JP2020156691A - 医用ロボットシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の空気圧アクチュエータを用いた医用ロボットの安全性を高めることが可能な医用ロボットシステムを提供する。【解決手段】供給される気体によって駆動される複数の気体圧アクチュエータ53により動作が制御される医用ロボットシステムであって、供給源13から供給される流体を気体圧アクチュエータ53に導く配管31に配置され、当該配管31における気体の流れを制御する制御弁14と、気体圧アクチュエータ53に供給された気体の圧力を低下させる圧力弁14と、が設けられている。制御弁14を閉じることにより気体圧アクチュエータ53への流体の供給を止めることができ、圧力弁14によって、気体圧アクチュエータ53に供給された気体の圧力を低下させることができるため、複数の空気圧アクチュエータ53を用いた医用ロボットの安全性を高めることができる。【選択図】 図2

Description

本発明は、気体の圧力により駆動されるアクチュエータによって動きが制御される医用ロボットシステムに関する。
近年、手術支援に用いられる医用ロボットを用いた内視鏡外科手術が普及しつつある。内視鏡外科手術では、医用ロボットに取り付けられた腹腔鏡や内視鏡、鉗子など(以下、「術具」とも表記する。)が用いられる。
これらの医用ロボットにおいては、振動波を発生させる振動体と、振動体に対向して配置され振動波を受けて移動する移動体と、振動体および移動体の接触圧を制御する加圧手段などにより医用ロボットを駆動制御するものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2014−003734号公報
その他に、空気圧を利用した空気圧アクチュエータを用いて医用ロボットを駆動させる技術も知られている。複数の空気圧アクチュエータを用いることにより複数の動きを組み合わせた動作を医用ロボットに行わせることができる。
上述の複数の空気圧アクチュエータを用いた医用ロボットの場合、1つの空気圧アクチュエータまたは当該空気圧アクチュエータに空気を供給するシステムが故障すると、他の空気圧アクチュエータを動作させることが難しいという問題があった。
また仮に、他の空気圧アクチュエータが動作可能であったとしても、故障して動作不可能となった空気圧アクチュエータにより、手術支援の継続が難しくなる、または、他の空気圧アクチュエータの動作が困難になるという問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、複数の空気圧アクチュエータを用いた医用ロボットの安全性を高めることが可能な医用ロボットシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明の第1の態様に係る医用ロボットシステムは、供給される気体によって駆動される複数の気体圧アクチュエータにより動作が制御される医用ロボットシステムであって、供給源から供給される前記流体を前記気体圧アクチュエータに導く配管に配置され、当該配管における前記気体の流れを制御する制御弁と、前記気体圧アクチュエータに供給された前記気体の圧力を低下させる圧力弁と、が設けられていることを特徴とする。
本発明の医用ロボットシステムによれば、制御弁を閉じることにより気体圧アクチュエータへの流体の供給を止めることができる。例えば、配管における制御弁から気体圧アクチュエータまでの領域において気体が漏洩するなどの不具合が発生した場合、当該気体圧アクチュエータに対応する制御弁を閉じられる。これにより、気体が更に漏洩することが抑制され、他の気体圧アクチュエータの動作に不具合が発生することが抑制される。
また、圧力弁によって、気体圧アクチュエータに供給された気体の圧力を低下させることができる。例えば、上述の制御弁が閉じられた気体圧アクチュエータに対応する圧力弁を操作することにより、当該気体圧アクチュエータに供給された気体の圧力を低下させることができる。これにより、外力を加えることにより気体圧アクチュエータを動かすことが容易になる。
上記発明の第1の態様において前記供給源から延びる前記配管には、それぞれ複数の前記気体圧アクチュエータに前記流体を供給する複数の分岐配管が接続され、前記分岐配管のそれぞれには、当該分岐配管に接続された前記気体圧アクチュエータに供給される前記流体の流れを制御する前記制御弁が配置され、前記複数の気体圧アクチュエータのそれぞれに対して、前記圧力弁が設けられていることが好ましい。
このように配管から分岐する複数の分岐配管を用いて複数の気体圧アクチュエータに流体を供給することにより、複数の気体圧アクチュエータに対して供給源から並列に流体を供給することが可能となる。
また、複数の分岐配管のそれぞれに制御弁を配置することにより、一の気体圧アクチュエータに流体の供給を停止するとともに、他の気体圧アクチュエータに継続して流体の供給を行うことが可能となる。
