JP2020152286A - ワイパブレード - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイパブレードの大きさに関係なく、連結部材に対するバーティブラの抜け強度を十分に高めて、汎用性を向上させる。【解決手段】連結部材41とバーティブラ22との間に、バーティブラ22が連結部材41に対してワイパブレード10の長手方向に移動することを規制する凸部および凹部を設け、支持部材42とバーティブラ22との間に、バーティブラ22が連結部材41に対してワイパブレード10の払拭方向に移動することを規制する保持爪HNを設けている。これにより、連結部材41に対してバーティブラ22がその長手方向およびワイパブレード10の払拭方向に移動することが規制される。したがって、ワイパブレード10の大きさに関係なく、連結部材41に対するバーティブラ22の抜け強度を十分に高めることができ、ひいては汎用性を向上させることが可能となる。【選択図】図4

Description

本発明は、駆動源により揺動されるアームに連結され、払拭面を払拭するワイパブレードに関する。
従来、自動車等の車両にはワイパ装置が搭載されている。ワイパ装置は、車室内に設けられたワイパスイッチをオン操作することで作動する。これにより、払拭面に付着した雨水や埃等の付着物が払拭されて良好な視界が確保される。このようなワイパ装置は、駆動源により揺動されるアームと、アームに連結されるワイパブレードと、を備えている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載されたワイパブレードは、アームに連結される連結部材と、連結部材の長手方向両側に設けられる一対のホルダカバーと、ホルダカバーの長手方向に沿う連結部材側とは反対側に装着されるキャップと、連結部材および一対のホルダカバーに保持されるブレードラバーと、ブレードラバーに装着される一対のバーティブラと、を有している。
そして、連結部材には、4つの爪部および4つのバーティブラ当接部が設けられ、これらの爪部およびバーティブラ当接部により、一対のバーティブラを含むブレードラバーが連結部材に保持されている。また、バーティブラの長手方向両側にそれぞれキャップを固定することで、連結部材に対するバーティブラの長手方向への移動が阻止される。つまり、一対のキャップは、連結部材に対するバーティブラの抜け止め機能を備えている。
特開2018−083459号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載されたワイパブレードによれば、連結部材に対するバーティブラの抜け強度が、バーティブラに対するキャップの固定強度に依存している。したがって、ブレードラバーの交換の度にキャップを外すことに起因(キャップの摩耗や変形等に起因)して、バーティブラに対するキャップの固定強度が低下すると、ワイパブレードの作動時に作用する遠心力でキャップが外れ易くなるといった問題が発生する可能性があった。
この場合、小型車両用の小型のワイパブレードであれば、バーティブラも小型であってその質量も小さく、上述のような問題は起こり難い。その一方で、大型車両用の大型のワイパブレードでは、バーティブラも大型となってその質量も大きくなり、上述のような問題が起こり易くなる。
本発明の目的は、ワイパブレードの大きさに関係なく、連結部材に対するバーティブラの抜け強度を十分に高めて、汎用性を向上させることが可能なワイパブレードを提供することにある。
本発明の一態様では、駆動源により揺動されるアームに連結され、払拭面を払拭するワイパブレードであって、前記アームに連結される連結部材と、前記連結部材に対して前記ワイパブレードの払拭方向に移動不能に装着された支持部材と、前記連結部材および前記支持部材に装着され、所定の曲率で湾曲されたバーティブラと、前記支持部材に支持される本体部および前記払拭面に接触するリップ部を備えたブレードラバーと、前記連結部材と前記バーティブラとの間に設けられ、前記バーティブラが前記連結部材に対して前記ワイパブレードの長手方向に移動することを規制する第1移動規制部と、前記支持部材と前記バーティブラとの間に設けられ、前記バーティブラが前記連結部材に対して前記ワイパブレードの払拭方向に移動することを規制する第2移動規制部と、を有していることを特徴とする。
本発明の他の態様では、前記第1移動規制部および前記第2移動規制部が、前記ワイパブレードの長手方向の異なる位置にそれぞれ設けられていることを特徴とする。
本発明の他の態様では、前記第1移動規制部は、前記連結部材に設けられ、前記ワイパブレードの払拭方向に突出した凸部と、前記バーティブラに設けられ、前記ワイパブレードの払拭方向に窪んで前記凸部が係合される凹部と、を備えていることを特徴とする。
本発明の他の態様では、前記第2移動規制部は、前記支持部材に設けられ、前記バーティブラを前記ワイパブレードの払拭方向両側から保持する保持爪を備えていることを特徴とする。
本発明の他の態様では、前記支持部材に、前記本体部を前記払拭面に向けて押圧する天井壁が設けられていることを特徴とする。
本発明の他の態様では、前記支持部材は、一対の平板部と、前記一対の平板部を連結する橋渡し部と、を備え、前記一対の平板部は、前記連結部材の側壁に対して嵌合することで前記ワイパブレードの払拭方向に移動不能に装着されていることを特徴とする。
