JP2020153571A - 制御ゲイン学習装置、方法、およびプログラム - Google Patents

制御ゲイン学習装置、方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】空気調和機を制御するための制御ゲインを学習する。【解決手段】空気調和機に含まれる圧縮機の吸入温度が目標値に近づくように、前記空気調和機の膨張弁の開度を制御する制御装置に設定される制御ゲインを学習する制御ゲイン学習装置であって、第1の期間において設定された制御ゲインに基づいて前記制御装置が前記膨張弁の開度を制御することで検出された前記吸入温度の変動値を評価する評価部と、前記第1の期間における前記空気調和機の状態にしたがって、第2の期間において設定されるべき制御ゲインを学習する学習部と、を備え、前記学習部は、前記評価部による評価の結果に基づいて、前記第2の期間において設定されるべき制御ゲインを学習する。【選択図】図5

Description

本開示は、制御ゲイン学習装置、方法、およびプログラムに関する。
従来、空気調和機の制御では、温度等の目標値と測定値との差分に基づいて、膨張弁等の制御が行われている(特許文献1等)。より具体的には、空気調和機の圧縮機の吸入温度の目標値と測定値との差分に基づいて、膨張弁の制御が行われている。このような制御では、予め定められた制御ゲインが用いられている。
特開平8−327124号公報
しかしながら、空気調和機の状態は変動するため、空気調和機の圧縮機の吸入温度を制御するための適切な膨張弁の制御ゲインも変動する。
本開示は、空気調和機の圧縮機の吸入温度を制御するための膨張弁の制御ゲインを学習することを目的とする。
本開示の第1の態様による制御ゲイン学習装置は、
空気調和機に含まれる圧縮機の吸入温度が目標値に近づくように、前記空気調和機の膨張弁の開度を制御する制御装置に設定される制御ゲインを学習する制御ゲイン学習装置であって、
第1の期間において設定された制御ゲインに基づいて前記制御装置が前記膨張弁の開度を制御することで検出された前記吸入温度の変動値を評価する評価部と、
前記第1の期間における前記空気調和機の状態にしたがって、第2の期間において設定されるべき制御ゲインを学習する学習部と、を備え、
前記学習部は、前記評価部による評価の結果に基づいて、前記第2の期間において設定されるべき制御ゲインを学習する。
本開示の第1の態様によれば、評価部による評価の結果に基づいて、第2の期間において設定されるべき制御ゲインを学習することができる。
また、本開示の第2の態様による制御ゲイン学習装置は、
前記空気調和機の状態は、運転モードの種類、圧縮機の回転数、圧縮機の吸入温度と吐出温度の少なくとも一方の温度、前記空気調和機の高圧圧力に相関する情報、前記空気調和機の低圧圧力に相関する情報である。
また、本開示の第3の態様による制御ゲイン学習装置は、
前記学習部は、前記第1の期間における圧縮機の胴体温度と外気温度の少なくとも一方をさらに入力し、第2の期間において設定されるべき制御ゲインを学習する。
また、本開示の第4の態様による制御ゲイン学習装置は、
前記吸入温度の変動値は、前記吸入温度の目標値と測定値の偏差、または、前記吸入温度に関連する指標である過熱度の目標値と測定値の偏差である。
また、本開示の第5の態様による制御ゲイン学習装置は、
前記第1の期間は、前記吸入温度の変動値のハンチングの少なくとも一周期を含む。
また、本開示の第6の態様による制御ゲイン学習装置は、
前記評価部は、前記吸入温度の変動値が小さいほど高い報酬を与える。
また、本開示の第7の態様による制御ゲイン学習装置は、
前記制御ゲイン学習装置は、前記空気調和機に内蔵されている、または、前記空気調和機とは別の装置である。
また、本開示の第8の態様による方法は、
空気調和機に含まれる圧縮機の吸入温度が目標値に近づくように、前記空気調和機の膨張弁の開度を制御する制御装置に設定される制御ゲインを学習するコンピュータが実行する方法であって、
