JP2020158665A - インクジェットインク組成物 - Google Patents

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聖観 隈本
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友洋 有賀
晋太郎 ▲浜▼
晋太郎 ▲浜▼
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Abstract

【課題】記録ヘッドのノズルの目詰まり回復性及び色相に優れたインクジェットインク組成物を提供する。【解決手段】特定のイエロー染料又はその塩と、下記式で例示されるブラック染料又はその塩と、を含む、インクジェットインク組成物。ブラック染料は、550nm以上630nm以下に最大吸収波長を有する。さらに、特定のマゼンタ又はその塩を含むインクジェット組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、インクジェットインク組成物に関する。
インクジェット法により画像を記録するために、各種のインクジェットインク組成物が用いられている。インクジェットインク組成物は、所望の色の画像を得るために色材を含有している。
インクジェットインク組成物には、色材として、染料や顔料が用いられる。色材はいずれかの色材を単独で用いる場合もあるが、所定の色相とするために複数種を用いることも多い。例えば、組成物を所定の色相とするために主たる色材の他に、補色として他の色相の色材を含有させることがある。
インクジェットインク組成物を、所定の色相とするために、インクジェットインク組成物に含まれる色材そのものの改良や、色材の組合せなどが非常に広範に検討されている。例えば、特許文献1には、特定のブラック染料、特定のイエロー染料及び特定のブラウン染料を含有するブラック系インクが提案されている。
特開2016−098261号公報
しかしながら、特許文献1に記載のイエロー染料は、親水性が高いので、乾燥によって凝集しやすく、目詰まり回復性が悪くなる場合があった。また、特許文献1に記載のブラウン染料は、染料濃度に対する発色性、いわゆる色価が低いため、ブラック染料と組み合わせてニュートラルな黒色にするためには配合量を多くする必要があった。そのためインクにおける染料の固形分濃度が高くなり、この点でも目詰まり回復性が悪くなることがあった。
本発明に係るインクジェットインク組成物の一態様は、
下記式(Y−1)で表されるイエロー染料又はその塩と、
ブラック染料又はその塩と、
を含む。
Figure 2020158665
・・・(Y−1)
上記インクジェットインク組成物の態様において、
前記ブラック染料又はその塩は、
式(Bk−1)で表される染料又はその塩、
Figure 2020158665
・・・(Bk−1)
式(Bk−2−1)で表される染料又はその塩、
Figure 2020158665
・・・(Bk−2−1)
式(Bk−2−2)で表される染料又はその塩、
Figure 2020158665
・・・(Bk−2−2)
式(Bk−3)で表される染料又はその塩、及び、
Figure 2020158665
・・・(Bk−3)
式(Bk−4)で表される染料又はその塩、
Figure 2020158665
・・・(Bk−4)
から選択される1種又は2種以上であってもよい。
上記インクジェットインク組成物のいずれかの態様において、
550nm以上630nm以下に最大吸収波長を有してもよい。
上記インクジェットインク組成物のいずれかの態様において、
マゼンタ染料又はその塩をさらに含んでもよい。
上記インクジェットインク組成物のいずれかの態様において、
前記マゼンタ染料又はその塩は、
式(M−1)で表される染料又はその塩、
Figure 2020158665
・・・(M−1)
式(M−2)で表される染料又はその塩、及び、
Figure 2020158665
・・・(M−2)
式(M−3)で表される染料又はその塩、及び、
Figure 2020158665
・・・(M−3)
から選択される1種又は2種以上であってもよい。
上記インクジェットインク組成物のいずれかの態様において、
含有される染料の総固形分量は、1.0質量%以上6.0質量%以下であってもよい。
以下に本発明の実施形態について説明する。以下に説明する実施形態は、本発明の例を説明するものである。本発明は以下の実施形態になんら限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において実施される各種の変形形態も含む。なお以下で説明される構成の全てが本発明の必須の構成であるとは限らない。
