JP2020161275A - トイレ空間の照明制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 前の使用者による操作によって変更された照明装置の照度によって、次の使用者に不便を強いるおそれを低減可能なトイレ空間の照明制御システムを提供することを目的とする。【解決手段】 トイレ空間の照明制御システムであって、トイレ空間は、照度を変更可能な照明装置と、使用者による操作を受け付ける操作装置と、その操作装置が受け付けた操作に基づいて、照明装置の照度を変更する制御装置と、を備え、制御装置は、操作装置が受け付けた操作に基づいて、第1範囲で照度を変更する手動照度変更制御と、その手動照度変更制御が実行された後に、第1範囲よりも上限値が小さく下限値が大きい第2範囲に収まるように、照明装置の照度を自動的に変更する自動照度変更制御と、を有することを特徴とするトイレ空間の照明制御システム。【選択図】 図2

Description

本発明は、トイレ空間の照明制御システムに関する。
従来、室内に設けられた照明の明るさを変更することが可能な照明ユニットを備えたトイレ空間が知られている(特許文献1、参照)。
特開2010−182680号公報
しかし、特許文献1に記載のように、個人の好みに合わせてトイレ空間に設けられた照明装置の照度を自由に変更することが出来てしまうと、前の使用者によって変更された照度がそのまま維持されることによって、そのトイレ空間を利用する次の使用者に不便を強いるおそれがある。
例えば、前の使用者が照明装置の照度を上げたまま退室した場合、その後に半覚醒状態の異なる使用者が夜間に入室した際に、トイレ空間が明るいことにより使用者が覚醒してしまうおそれがある。また、前の使用者が照明装置の照度を下げたまま退室した場合、その後に異なる使用者が入室した際に、トイレ空間が暗く視認性が悪いことにより、トイレ空間の床に配置されたものにつまずいたりするおそれがある。
本発明は、このような課題を解決するものであり、前の使用者によって変更された照明装置の照度によって、次の使用者に不便を強いるおそれを低減可能なトイレ空間の照明制御システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、トイレ空間の照明制御システムであって、トイレ空間は、照度を変更可能な照明装置と、使用者による操作を受け付ける操作装置と、その操作装置が受け付けた操作に基づいて、照明装置の照度を変更する制御装置と、を備え、制御装置は、操作装置が受け付けた操作に基づいて、第1範囲で照明装置の照度を変更する手動照度変更制御と、その手動照度変更制御が実行された後に、第1範囲よりも上限値が小さく下限値が大きい第2範囲に収まるように、照明装置の照度を自動的に変更する自動照度変更制御と、を有することを特徴とする。
このように構成された本発明によれば、制御装置が、第1範囲で照度を変更可能な手動照度変更制御を実行した後に、その第1範囲よりも上限値が小さく下限値が大きい第2範囲に収まるように、照明装置の照度を自動的に変更することが可能となる。
より具体的には、前の使用者によって第1範囲で変更された照明装置の照度が、次の使用者が入室するまで、第2範囲から外れたままの照度で維持されてしまうことを防ぐことが可能となる。これによって、前の使用者によって変更された照明装置の照度によって、次の使用者に不便を強いるおそれを低減可能なトイレ空間の照明制御システムを提供することができる。
ここで本発明において「トイレ空間」とは、少なくとも1つの便器が設置された空間であり、個室ブース(個室空間)を複数備えた共有トイレ空間も含むものとする。
本発明において、好ましくは、制御装置は、操作装置が受け付けた操作に基づいて、照明装置の照度を上昇させる覚醒制御を実行した場合、自動照度変更制御において、照明装置の照度を覚醒制御によって上昇された照度以下に自動的に低下させる自動照度低下制御を実行すると共に、操作装置が受け付けた操作に基づいて照明装置の照度を低下させるリラックス制御を実行した場合、自動照度変更制御において、照明装置の照度をリラックス制御によって低下された照度以上に上昇させる自動照度上昇制御を実行する。
このように構成された本発明によれば、操作装置が受け付けた操作に基づいて照明装置の照度を変更する手動照度変更制御を実行した後に、それとは異なる方向へ照明装置の照度を変更する自動照度変更制御を実行するようにした。これによって、前の使用者によって変更された照明装置の照度によって、次の使用者に不便を強いるおそれをより低減することが可能となる。
