JP2020160588A - 運転支援制御装置、運転支援制御方法、およびプログラム - Google Patents

運転支援制御装置、運転支援制御方法、およびプログラム Download PDF

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Yasutoshi Sakai
康利 酒井
啓太 林
Keita Hayashi
啓太 林
紘史 谷山
Hiroshi Taniyama
紘史 谷山
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Abstract

【課題】運転者が案内された走行経路を正しく認識していないと判定された場合に、正しい走行経路を認識させる案内を実行すること。【解決手段】運転支援制御装置は、車両に対して目的地までの経路案内を実行する経路案内制御部と、車両の運転者の状況を検出する生体情報検出部から運転者の生体情報を取得する生体情報取得部と、生体情報取得部が取得した運転者の生体情報に基づいて、運転者が経路案内制御部により経路案内された走行経路を正しく認識しているか否かを判断する判断部と、判断部によって運転者が経路案内された走行経路を正しく認識していないと判定された場合に、報知部を用いて報知する報知制御部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、運転支援制御装置、運転支援制御方法、およびプログラムに関する。
車両を運転する運転者に対して、警告を行うことで運転を支援する技術が知られている。例えば特許文献1には、誘導経路上の曲折すべき交差点において、自車両の方向指示器が出されていない場合、警告メッセージを発するナビゲーション装置が開示されている。
特開2001−255167号公報
ナビゲーション装置などに案内された経路が初めて走行する道である場合、例えば右折すべき警告があったとしても、右折可能な箇所が複数ある場合には、運転者は走行経路とは誤った箇所で右折してしまう可能性がある。このような場合、運転者はナビゲーション装置の表示画面を視認することがあるが、初めて走行する道路などにおいては、表示画面に表示された地図表示と、実際に走行している道路との関係性を把握することが困難なことがある。運転者が走行時に迷っている判断された時に、正しい走行経路の案内を実行することのできる技術が求められている。
本発明は、運転者が案内された走行経路を正しく認識していないと判定された場合に、正しい走行経路を認識させる案内を実行することのできる運転支援制御装置、運転支援制御方法、およびプログラムを提供する。
本発明の運転支援制御装置は、車両に対して目的地までの経路案内を実行する経路案内制御部と、前記車両の運転者の状況を検出する生体情報検出部から前記運転者の生体情報を取得する生体情報取得部と、前記生体情報取得部が取得した前記運転者の生体情報に基づいて、前記運転者が前記経路案内制御部により経路案内された走行経路を正しく認識しているか否かを判断する判断部と、前記判断部によって前記運転者が経路案内された前記走行経路を正しく認識していないと判定された場合に、報知部を用いて報知する報知制御部と、を備える。
本発明の運転支援制御方法は、車両に対して目的地までの経路案内を実行する経路案内制御ステップと、前記車両の運転者の状況を検出する生体情報検出部から前記運転者の生体情報を取得する生体情報取得ステップと、前記生体情報取得ステップで取得した前記運転者の生体情報に基づいて、前記運転者が前記経路案内制御ステップで経路案内された走行経路を正しく認識しているか否かを判断する判断ステップと、前記判断ステップで前記運転者が経路案内された前記走行経路を正しく認識していないと判定された場合に、報知部を用いて報知する報知制御ステップと、を含む。
本発明のプログラムは、車両に対して目的地までの経路案内を実行する経路案内制御ステップと、前記車両の運転者の状況を検出する生体情報検出部から前記運転者の生体情報を取得する生体情報取得ステップと、前記生体情報取得ステップで取得した前記運転者の生体情報に基づいて、前記運転者が前記経路案内制御ステップで経路案内された走行経路を正しく認識しているか否かを判断する判断ステップと、前記判断ステップで前記運転者が経路案内された前記走行経路を正しく認識していないと判定された場合に、報知部を用いて報知する報知制御ステップと、を運転支援制御装置として動作するコンピュータに実行させる。
