JP2020161275A - トイレ空間の照明制御システム - Google Patents
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Abstract
Description
このように構成された本発明によれば、制御装置が、第1範囲で照度を変更可能な手動照度変更制御を実行した後に、その第1範囲よりも上限値が小さく下限値が大きい第2範囲に収まるように、照明装置の照度を自動的に変更することが可能となる。
より具体的には、前の使用者によって第1範囲で変更された照明装置の照度が、次の使用者が入室するまで、第2範囲から外れたままの照度で維持されてしまうことを防ぐことが可能となる。これによって、前の使用者によって変更された照明装置の照度によって、次の使用者に不便を強いるおそれを低減可能なトイレ空間の照明制御システムを提供することができる。
ここで本発明において「トイレ空間」とは、少なくとも1つの便器が設置された空間であり、個室ブース(個室空間)を複数備えた共有トイレ空間も含むものとする。
このように構成された本発明によれば、操作装置が受け付けた操作に基づいて照明装置の照度を変更する手動照度変更制御を実行した後に、それとは異なる方向へ照明装置の照度を変更する自動照度変更制御を実行するようにした。これによって、前の使用者によって変更された照明装置の照度によって、次の使用者に不便を強いるおそれをより低減することが可能となる。
このように構成された本発明によれば、自動照度低下制御あるいは自動照度上昇制御において、第2範囲に収まるように予め定められた基準照度を下回るあるいは上回るように照明装置の照度を変更しないようにした。これによって、前の使用者によって変更された照明装置の照度によって、次の使用者に不便を強いるおそれをより確実に低減することが可能となる。
このように構成された本発明によれば、例えば、本システムが設けられたトイレ空間が暗い雰囲気を有する施設であった場合、その施設に適した暗めの照度を基準照度として予め定めることができる。そして、前の使用者による操作に基づいて、いかなる照度に変更されようとも、必ず基準照度に合うように自動照度変更制御を実行する。これによって、トイレ空間が設置された場所に適するように設定された基準照度に常に合致するように、照明装置の照度を変更することが可能となり、次の使用者に対して不要に不便を強いるおそれを無くすことができる。
このように構成された本発明によれば、次の使用者がトイレ空間に入室したことが検知される前に、自動照度変更制御を開始するため、次の使用者に対して不便を強いるおそれをより低減することが可能となる。また、トイレ空間から退室する使用者にとっても、まぶしすぎる、あるいは暗すぎるという事態を防ぐことが可能となるため、より使い勝手の良いトイレ空間の照明制御システムを提供することができる。
第2範囲は、次の使用者が使用する場合に不便を感じることのない照度の範囲である。従って本発明によれば、前の使用者が照度を変更した場合であっても、照度が第2範囲内である場合には、あえて自動照度変更制御を実行しないことで、不要な制御の実行を低減することができ、次の使用者の利便性にも不都合を生じさせない。
第2範囲は、次の使用者が使用する場合に不便を感じることのない照度の範囲である。従って本発明によれば、前の使用者が照度を変更した場合であっても、照度が第2範囲内である場合には、あえて自動照度変更制御を実行しないことで、不要な制御の実行を低減することができる一方で、使用者は不便を感じること無くトイレ空間から退室することができる。
第2範囲は、次の使用者が使用する場合に不便を感じることのない照度の範囲である。従って本発明によれば、前の使用者が照度を変更した場合であっても、照度が第2範囲内である場合には、あえて自動照度変更制御を実行しないことで、不要な制御の実行を低減することができ、次の使用者の利便性にも不都合を生じさせない。
なお、上述した使用者による手動操作に基づく照度の変更は、予め定められた所定の照度への切り替え変更であってもよく、使用者の手動操作による操作量に応じた照度への増減調整を行う変更であってもよい。
同様に、手動照度変更制御330の一つである覚醒制御334は、トイレ空間に在室する使用者に与える視覚刺激を上昇させることで、使用者の精神状態を交感神経が優位な覚醒側へ導き生体を活性化させる制御である。
図3は、本発明の第1実施例に係るトイレ空間の照明制御システムにおいて、制御装置が実行する制御の一例を示すフローチャートである。図4は、本発明の第2実施例に係るトイレ空間の照明制御システムにおいて、制御装置が実行する制御の一例を示すフローチャートである。
一方で、本発明の第2実施例においては、制御装置300がトイレ空間からの使用者の退室を検知した後に(ステップS404、Yes)、自動照度変更制御340を実行するか否かをステップS405で判断する。
ここで、照明装置200の照度が第2範囲に収まっているか否かの判断は、RAM350に記憶させた照度情報に基づき判定してもよく、操作装置400による使用者の照度変更をリセットする操作が実行されたか否かを検知して推測(リセットする操作が実行された場合には、第2範囲に収まっていないと判断)する態様であってもよい。あるいは、照度計をトイレ空間内に設置して、実際にトイレ空間内の所定位置の照度を検知することで判断してもよい。
