JP2020166579A - 情報収集システム - Google Patents
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Abstract
【課題】通信量を抑制しながらも新規の価格情報を高頻度に収集可能な情報収集システムの提供。
【解決手段】本発明の情報収集システムは、複数の店舗の位置情報が記憶される店舗位置記憶手段と、車両の近傍に位置する店舗の広告手段を撮影する撮影手段と、前記撮影手段によって撮影した前記広告手段の画像から価格情報を取得する価格情報取得手段と、前記価格情報取得手段により前記価格情報を取得したときの前記車両の位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記価格情報取得手段が取得した前記価格情報と、前記店舗位置記憶手段に記憶された前記店舗の位置情報とを関連付けて集積する情報蓄積手段と、を有し、前記情報蓄積手段は、前記価格情報取得手段が前記価格情報を取得した際に、当該価格情報を前記撮影手段が前記広告手段を撮影した時の前記車両の位置情報の近傍に位置する前記店舗における前記価格情報として記憶することを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の情報収集システムは、複数の店舗の位置情報が記憶される店舗位置記憶手段と、車両の近傍に位置する店舗の広告手段を撮影する撮影手段と、前記撮影手段によって撮影した前記広告手段の画像から価格情報を取得する価格情報取得手段と、前記価格情報取得手段により前記価格情報を取得したときの前記車両の位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記価格情報取得手段が取得した前記価格情報と、前記店舗位置記憶手段に記憶された前記店舗の位置情報とを関連付けて集積する情報蓄積手段と、を有し、前記情報蓄積手段は、前記価格情報取得手段が前記価格情報を取得した際に、当該価格情報を前記撮影手段が前記広告手段を撮影した時の前記車両の位置情報の近傍に位置する前記店舗における前記価格情報として記憶することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、情報収集システムに関する。
自動車をはじめとする車両に搭載され、無線によるネットワーク回線を通じて複数の車両間やサーバとの間でデータの送受信や通信を行う通信システムが知られている。
このような車両の通信システムの応用例として、例えば車両の現在位置をGPSで取得し、車両の現在位置の測位情報とナビゲーション装置に記憶されたガソリンスタンドの設置位置情報との比較に基づいて、車両がガソリンスタンドに接近したときに、ガソリンスタンドに掲示されている価格情報を取得し、この価格情報をナビゲーション装置に表示するようなシステムが既に知られている(例えば特許文献1等参照)。
このような車両の通信システムの応用例として、例えば車両の現在位置をGPSで取得し、車両の現在位置の測位情報とナビゲーション装置に記憶されたガソリンスタンドの設置位置情報との比較に基づいて、車両がガソリンスタンドに接近したときに、ガソリンスタンドに掲示されている価格情報を取得し、この価格情報をナビゲーション装置に表示するようなシステムが既に知られている(例えば特許文献1等参照)。
こうした価格情報の取得は、ガソリンスタンドのみならず、その他の種類の店舗でも行えることが好ましい。しかし、その他の種類の店舗では、ガソリンスタンドと異なり、価格情報が掲示されていないことも多い。そのため、その他の種類の店舗において、特許文献1のように車両が店舗に近づいたことを条件に価格情報の取得を行おうとすると、価格情報が掲示されていないにもかかわらず価格情報の取得を行おうとするケースが多くなる。
本発明は以上のような課題に基づきなされたものであり、店舗の価格情報が取得可能な可能性が高いときのみに、価格情報を取得することが可能な車両の情報収集システムの提供を目的とする。
本発明は以上のような課題に基づきなされたものであり、店舗の価格情報が取得可能な可能性が高いときのみに、価格情報を取得することが可能な車両の情報収集システムの提供を目的とする。