本発明において、好ましくは、制御装置は、第2範囲に収まるように予め定められた基準照度を備え、さらに、制御装置は、自動照度低下制御において、基準照度よりも低い照度にすることが無いように照明装置の照度を低下させると共に、自動照度上昇制御において、基準照度よりも高い照度にすることが無いように照明装置の照度を上昇させる。
このように構成された本発明によれば、自動照度低下制御あるいは自動照度上昇制御において、第2範囲に収まるように予め定められた基準照度を下回るあるいは上回るように照明装置の照度を変更しないようにした。これによって、前の使用者によって変更された照明装置の照度によって、次の使用者に不便を強いるおそれをより確実に低減することが可能となる。
本発明において、好ましくは、制御装置は、第2範囲に収まるように予め定められた基準照度を備え、さらに、制御装置は、自動照度変更制御において、基準照度に合うように照明装置の照度を自動的に変更する。
このように構成された本発明によれば、例えば、本システムが設けられたトイレ空間が暗い雰囲気を有する施設であった場合、その施設に適した暗めの照度を基準照度として予め定めることができる。そして、前の使用者による操作に基づいて、いかなる照度に変更されようとも、必ず基準照度に合うように自動照度変更制御を実行する。これによって、トイレ空間が設置された場所に適するように設定された基準照度に常に合致するように、照明装置の照度を変更することが可能となり、次の使用者に対して不要に不便を強いるおそれを無くすことができる。
本発明において、好ましくは、トイレ空間は、そのトイレ空間に設けられた大便器に備えられた便座に対する使用者の着座および離座を検知可能な便座センサと、トイレ空間に対する使用者の入室および退室を検知可能な入退室検知センサと、を備え、制御装置は、便座センサにより使用者の離座が検知された後であり、且つ入退室検知センサにより使用者の退室が検知される前に、自動照度変更制御を開始する。
このように構成された本発明によれば、次の使用者がトイレ空間に入室したことが検知される前に、自動照度変更制御を開始するため、次の使用者に対して不便を強いるおそれをより低減することが可能となる。また、トイレ空間から退室する使用者にとっても、まぶしすぎる、あるいは暗すぎるという事態を防ぐことが可能となるため、より使い勝手の良いトイレ空間の照明制御システムを提供することができる。
本発明において、好ましくは、自動照度変更制御を実行する前の照明装置の照度が第2範囲に収まる場合、自動照度変更制御を実行しない。
第2範囲は、次の使用者が使用する場合に不便を感じることのない照度の範囲である。従って本発明によれば、前の使用者が照度を変更した場合であっても、照度が第2範囲内である場合には、あえて自動照度変更制御を実行しないことで、不要な制御の実行を低減することができ、次の使用者の利便性にも不都合を生じさせない。
本発明において、好ましくは、制御装置は、トイレ空間から使用者が退室する前の照明装置の照度が、第2範囲に収まる場合、自動照度変更制御を実行しない。
第2範囲は、次の使用者が使用する場合に不便を感じることのない照度の範囲である。従って本発明によれば、前の使用者が照度を変更した場合であっても、照度が第2範囲内である場合には、あえて自動照度変更制御を実行しないことで、不要な制御の実行を低減することができる一方で、使用者は不便を感じること無くトイレ空間から退室することができる。
本発明において、好ましくは、制御装置は、覚醒制御またはリラックス制御により変更される照度が第2範囲に収まる場合、自動照度変更制御を実行しない。
第2範囲は、次の使用者が使用する場合に不便を感じることのない照度の範囲である。従って本発明によれば、前の使用者が照度を変更した場合であっても、照度が第2範囲内である場合には、あえて自動照度変更制御を実行しないことで、不要な制御の実行を低減することができ、次の使用者の利便性にも不都合を生じさせない。
本発明のトイレ空間の照明制御システムによれば、前の使用者による操作によって変更された照明装置の照度によって、次の使用者に不便を強いるおそれを低減することが可能となる。