本発明によれば、連結部材とバーティブラとの間に、バーティブラが連結部材に対してワイパブレードの長手方向に移動することを規制する第1移動規制部を設け、支持部材とバーティブラとの間に、バーティブラが連結部材に対してワイパブレードの払拭方向に移動することを規制する第2移動規制部を設けている。
これにより、連結部材に対してバーティブラがその長手方向およびワイパブレードの払拭方向に移動することが規制される。したがって、ワイパブレードの大きさに関係なく、連結部材に対するバーティブラの抜け強度を十分に高めることができ、ひいては汎用性を向上させることが可能となる。
本発明に係るワイパブレードの斜視図である。 図1のA矢視図である。 図1のB−B線に沿う断面図である。 図1のC−C線に沿う断面図である。 図1のD−D線に沿う断面図である。 図1のE−E線に沿う断面図である。 バーティブラの詳細を示す斜視図である。 (a),(b)は、バーティブラの湾曲状態を説明する模式図である。 連結部材を表側(ワイパアーム側)から見た斜視図である。 連結部材を裏側(フロントガラス側)から見た斜視図である。 支持部材を表側(ワイパアーム側)から見た斜視図である。 支持部材を裏側(フロントガラス側)から見た斜視図である。 (a),(b)は、バーティブラの連結部材への組み付け手順を説明する斜視図である。 支持部材の連結部材への組み付け手順を説明する斜視図である。 支持部材のバーティブラへの組み付け状態を説明する斜視図である。 (a),(b)は、実施の形態2のワイパブレードを説明する斜視図である。
以下、本発明の実施の形態1について図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明に係るワイパブレードの斜視図を、図2は図1のA矢視図を、図3は図1のB−B線に沿う断面図を、図4は図1のC−C線に沿う断面図を、図5は図1のD−D線に沿う断面図を、図6は図1のE−E線に沿う断面図を、図7はバーティブラの詳細を示す斜視図を、図8(a),(b)はバーティブラの湾曲状態を説明する模式図を、図9は連結部材を表側(ワイパアーム側)から見た斜視図を、図10は連結部材を裏側(フロントガラス側)から見た斜視図を、図11は支持部材を表側(ワイパアーム側)から見た斜視図を、図12は支持部材を裏側(フロントガラス側)から見た斜視図をそれぞれ示している。
図1に示されるワイパブレード10は、自動車等の車両のフロントガラス(払拭面)11を払拭するワイパ装置を形成するものである。このワイパブレード10は、ラバーホルダ20およびブレードラバー30を備えている。ラバーホルダ20は、ブレードラバー30を保持するもので、図中二点鎖線で示されるワイパアーム(アーム)12の先端部に設けられたU字状フック(図示せず)に、回動自在に連結されている。
ここで、ワイパアーム12の基端部は、ワイパモータ(駆動源)により揺動されるピボット軸(図示せず)に固定されている。これにより、ワイパアーム12およびワイパブレード10は、ワイパモータの駆動によって揺動され、フロントガラス11に付着した雨水や埃等が払拭される。
なお、ワイパモータとピボット軸との間には、ワイパモータの回転運動をピボット軸の揺動運動に変換するリンク機構(図示せず)が設けられている。ただし、ワイパアーム12の基端部を、揺動駆動されるワイパモータの出力軸に直接固定するタイプのもの(ダイレクトドライブ型)も存在する。
図1ないし図6に示されるように、ラバーホルダ20は、1つのメインホルダ40と、一対のサブホルダ21と、一対のバーティブラ22と、一対のキャップ23と、を備えている。そして、メインホルダ40は、図4ないし図6に示されるように、一対のバーティブラ22を保持するとともに、ブレードラバー30の本体部31を保持しており、さらにはワイパアーム12のU字状フックに回動自在に連結される。
また、一対のサブホルダ21は、図3に示されるように、一対のバーティブラ22を保持するとともに、ブレードラバー30の本体部31を保持しており、メインホルダ40の長手方向両側に設けられている。さらに、一対のキャップ23は、一対のサブホルダ21の長手方向に沿うメインホルダ40側とは反対側に設けられ、一対のバーティブラ22の端部に固定されている。これらのキャップ23は、サブホルダ21,バーティブラ22およびブレードラバー30の端部をそれぞれ覆い隠し、これによりワイパブレード10全体の見栄えを良くしている。
図3ないし図6に示されるように、ブレードラバー30は、メインホルダ40およびサブホルダ21のそれぞれに保持される本体部31と、フロントガラス11に接触されるリップ部32と、を備えており、本体部31とリップ部32との間にはネック部33が設けられている。ネック部33は、リップ部32よりも幅狭であって、リップ部32よりも柔軟性を有している。よって、ブレードラバー30の往路側および復路側(図中左右側)への移動により、リップ部32が傾動されて、フロントガラス11に付着した雨水や埃等が綺麗に払拭される。
ブレードラバー30は、ラバーホルダ20の長手方向全域に亘って設けられ、その断面形状は、ブレードラバー30の長手方向全域で略同じ形状となっている。具体的には、ブレードラバー30は、溶融されたゴム材料等を押し出し成形することで長尺に形成され、所定の長さに切断して使用される。