本願発明にかかる情報収集システムは、複数の店舗の位置情報が記憶される店舗位置記憶手段と、車両の近傍に位置する店舗の広告手段を撮影する撮影手段と、前記撮影手段によって撮影した前記広告手段の画像から価格情報を取得する価格情報取得手段と、前記価格情報取得手段により前記価格情報を取得したときの前記車両の位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記価格情報取得手段が取得した前記価格情報と、前記店舗位置記憶手段に記憶された前記店舗の位置情報とを関連付けて集積する情報蓄積手段と、を有し、前記情報蓄積手段は、前記価格情報取得手段が前記価格情報を取得した際に、当該価格情報を前記撮影手段が前記広告手段を撮影した時の前記車両の位置情報の近傍に位置する前記店舗における前記価格情報として記憶することを特徴とする。
本発明の情報収集システムによれば、通信量を抑制しながらも新規の価格情報を高頻度に収集可能である。
以下、本発明の実施形態として、図1に示すように、少なくとも1台の車両10と、サーバ20とがネットワーク9を介して通信を行うことにより情報を収集する情報収集システム100について説明する。
車両10は、車両10に取り付けられた通信装置たる車載通信機30と、車載通信機30で受信した情報の表示を行う表示部31と、車両10の周囲の動画像を撮影するためのカメラ40と、車両10の周囲の対象物との距離を測定するための距離センサ41と、車両10の制御を行う車両ECU60と、を有している。
サーバ20は、例えばインターネットなどのネットワーク9上に配置されて道路の情報や店舗の位置情報を保存する地図情報サーバ21と、車両10からの位置情報や価格情報を送受信するためのコネクティッドサーバたる価格情報サーバ22と、を有している。すなわち本実施形態では、サーバ20のうち、特に地図情報サーバ21は店舗位置記憶手段としての機能を有している。
なお、図1に示す実施形態においてはサーバ20は地図情報サーバ21と価格情報サーバ22とを備えるとしたが、かかる構成に限定されるものではなく、単体のサーバ20であっても良いし、複数のサーバ群によってサーバ20が構成されるものであっても良い。
なお、図1に示す実施形態においてはサーバ20は地図情報サーバ21と価格情報サーバ22とを備えるとしたが、かかる構成に限定されるものではなく、単体のサーバ20であっても良いし、複数のサーバ群によってサーバ20が構成されるものであっても良い。
カメラ40は、車両10に取り付けられたビデオカメラであって、車両10の周囲の動画像を常に録画と破棄とを繰り返しながら撮影するドライブレコーダーである。
距離センサ41は、対象物にレーザ光を照射し、その反射光を検出器で測定することで距離を測定するリモートセンシング方式の測距計であり、カメラ40の動画像に撮影されたそれぞれの対象物までの距離を測定する。
カメラ40は、図2に示すように本実施形態においては車両10が走行中の周囲の広告手段たる看板90を撮影する撮影手段として機能する。距離センサ41は看板90までの距離を取得する距離取得手段として機能する。なお、ここでの広告手段は例えば、車両10の走行する道路の周囲に存在するレストランやガソリンスタンド等の店舗の価格を表示する看板や広告旗等としているが、かかる構成に限定されるものではない。
距離センサ41は、対象物にレーザ光を照射し、その反射光を検出器で測定することで距離を測定するリモートセンシング方式の測距計であり、カメラ40の動画像に撮影されたそれぞれの対象物までの距離を測定する。
カメラ40は、図2に示すように本実施形態においては車両10が走行中の周囲の広告手段たる看板90を撮影する撮影手段として機能する。距離センサ41は看板90までの距離を取得する距離取得手段として機能する。なお、ここでの広告手段は例えば、車両10の走行する道路の周囲に存在するレストランやガソリンスタンド等の店舗の価格を表示する看板や広告旗等としているが、かかる構成に限定されるものではない。
車載通信機30は、例えばGPSで取得した車両10の位置情報と、地図情報サーバ21から取得した地図とを表示部31に表示するカーナビゲーション装置である。
車載通信機30は、無線によってネットワーク9と接続されたモバイル通信部32と、GPSからの位置情報を受信するためのGPS受信部33と、を有している。
また、車両ECU60は、カメラ40と距離センサ41とによって取得された、図2に示したような動画像の中から看板90を抜き出して認識するための画像認識部34と、GPS受信部33を用いて車両10の位置を取得する位置情報取得手段36と、を有している。
車両ECU60は、カメラ40が撮影した価格情報50を送信するか否かを決定する判断手段61を有している。