本発明の実施形態に係るトイレ空間の照明制御システムをブロック図である。 本発明の実施形態に係るトイレ空間の照明制御システムにおいて、制御装置が変更する照明装置の照度範囲を模式的に示した図である。 本発明の第1実施例に係るトイレ空間の照明制御システムにおいて、制御装置が実行する制御の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施例に係るトイレ空間の照明制御システムにおいて、制御装置が実行する制御の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1実施例に係るトイレ空間の照明制御システムにおいて、制御装置が実行する自動照度変更制御の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施例に係るトイレ空間の照明制御システムにおいて、制御装置が実行する自動照度変更制御の一例を示すフローチャートである。
以下で説明する実施形態は、いずれも本開示の一実施形態を示すものである。以下の実施形態で示される構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などはあくまで一例であり、本発明を限定するものではない。また、以下の実施形態における構成要素のうち、本開示の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また、図面において同じ符号が付いたものは、説明を省略する場合がある。
図1は、本発明の実施形態に係るトイレ空間の照明制御システムのブロック図である。
図1に示すように、トイレ空間の照明制御システム100は、照明装置200と、制御装置300とを有する。さらに、操作装置400と、ドアセンサ500と、便座センサ600とを有することが好ましい。
照明装置200は、トイレ空間内において大便器が備えられた個室空間に設置され、照度を変更することが可能な照明である。照明装置200は、異なる照度に調光が可能な照明器具であればよく、例えばLED(Light Emitting Diode)や蛍光灯、白熱電球、有機EL(Electro luminescence)照明等を用いることができる。特に寿命の長いLEDが好ましく、単一のLEDや、異なる照度を有する複数のLEDなどを用いることが好ましい。また、照明装置200は、天井面に直接設置されるシーリングライト型の他、天井から吊り下げるペンダントライト型、所定箇所を強調して照らすスポットライト型、シャンデリア型、シーリングファンに設置されるシーリングファン型、スタンドライト型、天井面に埋め込まれるダウンライト型、壁面に取り付けるブラケットライト型、フットライト型等、個室空間の演出もあわせて任意に選択することができる。また照明装置200は、個室空間の天井、壁面や柱、テーブル等、使用者が不便にならない箇所において自由に配置することができる。なお、照明装置200は、個室空間内への単数の配置であってもよいが、複数設置することにより、より効果的にトイレ空間を使用者の好みに合わせることが可能となる。
制御装置300は、照明装置200の照度を変更する装置である。そのため、制御装置300は、照明装置200の照度を上昇もしくは低下するために予め設定された制御プログラムに従って各種演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)310と、CPU310で各種演算処理を実行するために必要な制御プログラムや制御データなどが予め格納されたROM(Read Only Memory)320と、CPU310で各種演算処理を実行するのに必要な各種データが一時的に読み書きされるRAM(Random Access Memory)350と、トイレ空間に設けられた操作装置400や、ドアセンサ500、便座センサ600などからの信号を入力してCPU310の処理可能な信号に変換する入力処理回路360と、CPU310での演算結果に応じて照明装置200に信号を出力する出力処理回路370と、を備えている。
ここで、トイレ空間に設けられた操作装置400に対する使用者による手動操作に基づいて、照明装置200の照度を変更する手動照度変更制御330において、照明装置200の照度を低下させることでトイレ空間を暗くするリラックス制御332に関する制御プログラムと、照明装置200の照度を上昇させることでトイレ空間を明るくする覚醒制御334に関する制御プログラムとは、いずれもROM320に格納させておくとよい。
