JP2020154884A - 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが所定の場所に訪れたことを高精度に検出する情報処理装置、方法及びプログラムを提供する。【解決手段】情報処理装置10は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。取得部131は、ユーザが所定の場所に居たことを示す所定のイベントが発生するよりも前、または、後において、ユーザの端末装置により検出されたセンサ情報を取得する。判定部132は、対象電波情報記憶部121に記憶される処理対象の電波情報の中に、対象ユーザの端末装置により検出された電波情報との類似度に関する類似度条件を満たす電波情報が存在するか否かを判定し、存在すると判定した場合には、その電波情報に対応する場所に対象ユーザが居たと判定する。【選択図】図6

Description

本発明の実施形態は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
従来、例えば、GPS(Global Positioning System)などの測位システムを利用して、人物や車両等の位置を測位する技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、携帯端末がGPS衛星から受信したGPS信号を伴う位置データ要求を位置データ取得サーバに行って取得することを特徴とするペイパービジット広告システムが開示されている。
特開2008−21303号公報
しかしながら、上記の従来技術では、ユーザが所定の場所に訪れたことを高精度に検出することができるとは限らない。例えば、上記の従来技術では、携帯端末8がGPS衛星からのGPS信号を受信し、このGPS信号を伴う位置データ要求を位置データ取得サーバに行うことで、位置データ取得サーバから現在の位置情報を受信する。このような状態において、上記の従来技術では、ユーザの位置情報と広告主情報の店舗位置とが一致するかどうか比較し、一致する場合、このユーザが店舗に来店したと判断し、広告主情報の来店数をカウントアップする。
このように、上記の従来技術では、位置測位精度に限界のあるGPSに頼ってユーザの位置情報を取得しているに過ぎないため、必ずしもユーザが所定の場所に訪れたことを高精度に検出することができるとは限らない。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザが所定の場所に訪れたことを高精度に検出することができる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
本願にかかる情報処理装置は、ユーザが所定の場所に居た時点よりも前、または、後において、前記ユーザの端末装置により検出されたセンサ情報を取得する取得部と、前記取得部により取得されたセンサ情報と、位置測位される処理対象のユーザである対象ユーザの端末装置により検出されたセンサ情報とに基づいて、前記対象ユーザが前記所定の場所に居たか否かを判定する第1判定部とを有することを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、ユーザが所定の場所に訪れたことを高精度に検出することができるといった効果を奏する。
図1は、実施形態にかかる情報処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態にかかる情報処理に含まれる特定処理の一例を示す図である。 図3は、実施形態にかかる情報処理のうち、情報処理装置に対応する情報処理の一例を示す図である。 図4は、実施形態にかかる情報処理システムの構成例を示す図である。 図5は、実施形態にかかる端末装置の構成例を示す図である。 図6は、実施形態にかかる情報処理装置の構成例を示す図である。 図7は、実施形態にかかる共通性判定の一例を示す図である。 図8は、実施形態にかかる情報処理システム1による情報処理手順を示すシーケンス図である。 図9は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願にかかる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ説明する。なお、この実施形態により本願にかかる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の実施形態において、同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.情報処理の一例〕
まず、図1を用いて、実施形態にかかる情報処理の一例について説明する。図1は、実施形態にかかる情報処理の一例を示す図である。また、図1に示す情報処理についてより詳細に説明する際には図2および図3を用いる。すなわち、図1に示す情報処理は、実施形態にかかる情報処理の概要ともいえる。実施形態にかかる情報処理は、図1に示す端末装置10および情報処理装置100の間で行われる。
図1の説明に先立って、図4を用いて、実施形態にかかる情報処理システムについて説明する。図4は、実施形態にかかる情報処理システム1の構成例を示す図である。実施形態にかかる情報処理システム1は、図4に示すように、端末装置10と、発信装置30と、情報処理装置100とを含む。端末装置10、発信装置30、情報処理装置100は、ネットワークNを介して有線または無線により通信可能に接続される。なお、図4に示す情報処理システム1には、複数台の端末装置10や、複数台の発信装置30や、複数台の情報処理装置100が含まれてよい。
端末装置10は、ユーザによって利用される情報処理装置である。端末装置10は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等である。本実施形態では、端末装置10は、スマートフォンであるものとする。例えば、端末装置10は、各種のセンサを備えており、このセンサを用いて電波情報(例えば、WiFi由来の電波情報、あるいは、GPS衛星由来の電波情報)、環境情報、生体情報等を検出することができる。また、端末装置10は、センサで検出したこれらの情報を実施形態にかかる情報処理装置100をはじめ、適切な装置に送信することができる。
また、端末装置10には、所定の電子決済サービス(「サービスYM」とする)を実現するアプリケーション(「アプリAP」とする)が予めインストールされているものとする。ユーザは、アプリAPを利用して、例えば、以下の2通りの手法で店舗との間で電子決済を行わせることができる。まず1つ目は、サービスYMに対応している店舗には、アプリAPで読み取り可能な所定のコード(例えば、バーコードやQRコード(登録商標)といった読み取り可能なコード)が掲示されている。したがって、ユーザは、アプリAPを起動し、所定のコードを読み取らせたうえで必要金額を入力して、例えば、アプリAPによって端末装置10の表示画面に表示される「お支払」ボタンをタップすることで支払いを完了させる。また、ユーザは、支払いが完了すると、例えば、支払完了画面を店員に確認させる。
次に、2つ目は、ユーザは、アプリAPによって端末装置10の表示画面に表示される所定のコード(例えば、バーコードやQRコードといった読み込み可能なコード)を例えば、支払いの際にレジにて提示する。そうすると、店員は、例えば、バーコードリーダーでこの所定のコードを読み取らせる。読み取りが終われば決済は完了する。以下の実施形態では、上記2つの決済手法のうち、2つ目の決済手法で電子決済(イベントの一例)が行われる例を用いて、実施形態にかかる情報処理について説明することにする。
発信装置30は、所定の電波を発信する発信装置である。本実施形態では、発信装置30は、WiFi(登録商標)に対応する発信装置であるものとする。すなわち、本実施形態では、発信装置30は、WiFiルーター(あるいは、WiFiアクセスポイント)であるものとする。
ここで、実施形態にかかる情報処理が行われるにあたっての前提について説明する。まず、本実施形態では、所定の場所、より詳細には所定の施設(例えば、店舗)に訪問したユーザを精度よく検出することを目的および前提としている。前提を説明するうえで、所定の場所として、店舗SHxを例に挙げる。そして、店舗SHxは、サービスYMに対応している。このような状態において、例えば、ユーザが店舗SHxにて、アプリAPを利用した電子決済にて商品を購入したとする。
かかる場合、ユーザの端末装置10からQRコードを読み込んだ店舗SHxのバーコードリーダーは、購入された商品情報やユーザの端末装置10の識別情報とともに、店舗SHxの識別情報も情報処理装置100に送信することができる。そうすると、情報処理装置100は、この端末装置10のユーザは確かに店舗SHxに来店したことを検知することができる。
しかしながら、このような手法では、情報処理装置100は、商品を購入したユーザに対してのみ店舗SHxに来店したことを検知することができるに過ぎない。例えば、店舗SHxで商品購入したユーザよりも、ウィンドウショッピングがてら店舗SHxに立ち寄っただけで、実際には、商品購入しなかったというユーザの方が圧倒的に多いことが考えられるが、上記のような手法では、情報処理装置100は、店舗SHxには確かに来店したが、商品は購入しなかったというユーザまでは高精度に検知することができない。
実施形態にかかる情報処理は、このような前提(問題点)を基に、ユーザが店舗等の所定の場所に訪れたことを高精度に検出することを目的になされるものである。このような課題を解決するための、実施形態にかかる情報処理は、所定の場所(例えば、店舗)でしか検出不可能なオリジナルなセンサ情報を精度よく収集し、収集したセンサ情報をレファレンスデータ(正解データ)として保持しておき、所定の場所に居たか否かを判断したい対象のユーザの端末装置10が検出したセンサ情報と、このレファレンスデータ(正解データ)とを比較することで、対象のユーザが所定の場所に居たか否かを判定するものである。この点より具体的に説明する。
実施形態にかかる情報処理装置100は、ユーザが所定の場所に居た時点よりも前、または、後において、ユーザの端末装置10により検出されたセンサ情報を取得する。そして、情報処理装置100は、取得したセンサ情報と、判定対象のユーザである対象ユーザの端末装置10により検出されたセンサ情報とに基づいて、対象ユーザが所定の場所に居たか否かを判定する。
例えば、情報処理装置100は、ユーザが所定の場所に居たことを示す所定のイベントが発生するよりも前、または、後において、ユーザの端末装置10により検出されたセンサ情報を取得する。例えば、情報処理装置100は、所定のイベントとして、ユーザと所定の場所との間で行われる所定のイベントが発生するよりも前、または、後において、ユーザの端末装置10により検出されたセンサ情報を取得する。例えば、情報処理装置100は、所定のイベントとして、ユーザと前記所定の場所との間での電子決済が行われるよりも前、または、後において、ユーザの端末装置10により検出されたセンサ情報を取得する。
例えば、情報処理装置100は、ユーザが所定の場所に居た時点よりも前、または、後において、ユーザの端末装置10により検出されたセンサ情報のうち、ユーザが所定の場所に居た期間に基づくセンサ情報を、処理対象のセンサ情報である対象センサ情報として取得する。この一例として、情報処理装置100は、ユーザが所定の場所に居た期間として、ユーザが所定の場所に居た時点から、ユーザが所定の場所に居た時点でのセンサ情報との類似度に所定の変化が生じた時点まで遡った期間、または、ユーザが所定の場所に居た時点から、ユーザが前記所定の場所に居た時点でのセンサ情報との類似度に所定の変化が生じた時点まで経過した期間の間において、ユーザの端末装置10により検出されたセンサ情報を対象センサ情報として取得する。