さらに、複数の気体圧アクチュエータに対して圧力弁を設けることにより、流体の供給が停止された一の気体圧アクチュエータについてのみ、供給された気体の圧力を低下させることができる。
上記発明の第1の態様においては、一の前記制御弁および一の前記気体圧アクチュエータの間から、他の気体圧アクチュエータに前記流体を供給する分岐配管が設けられ、前記分岐配管には、当該分岐配管に接続された前記他の気体圧アクチュエータに供給される前記流体の流れを制御する他の前記制御弁が配置され、前記他の気体圧アクチュエータに対して他の前記圧力弁が設けられていることが好ましい。
このように一の制御弁および一の気体圧アクチュエータの間から他の気体圧アクチュエータに流体を供給する分岐配管を設けることにより、複数の気体圧アクチュエータに対して供給源から直列に流体を供給することが可能となる。
また、一の制御弁を開くとともに他の制御弁を閉じるにより、他の気体圧アクチュエータに流体の供給を停止するとともに、一の気体圧アクチュエータに継続して流体の供給を行うことが可能となる。
さらに、他の気体圧アクチュエータに対して他の圧力弁を設けることにより、流体の供給が停止された他の気体圧アクチュエータについてのみ、供給された気体の圧力を低下させることができる。
本発明の第2の態様に係る医用ロボットシステムは、供給される気体によって駆動される気体圧アクチュエータにより複数の動作部の動作が制御される医用ロボットシステムであって、前記動作部を支持する本体に配置され、前記気体を供給する供給源と、前記動作部に配置され、前記流体が供給されて駆動される前記気体圧アクチュエータと、前記供給源および前記気体圧アクチュエータの間に配置され、内部を前記流体が流通する配管と、前記配管における前記動作部の動作によって変形する領域であって、最も前記供給源に近い領域である可動部および前記供給源との間に配置され、前記流体の流れを制御する制御弁と、前記気体圧アクチュエータに供給された前記気体の圧力を低下させる圧力弁と、が設けられていることを特徴とする。
本発明の医用ロボットシステムによれば、制御弁を閉じることにより気体圧アクチュエータへの流体の供給を止めることができる。また、圧力弁によって、気体圧アクチュエータに供給された気体の圧力を低下させることができる。
その他に、可動部および前記供給源との間に制御弁を配置することにより、例えば、配管の可動部において気体が漏れる等の不具合が生じて気体圧アクチュエータが動作不能となったとしても、当該気体圧アクチュエータに対応した制御弁を閉じることにより、他の気体圧アクチュエータを継続して動作させることができる。
上記発明の第2の態様において前記配管は、前記供給源から延びた後に複数に分岐する分岐配管を含むものであり、前記複数の分岐配管は、並列に配置された前記複数の気体圧アクチュエータのそれぞれに前記流体を導くものであり、前記電磁弁は前記複数の分岐配管のそれぞれに配置され、前記供給源から複数の前記電磁弁までの前記配管および前記分岐配管のそれぞれの長さは略等しいことが好ましい。
このように供給源から複数の電磁弁までの配管および分岐配管のそれぞれの長さを略等しくすることにより、複数の気体圧アクチュエータにおける動作特性のバラツキを抑えやすくなる。具体的には、複数の気体圧アクチュエータに供給される流体が通過する配管および分岐配管における流路抵抗等のバラツキを抑えやすくなるため、複数の気体圧アクチュエータにおける動作特性のバラツキを、例えば、手術支援に用いる際に許容される範囲内に抑えやすくなる。
上記発明の第2の態様において前記複数の分岐配管の断面積の合計は、分岐前の前記配管の断面積の4倍以内であることが好ましい。
このように分岐前の配管の断面積と、分岐後の複数の分岐配管の断面積の合計を4倍以内にすることにより、例えば、分岐後の複数の分岐配管の断面積の合計が4倍を超える場合と比較して、分岐配管内の気体圧の低下を抑制しやすくなり、複数の気体圧アクチュエータの動作を制御しやすくなる。
また複数の分岐配管の断面積の合計は、分岐前の配管の断面積の1.125倍以上であることが好ましい。このようにすることで、必要以上に分岐前の配管として必要以上に太い配管を選択しにくくなる。言い換えると、太い配管を選択することによるコストの増大を抑制しやすくなる。
上記発明の第2の態様においては、前記複数の制御弁に対して、前記流体の流れを制御する共通の制御信号が入力されることが好ましい。
このように複数の制御弁に対して共通の制御信号を入力することにより、例えば、複数の気体圧アクチュエータの動作を同時に停止させることができる。具体的には、気体圧アクチュエータへ流体の供給を停止させる共通の制御信号を、複数の制御弁に入力することにより、当該複数の制御弁に対応する気体圧アクチュエータの動作を同時に停止させることができる。