1.インクジェットインク組成物
本実施形態のインクジェットインク組成物は、イエロー染料又はその塩と、ブラック染料又はその塩と、を含む。
1.1.イエロー染料
インクジェットインク組成物には、式(Y−1)で表されるイエロー染料又はその塩のが含有される。
Figure 2020158665
(Y−1)
上記式(Y−1)では、4つのスルホン酸基を含むが、それらはそれぞれ独立にスルホン酸塩の形態であってもよい。式(Y−1)で表される染料の塩のカウンターイオンとしては、水素イオン(プロトン)、リチウム、ナトリウム、カリウム、アンモニウム等が挙げられ、4つのスルホン酸基におけるカウンターイオンは同じでも異なってもよい。式(Y−1)で表される染料又はその塩は、イエロー系の染料である。以下、「式(Y−1)で表される染料又はその塩」を、「(Y−1)染料」、「イエロー染料」等という場合がある。
発明者らは、イエロー系の染料を種々検討した結果、(Y−1)染料を用いたインクは、インクジェットヘッドのノズルの目詰まりを生じにくく、その結果として目詰まり回復性に優れることを見出した。このような現象が生じるメカニズムの詳細は未だ不明であるが、(Y−1)染料のトリアジン環に結合する3−メチル−4−ヒドロキシブチル−アミノ基の疎水性が影響していると推定している。
また、(Y−1)染料は、他のイエロー系の染料に比較して発色性が良好である。そのため本実施形態のインクジェットインク組成物を所定の色相とする際に、(Y−1)染料の濃度を低く抑えることができるので、ノズルの目詰まりをより生じさせにくくすることができる。なお、本実施形態のインクジェットインク組成物は、概ねブラックからグレーの色相を有しており、(Y−1)染料を用いることにより、黒又は灰色であって他の色味が小さいいわゆるニュートラルな色相が得られやすくなっている。なお、ニュートラルな色相とは、Lab表色系におけるa値の絶対値が2.5未満、b値の絶対値が2.5未満程度、より好ましくはa値の絶対値が1.5未満、b値の絶対値が1.5未満程度であることを指す。
インクジェットインク組成物に含まれる(Y−1)染料の含有量は、インクジェットインク組成物の全質量に対して、0.05質量%以上1.0質量%以下、好ましくは0.1質量%以上、0.8質量%以下である。(Y−1)染料の含有量を上記範囲とすることにより、ニュートラルな色相の黒色を確保すると共に、記録ヘッドの吐出ノズルにおけるインクの乾燥を抑え、目詰まり回復性を良好とすることができる。
本実施形態のインクジェットインク組成物は、(Y−1)染料以外のイエロー系の染料を含んでもよいが、(Y−1)染料の優れた効果を阻害しない範囲で含むことが好ましい。インクジェットインク組成物が(Y−1)染料以外のイエロー系の染料を含む場合には、その含有量は、(Y−1)染料よりも少ないことが好ましく、具体的にはインク全量に対して0.2質量%以下、より好ましくは0.1質量%以下である。
1.2.ブラック染料
本実施形態のインクジェットインク組成物は、ブラック染料又はその塩を含む。ブラック染料又はその塩は、550nm以上630nm以下に最大吸収波長を有する染料から選択されることが好ましい。ブラック染料又はその塩は、ブラック系の色相を有している。本実施形態のインクジェットインク組成物は、ブラック染料又はその塩を含むことにより、黒色から灰色のインクとなる。また、本実施形態のインクジェットインク組成物は、上述のイエロー染料又はその塩を含むことにより、よりニュートラルな色相を有している。
ブラック染料又はその塩は、任意に単数又は複数を選択して用いることができる。以下では、ブラック染料又はその塩として好ましい染料等について述べ、その後にブラック染料又はその塩として使用し得る染料等について述べる。
ブラック染料又はその塩は、インクジェットインク組成物における主となる色材である
。ブラック染料又はその塩の好ましい例としては、下記式(Bk−1)で表される染料又はその塩、式(Bk−2−1)で表される染料又はその塩、式(Bk−2−2)で表される染料又はその塩、式(Bk−3)で表される染料又はその塩、及び、式(Bk−4)で表される染料又はその塩、を挙げることができる。これらの染料又はその塩は、単独で用いてもよいし、複数を用いてもよい。以下にこれらの染料の構造を示す。
なお、以下の構造式は、それぞれ幾つかの酸基を含むが、それらはそれぞれ独立に酸塩の形態であってもよい。塩のカウンターイオンとしては、水素イオン(プロトン)、リチウム、ナトリウム、カリウム、アンモニウム等が挙げられ、各酸基におけるカウンターイオンは同じでも異なってもよい。