画像認識部34は、例えば図2において「円」の文字を画像認識によって判別することで価格情報50を読み取ることができる価格情報取得手段としての機能を有している。
車載通信機30は、無線によってネットワーク9と接続されたモバイル通信部32と、GPSからの位置情報を受信するためのGPS受信部33と、を有している。
また、車両ECU60は、カメラ40と距離センサ41とによって取得された、図2に示したような動画像の中から看板90を抜き出して認識するための画像認識部34と、GPS受信部33を用いて車両10の位置を取得する位置情報取得手段36と、を有している。
車両ECU60は、カメラ40が撮影した価格情報50を送信するか否かを決定する判断手段61を有している。
画像認識部34は、例えば図2において「円」の文字を画像認識によって判別することで価格情報50を読み取ることができる価格情報取得手段としての機能を有している。
モバイル通信部32は、ネットワーク9を介して価格情報50を価格情報サーバ22に送信する送信手段としての機能を有している。
GPS受信部33は、GPSによって車両10の位置情報(X,Y)を受信するための受信手段であり、受信した車両の位置情報は、後述のようにモバイル通信部32を介して価格情報サーバ22へと送信される。
画像認識部34は、図2、図3に示すように、カメラ40と距離センサ41とによって得られた動画像や距離情報を元に、画像解析によって得られる情報として看板90に記載された価格情報50を抜き出して認識する認識手段である。
具体的には、まず画像認識部34は、カメラ40の動画像の中から複数の看板90を認識するとともに、画像解析によって価格情報50を取得する。
画像認識部34は、価格情報50の記載された看板90が、図2において一点鎖線で囲まれた看板90aのように距離センサ41によって所定の距離(例えば図3においては20m)以内になった場合に、かかる看板90に記載された価格情報50をモバイル通信部32を介して価格情報サーバ22に送信することを決定する。
GPS受信部33は、GPSによって車両10の位置情報(X,Y)を受信するための受信手段であり、受信した車両の位置情報は、後述のようにモバイル通信部32を介して価格情報サーバ22へと送信される。
画像認識部34は、図2、図3に示すように、カメラ40と距離センサ41とによって得られた動画像や距離情報を元に、画像解析によって得られる情報として看板90に記載された価格情報50を抜き出して認識する認識手段である。
具体的には、まず画像認識部34は、カメラ40の動画像の中から複数の看板90を認識するとともに、画像解析によって価格情報50を取得する。
画像認識部34は、価格情報50の記載された看板90が、図2において一点鎖線で囲まれた看板90aのように距離センサ41によって所定の距離(例えば図3においては20m)以内になった場合に、かかる看板90に記載された価格情報50をモバイル通信部32を介して価格情報サーバ22に送信することを決定する。
距離センサ41は、図3に模式的に示すように、車両10の移動とともに、変動する看板90との間の距離を計測し続けており、画像認識部34は、所定の距離以内になった看板90の価格情報50を順次価格情報サーバ22へとモバイル通信部32を介して送信していく。なお、画像認識部34で認識した看板90が複数存在するときには、所定の距離(例えば本実施形態では20m)に最も近い看板90を対象として価格情報50を読み取り、価格情報サーバ22へ送信する。
サーバ20は、図4に示すように、それぞれの店舗の位置情報(A、B)と、価格情報50と、かかる価格情報50を送信した時点での車両10の位置情報(X,Y)とをデータベースとして記憶している情報蓄積手段である。具体的には、価格情報サーバ22が受信した車両10の位置情報(X,Y)の近傍に位置する店舗の位置情報(A,B)を地図情報サーバ21から読み出してこれを記憶する。
ここで店舗の位置情報(A,B)と車両10の位置情報(X,Y)は何れも緯度・経度を表すGPS等による座標値であっても良いし、その他の位置情報であっても良い。
ここで店舗の位置情報(A,B)と車両10の位置情報(X,Y)は何れも緯度・経度を表すGPS等による座標値であっても良いし、その他の位置情報であっても良い。
サーバ20は、同一の店舗の位置情報(A,B)について、価格情報50が重複して複数回の更新をなされることを防ぐために、禁止エリア51を設定する禁止エリア設定手段23を有している。