本発明によれば、運転者が案内された走行経路を正しく認識していないと判定された場合に、正しい走行経路を認識させる案内を実行することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る運転支援装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、報知制御部の処理を説明するための模式図である。 図3は、本発明の実施形態に係る運転支援制御装置の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図4は、本発明の実施形態の第一変形例の処理を示すフローチャートである。 図5は、本発明の実施形態の第二変形例の処理を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含む。
[第一実施形態]
図1を用いて、第一実施形態に係る運転支援装置1の構成について説明する。図1は、第一実施形態に係る運転支援装置1の構成の一例を示すブロック図である。
運転支援装置1は、生体情報検出部10と、操作部20と、GPS(Global Positioning System)受信部30と、CAN(Controller Area Network)インターフェース40と、記憶部50と、音声出力部60と、表示部70と、制御部(運転支援制御装置)100とを備える。音声出力部60と、表示部70とは、報知部とも呼ばれる。
生体情報検出部10は、車両を運転している際の運転者の状況(生体情報)を検出する。生体情報検出部10は、カメラ11と、マイク12とを備える。
カメラ11は、少なくとも車両を運転している運転者の視線の方向を検出する。カメラ11は、例えば運転者と向かい合って配置されている。カメラ11は、例えば赤外発光装置と赤外光カメラとを備え、運転者の顔に赤外光を照射して、赤外光カメラで運転者の顔を撮影する。カメラ11は、赤外光カメラで撮影した撮影データを視線情報取得部120に出力する。なお、カメラ11は、可視光カメラで構成されていてもよい。この場合、カメラ11は、運転している際の、運転者の顔を撮影し、撮影した撮影データを視線情報取得部120に出力する。
マイク12は、少なくとも運転者の音声を検出する。マイク12は、検出した音声データを音声解析部121に出力する。
本実施形態では、生体情報検出部10は、運転者の視線と音声とを検出するがこれは例示であり、本発明を限定するものではない。生体情報検出部10は、例えば脈拍を検出する脈拍センサ、体温を検出する体温センサ、呼吸数を検出する呼吸センサで構成されてもよい。
操作部20は、運転支援装置1に対する種々の操作を受け付ける。操作部20は、例えば運転者などから目的地を設定するための操作を受け付ける。操作部20は、例えば物理的なスイッチや、表示部70に設けられたタッチパネルで構成することができる。
GPS受信部30は、GPS受信回路、GPS受信アンテナなどから構成されており、GPS信号を受信する。GPS受信部30は、受信したGPS信号を位置情報取得部123に出力する。
CANインターフェース40は、CANを介して各種車両情報を取得するためのインターフェースである。車両情報には、例えば、エンジンの動作状況や、加速および減速を含む車両の走行状況などに関する情報が含まれている。
記憶部50は、地図データ51など種々のデータを記録する。地図データ51は、車両が走行する道路に関する種々の情報を含む。記憶部50は、例えば制御部100の各部を実現させるためのプログラムを記憶している。制御部100は、記憶部50に記憶されているプログラムを展開して実行することで、各部の機能を実現する。記憶部50は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、ソリッドステートドライブ、光ディスクなどの記憶装置で構成することができる。記憶部50は、複数の異なるメモリ等で構成されてもよい。
音声出力部60は、車両の搭乗者に対して音声を出力する。音声出力部60は、例えば車両の搭乗者に対して、経路案内音声を出力する。音声出力部60は、例えば運転者が案内された走行経路を正しく認識されていないと判定された場合に報知を行う。音声出力部60は、例えば、車両の搭載されたオーディオ用のスピーカで構成される。
表示部70は、種々の映像を表示する。表示部70は、例えば地図データ51に基づいて、車両の周辺の地図を表示する。表示部70は、例えば、現在位置から目的地までの経路情報を地図と共に表示する。表示部70は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)または有機EL(Organic Electro-Luminescence)ディスプレイなどを含むディスプレイである。
制御部100は、視線情報取得部120と、音声解析部121と、目的地設定部122と、位置情報取得部123と、車両情報取得部124と、経路案内制御部125と、判断部126と、音声案内制御部127と、表示制御部128と、報知制御部129とを備える。制御部100が備える各部は、バス110を介して互いに接続されているように記載する。制御部100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)を含む電子的な回路で構成することができる。
