JP2020153436A - パーキングロック装置 - Google Patents

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晃貴 佐護
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Abstract

【課題】部品点数を増加することなく係止部材を側方より支持できるパーキングロック装置を提供することを目的とする。【解決手段】パーキングロック装置は、出力軸5と常時連動して回転するパーキングギヤ58と、出力軸5と平行にハウジング2に設けられた支持軸76aと、支持軸76a回りに回動可能に支持され、パーキングギヤ58と係合して出力軸5の回転を規制する規制位置とパーキングギヤ58から離脱して出力軸5の回転を許容する規制解除位置との間で移動可能に構成された係止部材76と、係止部材76の位置を規制位置と規制解除位置とで切り替える駆動機構と、ハウジングから係止部材76に向けて支持軸76aと平行な軸方向に突出するようにハウジング2に設けられて、係止部材76の軸方向への変位を抑制するストッパ部23d、24cと、を備える。【選択図】図9

Description

本発明は、駐車時において、車輪に回転を伝達するとともにその車輪と常時連動して回転する動力伝達装置の出力軸の回転を規制するパーキングロック装置に関する。
例えば、特開2014−156230号公報には、車輪に回転を伝達するとともにその車輪と常時連動して回転する変速機の出力スリーブに設けられたパーキングギヤに対して、駆動機構の作動によって噛み合うようにパーキングポール(係止部材)が設けられたパーキングロック装置が示される。パーキングポールがパーキングギヤへ噛み合うべくパーキングポールが駆動機構から力を受けたとき、この力によりパーキングポールが側方へ大きく変位することを防止するようにパーキングポールを側方片側より支持する押さえ板が変速機のハウジングに設けられている。
特開2014−156230号公報
しかしながら、上述した特許文献1のパーキングロック装置では、押さえ板は、独立した専用の部材にて形成されて、変速機のハウジングにボルトにて固定される構成である。また、押さえ板の構成には、係止部材の軸方向への変位に対する支持力の面で改良の余地がある。
以上の内容を鑑みて、本発明は、部品点数の増加の抑制と係止部材に対する支持力の向上とを両立できるパーキングロック装置を提供することを目的とする。
本発明に係るパーキングロック装置は、車輪に回転を伝達するとともに前記車輪と常時連動して回転する動力伝達装置の出力軸と、前記動力伝達装置を収容するとともに前記出力軸を回転可能に支持するハウジングと、前記ハウジング内に設けられて、前記出力軸と常時連動して回転するパーキングギヤと、前記出力軸と平行に前記ハウジングに設けられた支持軸と、前記支持軸回りに回動可能に支持され、前記パーキングギヤと係合して前記出力軸の回転を規制する規制位置と前記パーキングギヤから離脱して前記出力軸の回転を許容する規制解除位置との間で移動可能に構成された係止部材と、前記係止部材の位置を前記規制位置と前記規制解除位置とで切り替える駆動機構と、前記ハウジングから前記係止部材に向けて前記支持軸と平行な軸方向に突出するように前記ハウジングに設けられて、前記係止部材の前記軸方向への変位を抑制するストッパ部と、を備える。
これによれば、係止部材の軸方向への変位を抑制するストッパ部は、ハウジングから係止部材に向けて軸方向に突出するようにハウジングに設けられることにより、部品点数を増加することなく係止部材を側方より支持できる。また、係止部材の軸方向への変位に対するストッパ部の支持力(剛性)は、ストッパ部がすでに軸方向の突出長さ(厚み)を有しかつハウジングから軸方向に支持される構成であるため、押さえ板よりも容易に向上させることができる。
本発明のパーキングロック装置が搭載された変速機の一例を示す内視図 図1に示したパーキングロック装置の一実施形態を示す外観斜視図 第一リヤケースとの合わせ面側から眺めた第二リヤケースの内部を示す斜視図 第二リヤケースとの合わせ面側から眺めた第一リヤケースの内部を示す斜視図 第一リヤケースとの合わせ面側から眺めたパーキングロック装置を装着した第二リヤケースの正面図 第二リヤケースとの合わせ面側から眺めたパーキングロック装置を装着した第一リヤケースの背面図 第二トランスミッションケースとの合わせ面から眺めたパーキングロック装置を装着した第一リヤケースの斜視図 第二トランスミッションケースとの合わせ面から眺めたパーキングロック装置を装着した第一リヤケースの正面図 パーキングロック装置のパーキングポールと第一ストッパ部と第二ストッパ部の配置を説明する部分断面図
図1に基づき、本発明のパーキングロック装置7が搭載された変速機1(「動力伝達装置」に対応する)について説明する。以下、図1の左方を変速機1の前方とし、図1における上方を変速機1の上方として説明する。