そして、情報処理装置100は、取得したセンサ情報と、対象ユーザの端末装置10により検出されたセンサ情報との一致度に基づいて、対象ユーザが所定の場所に訪問したか否かを判定する。
以下、図1を用いて、実施形態にかかる情報処理の一例について手順を追って説明する。また、図1に示す情報処理をより詳細に説明するうえで、適宜、図や図3を用いる。また、本実施形態では、情報処理装置100は、事業主Yによって管理されるものとする。また、上述したサービスYMは、事業主Yによって提供されるサービスである。また、本実施形態では、ユーザは、事業主Yに対して会員登録することにより、例えば、事業主Y専用の識別情報(以下、「端末ID」とする)で管理されているものとする。これにより、情報処理装置100は、端末IDと各種情報との紐付を行うことができるようになる。端末IDは、ユーザまたはユーザの端末装置10を識別する識別情報である。
また、図1の例では、所定の場所(所定の施設)を店舗SH1とし、所定のイベントを、ユーザと店舗との間で行われる電子決済であって、アプリAPに対応するサービスYMでの電子決済であるものとする。また、図1の例では、センサ情報をWiFi電波強度に関する電波情報(WiFi電波情報)であるものとする。しかしながら、端末装置10は、上記の通りセンサを用いて各種の情報を検出可能であるため、必ずしもセンサ情報は、WiFi電波情報に限定されない。また、WiFi電波情報以外の電波情報として、例えば、GPS電波情報を用いる場合であっても、電波の種別が異なるだけで、実施形態にかかる情報処理にそのまま適用可能である。
また、情報処理装置100は、ユーザが所定の場所(店舗SH1)に居た時点よりも前、または、後において、ユーザの端末装置10により検出されたセンサ情報(WiFi電波情報)を取得するものであるが、図1の例では、「ユーザが所定の場所(店舗SH1)に居た時点よりも前」にシチュエーションを絞って説明する。一方で、、「ユーザが所定の場所(店舗SH1)に居た時点よりも後」の着目した場合であっても、シチュエーションが異なるだけで、実施形態にかかる情報処理自体は同じものである。
また、図1の例では、店舗SH1のみ例示するが、実施形態にかかる情報処理で対象とされる所定の場所は、店舗SH1のように1店舗に限定されず、複数の所定の場所が対象とされてよい。また、図1の例では、ユーザが所定の場所に居たことを示す所定のイベントを、ユーザと店舗SH1との間での電子決済とする。
また、図1の例では、店舗SH1を含め各店舗で決済を行うユーザを「ユーザU1n」と表記し、ユーザU1nの端末装置10を「端末装置10−n」と表記し、nに任意の数値を入力することで、ユーザおよびユーザの端末装置10を識別するものとする。例えば、n=1を入力することで、決済を行うユーザをユーザU11、ユーザU11の端末装置10を端末装置10−1といったように区別することができる。また、端末装置10−1を例に挙げると、「10−1」はユーザU11の端末装置10を識別する端末ID(ユーザIDと言い換えることもできる)となる。ユーザU11を例に説明したが、他のユーザ(例えば、ユーザU12、ユーザU13等)についても同様である。また、端末装置10−nを区別する必要がない場合には、これまで通り単に端末装置10と表記する。
さて、まずは、図1に示す店舗SH1について説明する。店舗SH1は、どのような業態の店舗であってもよい。例えば、店舗SH1は、電気量販店であってもよいし、スーパーマーケットであってもよいし、百貨店であってもよいし、レンタルサービスショップであってもよいし、書店であってもよい。もちろん、店舗SH1は、これら以外の業態の店舗であってもよい。
また、図1の例では、店舗SH1内には、発信装置30の一例として、WiFi用のルーターであるルーターWF11、ルーターWF12、ルーターWF13が設置されている。したがって、端末装置10−nは、例えば、ユーザが店舗SH1内に入った場合には、動的に、これら3つの発信装置30から発信される電波を検出することにより、検出した電波の電波強度を検出(取得)する。図1に示すように、店舗SH1は、奥行き(地理的な広がり)があるため、ユーザが店舗SH1内のどこにいるかに応じて、端末装置10−nが検出する各発信装置30の電波強度は異なる。
また、図1の例では、店舗SH1にユーザU11およびユーザU12が訪れて、さらに決済までを行った例を示す。そして、ユーザU11は、端末装置10−1を所有している。また、ユーザU12は、端末装置10−2を所有している。
また、図1に示す軌跡T1は、ユーザU11が店舗SH1の入口E1から入り決済を行うために店員CL1が居るレジコーナーへ至るまでの一連の移動の軌跡を示す。例えば、軌跡T1位含まれるP11(tm11)は、ユーザU11が時刻tm11の時点では位置P11に居たことを示し、P12(tm12)は、ユーザU11が時刻tm12の時点では位置P12に居たことを示し、P13(tm13)は、ユーザU11が時刻tm13の時点では位置P13に居たことを示し、P14(tm14)は、ユーザU1が時刻tm14の時点では位置P14に居たことを示す。また、かかる例では、時刻tm11、時刻tm12、時刻tm13、時刻tm14の順に時間経過している。すなわち、ユーザU11が店舗SH1との間で決済を行った時点である時刻tm14を基準とすると、時刻tm11、時刻tm12、および、時刻tm13は、時刻tm14の時点よりも前の時点ということができる。
なお、端末装置10−1は、これら各時刻において、当該時刻で検出した電波強度を示す電波情報を電波情報記憶部12aに格納している。この点については、後ほど図2を用いて説明する。
また、図1に示す軌跡T2は、ユーザU12が店舗SH1の入口E1から入り決済を行うために店員CL1が居るレジコーナー至るまでの一連の移動の軌跡を示す。例えば、軌跡T2位含まれるP21(tm21)は、ユーザU12が時刻tm21の時点では位置P21に居たことを示し、P22(tm22)は、ユーザU12が時刻tm22の時点では位置P22に居たことを示し、P23(tm23)は、ユーザU12が時刻tm23の時点では位置P23に居たことを示し、P24(tm24)は、ユーザU12が時刻tm24の時点では位置P24に居たことを示す。また、かかる例では、時刻tm21、時刻tm22、時刻tm23、時刻tm24の順に時間経過している。すなわち、ユーザU12が店舗SH1との間で決済を行った時点である時刻tm24を基準とすると、時刻tm21、時刻tm22、および、時刻tm23は、時刻tm24の時点よりも前の時点ということができる。
また、端末装置10−1も、これら各時刻において、当該時刻で検出した電波強度を示す電波情報を電波情報記憶部12aに格納している。同様に、後ほど図2を用いて説明する。
次に、端末装置10−nの前提について説明する。端末装置10−nは、WiFi電波強度を常時検出している。また、端末装置10−nは、検出したWiFi電波強度を示す電波情報(電波強度ログともいえる)を自装置内に保存しておき、保存開始してから所定期間が経過するとこの所定期間分の電波情報を削除する、といった処理を繰り返している。なお、電波情報には、どの発信装置30が発信した電波の電波強度であるかを特定な可能な情報として、発信装置30を識別可能な識別情報も含まれる。図1の例では、端末装置10−nが検出した電波情報には、例えば、ルーターWF11の識別情報(例えば、ルーターID「WF13」)と、ルーターWF11から検知した電波強度を示す数値とが含まれる。
それでは処理の説明に入る。図1に示すようにユーザU1nと、店舗SH1(店舗SH1の店員CL1)との間で、サービスYM利用での電子決済(所定のイベントの一例)が行われたとする。例えば、電子決済を行いたい場合、ユーザU1nは、店員CL1に対して、商品に対応するQRコードであって、端末装置10−nに表示されたQRコードを提示する。
そうすると、店員CL1は、バーコードリーダーRDに対して、このQRコードを読み取らせる。そうすると、端末装置10−nは、ユーザU1nおよび店舗SH1での電子決済を検知する(ステップS11)。図1の例では、端末装置10−1は、時刻tm14において、ユーザU11と店舗SH1との間での電子決済を検知する。また、端末装置10−2は、時刻tm24において、ユーザU12と店舗SH1との間での電子決済を検知する。また、ステップS11により、端末装置10−nは、電子決済が行われた時点において、確かにユーザU1nが店舗SH1に居たことを認識することができる。
次に、端末装置10−nは、電子決済に対応する決済処理を実行する(ステップS12)。例えば、端末装置10−nは、図示しない決済サーバとの間で決済処理を実行する。図1の例では、端末装置10−1は、ユーザU11と店舗SH1との間での電子決済に対応する決済処理を実行する。また、端末装置10−2は、ユーザU12と店舗SH1との間での電子決済に対応する決済処理を実行する。したがって、電子決済は、ユーザが所定の場所(店舗SH1)に居たことを示す所定のイベントの一例といえる。
次に、端末装置10−nは、電子決済が行われた時点より前の期間であって、ユーザU1nが店舗SH1内に居た期間を特定する特定処理を実行する(ステップS13)。もちろん、端末装置10−nは、電子決済が行われた時点より後の期間であって、ユーザU1nが店舗SH1内に居た期間を特定する特定処理を実行してもよい。
かかる特定処置について、図2を用いてより詳細に説明する。図2は、実施形態にかかる情報処理に含まれる特定処理の一例を示す図である。図2の例では、端末装置10−nの一例として、端末装置10−1および端末装置10−2を例示しているが双方で行われる処理に違いは無いため、端末装置10−1をメインに特定処理を説明する。双方の区別が必要ない場合には、適宜、端末装置10−nを用いる。
端末装置10−nは、これまでに検出した電波情報を記憶する電波情報記憶部12aを有する。図2の例では、電波情報記憶部12aは、「施設ID」、「検出日時」、「電波情報」といった項目を有する。
「施設ID」は、電子決済(イベント)が行われた店舗(施設)を識別する識別情報を示す。「検出日時」は、対応する「電波情報」が示す電波強度の電波が、端末装置10−nによって検出された日時を示す。「電波情報」は、「検出日時」が示すに時刻において、端末装置10−nがどの発信装置30からどれだけの電波強度の電波を検出したかを示す電波情報である。
端末装置10−1および端末装置10−2を用いてより具体的に説明する。端末装置10−1に対応する電波情報記憶部12aの例(図2(a))は、図1に示す店舗SH1内での軌跡T1に対応する。図2(a)に示す電波情報記憶部12aの例では、検出日時「tm14」(ユーザU11が位置P14にて電子決済を行った時刻)に対して、電波情報「WF11(30)、WF12(50)、WF13(70)」が対応付けられている。かかる例は、ユーザU11が位置P14に居た時刻tm14の時点では、端末装置10−1が、ルーターWF11から電波強度「30」の電波を検出し、ルーターWF12から電波強度「50」の電波を検出し、ルーターWF13から電波強度「70」の電波を検出した例を示す。