第1の期間において設定された制御ゲインに基づいて前記制御装置が前記膨張弁の開度を制御することで検出された前記吸入温度の変動値を評価するステップと、
前記第1の期間における前記空気調和機の状態にしたがって、第2の期間において設定されるべき制御ゲインを学習するステップであって、前記評価の結果に基づいて、前記第2の期間において設定されるべき制御ゲインを学習するステップと
を含む。
また、本開示の第9の態様によるプログラムは、
空気調和機に含まれる圧縮機の吸入温度が目標値に近づくように、前記空気調和機の膨張弁の開度を制御する制御装置に設定される制御ゲインを学習するコンピュータを
第1の期間において設定された制御ゲインに基づいて前記制御装置が前記膨張弁の開度を制御することで検出された前記吸入温度の変動値を評価する評価部、
前記第1の期間における前記空気調和機の状態にしたがって、第2の期間において設定されるべき制御ゲインを学習する学習部と、して機能させ、
前記学習部は、前記評価部による評価の結果に基づいて、前記第2の期間において設定されるべき制御ゲインを学習する。
本開示の一実施形態に係る全体のシステム構成を示す図である。 本開示の一実施形態に係る空気調和機の冷房・暖房の回路ある。 本開示の一実施形態に係る空気調和機の状態量を説明するための図である。 本開示の一実施形態に係る制御ゲイン学習装置のハードウェア構成図である。 本開示の一実施形態に係る制御装置による制御と制御ゲイン学習装置による学習の関係を説明するための図である。 本開示の一実施形態に係る制御ゲイン学習装置の機能ブロック図である。 本開示の一実施形態に係る制御ゲイン学習装置の学習部の詳細を説明するための図である。 本開示の一実施形態に係る吸入温度の変動値を説明するための図である。 本開示の一実施形態に係る強化学習処理のフローチャートである。
以下、図面に基づいて本開示の実施の形態を説明する。
<システム構成>
図1は、本開示の一実施形態に係る全体のシステム構成を示す図である。図1に示されるように、空気調和機1は、空気調和機1を制御する制御装置2を有する。空気調和機1を制御するための制御ゲイン(つまり、制御装置2が用いる制御ゲイン)を学習する制御ゲイン学習装置3は、空気調和機1に内蔵されていてもよいし(図1の上の<内蔵の場合>)、空気調和機1とは別の装置(例えば、クラウドサーバ)であってもよい(図1の下の<別装置の場合>)。<別装置の場合>では、空気調和機1と制御ゲイン学習装置3とは、任意のネットワーク4で接続されている。
図2は、本開示の一実施形態に係る空気調和機1の冷房・暖房の回路である。図2の左側が冷房の場合であり、図2の右側が暖房の場合である。それぞれ、矢印の方向に冷媒が流れる。
冷房の場合(図2の左側)、空気調和機1は、室外側に、アキュムレータ11、圧縮機12、四切弁13、凝縮器14、膨張弁15を有する。また、空気調和機1は、室内側に蒸発器16を有する。
暖房の場合(図2の右側)、空気調和機1は、室外側に、アキュムレータ11、圧縮機12、四切弁13、蒸発器16、膨張弁15を有する。また、空気調和機1は、室内側に凝縮器14を有する。
図3は、本開示の一実施形態に係る空気調和機1の状態量を説明するための図である。
空気調和機1(図3は冷房の場合)において、吸入温度センサが、圧縮機12の吸入温度(吸入温度101aと吸入温度101bとのどちらでもよい。以下、総称して吸入温度101とも呼ぶ)を検出する。
また、空気調和機1において、吐出温度センサが、圧縮機12の吐出温度102を検出する。
また、空気調和機1において、凝縮温度センサが、凝縮温度103を検出する。制御ゲイン学習装置3は、凝縮温度103から高圧飽和圧力(高圧圧力)を計算する。なお、圧力センサが高圧圧力を計測するように構成してもよい。以下、"高圧圧力に相関する情報"という用語は、高圧圧力そのもの、凝縮温度103、凝縮温度103から計算された高圧圧力を含む。
