JP2020160682A - 運転状況通知装置、運転状況判定装置、運転状況説明システム、及び運転状況判定方法 - Google Patents

運転状況通知装置、運転状況判定装置、運転状況説明システム、及び運転状況判定方法 Download PDF

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雄士 青木
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英樹 竹原
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Akinori Suyama
明昇 須山
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Tatsumi Naganuma
立巳 長沼
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Manamu Takahashi
真那夢 高橋
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Abstract

【課題】運転状況を判定して客観的に説明することで運転者のストレスを軽減する。【解決手段】運転状況通知装置100の運転状況取得部17は、車両の走行情報を含む運転者の運転状況を取得する。音声認識部16は、車両内の音声に同乗者の指摘音声が含まれるかどうかを判定する。音声出力部18は、運転者の運転状況に基づく運転者の運転パターンの判定結果と、同乗者が運転者の運転パターンで過去に運転したことがあるかどうかを含む同乗者運転情報とに基づいて生成される運転状況説明を音声で出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、運転状況を説明する技術に関する。
車の運転中、運転者は様々な要因でストレスを募らせることがあり、安全運転に支障を来すことがある。特に運転中に同乗者に自分の運転内容に対して指摘や注意を受けた運転者は感情的になったり、イライラしたりすることが多く、同乗者と口論になるなど、安全運転の妨げになる。
特許文献1には、運転者の生体情報や運転状態から運転者の心理状態を判断し、イライラが検出された場合、リラックス効果を与えてイライラを抑制する車両用ストレス解消装置が開示されている。
特開2017−88037号公報
運転者のイライラを抑制するために音楽を流したり、リラックス効果をもつ香料を放ったりなどの手段を講ずることができるが、運転者のイライラの原因を根本的に解消することはできない。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、運転状況を判定して客観的に説明することで運転者のストレスを軽減することのできる運転状況説明技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の運転状況通知装置(100)は、車両の走行情報を含む運転者の運転状況を取得する運転状況取得部(17)と、前記車両内の音声に同乗者の指摘音声が含まれるかどうかを判定する音声認識部(16)と、前記運転者の前記運転状況に基づく前記運転者の運転パターンの判定結果と、前記同乗者が前記運転者の前記運転パターンで過去に運転したことがあるかどうかを含む同乗者運転情報とに基づいて生成される運転状況説明を音声で出力する音声出力部(18)と、を備える。
本発明のさらに別の態様は、運転状況判定装置(200)である。この装置は、車両の運転者毎に運転状況を蓄積したデータベース(32)と、前記車両の走行情報を含む運転者の運転状況に基づいて前記運転者の運転パターンを判定するとともに、同乗者識別情報に基づいて前記データベースに蓄積された前記運転状況を参照して前記同乗者が前記運転者の前記運転パターンで過去に運転したことがあるかどうかを含む同乗者運転情報を抽出する運転状況判定部(31)と、前記運転者の前記運転パターンの判定結果と前記同乗者運転情報に基づいて運転状況説明を生成する運転状況説明生成部(35)と、を備える。
