JP2020165238A - 回転杭および回転杭の施工方法 - Google Patents
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Abstract
Description
たとえば、特許文献1には、鋼管杭の掘削方向先端の外周部分に、らせん状の掘削羽根を溶接固定した回転杭に関する技術が開示されている。
また、特許文献2には、鋼管杭の周囲に攪拌棒を突出させ、鋼管杭を埋設させた後、コンクリート等の混練体を流し込む際、鋼管杭を回転させて攪拌棒により混練体を攪拌し、混練体の硬化体の地耐力を向上させる技術が開示されている。
また、工場出荷の段階で掘削羽根が溶接されているため、搬送車の荷台の場積をとってしまい、輸送効率が低いという課題がある。
さらに、前記特許文献2に記載の技術では、施工現場で攪拌棒を挿通することができるものの、コンクリートの攪拌棒としてしか機能し得ず、回転杭の掘削羽根としては機能しないという課題がある。
また、回転杭の搬送時、鋼管本体および掘削羽根を分離して搬送できるため、搬送車の荷台の場積をとることもなく、輸送効率が向上する。
この発明によれば、掘削羽根が、鋼管本体の材軸を中心として点対称に配置される。したがって、鋼管本体から外側に突出する掘削羽根に作用する掘削力が均等に作用するので、回転杭の施工時に安定して地盤を掘削できる。
この発明によれば、抜け止めピンを備えていることにより、鋼管本体から掘削羽根が脱落することを防止できるため、鋼管本体に掘削羽根を溶接することなく、回転杭を製造することができる。
この発明によっても、前述した作用および効果と同様の作用および効果を享受できる。
この発明によれば、掘削する地盤の強度に応じて掘削羽根を選択することができるため、施工地の地盤強度に応じた適切な掘削作業を行うことができ、施工地の地盤強度に応じた回転杭を施工することができる。
[1]第1の実施の形態
図1から図4には、本発明の第1の実施の形態に係る回転杭1が示されている。図1は回転杭1の斜視図であり、図2は回転杭1の平断面図であり、図3および図4は回転杭1の側面図である。
回転杭1は、回転圧入することにより地盤の掘削を行う杭であり、建築構造物の基礎杭や、軟弱地盤を補強する地盤補強材として利用される。回転杭1は、鋼管本体2、先端蓋3、および掘削羽根4を備える。
鋼管本体2の掘削方向先端部には、図2および図3に示すように、角形鋼管の互いに対向する面のそれぞれに、挿通孔21が鋼管本体2の内外を貫通して形成される。挿通孔21は、鋼管本体2の材軸AVに対して傾斜して形成されたスリット状の矩形孔である。それぞれの挿通孔21は、材軸AVを中心として逆向きに形成され、2つの挿通孔21には、掘削羽根4が鋼管本体2を貫通して設けられる。
また、挿通孔21の傾斜方向は、回転杭1の掘削方向先端に向かうにしたがって、材軸AVから回転方向に遠ざかっていく方向となる。
ビット32は、回転杭1の掘削方向を案内して回転圧入を容易にするために設けられている。ビット32は、三角形状の鋼板プレートを、三角形の頂点で十字状に組み合わせて構成され、三角形の底辺が蓋部31の下面に溶接されて接合される。十字状に組み合わされた三角形の頂点は、鋼管本体2の材軸AV上に位置する。
捩り部41は、平鋼を長手方向の軸回りに捩られて形成され、たとえば、厚さ寸法が6mmの平鋼を加工して形成できる。捩り部41は、中央部が鋼管本体2の内部に収容される。
掘削羽根4の鋼管本体2の外部から突出する突出寸法Lは、捩り部41の端部の長さを調整することにより、掘削羽根4のサイズを任意に設定することができる。これにより、掘削羽根4の掘削に寄与する部分を任意に設定できる。また、地盤中に埋設されることにより、地盤に対する引き抜き強度を調整することができる。
これにより、掘削羽根4は、鋼管本体2に対する捩り軸AH方向の動きが規制され、回転杭1の回転圧入中に掘削羽根4が鋼管本体2から脱落することがない。
まず、予め鋼管本体2からの突出寸法Lが異なる複数種類の掘削羽根4を準備しておく。突出寸法Lは、捩り部41の寸法を調整することにより簡単に変更することができる。
回転杭1の施工地における地盤強度を測定し、掘削羽根4に要求される設計上の引き抜き強度や、掘削能力を計算する。
掘削羽根4が鋼管本体2に挿通されたら、抜け止めピン43を掘削羽根4に取り付け、掘削羽根4を固定する。
回転杭1を杭打ち機のオーガーモーターに取り付け、杭打ち箇所に回転杭1をセットした後、圧入機を併用して回転杭1を回転圧入するして、地盤を掘削する。
回転杭1が所望の地盤まで埋設されたら、杭打ち機のオーガーモーターを取り外して施工を完了する。