また、空気調和機1において、蒸発温度センサが、蒸発温度104を検出する。制御ゲイン学習装置3は、蒸発温度104から低圧飽和圧力(低圧圧力)を計算する。なお、圧力センサが低圧圧力を計測するように構成してもよい。以下、"低圧圧力に相関する情報"という用語は、低圧圧力そのもの、蒸発温度104、蒸発温度104から計算された低圧圧力を含む。
また、空気調和機1において、圧縮機胴体温度センサが、圧縮機12の胴体の温度105を検出する。
また、空気調和機1において、外気温センサが外気温106を検出する。
<ハードウェア構成>
図4は、本開示の一実施形態に係る制御ゲイン学習装置3のハードウェア構成図である。以下、図1の<別装置の場合>で説明するが、<内蔵の場合>でも同様である。
制御ゲイン学習装置3は、CPU(Central Processing Unit)31、ROM(Read Only Memory)32、RAM(Random Access Memory)33を有する。CPU31、ROM32、RAM33は、いわゆるコンピュータを形成する。
また、制御ゲイン学習装置3は、補助記憶装置34、表示装置35、操作装置36、I/F(Interface)装置37、ドライブ装置38を有する。なお、制御ゲイン学習装置3の各ハードウェアは、バス39を介して相互に接続されている。
CPU31は、補助記憶装置34にインストールされている各種プログラムを実行する演算デバイスである。
ROM32は、不揮発性メモリである。ROM32は、補助記憶装置34にインストールされている各種プログラムをCPU31が実行するために必要な各種プログラム、データ等を格納する主記憶デバイスとして機能する。具体的には、ROM32はBIOS(Basic Input/Output System)やEFI(Extensible Firmware Interface)等のブートプログラム等を格納する、主記憶デバイスとして機能する。
RAM33は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)等の揮発性メモリである。RAM33は、補助記憶装置34にインストールされている各種プログラムがCPU1によって実行される際に展開される作業領域を提供する、主記憶デバイスとして機能する。
補助記憶装置34は、各種プログラムや、各種プログラムが実行される際に用いられる情報を格納する補助記憶デバイスである。
表示装置35は、制御ゲイン学習装置3の内部状態等を表示する表示デバイスである。
操作装置36は、制御ゲイン学習装置3の管理者が制御ゲイン学習装置3に対して各種指示を入力する入力デバイスである。
I/F装置37は、ネットワーク4に接続し、空気調和機1(<内蔵の場合>では各種センサ)と通信を行うための通信デバイスである。
ドライブ装置38は記憶媒体30をセットするためのデバイスである。ここでいう記憶媒体30には、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等のように情報を光学的、電気的あるいは磁気的に記録する媒体が含まれる。また、記憶媒体30には、EPROM (Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュメモリ等のように情報を電気的に記録する半導体メモリ等が含まれていてもよい。
なお、補助記憶装置34にインストールされる各種プログラムは、例えば、配布された記憶媒体30がドライブ装置38にセットされ、該記憶媒体30に記録された各種プログラムがドライブ装置38により読み出されることでインストールされる。あるいは、補助記憶装置34にインストールされる各種プログラムは、I/F装置37を介して、ネットワーク4とは異なる他のネットワークよりダウンロードされることでインストールされてもよい。
図5は、本開示の一実施形態に係る制御装置2による制御と制御ゲイン学習装置3による学習の関係を説明するための図である。
図5の上部<制御装置2による空気調和機1の制御>に示されるように、制御装置2は、空気調和機1を制御する。具体的には、制御装置2は、PID(Proportional-Integral-Differential)制御等により、膨張弁15の開度を調整した後の圧縮機12の吸入温度が目標値に近づくように、膨張弁15の開度を制御する。
