JP2020166169A - レンズアレイおよび表示装置 - Google Patents

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仁 廣澤
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Abstract

【課題】 光学特性を切り替え可能なレンズアレイおよび表示装置を提供する。【解決手段】 一実施形態に係るレンズアレイは、複数のレンズ素子を備えている。さらに、前記複数のレンズ素子の各々が、屈折率が異なる2つの層の境界面と、前記境界面を変形させるアクチュエータと、を備えている。【選択図】 図3

Description

本発明の実施形態は、レンズアレイおよび表示装置に関する。
従来、液晶表示素子、有機エレクトロルミネッセンス表示素子、電子泳動素子などの表示素子を用いた種々のタイプの表示装置が存在する。このような表示装置において、視野角を広げるために、拡散フィルムが表示面に配置されることがある。また、視野角を特定方向に限定するために、例えば多数の微小なルーバーを備えた視野角制御フィルムが表示面に配置されることもある。
これらの光学フィルムは、いずれも拡散や視野角限定のような光学特性が固定的に付与されたものであり、例えば光の拡散の程度や視野角を切り替えることはできない。そこで、使用状況に応じて光学特性を切り替え可能とする技術の開発が望まれていた。なお、このような技術は、表示に関してだけでなく、種々の使用態様が考えられる。
特開2002−372727号公報 特開2013−182225号公報
本開示は、光学特性を切り替え可能なレンズアレイおよび表示装置を提供することを目的の一つとする。
一実施形態に係るレンズアレイは、複数のレンズ素子を備えている。さらに、前記複数のレンズ素子の各々が、屈折率が異なる2つの層の境界面と、前記境界面を変形させるアクチュエータと、を備えている。
他の実施形態に係るレンズアレイは、第1レンズ素子と、第2レンズ素子と、を備えている。前記第1レンズ素子は、屈折率が異なる2つの層の第1境界面と、前記第1境界面を変形させる第1アクチュエータと、を含む。前記第2レンズ素子は、前記第1境界面に対向する、屈折率が異なる2つの層の第2境界面と、前記第2境界面を変形させる第2アクチュエータと、を含む。
一実施形態に係る表示装置は、バックライトと、前記バックライトからの光を用いて画像を表示する表示パネルと、前記バックライトと前記表示パネルとの間に配置された前記レンズアレイと、を備えている。
図1は、第1実施形態に係るレンズアレイの概略的な構成を示す図である。 図2は、第1実施形態に係るレンズアレイの概略的な断面図である。 図3は、境界面を図2に示した形状から変形させた状態を示す、レンズアレイの概略的な断面図である。 図4は、第1実施形態に係るレンズ素子に適用し得る構造の一例を示す平面図である。 図5は、図4に示したアクチュエータの概略的な断面図である。 図6は、境界面が第2形状である場合のアクチュエータおよび高屈折率層の一例を示す概略的な斜視図である。 図7は、第2実施形態に係るレンズアレイの概略的な断面図である。 図8は、境界面が第2実施形態に係る第2形状である場合のアクチュエータおよび高屈折率層の一例を示す概略的な斜視図である。 図9は、第3実施形態に係るレンズアレイの概略的な断面図である。 図10は、境界面を図9に示した形状から変形させた状態を示す、レンズアレイの概略的な断面図である。 図11は、第4実施形態に係るレンズアレイの概略的な断面図である。 図12は、第5実施形態に係るレンズアレイの概略的な断面図である。 図13は、第6実施形態に係るレンズアレイの概略的な断面図である。 図14は、第7実施形態に係るアクチュエータの概略的な平面図である。 図15は、第7実施形態に係る第2形状の境界面の一例を示す概略的な斜視図である。 図16は、第7実施形態に係る第2形状の境界面の他の一例を示す概略的な斜視図である。 図17は、第8実施形態に係るレンズ素子に適用し得る構成の一例を示す平面図である。 図18は、図17に示したアクチュエータの概略的な断面図である。 図19は、第9実施形態に係るレンズアレイの概略的な構成を示す図である。 図20は、図19に示したスイッチング素子の構成の一例を示す概略的な断面図である。 図21は、第10実施形態に係るレンズ素子に適用し得る構成の一例を示す平面図である。 図22は、図21に示したアクチュエータの概略的な断面図である。 図23は、図21に示したアクチュエータの他の例を示す概略的な断面図である。 図24は、第1適用例に係る表示装置の概略的な構成を示す図である。 図25は、第1適用例に係る表示装置の概略的な構成を示す図である。 図26は、第2適用例に係る表示装置の概略的な構成を示す図である。 図27は、第2適用例に係る表示装置の概略的な構成を示す図である。 図28は、第3適用例に係る表示装置の概略的な構成を示す図である。 図29は、第4適用例に係る調光パネルの概略的な構成を示す図である。 図30は、第4適用例に係る調光パネルの概略的な構成を示す図である。
いくつかの実施形態につき、図面を参照しながら説明する。
なお、開示はあくまで一例に過ぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有される。また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。各図において、連続して配置される同一又は類似の要素については符号を省略することがある。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同一又は類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する詳細な説明を省略することがある。
以下の第1乃至第10実施形態においては、レンズアレイに適用し得る構成を開示する。また、第1乃至第10実施形態の説明の後に、レンズアレイを用いた表示装置や、レンズアレイのその他の適用例を開示する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係るレンズアレイ1の概略的な構成を示す図である。図示したように、X方向、Y方向およびZ方向を定義する。これらX,Y,Z方向は、例えば互いに直交するが、90度以外の角度で交わってもよい。以下、Z方向と平行にレンズアレイ1を見ることを平面視と呼ぶ。レンズアレイ1は、例えば矩形の平板状である。ただし、レンズアレイ1は、例えば円形や矩形以外の多角形状など、他の形状であってもよい。
レンズアレイ1は、複数のレンズ素子LDを備えている。これらレンズ素子LDは、X方向およびY方向にマトリクス状に配列されている。各レンズ素子LDは、境界面BFと、アクチュエータACとを含む。境界面BFは、例えば後述する高屈折率層12と低屈折率層30のように、屈折率の異なる2つの層の界面である。アクチュエータACは、境界面BFの形状を変形させる。