かかる禁止エリア51は、車両10からのモバイル通信部32による価格情報50の送信を抑制するように制限されたエリアであることを示しており、当該禁止エリア51の範囲内にある場合には、画像認識部34によって看板90の価格情報50が取得されたとしても、価格情報50の価格情報サーバ22への送信が制限される。
かかる禁止エリア51は、車両10からのモバイル通信部32による価格情報50の送信を抑制するように制限されたエリアであることを示しており、当該禁止エリア51の範囲内にある場合には、画像認識部34によって看板90の価格情報50が取得されたとしても、価格情報50の価格情報サーバ22への送信が制限される。
このような構成の車両10の通信システム100を用いて、価格情報50を更新していく方法について、図5を用いて説明する。
まず、カメラ40によって動画像を取得し、画像認識部34がかかる動画像に看板90があるかどうかを判断する(ステップS101)。
距離センサ41は、車両10と看板90との間の距離を計測する(ステップS102)。
距離センサ41は、車両10と看板90との間の距離を計測する(ステップS102)。
画像認識部34は、ステップS102において計測された距離センサ41からの距離情報を元に、価格情報50が記載された看板90が車両10と所定の距離以内にあるかどうかを判断する(ステップS103)。
ステップS103において、所定の距離以内ではない場合(ステップS103のNo)には、車載通信機30は、価格情報50の送信を行わず、またステップS101に戻ってループを繰り返す。
ステップS103において、看板90が所定の距離以内にある場合(ステップS103のYes)には、ステップS104へと進む。
看板90があると判断され、看板90と車両10との間の距離が所定の距離以内にある場合には、判断手段61が看板90に価格情報50が記載されているかどうかを判断する(ステップS104)。
価格情報50が認識された場合、ステップS105へと進む。価格情報50が認識されない場合には、ステップS101に戻ってループを繰り返す。
モバイル通信部32は、ステップS104においてYesの場合には、車両10の位置情報(X,Y)をサーバ20へと送信する(ステップS105)。
ステップS103において、所定の距離以内ではない場合(ステップS103のNo)には、車載通信機30は、価格情報50の送信を行わず、またステップS101に戻ってループを繰り返す。
ステップS103において、看板90が所定の距離以内にある場合(ステップS103のYes)には、ステップS104へと進む。
看板90があると判断され、看板90と車両10との間の距離が所定の距離以内にある場合には、判断手段61が看板90に価格情報50が記載されているかどうかを判断する(ステップS104)。
価格情報50が認識された場合、ステップS105へと進む。価格情報50が認識されない場合には、ステップS101に戻ってループを繰り返す。
モバイル通信部32は、ステップS104においてYesの場合には、車両10の位置情報(X,Y)をサーバ20へと送信する(ステップS105)。
サーバ20は、かかる車両10の位置情報(X,Y)を取得すると、車両10の位置情報(X,Y)が禁止エリア51に設定された範囲内かどうかを判断する(ステップS106)。
ステップS106において、禁止エリア51に設定されていた場合には、価格情報サーバ22は、車載通信機30に禁止エリア51に設定されている旨を通信し、これを受けて判断手段61 は、看板90に記載された価格情報50の価格情報サーバ22への送信を禁止し、再度ステップS101へと戻る。
ステップS106において、禁止エリア51に設定されていない場合には、判断手段61は、看板90に記載された価格情報50を価格情報サーバ22へと送信して良いと判断し、車載通信機30が認識された看板90の価格情報50と、車両10の位置情報、時刻情報、進行方向等の情報をモバイル通信部32を介して送信する(ステップS107)。
ステップS106において、禁止エリア51に設定されていた場合には、価格情報サーバ22は、車載通信機30に禁止エリア51に設定されている旨を通信し、これを受けて判断手段61 は、看板90に記載された価格情報50の価格情報サーバ22への送信を禁止し、再度ステップS101へと戻る。
ステップS106において、禁止エリア51に設定されていない場合には、判断手段61は、看板90に記載された価格情報50を価格情報サーバ22へと送信して良いと判断し、車載通信機30が認識された看板90の価格情報50と、車両10の位置情報、時刻情報、進行方向等の情報をモバイル通信部32を介して送信する(ステップS107)。