また、図2(a)に示す電波情報記憶部12aの例では、検出日時「tm13」(ユーザU11が位置P13に居た時刻)に対して、電波情報「WF11(50)、WF12(70)、WF13(50)」が対応付けられている。かかる例は、ユーザU11が位置P13に居た時刻tm13の時点では、端末装置10−1が、ルーターWF11から電波強度「50」の電波を検出し、ルーターWF12から電波強度「70」の電波を検出し、ルーターWF13から電波強度「50」の電波を検出した例を示す。
また、図2(a)に示す電波情報記憶部12aの例では、検出日時「tm12」(ユーザU11が位置P12に居た時刻)に対して、電波情報「WF11(70)、WF12(60)、WF13(40)」が対応付けられている。かかる例は、ユーザU11が位置P12に居た時刻tm12の時点では、端末装置10−1が、ルーターWF11から電波強度「70」の電波を検出し、ルーターWF12から電波強度「60」の電波を検出し、ルーターWF13から電波強度「40」の電波を検出した例を示す。
また、図2(a)に示す電波情報記憶部12aの例では、検出日時「tm11」(ユーザU11が店舗SH1外の位置P11に居た時刻)に対して、電波情報「WF11(5)、WF12(1)、WF13(1)、WFx1(10)」が対応付けられている。かかる例は、ユーザU11が位置P11に居た時刻tm11の時点では、端末装置10−1が、ルーターWF11から電波強度「5」の電波を検出し、ルーターWF12から電波強度「1」の電波を検出し、ルーターWF13から電波強度「1」の電波を検出し、ルーターWFx1から電波強度「10」の電波を検出した例を示す。
また、図2(b)に示す電波情報記憶部12aの例では、検出日時「tm24」(ユーザU12が位置P24にて電子決済を行った時刻)に対して、電波情報「WF11(30)、WF12(50)、WF13(65)」が対応付けられている。かかる例は、ユーザU21が位置P24に居た時刻tm24の時点では、端末装置10−2が、ルーターWF11から電波強度「30」の電波を検出し、ルーターWF12から電波強度「50」の電波を検出し、ルーターWF13から電波強度「65」の電波を検出した例を示す。なお、図2(b)に示す電波情報記憶部12aのその他の例も、これまでと同様の例に倣っているため説明を省略する。
このような状態において、端末装置10−nは、「検出日時」に対応する「電波情報」と、当該「検出日時」に対する直前の「電波情報」との類似度が所定条件を満たしたか判定する判定処理を検出日時が新しい順に実行する(ステップS131)。ここで、所定条件とは、例えば、電子決済が行われた時点(イベント発生時)において、検出された発信装置30の組合せと同一組合せ(条件1)、かつ、同一発信装置30同士での電波強度の差分が所定値(例えば、40)以内)である(条件2)ものとする。つまり、所定条件とは、条件1および条件2の双方を満たすことと定めるものである。また、ここでいう類似度は、単に数値(電波強度)がどれだけ類似しているかといった概念だけでなく、発信装置30の組合せがどれだけ類似しているかといった概念も含む。
かかる処理について、端末装置10−1、および、図2(a)に示す電波情報記憶部12aの例を用いて説明する。図2(a)に示す電波情報記憶部12aの例では、最も新しい(最近)の検出日時は時刻tm14である。そうすると、時刻tm14に対する直前とは時刻tm13になる。したがって、端末装置10−nは、時刻tm14に対応する電波情報と、時刻tm13に対応する電波情報との類似度が所定条件を満たしたか判定する。具体的には、端末装置10−nは、電子決済が行われた時点である時刻tm14で検出された発信装置30の組み合わせと、時刻tm13で検出された発信装置30の組み合わせとが一致するか否かを判定するとともに、時刻tm14で検出された発信装置30と時刻tm13検出された発信装置30のうち同一発信装置30同士での電波強度の差分が所定値(例えば、40)以内)であるか否かを判定する。
図2(a)に示す電波情報記憶部12aの例によると、端末装置10−1は、時刻tm14では、ルーターWF11、WF12およびWF13という発信装置30の組み合わせを検出し、また、時刻tm13でも、ルーターWF11、WF12およびWF13という発信装置30の組み合わせを検出している。したがって、端末装置10−1は、検出日時「時刻tm14」に対応する「電波情報」と、検出日時「tm14」に対する直前である検出日時「tm13」の電波情報との類似度は、条件1を満たすと判定する。
また、図2(a)に示す電波情報記憶部12aの例によると、時刻tm14で検出された発信装置30と時刻tm13検出された発信装置30のうち同一発信装置30というのは、ルーターWF11同士、ルーターWF12同士、ルーターWF13同士とうことになる。そして、時刻tm14でのルーターWF11の電波強度「30」と、時刻tm13でのルーターWF11の電波強度「50」とを比較すると、その差分は「20」であり所定値(例えば、40)以内である。また、時刻tm14でのルーターWF12の電波強度「50」と、時刻tm13でのルーターWF12の電波強度「70」とを比較すると、その差分は「20」であり所定値(例えば、40)以内である。また、時刻tm14でのルーターWF13の電波強度「70」と、時刻tm13でのルーターWF13の電波強度「50」とを比較すると、その差分は「20」であり所定値(例えば、40)以内である。このようなことから、端末装置10−1は、検出日時「時刻tm14」に対応する「電波情報」と、検出日時「tm14」に対する直前である検出日時「tm13」の電波情報との類似度は、条件2も満たすと判定する。
以上により、図2(a)に示す電波情報記憶部12aの例では、端末装置10−1は、時刻tm14に対応する電波情報と、時刻tm13に対応する電波情報との類似度が所定条件を満たすと判定する。
なお、例えば、端末装置10−1は、時刻tm14でのルーターWF13の電波強度と、時刻tm13でのルーターWF13の電波強度とを比較した場合の差分が所定値(例えば、40)超えていたというように、いずれか1つの発信装置30(ルーターWF13)だけでも差分が所定値(例えば、40)超えていれば、条件2を満たさないと判定する。
また、端末装置10−1は、このような類似度判定を検出日時が新しい順に、当該検出日時と当該検出日時に対する直前の検出日時との間で順に行う。このため、端末装置10−1は、次に、時刻tm13で検出された発信装置30の組み合わせと、時刻tm12で検出された発信装置30の組み合わせとが一致するか否かを判定するとともに、時刻tm13で検出された発信装置30と時刻tm12検出された発信装置30のうち同一発信装置30同士での電波強度の差分が所定値(例えば、40)以内)であるか否かを判定する。
図2(a)に示す電波情報記憶部12aの例によると、端末装置10−1は、時刻tm13では、ルーターWF11、WF12およびWF13という発信装置30の組み合わせを検出し、また、時刻tm12でも、ルーターWF11、WF12およびWF13という発信装置30の組み合わせを検出している。したがって、端末装置10−1は、検出日時「時刻tm13」に対応する「電波情報」と、検出日時「tm14」に対する直前である検出日時「tm12」の電波情報との類似度は、条件1を満たすと判定する。
また、図2(a)に示す電波情報記憶部12aの例によると、時刻tm13で検出された発信装置30と時刻tm13検出された発信装置30のうち同一発信装置30というのは、ルーターWF11同士、ルーターWF12同士、ルーターWF13同士とうことになる。そして、時刻tm13でのルーターWF11の電波強度「50」と、時刻tm12でのルーターWF11の電波強度「70」とを比較すると、その差分は「20」であり所定値(例えば、40)以内である。また、時刻tm13でのルーターWF12の電波強度「70」と、時刻tm12でのルーターWF12の電波強度「60」とを比較すると、その差分は「10」であり所定値(例えば、40)以内である。また、時刻tm13でのルーターWF13の電波強度「50」と、時刻tm12でのルーターWF13の電波強度「40」とを比較すると、その差分は「10」であり所定値(例えば、40)以内である。このようなことから、端末装置10−1は、検出日時「時刻tm13」に対応する「電波情報」と、検出日時「tm13」に対する直前である検出日時「tm12」の電波情報との類似度は、条件2も満たすと判定する。
以上により、図2(a)に示す電波情報記憶部12aの例では、端末装置10−1は、時刻tm13に対応する電波情報と、時刻tm12に対応する電波情報との類似度が所定条件を満たすと判定する。
また、端末装置10−1は、次に、時刻tm12で検出された発信装置30の組み合わせと、時刻tm11で検出された発信装置30の組み合わせとが一致するか否かを判定するとともに、時刻tm12で検出された発信装置30と時刻tm11検出された発信装置30のうち同一発信装置30同士での電波強度の差分が所定値(例えば、40)以内)であるか否かを判定する。
図2(a)に示す電波情報記憶部12aの例によると、端末装置10−1は、時刻tm12では、ルーターWF11、WF12およびWF13という発信装置30の組み合わせを検出している一方で、時刻tm11では、ルーターWF11、WF12、WF13およびルーターWFx1という発信装置30の組み合わせを検出している。したがって、端末装置10−1は、検出日時「時刻tm12」に対応する「電波情報」と、検出日時「tm14」に対する直前である検出日時「tm11」の電波情報との類似度は、条件1を満たさないと判定する。
また、図2(a)に示す電波情報記憶部12aの例によると、時刻tm12で検出された発信装置30と時刻tm12で検出された発信装置30のうち同一発信装置30というのは、ルーターWF11同士、ルーターWF12同士、ルーターWF13同士とうことになる。そして、時刻tm12でのルーターWF11の電波強度「70」と、時刻tm11でのルーターWF11の電波強度「5」とを比較すると、その差分は「65」であり所定値(例えば、40)を超えている。また、時刻tm12でのルーターWF12の電波強度「60」と、時刻tm11でのルーターWF12の電波強度「1」とを比較すると、その差分は「59」であり所定値(例えば、40)を超えている。また、時刻tm12でのルーターWF13の電波強度「40」と、時刻tm11でのルーターWF13の電波強度「1」とを比較すると、その差分は「39」であり所定値(例えば、40)を超えている。このようなことから、端末装置10−1は、検出日時「時刻tm12」に対応する「電波情報」と、検出日時「tm12」に対する直前である検出日時「tm12」の電波情報との類似度は、条件2も満たさないと判定する。
以上により、図2(a)に示す電波情報記憶部12aの例では、端末装置10−1は、時刻tm12に対応する電波情報と、時刻tm11に対応する電波情報との類似度が所定条件を満たさないと判定する。なお、端末装置10−1は、例えば、条件1は満たすが条件2は満たさない、といった場合も所定条件を満たさないと判定する。
また、ステップS131の一例について、端末装置10−1、および、図2(a)に示す電波情報記憶部12aの例を用いて説明してきたが、端末装置10−2でも当然ながら同様の処理が行われる。したがって、端末装置10−2の例については詳細な説明を省略する。簡単に説明するなら、図2(a)に示す電波情報記憶部12aの例によると、端末装置10−2は、時刻t24および時刻t23との間での電波情報の類似度判定では所定条件を満たすと判定し、時刻t23および時刻t22との間での電波情報の類似度判定では所定条件を満たすと判定し、時刻t22および時刻t21との間での電波情報の類似度判定では所定条件を満たさないと判定する。