なお、上述した使用者による手動操作に基づく照度の変更は、予め定められた所定の照度への切り替え変更であってもよく、使用者の手動操作による操作量に応じた照度への増減調整を行う変更であってもよい。
また、使用者の手動操作により変更された後の照度、すなわち現在の照度は、適宜RAM350に記憶させておくとよい。
手動照度変更制御330の一つであるリラックス制御332は、トイレ空間に在室する使用者に与える視覚刺激を低下させることで、使用者の精神状態を副交感神経が優位なリラックス側へ導き生体を鎮静化させる制御である。
同様に、手動照度変更制御330の一つである覚醒制御334は、トイレ空間に在室する使用者に与える視覚刺激を上昇させることで、使用者の精神状態を交感神経が優位な覚醒側へ導き生体を活性化させる制御である。
また、手動照度変更制御330を実行した後に、トイレ空間に設けられたドアセンサ500または便座装置に備えられた人体検知センサ(図示せず)などによる使用者の退室情報や、便座センサ600による使用者の離座情報、手動照度変更制御330を実行してからの経過時間などに基づいて、自動的に照明装置200の照度を変更する自動照度変更制御340において、照明装置200の照度を低下させることでトイレ空間を暗くする自動照度低下制御342に関する制御プログラムや、照明装置200の照度を上昇させることでトイレ空間を明るくする自動照度上昇制御344に関する制御プログラムも同様に、ROM320に格納しておくとよい。
本発明の態様は、上述のように図1で示した機器構成で実現することができるがこれに限らず、上記構成のうち、例えば制御装置300をトイレ空間10の外部に設置することもできる。例えば制御装置300をトイレの個室空間の外に配置することで、個々の個室空間の制御を同一の制御装置300により制御してもよい。また制御装置300はインターネットに接続されていてもよく、ゲートウエイ(図示せず)を介してトイレ空間10の外部のサーバと接続されていてもよい。この場合、自動照度変更制御340等の実行に必要なプログラムを外部のサーバで実行してもよく、あるいは外部のサーバから必要なプログラムをRAM350に書き込んで実行してもよい。
図2は、本発明の実施形態に係るトイレ空間の照明制御システムにおいて、制御装置が変更する照明装置の照度範囲を模式的に示した図である。
図2に示すように、制御装置300によって変更される照度は、手動照度変更制御330によって変更可能な第1範囲と、その第1範囲よりも上限値が小さく下限値が大きい第2範囲を有する。ここで、第2範囲は、トイレ空間に入室した使用者が入室前後の照度差により、不便を強いられない程度の上限値および下限値を有する照度範囲であることが好ましい。例えば、事務所や学校、商業施設におけるトイレ空間の目安照度は200Lxであるため、上限値が300Lx、下限値が150Lxの範囲に第2範囲を設定することで、使用者に不便を強いるおそれを低減することが可能となる。
また、本システムを設ける際に設定する照明装置200の照度や、工場出荷時に設定する照明装置200の照度である基準照度は、第2範囲に収まるように設定されることが好ましい。なお、この基準照度は、消灯時あるいは節電状態からの復帰の際に用いられる照明装置200の照度であるため、第2範囲に収まるようにトイレ空間10の管理者により任意に変更可能とされることが好ましい。
以下、図3および図4を参照しつつ、本発明の第1実施例および第2実施例にかかるトイレ空間の照明制御システムにおける制御フローを説明する。
図3は、本発明の第1実施例に係るトイレ空間の照明制御システムにおいて、制御装置が実行する制御の一例を示すフローチャートである。図4は、本発明の第2実施例に係るトイレ空間の照明制御システムにおいて、制御装置が実行する制御の一例を示すフローチャートである。
ステップS301およびステップS401において、制御装置300はトイレ空間に使用者が入室したか否か(以下、入室情報と称する)を検知する。ここで、入室情報が検知された場合(ステップS301またはステップS401、Yes)、ステップS302またはステップS402に移行する。なお、入室情報は、トイレ空間に設けられた操作装置400に対する入力や、ドアセンサ500または便座装置に備えられた人体検知センサなどによる検出値、便座センサ600による検出値などによって、手動あるいは自動で検知される。
