JP2020153021A - ウェアラブル機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】被覆材を介してセンサを着脱可能とすることにより、ウェアラブル機器を水洗い可能とし、ウェアラブル機器の臭いや汚れ、及び、汗によるセンサの検知精度の低下を防止することができ、かつ、汗を被覆材で吸収することのできる、ウェアラブル機器を提供する。【解決手段】ヘルメット6は、使用者の状態を検知するセンサである生体情報取得部21と、センサの検知部を被覆する被覆材11と、を備え、センサは、被覆材11に設けられるとともに被覆材11を介して使用者の状態を検知し、被覆材11は、ヘルメット6に対して着脱可能に設けられる。【選択図】図3

Description

本発明は、センサを備えたウェアラブル機器に関する。
従来、各種センサを備えるヘルメット等からなるウェアラブル装置(携帯装置)をネットワークで接続した情報管理システムが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2019−36071号公報
上述の特許文献1には、ヘルメットのヘッドバンドに、ユーザーの体温等を検知するための生体情報センサを装着する技術が記載されている。しかし、この方式ではヘッドバンドに対してセンサが着脱不能に取付けられているため、ヘッドバンドを水洗いすることが出来なかった。このため、ヘッドバンドの臭いや汚れの原因になるとともに、汗によるセンサの検知精度の低下の要因となっていた。また、常にヘッドバンドと額が接するため、汗で蒸れるという問題があった。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、ウェアラブル機器に対して被覆材を介してセンサを着脱可能とすることにより、ウェアラブル機器を水洗い可能とし、ウェアラブル機器の臭いや汚れ、及び、汗によるセンサの検知精度の低下を防止することができ、かつ、汗を被覆材で吸収することのできる、ウェアラブル機器を提供することを目的としている。
本発明は、前述の課題解決のために、以下のウェアラブル機器を構成した。
(1)使用者が身体に装着して使用するウェアラブル機器であって、使用者の状態を検知するセンサと、前記センサの検知部を被覆する被覆材と、を備え、前記センサは、前記被覆材に設けられるとともに前記被覆材を介して使用者の状態を検知し、前記被覆材は、前記ウェアラブル機器に対して着脱可能に設けられる、ウェアラブル機器。
(2)前記センサの検知部は、前記被覆材において使用者の側に露出する面と反対側の面に着脱可能とされる、(1)に記載のウェアラブル機器。
(3)前記被覆材における使用者の側に露出する面と反対側の面に収納部が設けられ、前記センサの少なくとも一部は、前記収納部に収容される、(2)に記載のウェアラブル機器。
(4)前記被覆材が通気性素材である、(1)から(3)の何れか一に記載のウェアラブル機器。
(5)前記被覆材がメッシュ生地であり、前記センサが前記使用者の体温を検知する、(1)から(4)の何れか一に記載のウェアラブル機器。
(6)前記センサによる検知結果から、使用者の熱中症の危険性を判断する、(1)から(5)の何れか一に記載のウェアラブル機器。
(7)前記センサが、使用者の額皮膚温度を検知する、(1)から(6)の何れか一に記載のウェアラブル機器。
(8)前記センサが前記ウェアラブル機器に対して着脱可能に設けられる、(1)から(7)の何れか一に記載のウェアラブル機器。
本発明に係るウェアラブル機器によれば、ウェアラブル機器に対して被覆材を介してセンサを着脱可能とすることにより、ウェアラブル機器を水洗い可能とし、ウェアラブル機器の臭いや汚れ、及び、汗によるセンサの検知精度の低下を防止することができ、かつ、汗を被覆材で吸収することが可能となる。
本実施形態に係るウェアラブル機器が用いられる相互見守りシステムの構成を示すブロック図。 検知部の具体的構成を示すブロック図。 使用者が装着するウェアラブル機器を示す側面図。 ウェアラブル機器を示す底面図。 被覆材を示す斜視図。 被覆材を装着する際のウェアラブル機器を示す底面図。 ウェアラブル機器において被覆材を装着した状態を示す部分断面図。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。図1は、本実施形態に係るウェアラブル機器の一例であるヘルメット6が用いられる相互見守りシステム1の構成を示すブロック図、図2は検知部2等の具体的構成を示すブロック図、図3は、相互見守りシステム1の使用者(以下、単に「使用者」と記載する)が装着するヘルメット6を示す側面図である。
