JP2020161176A - 自動探知自律移動機器 - Google Patents
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Abstract
Description
上記BLEビーコン信号の特徴は、装置が小型であり、さらにボタン電池でも年単位の稼働が可能な低消電性である。ビーコン信号を活用しての位置推定手段を用いたシステム例として、店舗内での顧客サービスシステムが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
またビーコン信号を発信する固定端末を多数設置する必要があり、さらにインターネット網やインターネットサーバーなど大規模な設備が必要になり、設備費用が高額になるという欠点がある。また、インターネット網を使っているので、災害時に携帯電話網やインターネット網の基地局が被災すると、顧客が携帯する情報端末からの情報がインターネットサーバーに届かず、上記システムは機能しない。さらに、インターネットやサーバーに情報を委ねているので、プライバシーの侵害や悪用のリスクがある。
探索対象の被探索側情報端末からのビーコン信号を受信し、前記被探索側情報端末の位置を推定する位置推定部と、
前記位置推定部が推定した前記被探索側情報端末の位置情報及び
自動探知自律移動機器の位置情報に基づいて、移動方向を決定する自律制御部と、
前記自律制御部の移動指示により動作する移動機構部と、を有することを特徴としている。
説明にあっては、実施形態において用いる図面は模式図とし、寸法や形状や配置位置は実際の形状や状況を正確に反映したものではなく、図面を見やすく、また、理解しやすくするため一部誇張している。
第1実施形態における、情報端末位置推定システム100の構成を、図1を用いて説明する。図1は、第1実施形態における、情報端末位置推定システム100の構成を示す模式図である。
信するビーコン信号部4とビーコン信号を解析、処理をする処理部5及び中継情報端末1、2、3の位置情報を衛星測位システムを利用して取得する位置情報取得部6である。探索者が操作する探索側情報端末20を構成する要素は、ビーコン信号部4、位置情報取得部6、位置情報取得状態分析部21、位置推定方式選択部22、位置推定部23、及び表示部24である。
まず、情報端末位置推定システム100の動作の概要を説明する。被探索側情報端末10が発信したビーコン信号Bは、中継情報端末1、2、3で中継されて、探索者が操作する探索側情報端末20で受信することにより、ビーコン信号の中継経路Rが形成される。中継経路Rの出発点は被探索側情報端末10であり、終点は探索側情報端末20である。ここで、中継経路Rは存在する中継情報端末の数によって多数形成される。それは、中継経路Rの出発点の被探索側情報端末10と終点の探索側情報端末20を共通として、両者を中継する中継情報端末の組み合わせは、多数あるからである。図1で示した中継経路Rは、その多数ある中継経路の一つである。
情報を用いて被探索側情報端末10を特定でき、被探索側情報端末10とそれを携帯する高齢者の対応表を用いて高齢者を特定できるので、被探索側情報端末10の位置を推定できれば、特定の高齢者の位置を知ることができる。
すなわち、各中継情報端末には位置情報取得部6が設けられているが、衛星測位システムにおいては、衛星からの電波が障害物で遮られた中継情報端末では位置情報を取得することができず、各中継情報端末に取得の有無の差が生じる。よって、位置情報の柱は取得の有無を示す取得状態情報であり、そして取得状態情報が有るときは取得の結果となる位置情報が利用可能となる。本願発明においては位置情報を取得した中継情報端末の緯度経度の情報により、中継情報端末の位置の確認を行っている。したがって、中継順番が次の中継情報端末に送信されるビーコン信号Bが有する位置情報は、位置情報を取得した中継情報端末の緯度経度の情報である。
して引き継いだ、被探索側情報端末10と中継情報端末1との距離情報である。増えた1項目は、距離情報の累積値である。この累積値は、被探索側情報端末10と中継情報端末1との距離情報に、中継情報端末1と中継情報端末2との距離情報を累積した累積値である。なお、中継情報端末1と中継情報端末2との距離情報は、中継情報端末2が、受信したビーコン信号B2の受信電波強度に基づいて算出した距離情報である。
探索側情報端末20のビーコン信号部4は、中継情報端末3が発信するビーコン信号B3を受信する。
位置推定手段M1による被探索側情報端末10の位置推定を、図2を用いて説明する。位置推定手段M1が選択されるのは、中継回数情報が1回の情報端末の中で、位置情報を取得している情報端末があるときである。そして、位置推定手段M1の特徴は、位置情報を取得している情報端末の位置情報を活用することである。
索側情報端末10、中継情報端末1b、2b、3b、及び探索側情報端末20である。中継経路Rcを形成する中継情報端末は、被探索側情報端末10、中継情報端末1c、2c、3c、及び探索側情報端末20である。被探索側情報端末10が発信するビーコン信号Bを直接受信する情報端末は、中継情報端末1a、1b、1cである。各中継経路で最後に中継する中継情報端末は、中継情報端末3a、3b、3cである。
まず、中継情報端末1a、1b、1cのそれぞれの位置を中心として、所定の距離Hを半径とする位置推定円Ca、Cb、Ccを描く。すると、被探索側情報端末10の位置と推定される領域は、各位置推定円が重なる領域Z(梨地で示す)である。探索者は表示部24に表示された領域Zを探索することにより、被探索側情報端末10を携帯する被探索者を容易に発見することができる。
情報端末10に一番近い中継情報端末であるので、最大の位置推定精度を得ることができるからである。