各レンズ素子LDのアクチュエータACは、コントローラ2によって制御される。コントローラ2は、レンズアレイ1と別途に設けられるものであってもよいし、レンズアレイ1の一部であってもよい。
図2は、レンズアレイ1の概略的な断面図である。レンズアレイ1は、第1基板SUB1と、第1基板SUB1に対向する第2基板SUB2と、第1基板SUB1および第2基板SUB2の間の低屈折率層30とを備えている。一例として、低屈折率層30は空間(空気、その他の気体、または真空)であるが、屈折率が低い液体や固体を含んでもよい。
第1基板SUB1は、第1絶縁基板10と、配線層11と、アクチュエータACと、高屈折率層12とを備えている。配線層11は、例えば各アクチュエータACに電圧を供給するための配線や1つまたは複数の絶縁層を含むが、図2においては簡略化して示している。
第1絶縁基板10は、例えばガラスで形成することができる。配線層11は、透光性を有しており、第1絶縁基板10の上面(第2基板SUB2との対向面)に設けられている。アクチュエータACは、透光性を有しており、配線層11の上方に設けられている。高屈折率層12は、例えば透明な樹脂材料により形成され、アクチュエータACを覆っている。高屈折率層12は、低屈折率層30よりも高い屈折率を有している。図2の例においては、高屈折率層12の表面(高屈折率層12と低屈折率層30の界面)が境界面BFに相当する。
図2の例において、隣り合うレンズ素子LDのアクチュエータACは、互いに接している。また、隣り合うレンズ素子LDの高屈折率層12も互いに接している。隣り合うレンズ素子LDの高屈折率層12が一体的に切れ目なく形成されてもよい。
第2基板SUB2は、第2絶縁基板20を備えている。第2絶縁基板20は、例えばガラスで形成することができる。第2基板SUB2は、第2絶縁基板20の他にも透光性の絶縁層や導電層、さらにはレンズ素子LDの境界と重畳する遮光層を含んでもよい。
レンズアレイ1は、第1基板SUB1と第2基板SUB2の間に配置されたスペーサ40をさらに備えている。スペーサ40は、第2基板SUB2から第1基板SUB1に向けて延びている。他の例として、スペーサ40は、第1基板SUB1から第2基板SUB2に向けて延びてもよい。
図2の例においては、スペーサ40の先端が接着層41によって高屈折率層12に接着されている。ただし、接着層41を設けずに、スペーサ40の先端が第1基板SUB1に接触してもよい。あるいは、スペーサ40の先端と第1基板SUB1との間に隙間が存在してもよい。スペーサ40は、例えば透光性を有するが、遮光性を有してもよい。
本実施形態に係るレンズアレイ1は、アクチュエータACにより境界面BFを変形させることで、レンズアレイ1を透過する光の屈折に関する特性を切り替える。以下、図2および図3を用いて、アクチュエータACの動作の具体例について説明する。
図3は、各レンズ素子LDのアクチュエータACが境界面BFを図2に示した形状から変形させた状態を示す、レンズアレイ1の概略的な断面図である。以下、図2における境界面BFの形状を第1形状、図3における境界面BFの形状を第2形状と呼ぶ。
図2に示す第1形状は、第1絶縁基板10の上面(X−Y平面)と平行な平面である。一方、図3に示す第2形状は、アクチュエータACを支持する第1絶縁基板10から離れる方向に向けた凸状の曲面である。
一例として、図3に示すように、Z方向に対して傾き且つレンズアレイ1を第1基板SUB1から第2基板SUB2に透過する光Lに着目する。このような光Lは、第2形状の境界面BFによって、Z方向に対する傾きが小さくなるように屈折する。すなわち、第2形状の境界面BFにより、光Lのような拡散光を実質的にZ方向と平行な光(平行光)に変換することができる。
ここで、第1形状の曲率を第1曲率と定義し、第2形状の曲率を第2曲率と定義する。本実施形態において、第2曲率は、第1曲率よりも大きい。なお、図2に示すように第1形状が平面である場合、第1曲率は0である。ただし、第1曲率は、必ずしも0である必要はない。すなわち、第1形状は、第2形状よりも緩やかな曲面であってもよい。
第1形状および第2形状は、位置によって曲率が変化してもよい。この場合、第1曲率は、第1形状の各位置における曲率の平均値や最大値として定義することができる。同様に、第2曲率は、第2形状の各位置における曲率の平均値や最大値として定義することができる。
境界面BFが第1形状である場合、レンズ素子LDを透過する光は、第1視野角を有している。境界面BFが第2形状である場合、レンズ素子LDを透過する光は、第1視野角と異なる第2視野角を有している。図3に示したようにレンズ素子LDを拡散光である光Lが透過する場合、第1視野角が第2視野角よりも大きい。
アクチュエータACは、境界面BFの曲率を多段的に変化させることが可能であってもよい。この場合には、レンズアレイ1を透過する光の拡散の程度を多段的に変化させることができる。
アクチュエータACとしては、境界面BFを少なくとも第1形状および第2形状に変形させることが可能な種々の素子を用いることができる。以下、一例として、電圧が印加されたことに応じて変形するピエゾ素子(ピエゾ膜)を用いたアクチュエータACを想定し、レンズ素子LDの具体的な構造を開示する。
図4は、レンズ素子LDに適用し得る構造の一例を示す平面図である。アクチュエータACは、透光性のピエゾ素子PZと、第1電極E1と、第2電極E2とを備えている。スペーサ40は、例えばレンズ素子LDを囲う枠状(格子状)である。スペーサ40は、例えばY方向に延びる線状など、他の形状であってもよい。
第1電極E1は、X方向におけるレンズ素子LDの中央部と重畳し、かつY方向に長尺に延びる線状である。第2電極E2は、例えば複数のレンズ素子LDに亘る形状を有しており、第1電極E1と重畳している。なお、第1電極E1は、Y方向に並ぶ複数のレンズ素子LDに亘って連続的に延びる線状であってもよい。また、第2電極E2は、レンズ素子LDごとに分割されてもよい。第1電極E1および第2電極E2は、ITO(Indium Tin Oxide)等の透明導電材料で形成することができる。
図5は、X−Z平面に沿うアクチュエータACの概略的な断面図である。第1電極E1は、ピエゾ素子PZの下面(第1絶縁基板10側の面)に接している。第2電極E2は、ピエゾ素子PZの上面(第2基板SUB2側の面)に接し、複数のレンズ素子LDに亘って連続的に設けられている。高屈折率層12は、第2電極E2の上面に接している。