しかし、空気調和機1の状態は変動するため、空気調和機1を制御するための適切な制御ゲイン(つまり、制御装置2がPID制御等で用いる制御ゲイン)も変動する。そのため、本開示の一実施形態では、制御ゲイン学習装置3が、適切な制御ゲインを強化学習する。
具体的には、圧縮機12の吸入部の温度101および吐出部の温度102は、膨張弁15の開度を制御することによって制御される。圧縮機12の吐出部の温度102のハンチングが大きいと、吐出温度102の最高温度が上昇し信頼性課題が生じる。一方、圧縮機12の吸入部の温度101のハンチングが大きく、吸入ガスが2相飽和域内に入ると、液冷媒を含んだ冷媒が圧縮機12に吸入され、圧縮機12内の潤滑油と液冷媒とが混合し潤滑油の性能が低下する。またさらには、圧縮部で液圧縮が起こり圧縮分の破損を招くなど弊害が生じる。一方、過熱度が大きくなると、圧縮機電気入力が大きくなり効率が低下する問題がある。そのため、制御ゲイン学習装置3が、空気調和機1の状態に応じた適切な制御ゲインを強化学習により見出す。
図5の下部<制御ゲイン学習装置3による制御ゲインの学習>に示されるように、制御ゲイン学習装置3は、空気調和機1を制御するための制御ゲイン(つまり、制御装置2がPID制御等で用いる制御ゲイン)を強化学習する。具体的には、制御ゲイン学習装置3は、圧縮機12の吸入温度の変動値(例えば、圧縮機12の吸入温度の目標値と測定値の偏差)から算出した報酬(変動値が小さいほど高い報酬である)と、空気調和機の状態とから、適切な制御ゲインを強化学習する。
圧縮機12の吸入温度の変動値は、例えば、吸入温度の目標値と測定値の偏差、または、吸入温度に関連する指標である過熱度の目標値と測定値の偏差である。なお、圧縮機12の吸入温度の変動値は、偏差に限らず、目標値と測定値との差を示すものであればよい。
<機能ブロック>
図6は、本開示の一実施形態に係る制御ゲイン学習装置3の機能ブロック図である。
制御ゲイン学習装置3は、学習部301、吸入温度取得部302、評価部303、空調機状態取得部304、空調機状態格納部305、制御ゲイン通知部306を含む。制御ゲイン学習装置3は、プログラムを実行することで、学習部301、吸入温度取得部302、評価部303、空調機状態取得部304、制御ゲイン通知部306として機能する。以下、それぞれについて説明する。
学習部301は、空調機状態格納部305から空気調和機1の状態の情報を読み出し、制御装置2が実行しているPID制御等の最適な制御ゲインを出力する学習モデルについて強化学習を行う。学習部301は、評価部303から出力される報酬が最大となるように、強化学習を行う。また、学習部301は、強化学習を行うことで取得される制御ゲインを、制御ゲイン通知部306に通知する。
ここで、空気調和機1の状態について説明する。空気調和機1の状態は、例えば、運転モードの種類(例えば、冷房モード、暖房モード)、圧縮機の回転数、圧縮機の吸入温度と吐出温度の少なくとも一方の温度、空気調和機の高圧圧力、空気調和機の低圧圧力である。"圧縮機12の吸入温度"と、"空気調和機1の低圧圧力、圧縮機12の吐出温度、空気調和機1の高圧圧力"と、の間の関係を予め登録しておくことで、吐出温度を用いることにより、吸入温度センサが不要となる。
学習部301は、空気調和機1の状態に加え、圧縮機の胴体温度、または、外気温度、または、圧縮機の胴体温度と外気温度との両方をさらに入力し、制御ゲインを学習する構成とすることもできる。圧縮機の胴体温度が低い場合、または、外気温度が低い場合、液冷媒を含んだ冷媒が圧縮機12に吸入され、圧縮機12内の潤滑油と液冷媒とが混合し潤滑油の性能が低下したり、圧縮部で液圧縮が起こり圧縮分の破損を招いたりといった、圧縮機12内で潤滑のトラブルが起こる可能性が高くなる。圧縮機の胴体温度や外気温度を入力して制御ゲインを学習することで、このようなトラブルを生じにくくすることができる。