Figure 2020158665
・・・(Bk−1)
Figure 2020158665
・・・(Bk−2−1)
Figure 2020158665
・・・(Bk−2−2)
Figure 2020158665
・・・(Bk−3)
Figure 2020158665
・・・(Bk−4)
上記の式(Bk−1)〜式(Bk−4)で表される染料又はその塩は、いずれもブラック系の染料であって、550nm以上630nm以下に最大吸収波長を有する。以下、「式(Bk−X)、式(Bk−X−Y)等で表される染料又はその塩」を、「(Bk−X)染料、(Bk−X−Y)染料」(なおX、Yは1〜4の整数である。)という場合がある。
本実施形態のインクジェットインク組成物にブラック染料又はその塩として上記(Bk−1)染料〜(Bk−4)染料を選択することにより、ニュートラルなブラックインク又はグレーインクとすることができるとともに、イエロー染料である(Y−1)染料との相性が良好で、記録ヘッドのノズルにおける目詰まり回復性を優れたものにできる。
上記例示した好ましい染料は、いずれも550nm以上630nm以下に最大吸収波長を有するが、その他の染料をブラック染料又はその塩として選択してもよい。そのような染料は、上述のブラック染料又はその塩に対して補助的に用いられることが好ましく、その含有量は、上述のブラック染料又はその塩よりも少ないことが好ましく、具体的にはインク全量に対して0.1質量%以下、より好ましくは0.05質量%以下である。
ブラック染料又はその塩として用い得る上記以外のブラック染料又はその塩としては、以下に例示するものを挙げることができる。
酸性染料としては、C.I.アシッドブラック1、2、24、41、94等を例示できる。直接染料としては、C.I.ダイレクトブラック19、29、38、51、71、122、154、168、195等を例示できる。反応性染料としては、C.I.リアクテ
ィブブラック3、4、5、8、13、14、31、34、35、39等を例示できる。塩基性染料としては、C.I.ベーシックブラック2、8等を例示できる。
本実施形態のインクジェットインク組成物は、上記例示したブラック染料又はその塩のうち、1種のみを含有してもよいし、複数種を含有してもよい。すなわち、本実施形態のインクジェットインク組成物に含まれるブラック染料又はその塩は、上記好ましい染料及び上記その他の染料から選択され得る。
1.3.マゼンタ染料
本実施形態のインクジェットインク組成物は、イエロー染料又はその塩及びブラック染料又はその塩の他に、さらにマゼンタ染料又はその塩を含有してもよい。マゼンタ染料又はその塩を含有することにより、色相をさらにニュートラルに近づけることができる場合がある。マゼンタ染料又はその塩を含む場合には、その含有量は、イエロー染料又はその塩の含有量に対するマゼンタ染料又はその塩の含有量の質量比として、イエロー染料又はその塩の含有量を1としたとき、0.10以上、1.50以下であることが好ましく、0.50以上、1.00以下であることがより好ましい。
マゼンタ染料又はその塩としては、発色性、耐オゾン性、耐光性等の観点から、
式(M−1)で表される染料又はその塩、
Figure 2020158665
・・・(M−1)
式(M−2)で表される染料又はその塩、及び、
Figure 2020158665
・・・(M−2)
式(M−3)で表される染料又はその塩、及び、
Figure 2020158665
・・・(M−3)
から選択される1種又は2種以上であることが好ましい。
また、以下に例示するその他のマゼンタ系染料を含んでもよい。酸性染料としては、C.I.アシッドレッド52、80、82、249、254、289等を例示できる。直接染料としては、C.I.ダイレクトレッド1、4、9、80、81、225、227等を例示できる。反応性染料としては、C.I.リアクティブレッド2、14、24、32、55、79、106、111、120、124、141等を例示できる。塩基性染料としては、C.I.ベーシックレッド1、5、12、19、22、29、37、39、92等を例示できる。
1.4.染料の含有量
本実施形態のインクジェットインク組成物は、上述の染料又はその塩を含むが、含有される染料又はその塩の総固形分量は、0.5質量%以上10.0質量%以下、好ましくは1.0質量%以上6.0質量%以下、より好ましくは3.0質量%以上4.0質量%以下である。このようにすれば、記録ヘッドの目詰まり回復性をより良好にできるとともに、色相を所定の範囲に設計しやすい。
1.5.その他の成分
本実施形態のインクジェットインク組成物は、界面活性剤、有機溶剤、水、その他の成分を含有してもよい。
(1)界面活性剤