相互見守りシステム1は、図1に示すように、複数の使用者がそれぞれ携帯する見守りユニットUで構成される。相互見守りシステム1は、使用者の何れかに異常(本実施形態においては熱中症の危険性の上昇)が生じた場合に、相互見守りシステム1の使用者に異常の発生、及び、異常が発生した使用者を報知するように構成されている。なお、相互見守りシステム1で検知する使用者の異常は、熱中症の危険性の上昇に限定されることはなく、他の体調不良等を検知する構成とすることも可能である。
図1においては、四人の使用者がそれぞれ携帯する見守りユニットU1〜U4を示している。なお、相互見守りシステム1において、使用者及び見守りユニットUは複数であればよく、その数は限定されるものではない。本実施形態における見守りユニットUは図3に示す如く、使用者が装着するウェアラブル機器の一例であるヘルメット6として構成されている。それぞれの見守りユニットUは構成及び機能が同じであるため、以下では見守りユニットU1について説明し、他の見守りユニットU2〜U4については詳細な説明を省略する。
図1に示す如く、見守りユニットU1を構成するヘルメット6は、検知部2と、通信部4と、第一の報知部である報知ランプ7と、第二の報知部である特定ランプ8と、を備えている。検知部2及び通信部4は、図3から図5に示す如くヘルメット6に設けられたケースCの内部に収容されている。検知部2は、見守りユニットU1を携帯している使用者の異常を検知する。通信部4は、使用者の何れかに異常が発生した旨の異常発生情報を、通信回線10等を介して送受信する。第一の報知部である報知ランプ7は、使用者の何れかに異常が発生した旨を、見守りユニットU1を携帯している使用者に報知する。第二の報知部である特定ランプ8は、見守りユニットU1を携帯している使用者に異常が発生した旨を周囲に報知し、異常が生じた者を特定させる。
図1及び図2に示す如く検知部2は、生体情報取得部21及び環境情報取得部22と、見守り制御部3と、を備える。生体情報取得部21及び環境情報取得部22は、ヘルメット6に備えられて使用者の生体情報及び環境情報に関するデータを検出する各種センサである。生体情報取得部21は図3から図6に示す如く配線21aを備えており、この配線21aを介してケースC内の検知部2と接続されている。ケースCはヘルメット6に対して着脱可能とされている。見守り制御部3は、アプリケーションプログラム(熱中症危険度算出プログラム)がインストールされた制御部である。熱中症危険度算出プログラムは見守り制御部3における各構成要素が備える記憶部に記憶される。
生体情報取得部21及び環境情報取得部22は、図3に示す如く、工場や工事現場あるいは山林等で作業する作業者等である使用者が頭部に装着するヘルメット6に設けられている。なお、ウェアラブル機器として、ヘルメット6とは異なる他の物品(例えば、使用者が身に着ける、帽子、リストバンド、時計、メガネ、ネックレス、ベルト、カバン、靴、被服、下着、オムツ等)を採用することも可能である。高温条件化で汗を多くかく状況下においては、蒸れが問題となるヘルメット6をウェアラブル機器として採用することが好ましい。
本実施形態においては図3から図5に示す如く、生体情報取得部21はヘルメット6のヘッドバンド61の前部に取付けられた被覆材11に設けられる。生体情報取得部21は使用者の生体情報を所定の計測時間毎に取得する。本実施形態における生体情報取得部21は、使用者の額皮膚温度を測定する皮膚表面温度センサであり、使用者の額皮膚温度に関する生体情報を1分毎に取得する。
なお、生体情報取得部21において、使用者の額以外の箇所における皮膚接触温度又は体内温度等の温度を取得し、使用者の脈波(心拍)、脳波、又は血流等、他の様々の情報を取得し、又は、これらを組み合わせることにより、生体情報として使用することも可能である。ただし、熱中症の発症リスクとの相関性の高さから、生体情報として使用者の体温を、温度センサを用いて取得する構成が好ましい。また、危険を伴う作業を行う作業者にとって、体内に器具を入れる必要がないという安全性の観点、及び、測定の容易性の観点から、使用者が身に着けるウェアラブル機器に皮膚表面温度センサを設けて使用者の体温を取得する構成がより好ましい。加えて、熱中症の影響が最も大きい脳に近い部分で生体情報を測定するという観点より、使用者の体温はヘルメット6の額部分に接触温度センサを設けて皮膚接触温度を測定する構成がより好ましい。また、生体情報取得部21における測定機能は、作業者の熱中症危険度測定用以外にも、アスリートのパフォーマンス測定用や、病院における高齢者や乳幼児の体調管理用等に用いる構成とすることも可能である。赤外線センサ又は超音波センサを用いて生体情報取得部21を構成することも可能である。