吸入温度取得部302は、制御装置2から、圧縮機12の吸入温度の変動値の情報を取得する。また、吸入温度取得部302は、取得した圧縮機12の吸入温度の変動値の情報を、評価部303に通知する。
評価部303は、圧縮機12の吸入温度の変動値に基づいて、学習部301が強化学習を行う際に用いる報酬を算出する。
空調機状態取得部304は、空気調和機1の各センサが取得した空気調和機1の状態の情報を取得する。また、空調機状態取得部304は、取得した空気調和機1の状態の情報を空調機状態格納部305に記憶する。
空調機状態格納部305には、空気調和機1の状態の情報が格納されている。
制御ゲイン通知部306は、最適な制御ゲインを制御装置2に通知する。
<学習部の機能構成の詳細>
次に、学習部301の機能構成の詳細について説明する。図7は、学習部301の機能構成の詳細を示す図である。
図7に示すように、学習部301は、学習モデル311を有する。学習モデル311は、空気調和機1の状態を入力すると、最適な制御ゲインを出力する学習モデルである。
学習部301は、評価部303によって算出された報酬が最大になるように、学習モデル311のモデルパラメータを変更する。また、学習部301は、モデルパラメータが変更された学習モデル311に、空調機状態格納部305から読み出した空気調和機1の状態の情報を入力することで、学習モデル311を実行させる。これにより、学習モデル311は、最適な制御ゲインを出力する。
このように、学習部301は、前回の制御ゲインに従ってPID制御等が行われた際の圧縮機12の変動値に基づいて算出された報酬が最大になるように、学習モデル311について強化学習を行う。これにより、学習部301は、最適な制御ゲインを出力することができる。
図8は、本開示の一実施形態に係る吸入温度の変動値を説明するための図である。圧縮機12の吸入温度の変動値は、例えば、吸入温度の目標値と測定値の偏差、または、吸入温度に関連する指標である過熱度の目標値と測定値の偏差である。ハンチングしている期間(圧縮機12の吸入温度の測定値が目標値近傍でハンチングしている期間、または、過熱度の測定値が目標値近傍でハンチングしている期間)の少なくとも一周期分の吸入温度の変動値が取得される。
<処理の流れ>
図9は、本開示の一実施形態に係る強化学習処理のフローチャートである。
ステップ1(S1)において、学習部301は、空気調和機1の状態の情報を取得する。
ステップ2(S2)において、吸入温度取得部302は、制御装置2から、圧縮機12の吸入温度の変動値の情報を取得する。
ステップS3(S3)において、評価部303は、圧縮機12の吸入温度の変動値に基づいて報酬を算出する。
ステップS4(S4)において、評価部303は、算出した報酬が所定の閾値以上であるか否かを判定する。算出した報酬が所定の閾値未満であると判定された場合、ステップ5へ進み、算出した報酬が所定の閾値以上であると判定された場合、強化学習処理を終了する。
ステップ5(S5)において、学習部301は、算出した報酬が最大になるように学習モデル311について機械学習を行う。
ステップ6(S6)において、学習部301は、取得した空気調和機1の状態の情報を学習モデル311に入力することで、学習モデル311を実行させる。これにより、学習部301は、最適な制御ゲインを出力する。
ステップ7(S7)において、制御ゲイン通知部306は、制御装置2へ、制御ゲインを送信し、ステップS1に戻る。
以上、実施形態を説明したが、特許請求の範囲の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
1 空気調和機
2 制御装置
3 制御ゲイン学習装置
4 ネットワーク
11 アキュムレータ
12 圧縮機
13 四切弁
14 凝縮器
15 膨張弁
16 蒸発器
101 吸入温度
102 吐出温度
103 凝縮温度
104 蒸発温度
105 圧縮機胴体温度
106 外気温
301 学習部
302 吸入温度取得部
303 評価部