視線情報取得部120は、カメラ11から車両の運転者の視線の方向を取得する。視線情報取得部120は、例えば取得した視線の方向に基づいて、特定の方向を注視していることを取得する。視線情報取得部120は、例えば、運転者が所定時間(例えば、2秒)以上、表示部70に視線を向けていることを取得する。視線情報取得部120は、例えば表示部70と、車両の前方とを交互に視線を向けていることを検出する。視線情報取得部120は、車両の運転者以外の搭乗者の視線の方向を取得してもよい。
音声解析部121は、マイク12から車両の運転者の音声を取得する。音声解析部121は、マイク12から取得した運転者の音声を解析し、運転者の心理状態を判定する。音声解析部121は、例えばマイク12から取得した音声に基づいて、運転者が不安な状態であるか否かを判定する。
視線情報取得部120と、音声解析部121とは、生体情報取得部とも呼ばれる。
目的地設定部122は、ユーザによって設定された目的地に関する目的地情報を操作部20から受け付ける。目的地設定部122は、例えば、現在位置情報と地図データ51とに基づいて、現在位置から目的地までの走行経路を設定する。目的地設定部122は、例えば、現在位置から目的地までの走行経路に関する情報を、経路案内制御部125に出力する。
位置情報取得部123は、GPS受信部30からGPS信号を受け付ける。位置情報取得部123は、GPS信号に基づいて、車両の現在位置情報を算出する。位置情報取得部123は、例えば車両の現在位置から右左折するべき分岐点までの距離を算出する。位置情報取得部123は、現在位置情報を目的地設定部122と、経路案内制御部125とに出力する。
車両情報取得部124は、CANインターフェース40からのCANを介して種々の車両情報を取得する。車両情報取得部124は、車両情報として、例えば車両のエンジンの動作に関する情報を取得する。
経路案内制御部125は、目的地設定部122で設定された現在位置から設定された目的地までの走行経路の案内を実行する。経路案内制御部125は、音声案内制御部127に制御信号を出力することで、音声出力部60から音声を出力させて走行経路の案内を実行する。経路案内制御部125は、表示制御部128に制御信号を出力することで、表示部70に地図データ51に基づいた地図など表示させて走行経路の案内を実行する。
判断部126は、案内対象地点である交差点などの分岐路において経路案内制御部125により経路案内された走行経路を、運転者が正しく認識しているか否かを判断する。判断部126は、例えば視線情報取得部120によって運転者の所定の動きの視線が検出された場合や、音声解析部121によって所定の状態であると判定された場合に、運転者は経路案内制御部125により経路案内された走行経路を正しく認識していないと判断する。
判断部126は、例えば視線情報取得部120によって運転者が所定時間(例えば、2秒)以上、表示部70に視線を向けていることを示す情報が取得された場合、運転者は経路案内された走行経路を正しく認識してないと判断する。判断部126は、例えば視線情報取得部120によって、表示部70と、車両の前方とを交互に視線を向けていることを示す情報を取得した場合に、運転者は経路案内された走行経路を正しく認識していないと判断する。
判断部126は、例えば音声解析部121によって運転者が不安を感じさせる言葉を発したと判定された場合、運転者は経路案内された走行経路を正しく認識していないと判断する。判断部126は、例えば音声解析部121によって運転者が不安な声色であると判定された場合、運転者は経路案内された走行経路を正しく認識していないと判断する。
判断部126は、車両情報取得部124と経路案内制御部125によって車両の速度に基づいて運転者が経路案内された走行経路を正しく認識しているか否かを判断してもよい。判断部126は、例えば走行経路の案内がされた直後に運転者が間違った右左折路を右折しようとして車両の速度を低下した時、すなわち車両情報取得部124から車両の速度の低下(例えば、法定速度の10%程度以上)した場合に、運転者は経路案内された走行経路を正しく認識していないと判断する。
音声案内制御部127は、経路案内制御部125からの制御信号に従って、音声を出力させるための音声信号を音声出力部60に出力する。音声案内制御部127は、例えば、現在位置から目的地までの経路案内を出力させるための制御信号を音声出力部60に出力する。
表示制御部128は、経路案内制御部125からの制御信号に従って、映像を表示させるための制御信号を表示部70に出力する。表示制御部128は、地図データ51と、位置情報取得部123が取得した現在位置とに基づいて、各種の映像を表示させるための制御信号を表示部70に出力する。表示制御部128は、例えば、車両周辺の地図を表示させるための制御信号を表示部70に出力する。