図5の例においては、隣り合うレンズ素子LDのピエゾ素子PZの間に隙間が設けられている。この隙間には、例えば絶縁性の材料で形成されたバンクBKが配置されている。一例として、バンクBKは、ピエゾ素子PZの全周囲を囲う形状である。また、図5の例においては、隣り合うレンズ素子LDの高屈折率層12の間にも隙間が設けられている。なお、隣り合うレンズ素子LDの高屈折率層12は、図2および図3に示したように互いに接してもよい。同様に、隣り合うレンズ素子LDのピエゾ素子PZは、互いに接してもよい。
第1電極E1は、配線層11に含まれる配線と電気的に接続されている。図1に示したコントローラ2は、この配線を介して第1電極E1に対し可変的に電圧を印加する。また、コントローラ2は、第2電極E2に対し共通電圧を印加する。
図5(a)に示すレンズ素子LDにおいては、第1電極E1と第2電極E2の間に電位差が形成されていない。この場合、ピエゾ素子PZは平坦であり、境界面BFは図2に示した第1形状となる。
一方、図5(b)に示すレンズ素子LDにおいては、第1電極E1と第2電極E2の間に電位差が形成されている。この場合、ピエゾ素子PZは湾曲し、これに伴い境界面BFは図3に示した第2形状となる。他の例として、第1電極E1と第2電極E2の間に電位差が形成されていないときにピエゾ素子PZが湾曲し、当該電位差が形成されているときにピエゾ素子PZが平坦であってもよい。境界面BFおよびピエゾ素子PZの曲率は、第1電極E1に印加する電圧(第1電極E1と第2電極E2の電位差)によって制御することができる。
なお、本実施形態においては、各レンズ素子LDの第1電極E1に対して同じ電圧が印加される。したがって、全てのレンズ素子LDの境界面BFが同じ形状となる。
図5の例においては、隣り合うピエゾ素子PZの間に隙間(バンクBK)が設けられているので、あるピエゾ素子PZの変形に伴う力が、隣のピエゾ素子PZに伝達されにくい。同様に、隣り合う高屈折率層12の間に隙間が設けられているので、ある高屈折率層12の変形に伴う力が、隣の高屈折率層12に伝達されにくい。これらにより、隣り合うレンズ素子LDにおけるアクチュエータACの相互作用が抑制でき、結果として各レンズ素子LDにおける境界面BFの第2形状を安定させることができる。さらに、レンズ素子LDの境界部分において、アクチュエータACの動作に起因した高屈折率層12等の破壊を抑制することができる。
アクチュエータACは、例えばピエゾ素子PZの基となる材料を第1電極E1や配線層11の上にスピンコートやスリットコートにより塗布し、これをアニールにより結晶化させ、さらにその上に第2電極E2を形成し、所定の矩形波の電圧を第1電極E1および第2電極E2の間に印加してピエゾ素子PZを分極化することにより作成できる。また、ピエゾ素子PZの材料としては、例えばポリフッ化ビニリデン(PVDF)やフッ化ビニリデン−三フッ化エチレン共重合体(VDF/TrFE)を用いることができる。なお、アクチュエータACの形成方法およびピエゾ素子PZの材料は、ここで挙げた例に限定されない。
図6は、境界面BFが第2形状である場合のアクチュエータACおよび高屈折率層12の一例を示す概略的な斜視図である。図4の例のように第1電極E1を設けた場合、ピエゾ素子PZは、例えば図5に示す断面形状でY方向に一様に延びる形状に変形する。すなわち、ピエゾ素子PZの形状は、第1電極E1とピエゾ素子PZとが重畳する部分が頂部となる凸状である。したがって図6に示すように、境界面BFも、ピエゾ素子PZとともに同様の形状(第2形状)に変形する。
例えば、図6に示す第2形状の境界面BFは、円柱面の一部に相当する形状と言うことができる。ただし、第2形状の境界面BFにおいて、X−Z平面に沿う断面形状の曲率がY方向の位置によって異なってもよい。
以上説明したように、本実施形態に係るレンズアレイ1においては、複数のレンズ素子LDの各々が、境界面BFと、境界面BFを変形させるアクチュエータACとを備えている。そして、境界面BFの形状により、レンズアレイ1を透過する光に対する光学的な特性を切り替えることができる。
レンズアレイ1の構成は、図1乃至図6を用いて説明した例に限られない。以下、レンズアレイ1に適用し得る他の実施形態を開示する。各実施形態においては、主に第1実施形態との相違点について説明する。各実施形態において特に言及しない構成については、第1実施形態あるいは他の実施形態に開示した構成を適用し得る。
[第2実施形態]
図7は、第2実施形態に係るレンズアレイ1の概略的な断面図であり、図3と同じく境界面BFが第2形状に変形した状態を示している。図3における第2形状は第1絶縁基板10から離れる方向に向けた凸状の曲面であったが、図7における第2形状は第1絶縁基板10に向けた凹状の曲面である。
一例として、図7に示すように、Z方向に平行であり且つレンズアレイ1を第1基板SUB1から第2基板SUB2に透過する光Lに着目する。このような光Lは、第2形状の境界面BFによって、Z方向に対し傾く方向に屈折する。すなわち、本実施形態においては、第2形状の境界面BFにより、光Lのような平行光を拡散光に変換することができる。この場合、境界面BFが第2形状であるときのレンズ素子LDの第2視野角は、境界面BFが第1形状であるときのレンズ素子LDの第1視野角よりも大きい。
図8は、境界面BFが第2形状である場合のアクチュエータACおよび高屈折率層12の一例を示す概略的な斜視図である。アクチュエータACとしては、第1実施形態と同様に、ピエゾ素子PZ、第1電極E1および第2電極E2を備える構成を適用できる。本実施形態において、ピエゾ素子PZは、例えば第1電極E1とピエゾ素子PZとが重畳する部分が底部となる凹状に変形する。したがって図8に示すように、境界面BFも、ピエゾ素子PZとともに同様の形状(第2形状)に変形する。
本実施形態の構成であっても、境界面BFの形状により、レンズアレイ1を透過する光に対する光学的な特性を切り替えることができる。
[第3実施形態]
図9は、第3実施形態に係るレンズアレイ1の概略的な断面図である。本実施形態においては、第1基板SUB1だけでなく、第2基板SUB2もレンズ素子および配線層を備えている。第2基板SUB2のレンズ素子は、アクチュエータ、高屈折率層および境界面を含む。
以下、第1基板SUB1におけるレンズ素子、配線層、アクチュエータ、高屈折率層および境界面を、それぞれ第1レンズ素子LD1、第1配線層11、第1アクチュエータAC1、第1高屈折率層12および第1境界面BF1と呼ぶ。また、第2基板SUB2におけるレンズ素子、配線層、アクチュエータ、高屈折率層および境界面を、それぞれ第2レンズ素子LD2、第2配線層21、第2アクチュエータAC2、第2高屈折率層22および第2境界面BF2と呼ぶ。
第1レンズ素子LD1と第2レンズ素子LD2は、例えば同じサイズであり、互いに対向している。ただし、第1レンズ素子LD1と第2レンズ素子LD2が異なるサイズを有してもよい。第1高屈折率層12、第1アクチュエータAC1、第2高屈折率層22および第2アクチュエータAC2は、第1絶縁基板10と第2絶縁基板20との間に位置している。