ステップS302およびステップS402において、トイレ空間10の管理者によってトイレ空間の基準照度が変更されたか否かを確認する。このとき、使用者による基準照度の変更が確認された場合(ステップS302またはステップS402、Yes)、ステップS303またはステップS403に移行し、基準照度の再設定を実行した後、ステップS304またはステップS404に移行する。
一方で、使用者による基準照度の変更が確認されなかった場合(ステップS302またはステップS402、No)、予め定められた基準照度を参照し、ステップS304またはステップS404に移行する。
ここで、本発明の第1実施例においては、制御装置300がトイレ空間からの使用者の退室を検知する前に、自動照度変更制御340を実行するか否かをステップS304で判断する。なお、使用者の退室を検知する前とは、例えば、便座センサ600や大便器の洗浄操作などを起点にする態様が考えられる。
一方で、本発明の第2実施例においては、制御装置300がトイレ空間からの使用者の退室を検知した後に(ステップS404、Yes)、自動照度変更制御340を実行するか否かをステップS405で判断する。
ステップS304およびステップS405において、手動照度変更制御330が実行された後の照明装置200の照度が第2範囲に収まっていないと判断された場合(ステップS304またはステップS405、No)、ステップS305またはステップS406に移行し、制御装置300は自動照度変更制御340を実行する。
ここで、照明装置200の照度が第2範囲に収まっているか否かの判断は、RAM350に記憶させた照度情報に基づき判定してもよく、操作装置400による使用者の照度変更をリセットする操作が実行されたか否かを検知して推測(リセットする操作が実行された場合には、第2範囲に収まっていないと判断)する態様であってもよい。あるいは、照度計をトイレ空間内に設置して、実際にトイレ空間内の所定位置の照度を検知することで判断してもよい。
その一方で、ステップS304およびステップS405において、手動照度変更制御330が実行された後の照明装置200の照度が第2範囲に収まっていると判断された場合(ステップS304またはステップS405、No)、制御装置300は自動照度変更制御340を実行しなくともよい。なお、そもそも手動照度変更制御330が実行されなかった場合、制御装置300は自動照度変更制御340を実行しない。
ステップS306およびステップS404において、制御装置300はトイレ空間から使用者が退室したか否か(以下、退室情報と称する)を検知する。なお、退室情報は、ドアセンサ500または便座装置に備えられた人体検知センサによる検出値や、便座センサ600による検出値などによって自動で検知される。このように、使用者の手動操作に基づく入力を用いずに自動的に使用者の退室を検知することで、次の使用者に不便を強いるおそれをより低減することができる。
本発明の第1実施例においては、制御装置300が退室情報を検知する前に(ステップS306、No)、自動照度変更制御340を実行する態様であることから、次の使用者が入室するまでに照明装置200の照度を確実に第2範囲に収まるように制御することができる。これによって、前の使用者による手動照度変更制御330によって変更された照明装置200の照度によって、次の使用者に不便を強いるおそれを低減することが可能となる。
さらに好ましくは、便座センサ600によって使用者の離座が検知された後であり、且つドアセンサ500または便座装置に備えられた人体検知センサによって使用者の退室が検知される前に自動照度変更制御340を開始する態様にすることで、トイレ空間から退室する使用者にとっても、まぶしすぎる、あるいは暗すぎるという事態を防ぐことが可能となり、より使い勝手を向上させることができる。
また、本発明の第1実施例においては、ステップS306において、制御装置300が退室情報を検知しなかった場合(ステップS306、No)、ステップS302〜ステップS305を繰り返し実行するため、トイレ空間に在室中の使用者が、基準照度を変更したり、手動照度変更制御330を複数回行ったりする場合にも、確実に自動照度変更制御340を実行することが可能となる。
次に、図5および図6を参照しつつ、本発明の第1実施例および第2実施例にかかるトイレ空間の照明制御システムにおける自動照度変更制御の制御フローを説明する。