本発明の第1の態様および第2の態様に係る医用ロボットシステムによれば、制御弁を閉じることにより気体圧アクチュエータへの流体の供給を止めることができ、圧力弁によって、気体圧アクチュエータに供給された気体の圧力を低下させることができるため、複数の空気圧アクチュエータを用いた医用ロボットの安全性を高めることができるという効果を奏する。
本発明の第1の実施形態に係る医用ロボットシステムの構成を説明する模式図である。 図2(a)は、図1における元栓電磁弁の弁体が第1位置の場合の空気の流れの一例を説明する模式図であり、図2(b)は、弁体が第2位置の場合の空気の流れの一例を説明する模式図である。 図1の第1分岐配管の構成を説明する模式図である。 図1の第2分岐配管の構成を説明する模式図である。 図1のアームの外形を説明する模式図である。 図1の元栓電磁弁の別の実施例を説明する模式図である。 本発明の第2の実施形態に係る医用ロボットシステムのアーム構成を説明する模式図である。
〔第1の実施形態〕
以下、本発明の第1の実施形態に係る医用ロボットシステムついて図1から図6を参照しながら説明する。本実施形態の医用ロボットシステム1は、内視鏡外科手術の支援に用いられるものであり、手術に用いられる腹腔鏡や内視鏡、鉗子などの術具63を保持するものである。本実施形態では、術具63が鉗子である例に適用して説明する。
医用ロボットシステム1には、図1に示すように、本体10と、本体10に設けられる複数のアーム(動作部)50と、が主に設けられている。なお、本実施形態では、本体10に3つのアーム(動作部)50A、50B、50Cが設けられている例に適用して説明するが、アーム50の数は3つよりも多くてもよいし、少なくてもよい。また、3つのアーム50A、50B、50Cのそれぞれを識別せず総称する場合には、アーム50とも表記する。
本体10は、3つのアーム50A、50B、50Cが配置されるものであり、3つのアーム50A、50B、50Cの動きを制御する各種機器が内部に配置されるものである。本体10には、電源11と、本体制御部12と、コンプレッサ(供給源)13と、元栓電磁弁(制御弁、圧力弁)14と、が主に設けられている。
電源11は、主に元栓電磁弁14や後述するアーム制御部51などを駆動する電力を供給するものである。本実施形態では、電源11により供給される電圧が24Vの電力である例に適用して説明する。なお、供給される電圧は、24Vに限定されるものではなく、24Vよりも高圧であってもよいし、低圧であってもよい。さらに供給される電力は、交流であってもよいし、直流であってもよい。
電源11と後述するアーム制御部51の間には、電力供給を常時行う第1電力線21が配置されている。第1電力線21には、操作者の手動による入力で電力の供給を停止する第11非常停止スイッチ22と、本体制御部12の制御により電力の供給を停止する第12非常停止スイッチ23と、が設けられている。
電源11と後述するアーム制御部51との間、および、電源11と元栓電磁弁14との間には、電力の供給および停止の制御が可能な第2電力線25が配置されている。第2電力線25は、第11非常停止スイッチ22と第12非常停止スイッチ23で制御される。第2電力線25には、本体制御部12の制御により電力の供給および停止を制御する第21スイッチ26および第22スイッチ27が設けられている。
第21スイッチ26は、第22スイッチ27よりも電源11側であってアーム制御部51および元栓電磁弁14に電力を供給する第2電力線25に配置されるものである。第2電力線25は、第21スイッチ26よりもアーム制御部51および元栓電磁弁14側においてアーム制御部51に向かうもの、および、元栓電磁弁14に向かうものに分岐する。第22スイッチ27は、元栓電磁弁14に向かう第2電力線25に配置されるものである。
なお、第11非常停止スイッチ22としては手動で動作する公知の構成のスイッチを用いることができる。また、第12非常停止スイッチ23、第21スイッチ26および第22スイッチ27としては制御信号に基づいて動作する公知の構成のスイッチを用いることができる。
本体制御部12は、後述するアーム制御部51に対してアーム50の動作を制御する制御信号を生成して出力するものである。本体制御部12はアーム制御部51との間で情報通信可能に接続されたている。また、本体制御部12は、上述の第12非常停止スイッチ23、第21スイッチ26および第22スイッチ27との間で制御信号の出力が可能に接続されたものである。
コンプレッサ13は、後述するエアシリンダ53に供給する空気(気体)を供給するものである。供給される空気は、コンプレッサ13に吸入された後、エアシリンダ53の駆動に必要な圧力にまで昇圧された後、エアシリンダ53に供給される。
コンプレッサ13としては、アーム50A、50B、50Cの駆動に要求される圧力および流量の空気を供給できるものであればよく、昇圧された空気を供給する方式などを限定するものではない。さらに、アーム50A、50B、50Cの駆動に要求される圧力および流量を、必要な期間満たすものであれば、コンプレッサ13の代わりに高圧の空気が貯留されたボンベを用いてもよい。