本発明のさらに別の態様は、運転状況説明システムである。この運転状況説明システムは、車両側の運転状況通知装置(100)とサーバ側の運転状況判定装置(200)がネットワークを介して接続された運転状況説明システムである。前記運転状況通知装置(100)は、車両内の音声に同乗者の指摘音声が含まれるかどうかを判定する音声認識部(16)と、前記車両内の音声に同乗者の指摘音声が含まれる場合、車両の走行情報を含む運転者の運転状況と運転者識別情報と同乗者識別情報を取得して、前記運転状況判定装置(200)に送信する運転状況取得部(17)と、前記運転状況判定装置(200)から受信された運転状況説明を音声で出力する音声出力部(18)と、を備える。前記運転状況判定装置(200)は、前記車両の運転者毎に運転状況を蓄積したデータベース(32)と、前記運転状況通知装置(100)から受信された前記運転者の前記運転状況に基づいて前記運転者の運転パターンを判定するとともに、前記同乗者識別情報に基づいて前記データベースに蓄積された前記運転状況を参照して前記同乗者が前記運転者の前記運転パターンで過去に運転したことがあるかどうかを含む同乗者運転情報を抽出する運転状況判定部(31)と、前記運転者の前記運転パターンの判定結果と前記同乗者運転情報に基づいて運転状況説明を生成し、前記運転状況通知装置(100)に送信する運転状況説明生成部(35)と、を備える。
本発明のさらに別の態様は、運転状況判定方法である。この方法は、車両の走行情報を含む運転者の運転状況に基づいて前記運転者の運転パターンを判定するとともに、車両の運転者毎に運転状況を蓄積したデータベースを同乗者識別情報に基づいて参照して、前記同乗者が前記運転者の前記運転パターンで過去に運転したことがあるかどうかを含む同乗者運転情報を抽出する運転状況判定ステップと、前記運転者の前記運転パターンの判定結果と前記同乗者運転情報に基づいて運転状況説明を生成する運転状況説明生成ステップと、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、運転状況を客観的に説明することで運転者のストレスを軽減することができる。
実施の形態に係る運転状況説明システムの構成図である。 実施の形態の運転状況説明システムによる運転状況説明手順を示すフローチャートである。 図2の運転パターン設定処理の詳細な手順を示すフローチャートである。 図1の運転状況説明テーブルの例を説明する図である。
図1は、実施の形態に係る運転状況説明システムの構成図である。運転状況通知装置100と運転状況判定装置200は無線などのネットワーク30を介して接続される。複数の車両側の運転状況通知装置100とサーバ側の運転状況判定装置200がネットワーク30を介して互いにデータをやりとりすることで、複数の車両の運転状況を管理するシステムが構築される。
運転状況通知装置100は、車両に搭載されるカーナビゲーションシステム、カーオーディオシステム、ドライブレコーダの機能の一部として、あるいは車両の運転者や同乗者が車両に持ち込んで使用する携帯電話や携帯端末の機能の一部として実装される。
撮像部11は、車両の周囲の画像を撮影し、映像データを運転状況取得部17へ渡す。車両にカメラが複数台設けられてもよく、車両の前方、側方、後方の画像を含め、全周囲の画像を取得してもよい。
位置情報取得部12は、GPS(Global Positioning System)などの位置情報センサから車両の現在位置を取得し、位置情報を運転状況取得部17へ渡す。
走行状態取得部13は、車速センサ13bや加速度センサ13aを含み、速度データ、加速度データを取得し、走行速度を含む走行情報を運転状況取得部17へ渡す。走行情報としてアクセル操作、ブレーキ操作、ハンドル操作などの運転操作に関するデータをさらに加えてもよい。
個人識別部14は、運転者と同乗者を識別し、運転者識別情報と同乗者識別情報を音声認識部16と運転状況取得部17に渡す。個人の識別は、車内カメラの撮影画像に対する画像認識により実現してもよく、運転者や同乗者がたとえば指紋などの識別情報を自分で入力することで行われてもよい。
音声入力部15は、車内で集音された音声データを音声認識部16へ渡す。音声認識部16は入力された音声データから、指摘音声を検出する。例えば、「危ない」、「注意して」などの運転者の運転内容に言及する言葉があらかじめ登録されており、音声認識された言葉によって指摘音声かどうかを判定してもよい。あるいは、音声のトーンや話す速度などから話者の感情や興奮度合いを識別して指摘音声かどうかを判定してもよい。
