JP2020151382A - 放射線画像処理装置、放射線画像処理方法、プログラム、コンピューター読取可能な記録媒体及び放射線撮影システム - Google Patents

放射線画像処理装置、放射線画像処理方法、プログラム、コンピューター読取可能な記録媒体及び放射線撮影システム Download PDF

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Abstract

【課題】放射線画像に描出されるグリッド縞を精度よく、かつ、再現性よく除去し、放射線画像の高画質化を図ることができる放射線画像処理装置、放射線画像処理方法及びプログラムを提供する。【解決手段】受像面の前方に散乱放射線除去用グリッドが配置された放射線検出装置により撮影された放射線画像データに対して補正処理を行う画像処理装置であって、放射線画像データに含まれる、放射線検出装置の構造及び駆動方式に起因する第1空間周波数の第1ノイズ成分を除去する第1補正処理部と、放射線画像データに含まれる、散乱放射線除去用グリッドの構造に起因する第2空間周波数の第2ノイズ成分を除去する第2補正処理部と、を備える。第2補正処理部は、第1補正処理部による補正処理が実施される前の放射線画像データを用いて、第2ノイズ成分を検出する。【選択図】図4

Description

本発明は、放射線画像処理装置、放射線画像処理方法、プログラム、コンピューター読取可能な記録媒体及び放射線撮影システムに関し、特に、散乱放射線除去用グリッドを使用して撮影された放射線画像の補正技術に関する。
従来、医療分野では、被検体に放射線(例えば、X線)を照射することにより放射線画像を撮影する放射線撮影システム(例えば、X線撮影システム)を利用した画像診断が行われている。
X線撮影システムは、X線を発生し被検体に向けて照射するX線発生装置、被検体を透過したX線の入線量に基づいてX線画像を撮影するフラットパネルディテクター(FPD:Flat Panel Detector)等のX線検出装置、及び、X線検出装置の動作を制御するとともに得られたX線画像データに対して所定の処理(例えば、画像処理及び表示制御処理)を行う撮影用制御装置等を備える。
ここで、X線が被検体を通過するときに生じる散乱X線がX線検出装置のX線入射面(以下、「受像面」と称する)に到達すると、X線画像のコントラストが低くなり、不鮮明な画像になることが知られている。一般には、X線検出装置の受像面の前方(受像面と被検体との間)に、例えば、放射線吸収率の大きい物質(例えば、鉛泊)と放射線吸収率の小さい物質(例えば、アルミニウム)とをストライプ状に配列した散乱X線除去用グリッド(以下、単に「グリッド」と称する)を配置し、受像面に到達する散乱X線を低減することにより、X線画像の画質の向上が図られている。
しかしながら、最終的なX線画像にグリッド構造に起因するモアレ縞(以下、「グリッド縞」と称する)が残存するため、読影に影響を与える可能性がある。そこで、周波数解析等によりX線画像からグリッド縞を検出し、画像上からグリッド縞を除去する技術が提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開平3−12785号公報 特開2006−272013号公報 特開2014−150844号公報
通常、X線撮影システムでは、X線検出装置の構造や駆動方式に起因して発生する画像むらやラインノイズ等のアーチファクトを除去するための基本補正が行われる。ラインノイズは、FPDを利用した場合に生じるアーチファクトであり、例えば、周囲環境の電磁波の影響により、横方向に延びるゲート線やバイアス線、及び縦方向に延びる信号線を介して、ラインごとに信号値が変動するノイズである。ラインノイズは、例えば、空間フィルターや周辺画素による補完を実施することで補正される。