図9の例においては、第1高屈折率層12および第2高屈折率層22が、低屈折率層30を介して対向している。第1高屈折率層12および第2高屈折率層22は、いずれも低屈折率層30より高い屈折率を有している。第1高屈折率層12と低屈折率層30の界面が第1境界面BF1に相当し、第2高屈折率層22と低屈折率層30の界面が第2境界面BF2に相当する。第1境界面BF1と第2境界面BF2は、低屈折率層30を介して対向している。
図9においては、第1境界面BF1および第2境界面BF2がいずれも平坦である。第1アクチュエータAC1および第2アクチュエータAC2には、例えば第1実施形態と同じくピエゾ素子PZ、第1電極E1および第2電極E2を含む構成を適用し得る。
図10は、第1境界面BF1および第2境界面BF2を変形させた状態を示す、レンズアレイ1の概略的な断面図である。本実施形態において、第1アクチュエータAC1は、第1境界面BF1を第1絶縁基板10から離れる方向に向けた凸状の曲面に変形させる。また、第2アクチュエータAC2は、第2境界面BF2を第2絶縁基板20から離れる方向に向けた凸状の曲面に変形させる。
以下、図9に示す第1境界面BF1の形状を第1形状、図10に示す第1境界面BF1の形状を第2形状、図9に示す第2境界面BF2の形状を第3形状、図10に示す第2境界面BF2の形状を第4形状と呼ぶ。
第1形状、第2形状、第3形状および第4形状の曲率を、それぞれ第1曲率、第2曲率、第3曲率および第4曲率と定義する。本実施形態において、第2曲率は、第1曲率よりも大きい。また、第4曲率は、第3曲率よりも大きい。
一例として、図10に示すように、Z方向に平行であり且つレンズアレイ1を第1基板SUB1から第2基板SUB2に透過する光Lに着目する。このような光Lは、第2形状の第1境界面BF1によって、Z方向に対し傾く方向に屈折する。さらに、この光Lは、第2境界面BF2によって、Z方向に対する傾きがさらに増すように屈折する。全体として、光Lは、特定の位置に向けて集光するように屈折する。
なお、図10においては、第1境界面BF1が第2形状であり、同時に第2境界面BF2が第4形状である状態を例示した。他の例として、レンズアレイ1は、第1境界面BF1が第1形状であり、第2境界面BF2が第4形状である状態を実現してもよい。また、レンズアレイ1は、第1境界面BF1が第2形状であり、第2境界面BF2が第3形状である状態を実現してもよい。
[第4実施形態]
第4実施形態においては、第3実施形態と同じく、第1基板SUB1が第1レンズ素子LD1を備え、第2基板SUB2が第2レンズ素子LD2を備える構成の他の例を開示する。
図11は、第4実施形態に係るレンズアレイ1の概略的な断面図であり、図10と同じく第1境界面BF1が第2形状に変形し、第2境界面BF2が第4形状に変形した状態を示している。本実施形態における第2形状は、第1絶縁基板10に向けた凹状の曲面である。また、本実施形態における第4形状は、第2絶縁基板20に向けた凹状の曲面である。
一例として、図11に示すように、Z方向に平行であり且つレンズアレイ1を第1基板SUB1から第2基板SUB2に透過する光Lに着目する。このような光Lは、第2形状の第1境界面BF1によって、Z方向に対し傾く方向に屈折する。さらに、この光Lは、第2境界面BF2によって、Z方向に対する傾きがさらに増すように屈折する。全体として、光Lは、第1レンズ素子LD1および第2レンズ素子LD2によって拡散される。
なお、図11においては、第1境界面BF1が第2形状であり、同時に第2境界面BF2が第4形状である状態を例示した。他の例として、レンズアレイ1は、第1境界面BF1が第1形状であり、第2境界面BF2が第4形状である状態を実現してもよい。また、レンズアレイ1は、第1境界面BF1が第2形状であり、第2境界面BF2が第3形状である状態を実現してもよい。
[第5実施形態]
第5実施形態においては、第3実施形態と同じく、第1基板SUB1が第1レンズ素子LD1を備え、第2基板SUB2が第2レンズ素子LD2を備える構成の他の例を開示する。
図12は、第5実施形態に係るレンズアレイ1の概略的な断面図である。本実施形態においては、第1絶縁基板10および第2絶縁基板20が可撓性を有している。このような第1絶縁基板10および第2絶縁基板20の材料としては、例えばポリイミド等の樹脂材料を用いることができる。第1絶縁基板10および第2絶縁基板20が可撓性を有する場合、任意の形状に曲げることが可能なレンズアレイ1を実現できる。
図12の例においては、第1アクチュエータAC1の変形に伴い、第1配線層11および第1絶縁基板10も変形している。さらに、第2アクチュエータAC2の変形に伴い、第2配線層21および第2絶縁基板20も変形している。
図12に示すレンズアレイ1は、第1高屈折率層12および第2高屈折率層22を備えていない。さらに、第1基板SUB1と第2基板SUB2の間の空間は、液晶LCで満たされている。液晶LCは、例えば第1アクチュエータAC1および第2アクチュエータAC2と同様の屈折率を有している。そのため、液晶LCと第1アクチュエータAC1の界面、および、液晶LCと第2アクチュエータAC2の界面においては、光が殆ど屈折しない。
一方、第1絶縁基板10の下面(第2基板SUB2と対向しない側の面)は、レンズアレイ1が配置される空間の雰囲気、例えば空気と接している。本実施形態においては、第1絶縁基板10の当該下面が、第1境界面BF1に相当する。この場合、第1絶縁基板10が第1高屈折率層であり、レンズアレイ1が配置される空間の雰囲気が低屈折率層である。
第2絶縁基板20の上面(第1基板SUB1と対向しない側の面)についても、レンズアレイ1が配置される空間の雰囲気と接している。本実施形態においては、第2絶縁基板20の当該上面が、第2境界面BF2に相当する。この場合、第2絶縁基板20が第2高屈折率層であり、レンズアレイ1が配置される空間の雰囲気が低屈折率層である。
図12の例においては、第1アクチュエータAC1が第2基板SUB2に向けた凸状であり、第2アクチュエータAC2が第1基板SUB1に向けた凸状である。この場合、第1境界面BF1は第2基板SUB2に向けた凹状の曲面(第2形状)となり、第2境界面BF2は第1基板SUB1に向けた凹状の曲面(第4形状)となる。なお、第1アクチュエータAC1が変形していない場合には、第1境界面BF1が平面(第1形状)である。同様に、第2アクチュエータAC2が変形していない場合には、第2境界面BF2が平面(第3形状)である。
一例として、図12に示すように、Z方向に平行であり且つレンズアレイ1を第1基板SUB1から第2基板SUB2に透過する光Lに着目する。このような光Lは、第2形状の第1境界面BF1によって、Z方向に対し傾く方向に屈折する。さらに、この光Lは、第2境界面BF2によって、Z方向に対する傾きがさらに増すように屈折する。全体として、光Lは、第1レンズ素子LD1および第2レンズ素子LD2によって拡散される。