音声認識部16は、音声入力部15から渡された指摘音声が運転者であるか、または同乗者の音声であるかを、個人識別部14より渡された運転者識別情報および同乗者識別情報を用いて特定する。指摘音声の発話者の特定は、例えば、声紋などの周波数的な特徴との整合や、指摘音声の音源の方向を検出して着席位置により運転者か同乗者かを識別するなどにより行う。指摘音声が同乗者の音声であった場合、指摘音声検出を運転状況取得部17に通知する。
運転状況取得部17は、映像データ、位置データ、速度データ、および加速度データを受け取り、最新の所定時間、たとえば30秒間のデータを運転状況データとして記憶部19に保持する。アクセル操作、ブレーキ操作、ハンドル操作などの運転操作データをさらに運転状況データに追加してもよい。
運転状況取得部17は、音声認識部16から指摘音声検出の通知を受けた場合、記憶部19に保持している最新の運転状況データと運転者識別情報と同乗者識別情報を通信部20およびネットワーク30を介して運転状況判定装置200に送信する。
音声出力部18は、通信部20およびネットワーク30を介して運転状況判定装置200から受信した運転状況説明を音声で出力する。
運転状況判定装置200は、車両と通信可能なサーバの機能の一部として実装される。サーバは複数の車両と通信可能であり、運転状況判定装置200は、複数の車両の運転状況を管理することで、運転状況の統計データを分析してより正確な運転状況の判定が可能になる。
データベース32には、運転者の運転パターンを判定するための判定用データ33と、運転者毎の運転状況データ34が蓄積される。運転状況データ34は、映像データ、位置データ、速度データ、および加速度データを含み、運転者識別情報に対応づけられている。アクセル操作、ブレーキ操作、ハンドル操作などの運転操作データをさらに運転者識別情報に対応づけてもよい。運転状況判定部31が運転状況通知装置100から受信した同乗者識別情報に対応づけられた運転状況データ34をデータベース32から読み出すことで、運転者の最新の運転状況データを同乗者の過去の運転状況データ34と比較することができる。
運転状況判定部31は、ネットワーク30および通信部37を介して運転状況通知装置100から最新の運転状況データと運転者識別情報と同乗者識別情報を受信し、運転者識別情報に対応づけて最新の運転状況データをデータベース32の運転状況データ34として記録する。
運転状況判定部31は、運転者の最新の運転状況データをデータベース32に蓄積された判定用データ33と照らし合わせ、運転者の運転パターンを判定する。運転パターンは、段階的に評価する。例えば、運転パターンは1から5までの5段階で判定する。パターン1は最も好ましい適切な運転であり、パターン5は法令等に違反した危険な運転である。法令等で定められた基準からの乖離具合や実際の危険度に応じて、パターン1から5を設定することが好ましい。評価の段階は5段階だけでなく、4段階、6段階など任意の数に変更してもよい。
本実施の形態では、運転パターンは、「段階1(適切)」、「段階2」、「段階3」、「段階4」、「段階5(危険)」のいずれかである。これらの運転パターンは、最も好ましい適切な運転パターンである場合を「段階1(適切)」、法令等に違反した最も危険な運転パターンを「段階5(危険)」として、前述の5段階の運転パターンに対応して段階的に危険度が増すよう設定する。運転状況判定部31は、判定された運転パターンを運転者の最新の運転状況データに関連づけてデータベース32に記録する。
判定用データ33は、運転パターンが「段階1(適切)」、「段階2」、「段階3」、「段階4」、「段階5(危険)」のいずれであるかを判定するための制限速度や交通標識のルールを記述したデータである。たとえば、制限速度を超えた場合を段階5と判定するルール、路上にいる歩行者や自転車と安全な間隔をあけていない、または、徐行していない場合を段階4と判定するルール、一時停止の標識を無視したときに段階5と判定するルールなどがある。