インクジェットインク組成物には、界面活性剤を添加してもよい。界面活性剤は、インクジェットインク組成物の表面張力を低下させて、記録媒体に対する浸透性を高める機能を有している。界面活性剤としては、ノニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両性界面活性剤が挙げられ、これらのうちの少なくとも1種が採用可能である。
インクに界面活性剤を添加する場合の含有量は、インクの全質量に対し、0.01質量%以上、3.00質量%以下である。好ましくは、0.05質量%以上、2.00質量%以下であり、より好ましくは0.10質量%以上、1.00質量%以下であり、さらにより好ましくは、0.20質量%以上、0.50質量%以下である。界面活性剤の含有量を上記範囲とすることによって、起泡を抑えて印刷時の吐出安定性を確保すると共に、記録媒体に付着した際のインクの濡れ広がり(濡れ性)を向上させることができる。
ノニオン系界面活性剤としては、アセチレングリコール系界面活性剤、フッ素系界面活性剤、シリコーン系界面活性剤などを用いることができる。これらの界面活性剤を用いることにより、比較的に少量の含有量で、記録媒体に対する濡れ性を向上させることができる。
アセチレングリコール系界面活性剤としては、特に限定されないが、例えば、2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール、2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオールのアルキレンオキシド付加物、2,4−ジメチル−5−デシン−4−オール、2,4−ジメチル−5−デシン−4−オールのアルキレンオキシド付加物、3,6−ジメチル−4−オクチン−3,6−ジオール、3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3オール、2,4−ジメチル−5−ヘキシン−3−オールなどのアルキレンオキシド付加物が挙げられる。
このようなアセチレングリコール系界面活性剤としては、市販品を用いてもよい。例えば、サーフィノール(登録商標)104、104E、104H、104A、104BC、104DPM、104PA、104PG−50、104S、420、440、465、485、SE、SE−F、504、61、DF37、CT111、CT121、CT131、CT136、TG、GA、DF110D(以上商品名、Air Products and Chemicals, Inc.社)、オルフィン(登録商標)B、Y、P、A、STG、SPC、E1004、E1010、PD−001、PD−002W、PD−003、PD−004、EXP.4001、EXP.4036、EXP.4051、AF−103、AF−104、AK−02、SK−14、AE−3(以上商品名、日信化学工業社)、アセチレノール(登録商標)E00、E00P、E40、E100(以上商品名、川研ファインケミカル社)などが挙げられる。
フッ素系界面活性剤としては、市販品が採用可能であり、例えば、メガファック(登録商標)F−479(商品名、DIC社)、BYK−340(商品名、BYK社)などが挙げられる。
シリコーン系界面活性剤としては、特に限定されないが、ポリシロキサン系化合物が採用可能である。ポリシロキサン化合物としては、特に限定されないが、例えば、ポリエー
テル変性オルガノシロキサンが挙げられる。ポリエーテル変性オルガノシロキサンの市販品としては、例えば、BYK−302、306、307、333、341、345、346、347、348(以上商品名、BYK社)、KF−351A、352A、353、354L、355A、615A、945、640、642、643、6020、6011、6012、6015、6017、X−22−4515(以上商品名、信越化学工業社)などが挙げられる。
アニオン系界面活性剤としては、例えば、高級脂肪酸塩、石けん、α−スルホ脂肪酸メチルエステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルエーテル硫酸エステル塩、モノアルキルリン酸エステル塩、α−オレフィンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、スルホコハク酸塩、ポリオキシアルキレングリコールアルキルエーテルリン酸エステル塩などが挙げられる。
カチオン性界面活性剤としては、例えば、アルキルトリメチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩などの第4級アンモニウム塩化合物、N−メチルビスヒドロキシエチルアミン脂肪酸エステル塩酸塩などのアミン塩化合物が挙げられる。