図5は、本発明の第1実施例に係るトイレ空間の照明制御システムにおいて、制御装置が実行する自動照度変更制御の一例を示すフローチャートである。図6は、本発明の第2実施例に係るトイレ空間の照明制御システムにおいて、制御装置が実行する自動照度変更制御の一例を示すフローチャートである。
このような態様によれば、照度を下げ過ぎることにより使用者に不便を強いるおそれをより確実に低減することが可能となる。なお、自動照度低下制御342によって、低下された照明装置200の照度は、予め定められた基準照度と一致する照度であってもよい。
このとき、制御装置300が照明装置200の照度を予め定められた基準照度以上にしないよう制御することで、照度を上げ過ぎることにより使用者に不便を強いるおそれをより確実に低減することが可能となる。なお、自動照度上昇制御344によって、上昇された照明装置200の照度は、予め定められた基準照度と一致する照度であってもよい。
200・・・照明装置
300・・・制御装置
310・・・CPU
320・・・ROM
330・・・手動照度変更制御
332・・・リラックス制御
334・・・覚醒制御
340・・・自動照度変更制御
342・・・自動照度低下制御
344・・・自動照度上昇制御
350・・・RAM
360・・・入力処理回路
370・・・出力処理回路
400・・・操作装置
500・・・ドアセンサ
600・・・便座センサ
Claims (8)
- トイレ空間の照明制御システムであって、
前記トイレ空間は、
照度を変更可能な照明装置と、
使用者による操作を受け付ける操作装置と、
前記操作装置が受け付けた操作に基づいて、前記照明装置の照度を変更する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記操作装置が受け付けた操作に基づいて、第1範囲で前記照明装置の照度を変更する手動照度変更制御と、
前記手動照度変更制御が実行された後に、前記第1範囲よりも上限値が小さく下限値が大きい第2範囲に収まるように、前記照明装置の照度を自動的に変更する自動照度変更制御と、
を有することを特徴とするトイレ空間の照明制御システム。 - 前記制御装置は、
前記操作装置が受け付けた操作に基づいて、前記照明装置の照度を上昇させる覚醒制御を実行した場合、前記自動照度変更制御において、前記照明装置の照度を前記覚醒制御によって上昇された照度以下に自動的に低下させる自動照度低下制御を実行すると共に、
前記操作装置が受け付けた操作に基づいて、前記照明装置の照度を低下させるリラックス制御を実行した場合、前記自動照度変更制御において、前記照明装置の照度を前記リラックス制御によって低下された照度以上に上昇させる自動照度上昇制御を実行することを特徴とする請求項1に記載のトイレ空間の照明制御システム。 - 前記制御装置は、前記第2範囲に収まるように予め定められた基準照度を備え、
さらに、前記制御装置は、前記自動照度低下制御において、前記基準照度よりも低い照度にすることが無いように前記照明装置の照度を低下させると共に、前記自動照度上昇制御において、前記基準照度よりも高い照度にすることが無いように照明装置の照度を上昇させることを特徴とする請求項2に記載のトイレ空間の照明制御システム。 - 前記制御装置は、前記第2範囲に収まるように予め定められた前記基準照度を備え、
さらに、前記制御装置は、前記自動照度変更制御において、前記基準照度に合うように前記照明装置の照度を自動的に変更することを特徴とする請求項1または2に記載のトイレ空間の照明制御システム。 - 前記トイレ空間は、該トイレ空間に設けられた大便器に備えられた便座に対する使用者の着座および離座を検知可能な便座センサと、前記トイレ空間に対する使用者の入室および退室を検知可能な入退室検知センサと、を備え、
前記制御装置は、前記便座センサにより使用者の離座が検知された後であり、且つ前記入退室検知センサにより使用者の退室が検知される前に、前記自動照度変更制御を開始することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のトイレ空間の照明制御システム。 - 前記制御装置は、前記自動照度変更制御を実行する前の前記照明装置の照度が前記第2範囲に収まる場合、自動照度変更制御を実行しないことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のトイレ空間の照明制御システム。
- 前記制御装置は、前記トイレ空間から使用者が退室する前の前記照明装置の照度が、前記第2範囲に収まる場合、前記自動照度変更制御を実行しないことを特徴とする請求項6に記載のトイレ空間の照明制御システム。
- 前記制御装置は、前記覚醒制御または前記リラックス制御により変更される照度が前記第2範囲に収まる場合、前記自動照度変更制御を実行しないことを特徴とする請求項6または7に記載のトイレ空間の照明制御システム。
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JP2002352966A (ja) * | 2001-05-28 | 2002-12-06 | Toto Ltd | トイレ空間の照明環境調整装置 |
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