元栓電磁弁14は、後述するエアシリンダ53に導かれる空気の流れを制御する制御弁であるとともに、エアシリンダ53に供給された空気の圧力を低下させる圧力弁である。コンプレッサ13と元栓電磁弁14との間には空気の流通を可能とする第1分岐配管(配管)31が配置されている。また、元栓電磁弁14とサーボ弁52との間には、第2分岐配管(配管)32が配置されている。元栓電磁弁14は、図2(a)および図2(b)に示すように、弁体41と、弾性体42と、駆動部43と、サイレンサ44と、から主に構成されている。
弁体41は、第1分岐配管31と第2分岐配管32との間に配置されるものである。弁体41には、第1分岐配管31、第2分岐配管32およびサイレンサ44にそれぞれ接続される3つのポートが設けられている。
さらに弁体41には、第1位置において第1分岐配管31に対応するポートを閉塞し、第2分岐配管32およびサイレンサ44を空気の流通が可能に接続する流路と、第2位置において第1分岐配管31および第2分岐配管32を空気の流通が可能に接続し、サイレンサ44に対応するポートを閉塞する流路と、が設けられている。
弾性体42は、弁体41に対して第2位置から第1位置に向かう方向へ付勢する力を発生させるものである。弾性体42としては、ゴムやバネなど公知の材料および構造から構成されるものを用いることができる。
駆動部43は、本体制御部12から入力される制御信号に基づいて弁体41に対して第1位置から第2位置に向かう方向を押圧する力を発生させるものである。駆動部43としては、電磁石など公知の駆動力を発生させるものを用いることができる。
サイレンサ44は、エアシリンダ53の内部の圧力が高い空気が外部に放出される際に発生される騒音を消音するものである。サイレンサ44としては、公知の方式および構成のものを用いることができる。
第1分岐配管31は、図3に示すように、コンプレッサ13と元栓電磁弁14A,14B,14Cとの間を空気の流通が可能に接続するものである。第1分岐配管31は、コンプレッサ13から延びる配管が、分岐点BP1において分岐してそれぞれ元栓電磁弁14A,14B,14Cに延びる配管を有している。
第1分岐配管31におけるコンプレッサ13から元栓電磁弁14Aまでの長さである配管長LA1と、コンプレッサ13から元栓電磁弁14Bまでの長さである配管長LB1と、コンプレッサ13から元栓電磁弁14Cまでの長さである配管長LC1とは、ほぼ等しい。なお、配管長がほぼ等しいとは、空気の流れに影響を与えるその他の条件が等しいとの前提において、配管長の違いに起因する流れの抵抗の差が、アーム50の操作に与える影響が無視できる程度であることをいう。
さらに第1分岐配管31における分岐点BP1よりも元栓電磁弁14側の断面積SA1,SB1,SC1の合計は、分岐点BP1よりもコンプレッサ13側の断面積S1の1.125倍以上、かつ、4倍以内となっている。
第2分岐配管32Aは、図1に示すように、元栓電磁弁14Aと後述するサーボ弁52Aa,52Ab,52Acとの間を空気の流通が可能に接続するものである。第2分岐配管32Bは、元栓電磁弁14Bと後述するサーボ弁52Ba,52Bb,52Bcとの間を空気の流通が可能に接続するものである。および、第2分岐配管32Cは、元栓電磁弁14Cと後述するサーボ弁52Ca,52Cb,52Ccとの間を空気の流通が可能に接続するものである。以後、元栓電磁弁14A,14B,14Cを区別する必要がない場合には、単に元栓電磁弁14と表記し、サーボ弁52Aa,52Ab,52Acとサーボ弁52Ba,52Bb,52Bcとサーボ弁52Ca,52Cb,52Ccとを区別する必要がない場合には、単にサーボ弁52a,52b,52cと表記する。
第2分岐配管32は、図4に示すように、元栓電磁弁14から延びる配管が、分岐点BP2において分岐してそれぞれサーボ弁52a,52b,52cに延びる配管を有している。
第2分岐配管32における元栓電磁弁14からサーボ弁52aまでの長さである配管長LA2と、元栓電磁弁14からサーボ弁52bまでの長さである配管長LB2と、元栓電磁弁14からサーボ弁52cまでの長さである配管長LC2とは、ほぼ等しい。なお、配管長がほぼ等しいとは、空気の流れに影響を与えるその他の条件が等しいとの前提において、配管長の違いに起因する流れの抵抗の差が、アーム50の操作に与える影響が無視できる程度であることをいう。
さらに第2分岐配管32における分岐点BP2よりもサーボ弁52側の断面積SA2,SB2,SC2の合計は、分岐点BP2よりも元栓電磁弁14側の断面積S2の1.125倍以上、かつ、4倍以内となっている。