運転状況判定部31は、運転者の運転パターンが「段階1(適切)」以外の場合、同乗者識別情報と運転者の最新の運転状況データに含まれる位置情報とに基づいて、データベース32に蓄積された同乗者の同位置における運転状況データ34を抽出する。運転状況判定部31は、運転者の最新の運転状況データと同乗者の同位置における運転状況データ34を比較して、同乗者が過去に、運転者の運転パターンと同様もしくはそれよりも安全度の低い運転パターンの運転をしたこと(「同乗者同様運転情報」と呼ぶ)があるかどうかを判定する。
運転状況判定部31は、運転者の運転位置と同位置で同乗者が同様の運転パターンで運転した場合に限らず、運転者の運転位置とは異なる場所で同乗者が同様の運転パターンで運転した場合についても同乗者同様運転情報ありと判定してもよい。たとえば、同乗者が運転者とは異なる場所で一時停止を無視して走行したり、路上の自転車の横を制限速度で通過したりすることがあるなどの場合に同乗者同様運転情報ありと判定してもよい。
運転状況判定部31は、判定された運転者の運転パターンと同乗者同様運転情報を運転状況説明生成部35に渡す。
運転状況説明生成部35は、運転状況説明テーブル36を参照して、運転者の運転パターンと同乗者同様運転情報に対応づけられた運転状況説明を生成し、運転状況説明データを通信部37とネットワーク30を介して運転状況通知装置100に送信する。運転状況説明データの一例は音声データであるが、テキストデータであってもよい。運転状況通知装置100の音声出力部18は、通信部20を介して受信した運転状況説明データを音声出力して、運転者と同乗者に聞かせる。運転状況説明データがテキストデータである場合は、音声出力部18は、テキストを音声で読み上げて出力してもよい。また、音声とともにテキストをディスプレイに表示してもよい。
図2は、実施の形態の運転状況説明システムによる運転状況説明手順を示すフローチャートである。ここでは、運転状況通知装置100の音声入力部15に車内の音声が入力されてから音声出力部18が運転状況説明の音声を出力するまでの手順を説明する。
運転状況通知装置100の音声認識部16は、車内の入力音声を認識し(S101)、入力音声が指摘音声かどうかを識別する(S102)。音声認識部16が指摘音声を検出した場合(S102のYes)、ステップS103に進み、指摘音声を検出しない場合(S102のNo)、終了する。
音声認識部16から指摘音声検出を通知された運転状況取得部17は、記憶部19に保持している運転者の最新の運転状況データと運転者識別情報と同乗者識別情報をサーバ側の運転状況判定装置200に送信する(S103)。
サーバ側の運転状況判定装置200の運転状況判定部31は、車両側の運転状況通知装置100の運転状況取得部17から最新の運転状況データを受信する(S104)。
運転状況判定部31は、運転者の最新の運転状況データをデータベース32の判定用データ33と照らし合わせて解析し、運転者の運転パターンを判定するとともに、データベース32から同乗者の運転状況データ34を抽出し、運転者の最新の運転状況データと比較して、同乗者が過去に同様もしくはそれよりも悪い運転パターンで運転をしたことがあるかどうかを判定し、運転者の運転パターンと同乗者同様運転情報を設定する(S105)。
運転状況判定部31は運転者の最新の運転状況データを運転者識別情報と対応づけてデータベース32の運転状況データ34として保存する(S106)。
運転状況説明生成部35は、運転者の運転パターンと同乗者同様運転情報に基づいて運転状況説明テーブル36を参照し、運転者の運転パターンと同乗者同様運転情報に対応づけられた運転状況説明を生成し、通信部37とネットワーク30を介して運転状況通知装置100に送信する(S107)。
運転状況通知装置100の音声出力部18は、通信部20により受信された運転状況説明データを音声で出力する(S108)。
図3は、図2のステップS105の運転パターン設定処理の詳細な手順を示すフローチャートである。
運転状況判定部31は、映像データ、速度データ、加速度データ、および位置情報を含む運転状況データをデータベース32の判定用データ33と照合して解析し、適切な運転かどうかを判定する(S201)。適切な運転であった場合(S201のYes)、運転状況判定部31は運転パターンを「段階1(適切)」に設定し(S202)、終了する。