報知制御部129は、判断部126によって運転者が走行経路を認識していないと判断された場合に、運転者に対して報知を行う。
報知制御部129は、例えば運転者が交差点で右折することを認識していないと判断され、かつ交差点までの距離が所定の距離以上である場合には、音声案内制御部127を制御して「次の交差点を右方向です」といった音声案内を音声出力部60から出力する。すなわち、報知制御部129は、運転者に対し正しい走行経路を認識させるための報知を行う。所定の距離に特に制限はないが、例えば運転者が安全に右折をするための操作を行える距離である。報知制御部129は、表示制御部128を制御して、次の交差点で右折させるための文字やアイコンを表示部70に表示してもよい。
報知制御部129は、例えば運転者が交差点で右折することを認識していないと判断され、かつ現在位置から交差点までの距離が所定の距離未満である場合には、運転者に対し正しい走行経路を認識させるための報知を行わない。この場合、報知制御部129は、案内された走行経路から外れてしまう前に、走行経路を外れてしまった場合に元の走行経路に戻れるようなルートを検索する。そして、経路案内制御部125は、車両が経路案内制御部125により経路案内された走行経路を外れてしまった直後に、元の走行経路に復帰するための経路案内を実行する。
また、報知制御部129は、案内された走行経路から外れてしまう前に、外れた走行経路から目的地に到達するための走行経路を検索(リルート)してもよい。この場合、経路案内制御部125は、車両が経路案内制御部125により経路案内された走行経路を外れてしまった直後に、目的地に到達するための新たな経路案内を開始する。
ここで、図2を用いて、報知制御部129の処理について具体的に説明する。図2は、報知制御部129の処理を説明するための模式図である。図2では、経路案内された走行経路から外れてしまった場合に、元の走行経路に復帰する処理について説明するが、上述したように、リルートする場合にも同様の処理を実行することができる。
図2において、車両Mは、本実施形態に係る運転支援装置1が搭載されている車両である。車両Mの進行方向に、右折路R1と、右折路R2との2つの右折路がある状況で、右折が案内された場合に、運転者は右折路R1と、右折路R2とのどちらを右折するか迷うことがある。図2では、右折路R2が正しい経路であるとする。
報知制御部129は、現在位置から右折路R2までの距離が所定の距離以上である場合には、音声案内制御部127を制御して「2本目の右折路を右方向です」といった音声案内を音声出力部60から出力する。報知制御部129は、右折路R2に店舗などの建物Bが存在する場合には、「建物Bがある右折路R2を右方向です」といった音声案内を音声出力部60から出力してもよい。建物Bの名称は地図データ51から取得できる。
現在位置から右折路R2までの距離が所定未満である場合、経路案内制御部125は、例えば判断部126によって車両Mが右折路R1で右折しようすることを検出された場合には、右折路R1から右折路R2に復帰するための経路を右折路R1に進入する前に検索する。判断部126は、例えば車両情報取得部124が車両情報としてウィンカ操作を取得することで、車両が右折路R1に進入すると判断する。そして、経路案内制御部125は、右折路R1に車両Mが侵入した直後に、右折路R2に復帰するための経路案内を実行する。
経路案内制御部125は、例えば判断部126によって車両Mが右折路R2を右折せずに直進しようすることを検出された場合には、右折路R1を通過後の経路から右折路R2に復帰するための経路を、右折路R2を通過する前に検索する。判断部126は、例えば車両情報取得部124が車両情報として右折路R2で車速の減速を取得しなかった場合に、右折路R2を通過すると判断する。そして、経路案内制御部125は、右折路R2を通過した直後に、右折路R2に復帰するための経路案内を実行する。
[実施形態の処理]
図3を用いて、本実施形態に係る運転支援装置1の制御部100の処理について説明する、図3は、制御部100の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、経路案内制御部125は、目的地設定部122が受け付けた目的地までの経路案内を開始する(ステップS101)。そして、ステップS102に進む。
位置情報取得部123は、経路案内制御部125によって右左折の案内が有るか否かを判定する(ステップS102)。右左折の案内が有ると判定された場合(ステップS102のYes)、ステップS103に進む。右左折の案内が無いと判定された場合(ステップS102のNo)、ステップS104に進む。
ステップS103において、判断部126は、運転者が経路案内された走行経路を正しく認識しているか否かを判断する(ステップS103)。運転者が走行経路を正しく認識していないと判断された場合(ステップS103のNo)、判断部126は運転者が走行経路から外れると推測し、ステップS105に進む。運転者が走行経路を正しく認識していると判断された場合(ステップS103のYes)、ステップS104に進む。