アーム50は、図5に示すように、医用ロボットシステム1における腹腔鏡や内視鏡、鉗子などの術具63を保持するとともに、術具63の配置位置や姿勢を変更するものである。図1および図4に示すように、アーム50Aには、アーム制御部51Aと、サーボ弁52Aa,52Ab,52Acと、エアシリンダ(気体圧アクチュエータ)53Aa,53Ab,53Acと、が主に設けられている。アーム50Bには、アーム制御部51Bと、サーボ弁52Ba,52Bb,52Bcと、エアシリンダ(気体圧アクチュエータ)53Ba,53Bb,53Bcと、が主に設けられている。アーム50Cには、アーム制御部51Cと、サーボ弁52Ca,52Cb,52Ccと、エアシリンダ(気体圧アクチュエータ)53Ca,53Cb,53Ccと、が主に設けられている。
以後、アーム制御部51A,51B,51Cを区別する必要がない場合には、単にアーム制御部51と表記する。サーボ弁52Aa,52Ab,52Acと、サーボ弁52Ba,52Bb,52Bcと、サーボ弁52Ca,52Cb,52Ccと、を区別する必要がない場合には、単にサーボ弁52a,52b,52cと表記する。更に、サーボ弁52a,52b,52cを区別する必要がない場合には、単にサーボ弁52と表記する。
エアシリンダ53Aa,53Ab,53Acと、エアシリンダ53Ba,53Bb,53Bcと、エアシリンダ53Ca,53Cb,53Ccと、を区別する必要がない場合には、単にエアシリンダ53a,53b,53cと表記する。更に、エアシリンダ53a,53b,53cを区別する必要がない場合には、単にエアシリンダ53と表記する。
アーム制御部51は、本体制御部12から入力される制御信号に基づいて、アーム50の動作を制御するものである。具体的には、サーボ弁52の動作を制御する制御信号を生成して出力するものである。アーム制御部51およびサーボ弁52の間には、当該制御信号が伝達可能な信号線56が配置されている。
サーボ弁52は、アーム制御部51から入力される制御信号に基づいて、エアシリンダ53に導かれる空気の制御を行うものである。サーボ弁52およびエアシリンダ53の内の一方の空間および他方の空間のそれぞれとの間には、空気の流通が可能な配管57,57が設けられている。言い換えると、サーボ弁52は、第2分岐配管32と、配管57,57のそれぞれとの間の連通および閉鎖を制御するものである。
エアシリンダ53は、コンプレッサ13から供給される空気に基づいて、アーム50を動作させる駆動力を発生させるものである。本実施形態では、筒状に形成されたシリンダ(図示せず)、および、当該シリンダの内部を一方の空間と他方の空間に区画するとともにシリンダに対して相対移動可能とされたピストンから主に構成されている例に適用して説明する。当該一方の空間および他方の空間に導かれた空気の圧力差に基づいて、ピストンがシリンダに対して相対的に移動することにより、駆動力が発生される。
本実施形態では、図5に示すように、アーム50の本体10側の第1関節61がエアシリンダ53aにより駆動され、術具63側の第2関節62がエアシリンダ53bにより駆動され、術具63がエアシリンダ53cにより駆動される例に適用して説明する。また、第1関節61、第2関節62および術具63には、それぞれの動作の状態を表示する表示部が設けられている。なお、第1関節61、第2関節62および術具63の少なくとも1つには、表示部が設けられていなくてもよい。
本実施形態では、エアシリンダ53に空気が送気されている場合には緑色、排気されている場合には赤色、空気の送気が停止されている場合には、赤色で発光する発光部が表示部として配置されている例に適用して説明する。発光部としては公知の発光する部品を用いることができ、本実施形態では発光ダイオード(LED)が発光部として用いられる例に適用して説明する。
また、図5に示すように、アーム50において本体10に最も近い可動部分が第1関節61である場合には、第2分岐配管32における第1関節61に対応する箇所が可動部71となる。本実施形態では、アーム50の第1関節61が最も本体10に近い可動部分である例に適用して説明するが、アーム50と本体10との接続部が可動部分である場合には、第2分岐配管32におけるアーム50と本体10との接続部に対応する箇所が可動部71となる。
次に、上記の構成からなる医用ロボットシステム1におけるアーム50の操作について図1から図3を参照しながら説明する。
まず、医用ロボットシステム1の操作を行う場合には、本体制御部12は元栓電磁弁14の弁体41を第1位置から第2位置に移動させる制御を行う。具体的には、第12非常停止SW23、第21スイッチ26および第22スイッチ27に対して通電状態とする制御信号を出力する。この制御により、元栓電磁弁14の駆動部43に電力が供給され、弾性体42により第1位置に位置する弁体41を第2位置に移動させる駆動力を発生させる。
コンプレッサ13から供給される空気は、元栓電磁弁14を通過してサーボ弁52に供給される。本体制御部12は、外部から入力される操作情報に基づいて、アーム制御部51へ制御信号を出力する。