続いて、価格情報サーバ22は、ステップS106においてアップロードされた車両10の位置情報、時刻情報、進行方向等の情報を、地図情報サーバ21に記憶された店舗の位置情報(A,B)と比較して、合致する店舗(例えばガソリンスタンドやレストランなど)があるかどうかを照合する(ステップS108)。
ステップS108において店舗がなかった場合には、価格情報サーバ22は、車両10にカメラ40の撮影した動画像のデータのアップロードを要求する(ステップS110)。
車載通信機30は、価格情報サーバ22からの動画像のデータの要求に応じてモバイル通信部32を介して当該動画像のデータを送信する(ステップS111)。
ステップS108において店舗がなかった場合には、価格情報サーバ22は、車両10にカメラ40の撮影した動画像のデータのアップロードを要求する(ステップS110)。
車載通信機30は、価格情報サーバ22からの動画像のデータの要求に応じてモバイル通信部32を介して当該動画像のデータを送信する(ステップS111)。
サーバ20は、ステップS111の動画像のデータから、店舗が特定可能かどうかを判別する(ステップS112)。すなわち、動画像のデータから店舗の種類(飲食店、百貨店、娯楽施設など)や名前を特定できるかどうかを判別する。かかる判別は、サーバ20が自動で行っても良いし、サーバ20の管理者が行っても良い。本ステップにおいては、GPSの精度低下や店舗と看板90との位置関係などを起因として、画像認識部34によって看板90が認識できたにもかかわらず、車両10の位置情報(X,Y)近くに店舗の位置情報(A,B)が見つからない場合に対応するためのステップである。本ステップにおいて、店舗の種類や名前が特定出来た場合には、車両10の位置情報(X,Y)周辺においてその店舗の種類や名前と合致する店舗を地図情報サーバ21から探し出して当該店舗の価格情報として価格情報50を記憶する。
ステップS112において、店舗の特定ができなかった場合には、価格情報サーバ22は、かかる店舗を新規の店舗であると判断して、地図情報サーバ21のコンテンツ提供者等に車両10の位置情報(X,Y)と価格情報50と、カメラ40の動画像のデータ等を提供するとしても良い(ステップS114)。
また、かかるステップS114において、単に1回だけの価格情報50の提供では信頼性が低いと考える場合には、ステップS113に示すように、車両10の位置情報(X,Y)に基づいて店舗の位置情報(A,B)を仮取得し、複数(例えば図6においては5回以上とした)の車両10からの価格情報50のアップロードがあったことを条件として、コンテンツ提供者等に車両10の位置情報(X,Y)と価格情報50と、カメラ40の動画像のデータ等を提供するような構成としても良い(ステップS113)。
ステップS112において、店舗の特定ができなかった場合には、価格情報サーバ22は、かかる店舗を新規の店舗であると判断して、地図情報サーバ21のコンテンツ提供者等に車両10の位置情報(X,Y)と価格情報50と、カメラ40の動画像のデータ等を提供するとしても良い(ステップS114)。
また、かかるステップS114において、単に1回だけの価格情報50の提供では信頼性が低いと考える場合には、ステップS113に示すように、車両10の位置情報(X,Y)に基づいて店舗の位置情報(A,B)を仮取得し、複数(例えば図6においては5回以上とした)の車両10からの価格情報50のアップロードがあったことを条件として、コンテンツ提供者等に車両10の位置情報(X,Y)と価格情報50と、カメラ40の動画像のデータ等を提供するような構成としても良い(ステップS113)。
ステップS108、S109において既に地図情報サーバ21に記載された店舗の位置情報(A,B)が特定された場合には、ステップS121に示すように、画像認識部34は価格情報50を価格情報サーバ22へと送信して特定された位置情報(A,B)の店舗の価格情報を更新する(ステップS121)。
さらに、価格情報50の更新、あるいはステップS113における価格情報50の新規登録が行われた場合には、価格情報サーバ22は、車両10の位置情報(X,Y)あるいは店舗の位置情報(A,B)の付近の所定の範囲、例えば店舗の位置情報(A,B)を中心とする半径100mの範囲を禁止エリア51として設定する(ステップS122)。
かかる禁止エリア51は、既に述べたように、価格情報サーバ22から車載通信機30へと連絡されて、かかる禁止エリア51に設定された範囲内にいる車両10の車載通信機30は、価格情報サーバ22への価格情報50の送信を行わない。