本実施形態において、環境情報取得部22はヘルメット6に設けられたケースCの内部に収容されており、使用者の周囲における環境情報を所定の計測時間毎に取得する。本実施形態における環境情報取得部22は、外気温を1分毎に取得する温度センサ、及び外湿度を1分毎に取得する湿度センサ等で構成されている。
環境情報取得部22は、取得した外気温と外湿度とから、暑さ指数として知られているWBGT指数(湿球黒球温度)の近似値(以下、単に「WBGT」と記載する)を1分毎に算出している。WBGT指数とは、人体が受ける熱ストレスの大きさを、気温・湿度・風速・輻射熱を考慮して指数化したものであり、この値が大きい場合には、作業やスポーツを休止することが望ましいとされている。なお、環境情報取得部22において、外気温及び外湿度以外に、日射強度、天気、照度等を取得し、時刻や位置情報等の様々の情報を取得し、又は、これらを組み合わせることにより、環境情報として使用することも可能である。但し、測定の簡易性の観点から、環境情報は使用者の周囲の気温と湿度とに基づいて算出することが好ましい。
見守り制御部3は図2に示す如く、使用者点数算出部31と、判定点数算出部32と、判定部33と、を備え、各部は図示しない記憶部(メモリ等)及び演算部(CPU等)を具備する。以下、各部について具体的に説明する。
使用者点数算出部31は、生体情報取得部21で取得した使用者の生体情報(本実施形態においては使用者の額皮膚温度)と、環境情報取得部22で取得した環境情報(本実施形態においては使用者の周囲のWBGT)と、に基づいて、使用者点数を計測時間(1分)毎に算出する。
詳細には、使用者点数算出部31の記憶部には、生体情報取得部21で取得した生体情報データ(使用者の額皮膚温度)に対応して予め設定された点数(以下、「生体点数」と記載する)が記憶されている。また、使用者点数算出部31の記憶部には、環境情報取得部22で取得した環境情報データ(WBGT)に対応して予め設定された点数(以下、「環境点数」と記載する)が記憶されている。そして、使用者点数算出部31の演算部において、受信した生体情報データに対応する生体点数と、受信した環境情報データに対応する環境点数と、を足し合わせることにより、使用者点数を計測時間毎に算出するのである。
判定点数算出部32は、使用者点数算出部31で算出した使用者点数と、現在から過去に遡った経過時間毎に設定された時間係数と、から算出される値の累積により、判定点数を計測時間毎に算出する。
判定部33は、判定点数算出部32で算出した判定点数が予め設定した閾値を超えている否かを判定する。具体的には、判定点数が閾値未満であれば「安全」、判定点数が閾値以上であれば「危険」と判定するのである。判定部33が「危険」と判断した場合、検知部2は使用者に異常が発生した旨の異常発生情報を通信部4に送信する。
図1に示す如く、見守りユニットUにおける通信部4は、通信回線10を介して、他の見守りユニットUにおける通信部4との間でデータのやり取りを行う双方向通信機能を有している。相互見守りシステム1において、通信部4同士の通信には一対多数の広範囲無線通信が採用される。具体的に、通信部4同士の通信方法としてはBluetooth(登録商標)が採用される。通信部4同士の通信方法は、Wi−Fi(登録商標)、無線LAN、ZigBee(登録商標)、NFC等を採用することも可能である。通信部4同士の通信方法は、400m通信可能で、ブロードキャスト通信できるという観点よりBluetoothが好適である。
また、通信部4は、異常発生情報を報知ランプ7及び特定ランプ8に送信するための送信機能を有している。通信部4と報知ランプ7及び特定ランプ8との通信には一対一の近距離無線通信が採用される。具体的に、通信部4と報知ランプ7及び特定ランプ8との通信方法としては、通信部4同士の通信と同じくBluetoothが採用される。通信部4と報知ランプ7及び特定ランプ8との通信は、30m通信可能で、数mの範囲で省電力という観点よりANTを採用することも可能である。本実施形態においては、通信部4と報知ランプ7及び特定ランプ8との通信を無線とすることにより、見守りユニットUを使用する際に配線が邪魔になることを防止している。
