JP2020161867A - アンテナ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】パッチアンテナから送信する電波との周波数の差が小さい電波についてのRCSを低減したアンテナ装置を得ること。【解決手段】誘電体基板3と、誘電体基板3の一方の面3aに設けられた複数のパッチアンテナ5とを有するアンテナ基板1と、アンテナ基板1のパッチアンテナ5が配置された面1aに装着される金属製のプレート2とを有し、プレート2は、アンテナ基板1に装着するとパッチアンテナ5が配置される部分にキャビティ6が形成されており、プレート2は、アンテナ基板1に接する第1の面7と、第1の面7とは背中合わせである第2の面8とを有し、第2の面8は、第1の面7に対して傾きを有する傾斜面である。【選択図】図2
Description
本発明は、レーダ装置に使用されるアンテナ装置に関する。
ミサイル又は航空機に搭載されるレーダ用アンテナは、探知距離性能を高めるために、ターゲットの到来方向に正対させて設置することが多い。そのため、パッチアンテナを用いた平面アンテナをレーダ用アンテナに用いる場合、ターゲットの到来方向に対して大きなレーダ反射断面積(Radar Cross Section, RCS)を有することになり、ターゲットから自身の位置を検出されやすくなる。したがって、ターゲットから自身の位置を検出されないように、アンテナ装置のRCSを小さくすることが求められている。
特許文献1には、周波数選択面(Frequency Selective Surface, FSS)を有する遮蔽板を前方に装荷して、パッチアンテナから送信する電波に近い周波数帯のみ透過させ、その他の周波数帯は反射させるアンテナ装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示されるアンテナ装置においては、パッチアンテナから送信する電波の周波数帯の電波については、FSSを装荷した遮蔽板を透過するため、アンテナ装置のRCSを低減することができない。さらに、パッチアンテナから送信する電波とは異なる周波数帯であっても、周波数の差が小さいと、FSSを装荷した遮蔽板による遮蔽効果が小さくなってしまい、アンテナ装置のRCSが低減できない課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、パッチアンテナから送信する電波との周波数の差が小さい電波についてのRCSを低減したアンテナ装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、誘電体基板と、誘電体基板の一方の面に設けられた複数のパッチアンテナとを有するアンテナ基板と、アンテナ基板のパッチアンテナが配置された面に装着される金属製のプレートとを有する。プレートは、アンテナ基板に装着するとパッチアンテナが配置される部分にキャビティが形成されている。プレートは、アンテナ基板に接する第1の面と、第1の面とは背中合わせである第2の面とを有する。第2の面は、第1の面に対して傾きを有する傾斜面である。
本発明によれば、パッチアンテナから送信する電波との周波数の差が小さい電波についてのRCSを低減したアンテナ装置を得られるという効果を奏する。
以下に、本発明の実施の形態に係るアンテナ装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るアンテナ装置の正面図である。図2は、実施の形態1に係るアンテナ装置の断面図である。図2は、図1中のII-II線に沿った断面を示している。実施の形態1に係るアンテナ装置20は、アンテナ基板1と金属製のプレート2とを有する。アンテナ基板1は、基材である誘電体基板3と、誘電体基板3の一方の面3aに設けられた複数のパッチアンテナ5と、誘電体基板3の他方の面3bに設けられた地導体4とを備える。プレート2は、アンテナ基板1と同じ外形であり、アンテナ基板1のうちパッチアンテナ5が配置された面1aに装着される。プレート2は、アンテナ基板1に装着するとパッチアンテナ5が配置される部分にキャビティ6がくりぬかれている。キャビティ6の断面は、パッチアンテナ5の外形よりも大きい円形である。プレート2は、のアンテナ基板1に接する第1の面7と、第1の面7と背中合わせである第2の面8とを有する。第2の面8は、第1の面7に対して傾きを有する傾斜面である。
図1は、本発明の実施の形態1に係るアンテナ装置の正面図である。図2は、実施の形態1に係るアンテナ装置の断面図である。図2は、図1中のII-II線に沿った断面を示している。実施の形態1に係るアンテナ装置20は、アンテナ基板1と金属製のプレート2とを有する。アンテナ基板1は、基材である誘電体基板3と、誘電体基板3の一方の面3aに設けられた複数のパッチアンテナ5と、誘電体基板3の他方の面3bに設けられた地導体4とを備える。プレート2は、アンテナ基板1と同じ外形であり、アンテナ基板1のうちパッチアンテナ5が配置された面1aに装着される。プレート2は、アンテナ基板1に装着するとパッチアンテナ5が配置される部分にキャビティ6がくりぬかれている。キャビティ6の断面は、パッチアンテナ5の外形よりも大きい円形である。プレート2は、のアンテナ基板1に接する第1の面7と、第1の面7と背中合わせである第2の面8とを有する。第2の面8は、第1の面7に対して傾きを有する傾斜面である。
図3は、実施の形態1に係るアンテナ装置の電波の入射角度とRCSとの関係を示す図である。図3中の線Aは、実施の形態1に係るアンテナ装置20の電波の入射角度とRCSとの関係を示している。図3には、プレート2が装着されていないアンテナ装置の電波の入射角とRCSとの関係を併せて示している。図3中の線Bは、プレート2が装着されていないアンテナ装置の電波の入射角度とRCSとの関係を示している。
プレート2が装着されていないアンテナ装置では、アンテナ装置に垂直に入射された電波の大部分は、アンテナ基板により入射方向に反射される。これに対して、プレート2が装着されたアンテナ装置20では、アンテナ装置20に垂直に入射された電波9は、複数のパッチアンテナ5により入射方向と同じ方向に反射される電波10と、プレート2の第2の面8により入射方向とは異なる方向に反射される電波11とに分かれる。このため、プレート2をアンテナ基板1に装着することにより、入射方向と同じ方向に反射される電波10は、プレート2が装着されていないアンテナ装置と比較して小さくなる。したがって、図3中に矢印Cで示すように、プレート2をアンテナ基板1に装着することにより、アンテナ装置20の正面方向でのRCSが小さくなる。