アーム制御部51は、入力された制御信号に基づいてサーボ弁52を制御してエアシリンダ53への空気の供給を制御する。空気が供給されたエアシリンダ53は、アーム50を操作する駆動力を発生する。具体的には、第1関節61や第2関節62を駆動する力や、術具63を開閉する駆動力を発生する。
次に、医用ロボットシステム1の全てのアーム50A、50B、50Cの操作を一度に停止する非常停止について説明する。非常停止の操作には、操作者が第11非常停止スイッチ22を操作する場合と、本体制御部12が第12非常停止スイッチ23を制御する場合と、本体制御部12が全ての第22スイッチ27を制御する場合と、がある。
図1に示すように、第11非常停止スイッチ22または第12非常停止スイッチ23が操作されると、第2電力線25を介した元栓電磁弁14A,14B,14Cへの電力供給が停止される。または、本体制御部12が全ての第22スイッチ27に対して共通する制御信号を出力することにより、第2電力線25を介した元栓電磁弁14A,14B,14Cへの電力供給が停止される。具体的には、元栓電磁弁14A,14B,14Cの駆動部43への電力供給が停止される。
電力供給が停止されると、図3(a)に示すように弁体41は、第2位置から第1位置へ移動する。つまり、電力供給の停止により駆動部43が発生する駆動力が消滅し、弾性体42の付勢力により、弁体41が第2位置から第1位置へ移動する。
弁体41が第1位置へ移動すると、エアシリンダ53およびサーボ弁52とサイレンサ44との間の空気の流通が可能となる。その結果、エアシリンダ53およびサーボ弁52内の空気が、元栓電磁弁14を介して外部へ流出する。
次に、アーム50A、50B、50Cのいずれかの第2分岐配管32において、空気が外部へ漏出した場合の操作について説明する。空気が外部へ漏出する箇所としては、第2分岐配管32における可動部71を例示することができる。また、空気の漏出は、医用ロボットシステム1の操作者がアーム50の操作性の悪化により把握される場合や、図示しないセンサにより測定される第2分岐配管32における空気の圧力により把握される場合などを例示することができる。
医用ロボットシステム1の本体制御部12は、空気の漏出が発生したアーム50の第21スイッチ26に対して、電力供給の供給を停止する制御信号を出力する。第21スイッチ26は、元栓電磁弁14の駆動部43を含む空気の漏出が発生したアーム50への電力供給を停止する。
電力供給が停止された元栓電磁弁14では、図3(a)に示すように、弁体41が第1位置へ移動する。つまり、空気が漏出している第2分岐配管32と、第1分岐配管31とは、電力供給が停止された元栓電磁弁14により分離される。
その一方で、電力供給が継続されている他の元栓電磁弁14では、図3(b)に示すように、弁体41は第2位置に位置したままとなる。つまり、他の元栓電磁弁14に係るアーム50における操作を継続することができる。
上記の構成の医用ロボットシステム1によれば、元栓電磁弁14を閉じることによりエアシリンダ53への空気の供給を止めることができる。例えば、第2分岐配管32における元栓電磁弁14からエアシリンダ53までの領域において空気が漏洩するなどの不具合が発生した場合、当該エアシリンダ53に対応する元栓電磁弁14を閉じられる。これにより、空気が更に漏洩することが抑制され、他のエアシリンダ53の動作に不具合が発生することが抑制される。
また、元栓電磁弁14によって、エアシリンダ53に供給された空気の圧力を低下させることができる。例えば、上述の元栓電磁弁14が閉じられたエアシリンダ53に対応する元栓電磁弁14を操作することにより、当該エアシリンダ53に供給された空気の圧力を低下させることができる。これにより、外力を加えることによりエアシリンダ53を動かすことが容易になる。
第1分岐配管31および第2分岐配管32を用いて複数のエアシリンダ53に空気を供給することにより、複数のエアシリンダ53に対してコンプレッサ13から並列に空気を供給することが可能となる。
また、第1分岐配管31のそれぞれに元栓電磁弁14を配置することにより、一のエアシリンダ53に空気の供給を停止するとともに、他のエアシリンダ53に継続して空気の供給を行うことが可能となる。
さらに、複数のエアシリンダ53に対して元栓電磁弁14を設けることにより、空気の供給が停止された一のエアシリンダ53についてのみ、供給された空気の圧力を低下させることができる。
可動部71およびコンプレッサ13との間に元栓電磁弁14を配置することにより、例えば、第2分岐配管32の可動部71において空気が漏れる等の不具合が生じてエアシリンダ53が動作不能となったとしても、当該エアシリンダ53に対応した元栓電磁弁14を閉じることにより、他のエアシリンダ53を継続して動作させることができる。なお、元栓電磁弁14が配置される可動部71およびコンプレッサ13との間としては、アーム50の内部を例示することができる。