本体部31の幅方向両側、つまりブレードラバー30の払拭方向両側(図中左右側)には、ブレードラバー30の長手方向に沿って延びる一対の溝部34がそれぞれ設けられている。これらの溝部34には、メインホルダ40を形成する支持部材42の第1保持爪42dが入り込み、さらには、サブホルダ21の第2保持爪21eが入り込むようになっている。これにより、メインホルダ40およびサブホルダ21からのブレードラバー30の脱落が防止される。
図3および図6に示されるように、メインホルダ40およびサブホルダ21は、それぞれ一対のバーティブラ22を保持している。具体的には、バーティブラ22は、図7に示されるように、ステンレス鋼板等を棒状に打ち抜いて形成された板ばねであって、ラバーホルダ20(図1参照)の長手方向全域に亘って設けられている。すなわち、一対のバーティブラ22の長さ寸法は、ブレードラバー30の長さ寸法に略等しくなっている。
一対のバーティブラ22は、外力を付加していない自由状態において、予め所定の曲率に湾曲されている。具体的には、バーティブラ22の曲率は、フロントガラス11の曲率よりも小さい曲率に設定されている。これにより、リップ部32(図3参照)の長手方向全域を、フロントガラス11に密着させている。つまり、バーティブラ22の曲率をフロントガラス11の曲率よりも小さい曲率にすることで、ブレードラバー30の十分な払拭性能を確保している。
一対のバーティブラ22は、メインホルダ40を形成する連結部材41のバーティブラ保持部41fに保持されるとともに(図6参照)、サブホルダ21に設けられた一対のバーティブラ収容部21cに収容されている(図3参照)。また、一対のバーティブラ22には、メインホルダ40を形成する支持部材42の保持爪HNが装着されるようになっている(図4参照)。
ここで、サブホルダ21および支持部材42は、いずれも柔軟性を有するプラスチック材料等により形成されている。よって、サブホルダ21および支持部材42は、一対のバーティブラ22の湾曲形状に追従して容易に弾性変形可能となっている。
このように、一対のバーティブラ22のばね力は、サブホルダ21および支持部材42を介してブレードラバー30に伝達される。ここで、一対のバーティブラ22は、図3ないし図6に示されるように、ブレードラバー30の本体部31を、ブレードラバー30の払拭方向から挟むようにして、本体部31の両側に配置されている。これにより、ブレードラバー30および一対のバーティブラ22をそれぞれ略同じ長さ寸法としつつ、ブレードラバー30を一対のバーティブラ22の湾曲形状に倣って精度良く弾性変形されるようにしている。
ここで、一対のバーティブラ22は、弾性変形しない連結部材41のバーティブラ保持部41fに保持されるが、バーティブラ保持部41fのバーティブラ22の長手方向に沿う長さ寸法L1は、例えば10mm程度と短くなっている(図10参照)。さらには、バーティブラ保持部41fに対して、一対のバーティブラ22は、その長手方向に移動自在に保持されている。
したがって、バーティブラ22の弾性変形が、連結部材41によって阻害されることはない。言い換えれば、連結部材41は、バーティブラ22の弾性変形を許容しつつ、当該バーティブラ22を保持するようになっている。
ここで、一対のサブホルダ21の硬度および支持部材42の硬度は、それぞれ略同じ硬度に設定されている。これにより、図8(a)に示されるように、模式的に表したフロントガラス11の曲率半径Rに合わせて、バーティブラ22を精度良く湾曲させることができる。よって、バーティブラ22の湾曲形状に倣って湾曲されるブレードラバー30を、その長手方向全域において略均一に湾曲させることが可能となる。なお、図8(a)においては、ワイパブレード10(ブレードラバー30)が真っ直ぐな状態となっている。
ここで、仮に、支持部材42を省略すると、バーティブラ22の長手方向中央部分(図8(a)の中央部分)は、支持部材42に支持されず何にも規制されない状態となって曲がり過ぎることがある。この場合、バーティブラ22の湾曲形状に倣って湾曲されるリップ部32の長手方向中央部分が、フロントガラス11から浮いてしまうようなことが起こり、当該部分のフロントガラス11に対する密着性が低下して、払拭性能の低下を招くことがある。具体的には、フロントガラス11上にスジ状の拭き残しが発生する虞がある。
また、仮に、支持部材42を、バーティブラ22のばね力によって変形不可能な高硬度のプラスチック材料等により形成した場合には、バーティブラ22の長手方向中央部分(図8(b)の中央部分)が、高硬度の支持部材42によって真っ直ぐに保持されて、変形不可能な状態となる。これにより、図8(b)に示されるように、バーティブラ22の支持部材42の近傍が、真っ直ぐな状態のまま曲がらなくなってしまう。これにより、バーティブラ22に沿って設けられたリップ部32(図8(a)参照)の長手方向中央部分ではフロントガラス11に密着されるものの、リップ部32のその他の部分ではフロントガラス11から浮いてしまうようなことが起こる。よって、当該部分(図8(b)の網掛部分参照)のフロントガラス11に対する密着性が低下して、払拭性能の低下を招くことがある。
言い換えれば、支持部材42は、リップ部32の長手方向中央部分をフロントガラス11に密着させる重要な機能を備えている。