また、プレート2は、パッチアンテナ5が放射する電波を遮蔽しないため、プレート2を装着してもアンテナ装置20の送信性能は低下しない。一方で、パッチアンテナ5が放射する電波との周波数の差が小さい周波数帯においても、アンテナ装置20に垂直に入射された電波9は、複数のパッチアンテナ5により入射方向と同じ方向に反射される電波10と、プレート2の第2の面8により入射方向とは異なる方向に反射される電波11とに分かれるため、RCSは小さい。
上記の例では、キャビティ6の断面形状は円形であったが、パッチアンテナ5からの電波の放射の妨げとならない形状であれば、断面形状は任意である。すなわち、キャビティ6の断面形状は、四角形などの多角形状であってもよい。また、キャビティ6の断面積が、プレート2の厚さ方向に一定である必要はなく、キャビティ6が柱状ではなく錐体状になっていてもよい。
実施の形態1に係るアンテナ装置20は、アンテナ基板1に、アンテナ基板1の表面に対して傾きを有する第2の面8を有するプレート2を装着することにより、アンテナ装置20の正面方向において、アンテナ装置20から送信される電波との周波数の差が小さい周波数帯のRCSを小さくすることができる。したがって、実施の形態1に係るアンテナ装置20は、ターゲットに見つかりにくいという効果を得ることができる。
実施の形態2.
図4は、本発明の実施の形態2に係るアンテナ装置の断面図である。実施の形態2に係るアンテナ装置20において、プレート15は、アンテナ基板1と接する第1の面7と対向する第2の面8が円錐面となっている。この他は実施の形態1に係るアンテナ装置20と同様である。
図4は、本発明の実施の形態2に係るアンテナ装置の断面図である。実施の形態2に係るアンテナ装置20において、プレート15は、アンテナ基板1と接する第1の面7と対向する第2の面8が円錐面となっている。この他は実施の形態1に係るアンテナ装置20と同様である。
プレート15が装着されたアンテナ装置20では、アンテナ装置20に垂直に入射された電波9は、複数のパッチアンテナ5により入射方向と同じ方向に反射される電波10と、プレート15の第2の面8により四方に拡散される電波17とに分かれる。このため、プレート15をアンテナ基板1に装着することにより、入射方向と同じ方向に反射される電波10を、プレート15が装着されていないアンテナ装置と比較して小さくすることができる。
また、プレート15の第2の面8が円錐面であり、入射した電波9が四方に拡散されるため、特定の方向にピークが発生しない。したがって、アンテナ装置20の正面以外の方向にいるターゲットにも見つかりにくい。なお、第2の面8は、角錐面であっても同様の効果が得られる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 アンテナ基板、1a,3a,3b 面、2,15 プレート、3 誘電体基板、4 地導体、5 パッチアンテナ、6 キャビティ、7 第1の面、8 第2の面、9,10,11,17 電波、20 アンテナ装置。
Claims (2)
- 誘電体基板と、前記誘電体基板の一方の面に設けられた複数のパッチアンテナとを有するアンテナ基板と、
前記アンテナ基板の前記パッチアンテナが配置された面に装着される金属製のプレートとを有し、
前記プレートは、前記アンテナ基板に装着すると前記パッチアンテナが配置される部分にキャビティが形成されており、
前記プレートは、前記アンテナ基板に接する第1の面と、前記第1の面とは背中合わせである第2の面とを有し、
前記第2の面は、前記第1の面に対して傾きを有する傾斜面であることを特徴とするアンテナ装置。 - 前記第2の面は、錐面であることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019056238A JP2020161867A (ja) | 2019-03-25 | 2019-03-25 | アンテナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019056238A JP2020161867A (ja) | 2019-03-25 | 2019-03-25 | アンテナ装置 |
Publications (1)
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JP2020161867A true JP2020161867A (ja) | 2020-10-01 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2019056238A Pending JP2020161867A (ja) | 2019-03-25 | 2019-03-25 | アンテナ装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2020161867A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114361810A (zh) * | 2022-01-26 | 2022-04-15 | 西安电子科技大学 | 一种宽带低散射双频微带天线 |
JP7452472B2 (ja) | 2021-03-08 | 2024-03-19 | 三菱電機株式会社 | アンテナ装置 |
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2019
- 2019-03-25 JP JP2019056238A patent/JP2020161867A/ja active Pending
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CN114361810A (zh) * | 2022-01-26 | 2022-04-15 | 西安电子科技大学 | 一种宽带低散射双频微带天线 |
CN114361810B (zh) * | 2022-01-26 | 2023-04-21 | 西安电子科技大学 | 一种宽带低散射双频微带天线 |
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