両性界面活性剤としては、特に限定されないが、アルキルアミノ脂肪酸塩などのアミノ酸化合物が挙げられる。
上述した界面活性剤は、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
(2)有機溶剤
インクジェットインク組成物には、有機溶剤を添加してもよい。有機溶剤を添加することにより、粘度、表面張力などの物性や、記録媒体に付着させた際の乾燥、浸透などの挙動を制御することができる。有機溶剤としては、例えば、2−ピロリドン類、1,2−アルカンジオール類、多価アルコール類、グリコールエーテル類などが挙げられる。これらは、1種単独又は2種以上を用いることが可能である。
2−ピロリドン類とは、2―ピロリドン骨格を有する化合物のことをいう。2−ピロリドン類としては、例えば、置換基を有していない2−ピロリドンの他に、N−メチル−2−ピロリドン、N−エチル−2−ピロリドン、N−ビニル−2−ピロリドンなどの置換基を有する化合物が用いられる。2―ピロリドン骨格における置換基は、炭素数が1以上、5以下の、飽和又は不飽和の炭化水素基などの有機基が好ましい。これらの中でも、インクの保存安定性及び凝集物の発生を抑制する効果に優れている、2−ピロリドンを用いることがより好ましい。
2−ピロリドン類を添加する場合の含有量は、インクの全質量に対して、0.9質量%以上、8.1質量%以下であることが好ましい。より好ましくは、1.0質量%以上、8.0質量%以下である。2−ピロリドン類の含有量を上記の範囲内とすることにより、インクの粘度の増加を抑えて、インクの吐出安定性を向上させることができる。
1,2−アルカンジオール類としては、例えば、1,2−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオールなどが挙げられる。1,2−アルカンジオール類は、記録媒体に対するインクの濡れ性を高めて、均一に濡らす作用に優れている。そのため、滲みを抑えた印刷物を作製することができる。1,2−アルカンジオール類を添加する場合の含有量は、インクの全質量に対して、1質量%以上、20質量%以下であることが好ましい。
多価アルコール類としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,3−ペンタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、2,3−ブタンジオール、3−メチル−1,3−ブタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、グリセリンなどが挙げられる。多価アルコール類をインクに添加することよって、インクジェットヘッドの吐出ノズル内におけるインクの乾燥固化を抑制して、吐出ノズルの目詰まりや吐出不良などを低減することができる。多価アルコール類を添加する場合の含有量は、インクの全質量に対して、2質量%以上、20質量%以下であることが好ましい。なお、20℃では固体の多価アルコール類も、有機溶剤の多価アルコール類と同様な作用を有しており、同様に用いてもよい。20℃で固体の多価アルコール類としては、例えば、トリメチロールプロパンなどが挙げられる。
グリコールエーテル類としては、例えば、アルキレングリコールモノエーテルやアルキレングリコールジエーテルなどが挙げられる。
アルキレングリコールモノエーテルとしては、例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、テトラエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテルなどが挙げられる。
アルキレングリコールジエーテルとしては、例えば、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールブチルメチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールジエチルエーテル、トリエチレングリコールジブチルエーテル、トリエチレングリコールブチルメチルエーテル、テトラエチレングリコールジメチルエーテル、テトラエチレングリコールジエチルエーテル、テトラエチレングリコールジブチルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールジエチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールジエチルエーテルなどが挙げられる。