なお、図12においては、第1境界面BF1が第2形状であり、同時に第2境界面BF2が第4形状である状態を例示した。他の例として、レンズアレイ1は、第1境界面BF1が第1形状であり、第2境界面BF2が第4形状である状態を実現してもよい。また、レンズアレイ1は、第1境界面BF1が第2形状であり、第2境界面BF2が第3形状である状態を実現してもよい。
[第6実施形態]
第6実施形態においては、第5実施形態と同様の構成において、第1境界面BF1および第2境界面BF2に適用し得る他の形状を開示する。
図13は、第6実施形態に係るレンズアレイ1の概略的な断面図であり、図12と同じく第1境界面BF1が第2形状に変形し、第2境界面BF2が第4形状に変形した状態を示している。本実施形態における第1境界面BF1の第2形状は、第2基板SUB2から離れる方向に向けた凸状の曲面である。また、本実施形態における第4形状は、第1基板SUB1から離れる方向に向けた凸状の曲面である。
一例として、図13に示すように、Z方向に平行であり且つレンズアレイ1を第1基板SUB1から第2基板SUB2に透過する光Lに着目する。このような光Lは、第2形状の第1境界面BF1によって、Z方向に対し傾く方向に屈折する。さらに、この光Lは、第2境界面BF2によって、Z方向に対する傾きがさらに増すように屈折する。全体として、光Lは、特定の位置に向けて集光するように屈折する。
なお、図13においては、第1境界面BF1が第2形状であり、同時に第2境界面BF2が第4形状である状態を例示した。他の例として、レンズアレイ1は、第1境界面BF1が第1形状であり、第2境界面BF2が第4形状である状態を実現してもよい。また、レンズアレイ1は、第1境界面BF1が第2形状であり、第2境界面BF2が第3形状である状態を実現してもよい。
[第7実施形態]
境界面BFの第2形状は、図6および図8に示したものに限られない。本実施形態においては、第2形状の他の例を開示する。
図14は、第7実施形態に係るアクチュエータACの概略的な平面図である。このアクチュエータACは、第1実施形態と同じく、ピエゾ素子PZと、第1電極E1と、第2電極E2とを備えている。第1電極E1、ピエゾ素子PZ、第2電極E2は、この順でZ方向に積層されている。第2電極E2の上に境界面BFを有する高屈折率層12が配置されている。
本実施形態において、第1電極E1は、ピエゾ素子PZの中心近傍と重畳する正円形である。なお、第1電極E1は、楕円形や多角形等の他の形状であってもよい。
図15は、本実施形態における第2形状の境界面BFの一例を示す概略的な斜視図である。この例においては、第1電極E1と第2電極E2の間に電位差が形成されたとき、境界面BFが中心近傍に向けて隆起した凸状の曲面に変形する。凸状の曲面の頂部は、第1電極E1と対向している。
図16は、本実施形態における第2形状の境界面BFの他の例を示す概略的な斜視図である。この例においては、第1電極E1と第2電極E2の間に電位差が形成されたとき、境界面BFが中心近傍に向けて下降した凹状の曲面に変形する。凹状の曲面の底部は、第1電極E1と対向している。
本実施形態の構成であっても、第1実施形態と同様に、レンズアレイ1を透過する光に対する光学的な特性を境界面BFの形状によって切り替えることができる。本実施形態においては、高屈折率層12の表面が境界面BFである例を開示したが、第5および第6実施形態のように第1絶縁基板10や第2絶縁基板20の表面が境界面BF(第1境界面BF1および第2境界面BF2)である場合にも、図15および図16と同様の第2形状(第4形状)を適用できる。
[第8実施形態]
アクチュエータACの構成は、ピエゾ素子PZを用いるものに限られない。本実施形態においては、アクチュエータACの他の例を開示する。
図17は、本実施形態に係るレンズ素子LDに適用し得る構成の一例を示す平面図である。スペーサ40の形状は、図4の例と同様である。本実施形態において、アクチュエータACは、複数の形状記憶合金SMAと、第1配線LN1と、第2配線LN2とを備えている。
複数の形状記憶合金SMAは、いずれもX方向に延びる線状であり、Y方向に並んでいる。各形状記憶合金SMAの一端は第1配線LN1に接続され、他端は第2配線LN2に接続されている。第1配線LN1および第2配線LN2は、例えば配線層11に含まれる配線を介してコントローラ2に接続されている。
高屈折率層12は、複数の形状記憶合金SMAと重畳している。なお、図17においては6本の形状記憶合金SMAを示しているが、アクチュエータACはより多数または少数の形状記憶合金SMAを備えてもよい。
図18は、X−Z平面に沿うアクチュエータACの概略的な断面図である。アクチュエータACは、複数の形状記憶合金SMAに加え、支持基板STと、第1絶縁層IL1と、第2絶縁層IL2とをさらに備えている。支持基板STは、例えばSi基板であり、レンズアレイ1が備える複数のレンズ素子LDの全体と重畳する大きさを有している。第1絶縁層IL1および第2絶縁層IL2は、例えばいずれもSiO2膜であり、支持基板STの上面および下面をそれぞれ覆っている。形状記憶合金SMAは、第1絶縁層IL1の下に配置されている。
支持基板STは、各レンズ素子LDにおいて、開口APを有している。開口APの平面形状は、例えば高屈折率層12の平面形状と同様の矩形状であるが、この例に限定されない。各形状記憶合金SMAは、開口APと交差している。
形状記憶合金SMAは、例えばTi−Ni形状記憶合金であり、特定温度未満の低温領域で変形された場合でも、上記特定温度以上の高温領域まで加熱すると形状を回復する性質を有している。
例えば、アクチュエータACが室温程度に低温であるとき、図18(a)に示すレンズ素子LDのように、形状記憶合金SMAが凸状に盛り上がる。これに伴い、境界面BFも凸状の曲面(すなわち第2形状または第4形状)となる。
第1配線LN1、各形状記憶合金SMAおよび第2配線LN2を含む回路に電流が供給されると、ジュール熱により形状記憶合金SMAが昇温する。このとき、形状記憶合金SMAが形状回復し、図18(b)に示すように平坦となる。これに伴い、境界面BFも平面または緩やかな曲面(すなわち第1形状または第3形状)となる。
なお、形状記憶合金SMAが再び低温になると、形状記憶合金SMA、第1絶縁層IL1および支持基板STの熱膨張率差に起因したバイアス力により、形状記憶合金SMAが凸状に変形する。具体例には、形状記憶合金SMAがTi−Ni、支持基板STがSi、第1絶縁層IL1がSiO2の場合、Ti−Ni、Si、SiO2の順で熱膨張率が大きい。したがって、高温領域から低温領域に遷移する際、第1絶縁層IL1の熱収縮が支持基板ST等に比べて小さいため、第1絶縁層IL1のバイアス力により形状記憶合金SMAが開口APに対応する位置で盛り上がる。