(変速機)
図1に示した変速機1は、ハウジング2(「ハウジング」に相当する)の内部に、前進6速、後退1速の変速段を有する変速機1を収容し、フォークシャフト(図示せず)を駆動装置により作動させる車両用自動制御式マニュアルトランスミッションである。
変速機1のハウジング2は、それぞれアルミニウム合金製の第一トランスミッションケース21、第二トランスミッションケース22、第一リヤケース23(「第二ハウジング」に相当する)および第二リヤケース24(「第一ハウジング」に相当する)が、互いの間にガスケット等のシール部材(図示せず)が介装された後、締付ボルトにより、インプットシャフト3の回転軸方向に接合されて形成されている。
具体的には、第一リヤケース23は、第二リヤケース24との合わせ面23aと、第二トランスミッションケース22との合わせ面23bを有する。第二リヤケース24は、第一リヤケースとの合わせ面24aを備えて、その合わせ面24aが合わせ面23aに合わされて、第一リヤケース23と第二リヤケース24とが接合される。
インプットシャフト3はハウジング2内に回転可能に取り付けられ、自動クラッチ装置8を介して車両のエンジン9と連結されている。自動クラッチ装置8は、図示しないコントローラにより作動制御され、エンジン9とインプットシャフト3との間を断続する。エンジン9により回転されるインプットシャフト3には、ドライブギヤ31が一体回転可能に形成されている。
ドライブギヤ31は、ハウジング2内に回転可能に取り付けられたカウンタシャフト4のカウンタドリブンギヤ41と噛合している。カウンタドリブンギヤ41は、カウンタシャフト4に対して一体に形成されている。カウンタシャフト4は、ドライブギヤ31とカウンタドリブンギヤ41との間の歯数比に基づいて、インプットシャフト3の回転速度に対する所定の速度比で回転する。
カウンタシャフト4には、カウンタドリブンギヤ41以外に、第一カウンタギヤ42、第三カウンタギヤ44、第四カウンタギヤ45、第五カウンタギヤ46および第六カウンタギヤ47が一体に形成されている。また、カウンタシャフト4には、第二カウンタギヤ43が遊転可能に嵌合している。
また、ハウジング2には、変速機1のメインシャフト5(「出力軸」に相当する)が回転可能に支持されている。具体的には、図1に示す例では、メインシャフト5は、第二リヤケース24に回転可能に支持されている。メインシャフト5は、車輪10に繋がって、車輪10に回転を伝達するとともに車輪10と常時連動して回転する。
図3に示す様に、第二リヤケース24に設けられた穴24fは、メインシャフト5が第二リヤケース24を挿通するのに用いられる穴である。図4、図7に示す様に、第一リヤケース23に設けられた穴23eは、メインシャフト5が第一リヤケース23を挿通するのに用いられる穴である。第一リヤケース23に設けられた穴23fは、カウンタシャフト4を挿通するのに用いられる穴である(図4示、図7示、図8示)。
上述した第一カウンタギヤ42、第二カウンタギヤ43、第三カウンタギヤ44、第四カウンタギヤ45および第五カウンタギヤ46は、それぞれ対応するメインシャフト5上に設けられた第一ドリブンギヤ51、第二ドリブンギヤ52、第三ドリブンギヤ53、第四ドリブンギヤ54および第五ドリブンギヤ55と噛合している。また、第六カウンタギヤ47は、リバースアイドラギヤ56を介して、メインシャフト5上のリバースギヤ57と噛合している。
第一ドリブンギヤ51、第三ドリブンギヤ53、第四ドリブンギヤ54、第五ドリブンギヤ55およびリバースギヤ57は、図示しない軸受を介してメインシャフト5に対して遊転可能に嵌合している。また、第二ドリブンギヤ52は、メインシャフト5上に一体的に形成されている。
さらに、メインシャフト5上には、パーキングギヤ58が一体的に設けられている。パーキングギヤ58の外周面には、複数のロック歯部58aが形成されている(図1示、図2示、図5示、図6示)。パーキングギヤ58には、パーキングギヤ58をメインシャフト5と一体的に連結するスプライン部58bが設けられている(図5示、図6示、図7示、図8示)。
変速機1のニュートラル状態において、第一ドリブンギヤ51、第三ドリブンギヤ53、第四ドリブンギヤ54および第五ドリブンギヤ55は、第一カウンタギヤ42、第三カウンタギヤ44、第四カウンタギヤ45および第五カウンタギヤ46により駆動され、メインシャフト5上において遊転している。また、リバースギヤ57はリバースアイドラギヤ56を介して第六カウンタギヤ47により駆動され、メインシャフト5上において遊転している。
メインシャフト5上の第五ドリブンギヤ55は、カウンタシャフト4の第五カウンタギヤ46と噛合して、変速機1の1速の変速段を形成し、所定の減速比によりカウンタシャフト4の回転をメインシャフト5へと伝達する。また、第四ドリブンギヤ54は、第四カウンタギヤ45と噛合して、変速機1の2速の変速段を形成し、所定の減速比によりカウンタシャフト4の回転をメインシャフト5へと伝達する。