次に、端末装置10−nは、ステップS131での判定結果に基づいて、所定条件を満たさなくなった時点(ユーザU1nが所定の場所に居た時点でのセンサ情報との類似度に所定の変化が生じた時点)を特定する(ステップS132)。より詳細には、端末装置10−nは、所定条件を満たさなくなった時点(電子決済が行われた時点での電波情報との類似度に所定の変化が生じた時点)を特定する。ステップS131で示した例によると、端末装置10−1は、所定条件を満たさなくなった時点として、検出日時「時刻tm11」を特定する。また、端末装置10−2は、所定条件を満たさなくなった時点として、検出日時「時刻tm21」を特定する。
次に、端末装置10−nは、電子決済が行われた時点から遡って、所定条件を満たさなくなった時点までの期間をユーザU1nが店舗SH1内に居た期間として特定する(ステップS133)。
ステップS131で示した例によると、端末装置10−1は、所定条件を満たさなくなった時点として、検出日時「時刻tm11」を特定している。したがって、かかる場合、端末装置10−1は、電子決済が行われた時点である時刻tm14から遡って、所定条件を満たさなくなった時点である時刻tm11までの期間、すなわち検出日時「時刻tm11」〜検出日時「時刻tm14」までの期間をユーザU11が店舗SH1内に居た期間として特定する。
ステップS131で示した例によると、端末装置10−2は、所定条件を満たさなくなった時点として、検出日時「時刻tm21」を特定している。したがって、かかる場合、端末装置10−2は、電子決済が行われた時点である時刻tm24から遡って、所定条件を満たさなくなった時点である時刻tm21までの期間、すなわち検出日時「時刻tm21」〜検出日時「時刻tm24」までの期間をユーザU12が店舗SH1内に居た期間として特定する。
また、これまでの例に示してきたように、ユーザU11が店舗SH1の外に居る場合の電波情報は、ユーザU11が店舗SH1内に居る場合の電波情報と比較して、大きく異なる場合が多い。例えば、ユーザU11が店舗SH1の外に居る場合の電波情報は、店舗SH1内でのオリジナルの電波情報と比較して、発信装置30の組み合わせが大きく異なることや、発信装置30から検出された電波強度の強さが大きく異なる場合が多い。このようなことから、上記所定条件は、ユーザU1nが店舗SH1内に居た期間を高精度に特定させるための条件情報といえる。そして、ユーザU1nが店舗SH1内に居た期間を高精度に特定することができることにより、情報処理装置100は、この期間分の電波情報を正解データとして用いれば、対象ユーザが店舗SH1で商品購入したか否かに拘わらず、対象ユーザが店舗SH1に訪れたか否かを高精度に判断することができる。
次に、端末装置10−nは、電波情報記憶部12aに記憶される電波情報のうち、ステップS13(ステップS133)で特定した期間(ユーザU1nが店舗SH1内に居た期間)分の電波情報を抽出し、抽出した電波情報を処理対象の電波情報(処理対象のセンサ情報である対象センサ情報の一例)として情報処理装置100に送信する(ステップS14)。上記例によると、端末装置10−1は、検出日時「時刻tm11」〜検出日時「時刻tm14」までの期間に対応する「電波情報」(電波情報RJ11−14とする)を電波情報記憶部12aから抽出し、電波情報RJ11−14を情報処理装置100に送信する。また、端末装置10−2は、検出日時「時刻tm21」〜検出日時「時刻tm24」までの期間に対応する「電波情報」(電波情報RJ21−24とする)を電波情報記憶部12aから抽出し、電波情報RJ21−24を情報処理装置100に送信する。
最後に、端末装置10−1は、電波情報記憶部12aに保存中の電波情報を削除し、この先、発信装置30から電波を検出した場合には、その電波を示す電波情報の保存を再開する(ステップS15)。
次に、図3を用いて、端末装置10−nから処理対象の電波情報を取得した情報処理装置100が行う処理について説明する。図3は、実施形態にかかる情報処理のうち、情報処理装置100に対応する情報処理の一例を示す図である。情報処理装置100は、端末装置10から送信された処理対象の電波情報を取得する。つまり、このようなことから、情報処理装置100は、ユーザが所定の場所に居た時点よりも前、または、後において記ユーザの端末装置10により検出されたセンサ情報を取得する。
まず、情報処理装置100は、端末装置10−nから送信された処理対象の電波情報を取得し、取得した電波情報を対象電波情報記憶部121に格納する(ステップS21)。ここで、対象電波情報記憶部121について説明する。対象電波情報記憶部121は、ユーザが所定の場所に居た期間に対応する処理対象の電波情報を記憶する。図3の例では、対象電波情報記憶部121は、「施設ID」、「端末ID」、「検出日時」、「電波情報」といった項目を有する。
「施設ID」は、電子決済(イベント)が行われた店舗(施設)を識別する識別情報を示す。「端末ID」は、ユーザU1nの端末装置10−nを識別する識別情報を示す。「検出日時」は、対応する「電波情報」が示す電波強度の電波が、端末装置10−nによって検出された日時を示す。「電波情報」は、「検出日時」が示すに時刻において、端末装置10−nがどの発信装置30からどれだけの電波強度の電波を検出したかを示す電波情報である。
すなわち、図3に示す対象電波情報記憶部121の例は、図2(a)の電波情報記憶部12aに記憶される電波情報のうち、処理対象の電波情報となった電波情報RJ11−14が端末ID「10−1」(端末装置10−1)に対応付けて記憶される例を示す。また、図3に示す対象電波情報記憶部121の例は、図2(b)の電波情報記憶部12aに記憶される電波情報のうち、処理対象の電波情報となった電波情報RJ21−24が端末ID「10−2」(端末装置10−2)に対応付けて記憶される例を示す。
このような状態において、情報処理装置100は、対象電波情報記憶部121に記憶される処理対象の電波情報と、判定対象のユーザである対象ユーザの端末装置10−nにより検出された電波情報とに基づいて、かかる対象ユーザが店舗SH1に居たか否かを判定する判定処理を実行する(ステップS22)。例えば、情報処理装置100は、処理対象の電波情報の中に、対象ユーザの端末装置10−nにより検出された電波情報との類似度に関する類似度条件を満たす電波情報が存在するか否かを判定し、存在すると判定した場合には、その電波情報に対応する「施設ID」で識別される場所に対象ユーザが居たと判定する。
ここで、対象ユーザをユーザU15とすると、情報処理装置100は、処理対象の電波情報の中に、ユーザU15の端末装置10−5により検出された電波情報との類似度に関する類似度条件を満たす電波情報が存在するか否かを判定する。例えば、情報処理装置100は、処理対象の電波情報の中に、端末装置10−15により検出された電波情報が示す発信装置30の組み合わせと一致し、かつ、その組み合わせにおいて、端末装置10−15により検出された電波情報が示す電波強度と一致(または類似)する電波情報が存在するか否かを判定する。例えば、対象電波情報記憶部121に記憶される電波情報の中に、このような類似度条件を満たす電波情報が存在し、かかる電波情報に施設ID「SH1」および検出日時「tm14」が対応付けられていたとする。かかる場合には、情報処理装置100は、ユーザU15について、少なくとも時刻tm14が示す時間帯には、店舗SH1に居たとの判定結果を下す。
また、情報処理装置100は、ステップS22での判定結果を判定結果記憶部122の格納する(ステップS23)。例えば、情報処理装置100は、ステップS22での判定結果のうち、類似度条件を満たすと判定した場合における判定結果を格納する。
ここで、判定結果記憶部122について説明する。判定結果記憶部122は、対象ユーザが所定の場所に居たか否かが判定された場合の判定結果のうち、ポジティブな判定結果を記憶する。図3の例では、判定結果記憶部122は、「訪問者ID」、「訪問時間帯」、「訪問先」といった項目を有する。
「訪問者ID」は、「訪問先」に訪問した(居た)と判定されたユーザ(訪問者)を識別する識別情報を示す。「訪問時間帯」は、「訪問先」に訪問された時間帯を示す。「訪問先」は、まさに訪問先を示す。図3に示す判定結果記憶部122では、例えば、訪問者ID「U15」と、訪問時間帯「時刻tm14」と、訪問先「SH1」とが対応付けられている。かかる例は、ステップS22で示した判定結果に対応しており、ユーザU15が、少なくとも時刻tm14が示す時間帯には、店舗SH1に居たと判定されたことを示す。
次に、情報処理装置100は、判定結果に応じた所定の処理を実行する(ステップS24)。例えば、情報処理装置100は、判定結果記憶部122を参照し、「訪問先」が示す場所(施設)に関する広告コンテンツを、「訪問先」に対応する「訪問者ID」によって識別されるユーザに配信する。なお、広告配信は一例に過ぎず、情報処理装置100は、判定結果記憶部122に基づく処理であればいずれの処理も行うことができる。例えば、情報処理装置100は、クーポン配信してもよいし、「訪問先」に訪問したことによる何らかのインセンティブ(例えば、ポイント付与、駐車場割引サービスの付与)を付与することができる。
さて、これまで説明してきたように、実施形態にかかる情報処理装置100は、ユーザが所定の場所に居た時点よりも前、または、後において、ユーザの端末装置10により検出されたセンサ情報を取得する。そして、情報処理装置100は、取得したセンサ情報と、判定対象のユーザである対象ユーザの端末装置10により検出されたセンサ情報とに基づいて、対象ユーザが所定の場所に居たか否かを判定する。
これにより、情報処理装置100は、ユーザが所定の場所に訪れたことを高精度に検出することができる。具体的には、情報処理装置100は、対象ユーザが所定の場所に訪れたか否かを高精度に判断することができるため、この所定の場所に確かに興味があるユーザを検出することができる。情報処理装置100は、このようなユーザに対して広告配信等を行うことができるため、所定の場所に対するユーザの訴求力を効果的に高めることができる。
〔2.情報処理システムについて〕
上記例では、端末装置10−nが、ユーザが所定の場所に居た期間を特定し、特定した期間分の電波情報を処理対象の電波情報として情報処理装置100に送信する例を示した。しかし、ユーザが所定の場所に居た期間を特定し、特定した期間分の電波情報を処理対象の電波情報として取得する一連の処理は、全て、情報処理装置100側で行われてもよい。かかる場合、例えば、端末装置10−nは、ステップS13およびS14の処理は行わず、現在、電波情報記憶部12aに保存している電波情報を全て情報処理装置100に送信するのみとなる。この場合、情報処理装置100は、電波情報を取得すると、取得した電波情報について、例えば、ステップS13の特定処理を行うことで、処理対象の電波情報を取得する。
〔3.情報処理のバリエーションについて〕