グリコールエーテル類をインクに添加することよって、記録媒体に対する濡れ性や浸透速度を調整できるため、画像や模様などを鮮明に形成することができる。グリコールエーテル類を添加する場合の含有量は、インクの全質量に対して、0.05質量%以上、6質量%以下であることが好ましい。
上述した有機溶剤は、複数種を混合して用いてもよい。その場合、インクにおける有機溶剤の合計の含有量は、インクの全質量に対し、0.2質量%以上、30.0質量%以下であり、好ましくは、0.4質量%以上、20.0質量%以下であり、より好ましくは、
0.5質量%以上、15.0質量%以下である。有機溶剤の合計の含有量を上記の範囲とすることにより、インクの粘度の増大の抑制、記録媒体に付着させた際の挙動(浸透及び濡れ広がり)の調節、印刷時の吐出安定性の向上などが可能となる。
(3)水
インクジェットインク組成物は、水を含有してもよい。インクジェットインク組成物は水系であることが好ましい。水系とは主要な溶媒成分の1つとして水を含有する組成物である。水は主となる溶媒成分として含んでもよく、乾燥により蒸発飛散する成分である。水は、イオン交換水、限外濾過水、逆浸透水、蒸留水等の純水又は超純水のようなイオン性不純物を極力除去したものであることが好ましい。また、紫外線照射又は過酸化水素添加等により滅菌した水を用いると、インクジェットインク組成物を長期保存する場合にカビやバクテリアの発生を抑制できるので好適である。水の含有量はインクジェットインク組成物の総量に対して好ましくは75.0質量%以上であり、より好ましくは80.0質量%以上98質量%以下であり、さらに好ましくは85.0質量%以上95.0質量%以下である。
(4)その他
インクには、その他の成分として、pH調整剤、防腐剤、防かび剤、酸化防止剤、キレート剤、定着剤(樹脂微粒子)などの種々の添加剤を添加してもよい。
pH調整剤としては、例えば、尿素類、アミン類、モルホリン類、ピペラジン類、2種以上である等のアミノアルコール類、を例示できる。尿素類としては、尿素、エチレン尿素、テトラメチル尿素、チオ尿素、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等、及び、ベタイン類(トリメチルグリシン、トリエチルグリシン、トリプロピルグリシン、トリイソプロピルグリシン、N,N,N−トリメチルアラニン、N,N,N−トリエチルアラニン、N,N,N−トリイソプロピルアラニン、N,N,N−トリメチルメチルアラニン、カルニチン、アセチルカルニチン等)等が挙げられる。アミン類としては、ジエタノールアミン、2種以上である、トリイソプロパノールアミン等が挙げられる。pH調整剤を含有することにより、例えば、インク流路を形成する部材からの不純物の溶出を抑制したり、促進したりすることができ、インクジェットインク組成物の洗浄性を調節することができる。
防かび剤・防腐剤としては、プロキセルCRL、プロキセルBDN、プロキセルGXL、プロキセルXL−2、プロキセルIB、又はプロキセルTNなどを挙げることができる。防かび剤・防腐剤を含有することにより、カビや細菌の増殖を抑制することができ、インクジェットインク組成物の保存性がより良好となる。
キレート化剤としては、例えば、エチレンジアミン四酢酸塩(EDTA)や、エチレンジアミンのニトリロトリ酢酸塩、ヘキサメタリン酸塩、ピロリン酸塩、又はメタリン酸塩等が挙げられる。
1.6.インクジェットインク組成物の物性、調製等
インクジェットインク組成物の25℃における表面張力は、10mN/m以上、40mN/m以下であることが好ましい。より好ましくは、20mN/m以上、40mN/m以下であり、さらに好ましくは、20mN/m以上、35mN/m以下である。25℃における表面張力を、上記の範囲とすることにより、印刷を行う際に、吐出ノズルからのインクジェットインク組成物の吐出安定性が向上する。なお、インクジェットインク組成物の表面張力は、例えば、自動表面張力計CBVP−Z(協和界面科学社)を用いて、25℃の環境下にて、白金プレートの一部をインクジェットインク組成物に浸漬させて測定することが可能である。
インクジェットインク組成物は、紙、フィルム、布帛等の記録媒体にインクジェット法により付着される。そのため、インクジェットインク組成物の20℃における粘度は、2mPa・s(ミリパスカル秒)以上、15mPa・s以下であることが好ましい。より好ましくは、2mPa・s以上、10mPa・s以下であり、さらに好ましくは、3mPa・s以上、6mPa・s以下である。なお、インクジェットインク組成物の粘度は、例えば、粘弾性試験機MCR−300(Pysica社)を用いて測定することが可能である。具体的には、インクジェットインク組成物の温度を20℃に調整し、Shear Rateを10から1000に上げ、Shear Rateが200のときの粘度を読み取ることにより測定される。