また、第三ドリブンギヤ53は、第三カウンタギヤ44と噛合して、変速機1の3速の変速段を形成し、所定の減速比によりカウンタシャフト4の回転をメインシャフト5へと伝達する。また、第一ドリブンギヤ51は、第一カウンタギヤ42と噛合して、変速機1の4速の変速段を形成し、所定の減速比によりカウンタシャフト4の回転をメインシャフト5へと伝達する。
また、インプットシャフト3のドライブギヤ31は、メインシャフト5と連結される場合に変速機1の5速の変速段を形成し、インプットシャフト3の回転を、そのままメインシャフト5に伝達する。また、第二ドリブンギヤ52は、第二カウンタギヤ43と噛合して、変速機1の6速の変速段を形成し、所定の減速比によりカウンタシャフト4の回転をメインシャフト5へと伝達する。
さらに、メインシャフト5上のリバースギヤ57は、第六カウンタギヤ47と噛み合ったリバースアイドラギヤ56と噛合して、変速機1の後退速の変速段を形成し、カウンタシャフト4の回転を反転させてメインシャフト5へと伝達する。メインシャフト5の回転力は、図示しないデファレンシャルを介して車輪10へと出力される。
メインシャフト5上のドライブギヤ31と第一ドリブンギヤ51との間、第三ドリブンギヤ53と第四ドリブンギヤ54との間および第五ドリブンギヤ55とリバースギヤ57との間に位置するように、複数の同期噛合部材61、62、63が形成されている。また、カウンタシャフト4上の第二カウンタギヤ43と第三カウンタギヤ44との間に位置するように、同期噛合部材64が形成されている。
各々の同期噛合部材61、62、63、64は公知の構成であって、メインシャフト5またはカウンタシャフト4とスプライン嵌合した図示しないシンクロナイザーハブと、シンクロナイザーハブの外周側に設けられたスリーブとにより形成されている。
これにより、同期噛合部材61、62、63、64はメインシャフト5またはカウンタシャフト4と一体回転するとともに、スリーブがメインシャフト5またはカウンタシャフト4上を回転軸方向に移動可能に形成されている。
同期噛合部材61、62、63のスリーブは、メインシャフト5上を移動してドライブギヤ31、第一ドリブンギヤ51、第三ドリブンギヤ53、第四ドリブンギヤ54、第五ドリブンギヤ55およびリバースギヤ57のうちのいずれかを、メインシャフト5と一体化(同期)させ、対応する変速段を動力伝達状態にすることができる。
また、同期噛合部材64のスリーブは、カウンタシャフト4上を移動して第二カウンタギヤ43をカウンタシャフト4と一体化(同期)させ、6速を動力伝達状態とすることができる。同期噛合部材61、62、63、64は、車両の運転者によるシフトレバーSLの操作位置に基づいて駆動装置により作動される。
上述したリバースアイドラギヤ56は、変速機1のハウジング2内において、後方(エンジン9に対して反対側)に配置されている。図1に示すように、ハウジング2の第一リヤケース23の内壁には、後述するパーキングロック装置7を形成するリバースアイドラプレート71が取り付けられている。
リバースアイドラプレート71は、リバースアイドラギヤ56とリバースアイドラギヤ56の回転軸方向(図1において左右方向)に対向するように位置する固定部71aを有している。固定部71aは、ネジ部材(図示略)によりハウジング2、具体的には第一リヤケース23の内壁に締め付けられている。
固定部71aからは、図1及び図2に示す様にリバースアイドラギヤ56の回転軸方向に円筒形状の軸部71bが突出している。軸部71bの外周面には、ニードルベアリング(図示略)を介してリバースアイドラギヤ56が回転可能に取り付けられている。第一リヤケース23に設けられた穴23gは、リバースアイドラプレート71の軸部71bが第一リヤケース23を挿通するのに用いられる穴である(図4示)。なお、リバースアイドラプレート71の詳細は、後述する。
(パーキングロック装置)
次に、駐車時において、変速機1のメインシャフト5の回転を規制するパーキングロック装置7について説明する。ハウジング2内には、パーキングロック装置7の作動レバー72が回動可能に取り付けられている(図1示)。作動レバー72は、回動軸部72aを中心に回転可能に形成され、回動軸部72aに接続されたシフトレバーSLの操作によって作動される。
作動レバー72とシフトレバーSLとは、図8に示す如く、順次、ワイヤ(図示略)を介して、連結アーム77、連結軸78、回動軸部72aを介して連結されて、シフトレバーSLの操作にて、作動レバー72は回動軸部72aを中心に回転する。
連結軸78は、一端78a及び他端78bを第一リヤケース23に回転可能に支持される。連結軸78の一端78aは、第一リヤケース23の外方にて連結アーム77に固定される。