本実施形態の構成であっても、図6または図8と同様に湾曲した境界面BFを得ることができる。なお、例えば形状記憶合金SMAを線状ではなく開口APを覆うフィルム状にするなどして、図15と同様に中心近傍に向けて隆起した境界面BFや、図16と同様に中心近傍に向けて下降した境界面BFを実現してもよい。
なお、ピエゾ素子や形状記憶合金の他にも、アクチュエータACとしては、例えば誘電エラストマーなど電気的に形状を制御可能な種々の素子を利用することができる。すなわち、アクチュエータACの構成は、境界面BFを変形させることができれば特に限定されない。
[第9実施形態]
複数のレンズ素子LDのアクチュエータACは、各境界面BFが同時に第1形状や第2形状に変形するように制御される必要はなく、個別に制御されてもよい。本実施形態においては、各レンズ素子LDのアクチュエータACを個別に制御可能とする構成の一例を開示する。
図19は、本実施形態に係るレンズアレイ1の概略的な構成を示す図である。レンズアレイ1は、複数のレンズ素子LDと、複数の走査線Gと、複数の信号線Sと、走査ドライバGDと、信号ドライバSDとを備えている。複数の走査線Gは、X方向に延びるとともに、Y方向に並んでいる。複数の信号線Sは、Y方向に延びるとともに、X方向に並んでいる。走査ドライバGDは、複数の走査線Gに走査信号を供給する。信号ドライバSDは、複数の信号線Sに駆動信号を供給する。レンズ素子LDは、例えば走査線Gおよび信号線Sにより区画された領域に相当する。
さらに、レンズアレイ1は、各レンズ素子LDに配置されたスイッチング素子SWを備えている。スイッチング素子SWは、走査線Gおよび信号線Sに接続されており、走査線Gに走査信号が供給されたときに信号線Sの駆動信号をアクチュエータACに供給する。アクチュエータACは、スイッチング素子SWを介して供給される駆動信号に応じて、境界面BFの形状を変形させる。
このような構成であれば、一部のレンズ素子LDの境界面BFを第1形状とし、残りのレンズ素子LDの境界面BFを第2形状とする制御が可能である。このような制御は、例えばコントローラ2によって実行される。
図20は、スイッチング素子SWの構成の一例を示す概略的な断面図である。第1基板SUB1は、絶縁層14〜17と、走査線Gと、信号線Sと、スイッチング素子SWとを含む。絶縁層14は、第1絶縁基板10の上面を覆っている。スイッチング素子SWは、絶縁層14の上に配置された半導体層SCと、中継電極REとを含む。絶縁層15は、半導体層SCおよび絶縁層14を覆っている。走査線Gは、絶縁層15の上に配置されている。絶縁層16は、走査線Gおよび絶縁層15を覆っている。信号線Sおよび中継電極REは、絶縁層16の上に配置されている。絶縁層17は、信号線S、中継電極REおよび絶縁層16を覆っている。
例えば、絶縁層14〜16は、無機材料で形成することができる。また、絶縁層17は、有機材料で形成することができる。絶縁層17は、スイッチング素子SWにより生じる凹凸を平坦化すべく、絶縁層14〜16よりも大きい厚さを有してもよい。
走査線Gは、絶縁層15を介して半導体層SCに対向している。信号線Sは、絶縁層15,16を貫通するコンタクトホールCH1を通じて半導体層SCに接触している。中継電極REは、絶縁層15,16を貫通するコンタクトホールCH2を通じて半導体層SCに接触している。
図20の例においては、アクチュエータACに含まれる第1電極E1が、絶縁層17を貫通するコンタクトホールCH3を通じて中継電極REに接触している。なお、アクチュエータACが形状記憶合金SMAを含む構成である場合、第1配線LN1および第2配線LN2のいずれか一方が中継電極REに接触してもよい。
走査線G、信号線S、中継電極RE、半導体層SCおよび絶縁層14〜17は、例えば図2等に示した配線層11に含まれる。図9等に示したように、第2基板SUB2に第2レンズ素子LD2を配置する構成においては、走査線G、信号線S、中継電極RE、半導体層SCおよび絶縁層14〜17が配線層21に含まれる。
本実施形態の構成であれば、複数のレンズ素子LDを個別に制御することで、レンズアレイ1の領域ごとに光学特性を変化させることができる。
[第10実施形態]
本実施形態においては、アクチュエータACのさらに他の例として、静電方式のアクチュエータを開示する。
図21は、本実施形態におけるレンズ素子LDに適用し得る構成の一例を示す平面図である。高屈折率層12およびスペーサ40の形状は、図4の例と同様である。本実施形態において、アクチュエータACは、第1電極Ea1と、第2電極Ea2とを備えている。
第1電極Ea1は、X方向におけるレンズ素子LDの中央部と重畳し、かつY方向に長尺に延びる線状である。第2電極Ea2は、例えば複数のレンズ素子LDに亘る形状を有しており、第1電極Ea1と重畳している。なお、第1電極Ea1は、Y方向に並ぶ複数のレンズ素子LDに亘って連続的に延びる線状であってもよい。また、第2電極Ea2は、レンズ素子LDごとに分割されてもよい。第1電極Ea1および第2電極Ea2は、例えばITO等の透明導電材料で形成することができる。
図22は、X−Z平面に沿うアクチュエータACの概略的な断面図である。第1電極Ea1は、第1基板SUB1に配置されている。第2電極Ea2は、第2基板SUB2に配置されている。第1電極Ea1と第2電極Ea2は、低屈折率層30を介して対向している。
図22の例において、高屈折率層12は、配線層11の上に配置されている。高屈折率層12と配線層11の間に絶縁層が介在してもよい。第1電極Ea1は、高屈折率層12の上に配置されている。図22の例においては、隣り合うレンズ素子LDの高屈折率層12の間に隙間が設けられている。他の例として、隣り合うレンズ素子LDの高屈折率層12が連続していてもよい。
第2基板SUB2は、絶縁層61をさらに備えている。絶縁層61は、例えば上述の第2絶縁基板20の下に配置されている。第2電極Ea2は、絶縁層61の下面を覆っている。図22の例においては、第2電極Ea2が低屈折率層30と接しているが、第2電極Ea2が他の絶縁層で覆われてもよい。
第1電極Ea1は、配線層11に含まれる配線と電気的に接続されている。図1に示したコントローラ2は、この配線を介して第1電極Ea1に対し可変的に電圧を印加する。また、コントローラ2は、第2電極Ea2に対し0Vである共通電圧を印加する。
図22(a)に示すレンズ素子LDにおいては、第1電極Ea1と第2電極Ea2の間に電位差が形成されていない。すなわち、第1電極Ea1の電圧は、共通電圧と同じ0Vである。この場合、高屈折率層12は平坦であり、境界面BFも平坦な第1形状となる。
一方、図22(b)に示すレンズ素子LDにおいては、第1電極Ea1と第2電極Ea2の間に電位差が形成されている。例えば、第1電極Ea1の電圧は、数Vである。この場合、静電引力(クーロン力)により第1電極Ea1が第2電極Ea2に引き寄せられる。そのため、高屈折率層12は湾曲し、これに伴い境界面BFは凸状の第2形状となる。