コンプレッサ13から複数の元栓電磁弁14までの第1分岐配管31の長さを略等しくすることにより、複数のエアシリンダ53における動作特性のバラツキを抑えやすくなる。具体的には、複数のエアシリンダ53に供給される空気が通過する第1分岐配管31における流路抵抗等のバラツキを抑えやすくなるため、複数のエアシリンダ53における動作特性のバラツキを、例えば、手術支援に用いる際に許容される範囲内に抑えやすくなる。
複数の元栓電磁弁14に対して共通の制御信号を入力することにより、例えば、複数のエアシリンダ53の動作を同時に停止させることができる。具体的には、エアシリンダ53へ流体の供給を停止させる共通の制御信号を、複数の元栓電磁弁14に入力することにより、当該複数の元栓電磁弁14に対応するエアシリンダ53の動作を同時に停止させることができる。
なお、上述の実施形態では、元栓電磁弁14がエアシリンダ53に導かれる空気の流れを制御する制御弁であるとともに、エアシリンダ53に供給された空気の圧力を低下させる圧力弁でもある例に適用して説明したが、図6に示すように、制御弁14Cおよび圧力弁14Pに分離して設けてもよい。
〔第2の実施形態〕
次に、本発明の第2の実施形態に係る医用ロボットシステムついて図7を参照して説明する。本実施形態の医用ロボットシステムの基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、アームの構成が異なっている。よって、本実施形態においては、図7を用いてアームの構成について説明し、その他の等の説明を省略する。
本実施形態では医用ロボットシステム101のアーム150Bの構成が、第1の実施形態の構成とは異なる例に適用して説明する。なお、医用ロボットシステム101の全てのアームまたは任意の2つのアームが本実施形態と同じ構成を有していてもよい。
医用ロボットシステム101のアーム150Bには、図7に示すように、アーム制御部51Bと、サーボ弁52Ba,52Bb,52Bcと、エアシリンダ(一の気体圧アクチュエータ)53Ba,53Bb,53Bcと、第2アーム制御部151Bと、第2サーボ弁152Ba,152Bb,152Bcと、第2エアシリンダ(他の気体圧アクチュエータ)153Ba,153Bb,153Bcと、が主に設けられている。更にアーム150Bには、元栓電磁弁(他の制御弁、他の圧力弁)114Bと、第22スイッチ127Bと、第2分岐配管132Bと、が設けられている。
本実施形態では、アーム150Bにおける本体側の部分に、アーム制御部51Bと、サーボ弁52Ba,52Bb,52Bcと、エアシリンダ53Ba,53Bbと、元栓電磁弁114Bと、第22スイッチ127Bと、が配置されている。また、アーム150Bにおける中央部分に、エアシリンダ53Bcと、第2アーム制御部151Bと、第2サーボ弁152Ba,152Bb,152Bcと、第2分岐配管132Bと、が配置されている。アーム150Bにおける先端側の部分に、第2エアシリンダ153Ba,153Bb,153Bcと、が配置されている。
第2アーム制御部151Bは、第2サーボ弁152Ba,152Bb,152Bcの動作を制御する制御信号を生成して出力するものである。第2アーム制御部151Bを制御する制御信号は、アーム制御部51Bを介して本体制御部12から入力される。
第2サーボ弁152Ba,152Bb,152Bcはそれぞれ、第2アーム制御部151Bから入力される制御信号に基づいて、第2エアシリンダ153Ba,153Bb,153Bcに導かれる空気の制御を行うものである。
第2エアシリンダ153Ba,153Bb,153Bcは、コンプレッサ13から供給される空気に基づいて、アーム50を動作させる駆動力を発生させるものである。第2エアシリンダ153Ba,153Bb,153Bcには、第2分岐配管132Bを介して空気が供給される。
元栓電磁弁114Bは、第2エアシリンダ153Ba,153Bb,153Bcに導かれる空気の流れを制御する制御弁であるとともに、第2エアシリンダ153Ba,153Bb,153Bcに供給された空気の圧力を低下させる圧力弁である。元栓電磁弁14Bと元栓電磁弁114Bとの間には空気の流通を可能とする第2分岐配管32Bが配置されている。
第22スイッチ127Bは、本体制御部12の制御により元栓電磁弁114Bへの電力の供給および停止を制御するものである。
第2分岐配管132Bは、元栓電磁弁114Bと後述する第2サーボ弁152Ba,152Bb,152Bcとの間を空気の流通が可能に接続するものである。第2分岐配管132Bにおける形状の特徴は、第1の実施形態の第2分岐配管32の特徴と同じである。
上記の構成からなる医用ロボットシステム101におけるアーム150Bの操作については、第1の実施形態の医用ロボットシステム1におけるアーム50の操作と概ね同じであるためその説明を省略する。
上記の構成によれば、元栓電磁弁14B(一の制御弁、一の圧力弁)とエアシリンダ53Ba,53Bb,53Bcの間から第2エアシリンダ153Ba,153Bb,153Bcに空気を供給する第2分岐配管132Bを設けることにより、エアシリンダ53Ba,53Bb,53Bcおよび第2エアシリンダ153Ba,153Bb,153Bcに対してコンプレッサ13から直列に空気を供給することが可能となる。