連結軸78の他端78bは、作動レバー72の回動軸部72aに挿通され、連結軸78と作動レバー72とは一体回転するように、連結軸78の他端78bと作動レバー72の回動軸部72aとは、ピン結合により固定される。そのピン結合用のピン(図示略)を通す孔として、他端78bには孔78c(図8示)、回動軸部72aには孔72e(図2示)が設けられている。
作動レバー72の前端には、規制解除溝72b(図2示)および規制溝72c(図2示、図7示)が形成されている。また、作動レバー72が回動することにより揺動する後方上端部72dには、ロッド部材74(後述する)の前端部74aが回動可能に連結されている(図7示、図8示)。
ハウジング2には、ディテント部材73が取り付けられている。ディテント部材73は、上部に貫通した一対の取付ネジ73aによって、ハウジング2に固定されている(図2示)。ディテント部材73はバネ鋼によって形成され、その下端部には係止部73bを備えており、係止部73bは作動レバー72の規制解除溝72bおよび規制溝72cと択一的に係合可能に形成されている。
前述したロッド部材74は、前端部74aから後方に延び、ハウジング2に対して、軸方向に移動可能に取り付けられている。ロッド部材74が貫通するリバースアイドラプレート71は、前述の固定部71aを備える第一プレート部71eと前述の軸部71bを備える第二プレート部71fとが、図2、図7及び図8に示す如く、ネジ部材71dにより一体的に連結されている。
リバースアイドラプレート71の第一プレート部71eには、半円環状のボス71gが第一プレート部71eの平面と直交する方向に突出する様に設けられる(図7示、図8示)。ロッド部材74を保持する作動レバー72は、図7及び図8に示す様に、回動軸部72aが第一リヤケース23の内壁とボス71gにて、連結軸78の軸方向に対する位置決めを行なうことができる。
ロッド部材74は、リバースアイドラプレート71の軸部71bに形成された内孔71b1内を、リバースアイドラギヤ56の回転軸方向に貫通している(図2示)。ロッド部材74の後端部には、半径方向に突出したカムストッパ部74cが固定され、カムメンバ74dが軸方向に移動可能に介装されている。カムメンバ74dは、ロッド部材74に装着された付勢スプリング74eにより、常時カムストッパ部74cに向けて付勢されている(図1示、図2示)。
カムメンバ74dは、ロッド部材74がリバースアイドラプレート71の軸部71bから後方に突出した位置に設けられている。すなわち、図2及び図7に示す様に、ロッド部材74は、作動レバー72に接続された前端部74aとカムメンバ74dとの間で、リバースアイドラギヤ56を回転軸方向に貫通している。
図2に示す様に、カムメンバ74dの外周面において、前方には大径部74d1が形成され後方には小径部74d2が形成されており、大径部74d1と小径部74d2との間には、双方を接続するように斜面により形成されたカム面74d3が設けられている。なお、大径部74d1は、通常カム面(斜面)で形成され、その傾斜角度はカム面74d3の傾斜角度よりも緩やかである。
変速機1のハウジング2には、カム受け面(図示略)を上面に備えるカム受け75が、図2に示した取付ボルト75aにより固定されており、カム受け75はカムメンバ74dを下方から保持している。カムメンバ74dは、カム受け75によって、ロッド部材74上において軸方向に移動可能に保持されている。
第一リヤケース23には、支持部23cが設けられ(図4示)、第二リヤケース24には支持部24bが設けられる(図3示)。第一リヤケース23と第二リヤケース24とは、支持部23c及び支持部24bの軸方向(図1の左右方向)に並んで設けられる。パーキングポール76(係止部材に相当する)は、支持部23c、24bによりメインシャフト5と平行になるように支持された支持軸76aに相対回転可能に支持され、ハウジング2の上下方向に対し回動可能に設けられている(図5示、図6示)。なお、本実施形態では、支持部23c、24bをそれぞれ第一リヤケース23、第二リヤケース24に設けることで支持軸76aの両端を第一リヤケース23、第二リヤケース24にて支持する構成を示したが、第一リヤケース23又は第二リヤケース24のいずれか一方のケースに二つの支持部を設け、一方のケースにパーキングポール76および支持軸76aを設ける構成であってもよい。
パーキングポール76の先端には、カムメンバ74dの外周面と摺接可能な摺端部76bが形成されている。摺端部76bは、カムメンバ74dの外周面に対し上方から摺接している。すなわち、パーキングポール76は、ロッド部材74の円周上において、カム受け75のカム受け面が当接している部位に対向する位置において摺接するように形成されている。図2に示すように、パーキングポール76には、摺端部76bの前縁に、傾斜面76cが形成され、傾斜面76cの下側角部は、カムメンバ74dの小径部74d2、カム面74d3、大径部74d1と、と係合可能に設けられる。