なお、第1電極Ea1と第2電極Ea2の間に静電斥力を発生させることで、凹状の第2形状を実現することもできる。図23は、凹状の第2形状を実現する場合における、X−Z平面に沿うアクチュエータACの概略的な断面図である。
第1電極Ea1と第2電極Ea2との間の静電斥力は、これら電極間の距離の2乗に反比例する。そのため、凹状の第2形状を実現する場合には、第1電極Ea1と第2電極Ea2との距離を極力小さくすることが好ましい。図23(a)においては、当該距離を小さくしているために、低屈折率層30の厚さが図22(a)に比べて薄くなっている。
図23(a)に示すレンズ素子LDにおいては、第1電極Ea1および第2電極Ea2の双方の電圧が0Vである。この場合、静電引力や斥力は働かず、高屈折率層12は平坦であり、境界面BFも平坦な第1形状となる。
一方、図23(b)に示すレンズ素子LDにおいては、第1電極Ea1および第2電極Ea2の双方に例えば10Vの強い電圧が印加されている。これにより、第1電極Ea1と第2電極Ea2の間に静電斥力が生じ、第1電極Ea1が第2電極Ea2から引き離される。そのため、高屈折率層12は湾曲し、これに伴い境界面BFは凹状の第2形状となる。
本実施形態の構成であっても、図6や図8と同様に湾曲した第2形状の境界面BFを得ることができる。なお、例えば第1電極Ea1をレンズ素子LDの中心近傍と重畳する円形にするなどして、図15と同様に中心近傍に向けて隆起した境界面BFや、図16と同様に中心近傍に向けて下降した境界面BFを実現してもよい。
[適用例]
第1乃至第10実施形態にて開示したレンズアレイ1は、種々の用途で利用できる。以下に、レンズアレイ1のいくつかの適用例を開示する。
図24および図25は、レンズアレイ1の第1適用例に係る表示装置100の概略的な構成を示す図である。表示装置100は、バックライト110と、表示パネル120と、レンズアレイ1とを備えている。レンズアレイ1は、バックライト110と表示パネル120の間に配置されている。
バックライト110は、例えば面光源であり、導光板と、導光板の側面に対向する光源とを備えている。バックライト110は、拡散光である光Lbをレンズアレイ1に向けて放つ。表示パネル120は、例えばバックライト110からの光を利用して画像を表示する透過型の液晶表示装置であり、一対の偏光板と、これら偏光板の間に配置された一対の基板と、これら基板の間に配置された液晶層とを備えている。
レンズアレイ1は、例えば図2および図3に示した構成を備えており、境界面BFがバックライト110と対向するように配置されている。図24においては、境界面BFが平坦な第1形状である。この場合、レンズアレイ1を透過して表示パネル120に向かう光Ltは、バックライト110が放つ光Lbと同じく拡散光である。このような光Ltにより、表示パネル120が表示する画像の視野角を広げることができる。
一方、図25においては、境界面BFがバックライト110に向けた凸状の曲面、すなわち第2形状に変形している。この場合、レンズアレイ1を透過して表示パネル120に向かう光Ltは、バックライト110、レンズアレイ1および表示パネル120の積層方向と実質的に平行な平行光となる。このような光Ltにより、表示パネル120が表示する画像の視野角を狭めることができる。
図26および図27は、レンズアレイ1の第2適用例に係る表示装置200の概略的な構成を示す図である。表示装置200は、上述の表示装置100と同じく、バックライト110と、表示パネル120と、レンズアレイ1とを備えている。ただし、バックライト110が放つ光Lbは、積層方向と実質的に平行な平行光である。また、レンズアレイ1は、例えば図7に示した構成を備えており、境界面BFが表示パネル120と対向するように配置されている。
図26においては、境界面BFが平坦な第1形状である。この場合、レンズアレイ1を透過して表示パネル120に向かう光Ltは、バックライト110が放つ光Lbと同じく平行光である。一方、図27においては、境界面BFがバックライト110に向けた凹状の曲面、すなわち第2形状に変形している。この場合、レンズアレイ1を透過して表示パネル120に向かう光Ltは、積層方向に対して傾いた成分を多く有する拡散光となる。このように、第2適用例の構成であっても、画像の視野角を切り替えることができる。
図28は、レンズアレイ1の第3適用例に係る表示装置300の概略的な構成を示す図である。表示装置300は、上述の表示装置100と同じく、バックライト110と、表示パネル120と、レンズアレイ1とを備えている。ただし、レンズアレイ1とバックライト110の間に表示パネル120が配置されている。
レンズアレイ1は、例えば図2および図3に示した構成を備えており、境界面BFが表示パネル120とは反対側を向くように配置されている。バックライト110が放つ光Lbは、積層方向と実質的に平行な平行光である。光Lbは、表示パネル120を通過した後にレンズアレイ1に入射する。
図28においては、境界面BFが凸状の第2形状である。この場合、光Lbは、各レンズ素子LDの境界面BFによって屈折し、結合面IMGで結合する。表示装置300のユーザからは、結合面IMGに画像が表示されたように見える。なお、各レンズ素子LDの境界面BFを平坦な第1形状に変形させた場合、ユーザからは、通常通り表示パネル120の位置に画像が見える。
図29および図30は、レンズアレイ1の第4適用例に係る調光パネル400を示す図である。調光パネル400は、第1乃至第10実施形態にて開示したレンズアレイ1の少なくとも1つを含む。調光パネル400は、積層された複数のレンズアレイ1を含んでもよい。
調光パネル400は、レンズアレイ1に含まれる境界面BFの形状を制御することにより、光を殆ど屈折させずに透過させる透明状態と、光を大きく屈折させる散乱状態とを切り替えることが可能である。
このような調光パネル400は、図29および図30に示すように、例えば窓ガラスなどの透明なプレートPLに貼り付けられてもよい。図29においては、調光パネル400が透明状態である。この場合、調光パネル400を通じて背後の物体Oを視認することができる。一方、図30においては、調光パネル400が散乱状態である。この場合、調光パネル400が例えば白濁して見え、調光パネル400を通じて背後の物体Oを視認できないか、あるいは物体Oがぼやけて見える。
各実施形態にて開示したレンズアレイ1の用途は、以上の第1乃至第4適用例に限られない。その他にも、各実施形態にて開示したレンズアレイ1は、種々の用途で利用できる。