また、図7に示されるように、一対のバーティブラ22の長手方向中央部分には、所定の深さ寸法d(例えば3mm程度)および所定の幅寸法w(例えば7mm程度)に設定された凹部22aが設けられている。つまり、凹部22aは、ワイパブレード10の払拭方向(短手方向)に窪んで設けられている。この凹部22aには、ワイパブレード10を組み立てた状態において、連結部材41に設けられた凸部41g(図10参照)が入り込んで係合するようになっている。
これにより、バーティブラ22が連結部材41に対してワイパブレード10の長手方向に移動することが防止される。ここで、バーティブラ22の凹部22aは、本発明における第1移動規制部を構成している。
ここで、一対のサブホルダ21は、図1に示されるように、ラバーホルダ20の殆どの部分を占めており、ワイパブレード10の見栄えに大きく左右する部品となっている。具体的には、サブホルダ21は、図3に示されるように、略平板状に形成されたサブホルダ本体21aと、当該サブホルダ本体21aに一体に設けられたフィン部21bと、を備えている。
そして、サブホルダ21は、プラスチック等の高硬度の樹脂材料と、シリコーンゴム等よりなる低硬度の弾性材料と、を同時に押出成形することで、ブレードラバー30と同様に長尺に形成されている。このように、サブホルダ21は、サブホルダ本体21a(高硬度)とフィン部21b(低硬度)とからなる二色成形品となっている。
サブホルダ本体21aの内部には、一対のバーティブラ収容部21cが形成されている。これらのバーティブラ収容部21cは、サブホルダ本体21aの幅方向両側、つまりブレードラバー30の払拭方向両側にそれぞれ設けられている。そして、バーティブラ収容部21cの内部には、バーティブラ22が所定の隙間を介して収容されている。
これにより、バーティブラ22をバーティブラ収容部21cに対して容易に挿入することができ、ワイパブレード10の組み立て性向上が図られている。また、バーティブラ22は、バーティブラ収容部21c内で容易に滑ることができる。よって、バーティブラ22のばね力をブレードラバー30に効率良く伝達することができる。ここで、バーティブラ22は、サブホルダ本体21aをフロントガラス11に向けて押圧するため、バーティブラ収容部21c内でがたつくことがない。したがって、ワイパ装置の作動時において異音を発生することが抑えられている。
また、隣り合うバーティブラ収容部21cの間には、ブレードラバー30の本体部31が収容されるラバー収容溝21dが設けられている。このラバー収容溝21dは、一対のバーティブラ収容部21cに対して、略同じ高さ位置に設けられている。これにより、ブレードラバー30および一対のバーティブラ22をそれぞれ略同じ長さ寸法としつつ、ブレードラバー30を一対のバーティブラ22の湾曲形状に倣って精度良く弾性変形されるようにしている。
ラバー収容溝21dは、フロントガラス11側(リップ部32側)に開口しており、この開口部分には、サブホルダ本体21aの幅方向から互いに対向するようにして、一対の第2保持爪21eが設けられている。そして、これらの第2保持爪21eの先端部分は、ブレードラバー30に設けられた一対の溝部34にそれぞれ入り込んでいる。
フィン部21bは、サブホルダ本体21aに比して柔軟性を有しており、車両の走行時に走行風を受けるようになっている。これにより、ブレードラバー30のフロントガラス11からの浮き上がりを抑えて、高速走行時等における払拭性能の低下を防止している。したがって、フィン部21bの傾斜面SFは、車両の前方側(図中右側)に向けられている。
図9ないし図12に示されるように、ラバーホルダ20を形成するメインホルダ40は、ワイパアーム12(図1参照)のU字状フックに回動自在に連結される連結部材41と、当該連結部材41に対してワイパブレード10の払拭方向に移動不能に装着された支持部材42と、を備えている。
メインホルダ40は、ワイパブレード10の長手方向に延びる略長方形形状に形成され、連結部材41および支持部材42は、いずれもプラスチック等の樹脂材料を射出成形することで所定形状に形成されている。なお、連結部材41は、ワイパアーム12に連結されるため、バーティブラ22(図7参照)のばね力によって変形しない高硬度のプラスチック材料により形成されている。これに対し、支持部材42は、バーティブラ22のばね力によって弾性変形するように、柔軟性を有する低硬度のプラスチック材料により形成されている。
図9および図10に示されるように、連結部材41は、フロントガラス11側に開口されたベース部41aを備えている。ベース部41aは、ワイパブレード10の長手方向に延びるようにして略長方形形状に形成され、底壁41bおよび一対の側壁41cを備えている。ここで、一対の側壁41cは、ブレードラバー30の払拭方向に対して互いに対向しており、これによりベース部41aの短手方向(ワイパブレード10の払拭方向)に沿う断面形状は、図4ないし図6に示されるように略U字形状に形成されている。
図9に示されるように、ベース部41aの底壁41bには、中空のクリップ収容部41dが一体に設けられている。このクリップ収容部41dには、ワイパアーム12のU字状フックに固定されるクリップ部材(図示せず)が揺動自在に収容される。クリップ収容部41dは、一対の側壁41cにそれぞれ対応した一対の壁部41eを備えており、これらの壁部41eは、側壁41cの高さ寸法よりも大きい高さ寸法となっている。