また、パーキングポール76の長手方向略中央部においては、係止突部76dが上方に突出している。係止突部76dは、パーキングポール76が上方に回動した場合に、パーキングギヤ58のロック歯部58aに対し係合可能に形成されている(図2示、図5示、図6示)。パーキングポール76は、自重によって常時下方に付勢されているが、リターンスプリング79の付勢力により下方に押圧されるようにしてもよい(図2示)。
パーキングポール76は、係止突部76dがパーキングギヤ58のロック歯部58aに係合して、メインシャフト5の回転を規制する規制位置(図2示、図5示、図6示)と、係止突部76dがパーキングギヤ58のロック歯部58aから離脱してメインシャフト5の回転を許容する規制解除位置との間で移動可能に構成される。
第二リヤケース24には、図3に示す如く、支持軸76aと平行な軸方向と平行な第一方向に突出する第一ストッパ部24c(「ストッパ部」に相当する)が設けられる。第一ストッパ部24cの突出端は、支持軸76aと平行な軸方向に対して直交する平面で構成される第一ストッパ面24c1(「ストッパ面」に相当する)を備える。
第一ストッパ部24cは、図3に示す如く、第二リヤケース24に設けられたリブ24dに支持軸76aと平行な軸方向へ重ねて設けられる。第一ストッパ部24cは、図9に示す如く、パーキングポール76の支持軸76aと平行な軸方向(図9の右方向)への変位を抑制する。
図3に示す例では、第一ストッパ部24cが設けられるリブ24dは、潤滑用の油路24eを形成する潤滑用のリブである。なお、第一ストッパ部24cが設けられるリブ24dは、潤滑用のリブだけでなく、例えば、ケースの強度を補強する補強用のリブであってもよい。
第一リヤケース23には、図4に示す如く、支持軸76aと平行な軸方向で第一方向とは反対方向である第二方向に突出する第二ストッパ部23d(「ストッパ部」に相当する)が設けられる。第二ストッパ部23dの突出端は、支持軸76aと平行な軸方向に対して直交する平面で構成される第二ストッパ面23d1(「ストッパ面」に相当する)を備える。
第二ストッパ部23dの第二ストッパ面23d1は、第一リヤケース23の合わせ面23aと同一平面上に設けられる(図9示)。第二ストッパ部23dの第二ストッパ面23d1は、図9に示す如く、パーキングポール76の支持軸76aと平行な軸方向(図9の左方向)への変位を抑制する。このように、ストッパ面を合わせ面と同一平面上に設ける構成とした場合は、製造が容易である。
パーキングポール76の一側面は、支持軸76aと平行な軸方向に対して直交するとともに第一ストッパ面24c1に対向した第一対向面76f1を有する(図5示)。パーキングポール76が規制位置にある場合、支持軸76aの軸方向から見て、第一対向面76f1は、第一ストッパ面24c1の全て(全面)に対向する様に構成される(図5示)。この構成により、パーキングポール76が規制位置にある場合、第一ストッパ面24c1は、パーキングポール76の支持軸76aと平行な軸方向(図9の右方向)への変位を効果的に抑制することができる。
パーキングポール76の他側面は、支持軸76aと平行な軸方向に対して直交するとともに第二ストッパ面23d1に対向した第二対向面76f2を有する(図6示)。パーキングポール76が規制位置にある場合、支持軸76aの軸方向から見て、第二対向面76f2は、第二ストッパ面23d1の全て(全面)に対向する様に構成される(図6示)。この構成により、パーキングポール76が規制位置にある場合、第二ストッパ面23d1は、パーキングポール76の支持軸76aと平行な軸方向(図9の左方向)への変位を効果的に抑制することができる。
次に、パーキングロック装置7の作動について説明する。パーキングロック装置7が規制解除位置にある場合、作動レバー72の規制解除溝72bが、ディテント部材73の係止部73bと係合することにより保持されている。この時、ロッド部材74が前方に位置しているため、カムメンバ74dはカム受け75によって保持され、パーキングポール76の傾斜面76cの下側角部はカムメンバ74dの小径部74d2上に当接している。したがって、パーキングポール76は上方へ回動しておらず、パーキングギヤ58と係合していないため、メインシャフト5はハウジング2に対して回転可能な状態にある。
車両が駐車状態となり、運転者によってシフトレバーSLがパーキング位置へ操作されると、作動レバー72が、回動される。作動レバー72は、ディテント部材73を撓ませて移動し、規制溝72cがディテント部材73の係止部73bと係合するまで揺動する。作動レバー72の回動によりロッド部材74が軸方向後方に移動すると、カムメンバ74dがカム受け75のカム受け面に乗り上げ、ロッド部材74が揺動する。
それとともに、パーキングポール76の摺端部76b即ち傾斜面76cが、カムメンバ74dのカム面74d3に乗り上げていく。これによって、パーキングロック装置7が規制位置に到達し、最終的に、カムメンバ74dの大径部74d1がカム受け75のカム受け面を乗り越えて、カム受け75にて保持されて、パーキングポール76の摺端部76b即ち傾斜面76cの下側角部がカムメンバ74dの大径部74d1と当接する(図2示)。