図5は、本発明の第1実施例に係るトイレ空間の照明制御システムにおいて、制御装置が実行する自動照度変更制御の一例を示すフローチャートである。図6は、本発明の第2実施例に係るトイレ空間の照明制御システムにおいて、制御装置が実行する自動照度変更制御の一例を示すフローチャートである。
前述したように、手動照度変更制御330が実行された後の照明装置200の照度が第2範囲に収まっていないと判断された場合、制御装置300は自動照度変更制御340の実行を開始する(ステップ501およびステップS601)。
ステップS502及びステップS602において、基準照度を読み込む。このとき、ステップS303及びステップS403にて、トイレ空間10の管理者により基準照度が変更されていた場合、再設定された基準照度を読み込む。一方で、基準照度が変更されていなかった場合、予め設定された基準照度を読み込む。
ステップS503及びステップS603において、手動変更制御330によって実行された制御が、覚醒制御334であったか否かを判断する。
ここで、手動照度変更制御330によって実行された制御が覚醒制御334であると判断された場合(ステップS503およびステップ603、Yes)、制御装置300は、ステップS502及びステップS602にて読み込んだ基準照度以下にならないように自動照度低下制御342を実行する(ステップS504及びステップS604)。
このような態様によれば、照度を下げ過ぎることにより使用者に不便を強いるおそれをより確実に低減することが可能となる。なお、自動照度低下制御342によって、低下された照明装置200の照度は、予め定められた基準照度と一致する照度であってもよい。
一方で、手動照度変更制御330によって実行された制御がリラックス制御332であると判断された場合(ステップS503およびステップ603、No)、制御装置300は、ステップS502及びステップS602にて読み込んだ基準照度以上にならないように自動照度上昇制御344を実行する(ステップS505及びステップS605)。
このとき、制御装置300が照明装置200の照度を予め定められた基準照度以上にしないよう制御することで、照度を上げ過ぎることにより使用者に不便を強いるおそれをより確実に低減することが可能となる。なお、自動照度上昇制御344によって、上昇された照明装置200の照度は、予め定められた基準照度と一致する照度であってもよい。
本発明の第1実施例においては、ステップS504及びステップS505において自動照度変更制御340を実行するタイミングは、ステップS306において退室情報が検知される前である。
そのため、制御装置300は、自動照度変更制御340によって所定の照度に到達するまでの期間を、手動照度変更制御330に比して長くなるように制御する、言い換えると、トイレ空間の照明装置200の照度を緩やかに変化させる。これによって、トイレ空間に在室中の使用者に対して、照明装置200の照度を変化させることによって得られるリラックス効果あるいは覚醒効果の余韻を長めに与えることが可能になる。
本発明の第2実施例においては、ステップS604及びステップS605において自動照度変更制御340を実行するタイミングは、ステップS306において退室情報が検知された後である。
そのため、自動照度変更制御340を実行している途中で次の使用者がトイレ空間に入室する可能性がある。このため、制御装置300は、前の使用者の退室後に実行する自動照度変更制御340によって所定の照度に到達するまでの期間を、手動照度変更制御330に比べて短くなるように制御する、言い換えると、トイレ空間の照明装置200の照度を急峻に変化させる。これによって、次の使用者が入室する前に、トイレ空間の照度を、不便を感じにくい第2範囲にすることができる。
一方、自動照度変更制御340を実行中に次の使用者の入室情報が検知された場合(ステップS606、Yes)、制御装置300は、第2範囲内で自動照度変更制御340を停止する(ステップS607)。その一方で、自動照度変更制御340を実行中に次の使用者の入室情報が検知されなかった場合(ステップS606、No)、制御装置300は、照明装置200の照度を基準照度と一致する照度に変更する(ステップS608)。これによって、次の使用者がトイレ空間に入室した際に、自動照度変更制御340が実行され続けることにより違和感を覚える事態を避けることが可能となると共に、次の使用者の入室情報が検知されなかった場合、基準照度に変更することが可能となるため、使用者に不便を強いるおそれをより低減することができる。