第一の報知部である報知ランプ7、及び、第二の報知部である特定ランプ8は、LEDを用いた発光部材である。第一の報知部及び第二の報知部としては、発光部材以外にも、ブザー等の発声部材、バイブレーター等の発振部材、発熱部材、ディスプレイ等の表示部材、臭いの発生部材等を、単体により又は組み合わせて採用することが可能である。また、第一の報知部と第二の報知部とで報知方式が異なっていても差し支えない。本実施形態において、第一の報知部及び第二の報知部としては、音や振動の多い作業現場であっても認識可能な発光部材である報知ランプ7及び特定ランプ8が採用されている。
図3から図5に示す如く、報知ランプ7はヘルメット6を装着している使用者本人が視認できる箇所(本実施形態においては、ヘルメット6における庇の下面部分)に固定される。また、特定ランプ8はヘルメット6において他の使用者が視認しやすい箇所(本実施形態においては、ヘルメット6の後部)に固定される。
報知ランプ7は、使用者本人が視認できる箇所であれば、ヘルメット6以外の衣服等に固定することも可能である。また、特定ランプ8は、他の使用者が視認しやすい箇所であれば、ヘルメット6以外の衣服等に固定することも可能である。報知ランプ7及び特定ランプ8は、ヘルメット6以外の衣服等に固定することも可能である。報知ランプ7及び特定ランプ8の固定手段は、クリップ、螺子、面ファスナー、マグネット、両面テープ、スナップピン等何でも良いが、着け外しが容易なクリップを採用することが好適である。
報知ランプ7及び特定ランプ8の大きさは小型(20mm〜50mm×20mm〜60mm)のものが携帯性、着用性に優れるため好適である。また、報知ランプ7及び特定ランプ8の形状は丸型、多角形等何でも良く、特に配光、防水性、最小化という理由で丸形が好適である。
本実施例において、判定部33において「安全」と判断された場合、判定部33は使用者に異常(熱中症の危険性の上昇)は発生していないと判断し、異常発生情報を送信しない。この場合、何れの見守りユニットU1〜U4においても、報知ランプ7及び特定ランプ8は発光しない。
一方、判定部33において「危険」と判定された場合、判定部33は使用者に異常(熱中症の危険性の上昇)が発生したと判断し、通信部4に異常発生情報を送信する。同じ見守りユニットUにおける検知部2から異常発生情報を受信した通信部4は、見守りユニットU1における報知ランプ7と特定ランプ8、及び、他の見守りユニットU2〜U4における通信部4に異常発生情報を送信する。
見守りユニットU1において異常発生情報を受信した報知ランプ7と特定ランプ8とは、発光することにより使用者の熱中症の危険性が高まったことを報知する。見守りユニットU1の使用者は、自身が携帯する見守りユニットU1の報知ランプ7と特定ランプ8とが発光していることを視認することにより、自分の熱中症の危険性が高いことを認識する。
他の見守りユニットU2〜U4においては、見守りユニットU1における通信部4から異常発生情報を受信した通信部4が、報知ランプ7に異常発生情報を送信する。即ち、通信部4は、他の見守りユニットUにおける通信部4から通信回線10を介して異常発生情報を受信した場合、報知ランプ7のみに異常発生情報を送信する。そして、他の見守りユニットU2〜U4における報知ランプ7が発光することにより何れかの使用者の熱中症の危険性が高まったことを報知する。
見守りユニットU2〜U4の使用者は、自身の報知ランプ7が発光していること、及び、自身の特定ランプ8が発光していないことを視認することにより、自分以外の使用者において熱中症の危険性が高まったことを認識する。そして、見守りユニットU2〜U4の使用者は、見守りユニットU1の使用者の特定ランプ8が発光していることを視認することにより、熱中症の危険性が高い者を特定するとともに、当該使用者の熱中症の危険性が高まったことを認識する。
上記の如く、本実施形態に係る相互見守りシステム1によれば、熱中症の危険性がある者(見守りユニットU1の使用者)の周囲の者(見守りユニットU2〜U4の使用者)に対して、熱中症の危険性がある者の存在、及び、その者がいる場所を報知する構成としている。換言すれば、相互見守りシステム1においては、見守りユニットU1における通信部4と通信可能な位置(熱中症の危険性がある者の近傍)にいる他の見守りユニットU2〜U4の通信部4に異常発生情報を送信する構成としている。これにより、周囲の者による救助を促して、熱中症の危険性が高まった際に迅速かつ適切に救護活動を行うことを可能としている。