すなわち、判断手段61は、禁止エリア51にいるときにはカメラ40が価格情報50を取得したとしても、価格情報50をモバイル通信部32を介して送信しないことを決定する。
このように車載通信機30が価格情報サーバ22に価格情報50を送信するか否かを判別することによれば、車載通信機30とサーバ20との間の通信量を抑制することができる。
かかる禁止エリア51は、既に述べたように、価格情報サーバ22から車載通信機30へと連絡されて、かかる禁止エリア51に設定された範囲内にいる車両10の車載通信機30は、価格情報サーバ22への価格情報50の送信を行わない。
すなわち、判断手段61は、禁止エリア51にいるときにはカメラ40が価格情報50を取得したとしても、価格情報50をモバイル通信部32を介して送信しないことを決定する。
このように車載通信機30が価格情報サーバ22に価格情報50を送信するか否かを判別することによれば、車載通信機30とサーバ20との間の通信量を抑制することができる。
また、ステップS122における禁止エリア51の設定は、永続的なものではなく、例えば24時間等、価格情報50の変更が生じうる程度の所定期間を空けることで再アップロード可能なように禁止エリア51が解除されることとしても良い(ステップS123)。
GPS受信部33は、例えば車両10のナビゲーションシステムによって周辺のガソリンスタンドの有無を検索する(ステップS201)と、地図情報サーバ21から価格情報サーバ22に価格情報50の要求が行われる(ステップS202)。
サーバ20は、価格情報サーバ22にかかる価格情報50が記憶されているかどうかを判別する(ステップS203)。
価格情報サーバ22に価格情報50が蓄積されている場合(ステップS203においてYes)には、価格情報50がサーバ20からGPS受信部33に送信されて、表示部31に地図情報とともに付近のガソリンスタンドなどの価格情報50が表示される(ステップS204)。
価格情報サーバ22に価格情報50が蓄積されていない場合(ステップS203においてNo)には、表示部31には地図情報とともに付近に価格情報がない旨が表示される(ステップS205)。
サーバ20は、価格情報サーバ22にかかる価格情報50が記憶されているかどうかを判別する(ステップS203)。
価格情報サーバ22に価格情報50が蓄積されている場合(ステップS203においてYes)には、価格情報50がサーバ20からGPS受信部33に送信されて、表示部31に地図情報とともに付近のガソリンスタンドなどの価格情報50が表示される(ステップS204)。
価格情報サーバ22に価格情報50が蓄積されていない場合(ステップS203においてNo)には、表示部31には地図情報とともに付近に価格情報がない旨が表示される(ステップS205)。
本実施形態においては、複数の店舗の位置情報が記憶される地図情報サーバ21と、車両10の近傍に位置する店舗の看板90を撮影するカメラ40と、カメラ40によって撮影した看板90の画像から価格情報50を取得する価格情報取得手段34と、価格情報取得手段34により価格情報50を取得したときの車両10の位置情報(X,Y)を取得する位置情報取得手段36と、画像認識部34が取得した価格情報50と、地図情報サーバ21に記憶された店舗の位置情報(A,B)とを関連付けて集積するサーバ20と、を有している。
サーバ20は、画像認識部34が価格情報50を取得した際に、当該価格情報50をカメラ40が看板90を撮影した時の車両10の位置情報(X,Y)の近傍に位置する店舗における価格情報50として記憶する。
かかる構成により、車両10の情報収集システム100は、看板90を撮影した時に撮影画像から価格情報を取得できるため、看板90のない、言い換えると価格情報50が掲示されていない可能性が高い店舗に対しては、価格情報50を取得しない。したがって、不要な状況において価格情報を取得しようとすることがない。このとき、看板90に価格情報50が記載されていない場合には、サーバ20に価格情報50が記憶されないため、不要な価格情報の記憶が抑制される。
サーバ20は、画像認識部34が価格情報50を取得した際に、当該価格情報50をカメラ40が看板90を撮影した時の車両10の位置情報(X,Y)の近傍に位置する店舗における価格情報50として記憶する。
