリケーターを用いて、乾燥後の厚みが200μmとなるように塗布し、乾燥して、触媒層を形成した。こうして、集電体、導電性密着層、触媒層がこの順で積層された正極反応層を得た。触媒層形成用塗布液は、活性炭(YP−50F、株式会社クラレ製)72質量部と、カーボンブラック(SUPER P LI、イメリス・ジーシー・ジャパン社製)15質量部と、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)13質量部とを、N−メチル−2−ピロリドン432質量部に分散させることにより調製した。
得られた正極反応層をアルミニウム箔を剥離した後、集電体の導電性密着層側とは反対側の表面に、撥水層形成用塗布液を、アプリケーターを用いて、乾燥後の厚みが50μmとなるように塗布し、乾燥して、撥水層を形成した。撥水層形成用塗布液は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)粒子75質量部と、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)25質量部とを、N−メチル−2−ピロリドン360質量部に分散させることにより調製した。
こうして、正極反応層と撥水層とを有する正極を作製した。
こうして、正極反応層と撥水層とを有する正極を作製した。
(3)マグネシウム空気電池の作製
上記(1)のシート状ケースの空気導入口のそれぞれを閉塞するように、上記(2)で作製した正極を、シリコーン樹脂を用いて固定した。次いで、一対の正極の間にマグネシウム板(サイズ:横160mm×縦12mm、厚さ:4mm)を配置し、正極とマグネシウム板との間にシリコーン樹脂を挿入した。正極に正極端子を接続し、マグネシウム板に負極端子を接続した。そして、ケース内に、濃度10質量%の塩化ナトリウム水溶液を注入して、図6に示す第3実施形態のマグネシウム空気電池を作製した。
上記(1)のシート状ケースの空気導入口のそれぞれを閉塞するように、上記(2)で作製した正極を、シリコーン樹脂を用いて固定した。次いで、一対の正極の間にマグネシウム板(サイズ:横160mm×縦12mm、厚さ:4mm)を配置し、正極とマグネシウム板との間にシリコーン樹脂を挿入した。正極に正極端子を接続し、マグネシウム板に負極端子を接続した。そして、ケース内に、濃度10質量%の塩化ナトリウム水溶液を注入して、図6に示す第3実施形態のマグネシウム空気電池を作製した。
(4)評価
得られたマグネシウム空気電池の放電レート特性を、マグネシウム空気電池を強制的に0mA〜17.5mAの電流値で放電させ、その放電時のマグネシウム空気電池の電圧値を測定して、電力値(電流値×電圧値)を算出することにより評価した。その結果を、図7に示す。
得られたマグネシウム空気電池の放電レート特性を、マグネシウム空気電池を強制的に0mA〜17.5mAの電流値で放電させ、その放電時のマグネシウム空気電池の電圧値を測定して、電力値(電流値×電圧値)を算出することにより評価した。その結果を、図7に示す。
[比較例1]
マグネシウム空気電池の一方の空気導入口を、金属板を用いて封止したこと以外は、実施例1と同様にしてマグネシウム空気電池の放電レート特性を測定した。その結果を、図7に示す。
マグネシウム空気電池の一方の空気導入口を、金属板を用いて封止したこと以外は、実施例1と同様にしてマグネシウム空気電池の放電レート特性を測定した。その結果を、図7に示す。
図7において、横軸は、放電の電流値を示し、縦軸は、電力(=電流値×電圧)を示す。図7の結果から、空気導入口の数が2個とさえた実施例1のマグネシウム空気電池は、空気導入口の数が1個とされた比較例1のマグネシウム空気電池と比較して、高電流値で放電した時の電力値が高く高レート特性に優れることが確認された。
1、2、3…マグネシウム空気電池、10…ケース、11…本体部、12a…第1側面、12b…第2側面、13a、13b…空気導入口、15…蓋部、16…電解液注入口、17…端子引出口、20、20a、20b…正極、21…正極反応層、22…撥水層、25…正極端子、30…負極、31…マグネシウム含有負極、35…負極端子、40、40a、40b…セパレータ、45…電極固定具、50…電解液、60…シート状ケース、61…シート、62a…第1側面、62b…第2側面、62c…第3側面、62d…第4側面、63a、63b…空気導入口、64、64a、64b…正極端子引出口、65…底面、65a…第1底面、65b…第2底面、66…頂面、66a…第1頂面、66b…第2頂面、67a、67b…差込片、68…負極端子引出口、69…電解液注入口、70aL、70bL…第3側面片、70aR、70bR…第4側面片、71aL、71bL、71aR、71bR、73aL、73bL、73aR、73bR…接着面、72aL、72bL、72aR、72bR…底部延長面、74…折り目
Claims (2)
- 対向する一組の側面のそれぞれに空気導入口を有するケースと、
前記ケースに収容され、前記空気導入口のそれぞれを閉塞する位置に配置された一対の正極と、
前記ケースに収容され、前記一対の正極の間に配置されたマグネシウム含有負極と、
一方の端部が前記一対の正極のそれぞれに接続し、他方の端部が前記ケースから外部に引き出された正極端子と、
一方の端部が前記マグネシウム含有負極に接続し、他方の端部が前記ケースから外部に引き出された負極端子と、
を備えるマグネシウム空気電池。 - 前記ケースの側面もしくは上部に、電解液の注入口を備える請求項1に記載のマグネシウム空気電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019064966A JP2020166990A (ja) | 2019-03-28 | 2019-03-28 | マグネシウム空気電池 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2020166990A true JP2020166990A (ja) | 2020-10-08 |
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ID=72714542
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JP2019064966A Pending JP2020166990A (ja) | 2019-03-28 | 2019-03-28 | マグネシウム空気電池 |
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JP (1) | JP2020166990A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022209010A1 (ja) * | 2021-03-30 | 2022-10-06 | 日本碍子株式会社 | 空気極/セパレータ接合体及び金属空気二次電池 |
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2019
- 2019-03-28 JP JP2019064966A patent/JP2020166990A/ja active Pending
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WO2022209010A1 (ja) * | 2021-03-30 | 2022-10-06 | 日本碍子株式会社 | 空気極/セパレータ接合体及び金属空気二次電池 |
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