上記の如く、相互見守りシステム1においてウェアラブル機器の一例として使用者が身体に装着して用いられるヘルメット6は、使用者の状態を検知するセンサである生体情報取得部21と、生体情報取得部21の検知部を被覆する被覆材11と、を備えている。生体情報取得部21は、被覆材11に設けられるとともに被覆材11を介して使用者の状態を検知する。
図4から図7に示す如く、被覆材11は略矩形の布状部材である。図6に示す如く、被覆材11の一面(被覆材11をヘッドバンド61に巻き付けた際の内周面)には、四個の面ファスナーが係合部材12として設けられている。なお、係合部材12による係合方法は面ファスナーに限定されるものではなく、クリップやボタン等、他の係合方法を採用することも可能である。また、被覆材11の一面には、短手方向の中途部に、長手方向に沿って筒状に収納部13・13が組付けられている。図5及び図6に示す如く、収納部13・13の間隙は、被覆材11の中央部分に配置されている。
ヘルメット6において、被覆材11は柔軟性の高い素材であれば良く、例えばメッシュ生地、ゴアテックス(登録商標)、発泡ポリウレタン、銀繊維等の導電性素材等を採用することが可能である。本実施形態の如く、熱中症の危険性を測定する相互見守りシステム1にヘルメット6を用いる場合、皮膚接触面の冷却効果を高めるとともに、肌触り及び柔らかさを向上させる観点から、被覆材11として通気性メッシュ生地と発泡ポリウレタンの積層体を採用することが好ましい。また、発泡ポリウレタンの採用により、検知部と配線21aの厚みを緩和させ、ヘルメット6を身に着けた際に感じる違和感をなくすことが可能になる。
本実施形態において、生体情報取得部21及び被覆材11はヘルメット6に対して着脱可能に設けられている。具体的には図5から図7に示す如く、被覆材11をヘルメット6に取付ける場合には、生体情報取得部21及び配線21aを一方の収納部13(図5及び図6における右側の収納部13)に挿通し、収納部13・13の間隙から生体情報取得部21の検知部を表出させる。そして、図7に示す如く、被覆材11をヘルメット6のヘッドバンド61の前部に、生体情報取得部21が表出する面が内側になるように巻き付けて、対向する係合部材12・12を係合させる。これにより、被覆材11が生体情報取得部21とともにヘルメット6に取付けられる。逆に、被覆材11における係合部材12・12の係合を解除することにより、被覆材11が生体情報取得部21とともにヘルメット6から取り外し可能となる。
ヘルメット6は上記の如く、生体情報取得部21が設けられた被覆材11をヘッドバンド61から取り外すことを可能としている。このため、ヘルメット6の使用後にヘッドバンド61から被覆材11及び生体情報取得部21を取り外して、ヘッドバンド61を水洗いすることができる。即ち、ヘッドバンド61の臭いや汚れを抑制できるとともに、汗による生体情報取得部21の検知精度の低下を防止できる。
また、本実施形態においてはヘッドバンド61に被覆材11が取り付けられるため、汗を被覆材11で吸収して蒸れにくくすることが可能となる。さらに、ケースCをヘルメット6から取り外すことにより、ヘルメット6から生体情報取得部21を取り外すことができる。これにより、ヘルメット6を丸ごと水洗いすることも可能となる。また、ヘッドバンド61と額との間に被覆材11が介挿されるため、汗を被覆材11で吸収して蒸れにくくすることが可能となる。また、ヘッドバンドが締め付け機構を有している場合、ヘッドバンドを強く締める事で被覆材11がより額に密着するため、被覆材11の汗を吸収する効果が高まるとともに、検知部における検知精度も向上する。
また、ヘルメット6において、生体情報取得部21における検知部は、被覆材11において使用者の側に露出する面(被覆材11をヘッドバンド61に巻き付けた際の外周面)と反対側の面(同じく内周面)に着脱可能とされる。これにより、検知部と額との間に被覆材11が介挿され、被覆材11で汗を吸収できるため、汗による生体情報取得部21の検知精度の低下をさらに防止できる。また、被覆材11から生体情報取得部21を取り外すことにより、被覆材11を新しいものに交換したり、汚れた被覆材11を洗濯して再利用したりすることが可能となる。