また、元栓電磁弁14Bを開くとともに元栓電磁弁114Bを閉じるにより、第2エアシリンダ153Ba,153Bb,153Bcに空気の供給を停止するとともに、エアシリンダ53Ba,53Bb,53Bcに継続して空気の供給を行うことが可能となる。
さらに、第2エアシリンダ153Ba,153Bb,153Bcに対して元栓電磁弁114Bを設けることにより、空気の供給が停止された第2エアシリンダ153Ba,153Bb,153Bcについてのみ、供給された空気の圧力を低下させることができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、本発明を上記の実施形態に適用したものに限られることなく、これらの実施形態を適宜組み合わせた実施形態に適用してもよく、特に限定するものではない。
1,101…医用ロボットシステム、 10…本体、 13…コンプレッサ(供給源)、 14,14A,14B,14C…元栓電磁弁(制御弁、圧力弁、一の制御弁、一の圧力弁)、 31…第1分岐配管(配管)、 32…第2分岐配管(配管)、 50,50A、50B、50C,150,150B…アーム(動作部)、 53,53Aa,53Ab,53Ac,53Ba,53Bb,53Bc,53Ca,53Cb,53Cc…エアシリンダ(気体圧アクチュエータ、一の気体圧アクチュエータ)、 71…可動部、 114B…元栓電磁弁(他の制御弁、他の圧力弁)、 132B…第2分岐配管、 153Ba,153Bb,153Bc…第2エアシリンダ(他の気体圧アクチュエータ)

Claims (7)

  1. 供給される気体によって駆動される複数の気体圧アクチュエータにより動作が制御される医用ロボットシステムであって、
    供給源から供給される前記流体を前記気体圧アクチュエータに導く配管に配置され、当該配管における前記気体の流れを制御する制御弁と、
    前記気体圧アクチュエータに供給された前記気体の圧力を低下させる圧力弁と、
    が設けられていることを特徴とする医用ロボットシステム。
  2. 前記供給源から延びる前記配管には、それぞれ複数の前記気体圧アクチュエータに前記流体を供給する複数の分岐配管が接続され、
    前記分岐配管のそれぞれには、当該分岐配管に接続された前記気体圧アクチュエータに供給される前記流体の流れを制御する前記制御弁が配置され、
    前記複数の気体圧アクチュエータのそれぞれに対して、前記圧力弁が設けられていることを特徴とする請求項1記載の医用ロボットシステム。
  3. 一の前記制御弁および一の前記気体圧アクチュエータの間から、他の気体圧アクチュエータに前記流体を供給する分岐配管が設けられ、
    前記分岐配管には、当該分岐配管に接続された前記他の気体圧アクチュエータに供給される前記流体の流れを制御する他の前記制御弁が配置され、
    前記他の気体圧アクチュエータに対して他の前記圧力弁が設けられていることを特徴とする請求項1記載の医用ロボットシステム。
  4. 供給される気体によって駆動される気体圧アクチュエータにより複数の動作部の動作が制御される医用ロボットシステムであって、
    前記動作部を支持する本体に配置され、前記気体を供給する供給源と、
    前記動作部に配置され、前記流体が供給されて駆動される前記気体圧アクチュエータと、
    前記供給源および前記気体圧アクチュエータの間に配置され、内部を前記流体が流通する配管と、
    前記配管における前記動作部の動作によって変形する領域であって、最も前記供給源に近い領域である可動部および前記供給源との間に配置され、前記流体の流れを制御する制御弁と、
    前記気体圧アクチュエータに供給された前記気体の圧力を低下させる圧力弁と、
    が設けられていることを特徴とする医用ロボットシステム。
  5. 前記配管は、前記供給源から延びた後に複数に分岐する分岐配管を含むものであり、
    前記複数の分岐配管は、並列に配置された前記複数の気体圧アクチュエータのそれぞれに前記流体を導くものであり、
    前記電磁弁は前記複数の分岐配管のそれぞれに配置され、
    前記供給源から複数の前記電磁弁までの前記配管および前記分岐配管のそれぞれの長さは略等しいことを特徴とする請求項4記載の医用ロボットシステム。
  6. 前記複数の分岐配管の断面積の合計は、分岐前の前記配管の断面積の4倍以内であることを特徴とする請求項5記載の医用ロボットシステム。
  7. 前記複数の制御弁に対して、前記流体の流れを制御する共通の制御信号が入力されることを特徴とする請求項4から6のいずれか1項に記載の医用ロボットシステム。
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