一方、イメージングプレートを用いたCR(Computed Radiography)システムでは、DR(Digital Radiography)特有のアーチファクトの補正処理や、対数変換処理は行われず、撮影されたX線画像に対して直接グリッド除去処理が行われている。DRにおいても、X線画像の状態を、グリッド縞の除去処理前の段階でCRと同等の状態にすることで、CRシステムの画像処理プラットフォームを適用でき、CRと同様の画像処理を実施することができるとともに、CRからDRに移行したユーザーが違和感を覚えにくいという利点がある。そこで、従来は、基本補正を実施した後のX線画像からグリッド縞が検出され、除去されることが多い。しかしながら、ラインノイズ補正によりグリッド縞が部分的に消失することにより、グリッド縞を正確に検出できない場合がある。具体的には、グリッド縞の振幅は関心領域(ROI:Region of Interest)への到達線量に比例して増加するが、画像信号値が低い領域においてはラインノイズ補正によりグリッド縞が消失しやすいため、周波数解析により得られるグリッド縞を表すノイズ成分の振幅が小さくなり、グリッド縞の検出が困難となる。特に、体厚の大きい部位(例えば、胸、骨盤、腰椎等の体幹部)を撮影する場合、関心領域における画像信号値が相対的に低く、グリッド縞の振幅が小さいため、グリッド縞の検出が困難となる。その結果、グリッド縞を適切に除去できず、画像信号値が相対的に高いスキンラインの周辺にグリッド縞が残存する虞がある。
かかる課題は、近年、X線検出装置の高性能化(画素数の増大)に伴い、グリッド縞の空間周波数がラインノイズ補正による低減効果が得られる1cycle/mm以上の高い空間周波数に近くなったことにより顕在化したものであり、従来は認識すらされていない。
本発明の目的は、放射線画像に描出されるグリッド縞を精度よく、かつ、再現性よく除去し、放射線画像の高画質化を図ることができる放射線画像処理装置、放射線画像処理方法、プログラム、コンピューター読取可能な記録媒体及び放射線撮影システムを提供することである。
本発明に係る放射線画像処理装置は、
受像面の前方に散乱放射線除去用グリッドが配置された放射線検出装置により撮影された放射線画像データに対して補正処理を行う画像処理装置であって、
前記放射線画像データに含まれる、前記放射線検出装置の構造及び駆動方式に起因する第1空間周波数の第1ノイズ成分を除去する第1補正処理部と、
前記放射線画像データに含まれる、前記散乱放射線除去用グリッドの構造に起因する第2空間周波数の第2ノイズ成分を除去する第2補正処理部と、を備え、
前記第2補正処理部は、前記第1補正処理部による補正処理が実施される前の前記放射線画像データを用いて、前記第2ノイズ成分を検出する。
本発明に係る放射線画像処理方法は、
受像面の前方に散乱放射線除去用グリッドが配置された放射線検出装置により撮影された放射線画像データに対して補正処理を行う画像処理方法であって、
前記放射線画像データに含まれる、前記放射線検出装置の構造及び駆動方式に起因する第1空間周波数の第1ノイズ成分を除去する第1工程と、
前記第1工程前の前記放射線画像データを用いて、前記放射線画像データに含まれる、前記散乱放射線除去用グリッドの構造に起因する第2空間周波数の第2ノイズ成分を検出する第2工程と、
前記第1工程後の前記放射線画像データから、前記第2ノイズ成分を除去する第3工程と、を備える。
本発明に係るプログラムは、
受像面の前方に散乱放射線除去用グリッドが配置された放射線検出装置により撮影された放射線画像データに対して補正処理を行うためのプログラムであって、
コンピューターに、
前記放射線画像データに含まれる、前記放射線検出装置の構造及び駆動方式に起因する第1空間周波数の第1ノイズ成分を除去する第1処理と、
前記第1処理前の前記放射線画像データを用いて、前記放射線画像データに含まれる、前記散乱放射線除去用グリッドの構造に起因する第2空間周波数の第2ノイズ成分を検出する第2処理と、
前記第1処理後の前記放射線画像データから、前記第2ノイズ成分を除去する第3処理と、を実行させる。
本発明に係るコンピューター読取可能な記録媒体は、
受像面の前方に散乱放射線除去用グリッドが配置された放射線検出装置により撮影された放射線画像データに対して補正処理を行うコンピューターに、
前記放射線画像データに含まれる、前記放射線検出装置の構造及び駆動方式に起因する第1空間周波数の第1ノイズ成分を除去する第1処理と、