かかる構成により、車両10の情報収集システム100は、看板90を撮影した時に撮影画像から価格情報を取得できるため、看板90のない、言い換えると価格情報50が掲示されていない可能性が高い店舗に対しては、価格情報50を取得しない。したがって、不要な状況において価格情報を取得しようとすることがない。このとき、看板90に価格情報50が記載されていない場合には、サーバ20に価格情報50が記憶されないため、不要な価格情報の記憶が抑制される。
また本実施形態では、カメラ40に撮影された画像の中の看板90と車両10との距離を取得する距離センサ41を有し、価格情報取得手段34は、カメラ40に撮影された画像の中に複数の看板90がある時、車両10との間の距離が所定値に最も近い看板90の価格情報50を取得する。
複数の店舗が隣接しており、それぞれの広告手段があるような場合には、どの広告手段がどの店舗に対応するか分からなくなる場合が有りうる。しかしながら、上述の構成によれば、車両10の位置と看板90を出している店舗の位置とを関連付けやすくして、間違った情報をサーバ20が記憶することを抑制できる。
またかかる構成により、所定値よりも遠い看板90や、既にカメラ40が撮影を行って車両10が通過してしまった近すぎる看板90については通信が除外されるので、通信量を抑制しながらも新規の価格情報を高頻度に収集可能である。
複数の店舗が隣接しており、それぞれの広告手段があるような場合には、どの広告手段がどの店舗に対応するか分からなくなる場合が有りうる。しかしながら、上述の構成によれば、車両10の位置と看板90を出している店舗の位置とを関連付けやすくして、間違った情報をサーバ20が記憶することを抑制できる。
またかかる構成により、所定値よりも遠い看板90や、既にカメラ40が撮影を行って車両10が通過してしまった近すぎる看板90については通信が除外されるので、通信量を抑制しながらも新規の価格情報を高頻度に収集可能である。
また本実施形態では、情報収集システム100は、ネットワーク上に設けられたサーバ20を有し、車両10は、サーバ20と通信可能な車載通信機30を有し、情報蓄積手段は、サーバ20に設けられ、車載通信機30は、画像認識部34により価格情報50が取得されたとき価格情報50及び車両10の位置情報(X,Y)をサーバ20に送信するとともに、車両10のユーザの要求を受けたとき、車両10の位置情報周辺における店舗の価格情報をサーバ20から受信し、車両10に設けられた表示部31に表示する。
かかる構成により、情報蓄積手段がサーバ20に設けられるため、複数の車両10からの情報収集が可能である。また、蓄積した情報を複数の車両10に展開可能である。
かかる構成により、情報蓄積手段がサーバ20に設けられるため、複数の車両10からの情報収集が可能である。また、蓄積した情報を複数の車両10に展開可能である。
サーバ20は、車両10から価格情報50を受信した場合には、車両10の位置情報(X,Y)から所定の範囲をサーバ20の価格情報50の記憶を禁止する禁止エリア51として設定する禁止エリア設定手段23を有している。
また、禁止エリア51においては、判断手段61は車載通信機30を用いた価格情報50の送信を行わないと判断する。
かかる構成により、禁止エリア51内にある複数の車両10によって同様の価格情報50が複数回更新されることを防ぐことができるから、車両10の通信システム100は、通信量を抑制しながらも新規の価格情報を高頻度に収集可能である。
また、禁止エリア51においては、判断手段61は車載通信機30を用いた価格情報50の送信を行わないと判断する。
かかる構成により、禁止エリア51内にある複数の車両10によって同様の価格情報50が複数回更新されることを防ぐことができるから、車両10の通信システム100は、通信量を抑制しながらも新規の価格情報を高頻度に収集可能である。
禁止エリア設定手段23は、禁止エリア51の設定がなされてから所定時間が経過することで当該禁止エリア51の設定を解除する。
かかる構成によれば、一度禁止エリア51に設定された場合にも、適度な更新間隔を維持しながら、不要な情報の蓄積を抑制することができる。
かかる構成により、車両10の通信システム100は、通信量を抑制しながらも新規の価格情報を高頻度に収集可能である。
かかる構成によれば、一度禁止エリア51に設定された場合にも、適度な更新間隔を維持しながら、不要な情報の蓄積を抑制することができる。
かかる構成により、車両10の通信システム100は、通信量を抑制しながらも新規の価格情報を高頻度に収集可能である。