ステップS104において、経路案内制御部125は、運転者に対して走行経路を認識させるための報知は行なわずに、通常の経路案内を継続する(ステップS104)。そして、ステップS111に進む。
ステップS105において、位置情報取得部123は、現在位置から右左折を行う案内対象地点までの距離が所定の距離以上である否かを判定する(ステップS105)。所定の距離以上である判定された場合(ステップS105のYes)、ステップS106に進む。所定の距離未満であると判定された場合(ステップS105のNo)、ステップS107に進む。
ステップS106において、報知制御部129は、運転者に対して走行経路を正しく認識させるための報知を行う(ステップS106)。そして、ステップS108に進む。
判断部126は、報知によって運転者が走行経路を正しく認識したか否かを判断する(ステップS108)。運転者が走行経路を正しく認識したと判断された場合(ステップS108のYes)、ステップS111に進む。運転者が走行経路を正しく認識していないと判断された場合(ステップS108のNo)、ステップS105に進み、位置情報取得部123は、上述の処理を実行する。
ステップS107において、経路案内制御部125は、走行経路を外れる前に、走行経路から外れた場合に元の走行経路に復帰するための走行経路を検索する(ステップS107)。ステップS107では、経路案内制御部125は、外れた走行経路から目的地に到達する走行経路を検索してもよい。そして、ステップS109に進む。
位置情報取得部123は、案内された走行経路から外れたか否かを判定する(ステップS109)。案内された走行経路から外れたと判定された場合(ステップS109のYes)、ステップS110に進む。案内された走行経路から外れていないと判定された場合(ステップS109のNo)、ステップS111に進む。
ステップS110において、経路案内制御部125は、走行経路から外れた直後に、元の走行経路に復帰するため新たな経路案内を実行する(ステップS110)。ステップS107で、外れた走行経路から目的地に到達する走行経路を検索し、そのような走行経路が存在していた場合には、経路案内制御部は、走行経路から外れた直後に、検索された走行経路で目的地までの新たな経路案内を実行する。そして、ステップS111に進む。
経路案内制御部125は、経路案内が終了したか否かを判定する(ステップS111)。経路案内が終了したと判定された場合(ステップS111のYes)、図3の処理は終了する。経路案内が終了していないと判定された場合(ステップS110のNo)、ステップS102に進み上述の処理が繰り返される。
上述のとおり、本実施形態は、経路案内が開始された後、運転者が走行経路を正しく認識していないと判断した場合には、運転者が走行経路を誤る前に運転者に対して正しい走行経路を認識させるための報知を行うことができる。その結果、運転者が走行経路を誤ることを防止することができる。
[実施形態の第一変形例の処理]
図4を用いて、本発明の実施形態の第一変形例の処理について説明する。図4は、本発明の実施形態の第一変形例の処理を示すフローチャートである。図4に示す処理は、図3に図示のステップS105の報知処理の変形例である。
本実施形態の第一変形例の処理は、運転者が案内された走行経路を正しく認識していない場合において、走行経路を誤ってしまった場合に元の走行経路に復帰することが困難であるか否かによって、処理を変更する。本実施形態の変形例では、元の走行経路に復帰することが困難であると判定された場合に第一の方法で報知を行う。また、本実施形態の変形例では、元の走行経路に復帰することが困難でないと判定された場合には、第二の方法で報知を行う。すなわち、本実施形態の第一変形例においては、走行経路を誤ってしまった場合に、元の走行経路に復帰する困難さに応じて報知の処理を変更する。
元の走行経路に復帰することが困難である場合とは、例えば元の走行経路に復帰するために必要な時間が所定時間(例えば、10分)以上かかったり、誤った道沿いに元の走行経路に繋がるルートがなかったりする場合をいう。
本実施形態の変形例において、第一の方法は、運転者に対する積極的な報知をいう。例えば、第一の方法では、運転者に対して右左折などが案内され、運転者が走行経路を正しく認識していないと判定された時点から右左折を行う対象地点に到達するまでの間、継続的に報知が実行される。第一の方法では、積極的な報知を行うことで、運転者に正しい走行経路を認識させる。
本実施形態の変形例において、第二の方法は、第一の方法と比べ、弱めの報知をいう。例えば、第二の方法では、運転者に対して右左折などが案内され、運転者が走行経路を正しく認識していないと判定された時点から右左折を行う対象地点までの間、所定の間隔(例えば、2秒)で報知が実行される。第二の方法では、例えば走行経路を誤ってしまっても元の走行経路に復帰することが比較的容易である場合には、1回の報知であってもよい。