第1のバリエーションについて説明する。上記例では、実施形態にかかる情報処理は、センサ情報として、WiFi電波強度に関する電波情報を対象とした例を示した。しかしながら、実施形態にかかる情報処理は、センサ情報として、圧力、温度、湿度、照度といった環境情報を対象として成されるものであってもよい。かかる場合、端末装置10−nは、「検出日時」に対応する「環境情報」と、当該「検出日時」に対する直前の「環境情報」との類似度が所定条件を満たしたか判定する判定処理を検出日時が新しい順に実行する。また、端末装置10−nは、この判定結果に基づいて、所定条件を満たさなくなった時点(ユーザU1nが所定の場所に居た時点でのセンサ情報との類似度に所定の変化が生じた時点)を特定する。そして、端末装置10−nは、電子決済が行われた時点から遡って、所定条件を満たさなくなった時点までの期間をユーザU1nが店舗SH1内に居た期間として特定する。そして、端末装置10−nは、特定した期間分の電波情報を電波情報記憶部12aから抽出し、抽出した電波情報を処理対象の電波情報(処理対象のセンサ情報である対象センサ情報の一例)として情報処理装置100に送信する。
なお、端末装置10−nは、特定した期間分の環境情報を記憶部から抽出し、抽出した環境情報を処理対象の環境情報(処理対象のセンサ情報である対象センサ情報の一例)として情報処理装置100に送信してもよい。
すなわち、情報処理装置100は、ユーザが所定の場所に居た期間として、ユーザが所定の場所に居た時点から、ユーザが所定の場所に居た時点での所定の場所の環境を示す環境情報との類似度に所定の変化が生じた時点まで遡った期間、または、ユーザが所定の場所に居た時点から、ユーザが所定の場所に居た時点での所定の場所の環境を示す環境情報との類似度に所定の変化が生じた時点まで経過した期間の間において、ユーザの端末装置10−nにより検出されたセンサ情報を対象センサ情報として取得する。
第2のバリエーションについて説明する。例えば、情報処理装置100は、ユーザが所定の場所に居た期間として、ユーザが所定の場所に居た時点から、所定時間遡った時点までの期間、または、ユーザが所定の場所に居た時点から、所定時間経過した時点までの期間の間において、ユーザの端末装置10−nにより検出されたセンサ情報を対象センサ情報として取得する。
ここでいう所定期間とは、予め定められて時間(期間)である、例えば、所定の場所での平均滞在時間と言い換えることができる。例えば、所定の場所の一例である店舗SH1でのユーザの平均滞在時間は「15分」であることが事前に判明しているとする。かかる場合、端末装置10−nは、電子決済が行われた時点から、「15分」遡った時点までの期間をユーザU1nが店舗SH1内に居た期間として特定する。そして、端末装置10−nは、特定した期間分の電波情報を電波情報記憶部12aから抽出し、抽出した電波情報を処理対象の電波情報(処理対象のセンサ情報である対象センサ情報の一例)として情報処理装置100に送信する。
なお、第2のバリエーションでは、上記の通り、情報処理装置100が、ユーザが所定の場所に居た期間として、ユーザが所定の場所に居た時点から、平均滞在時間遡った時点までの期間、または、ユーザが所定の場所に居た時点から、平均滞在時間経過した時点までの期間の間において、ユーザの端末装置10−nにより検出されたセンサ情報を対象センサ情報として取得する例を示した。しかしながら、情報処理装置100は、所定の場所での滞在時間に平均滞在時間を用いるのではなく、標準偏差を考慮した信頼性の高い滞在時間を用いてもよい。この点について、図1の例を用いて説明する。
例えば、所定の場所の一例である店舗SH1でのユーザの平均滞在時間は「15分」であり、標準偏差が「10分」であるとする。この場合、例えば、95%以上の信頼区間を持つ滞在時間は、およそ「5分」といえる。したがって、情報処理装置100は、ユーザが所定の場所に居た時点から、平均滞在時間と標準偏差とに基ずく信頼性の高い滞在時間遡った時点までの期間、または、ユーザが所定の場所に居た時点から、この滞在時間経過した時点までの期間の間において、ユーザの端末装置10−nにより検出されたセンサ情報を対象センサ情報として取得する。これにより、情報処理装置100は、平均滞在時間を用いる場合よりもさらに高精度な正解データを得ることができるようになる。
第3のバリエーションについて説明する。例えば、情報処理装置100は、ユーザが所定の場所に居た期間として、ユーザが所定の場所に居た時点から、ユーザが所定の場所内に進入したことを示す情報が取得された時点まで遡った期間、または、ユーザが所定の場所に居た時点から、ユーザが所定の場所外に出たことを示す情報が取得された時点まで経過した期間の間において、ユーザの端末装置10−nにより検出されたセンサ情報を対象センサ情報として取得する。
ここでいうユーザが所定の場所内に進入したことを示す情報とは、例えば、所定の場所に入口に設置されるビーコンにより検知された情報であって、所定の場所にユーザが進入した際に検知された情報、あるいは、所定の場所外にユーザが出た際に検知された情報である。例えば、所定の場所の一例である店舗SH1には、かかるビーコン(来店検知ビーコン)が設置されているとする。
かかる場合、端末装置10−nは、電子決済が行われた時点から、ビーコンにより来店が検知された時点まで遡った期間をユーザU1nが店舗SH1内に居た期間として特定する。そして、端末装置10−nは、特定した期間分の電波情報を電波情報記憶部12aから抽出し、抽出した電波情報を処理対象の電波情報(処理対象のセンサ情報である対象センサ情報の一例)として情報処理装置100に送信する。
なお、情報処理装置100が、かかるビーコンと直接協働可能である場合には、例えば、情報処理装置100は、かかるビーコンから取得した来店情報に基づいて、ユーザU1nが店舗SH1に来店した際の時刻を特定する。そして、情報処理装置100は、電子決済が行われた時点から、ビーコンにより来店が検知された時点まで遡った期間をユーザU1nが店舗SH1内に居た期間として特定する。
第4のバリエーションについて説明する。情報処理装置100は、ユーザが所定の場所に居た期間として、ユーザが所定の場所に居た時点から、この所定の場所およびこの所定の場所とは異なる場所までの移動に要する移動時間遡った時点までの期間、または、ユーザが所定の場所に居た時点から、移動時間経過した時点までの期間において、ユーザの端末装置10により検出されたセンサ情報を対象センサ情報として取得する。
この点について、図1に示す店舗SH1と、さらに店舗SH2とは別の店舗SH2を用いて説明する。また、店舗SH1および店舗SH2間の移動に要する移動時間が「5分」であることが予め判明しているものとする。このような状態において、例えば、ユーザU11は、時刻9時40分に店舗SH1で電子決済を行った後、時刻10時に店舗SH2で電子決済を行ったとする。そして、店舗SH1および店舗SH2間の移動に要する移動時間が「5分」であることを考慮すると、時刻10時から移動時間5分を差し引いた時刻9時55分位まではユーザU11は店舗SH1に居た、ということが推定される。
また、利用客は一般に決済が終われは直ぐに店舗を出る傾向にあるため、時刻9時40分に店舗SH1で電子決済を行ったユーザU11は、直ぐに店舗SH11を出て5分後の時刻9時45分には店舗SH2に到着している場合も考えられ、そうすると、時刻9時45分から時刻10までの間の期間はユーザU11は店舗SH2に居たという別の推定も行うことができる。
以上を踏まえて、ユーザU11の端末装置10−1は、時刻9時40分から時刻9時55分までの期間を、ユーザU11が店舗SH1に居た期間として特定してもよいし、一方で、時刻9時45分から時刻10までの間の期間はユーザU11が店舗SH2に居た期間として特定してもよい。
また、かかる場合、端末装置10−1は、電波情報記憶部12aにおいて、施設ID「SH1」が対応付けられる電波情報のうち、時刻9時40分から時刻9時55分までの期間に対応する電波情報を情報処理装置100に送信する。あるいは、端末装置10−1は、電波情報記憶部12aにおいて、施設ID「SH2」が対応付けられる電波情報のうち、時刻9時45分から時刻10時までの期間に対応する電波情報を情報処理装置100に送信する。
このように、情報処理装置100は、複数の所定の場所(上記例では、店舗SH1および店舗SH2)間での移動時間に基づき特定された期間に対応する電波情報を取得することで、複数の所定の場所のいずれにも居なかった期間(すなわち、移動時間)での電波情報を正解データとして用いてしまうことがなくなるため、より高精度の正解データを得ることができる。
〔4.イベントのバリエーションについて〕
図1の例では、情報処理装置100が、ユーザと所定の場所との間で行われる所定のイベントとして、ユーザと所定の場所との間での電子決済が行われるよりも前、または、後において、ユーザの端末装置10により検出されたセンサ情報を取得する例を示した。しかしながら、情報処理装置100は、ユーザと所定の場所との間で行われる所定のイベントとして、当該所定の場所においてユーザの端末装置10が用いられたイベントであれば電子決済に限定されず各種のイベントが発生するよりも前、または、後に端末装置10に検出されたセンサ情報を取得することができる。この点について、図1の例を用いて説明する。
例えば、店舗SH1には、利用客向けの端末装置(「マルチメディア端末SHT11」とする)が入口やレジ付近等に備え付けられているとする。この場合、端末装置10−nのユーザU1nは、例えば、端末装置10−nに表示された所定のQRコードをマルチメディア端末SHT11にかざす(読み取らせる)ことにより、マルチメディア端末SHT11に対してクーポンを発行させることができる。
このようなことから、所定の場所においてユーザの端末装置10が用いられたイベントの一例としては、電子決済以外に、このような端末装置10−nとマルチメディア端末SHT11との間でのクーポン発行が挙げられる。なお、イベントが電子決済からクーポン発行に置き換わるだけで、端末装置10−nが行う処理は図1で説明したものと同様である。例えば、端末装置10−nは、クーポン発行のためのQRコードがマルチメディア端末SHT11によって読み取られたことを検知すると、ステップS13において、クーポン発行が行われた時点より前(または後)の期間であって、ユーザU1nが店舗SH1内に居た期間を特定する特定処理を実行する。そして、端末装置10−nは、電波情報記憶部12aに記憶される電波情報のうち、S13で特定した期間(ユーザU1nが店舗SH1内に居た期間)分の電波情報を抽出し、情報処理装置100へ送信する。
このようにして、情報処理装置100は、所定の場所においてユーザの端末装置10が用いられたイベントが発生するよりも前、または、後に端末装置10に検出されたセンサ情報を取得する。
また、他の例としては、端末装置10−nのユーザU1nは、注文した商品の受取先に例えば店舗SH1を指定している場合、例えば、端末装置10−nに表示された所定のQRコードをマルチメディア端末SHT11にかざす(読み取らせる)ことにより、マルチメディア端末SHT11に対して、注文した商品の受取伝票を発行させることができる。
また、端末装置10−nのユーザU1nは、例えば、所定のコンテンツを介して販売した自身の所有物が購入されたことで購入者にこの所有物を配送する場合には、端末装置10−nに表示された所定のQRコードをマルチメディア端末SHT11にかざす(読み取らせる)ことにより、マルチメディア端末SHT11に対して、配送伝票を発行させることができる。
このようなことから、所定の場所においてユーザの端末装置10が用いられたイベントの一例としては、電子決済以外に、このような端末装置10−nとマルチメディア端末SHT11との間での各種伝票発行が挙げられる。なお、イベントが電子決済から伝票発行に置き換わるだけで、端末装置10−nが行う処理は図1で説明したものと同様である。例えば、端末装置10−nは、伝票発行のためのQRコードがマルチメディア端末SHT11によって読み取られたことを検知すると、ステップS13において、伝票発行が行われた時点より前(または後)の期間であって、ユーザU1nが店舗SH1内に居た期間を特定する特定処理を実行する。そして、端末装置10−nは、電波情報記憶部12aに記憶される電波情報のうち、S13で特定した期間(ユーザU1nが店舗SH1内に居た期間)分の電波情報を抽出し、情報処理装置100へ送信する。