本実施形態のインクジェットインク組成物は、上述した成分を任意の順序で混合し、必要に応じて濾過などを実施して不純物や異物などを除去することで調製することができる。各成分の混合方法としては、メカニカルスターラー、マグネットスターラーなどの撹拌装置を備えた容器に、材料を順序添加して撹拌、混合する方法が用いられる。濾過の方法としては、遠心濾過、フィルター濾過などがある。
2.実施例及び比較例
以下、本発明を実施例によって具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。以下、「部」「%」は、特に記載のない限り、質量基準である。なお以降の評価は、特に断りが無い場合は、温度25℃、相対湿度40%の環境下で行った。
2.1.インクジェットインク組成物の調製
実施例及び比較例のインクジェットインク組成物の組成を表1に示す。インクジェットインク組成物は、表1に記載の成分を任意の順序で混合し、30分以上混合し、必要に応じて濾過などを実施して不純物や異物などを除去することで調製した。各成分の混合方法としては、メカニカルスターラーを備えた容器に、材料を順次添加して撹拌、混合した。その後フィルター濾過をして各例(実施例1〜10、比較例1〜5)のインクジェットインク組成物とした。なお、表1における数値の単位は、「質量%」である。
Figure 2020158665
有機溶剤として、グリセリン、及びトリエチレングリコールモノブチルエーテル(表1中では、略称「TEGmBE」にて表記した。)を用いた。界面活性剤として、共にノニ
オン系(アセチレングリコール系)界面活性剤の、オルフィン(登録商標)E1010(商品名、日信化学工業社)、及びサーフィノール(登録商標)104PG−50(商品名、Air Products and Chemicals, Inc.社)(表中では、「104PG50」と表記した。)を用いた。イオン交換水は、実施例及び比較例の各インクの全質量が100.0質量%となるように、調整して添加した。
表1中の染料は以下の通りである。
・(Y−1):上記(Y−1)染料のナトリウム塩を用いた。
・(Y−2):下記式(Y−2)で表される染料を用いた。
Figure 2020158665
(Y−2)
・(Y−3):下記式(Y−3)で表される染料を用いた。
Figure 2020158665
(Y−3)
・(Bk−1):上記(Bk−1)染料のナトリウム塩を用いた。
・(Bk−2):上記(Bk−2−1)染料のナトリウム、リチウム塩、並びに、上記(Bk−2−2)染料のナトリウム、リチウム塩の混合物を用いた。混合比(Bk−2−1
)染料:(Bk−2−2)染料は、0.6:0.4ないし0.55:0.45である。
・(Bk−3):上記(Bk−3)染料のナトリウム、リチウム塩を用いた。
・(Bk−4):上記(Bk−4)染料のリチウム塩を用いた。
・(M−1):上記(M−1)染料のナトリウム塩を用いた。
・(M−2):上記(M−2)で表される染料のナトリウム、アンモニウム塩を用いた。・(M−3):上記(M−3)で表される染料のリチウム塩を用いた。
2.2.評価方法
2.2.1.目詰まり回復性評価
吐出ノズルにおける目詰まり回復性を評価した。具体的には、各例のインクジェットインク組成物を充填したインクカートリッジを、インクジェットプリンターEP−10VA(商品名、セイコーエプソン株式会社製)に装着した。次いで、ヘッドクリーニングを実施したのち、ノズルチェックパターンを印刷して、全ての吐出ノズルが正常に吐出していることを確認した。このインクジェットプリンターを温度40℃、相対湿度35%の恒温槽に35日間放置した。上記の放置後、ノズルチェックパターンを印刷して吐出の状態を観察した。不吐出ノズルや、ドットのヨレ、細り、太りなどの吐出不良が発生していた場合は、ヘッドクリーニングを行って、全ての吐出ノズルが正常に吐出するまでヘッドクリーニングを繰り返した。全ての吐出ノズルが回復するのに要したヘッドクリーニングの回数を記録した。そのデータを、以下の基準に従って評価し、その結果を目詰まり回復性として表1の「目詰まり」の行に記載した。
A:ノズルチェックで抜けがなくなるまでに必要なノズルクリーニング実施回数が3回未満
B:ノズルチェックで抜けがなくなるまでに必要なノズルクリーニング実施回数が3回以上6回未満
C:ノズルチェックで抜けがなくなるまでに必要なノズルクリーニング実施回数が6回以上
2.2.2.色相評価用の印刷物の作製