このため、カムメンバ74dにより押圧されたパーキングポール76の係止突部76dが、パーキングギヤ58のロック歯部58aと係合し、メインシャフト5をハウジング2に対し固定する(図2示、図5示、図6示)。
パーキングポール76の位置を規制位置と規制解除位置とで切り替える駆動機構には、シフトレバーSL、連結アーム77、連結軸78、作動レバー72、ロッド部材74、カムメンバ74dが相当する。
なお、駆動機構である作動レバー72の回動にてロッド部材74が軸方向後方に移動する際には、パーキングポール76には、傾斜面76cに対するカムメンバ74dのカム面74d3によるカム作用にて、支持軸76a回りに上方へ回動する第一トルクが作用する。
シフトレバーSLがパーキング位置へ操作された場合に、パーキングギヤ58のロック歯部58aの位置が適当でなく、パーキングポール76の係止突部76dと係合しない場合には、付勢スプリング74eが撓んでカムメンバ74dが後方へと移動することはない。これにより、カムメンバ74dがカム受け75のカム受け面に乗り上げることなく、また、パーキングポール76の摺端部76bが、カムメンバ74dのカム面74d3に乗り上げることもない。カムメンバ74dは、駐車中の車両が僅かに移動して、パーキングギヤ58が回転し、ロック歯部58aとパーキングポール76の係止突部76dとが係合するまでロッド部材74上を移動することはない。
前述の作動レバー72の回動により生じた第一トルクの作用に伴う、支持軸76aと平行な軸方向、即ち図9の右方向へのパーキングポール76の変位は、第一ストッパ部24cにて規制される(図9示)。
また、パーキングポール76に車輪10側から作用する第二トルクは、車両が坂道に駐車した場合に発生し、登り坂と下り坂とでは、車輪10からメインシャフト5及びパーキングギヤ58を介してパーキングポール76に作用する第二トルクの方向は反対方向となる。
従って、この第二トルクの作用に伴う支持軸76aと平行な軸方向、即ち図9の左方向及び右方向へのパーキングポール76の変位に対しても、剛性を確保して、パーキングポール76の相対する両側の側方からパーキングポール76を支持することが望まれる。また、本願のパーキングロック装置を商用車に適用する場合は、積載時に車載重量が増加するため、第二トルクは、より高トルク化する。
車輪10側から作用する第二トルクにより、支持軸76aと平行な軸方向、即ち図9の左方向及び右方向へのパーキングポール76の変位は、前述の第一ストッパ部24c及び第二ストッパ部23dにより規制される(図9示)。即ち、第一ストッパ部24c及び第二ストッパ部23dにて、パーキングポール76は、パーキングポール76の相対する両側の側方から支持される。
本実施形態によれば、パーキングロック装置7のロッド部材74は、軸方向への入力が加えられる前端部74aとカムメンバ74dのカム面74d3との間において、リバースアイドラギヤ56を回転軸方向に貫通している。これにより、ロッド部材74とリバースアイドラギヤ56との干渉を避けられるとともに、ロッド部材74をリバースアイドラギヤ56の外周面よりも半径方向外方に配置する必要がなく、コンパクトな変速機1にすることができる。
また、パーキングロック装置7は、ハウジング2の内壁に固定されたリバースアイドラプレート71を有している。リバースアイドラプレート71は、リバースアイドラギヤ56と回転軸方向に対向するように位置するとともにハウジング2の内壁に締め付けられる固定部71aと、固定部71aから突出した円筒形状の軸部71bと、を具備している。軸部71bにはロッド部材74が貫通しており、軸部71bの外周面にはリバースアイドラギヤ56が回転可能に取り付けられている。これにより、ハウジング2内にリバースアイドラギヤ56が回転可能に取り付けられるとともに、ロッド部材74がリバースアイドラギヤ56を回転軸方向に貫通している構成を容易に形成することができる。
また、パーキングロック装置7は、ハウジング2に固定され、ロッド部材74のカムメンバ74dを軸方向に移動可能に保持するカム受け75を有している。カム受け75には、ロッド部材74の円周上において、パーキングポール76と摺接する部位に対向する位置において当接するようにカム受け面が形成されている。
これにより、ロッド部材74が軸方向に移動すると、カム受け75に形成されたカム受け面によって、ロッド部材74がパーキングポール76に向けて付勢される。これとともに、ロッド部材74のカムメンバ74dに形成されたカム面74d3によって、パーキングポール76がパーキングギヤ58に向けて押圧される。従って、ハウジング2内におけるロッド部材74の軸方向への移動量が限られていても、パーキングポール76の移動量を増大させて、パーキングギヤ58に対して確実に係合させることができる。
