JP2020152075A - 成形体の製造方法、及び工程紙 - Google Patents
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Abstract
Description
上記成形体の製造方法において、前記樹脂層は、紫外線硬化樹脂層であり、前記転写工程は、前記紫外線硬化樹脂層に前記微細パターンを形成した後に前記紫外線硬化樹脂層に紫外線を照射する段階を含むことが好ましい。
上記課題を解決する工程紙は、上記成形体の製造方法に用いられる。
まず、成形体を製造するための製造装置について説明する。
図1及び図2に示すように、成形体の製造装置21は、成形用ロール11を備えている。成形用ロール11のロール外周面には、成形基材31の樹脂層31aに転写するための微細パターンPTが形成されている。成形用ロール11は、金属製のロール本体12と、ロール本体12の外周に設けられた工程紙13とを有している。ロール本体12は、成形用ロール11の回転軸となる部分であり、円柱状又は円筒状に形成されている。ロール外周面の微細パターンPTは、工程紙13に形成されている。工程紙13に形成した微細パターンの凹凸の深さ寸法は、ロール本体の直径の1/1000以下であることが好ましい。
成形体の製造装置21は、基材ロール22aから基材フィルム31bを繰り出す繰出部22と、基材フィルム31b上に樹脂層31aを形成する樹脂層形成部23と、成形用ロール11が配置される転写部24と、成形体32を巻き取る巻取部25とを備えている。すなわち、成形体の製造装置21は、ロール・ツー・ロール方式(Roll to Roll方式)で成形体32を製造する装置である。
樹脂層形成部23は、基材フィルム31bに樹脂を塗布する塗工機23aを備えている。樹脂層形成部23では、基材フィルム31bと樹脂層31aとを有する成形基材31が得られる。塗工機23aは、特に限定されず、各種塗工方法を行う塗工機23aを用いることができる。塗工方法としては、例えば、ダイコート法、ロールコート法、ロールナイフコート法、ブレードコート法、グラビアコート法、スプレーコート法、バーコート法、ナイフコート法等の方法を行う塗工機23aを用いることができる。なお、図2では、塗工機23aとして、ダイコート法を行うスロットダイを模式的に示している。
次に、成形体32の製造方法について説明する。
成形用ロール11の製造方法は、工程紙13に微細パターンPTを形成する形成工程と、微細パターンPTを形成した工程紙13をロール本体12の外周に取り付ける取付工程とを備えている。
(工程紙への転写圧の検討)
小型プレス機(アズワン株式会社製、H300−15)における上下の熱板の間に、下から順に、厚さ1mmの緩衝材(フッ素ゴム、100mm×100mm、MiSUMi社製)、表1に示されるSi製マスターモールド(60mm×60mm)、工程紙(厚さ200μm、上部PP層、下部上質紙、リンテック社製、EV130TPG)を重ねた後、プレスした。
上記の「工程紙への転写圧の検討」と同様にして、各種工程紙について転写深さ(深さ寸法H)の確認試験を行った。但し、この確認試験では、転写圧を4MPaに設定し、緩衝材のフッ素ゴムとして40mm×40mmの寸法のものを用いるとともに、表3に示すSi製マスターモールド(30mm×30mm)を用いた。
ホットエンボス装置(HEX02 EMBOSSING SYSTEM、イェノブティック・レーザーオブティックシステム製)を用いて工程紙への転写を行った。転写には、表5に示す4種類のSi製モールド(雌型、30mm×30mm)と、厚さ200μmの工程紙(恵和株式会社製)を用いた。また、プレス温度は130℃、転写圧(プレス圧)は3.3MPa又は7.8MPa、プレス時間は60秒とした。
成形用ロールの準備では、まず、下記の工程紙に下記のSi製マスターモールドの微細パターンを、熱プレス装置(市販のホットエンボス装置)を用いて熱プレスの圧力を7.8MPa、熱プレスの温度を130℃、熱プレスの時間を60秒とする条件で転写することで、微細パターンを有する工程紙を得た。
マスターモールド:表5中のモールドNo.3
次に、微細パターンを有する工程紙をロール本体(ロール幅:120mm、ロール径:200mm)に巻き付けて片面テープで固定することで成形用ロールを得た。
(1)成形体32は、微細パターンPTを外面に有する。成形体32の製造方法は、基材フィルム31bが巻回された基材ロール22aを準備する準備工程と、基材ロール22aから繰り出された基材フィルム31b上に樹脂層31aを形成することで成形基材31を得る樹脂層形成工程とを備える。成形体32の製造方法は、微細パターンPTが形成された工程紙13をロール本体12の外周に設けた成形用ロール11を用いて、成形基材31の樹脂層31aに微細パターンPTを転写する転写工程と、転写工程で得られた成形体32を巻き取ることで成形体32のロール品25aを得る巻取工程とを備える。
・成形基材31(成形体32)の基材フィルム31bは、樹脂以外の材料からなる基材や、樹脂以外の材料と樹脂との複合材料からなる基材であってもよい。基材フィルム31bとして、例えば、金属製のフィルム(金属薄膜)を用いてもよい。
Claims (6)
- 微細パターンを外面に有する成形体を製造する成形体の製造方法であって、
基材フィルムが巻回された基材ロールを準備する準備工程と、
前記基材ロールから繰り出された前記基材フィルム上に樹脂層を形成することで成形基材を得る樹脂層形成工程と、
微細パターンが形成された工程紙をロール本体の外周に設けた成形用ロールを用いて、前記成形基材の前記樹脂層に前記微細パターンを転写する転写工程と、
前記転写工程で得られた成形体を巻き取ることで前記成形体のロール品を得る巻取工程と、を備えることを特徴とする成形体の製造方法。 - 前記工程紙に形成した微細パターンの凹凸の深さ寸法は、前記ロール本体の直径の1/1000以下であることを特徴とする請求項1に記載の成形体の製造方法。
- 前記樹脂層は、紫外線硬化樹脂層であり、
前記転写工程は、前記紫外線硬化樹脂層に前記微細パターンを形成した後に前記紫外線硬化樹脂層に紫外線を照射する段階を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の成形体の製造方法。 - 前記微細パターンは、千鳥状のパターンであり、凹凸の深さ寸法は、ピッチの10%以上50%以下の範囲内であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の成形体の製造方法。
- 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の成形体の製造方法に用いられることを特徴とする工程紙。
- 紙層と熱可塑性樹脂層とを有し、厚さが30μm以上、500μm以下の範囲内であることを特徴とする請求項5に記載の工程紙。
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WO2013031460A1 (ja) * | 2011-08-30 | 2013-03-07 | 綜研化学株式会社 | 樹脂製モールドの接合方法およびこの接合方法で製造されたロール トゥー ロール用連続モールド構成体 |
JP2015182289A (ja) * | 2014-03-24 | 2015-10-22 | Jx日鉱日石エネルギー株式会社 | 凹凸パターンを有する帯状のフィルム部材の製造装置及びそのメンテナンス方法 |
JP2018171886A (ja) * | 2017-03-31 | 2018-11-08 | 大日本印刷株式会社 | 大柄凹凸模様と微細柄凹凸模様を同時に賦型する賦型シートの製造方法及び該製造方法で作製された賦型シート |
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