適切な運転でなかった場合(S201のNo)、運転状況判定部31は、運転状況データを判定用データ33と照合して解析し、法令等に対する違反などの段階5の運転パターンだったかどうかを判定する(S203)。段階5に該当する運転であった場合(S203のYes)、運転状況判定部31は運転パターンを「段階5」に設定し(S204)、ステップS210に進む。
段階5に該当する運転パターンでなかった場合(S203のNo)、運転状況判定部31は、運転状況データを判定用データ33と照合して解析し、段階4に該当する運転だったかどうかを判定する(S205)。段階4に該当する運転であった場合(S205のYes)、運転状況判定部31は運転パターンを「段階4」に設定し(S206)、ステップS210に進む。
段階4に該当する運転パターンでなかった場合(S205のNo)、運転状況判定部31は、運転状況データを判定用データ33と照合して解析し、段階3に該当する運転かどうかを判定する(S207)。段階3に該当する運転だった場合(S207のYes)、運転状況判定部31は運転パターンを「段階3」に設定し(S208)、ステップS210に進む。
段階3に該当する運転でなかった場合(S207のNo)、運転状況判定部31は運転パターンを「段階2」に設定し(S209)、ステップS210に進む。
運転パターンが「段階1(適切)」以外の場合、運転状況判定部31は、同乗者識別情報に基づいてデータベース32の運転状況データ34を参照し、同乗者が過去に同じ地点で同様の運転パターンの履歴があるかどうかを判定する(S210)。同乗者に同様の運転パターンの履歴があった場合(S210のYes)、運転状況判定部31は同乗者同様運転情報を「あり」に設定する(S211)。同乗者に同様の運転パターンの履歴がない場合(S210のNo)、運転状況判定部31は同乗者同様運転情報を「なし」に設定する(S212)。
ステップS210において同乗者同様運転情報の有無の判定は、運転パターンが一致した時だけでなく、「段階5」、「段階4」、「段階3」、「段階2」の順番において、同乗者の運転パターンが運転者の運転パターンより「段階5」に近かった場合も、同乗者同様運転情報ありとする。例えば、運転者の運転パターンが「段階4」で同乗者の運転パターンが「段階5」の場合は、同乗者同様運転情報ありとする。これにより、同乗者が運転者よりも悪い運転をしていた場合も含めて、同乗者にも運転者に似た運転情報がある旨を運転者と同乗者に通知することができる。
運転者の運転パターンと同乗者同様運転情報の設定の具体例をいくつか説明する。
例1 運転パターン「段階5」、同乗者同様運転情報「なし」の場合
・運転者:
制限速度40km/hの道路を60km/hで走行した場合、運転パターン「段階5」と判定する。
・同乗者:
同じ地点で運転パターン「段階1(適切)」の履歴がある、すなわち、過去に同じ地点を制限速度以内で走行し、運転パターン「段階1(適切)」と判定され、データベース32の同乗者の運転状況データ34に判定結果が保存された場合、同乗者同様運転情報「なし」と判定する。
例2 運転パターン「段階5」、同乗者同様運転情報「あり」の場合
・運転者:
制限速度40km/hの道路を60km/hで走行した場合、運転パターン「段階5」と判定する。
・同乗者:
同じ地点で運転パターン「段階5」の履歴がある、すなわち、過去に同じ地点を50km/hで走行し、運転パターン「段階5」と判定され、同乗者の運転状況データ34に判定結果が保存された場合、同乗者同様運転情報「あり」と判定する。
例3 運転パターン「段階5」、同乗者同様運転情報「あり」の場合
・運転者:
一時停止を無視した場合、運転パターン「段階5」と判定する。
・同乗者:
同じ地点で運転パターン「段階5」の履歴がある、すなわち、過去に同じ地点で一時停止を無視して、運転パターン「段階5」と判定され、同乗者の運転状況データ34に判定結果が保存された場合、同乗者同様運転情報「あり」と判定する。
例4 運転パターン「段階4」、同乗者同様運転情報「あり」の場合
・運転者:
制限速度30km/hの道路で、歩行者の横を30km/hで走行した場合、運転パターン「段階4」と判定する。
・同乗者:
同じ地点で運転パターン「段階5」の履歴がある、すなわち、過去に同じ地点を35km/hで走行し、運転パターン「段階5」と判定され、同乗者の運転状況データ34に判定結果が保存された場合、同乗者同様運転情報「あり」と判定する。
図4は、運転状況説明テーブル36の例を説明する図である。運転者の運転パターンと同乗者同様運転情報に対応づけて運転状況説明が格納されている。運転状況説明はテキストデータであっても音声データであってもよい。
運転者の運転パターンが「段階1(適切)」の場合、同乗者同様運転情報の有無に関係なく、「今の運転は適切です。」という運転状況説明が対応づけられる。
運転者の運転パターンが「段階5」で同乗者同様運転情報なしの場合、「今の運転は大変危険です。」という運転状況説明が対応づけられる。
運転者の運転パターンが「段階5」で同乗者同様運転情報ありの場合、「今の運転は大変危険です。ただし、同乗者も過去に同じ運転をしました。」という運転状況説明が対応づけられる。
運転者の運転パターンが「段階4」で同乗者同様運転情報なしの場合、「今の運転は危険です。」という運転状況説明が対応づけられる。
運転者の運転パターンが「段階4」で同乗者同様運転情報ありの場合、「今の運転は危険です。ただし、同乗者も過去に同じ運転をしました。」という運転状況説明が対応づけられる。
運転者の運転パターンが「段階3」で同乗者同様運転情報なしの場合、「今の運転は不適切です。」という運転状況説明が対応づけられる。
運転者の運転パターンが「段階3」で同乗者同様運転情報ありの場合、「今の運転は不適切です。ただし、同乗者も過去に同じ運転をしました。」という運転状況説明が対応づけられる。
運転者の運転パターンが「段階2」で同乗者同様運転情報なしの場合、「今の運転は適切ではありません。」という運転状況説明が対応づけられる。
運転者の運転パターンが「段階2」で同乗者同様運転情報ありの場合、「今の運転は適切ではありません。ただし、同乗者も過去に同じ運転をしました。」という運転状況説明が対応づけられる。
以上説明したように、本実施の形態の運転状況説明システムによれば、運転者が自分の運転を同乗者に指摘や注意をされた時に、運転者の運転状況を客観的に判定した上で、運転状況の評価結果とともに、同乗者が過去に同様の運転をしたことがある場合にそのことを音声で出力する。これにより、運転者と同乗者の間の感情の対立を解消し、運転者のイライラなどのストレスを軽減し、事故防止につながる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
上記の実施例では、車両側の運転状況通知装置100とサーバ側の運転状況判定装置200がネットワーク30で接続された運転状況説明システムの構成を説明したが、サーバ側の運転状況判定装置200の少なくとも一部の機能を車両側の運転状況通知装置100に実装してもよい。たとえば、運転状況判定装置200の運転状況説明生成部35および運転状況説明テーブル36の構成を運転状況通知装置100に設け、運転状況通知装置100に設けられた運転状況説明生成部35が、運転状況判定装置200の運転状況判定部31から運転パターンの判定結果と同乗者同様運転情報を受信し、運転状況説明テーブル36を参照して運転状況説明を生成し、音声出力部18に渡してもよい。
なお、実施の形態で説明した各装置の機能構成はハードウェア資源またはソフトウェア資源により、あるいはハードウェア資源とソフトウェア資源の協働により実現できる。ハードウェア資源としてプロセッサ、ROM、RAM、その他のLSIを利用できる。ソフトウェア資源としてオペレーティングシステム、アプリケーション等のプログラムを利用できる。
11 撮像部、 12 位置情報取得部、 13 走行状態取得部、 14 個人識別部、 15 音声入力部、 16 音声認識部、 17 運転状況取得部、 18 音声出力部、 19 記憶部、 20 通信部、 30 ネットワーク、 31 運転状況判定部、 32 データベース、 33 判定用データ、 34 運転状況データ、 35 運転状況説明生成部、 36 運転状況説明テーブル、 37 通信部、 100 運転状況通知装置、 200 運転状況判定装置。

Claims (7)

  1. 車両の走行情報を含む運転者の運転状況を取得する運転状況取得部と、