一対の壁部41eの間には、鋼材よりなる円柱状の支持ピンPNが設けられ、この支持ピンPNには、クリップ部材が揺動自在に装着されるようになっている。ここで、クリップ部材には、U字状フックに設けられた係合穴に係合される係合爪(いずれも図示せず)が設けられ、これによりワイパブレード10はワイパアーム12に対して、ワンタッチで容易に連結可能となっている。なお、支持ピンPNは、連結部材41を射出成形する際に、一対の壁部41eに固定される。すなわち、支持ピンPNは、インサート成形により連結部材41に一体化されている。
図10に示されるように、一対の側壁41cの内側(底壁41b側)には、一対のバーティブラ保持部41fがそれぞれ設けられている。一対のバーティブラ保持部41fは、それぞれの側壁41cの長手方向に対して、所定の間隔Sを持って並べられ、その断面形状は、図6および図10に示されるように、略U字形状に形成されている。また、一方の側壁41cに設けられる一対のバーティブラ保持部41fおよび、他方の側壁41cに設けられる一対のバーティブラ保持部41fは、連結部材41の短手方向(ワイパブレード10の払拭方向)に対して互いに対向配置されている。
そして、これらのバーティブラ保持部41fは、連結部材41の内側(ブレードラバー30側)に向けて開口しており、バーティブラ保持部41fには、図6に示されるように、バーティブラ22が入り込んで装着される。ここで、バーティブラ22は、バーティブラ保持部41fに挟持されるのではなく、バーティブラ保持部41fに若干の隙間を介して入り込んでいる。これにより、バーティブラ22は、バーティブラ保持部41fに対して、ワイパブレード10の長手方向に移動可能となっている。
さらに、図10に示されるように、一対の側壁41cの長手方向に沿う一対のバーティブラ保持部41fの間には、凸部41gがそれぞれ設けられている。これらの凸部41gは、連結部材41の内側(ブレードラバー30側)に向けてそれぞれ突出されている。つまり、凸部41gは、ワイパブレード10の払拭方向に突出している。具体的には、凸部41gの大きさは、所定の高さ寸法H(例えば3mm程度)および所定の幅寸法L2(例えば7mm程度)に設定されている。
そして、連結部材41に設けられた一対の凸部41gは、一対のバーティブラ22の凹部22aにそれぞれ入り込んで係合するようになっている。なお、凸部41gと凹部22aとが互いに係合した状態のときに、バーティブラ22は、一対のバーティブラ保持部41fに完全に保持された状態となる(図6参照)。
これにより、一対のバーティブラ22が連結部材41に対してワイパブレード10の長手方向に移動することが防止される。ここで、連結部材41の凸部41gは、本発明における第1移動規制部を構成している。すなわち、バーティブラ22の凹部22aおよび連結部材41の凸部41gは、それぞれ連結部材41とバーティブラ22との間に設けられ、凹部22aおよび凸部41gのそれぞれが協働して、本発明における第1移動規制部を構成している。
また、連結部材41の短手方向に沿うバーティブラ保持部41fの間には、ブレードラバー30の本体部31と、支持部材42の橋渡し部42bおよび連結壁42c(図5および図6参照)と、がそれぞれ収容される収容溝41hが形成されている。これにより、一対のバーティブラ22の間に、ブレードラバー30の本体部31が配置される。
さらに、連結部材41の長手方向両側には、サブホルダ収容部41kがそれぞれ設けられている。サブホルダ収容部41kは、連結部材41の短手方向に広がる端壁41mを備え、当該端壁41mには、サブホルダ21の端部が突き当てられるようになっている。これにより、サブホルダ収容部41kにサブホルダ21の端部が収容されて、サブホルダ21の端部が覆い隠されて、ひいてはワイパブレード10の見栄えが向上している。
図11および図12に示されるように、支持部材42は一対の平板部42aを備えている。これらの平板部42aは、図2に示されるように、一対のサブホルダ21の間を閉塞するようにして設けられ、これにより、連結部材41の内側が外部に露出されることが防止される。すなわち、一対の平板部42aは、カバー部材としての機能を備えている。なお、支持部材42の短手方向(ワイパブレード10の払拭方向)に沿う一対の平板部42aの間には、ブレードラバー30が配置されている。
図11に示されるように、一対の平板部42aの連結部材41側には、それぞれ4つの保持爪HNが一体に設けられている。これらの保持爪HNは一対の突起部Tからなり、保持爪HNは、平板部42aの長手方向に所定間隔で配置されている。そして、保持爪HNを形成する一対の突起部Tは、ワイパブレード10を組み立てた状態において、一対のバーティブラ22を、ワイパブレード10の払拭方向(短手方向)両側からそれぞれ挟み込み、一対の突起部T(保持爪HN)から抜けないように保持している(図4参照)。
また、図6に示されるように、一対の平板部42aは、連結部材41のバーティブラ保持部41fが設けられた部分において、一対の側壁41cに対して嵌め合わされている。つまり、支持部材42は、連結部材41に対して、嵌合することで固定されている。したがって、ワイパブレード10を組み立てた状態において、支持部材42は連結部材41に対して、ワイパブレード10の払拭方向への移動が規制された状態となる。すなわち、支持部材42は、連結部材41に対して、ワイパブレード10の払拭方向にがたつくことなく固定される。