実施例及び比較例のインクジェットインク組成物をそれぞれ充填したインクカートリッジを、インクジェットプリンターEP−10VA(商品名、セイコーエプソン株式会社製)に装着した。次に、色補正なしモードで、画像解像度600dpi(Dots Per inch)の印刷条件にて、写真用紙(インクジェット専用紙:セイコーエプソン株式会社製)に、ブラック単色パッチ(OD=1.0)のベタパターンを印刷した。この印刷物を3時間乾燥させた後、評価用の印刷物とした。
2.2.3.色相の評価
各例のインクジェットインク組成物(実施例1〜10、及び比較例1〜5)の、a値、b値を評価した。各例のインクジェットインク組成物を用いた印刷物のブラック単色パッチ、L値を、測色器i1(商品名、X−Rite社)を用い、光源フィルター無し、光源D50、視野角2度の測定条件にて測定した。そして、以下の基準に従ってa値、b値を評価し、その結果を、表1に記載した。
A:a値の絶対値が1.5未満、b値の絶対値が1.5未満
B:a値の絶対値が1.5以上2.5未満、b値の絶対値が1.5以上2.5未満
C:a値の絶対値が2.5以上、b値の絶対値が2.5以上
2.3.評価結果
表1に示されるように、(Y−1)染料又はその塩と、550nm以上630nm以下に最大吸収波長を有するブラック染料又はその塩と、を含む、各実施例のインクジェットインク組成物は、目詰まり回復性が良好であった。これに対して(Y−1)染料を含まな
い比較例1−4のインクジェットインク組成物は、目詰まり回復性が不十分であった。比較例5のインクジェットインク組成物では、目詰まり回復性は良好であったものの、色相が外れて、ニュートラルな色が得られなかった。したがって、インクジェットインク組成物が、(Y−1)染料又はその塩と、550nm以上630nm以下に最大吸収波長を有するブラック染料又はその塩と、を含むことにより、目詰まり回復性及び色相の両方を満足できることが分かった。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。

Claims (6)

  1. 下記式(Y−1)で表されるイエロー染料又はその塩と、
    ブラック染料又はその塩と、
    を含む、インクジェットインク組成物。
    Figure 2020158665
    ・・・(Y−1)
  2. 請求項1において、
    前記ブラック染料又はその塩は、
    式(Bk−1)で表される染料又はその塩、
    Figure 2020158665
    ・・・(Bk−1)
    式(Bk−2−1)で表される染料又はその塩、
    Figure 2020158665
    ・・・(Bk−2−1)
    式(Bk−2−2)で表される染料又はその塩、
    Figure 2020158665
    ・・・(Bk−2−2)
    式(Bk−3)で表される染料又はその塩、及び、
    Figure 2020158665
    ・・・(Bk−3)
    式(Bk−4)で表される染料又はその塩、
    Figure 2020158665
    ・・・(Bk−4)
    から選択される1種又は2種以上である、インクジェットインク組成物。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    前記ブラック染料は、550nm以上630nm以下に最大吸収波長を有する、インクジェットインク組成物。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項において、
    マゼンタ染料又はその塩をさらに含む、インクジェットインク組成物。
  5. 請求項4において、
    前記マゼンタ染料又はその塩は、
    式(M−1)で表される染料又はその塩、
    Figure 2020158665
    ・・・(M−1)
    式(M−2)で表される染料又はその塩、及び、
    Figure 2020158665
    ・・・(M−2)
    式(M−3)で表される染料又はその塩、及び、
    Figure 2020158665
    ・・・(M−3)
    から選択される1種又は2種以上である、インクジェットインク組成物。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか一項において、
    含有される染料の総固形分量が、1.0質量%以上6.0質量%以下である、インクジェットインク組成物。
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