304 空調機状態取得部
305 空調機状態格納部
306 制御ゲイン通知部
311 学習モデル

Claims (9)

  1. 空気調和機に含まれる圧縮機の吸入温度が目標値に近づくように、前記空気調和機の膨張弁の開度を制御する制御装置に設定される制御ゲインを学習する制御ゲイン学習装置であって、
    第1の期間において設定された制御ゲインに基づいて前記制御装置が前記膨張弁の開度を制御することで検出された前記吸入温度の変動値を評価する評価部と、
    前記第1の期間における前記空気調和機の状態にしたがって、第2の期間において設定されるべき制御ゲインを学習する学習部と、を備え、
    前記学習部は、前記評価部による評価の結果に基づいて、前記第2の期間において設定されるべき制御ゲインを学習する、制御ゲイン学習装置。
  2. 前記空気調和機の状態は、運転モードの種類、圧縮機の回転数、圧縮機の吸入温度と吐出温度の少なくとも一方の温度、前記空気調和機の高圧圧力に相関する情報、前記空気調和機の低圧圧力に相関する情報である、請求項1に記載の制御ゲイン学習装置。
  3. 前記学習部は、前記第1の期間における圧縮機の胴体温度と外気温度の少なくとも一方をさらに入力し、第2の期間において設定されるべき制御ゲインを学習する、請求項2に記載の制御ゲイン学習装置。
  4. 前記吸入温度の変動値は、前記吸入温度の目標値と測定値の偏差、または、前記吸入温度に関連する指標である過熱度の目標値と測定値の偏差である、請求項1から3のいずれか一項に記載の制御ゲイン学習装置。
  5. 前記第1の期間は、前記吸入温度の変動値のハンチングの少なくとも一周期を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の制御ゲイン学習装置。
  6. 前記評価部は、前記吸入温度の変動値が小さいほど高い報酬を与える、請求項1から5のいずれか一項に記載の制御ゲイン学習装置。
  7. 前記制御ゲイン学習装置は、前記空気調和機に内蔵されている、または、前記空気調和機とは別の装置である、請求項1から6のいずれか一項に記載の制御ゲイン学習装置。
  8. 空気調和機に含まれる圧縮機の吸入温度が目標値に近づくように、前記空気調和機の膨張弁の開度を制御する制御装置に設定される制御ゲインを学習するコンピュータが実行する方法であって、
    第1の期間において設定された制御ゲインに基づいて前記制御装置が前記膨張弁の開度を制御することで検出された前記吸入温度の変動値を評価するステップと、
    前記第1の期間における前記空気調和機の状態にしたがって、第2の期間において設定されるべき制御ゲインを学習するステップであって、前記評価の結果に基づいて、前記第2の期間において設定されるべき制御ゲインを学習するステップと
    を含む方法。
  9. 空気調和機に含まれる圧縮機の吸入温度が目標値に近づくように、前記空気調和機の膨張弁の開度を制御する制御装置に設定される制御ゲインを学習するコンピュータを
    第1の期間において設定された制御ゲインに基づいて前記制御装置が前記膨張弁の開度を制御することで検出された前記吸入温度の変動値を評価する評価部、
    前記第1の期間における前記空気調和機の状態にしたがって、第2の期間において設定されるべき制御ゲインを学習する学習部と、して機能させ、
    前記学習部は、前記評価部による評価の結果に基づいて、前記第2の期間において設定されるべき制御ゲインを学習する、プログラム。
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EP3967807A1 (en) 2020-09-14 2022-03-16 Seiko Epson Corporation Composite, compact, and method for manufacturing compact

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