このように、支持部材42が連結部材41に対して、ワイパブレード10の払拭方向にがたつくことなく固定される点および、バーティブラ22が4つの保持爪HNによりワイパブレード10の払拭方向両側から挟持される点から、バーティブラ22が連結部材41に対してワイパブレード10の払拭方向に移動することが規制される。ここで、合計8つの保持爪HNは、支持部材42とバーティブラ22との間に設けられ、本発明における第2移動規制部を構成している。
そして、ワイパブレード10を組み立てた状態において、連結部材41に設けられる凸部41gと、支持部材42に設けられる保持爪HNとは、それぞれワイパブレード10の長手方向の異なる位置にそれぞれ設けられる。言い換えれば、凸部41gと保持爪HNとは、ワイパブレード10の払拭方向に互いに重なることがない。これにより、ワイパブレード10(メインホルダ40)の幅寸法の増大が、効果的に抑えられている。
また、一対の平板部42aの間には、両者を連結して一体化するための3つの橋渡し部42bが設けられている。これらの橋渡し部42bは、図5に示されるように、それぞれ略U字形状に形成され、かつ支持部材42の長手方向に対して所定間隔で配置されている。なお、橋渡し部42bは、図11に示されるように、平板部42aの連結部材41側、つまり保持爪HNが設けられた側に突出されている。
さらに、これらの橋渡し部42bの底部側には、隣り合う橋渡し部42bをそれぞれ連結する連結壁42cが一体に設けられている。この連結壁42cは、本発明における天井壁を構成している。そして、連結壁42cの内側(フロントガラス11側)には、図6に示されるように、ブレードラバー30の本体部31が当接するようになっている。
このように、本体部31は、橋渡し部42bの内側に収容され、かつ連結壁42cによりフロントガラス11側に押圧されている。したがって、ブレードラバー30を、バーティブラ22の湾曲形状に倣って精度良く湾曲させることが可能となり、リップ部32の長手方向全域をフロントガラス11に均一に密着させ、ひいては十分な払拭性能が確保される。
また、図12に示されるように、一対の平板部42aには、それぞれ4つの第1保持爪42dが設けられている。これらの第1保持爪42dは、それぞれの平板部42aから支持部材42の短手方向に突出され、互いに対向配置されている。そして、これらの第1保持爪42dは、一対の平板部42aの間隔を狭めており、かつ第1保持爪42dの先端部分は、図4ないし図6に示されるように、ブレードラバー30の溝部34に入り込んでいる。
このように、支持部材42は、ワイパブレード10の長手方向中央部に設けられたメインホルダ40の部分において、ブレードラバー30を支持する(保持する)ようになっている。言い換えれば、支持部材42は、メインホルダ40の部分において、サブホルダ21と同様の機能、つまりブレードラバー保持機能を発揮するようになっている。
次に、以上のように形成されたワイパブレード10の製造方法(組み立て方法)について、図面を用いて詳細に説明する。
図13(a),(b)はバーティブラの連結部材への組み付け手順を説明する斜視図を、図14は支持部材の連結部材への組み付け手順を説明する斜視図を、図15は支持部材のバーティブラへの組み付け状態を説明する斜視図をそれぞれ示している。
[第1工程]
まず、図13に示されるように、連結部材41および一対のバーティブラ22(図示では一方のみを示す)を準備する。次いで、一方のバーティブラ22を連結部材41の開口側(フロントガラス11側)に臨ませる。このとき、バーティブラ22の凹部22aを、連結部材41の凸部41gに整合させるようにする。
その後、図13(a)の矢印M1に示されるように、バーティブラ22を連結部材41の収容溝41hに向けて真っ直ぐに移動させる。すると、バーティブラ22が収容溝41h内に配置されて、バーティブラ22が連結部材41の短手方向からバーティブラ保持部41fに対向される。よって、バーティブラ保持部41fに対して、バーティブラ22を差し込めるようになる。
次いで、図13(b)の矢印M2に示されるように、バーティブラ22を連結部材41の短手方向に移動させて、一方の側壁41cに設けられた一対のバーティブラ保持部41fに差し込む。このとき、連結部材41の凸部41gを、バーティブラ22の凹部22aに完全に入り込むようにする。これにより、バーティブラ22がバーティブラ保持部41fに完全に入り込み、一方のバーティブラ22の連結部材41への組み付け(装着)が完了する。
なお、図示はしないが、一対のバーティブラ22のうちの他方のバーティブラ22についても、上述と同様の手順で連結部材41に組み付ける。これにより、一対のバーティブラ22の凹部22aが、一対の凸部41gにそれぞれ係合されて、一対のバーティブラ22は連結部材41に対して、ワイパブレード10の長手方向(図13の左右方向)に移動しなくなる。
[第2工程]
次に、図14に示されるように、支持部材42を準備する。そして、支持部材42に設けられた合計8つの保持爪HN側を、連結部材41の開口側に臨ませる。その後、3つの橋渡し部42bのうちの真ん中の橋渡し部42bを、一対の凸部41gの間の収容溝41hに整合させる。そして、図14の矢印M3に示されるように、支持部材42を連結部材41に向けて真っ直ぐに移動させる。
これにより、3つの橋渡し部42bおよび連結壁42cが、連結部材41の収容溝41hに徐々に収容されていく。このとき、ワイパブレード10の長手方向(図14中左右方向)に対して、保持爪HNの位置と、凸部41gの位置と、バーティブラ保持部41fの位置と、がそれぞれ異なる位置に配置され、これらは互いに干渉することがない。