また、パーキングロック装置7は、ハウジング2に対し回動可能に取り付けられた作動レバー72を有している。作動レバー72上に形成され、作動レバー72が回動することにより搖動する後方上端部72dは、ロッド部材74の前端部74aに連結されている。これにより、作動レバー72の回転中心である回動軸部72aと後方上端部72dとの間の距離を変化させることにより、ロッド部材74の軸方向への移動量を増大させることができる。
<他の実施形態>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。
上述の実施形態は伝達経路上ドライブギヤ31、カウンタドリブンギヤ41で減速した後、各ドリブンギヤ51、52、53、54、55、リバースアイドラギヤ56、リバースギヤ57、カウンタドリブンギヤ41、各カウンタギヤ42,43,44,45、46、47で変速段を形成する所謂インプットリダクション形式の変速機であるが、本発明はインプットシャフト3とカウンタシャフト4との間で変速段を形成した後に、カウンタシャフトとメインシャフト5との間で減速を行なうアウトプットリダクション形式の変速機でも適用可能である。
本発明に係るパーキングギヤ58は、メインシャフト5と常時連動して回転すれば足りるものであることから、上述のアウトプットリダクション形式の変速機では、パーキングギヤ58をメインシャフト5またはカウンタシャフト4上に一体的に設けても良いことは明らかである。
本発明に係るパーキングロック装置7は、内燃機関を動力源とした車両、HV(ハイブリッド車)、EV(電気自動車)、自動運転の車両等に利用可能である。
本発明に係るパーキングロック装置7は、変速機に限ることなく、EV(電気自動車)車両等に用いられる変速機能を有しない減速機にも適応できる。
本発明に係る動力伝達装置は、前進6速、後退1速の変速段を有する変速機に限られず、任意の変速段数を有する構成にすることができる。
また、本発明に係る動力伝達装置は、フォークシャフトを手動で作動させる手動変速機にも適用可能である。
パーキングポール76の支持軸76aの軸方向への変位を抑制するストッパ部として、第一ストッパ部24cと第二ストッパ部23dを設けてパーキングポール76の相対する両側の側方から支持する例を示した。なお、駆動機構の作動即ち作動レバー72の回動により生じた第一トルクの作用に伴うパーキングポール76の支持軸76aの軸方向への変位を抑制するには、第一ストッパ部24cにて達成することができることは、明らかである。従って、本発明のストッパ部には、第一ストッパ部24cが少なくとも含まれることは明らかである。
ストッパ部は、第一ストッパ部及び第二ストッパ部の一方のみで構成されてもよい。
ストッパ面は、軸方向に直交する平面でなくてもよい。例えば、ストッパ面は軸方向に弧状に突出した凸弧状(例えば、球面状)であってもよい。
ストッパ部は、リブと別に設けられてもよい。
ストッパ面と合わせ面が、同一平面上であるため、製造が容易である。なお、ストッパ面と合わせ面が、同一平面上になくともよい。
ハウジングは、上記に限らず、複数のハウジングで形成されてもよい。
(実施形態の効果)
上述のように、本発明の実施形態に係るパーキングロック装置7によれば、車輪10に回転を伝達するとともに車輪10と常時連動して回転する動力伝達装置1の出力軸5と、動力伝達装置1を収容するとともに出力軸5を回転可能に支持するハウジング2と、ハウジング2内に設けられて、出力軸5と常時連動して回転するパーキングギヤ58と、出力軸5と平行にハウジング2に設けられた支持軸76aと、支持軸76a回りに回動可能に支持され、パーキングギヤ58と係合して出力軸5の回転を規制する規制位置とパーキングギヤ58から離脱して出力軸5の回転を許容する規制解除位置との間で移動可能に構成された係止部材76と、係止部材76の位置を規制位置と規制解除位置とで切り替える駆動機構72、74、74d、77、78、SLと、ハウジング2から係止部材76に向けて支持軸76aと平行な軸方向に突出するようにハウジング2に設けられて、係止部材76の軸方向への変位を抑制するストッパ部23d、24cと、を備える。
これにより、係止部材76の軸方向への変位を抑制するストッパ部23d、24cは、ハウジング2から係止部材76に向けて軸方向に突出するようにハウジング2に設けられることにより、部品点数を増加することなく係止部材76を側方より支持できる。また、係止部材76の軸方向への変位に対するストッパ部23d、24cの支持力(剛性)は、ストッパ部23d、24cがすでに軸方向の突出長さ(厚み)を有しかつハウジング2から軸方向に支持される構成であるため、押さえ板よりも容易に向上させることができる。
上述のように、本発明の実施形態に係るパーキングロック装置7によれば、ストッパ部23d、24cは、その突出端に支持軸76aの軸方向に対して直交する平面で構成されるストッパ面23d1、24c1を備える。これにより、ストッパ部23d、24cと係止部材76との接触面圧の低減が可能となる。