経路案内制御部125は、走行経路を誤ってしまった場合に元の走行経路に復帰するための走行経路を検索する(ステップS201)。そして、ステップS202に進む。
判断部126と経路案内制御部125は、元の走行経路に復帰することが困難であるか否かを判定する(ステップS202)。元の走行経路に復帰することが困難であると判定された場合(ステップS202のYes)、ステップS203に進む。元の走行経路に復帰することが困難でないと判定された場合(ステップS202のNo)、ステップS204に進む。
ステップS203において、報知制御部129は、運転者に対して正しい走行経路を認識させるために、第一の方法で報知を行う(ステップS203)。そして、図4の処理は終了する。
ステップS204において、報知制御部129は、運転者に対して正しい走行経路を認識させるために、第二の方法で報知を行う(ステップS204)。そして、図4の処理は終了する。
上述のとおり、第一変形例では、運転者が案内された経路を誤ってしまった後の走行経路に応じて、第一の方法と、第二の方法とを切り換えて報知を行うことができる。その結果、元の走行経路に復帰することが困難である場合には、元の走行経路に復帰することが容易である場合に比べて強めに報知されるので、運転者が走行経路を誤ることをより防止することができる。
[実施形態の第二変形例の処理]
図5を用いて、本発明の実施形態の第二変形例の処理について説明する。図5は、本発明の実施形態の第二変形例の処理を示すフローチャートである。図5に示す処理は、図3に図示のステップS106の報知処理の変形例である。
本実施形態の第二変形例の処理は、運転者が案内された走行経路を正しく認識していない場合において、運転者の不安度を算出し、算出された不安度に応じて、処理を変更する。本実施形態の第二変形例では、不安度が閾値以上の場合に第一の方法で報知を行う。また、本実施形態の第二変形例では、不安度が閾値に達していない場合には、第二の方法で報知を行う。
運転者の不安度は、判断部126によって算出される。判断部126は、例えば経路案内された後、運転者が車両の前方と、走行経路の地図を表示する表示部とを所定回数(例えば、3回)以上交互に視認した場合に、不安度が閾値を超えていると判断する。判断部126は、例えば運転者が不安な声色の他に運転者が発した音声の声量が所定の大きさ以上である場合に、不安度が閾値を超えていると判断する。
判断部126は、経路案内がされた際の運転者の不安度を算出する(ステップS301)。そして、ステップS302に進む。
判断部126は、算出された不安度が閾値以上であるか否かを判定する(ステップS302)。不安度が閾値以上であると判定された場合(ステップS302のYes)、ステップS303に進む。不安度が閾値に達していないと判定された場合(ステップS302のNo)、ステップS304に進む。
ステップS303と、ステップS304とについては、それぞれ、図4に図示のステップS203と、ステップS204と同様なので説明は省略する。
上述のとおり、第二変形例では、運転者の不安度に応じて、第一の方法と、第二の方法とを切り換えて報知を行うことができる。その結果、運転者の不安度が閾値を超えている場合には強めに報知されるので、運転者が走行経路を誤ることをより防止することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これら実施形態の内容により実施形態が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、前述した実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換または変更を行うことができる。
1 運転支援装置
10 生体情報検出部
11 カメラ
12 マイク
20 操作部
30 GPS受信部
40 CANインターフェース
50 記憶部
51 地図データ
60 音声出力部
70 表示部
100 制御部(運転支援制御装置)
110 バス
120 視線情報取得部
121 音声解析部
122 目的地設定部
123 位置情報取得部
124 車両情報取得部
125 経路案内制御部
126 判断部
127 音声案内制御部
128 表示制御部
129 報知制御部

Claims (9)

  1. 車両に対して目的地までの経路案内を実行する経路案内制御部と、
    前記車両の運転者の状況を検出する生体情報検出部から前記運転者の生体情報を取得する生体情報取得部と、
    前記生体情報取得部が取得した前記運転者の生体情報に基づいて、前記運転者が前記経路案内制御部により経路案内された走行経路を正しく認識しているか否かを判断する判断部と、