その後、図14の矢印M4に示されるように、支持部材42の一対の平板部42aを、連結部材41に向けて所定圧で押圧して、合計8つの保持爪HNを一対のバーティブラ22にそれぞれ引っ掛ける。このとき、支持部材42は、柔軟性を有するプラスチック材料により形成されているため、図14の矢印M4に示されるように、平板部42aの保持爪HNに対応する箇所を丁寧に押圧するようにする。
これにより、合計8つの保持爪HNが、一対のバーティブラ22にそれぞれ確実に固定されて、図15に示される状態(保持状態)となる。さらには、一対の平板部42aは、連結部材41のバーティブラ保持部41fが設けられた部分において、一対の側壁41cに対して嵌め込まれる(図6参照)。
よって、一対のバーティブラ22が、連結部材41に固定された支持部材42に固定されて、一対のバーティブラ22は連結部材41に対して、ワイパブレード10の払拭方向に移動しなくなる。これにより、メインホルダ40(連結部材41および支持部材42)に対する一対のバーティブラ22の組み付け(装着)が完了する。
[その他の工程]
次いで、メインホルダ40に組み付けられた一対のバーティブラ22(図15参照)に対して、その長手方向両側からサブホルダ21(図2および図3参照)を装着する。このとき、サブホルダ21に設けた一対のバーティブラ収容部21c(図3参照)に、一対のバーティブラ22をそれぞれ収容するようにする。その後、一対のサブホルダ21の端部を、連結部材41の端壁41m(図10参照)に突き当てるまで、サブホルダ収容部41k(図10参照)にそれぞれ収容していく。
次いで、一対のサブホルダ21のうちのいずれか一方のサブホルダ21の他方の端部から、ブレードラバー30をスライドさせるようにして装着していく。このとき、サブホルダ21に対しては、その長手方向からラバー収容溝21d(図3参照)に本体部31を差し込むようにする。また、支持部材42に対しては、その長手方向から、橋渡し部42bの内側(図5および図6参照)に本体部31を差し込むようにする。
これにより、ブレードラバー30の溝部34に、サブホルダ21の第2保持爪21eが入り込む(図3参照)とともに、支持部材42の第1保持爪42dが入り込み(図4参照)、ブレードラバー30の本体部31が、一対のサブホルダ21に保持されるとともに、支持部材42に支持される。
その後、一対のサブホルダ21の他方の端部から突出された一対のバーティブラ22およびブレードラバー30に対して、これらの突出した部分を塞ぐようにしてキャップ23(図1参照)をそれぞれ装着(固定)する。これにより、図1に示されるように、ワイパブレード10の組み立てが最終的に完了する。
以上詳述したように、本実施の形態に係るワイパブレード10によれば、連結部材41とバーティブラ22との間に、バーティブラ22が連結部材41に対してワイパブレード10の長手方向に移動することを規制する凸部41gおよび凹部22aを設け、支持部材42とバーティブラ22との間に、バーティブラ22が連結部材41に対してワイパブレード10の払拭方向に移動することを規制する保持爪HNを設けている。
これにより、連結部材41に対してバーティブラ22がその長手方向およびワイパブレード10の払拭方向に移動することが規制される。したがって、ワイパブレード10の大きさに関係なく、連結部材41に対するバーティブラ22の抜け強度を十分に高めることができ、ひいては汎用性を向上させることが可能となる。
また、本実施の形態に係るワイパブレード10によれば、凸部41gおよび凹部22aと、保持爪HNとが、ワイパブレード10の長手方向の異なる位置にそれぞれ設けられているので、ワイパブレード10(メインホルダ40)の幅寸法が増大することを効果的に抑えることができる。よって、デザイン性に優れたワイパブレード10を実現できる。
さらに、本実施の形態に係るワイパブレード10によれば、支持部材42に、本体部31をフロントガラス11に向けて押圧する連結壁42cが設けられているので、ブレードラバー30を、バーティブラ22の湾曲形状に倣って精度良く湾曲させることができる。したがって、リップ部32の長手方向全域を、フロントガラス11に対して均一に密着させることが可能となり、ひいては十分な払拭性能を確保することができる。
次に、本発明の実施の形態2について図面を用いて詳細に説明する。なお、上述した実施の形態1と同様の機能を有する部分については同一の記号を付し、その詳細な説明を省略する。
図16(a),(b)は実施の形態2のワイパブレードを説明する斜視図を示している。
図16に示されるように、実施の形態2に係るワイパブレード50では、実施の形態1のワイパブレード10(図1参照)に比して、連結部材51に対するワイパアーム12のU字状フック(図示せず)の固定構造のみが異なっている。具体的には、連結部材51には、支持ピン(図示せず)に揺動自在に装着されるクリップ部材52と、連結部材51に対して揺動自在に装着されるロック部材53と、が設けられている。
そして、クリップ部材52とロック部材53との間に、ワイパアーム12のU字状フックが、揺動自在に挟まれるようになっている。ここで、ワイパアーム12にワイパブレード50を装着するには、まず、ロック部材53を破線矢印Unlockの方向に起こす。これにより、クリップ部材52とロック部材53との間を大きく開口させる。