鋼管本体2に掘削羽根4を挿通するだけで回転杭1を形成できるため、予め複数種類の掘削羽根4を準備しておけば、施工地の地盤強度に応じて掘削羽根4を変更して回転杭1の施工を行うことができる。
また、回転杭1の搬送時、鋼管本体2および掘削羽根4を分離して搬送できるため、搬送車の荷台の場積をとることもなく、輸送効率が向上する。
抜け止めピン43を備えていることにより、鋼管本体2から掘削羽根4が脱落することを防止できる。したがって、鋼管本体2に掘削羽根4を溶接することなく、回転杭1を製造することができるため、施工地での回転杭1の製造を行うことができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一部分については、同一符号を付して説明を省略する。
前述の第1の実施の形態では、掘削羽根4は、鋼管本体2を貫通する1本の捩り平鋼から構成されていた。
これに対して、本実施の形態に係る回転杭5は、図5に示すように、鋼管本体2の互いに対向する面に形成された挿通孔21Aのそれぞれに、掘削羽根5Aを挿通し、2本の掘削羽根5Aを用いている点が相違する。
平鋼部52には、第2抜け止めピン53が設けられており、捩り部51に設けられた抜け止めピン43とともに、掘削羽根5Aが鋼管本体2の挿通孔21Aから脱落することを防止している。
このような本実施の形態によっても前述した第1の実施の形態と同様の作用および効果を享受できる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
前述の第1の実施の形態では、回転杭1の鋼管本体2には掘削羽根4が1枚しか設けられていなかった。
これに対して、本実施の形態では、図6に示すように、回転杭6の鋼管本体2に材軸AV方向に2段の掘削羽根4が設けられている点が相違する。
また、下段側の掘削羽根4の突出寸法を小さく、上段側の突出寸法を大きくすることにより、段階的に掘削羽根4の掘削能力を向上させることができるため、回転杭6による回転圧入工程の効率化を図ることができる。
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。
前述の第1の実施の形態では、回転杭1の掘削羽根4は、捩り部41の材軸AVに沿って延びる面が、平面視で鋼管本体2の材軸AVと一致していた(図2参照)。
これに対して、本実施の形態では、図7に示すように、回転杭7の掘削羽根4の捩り部41の材軸AVと直交する面が、平面視で材軸AVと一致している点が相違する。
したがって、掘削羽根4の挿通位置を変更するだけで、回転杭7の掘削能力、地盤支持強度を変化させることができるため、施工地における対応の利便性を図ることができる。
なお、本発明の実施の形態は、前述した各実施の形態に限定されるものではなく、以下に示す変形をも含むものである。
前述の各実施の形態では鋼管本体2として角形鋼管を用いていたが、本発明はこれに限られない。たとえば、円形鋼管や多角形鋼管に本発明を適用してもよい。
前述の第1の実施の形態では、鋼管本体2の先端蓋3にビット32を設けていたが、これに限らず、蓋部31のみによって先端蓋を構成してもよい。
その他、本発明の実施の際の具体的構造および形状等は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造等としてもよい。
Claims (5)
- 長手方向の軸回りに捩られた捩り部を少なくとも一部に有する捩り平鋼から構成される掘削羽根と、
前記掘削羽根が挿通される挿通孔が掘削方向先端部に形成された鋼管本体とを備え、
前記捩り部の捩り軸が、前記鋼管本体の材軸に直交する方向に延びる回転杭。 - 請求項1に記載の回転杭において、
前記挿通孔は、前記鋼管本体の材軸に直交する断面において、前記材軸を中心として互いに対向する位置に形成され、
前記掘削羽根は、前記材軸を中心として点対称に配置される回転杭。 - 請求項1または請求項2に記載の回転杭において、
前記掘削羽根には、前記鋼管本体の外側に前記掘削羽根の表裏面を貫通する抜け止めピンが設けられている回転杭。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の回転杭を施工する回転杭の施工方法であって、
前記挿通孔に前記掘削羽根を差し込んで挿通する工程と、
前記掘削羽根を前記鋼管本体に固定する工程と、
前記掘削羽根が固定された回転杭により、地盤を掘削する工程と、
を実施する回転杭の施工方法。 - 請求項4に記載の回転杭の施工方法において、
前記掘削羽根は、サイズの異なる複数の掘削羽根が準備され、
前記掘削羽根を差し込んで挿通する前に、掘削する地盤の強度に応じて掘削羽根を選択する工程を実施する回転杭の施工方法。
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