100・・・トイレ空間の照明制御システム
200・・・照明装置
300・・・制御装置
310・・・CPU
320・・・ROM
330・・・手動照度変更制御
332・・・リラックス制御
334・・・覚醒制御
340・・・自動照度変更制御
342・・・自動照度低下制御
344・・・自動照度上昇制御
350・・・RAM
360・・・入力処理回路
370・・・出力処理回路
400・・・操作装置
500・・・ドアセンサ
600・・・便座センサ

Claims (8)

  1. トイレ空間の照明制御システムであって、
    前記トイレ空間は、
    照度を変更可能な照明装置と、
    使用者による操作を受け付ける操作装置と、
    前記操作装置が受け付けた操作に基づいて、前記照明装置の照度を変更する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記操作装置が受け付けた操作に基づいて、第1範囲で前記照明装置の照度を変更する手動照度変更制御と、
    前記手動照度変更制御が実行された後に、前記第1範囲よりも上限値が小さく下限値が大きい第2範囲に収まるように、前記照明装置の照度を自動的に変更する自動照度変更制御と、
    を有することを特徴とするトイレ空間の照明制御システム。
  2. 前記制御装置は、
    前記操作装置が受け付けた操作に基づいて、前記照明装置の照度を上昇させる覚醒制御を実行した場合、前記自動照度変更制御において、前記照明装置の照度を前記覚醒制御によって上昇された照度以下に自動的に低下させる自動照度低下制御を実行すると共に、
    前記操作装置が受け付けた操作に基づいて、前記照明装置の照度を低下させるリラックス制御を実行した場合、前記自動照度変更制御において、前記照明装置の照度を前記リラックス制御によって低下された照度以上に上昇させる自動照度上昇制御を実行することを特徴とする請求項1に記載のトイレ空間の照明制御システム。
  3. 前記制御装置は、前記第2範囲に収まるように予め定められた基準照度を備え、
    さらに、前記制御装置は、前記自動照度低下制御において、前記基準照度よりも低い照度にすることが無いように前記照明装置の照度を低下させると共に、前記自動照度上昇制御において、前記基準照度よりも高い照度にすることが無いように照明装置の照度を上昇させることを特徴とする請求項2に記載のトイレ空間の照明制御システム。
  4. 前記制御装置は、前記第2範囲に収まるように予め定められた前記基準照度を備え、
    さらに、前記制御装置は、前記自動照度変更制御において、前記基準照度に合うように前記照明装置の照度を自動的に変更することを特徴とする請求項1または2に記載のトイレ空間の照明制御システム。
  5. 前記トイレ空間は、該トイレ空間に設けられた大便器に備えられた便座に対する使用者の着座および離座を検知可能な便座センサと、前記トイレ空間に対する使用者の入室および退室を検知可能な入退室検知センサと、を備え、
    前記制御装置は、前記便座センサにより使用者の離座が検知された後であり、且つ前記入退室検知センサにより使用者の退室が検知される前に、前記自動照度変更制御を開始することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のトイレ空間の照明制御システム。
  6. 前記制御装置は、前記自動照度変更制御を実行する前の前記照明装置の照度が前記第2範囲に収まる場合、自動照度変更制御を実行しないことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のトイレ空間の照明制御システム。
  7. 前記制御装置は、前記トイレ空間から使用者が退室する前の前記照明装置の照度が、前記第2範囲に収まる場合、前記自動照度変更制御を実行しないことを特徴とする請求項6に記載のトイレ空間の照明制御システム。
  8. 前記制御装置は、前記覚醒制御または前記リラックス制御により変更される照度が前記第2範囲に収まる場合、前記自動照度変更制御を実行しないことを特徴とする請求項6または7に記載のトイレ空間の照明制御システム。
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