位置推定手段M2による被探索側情報端末10の位置推定を、図3を用いて説明する。位置推定手段M2が選択されるのは、中継回数情報が1回の情報端末の中で、衛星測位システムによる位置情報を取得している情報端末がなく、中継回数情報が2回以上の情報端末の中で衛星測位システムによる位置情報を取得している情報端末があるときである。そして、位置推定手段M2の特徴は、累積距離情報及び探索方向に基づいて位置を推定することである。
情報の平均値を求める。そして、これら、緯度情報の平均値と経度情報の平均値をもってして、位置情報の平均位置PHとする。最後に、位置情報の平均位置PHと探索側情報端末20の位置情報を直線で結んだ方向Ddを探索方向として採用する。
位置推定手段M3による被探索側情報端末10の位置推定を、図4を用いて説明する。位置推定手段M3が選択されるのは、ビーコン信号を中継する全ての中継情報端末に衛星測位システムによる位置情報を取得している情報端末がないときである。そして、位置推定手段M3の特徴は、探索方向を求める方法にある。
手順を説明する。位置推定手段M3では、位置推定手段M2における位置推定手段と同様に、累積距離情報及び探索方向に基づいて探索対象の被探索側情報端末10の位置を推定する。まず、累積距離情報と探索方向を求める手順を説明する。
方位を特定する方法として、方位磁石の方位情報を用いる代わりに、探索側情報端末20に内蔵された方位センサーの方位情報を用いてもよい。
本発明の情報端末位置推定システム100を利用して被探索側情報端末10の位置を推定する一例を説明する。
Rgを構成する情報端末は、被探索側情報端末10、中継情報端末1g、2g、3g及び探索側情報端末20である。探索側情報端末20は、中継情報端末3gが発信するビーコン信号B3gを受信する。
第2実施形態における情報端末位置推定システム110の構成を、図7を用いて説明する。図7は、第2実施形態における、情報端末位置推定システム110の構成を示す模式図である。第2実施形態による情報端末位置推定システム110は、図1に示す第1実施形態による情報端末位置推定システム100の発展例である。
ーン型)である。そして、探索対象の被探索側情報端末10の位置を探知して、被探索側情報端末10の位置まで自動的に移動するものである。
図7において、図1と同一の符号は、図1と同一のものを示している。
システムを構成する機器は、探索対象である被探索側情報端末10、ビーコン信号を中継する中継情報端末1、2、3および探索側自動探知自律移動ロボット70である。ここで、被探索側情報端末10と中継情報端末1,2、3は、情報端末位置推定システム100と共通なので、説明を省略する。
次に、情報端末位置推定システム110における動作を説明する。被探索側情報端末10が発信したビーコン信号Bは、中継情報端末1,2,3で中継され、その中継の中で情報を付加されてビーコン信号B3となり、探索側情報端末である探索側自動探知自律移動ロボット70で受信される。ビーコン信号Bの中継方法は、情報端末位置推定システム100と同様であるので、詳細説明を省略する。
移動機構部72はその移動指示に従って、移動機構を動作させる。
移動する毎に、中継経路Rを形成する中継情報端末は変化する。したがって、中継情報端末における位置情報の取得の有無も変化する。しかし、第1実施形態において説明したように、中継情報端末の位置情報が含まれるか否かに応じて位置推定手段を切り換えることで、被探索側情報端末10の位置を的確に推定することができる。
自律制御部71は、移動する毎に、被探索側情報端末10の新たに推定された位置情報と探索側自動探知自律移動ロボット70の新たな位置情報に基づいて、新たな移動方向を決定する。そして、移動機構部72に移動指示をする。
これを繰り返し行うことで、被探索側情報端末10に到達する。
また、ビーコン信号に中継情報端末の、衛星測位システムによる位置情報が含まれるか否かに応じて探索対象の情報端末の位置推定手段を選択し、探索対象の情報端末の位置を的確に推定することができる。
4 ビーコン信号部
5 処理部
6 衛星測位システム
10 被探索側情報端末
20 探索側情報端末
21 位置情報取得状態分析部
22 位置推定手段選択部
23 位置推定部
24 表示部
44 方位図
50 グラフ線
51 受信レベルが最大となる方位
64 移動方向
70 探索側自動探知自動移動ロボット
71 自律制御部
72 移動機構部
100、110 情報端末位置推定システム
Claims (4)
- 探索対象の被探索側情報端末からのビーコン信号を受信し、前記被探索側情報端末の位置を推定する位置推定部と、
前記位置推定部が推定した前記被探索側情報端末の位置情報及び
自動探知自律移動機器の位置情報に基づいて、移動方向を決定する自律制御部と、
前記自律制御部の移動指示により動作する移動機構部と、を有する
ことを特徴とする自動探知自律移動機器。 - 受信された前記ビーコン信号は、前記ビーコン信号の受信電波強度に基づく、前記被探索側情報端末と前記探索側情報端末との間の距離情報を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の自動探知自律移動機器。 - 前記自律制御部は、
所定距離を移動するごとに、
前記被探索側情報端末で新たに推定された位置情報及び
自動探知自律移動機器の新たな位置情報に基づいて、新たな移動方向を決定し、
前記移動機構部に移動指示を行う
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の自動探知自律移動機器。 - 衛星測位部をさらに有し、
前記自動探知自律移動機器の位置情報は、前記衛星測位部により取得する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の自動探知自律移動機器。
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