JP2020158790A - 転炉スカートシール装置の水封部内のダスト堆積検知方法 - Google Patents
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Abstract
Description
さらに、転炉スカートの昇降用の油圧シリンダの異常を検知する方法として、特許文献6には、複数の油圧シリンダ相互間の油圧差がしきい値を超えたら異常と判定する技術が開示されている。
1) 特許文献1〜4の技術では、設備改造費と改造期間が莫大になる設備改造が必要である。
2) また、特許文献1〜4の技術では、ダストが完全には除去できないため、操業を停止して清掃することが不可欠だが、操業停止のタイミングが見極められない。
3) また、特許文献1〜3の技術では、シールジャケットの水封部内でダストがノズルに固着し、所望の水流が得られなくなる。このため、さらにダストの堆積が加速する。
4) 特許文献5の技術は、スカートを下降した際に、炉口地金とスカートが干渉し、スカートが傾いた状態となることを検知・修正することを目的とした技術であり、水封部内のダスト堆積によるスカート上昇時の異常は考慮されていない。また、スカートの位置のみを検出する限り、従来と同様、ダスト堆積量が増加して転炉が傾動困難になるまで、その異常を検知できずに操業が継続されてしまい、突発補修が必要となる場合がある。この状態になる前に計画的なダスト除去が望まれる。
5) 特許文献6の技術では、水封部内のダスト堆積が円周方向に均一な場合、油圧差が小さいため、ダスト堆積が生じている状態を認識できない。その結果、転炉スカートの上昇ストロークが、転炉の傾動が困難なレベルまで低下するまで、その異常を検知できずに操業が継続されてしまい、突発補修が必要となる場合がある。この状態になる前に計画的なダスト除去が望まれる。
(1) 転炉と該転炉の上方の固定フードとの間を複数の油圧シリンダで昇降される転炉スカートと、該転炉スカートの外周側に固定され、該転炉スカートと共に昇降する円環状のシールジャケットと、前記固定フードの外周側に配置された円筒状の仕切筒とを備え、前記シールジャケットは前記仕切筒の内側と外側との間を水封する水封部を有する転炉スカートシール装置の水封部内のダスト堆積検知方法であって、
前記転炉スカートの上昇開始時点から上昇完了時点までのスカート上昇時間を測定する工程を有することを特徴とする転炉スカートシール装置の水封部内のダスト堆積検知方法。
(2) (1)において、さらに、前記スカート上昇時間が、予め定めたスカート上昇時間のしきい値を超えた時点で、前記シールジャケットの水封部内のダスト堆積状態が許容範囲を逸脱したと判定する工程を有することを特徴とする転炉スカートシール装置の水封部内のダスト堆積検知方法。
(3) (1)または(2)において、前記スカート上昇時間が、前記転炉スカートの上昇開始時点から、前記複数の油圧シリンダの圧力のうち少なくとも一つが前記転炉スカート上昇完了位置の圧力に達した時点までの圧力上昇時間であることを特徴とする転炉スカートシール装置の水封部内のダスト堆積検知方法。
(4) (1)〜(3)のいずれか一つにおいて、前記スカート上昇時間が、前記転炉スカートの上昇開始時点から、前記複数の油圧シリンダの圧力のうち前記転炉スカート上昇完了位置の圧力に達した時点までの圧力上昇時間が最も長い圧力の圧力上昇時間であることを特徴とする転炉スカートシール装置の水封部内のダスト堆積検知方法。
2 固定フード
3 油圧シリンダ
4 転炉スカート
5 シールジャケット
6 仕切筒
7 水封部
8 油圧配管
9 圧力発信器
Claims (4)
- 転炉と該転炉の上方の固定フードとの間を複数の油圧シリンダで昇降される転炉スカートと、該転炉スカートの外周側に固定され、該転炉スカートと共に昇降する円環状のシールジャケットと、前記固定フードの外周側に配置された円筒状の仕切筒とを備え、前記シールジャケットは前記仕切筒の内側と外側との間を水封する水封部を有する転炉スカートシール装置の水封部内のダスト堆積検知方法であって、
前記転炉スカートの上昇開始時点から上昇完了時点までのスカート上昇時間を測定する工程を有することを特徴とする転炉スカートシール装置の水封部内のダスト堆積検知方法。 - さらに、前記スカート上昇時間が、予め定めたスカート上昇時間のしきい値を超えた時点で、前記シールジャケットの水封部内のダスト堆積状態が許容範囲を逸脱したと判定する工程を有することを特徴とする請求項1に記載の転炉スカートシール装置の水封部内のダスト堆積検知方法。
- 前記スカート上昇時間が、前記転炉スカートの上昇開始時点から、前記複数の油圧シリンダの圧力のうち少なくとも一つが前記転炉スカート上昇完了位置の圧力に達した時点までの圧力上昇時間であることを特徴とする請求項1または2に記載の転炉スカートシール装置の水封部内のダスト堆積検知方法。
- 前記スカート上昇時間が、前記転炉スカートの上昇開始時点から、前記複数の油圧シリンダの圧力のうち前記転炉スカート上昇完了位置の圧力に達した時点までの圧力上昇時間が最も長い圧力の圧力上昇時間であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の転炉スカートシール装置の水封部内のダスト堆積検知方法。
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