このようにして、情報処理装置100は、所定の場所においてユーザの端末装置10が用いられたイベントが発生するよりも前、または、後に端末装置10に検出されたセンサ情報を取得する。
〔5.特定処理のバリエーションについて〕
図1の例では、端末装置10−nが、ステップS131にて、「検出日時」に対応する「電波情報」と、当該「検出日時」に対する直前の「電波情報」との類似度が所定条件を満たしたか判定する判定処理を検出日時が新しい順に実行する例を示した。より詳細には、端末装置10−nが、例えば、所定条件として、電子決済が行われた時点(イベント発生時)において、検出された発信装置30の組合せと同一組合せ(条件1)、かつ、同一発信装置30同士での電波強度の差分が所定値(例えば、40)以内)である(条件2)とする条件を満たすか否かを判定する例を示した。しかし、端末装置10−nは、条件1または条件2の少なくともいずれか一方を満たすか否かを判定するといったように緩めの条件の下で判定処理を行ってもよい。
また、図1の例では、端末装置10−nが、WiFiルーター(発信装置30の一例)から発信されるWiFi電波強度をセンサ情報として常時検出および記憶しておくことで、ステップS13で特定した期間(ユーザU1nが所定の場所に居た期間)分の電波情報を抽出し、情報処理装置100に送信する例を示した。しかし、端末装置10−nは、発信装置30から発信される電波情報をセンサ情報として検出するだけでなく、インターネット共有をONにしている他の端末装置10−nから電波情報を検出してもよい。
例えば、店舗SH1内には、ユーザU11以外にも他のユーザ存在するが、このうち特定のユーザ(ここでは、「ユーザU15」とする)が、自身の端末装置10−5の設定をインターネット共有「ON」としたうえで、店舗SH1内のWiFiルータに接続しているものとする。かかる場合、ユーザU11の端末装置10−1は、自装置から見て他の端末装置10−5(ユーザU15の端末装置10−n)が発信する電波を検出し、この検出した電波を介してインターネット接続することができる。このようなことから、端末装置10−1は、WiFiルーター(発信装置30の一例)から発信されるWiFi電波強度をセンサ情報として検出するだけでなく、他の端末装置10−5が発信する電波強度もセンサ情報として検出する。そして、端末装置10−nは、他の端末装置10−5が発信する電波強度に関する電波情報も電波情報記憶部12aに記憶しておくことで、この電波情報も正解データとして利用させることができる。また、かかる例では、他の端末装置10−5を一種の発信装置30と見なすことができる。
〔6.端末装置の構成〕
次に、図5を用いて、実施形態にかかる端末装置10について説明する。図5は、実施形態にかかる端末装置の構成例を示す図である。図5に示すように、端末装置10は、通信部11と、記憶部12と、制御部13とを有する。例えば、端末装置10は、図1および図2で説明した情報処理を行うクライアント端末である。
(記憶部12について)
記憶部12は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子またはハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部12は、電波情報記憶部12aを有する。電波情報記憶部12aについては、図2で説明した通りであるため、以下詳細な説明を省略する。
なお、図5では、不図示であるが、端末装置10は、各種のセンサを備えており、かかるセンサは、常時、発信装置30から発信される電波を検出している。したがって、例えば、かかるセンサは、電波を検出した場合には、いつ、どの発信装置30からどれだけの電波強度の電波を検出したかを示す電波情報を電波情報記憶部12aに格納する。
(制御部13について)
制御部13は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部13は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図5に示すように、制御部13は、決済処理部13aと、特定部13bと、送信部13cとを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部13の内部構成は、図5に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部13が有する各処理部の接続関係は、図5に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(決済処理部13aについて)
決済処理部13aは、決済に関する各種処理を実行する。例えば、決済処理部13aは、ユーザおよび所定の場所(例えば、店舗)との間での電子決済を検知し、電子決済を検知すると、決済サーバとの間で決済処理を行う。また、決済処理部13aは、決済が行われた場所を示す情報(例えば、「施設ID」)と、決済が行われた時刻を示す時刻情報とを特定部13bに出力する。このようなことから、決済処理部13aは、例えば、図1に示すステップS11およびS12の処理を行う。
(特定部13bについて)
特定部13bは、ユーザが所定の場所に居た時点(ユーザが所定の場所に居たことを示す所定のイベント(例えば、電子決済))が発生した時点より前、または、後の期間であって、ユーザが所定の場所に居た期間を特定する特定処理を実行する。
例えば、特定部13bは、電波情報記憶部12aを参照し、「検出日時」に対応する「電波情報」と、当該「検出日時」に対する直前の「電波情報」との類似度が所定条件を満たしたか判定する判定処理を検出日時が新しい順に実行する。そして、特定部13bは、判定結果に基づいて、所定条件を満たさなくなった時点(ユーザが所定の場所に居た時点でのセンサ情報との類似度に所定の変化が生じた時点)を特定する。そして、特定部13bは、ユーザが所定の場所に居た時点(所定のイベントが発生した時点)から遡って、所定条件を満たさなくなった時点までの期間をユーザが所定の場所に居た期間として特定する。このようなことから、特定部13bは、例えば、図1に示すステップS13(図2に示すステップS131〜S133)の処理を行う。
(送信部13cについて)
次に、送信部13cは、電波情報記憶部12aに記憶される電波情報のうち、特定部13bによって特定された期間に対応する分の電波情報を抽出し、抽出した電波情報を処理対象の電波情報(処理対象のセンサ情報である対象センサ情報の一例)として情報処理装置100に送信する。このようなことから、送信部13cは、例えば、図1に示すステップS14の処理を行う。
〔7.情報処理装置の構成〕
次に、図6を用いて、実施形態にかかる情報処理装置100について説明する。図6は、実施形態にかかる情報処理装置の構成例を示す図である。図6に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。例えば、情報処理装置100は、図3で説明した情報処理を行うサーバ装置である。一方で、情報処理装置100は、例えば、端末装置10の特定部13bによって行われる特定処理も行ってよい。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子またはハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、対象電波情報記憶部121と、判定結果記憶部122と、購買情報記憶部123とを有する。対象電波情報記憶部121、および、判定結果記憶部122については、図3で説明した通りであるため、以下詳細な説明を省略する。
(購買情報記憶部123について)
購買情報記憶部123は、ユーザに購入された商品に関する商品情報を記憶する。例えば、購買情報記憶部123は、ユーザを識別する識別情報(端末ID)と、商品が購入された場所(例えば、店舗)を識別する識別情報(施設ID)と、購入日時と、商品情報(例えば、商品名や商品の個体識別番号)とを対応付けて記憶する。
図1の例では、例えば、バーコードリーダーRDは、決済時に端末装置10−nに表示されたバーコード(あるいは、QRコード)を読み取った場合には、店舗SH1の位置を示す店舗位置情報と、端末IDと、店舗IDと、上記のような商品情報とを対応付けて情報処理装置100に送信する。これにより、情報処理装置100は、商品情報を取得することができ、取得した商品情報を購買情報記憶部123に格納する。
(制御部130について)
制御部130は、CPUやMPU等によって、情報処理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図6に示すように、制御部130は、取得部131と、第1判定部132と、処理制御部133と、第2判定部134とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図6に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図6に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(取得部131について)
取得部131は、ユーザが所定の場所に居た時点よりも前、または、後において、ユーザの端末装置10により検出されたセンサ情報を取得する。例えば、取得部131は、ユーザが所定の場所に居たことを示す所定のイベントが発生するよりも前、または、後において、ユーザの端末装置により検出されたセンサ情報を取得する。例えば、取得部131は、所定のイベントとして、ユーザと所定の場所との間で行われる所定のイベントが発生するよりも前、または、後において、ユーザの端末装置10により検出されたセンサ情報を取得する。例えば、取得部131は、所定のイベントとして、ユーザと所定の場所との間での電子決済が行われるよりも前、または、後において、ユーザの端末装置に10より検出されたセンサ情報を取得する。
詳細には、取得部131は、ユーザが所定の場所に居た時点よりも前、または、後において、ユーザの端末装置10により検出されたセンサ情報のうち、ユーザが所定の場所に居た期間に基づくセンサ情報を、処理対象のセンサ情報である対象センサ情報として取得する。
例えば、取得部131は、ユーザが所定の場所に居た期間として、ユーザが所定の場所に居た時点から、ユーザが所定の場所に居た時点でのセンサ情報との類似度に所定の変化が生じた時点まで遡った期間、または、ユーザが所定の場所に居た時点から、ユーザが所定の場所に居た時点でのセンサ情報との類似度に所定の変化が生じた時点まで経過した期間の間において、ユーザの端末装置10により検出されたセンサ情報を対象センサ情報として取得する。
また、例えば、取得部131は、ユーザが所定の場所に居た期間として、ユーザが所定の場所に居た時点から、ユーザが所定の場所に居た時点での所定の場所の環境を示す環境情報との類似度に所定の変化が生じた時点まで遡った期間、または、ユーザが所定の場所に居た時点から、ユーザが所定の場所に居た時点での所定の場所の環境を示す環境情報との類似度に所定の変化が生じた時点まで経過した期間の間において、ユーザの端末装置10により検出されたセンサ情報を対象センサ情報として取得する。