上述のように、本発明の実施形態に係るパーキングロック装置7によれば、ストッパ部24cは、ハウジング2に形成されたリブ24dに支持軸76aの軸方向へ重ねて設けられる。これにより、ストッパ部24cは、リブ24dの配置位置を共用化できるため、ケース内部の空間を有効活用しながらストッパ部24cの剛性を確保できる。
上述のように、本発明の実施形態に係るパーキングロック装置7によれば、ハウジング2は軸方向に並んで配置された第一ハウジング24と第二ハウジング23を有し、ストッパ部は第一ストッパ部24cと第二ストッパ部23dを有して、第一ストッパ部24cは、第一ハウジング24に設けられて係止部材76に向けて支持軸76aの軸方向の第一方向に突出し、第二ストッパ部23dは、第二ハウジング23に設けられて第一方向とは反対方向である第二方向に突出する。これにより、第一ストッパ部24c及び第二ストッパ部23dにて、係止部材76を係止部材76の相対する両側の側方から支持できる。従って、係止部材76に車輪10側からトルクが作用する場合、例えば、車両が登り坂または下り坂の場合の両方の坂道に駐車した状態において、係止部材76がその側方片側のみならず側方両側へ変位する様な場合即ちパーキングポール76が規制位置にある場合でも、係止部材76をその側方の両側から支持できる。また、第一ストッパ部24cは第一ハウジング24から突出するように第一ハウジング24に設けられ、第二ストッパ部23dは第二ハウジング23から突出するように第二ハウジング23に設けられた構成によって、剛性の確保が容易であるため、駆動機構72、74、74d、77、78、SLから係止部材76に作用する第一トルクよりも高トルクである係止部材76に車輪10側から作用する第二トルクに対しても、対応可能である。
実施形態のストッパ部24c、23dは、係止部材76をその移動する規制解除位置から規制位置まで全域にわたって、係止部材76を支持するように構成されている。つまり、ストッパ部24c、23dは、係止部材76に対してガイド機能と支持機能を備えている。
なお、複数の実施の形態が存在する場合、特に記載がある場合を除き、各々の実施の形態の特徴部分を適宜組合せることが可能であることは、明らかである。
1 変速機(動力伝達装置)、2 ハウジング、5 メインシャフト(出力軸)、7 パーキングロック装置、10 車輪、23 第一リヤケース(第二ハウジング)、23d 第二ストッパ部(ストッパ部)、23d1 第二ストッパ面(ストッパ面)、24 第二リヤケース(第一ハウジング)、24c 第一ストッパ部(ストッパ部)、24c1 第一ストッパ面(ストッパ面)、24d リブ、58 パーキングギヤ、71g ボス、72 作動レバー(駆動機構)、74 ロッド部材(駆動機構)、74d カムメンバ(駆動機構)、76 パーキングポール(係止部材)、76a 支持軸、77 連結アーム(駆動機構)、78 連結軸(駆動機構)、SL シフトレバー(駆動機構)。

Claims (4)

  1. 車輪に回転を伝達するとともに前記車輪と常時連動して回転する動力伝達装置の出力軸と、
    前記動力伝達装置を収容するとともに前記出力軸を回転可能に支持するハウジングと、
    前記ハウジング内に設けられて、前記出力軸と常時連動して回転するパーキングギヤと、
    前記出力軸と平行に前記ハウジングに設けられた支持軸と、
    前記支持軸回りに回動可能に支持され、前記パーキングギヤと係合して前記出力軸の回転を規制する規制位置と前記パーキングギヤから離脱して前記出力軸の回転を許容する規制解除位置との間で移動可能に構成された係止部材と、
    前記係止部材の位置を前記規制位置と前記規制解除位置とで切り替える駆動機構と、
    前記ハウジングから前記係止部材に向けて前記支持軸と平行な軸方向に突出するように前記ハウジングに設けられて、前記係止部材の前記軸方向への変位を抑制するストッパ部と、を備えたパーキングロック装置。
  2. 前記ストッパ部は、その突出端に前記軸方向に対して直交する平面で構成されるストッパ面を備えた請求項1に記載のパーキングロック装置。
  3. 前記ストッパ部は、前記ハウジングに形成されたリブに前記軸方向へ重ねて設けられた請求項1または2に記載のパーキングロック装置。
  4. 前記ハウジングは前記軸方向に並んで配置された第一ハウジングと第二ハウジングを有し、前記ストッパ部は第一ストッパ部と第二ストッパ部を有して、
    前記第一ストッパ部は、前記第一ハウジングに設けられて前記係止部材に向けて前記軸方向の第一方向に突出し、
    前記第二ストッパ部は、前記第二ハウジングに設けられて前記第一方向とは反対方向である第二方向に突出する請求項1乃至3のうちのいずれか一項に記載のパーキングロック装置。
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