前記第1処理前の前記放射線画像データを用いて、前記放射線画像データに含まれる、前記散乱放射線除去用グリッドの構造に起因する第2空間周波数の第2ノイズ成分を検出する第2処理と、
前記第1処理後の前記放射線画像データから、前記第2ノイズ成分を除去する第3処理と、
を実行させるプログラムを格納する。
本発明に係る放射線撮影システムは、
受像面の前方に散乱放射線除去用グリッドが配置された放射線検出装置と、
前記放射線検出装置により撮影された放射線画像データに対して所定の処理を行う撮影用制御装置と、を備え、
前記撮影用制御装置は、
前記放射線画像データに含まれる、前記放射線検出装置の構造及び駆動方式に起因する第1空間周波数の第1ノイズ成分を除去する第1補正処理部と、
前記放射線画像データに含まれる、前記散乱放射線除去用グリッドの構造に起因する第2空間周波数の第2ノイズ成分を除去する第2補正処理部と、を有し、
前記第2補正処理部は、前記第1補正処理部による補正処理が実施される前の前記放射線画像データを用いて、前記第2ノイズ成分を検出する。
本発明によれば、放射線画像に描出されるグリッド縞を精度よく、かつ、再現性よく除去し、放射線画像の高画質化を図ることができる。
図1は、本発明の一実施の形態に係る放射線画像補正装置を適用したX線撮影システムを示す図である。 図2は、FPDの具体例を示す図である。 図3は、撮影用制御装置の構成を示す図である。 図4は、ノイズ成分の空間周波数を説明する図である。 図5は、撮影用制御装置における画像処理の一例を示すフローチャートである。 図6A〜図6Cは、補正処理の前後のX線画像データを示す図である。 図7A〜図7Cは、骨盤正面のX線画像の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る画像処理装置を適用したX線撮影システム1を示す図である。X線撮影システム1では、撮影用制御装置11に、本発明に係る画像処理装置が適用されている。X線撮影システム1は、X線発生装置20とX線撮影装置10との間で互いに信号等をやりとりして、両者が連携しながらX線撮影が行われる一体型の撮影システムである。
図1に示すように、X線撮影システム1は、X線撮影装置10及びX線発生装置20を備える。X線撮影システム1は、通信ネットワークを介して、画像保存通信システム(PACS:Picture Archiving and Communication Systems)31、病院情報システム(HIS:Hospital Information Systems)32、及び放射線科情報システム(RIS:Radiology Information Systems)33に接続される。X線撮影システム1、PACS31、HIS32及びRIS33を含む通信ネットワークにおいては、例えば、DICOM(Digital Image and Communications in Medicine)規格に従って情報の送受信が行われる。
X線撮影装置10は、撮影用制御装置11、FPD12、撮影台13及び中継器14等を備える。X線撮影装置10は、例えば、胸部、腹部等の撮影対象部位を透過したX線を可視化して、体内の状態を示すX線画像を撮影する。
FPD12は、X線管装置25から照射され被検体を透過したX線を検出し、X線画像データを出力するX線検出装置である。FPD12は、例えば、撮影台13に装着され、有線通信によって撮影台13及び中継器14を介して撮影用制御装置11と通信可能に接続されている。なお、FPD12は、無線通信によって撮影用制御装置11と接続されてもよい。FPD12が無線通信機能を有する場合、専用の撮影台13に装着するのではなく、FPD12を、被検体が仰臥するベッド上に置いたり、被検体自身に持たせたりして使用することもできる。