サーバ20は、画像認識部34により価格情報50を取得した時の車両10の位置情報(X,Y)の付近においてサーバ20に店舗の位置情報(A,B)が記憶されていない場合には、車両10の位置情報(X,Y)の付近に新たな店舗が増えたものとして価格情報サーバ22に価格情報50を追加する。
かかる構成により、道路(移動経路)を通る車両10によって自動的に道路沿いの店舗の価格情報や新規店舗が明らかとなり車両10の通信システム100は、通信量を抑制しながらも新規の価格情報を高頻度に収集可能である。
かかる構成により、道路(移動経路)を通る車両10によって自動的に道路沿いの店舗の価格情報や新規店舗が明らかとなり車両10の通信システム100は、通信量を抑制しながらも新規の価格情報を高頻度に収集可能である。
以上本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、本実施形態では、価格情報サーバ22と車載通信機30との間で通信を行うサーバ−クライアント方式の通信システムについて説明したが、かかる構成に限定されるものではなく、車車間通信によって価格情報や店舗の位置を同期して共有するような構成であっても良い。
本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
20…店舗位置記憶手段、情報蓄積手段(サーバ)、22…情報蓄積手段(価格情報サーバ)、32…送信手段(モバイル通信部)、34…価格情報取得手段(画像認識部)、36…位置情報取得手段、40…撮影手段(カメラ)、41…距離取得手段(距離センサ)、50…価格情報、51…禁止エリア、90…広告手段(看板)、100…通信システム
Claims (6)
- 複数の店舗の位置情報が記憶される店舗位置記憶手段と、
車両の近傍に位置する店舗の広告手段を撮影する撮影手段と、前記撮影手段によって撮影した前記広告手段の画像から価格情報を取得する価格情報取得手段と、
前記価格情報取得手段により前記価格情報を取得したときの前記車両の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
前記価格情報取得手段が取得した前記価格情報と、前記店舗位置記憶手段に記憶された前記店舗の位置情報とを関連付けて集積する情報蓄積手段と、を有し、
前記情報蓄積手段は、前記価格情報取得手段が前記価格情報を取得した際に、当該価格情報を前記撮影手段が前記広告手段を撮影した時の前記車両の位置情報の近傍に位置する前記店舗における前記価格情報として記憶することを特徴とする情報収集システム。 - 請求項1に記載の情報収集システムであって、
前記撮影手段に撮影された画像の中の前記広告手段と前記車両との距離を取得する距離取得手段を有し、
前記価格情報取得手段は、前記撮影手段に撮影された画像の中に複数の前記広告手段がある時、前記車両との間の距離が所定値に最も近い前記広告手段の前記価格情報を取得することを特徴とする情報収集システム。 - 請求項1または2に記載の情報収集システムであって、
ネットワーク上に設けられたサーバを有し、
前記車両は、前記サーバと通信可能な通信手段を有し、
前記情報蓄積手段は、前記サーバに設けられ、
前記通信手段は、前記価格情報取得手段により前記価格情報が取得されたとき前記価格情報及び前記車両の位置情報を前記サーバに送信するとともに、前記車両のユーザの要求を受けたとき、前記車両の位置情報周辺における前記店舗の価格情報を前記サーバから受信し、前記車両に設けられた表示手段に表示することを特徴とする情報収集システム。 - 請求項1乃至3の何れか1つに記載の情報収集システムであって、
前記価格情報取得手段により前記価格情報を取得したときの前記車両の位置情報から所定の範囲を、前記情報蓄積手段への前記価格情報の蓄積を禁止する禁止エリアとして設定する禁止エリア設定手段を有することを特徴とする情報収集システム。 - 請求項4に記載の情報収集システムであって、
前記禁止エリア設定手段は、前記禁止エリアの設定がなされてから所定時間が経過すると、当該禁止エリアの設定を解除することを特徴とする情報収集システム。 - 請求項3乃至5の何れか1つに記載の情報収集システムであって、
前記情報蓄積手段は、前記価格情報取得手段により前記価格情報を取得したときの前記車両の位置情報の付近において前記店舗位置記憶手段に位置情報が記憶されていない場合には、新たな店舗の情報として前記価格情報及び前記車両の位置情報を追加することを特徴とする情報収集システム。
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