また、例えば、取得部131は、ユーザが所定の場所に居た期間として、ユーザが所定の場所に居た時点から、所定時間遡った時点までの期間、または、ユーザが所定の場所に居た時点から、所定時間経過した時点までの期間の間において、ユーザの端末装置10により検出されたセンサ情報を対象センサ情報として取得する。
また、例えば、取得部131は、ユーザが所定の場所に居た期間として、ユーザが所定の場所に居た時点から、ユーザが所定の場所内に進入したことを示す情報が取得された時点まで遡った期間、または、ユーザが所定の場所に居た時点から、ユーザが所定の場所外に出たことを示す情報が取得された時点まで経過した期間の間において、ユーザの端末装置10により検出されたセンサ情報を対象センサ情報として取得する。
また、取得部131は、取得した対象センサ情報を対象電波情報記憶部121に格納する。このようなことから、取得部131は、例えば、図3に示すステップS21の処理を行う。
(第1判定部132について)
第1判定部132は、取得部131により取得されたセンサ情報と、判定対象のユーザである対象ユーザの端末装置10により検出されたセンサ情報とに基づいて、対象ユーザが所定の場所に居たか否かを判定する。例えば、第1判定部132は、取得部131により取得されたセンサ情報と、対象ユーザの端末装置10により検出されたセンサ情報との一致度に基づいて、対象ユーザが所定の場所に訪問したか否かを判定する。
例えば、第1判定部132は、対象電波情報記憶部121に記憶される処理対象の電波情報の中に、対象ユーザの端末装置10により検出された電波情報との類似度(一致度)に関する類似度条件を満たす電波情報が存在するか否かを判定し、存在すると判定した場合には、その電波情報に対応する「施設ID」で識別される場所に対象ユーザが居たと判定する。
また、第1判定部132は、判定結果を判定結果記憶部122に格納する。このようなことから、取得部131は、例えば、図3に示すステップS22およびS23の処理を行う。
(処理制御部133について)
処理制御部133は、第1判定部132による判定結果に応じた所定の処理を実行する。例えば、処理制御部133は、判定結果記憶部122を参照し、「訪問先」が示す場所(施設)に関する広告コンテンツを、「訪問先」に対応する「訪問者ID」によって識別されるユーザに配信する。また、処理制御部133は、例えば、クーポンを配信することや、「訪問先」に訪問したことによる何らかのインセンティブ(例えば、ポイント付与、駐車場割引サービスの付与)を付与することができる。
(第2判定部134について)
ここで、対象電波情報記憶部121に記憶される電波情報の中には、端末装置10によって誤検出された電波情報や、「施設ID」によって識別される所定の場所には存在しない発信装置30由来の電波情報が含まれる場合がある。したがって、第2判定部134は、「施設ID」によって識別される所定の場所に確かに存在する発信装置30由来の電波情報が、処理対象のセンサ情報として高精度に取得されるよう以下の判定処理を行う。
具体的には、第2判定部134は、対象電波情報記憶部121に記憶される、現時点での処理対象の電波情報を比較し、比較結果が所定の条件を満たしたか否かを判定する。そして、取得部131は、対象電波情報記憶部121に記憶される、現時点での処理対象の電波情報のうち、第2判定部134により所定の条件を満たすと判定されたセンサ情報を、最終的な処理対象のセンサ情報として取得する(定める)。
例えば、第2判定部134は、現時点での処理対象の電波情報の中に互いに共通性のあるセンサ情報が存在するか否かを判定する。そして、取得部131は、現時点での処理対象の電波情報のうち、第2判定部134により互いに共通性があると判定されたセンサ情報を、最終的な処理対象のセンサ情報として取得する。
この点について、図3に示す対象電波情報記憶部121の例を用いて説明する。図3の例では、施設ID「SH1」に対応付けられる電波情報が示す電波強度は、およそ「1」〜「70」の間に収まっている。したがって、例えば、第2判定部134は、平均的に電波強度範囲「1」〜「70」と定めることにより、この範囲内に収まっていない電波強度が存在する場合には、かかる電波強度を示す電波情報は共通性が無いと判定する。言い換えれば、第2判定部134は、、施設ID「SH1」に対応付けられる電波情報のうち、共通性が無いと判定した電波情報を除く電波情報を互いに共通性があるとセンサ情報と判定する。
このような処置により、実施形態にかかる情報処理装置100は、誤検出されたような電波情報を除外することができるためより高精度なレファレンスデータ(正解データ)を得ることができる。この結果、情報処理装置100は、ユーザが所定の場所に訪れたことをより高精度に検出することができるようになる。
他の例としては、第2判定部134は、センサ情報が検出された検出回数が所定回数より多いか否かを判定する。そして、取得部131は、センサ情報のうち、第2判定部134により検出回数が所定回数より多いと判定されたセンサ情報を、最終的な処理対象のセンサ情報として取得する。
例えば、情報処理装置100は、対象電波情報記憶部121に記憶される各電波情報(例えば、ルーターIDと電波強度との組み合わせ)毎に、当該電波情報が検出された回数をカウントし、カウント結果を所定の記憶部に記憶しているものとする。また、所定回数として、予め任意の回数が設定されているものものとする。そうすると、第2判定部134は、各電波情報毎に、当該電波情報と所定回数とを比較することで、当該電波情報が所定回数より多い回数これまでに検出されているか否かを判定する。
このような処置により、実施形態にかかる情報処理装置100は、誤検出されたような電波情報を除外することができるためより高精度なレファレンスデータ(正解データ)を得ることができる。この結果、情報処理装置100は、ユーザが所定の場所に訪れたことをより高精度に検出することができるようになる。
他の例としては、第2判定部134は、所定の場所において同一物品を入手した各ユーザの端末装置10により検出されたセンサ情報の中に互いに共通性のあるセンサ情報が存在するか否かを判定する。そして、取得部131は、所定の場所において同一物品を入手した各ユーザの端末装置10により検出されたセンサ情報のうち、前記第2判定部により互いに共通性があると判定されたセンサ情報を処理対象のセンサ情報として取得する。
この点について、図7を用いて説明する。図7は、実施形態にかかる共通性判定の一例を示す図である。図7に示す対象電波情報記憶部121は、図3に示した対象電波情報記憶部121に示した他の一例に対応し、端末装置10−6、および、端末装置10−7によって検出された電波情報が示されている。また、かかる電波情報は、ステップS13で特定された期間に対応する電波情報である。
ここで、第2判定部134は、まず、対象電波情報記憶部121に記憶される「端末ID」で識別される端末装置10−nのうち、店舗SH1において同一物品を入手したユーザの端末装置10−nを特定する。例えば、第2判定部134は、対象電波情報記憶部121と購買情報記憶部123とを比較し、「端末ID」で識別される端末装置10−nのうち、店舗SH1において同一物品を入手したユーザの端末装置10−nを特定する。説明を簡単にするために、かかる例では、第2判定部134は、ユーザU16、U17、U18が店舗SH1において、書籍BK70を購入したことを認識したとすると、店舗SH1において同一物品(書籍BK70)を入手したユーザの端末装置10−nとして、ユーザU16の端末装置10−6、ユーザU17の端末装置10−7、および、ユーザU18の端末装置10−8を特定する。
そうすると、第2判定部134は、端末装置10−6に対応する電波情報と、端末装置10−7に対応する電波情報と、端末装置10−8に対応する電波情報とを比較し、この中に、時間経過に応じて同一の態様で電波情報が変化している電波情報が存在するか否かを判定する。
図7の例によると、端末装置10−6に対応する電波情報では、ルーターWF1に対応する電波強度は検出日時の経過に応じて「65」〜「30」へと変化している。また、端末装置10−7に対応する電波情報でも、ルーターWF1に対応する電波強度は検出日時の経過に応じて「65」〜「30」へと変化している。
また、図7の例によると、端末装置10−6に対応する電波情報では、ルーターWF2に対応する電波強度は検出日時の経過に応じて「80」〜「60」へと変化している。また、端末装置10−7に対応する電波情報でも、ルーターWF2に対応する電波強度は検出日時の経過に応じて「80」〜「60」へと変化している。
また、図7の例によると、端末装置10−6に対応する電波情報では、ルーターWF3に対応する電波強度は検出日時の経過に応じて「40」〜「70」へと変化している。また、端末装置10−7に対応する電波情報でも、ルーターWF2に対応する電波強度は検出日時の経過に応じて「35」〜「70」へと変化している。
このように、図7の例では、端末装置10−6に対応する電波情報と、端末装置10−7に対応する電波情報が時間経過に応じて互いに同じような変化を見せている。したがって、第2判定部134は、端末装置10−6に対応する電波情報と、端末装置10−7に対応する電波情報と、端末装置10−8に対応する電波情報とを比較し、この中に、時間経過に応じて同一の態様で変化している電波情報が存在すると判定する。また、第2判定部134は、同一の態様で変化している電波情報は、検出日時「tm62」〜検出日時「65」の期間での電波情報、および、検出日時「tm72」〜検出日時「75」の期間での電波情報であると判定する。
また、このように同一の態様で電波情報が変化する要因の一つとして、同一商品を購入したユーザはその商品を購入するという目的が共通しているため、店舗SH1内での移動経路が共通してくる、ということが考えられる。言い換えれば、移動経路が共通している区間に対応する電波情報は、高確率で店舗SH1内で検出されるオリジナルな電波情報であるといえる。そうすると、取得部131は、検出日時「tm62」〜検出日時「65」の期間での電波情報、および、検出日時「tm72」〜検出日時「75」の期間での電波情報を処理対象の電波情報として取得することで、より高精度なレファレンスデータ(正解データ)を得ることができる。この結果、情報処理装置100は、ユーザが所定の場所に訪れたことをより高精度に検出することができるようになる。
〔8.情報処理フロー〕
次に、図8を用いて、実施形態にかかる情報処理システム1による情報処理の手順について説明する。図8は、実施形態にかかる情報処理システム1による情報処理手順を示すシーケンス図である。図8では、端末装置10と情報処理装置100との間で実施形態に係る情報処理手順を示す。
まず、端末装置10は、電子決済が行われたか否かを判定し、電子決済が行われたと判定した場合には、この電子決済に対応する所定の場所と、ユーザ間とでの決済処理を実行する(ステップS101)。次に、端末装置10は、電子決済が行われた時点より前(または後)の期間であって、ユーザが電子決済に対応する所定の場所(ユーザが電子決済を行った場所)に居た期間を特定する特定処理を実行する(ステップS102)。
次に、端末装置10は、電波情報記憶部12aに記憶される所定期間分の電波情報のうち、ステップS102で特定した期間分の電波情報を抽出する(ステップS103)。そして、端末装置1−は、抽出した電波情報(処理対象の電波情報)を情報処理装置100に送信する(ステップS104)。また、端末装置10は、電波情報記憶部12a内の電波情報を削除する(ステップS105)。