また、ヘルメット6において、被覆材11をヘッドバンド61に巻き付けた際の内周面に収納部13・13が設けられている。そして、生体情報取得部21の一部である配線21aが収納部13に収容される構成としている。これにより、収納部13に挿入するだけで生体情報取得部21を被覆材11に設けることができるため、生体情報取得部21の被覆材11に対する脱着を容易に行うことが可能となる。なお、収納部13に、検知部を含めた生体情報取得部21の全てを収納する構成とすることも可能である。
また、本実施形態においては生体情報取得部21を被覆材11に設けた状態において、検知部と被覆材11とが直接接触する構成としている。即ち、使用者の皮膚と検知部との間には被覆材11のみが配置される構成であり、皮膚と検知部との距離が大きくならないため、生体情報取得部21による検知精度が低下することを防止できる。
また、本実施形態においては、生体情報取得部21の検知部を表出させる場合、粘着剤を塗布したシールを検知部の片面または両面に貼付することにより、検知部を被覆材11に固定する事ができる。これにより、検知部の位置ずれを防止することが可能になる。片面に粘着剤を塗布したシールで検知部を固定する場合は、検知部の全部または一部を覆った状態でシールを被覆材11に貼付ける。両面に粘着剤を塗布したシールで検知部を固定する場合は、被覆材11にシールの一方の粘着面を貼付け、シールの他方の粘着面に検知部を貼り付けて固定する。なお、検知部を固定することができれば、検知部の大きさ・形状に関係なく、任意のシールの大きさ・形状を選択することができる。
シールの基材はウレタン不織布、塩化ビニル、伸縮性綿布、スポンジシート、ウレタンフィルム、オレフィンフィルムなどを採用することができる。防水性、透湿性、通気性などの観点から、シールの基材にはウレタン不織布またはウレタンフィルムを採用することが好ましい。また、通気性を確保する目的で、シールにメッシュ状の穴を開けて使用することもできる。粘着剤にはアクリル樹脂、天然ゴム、合成ゴム、シリコーン樹脂などを採用することができ、透湿性、耐寒性、耐熱性、耐薬品性などの目的に応じて選ぶことができる。シールの接着剤は、被覆材11を交換、洗濯する際に、剥離可能となる接着強度であることが好ましい。
また、本実施形態において被覆材11は通気性素材で形成されている。これにより、皮膚接触面の冷却効果を高めて使用者の快適性を向上させている。さらに、被覆材11をメッシュ生地で形成し、生体情報取得部21が使用者の体温を検知する構成とすることが好ましい。これにより、被覆材11の通気性が向上して検知部付近の気温が下がるため、体温測定時に誤差を生じにくくすることができる。
1 相互見守りシステム 2 検知部
3 見守り制御部 4 通信部
6 ヘルメット(ウェアラブル機器)
7 報知ランプ 8 特定ランプ
10 通信回線 11 被覆材
12 係合部材 13 収納部
21 生体情報取得部 21a 配線
22 環境情報取得部 31 使用者点数算出部
32 判定点数算出部 33 判定部
61 ヘッドバンド U 見守りユニット

Claims (8)

  1. 使用者が身体に装着して使用するウェアラブル機器であって、
    使用者の状態を検知するセンサと、前記センサの検知部を被覆する被覆材と、を備え、
    前記センサは、前記被覆材に設けられるとともに前記被覆材を介して使用者の状態を検知し、
    前記被覆材は、前記ウェアラブル機器に対して着脱可能に設けられる、ウェアラブル機器。
  2. 前記センサの検知部は、前記被覆材において使用者の側に露出する面と反対側の面に着脱可能とされる、請求項1に記載のウェアラブル機器。
  3. 前記被覆材における使用者の側に露出する面と反対側の面に収納部が設けられ、
    前記センサの少なくとも一部は、前記収納部に収容される、請求項2に記載のウェアラブル機器。
  4. 前記被覆材が通気性素材である、請求項1から請求項3の何れか1項に記載のウェアラブル機器。
  5. 前記被覆材がメッシュ生地であり、前記センサが前記使用者の体温を検知する、請求項1から請求項4の何れか1項に記載のウェアラブル機器。
  6. 前記センサによる検知結果から、使用者の熱中症の危険性を判断する、請求項1から請求項5の何れか1項に記載のウェアラブル機器。
  7. 前記センサが、使用者の額皮膚温度を検知する、請求項1から請求項6の何れか1項に記載のウェアラブル機器。
  8. 前記センサが前記ウェアラブル機器に対して着脱可能に設けられる、請求項1から請求項7の何れか1項に記載のウェアラブル機器。

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