次いで、この大きく開口された両者間から、ワイパアーム12のU字状フックを差し込んで、当該U字状フックをクリップ部材52に引っ掛ける。その後、ロック部材53を破線矢印Lockの方向に倒し、かつロック部材53を所定圧で押圧してロックさせる。
これにより、ワイパアーム12のU字状フックが、クリップ部材52とロック部材53との間にがたつくことなくかつ揺動自在に挟持されて、ワイパアーム12に対するワイパブレード50の装着が完了する。なお、ワイパアーム12からワイパブレード50を外す場合には、上述とは逆の手順を辿るようにする。
以上のように形成された実施の形態2においても、上述した実施の形態1と同様の作用効果を奏することができる。これに加えて、実施の形態2では、ワイパブレード50の上面(表面)に露出されたロック部材53を操作することで、ワイパアーム12に対するワイパブレード50の着脱を行えるので、当該着脱作業をより容易に行うことが可能となる。
本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、上記各実施の形態においては、ワイパブレード10を、自動車等の車両のフロントガラス11を払拭するワイパ装置に適用したものを示したが、本発明はこれに限らず、ワイパブレード10を、自動車等の車両のリヤ側に搭載されるリヤワイパ装置や、船舶,航空機,鉄道車両等に搭載されるワイパ装置にも適用することができる。
その他、上記各実施の形態における各構成要素の材質,形状,寸法,数,設置箇所等は、本発明を達成できるものであれば任意であり、上記各実施の形態に限定されない。
10 ワイパブレード
11 フロントガラス(払拭面)
12 ワイパアーム(アーム)
20 ラバーホルダ
21 サブホルダ
21a サブホルダ本体
21b フィン部
21c バーティブラ収容部
21d ラバー収容溝
21e 第2保持爪
22 バーティブラ
22a 凹部(第1移動規制部)
23 キャップ
30 ブレードラバー
31 本体部
32 リップ部
33 ネック部
34 溝部
40 メインホルダ
41 連結部材
41a ベース部
41b 底壁
41c 側壁
41d クリップ収容部
41e 壁部
41f バーティブラ保持部
41g 凸部(第1移動規制部)
41h 収容溝
41k サブホルダ収容部
41m 端壁
42 支持部材
42a 平板部
42b 橋渡し部
42c 連結壁(天井壁)
42d 第1保持爪
50 ワイパブレード
51 連結部材
52 クリップ部材
53 ロック部材
HN 保持爪(第2移動規制部)
PN 支持ピン
S 間隔
SF 傾斜面
T 突起部

Claims (6)

  1. 駆動源により揺動されるアームに連結され、払拭面を払拭するワイパブレードであって、
    前記アームに連結される連結部材と、
    前記連結部材に対して前記ワイパブレードの払拭方向に移動不能に装着された支持部材と、
    前記連結部材および前記支持部材に装着され、所定の曲率で湾曲されたバーティブラと、
    前記支持部材に支持される本体部および前記払拭面に接触するリップ部を備えたブレードラバーと、
    前記連結部材と前記バーティブラとの間に設けられ、前記バーティブラが前記連結部材に対して前記ワイパブレードの長手方向に移動することを規制する第1移動規制部と、
    前記支持部材と前記バーティブラとの間に設けられ、前記バーティブラが前記連結部材に対して前記ワイパブレードの払拭方向に移動することを規制する第2移動規制部と、を有していることを特徴とする、
    ワイパブレード。
  2. 請求項1に記載のワイパブレードにおいて、
    前記第1移動規制部および前記第2移動規制部が、前記ワイパブレードの長手方向の異なる位置にそれぞれ設けられていることを特徴とする、
    ワイパブレード。
  3. 請求項1または請求項2に記載のワイパブレードにおいて、
    前記第1移動規制部は、
    前記連結部材に設けられ、前記ワイパブレードの払拭方向に突出した凸部と、
    前記バーティブラに設けられ、前記ワイパブレードの払拭方向に窪んで前記凸部が係合される凹部と、を備えていることを特徴とする、
    ワイパブレード。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のワイパブレードにおいて、
    前記第2移動規制部は、
    前記支持部材に設けられ、前記バーティブラを前記ワイパブレードの払拭方向両側から保持する保持爪を備えていることを特徴とする、
    ワイパブレード。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のワイパブレードにおいて、
    前記支持部材に、前記本体部を前記払拭面に向けて押圧する天井壁が設けられていることを特徴とする、
    ワイパブレード。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のワイパブレードにおいて、
    前記支持部材は、一対の平板部と、前記一対の平板部を連結する橋渡し部と、を備え、
    前記一対の平板部は、前記連結部材の側壁に対して嵌合することで前記ワイパブレードの払拭方向に移動不能に装着されていることを特徴とする、
    ワイパブレード。
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