また、情報処理装置100は、ステップS104で端末装置10から送信された処理対象の電波情報を取得する(ステップS201)。すなわち、情報処理装置100は、ユーザが所定の場所に居た時点よりも前(または後)において、端末装置10により検出された電波情報を取得する。
次に、情報処理装置100は、処理対象の電波情報と、対象ユーザの端末装置10により検出された電波情報とに基づいて、対象ユーザが所定の場所に居たか否かを判定する判定処理を実行する(ステップS202)。そして、情報処理装置100は、ステップS202での判定結果に応じた所定の処理(広告配信等)を実行する(ステップS203)。
〔9.ハードウェア構成〕
また、上記実施形態にかかる端末装置10および情報処理装置100は、例えば図9に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図9は、情報処理装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、および、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、通信網50を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを、通信網50を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを、入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態にかかる情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部120内のデータが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを、記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、通信網50を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔10.その他〕
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
以上、本願の実施形態をいくつかの図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
1 情報処理システム
10 端末装置
12a 電波情報記憶部
13 制御部
13a 決済処理部
13b 特定部
13c 送信部
30 発信装置
100 情報処理装置
121 対象電波情報記憶部
122 判定結果記憶部
123 購買情報記憶部
130 制御部
131 取得部
132 第1判定部
133 処理制御部
134 第2判定部

Claims (17)

  1. ユーザが所定の場所に居た時点よりも前、または、後において、前記ユーザの端末装置により検出されたセンサ情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得されたセンサ情報と、判定対象のユーザである対象ユーザの端末装置により検出されたセンサ情報とに基づいて、前記対象ユーザが前記所定の場所に居たか否かを判定する第1判定部と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記取得部は、前記ユーザが前記所定の場所に居たことを示す所定のイベントが発生するよりも前、または、後において、前記ユーザの端末装置により検出されたセンサ情報を取得する
    を有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記取得部は、前記所定のイベントとして、前記ユーザと前記所定の場所との間で行われる所定のイベントが発生するよりも前、または、後において、前記ユーザの端末装置により検出されたセンサ情報を取得する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記取得部は、前記ユーザと前記所定の場所との間で行われる所定のイベントとして、前記所定の場所において前記ユーザの端末装置が用いられた所定のイベントが発生するよりも前、または、後において、前記ユーザの端末装置により検出されたセンサ情報を取得する
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記取得部は、前記所定のイベントとして、前記ユーザと前記所定の場所との間での電子決済が行われるよりも前、または、後において、前記ユーザの端末装置により検出されたセンサ情報を取得する
    ことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  6. 前記取得部は、前記ユーザが前記所定の場所に居た時点よりも前、または、後において、前記ユーザの端末装置により検出されたセンサ情報のうち、前記ユーザが前記所定の場所に居た期間に基づくセンサ情報を、処理対象のセンサ情報である対象センサ情報として取得する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  7. 前記取得部は、前記ユーザが前記所定の場所に居た期間として、前記ユーザが前記所定の場所に居た時点から、前記ユーザが前記所定の場所に居た時点でのセンサ情報との類似度に所定の変化が生じた時点まで遡った期間、または、前記ユーザが前記所定の場所に居た時点から、前記ユーザが前記所定の場所に居た時点でのセンサ情報との類似度に所定の変化が生じた時点まで経過した期間の間において、前記ユーザの端末装置により検出されたセンサ情報を前記対象センサ情報として取得する
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記取得部は、前記ユーザが前記所定の場所に居た期間として、前記ユーザが前記所定の場所に居た時点から、前記ユーザが前記所定の場所に居た時点での前記所定の場所の環境を示す環境情報との類似度に所定の変化が生じた時点まで遡った期間、または、前記ユーザが前記所定の場所に居た時点から、前記ユーザが前記所定の場所に居た時点での前記所定の場所の環境を示す環境情報との類似度に所定の変化が生じた時点まで経過した期間の間において、前記ユーザの端末装置により検出されたセンサ情報を前記対象センサ情報として取得する
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の情報処理装置。
  9. 前記取得部は、前記ユーザが前記所定の場所に居た期間として、前記ユーザが前記所定の場所に居た時点から、所定時間遡った時点までの期間、または、前記ユーザが前記所定の場所に居た時点から、所定時間経過した時点までの期間の間において、前記ユーザの端末装置により検出されたセンサ情報を前記対象センサ情報として取得する
    ことを特徴とする請求項6〜8のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  10. 前記取得部は、前記ユーザが前記所定の場所に居た期間として、前記ユーザが前記所定の場所に居た時点から、前記ユーザが前記所定の場所内に進入したことを示す情報が取得された時点まで遡った期間、または、前記ユーザが前記所定の場所に居た時点から、前記ユーザが前記所定の場所外に出たことを示す情報が取得された時点まで経過した期間の間において、前記ユーザの端末装置により検出されたセンサ情報を前記対象センサ情報として取得する
    ことを特徴とする請求項6〜8のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  11. 前記取得部により取得されたセンサ情報が比較された比較結果が所定の条件を満たしたか否かを判定する第2判定部をさらに有し、
    前記取得部は、前記センサ情報のうち、前記第2判定部により前記所定の条件を満たすと判定されたセンサ情報を、前記ユーザが前記所定の場所に居たことを示す処理対象のセンサ情報として取得する
    ことを特徴とする請求項6〜10のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  12. 前記第2判定部は、センサ情報の中に互いに共通性のあるセンサ情報が存在するか否かを判定し、
    前記取得部は、前記センサ情報のうち、前記第2判定部により互いに共通性があると判定されたセンサ情報を前記処理対象のセンサ情報として取得する
    ことを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 前記第2判定部は、前記所定の場所において同一物品を入手した各ユーザの端末装置により検出されたセンサ情報の中に互いに共通性のあるセンサ情報が存在するか否かを判定し、
    前記取得部は、前記所定の場所において同一物品を入手した各ユーザの端末装置により検出されたセンサ情報のうち、前記第2判定部により互いに共通性があると判定されたセンサ情報を前記処理対象のセンサ情報として取得する
    ことを特徴とする請求項11または12に記載の情報処理装置。
  14. 前記第2判定部は、前記センサ情報が検出された検出回数が所定回数より多いか否かを判定し、
    前記取得部は、前記センサ情報のうち、前記第2判定部により検出回数が所定回数より多いと判定されたセンサ情報を前記処理対象のセンサ情報として取得する
    ことを特徴とする請求項11〜13のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  15. 前記第1判定部は、前記取得部により取得されたセンサ情報と、前記対象ユーザの端末装置により検出されたセンサ情報との一致度に基づいて、前記対象ユーザが前記所定の場所に訪問したか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1〜14のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  16. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    ユーザが所定の場所に居た時点よりも前、または、後において、前記ユーザの端末装置により検出されたセンサ情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程により取得されたセンサ情報と、位置測位される処理対象のユーザである対象ユーザの端末装置により検出されたセンサ情報とに基づいて、前記対象ユーザが前記所定の場所に居たか否かを判定する第1判定工程と
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  17. ユーザが所定の場所に居た時点よりも前、または、後において、前記ユーザの端末装置により検出されたセンサ情報を取得する取得手順と、
    前記取得手順により取得されたセンサ情報と、位置測位される処理対象のユーザである対象ユーザの端末装置により検出されたセンサ情報とに基づいて、前記対象ユーザが前記所定の場所に居たか否かを判定する第1判定手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
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