    前記車両内の音声に同乗者の指摘音声が含まれるかどうかを判定する音声認識部と、
    前記運転者の前記運転状況に基づく前記運転者の運転パターンの判定結果と、前記同乗者が前記運転者の前記運転パターンで過去に運転したことがあるかどうかを含む同乗者運転情報とに基づいて生成される運転状況説明を音声で出力する音声出力部と、を備えることを特徴とする運転状況通知装置。
  2. 前記運転者の前記運転状況は前記車両の位置情報をさらに含み、
    前記同乗者運転情報は、前記同乗者が前記車両の前記位置情報が示す位置で前記運転者の前記運転パターンで過去に運転したことがあるかどうかを含むことを特徴とする請求項1に記載の運転状況通知装置。
  3. 車両の運転者毎に運転状況を蓄積したデータベースと、
    前記車両の走行情報を含む運転者の運転状況に基づいて前記運転者の運転パターンを判定するとともに、同乗者識別情報に基づいて前記データベースに蓄積された前記運転状況を参照して前記同乗者が前記運転者の前記運転パターンで過去に運転したことがあるかどうかを含む同乗者運転情報を抽出する運転状況判定部と、
    前記運転者の前記運転パターンの判定結果と前記同乗者運転情報に基づいて運転状況説明を生成する運転状況説明生成部と、を備えることを特徴とする運転状況判定装置。
  4. 前記運転状況説明生成部は、前記同乗者運転情報が前記運転者の前記運転パターンで前記同乗者が運転したことがあることを含む場合、前記運転状況説明に前記同乗者が前記運転者の前記運転パターンで過去に運転したことがある旨を含めて前記運転状況説明を生成することを特徴とする請求項3に記載の運転状況判定装置。
  5. 運転状況通知装置と運転状況判定装置がネットワークを介して接続された運転状況説明システムであって、
    前記運転状況通知装置は、
    車両内の音声に同乗者の指摘音声が含まれるかどうかを判定する音声認識部と、
    前記車両内の音声に同乗者の指摘音声が含まれる場合、車両の走行情報を含む運転者の運転状況と運転者識別情報と同乗者識別情報を取得して、前記運転状況判定装置に送信する運転状況取得部と、
    前記運転状況判定装置から受信された運転状況説明を音声で出力する音声出力部と、を備え、
    前記運転状況判定装置は、
    前記車両の運転者毎に運転状況を蓄積したデータベースと、
    前記運転状況通知装置から受信された前記運転者の前記運転状況に基づいて前記運転者の運転パターンを判定するとともに、前記同乗者識別情報に基づいて前記データベースに蓄積された前記運転状況を参照して前記同乗者が前記運転者の前記運転パターンで過去に運転したことがあるかどうかを含む同乗者運転情報を抽出する運転状況判定部と、
    前記運転者の前記運転パターンの判定結果と前記同乗者運転情報に基づいて運転状況説明を生成し、前記運転状況通知装置に送信する運転状況説明生成部と、を備えることを特徴とする運転状況説明システム。
  6. 車両の走行情報を含む運転者の運転状況に基づいて前記運転者の運転パターンを判定するとともに、車両の運転者毎に運転状況を蓄積したデータベースを同乗者識別情報に基づいて参照して、前記同乗者が前記運転者の前記運転パターンで過去に運転したことがあるかどうかを含む同乗者運転情報を抽出する運転状況判定ステップと、
    前記運転者の前記運転パターンの判定結果と前記同乗者運転情報に基づいて運転状況説明を生成する運転状況説明生成ステップと、を備えることを特徴とする運転状況判定方法。
  7. 車両の走行情報を含む運転者の運転状況に基づいて前記運転者の運転パターンを判定するとともに、車両の運転者毎に運転状況を蓄積したデータベースを同乗者識別情報に基づいて参照して、前記同乗者が前記運転者の前記運転パターンで過去に運転したことがあるかどうかを含む同乗者運転情報を抽出する運転状況判定ステップと、
    前記運転者の前記運転パターンの判定結果と前記同乗者運転情報に基づいて運転状況説明を生成する運転状況説明生成ステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする運転状況判定プログラム。
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