    前記判断部によって前記運転者が経路案内された前記走行経路を正しく認識していないと判定された場合に、報知部を用いて報知する報知制御部と、
    を備える、運転支援制御装置。
  2. 前記生体情報検出部は、
    少なくとも前記運転者を撮影するカメラと、
    少なくとも前記運転者の音声を取得するマイクと、
    を備え、
    前記生体情報取得部は、
    前記カメラの撮影した前記運転者の撮影データに基づいて前記運転者の視線方向に関する視線情報を取得する視線情報取得部と、
    前記マイクが取得した音声の音声データを解析する音声解析部と、
    を備える、請求項1に記載の運転支援制御装置。
  3. 前記視線情報取得部は、前記視線情報として、前記車両の前方と、前記運転者が前記走行経路の地図を表示する表示部とを交互に視認した情報を取得し、
    前記判断部は、前記視線情報取得部によって前記車両の前方と、前記運転者が所定時間に前記走行経路の地図を表示する表示部とを交互に視認した情報を取得した場合に、経路案内された前記走行経路を前記運転者が正しく認識していないと判断する、
    請求項2に記載の運転支援制御装置。
  4. 前記音声解析部は、前記マイクから取得した前記運転者の音声データに基づいて、前記運転者が不安な状態であるか否かを判定し、
    前記判断部は、前記音声解析部によって前記運転者が不安な状態であると判定された場合に、経路案内された前記走行経路を前記運転者が正しく認識していないと判断する、
    請求項2または3に記載の運転支援制御装置。
  5. 前記車両の現在位置から案内対象地点までの距離が所定の距離以上であり、かつ前記生体情報取得部によって取得された前記運転者の状況に基づいて、前記案内対象地点において前記車両が前記走行経路から外れると前記判断部によって推測された場合、
    前記報知制御部は、前記運転者に対して、前記走行経路から外れる操作が実行される前に報知する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の運転支援制御装置。
  6. 前記車両の現在位置から案内対象地点までの距離が所定の距離未満であり、かつ前記生体情報取得部によって取得された前記運転者の状況に基づいて、前記案内対象地点において前記車両が前記走行経路から外れると前記判断部によって推測された場合、
    経路案内制御部は、前記走行経路から外れた場合に、前記走行経路に復帰する走行経路を前記車両が前記走行経路から外れる前に取得し、かつ前記車両が前記走行経路から外れた際に、前記走行経路に復帰する走行経路を案内する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の運転支援制御装置。
  7. 前記経路案内制御部は、前記走行経路から外れた場合に、前記走行経路に復帰することが困難であるか否かを判定し、
    前記報知制御部は、前記走行経路から外れた場合に、前記走行経路に復帰することが困難であると判定された場合には第一の方法で報知を行い、前記走行経路に復帰することが困難でないと判定された場合には第二の方法で報知を行う、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の運転支援制御装置。
  8. 車両に対して目的地までの経路案内を実行する経路案内制御ステップと、
    前記車両の運転者の状況を検出する生体情報検出部から前記運転者の生体情報を取得する生体情報取得ステップと、
    前記生体情報取得ステップで取得した前記運転者の生体情報に基づいて、前記運転者が前記経路案内制御ステップで経路案内された走行経路を正しく認識しているか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップで前記運転者が経路案内された前記走行経路を正しく認識していないと判定された場合に、報知部を用いて報知する報知制御ステップと、
    を含む、運転支援制御方法。
  9. 車両に対して目的地までの経路案内を実行する経路案内制御ステップと、
    前記車両の運転者の状況を検出する生体情報検出部から前記運転者の生体情報を取得する生体情報取得ステップと、
    前記生体情報取得ステップで取得した前記運転者の生体情報に基づいて、前記運転者が前記経路案内制御ステップで経路案内された走行経路を正しく認識しているか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップで前記運転者が経路案内された前記走行経路を正しく認識していないと判定された場合に、報知部を用いて報知する報知制御ステップと、
    を運転支援制御装置として動作するコンピュータに実行させる、プログラム。
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