本発明の実施形態として説明したレンズアレイ、表示装置あるいは調光パネルを基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全てのレンズアレイ、表示装置あるいは調光パネルも、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変形例に想到し得るものであり、それら変形例についても本発明の範囲に属するものと解される。例えば、上述の実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、若しくは設計変更を行ったもの、又は、工程の追加、省略若しくは条件変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含まれる。
また、上述の実施形態において述べた態様によりもたらされる他の作用効果について、本明細書の記載から明らかなもの、又は当業者において適宜想到し得るものについては、当然に本発明によりもたらされるものと解される。
1…レンズアレイ、2…コントローラ、LD…レンズ素子、BF…境界面、SUB1…第1基板、SUB2…第2基板、10…第1絶縁基板、12…高屈折率層、20…第2絶縁基板、30…低屈折率層、PZ…ピエゾ素子、E1…第1電極、E2…第2電極、SMA…形状記憶合金、100〜300…表示装置、400…調光パネル。

Claims (20)

  1. 複数のレンズ素子を備え、
    前記複数のレンズ素子の各々が、屈折率が異なる2つの層の境界面と、前記境界面を変形させるアクチュエータと、を備えるレンズアレイ。
  2. 前記アクチュエータは、前記境界面を、第1形状と、第2形状とに変形させ、
    前記レンズ素子を透過した光は、当該レンズ素子の前記境界面が前記第1形状である場合に第1視野角を有し、当該レンズ素子の前記境界面が前記第2形状である場合に前記第1視野角と異なる第2視野角を有する、
    請求項1に記載のレンズアレイ。
  3. 前記第1形状は、第1曲率を有し、
    前記第2形状は、前記第1曲率よりも大きい第2曲率を有する、
    請求項2に記載のレンズアレイ。
  4. 高屈折率層と、
    前記高屈折率層よりも低い屈折率を有する低屈折率層と、
    前記アクチュエータ、前記高屈折率層および前記低屈折率層を支持する絶縁基板と、を備え、
    前記境界面は、前記高屈折率層と前記低屈折率層の界面である、
    請求項2または3に記載のレンズアレイ。
  5. 前記第2形状は、前記絶縁基板から離れる方向に向けた凸状または前記絶縁基板に向けた凹状である、
    請求項4に記載のレンズアレイ。
  6. 前記高屈折率層は、前記絶縁基板と前記低屈折率層との間に位置する、
    請求項4または5に記載のレンズアレイ。
  7. 前記アクチュエータは、前記絶縁基板と前記高屈折率層との間に位置する、
    請求項4乃至6のうちいずれか1高に記載のレンズアレイ。
  8. 前記アクチュエータは、第1電極と、第2電極と、前記第1電極および前記第2電極の間の電圧に応じて変形するピエゾ素子と、を備え、
    前記境界面は、前記ピエゾ素子とともに変形する、
    請求項1に記載のレンズアレイ。
  9. 前記第1電極は、前記ピエゾ素子の一部と重畳し、
    前記ピエゾ素子は、前記第1電極と前記第2電極の間に電圧が印加された場合に、前記第1電極と前記ピエゾ素子とが重畳する部分が頂部となる凸状または当該部分が底部となる凹状に変形する、
    請求項8に記載のレンズアレイ。
  10. 前記第1電極は、前記レンズ素子の第1方向における中央部と重畳し、かつ前記第1方向と交差する第2方向に延びる線状である、
    請求項9に記載のレンズアレイ。
  11. 前記アクチュエータは、通電時に発生する熱により変形する形状記憶合金を備え、
    前記境界面は、前記形状記憶合金とともに変形する、
    請求項1に記載のレンズアレイ。
  12. 前記形状記憶合金は、第1方向に延びる線状であり、
    前記アクチュエータは、前記第1方向と交差する第2方向に並ぶ複数の前記形状記憶合金を含む、
    請求項11に記載のレンズアレイ。
  13. 屈折率が異なる2つの層の第1境界面と、前記第1境界面を変形させる第1アクチュエータと、を含む第1レンズ素子と、
    前記第1境界面に対向する、屈折率が異なる2つの層の第2境界面と、前記第2境界面を変形させる第2アクチュエータと、を含む第2レンズ素子と、
    を備えるレンズアレイ。
  14. 低屈折率層をさらに備え、
    前記第1レンズ素子は、前記低屈折率層よりも高い屈折率を有する第1高屈折率層を含み、
    前記第2レンズ素子は、前記低屈折率層よりも高い屈折率を有する第2高屈折率層を含み、
    前記第1高屈折率層と前記第2高屈折率層は、前記低屈折率層を介して対向し、
    前記第1境界面は、前記第1高屈折率層と前記低屈折率層の界面であり、
    前記第2境界面は、前記第2高屈折率層と前記低屈折率層の界面である、
    請求項13に記載のレンズアレイ。
  15. 前記第1高屈折率層および前記第1アクチュエータを含む第1基板と、
    前記第2高屈折率層および前記第2アクチュエータを含み、前記第1基板に対向する第2基板と、
    前記第1基板と前記第2基板の間のスペーサと、をさらに備える、
    請求項14に記載のレンズアレイ。
  16. 前記低屈折率層は、前記第1基板と前記第2基板との間の空間である、
    請求項15に記載のレンズアレイ。
  17. 前記第1基板は、前記第1高屈折率層および前記第1アクチュエータを支持する第1絶縁基板をさらに備え、
    前記第2基板は、前記第2高屈折率層および前記第2アクチュエータを支持する第2絶縁基板をさらに備え、
    前記第1高屈折率層、前記第1アクチュエータ、前記第2高屈折率層および前記第2アクチュエータは、前記第1絶縁基板と前記第2絶縁基板との間に位置する、
    請求項15または16に記載のレンズアレイ。
  18. 前記第1アクチュエータは、前記第1境界面を、第1曲率を有する第1形状と、前記第1曲率よりも大きい第2曲率を有する第2形状と、に変形させ、
    前記第2アクチュエータは、前記第2境界面を、第3曲率を有する第3形状と、前記第3曲率よりも大きい第4曲率を有する第4形状と、に変形させる、
    請求項17に記載のレンズアレイ。
  19. 前記第2形状は、前記第1絶縁基板に向けた凹状または前記第2絶縁基板に向けた凸状であり、
    前記第4形状は、前記第2絶縁基板に向けた凹状または前記第1絶縁基板に向けた凸状である、
    請求項18に記載のレンズアレイ。
  20. バックライトと、
    前記バックライトからの光を用いて画像を表示する表示パネルと、
    前記バックライトと前記表示パネルとの間に配置された、請求項1乃至19のうちいずれか1項に記載のレンズアレイと、
    を備える表示装置。
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