FPD12は、例えば、入射したX線を光に変換するシンチレーター、画素に対応してマトリックス状に配置されたPD(Photo Diode)、及び各PDに対応して配置されたTFT(Thin Film Transistor)スイッチからなる検出部を有する(いずれも図示略)。また、FPD12は、第1方向に延在し検出部の読み出し列を選択するゲート線と、第1方向と交差する第2方向に延在し検出部の信号を取得する信号線と、を有する(いずれも図示略)。入射したX線はシンチレーターで光に変換され、PDに入射して画素ごとに電荷として蓄積される。PDに蓄積された電荷は、TFTスイッチ及び信号線を介して流れ出し、増幅、A/D変換されてX線画像データとして撮影用制御装置11に出力される。なお、FPD12は、上述した間接変換型であってもよいし、X線を直接電気信号に変換する直接変換型であってもよい。
また、図2に示すように、FPD12の受像面側には、グリッド15が配置されている。グリッド15は、例えば、鉛箔とアルミニウムとをストライプ状に配列した散乱X線除去用グリッドである。グリッドの仕様(サイズ、密度(1cmあたりの鉛泊の本数)、格子比、焦点距離、素材(グリッドの構成物))は、撮影部位、撮影条件、焦点距離に合わせて適宜選択される。グリッド15を使用することにより、受像面に到達する散乱X線が低減され、X線画像の画質の向上を図ることができる。
撮影台13は、FPD12の受像面がX線管装置25と対向する姿勢となるように、FPD12を着脱自在に保持する。図1では、撮影台13として、被検体を立位姿勢で撮影する立位用撮影台を例示している。撮影台13は、被検体を臥位姿勢で撮影する臥位用撮影台でもよい。撮影台13は、例えば、有線通信によって中継器14を介して撮影用制御装置11と通信可能に接続される。
撮影用制御装置11は、X線発生用制御装置21と連携して放射線撮影システム1を制御する。撮影用制御装置11は、FPD12に対して検出条件を送信し、設定する。検出条件は、撮影する画像サイズ、フレームレート(動態撮影の場合)、及びFPD12で実行される信号処理に関する情報(例えば、増幅器のゲイン等)を含む。撮影用制御装置11は、FPD12の各動作を制御するとともに、FPD12からX線画像データを取得し、所定の画像処理を施して表示部113(図3参照)に表示させる。撮影用制御装置11の詳細については後述する。
なお、撮影用制御装置11は、X線発生装置20の一部を構成してもよい。例えば、撮影用制御装置11は、X線発生装置20のX線発生用コンソール22としての機能を有することができる。
X線発生装置20は、X線発生用制御装置21、X線発生用コンソール22、照射スイッチ23、高電圧発生装置24、及びX線管装置25等を備える。
X線管装置25は、被検体を挟んでFPD12と対向する位置に配置される。X線管装置25は、高電圧発生装置24によって高電圧が印加されることにより、X線を発生し、被検体に向けて照射する。X線管装置25は、X線の照射野を調整するX線可動絞りを含む。
X線発生用コンソール22及び照射スイッチ23は、X線発生用制御装置21に信号ケーブルを介して接続される。X線発生用コンソール22は、照射条件の入力等を行うための操作卓である。照射スイッチ23は、X線の照射を指示するためのスイッチであり、例えば、二段階の自動復帰型押しボタンスイッチで構成される。
X線発生用制御装置21は、X線発生用コンソール22からの照射条件及び照射スイッチ23からの制御信号(ウォームアップ開始信号及び照射開始信号)に基づいて、高電圧発生装置24及びX線管装置25の動作を制御する。照射条件は、例えば、管電圧、管電流、曝射時間、曝射量、セッティングモード、焦点サイズ、フォトタイマー、コリメーターサイズ、フィルター種別、撮影姿勢(立位/臥位)等の複数のパラメーターを含む。
照射条件は、X線発生用コンソール22を通じて設定することもできるし、撮影用制御装置11を利用して設定することもできる。X線撮影装置10とX線発生装置20が連携している場合、撮影用制御装置11において検査オーダーが選択されると、検査オーダーに対応して予め設定されている照射条件がX線発生用制御装置21に自動的に送信され、設定される。この場合、利用者は、X線発生用コンソール22を通じて照射条件を微調整することができる。
図3は、撮影用制御装置11の制御系の主要部を示す図である。図3に示すように、撮影用制御装置11は、制御部111、記憶部112、表示部113、操作部114、通信部115、及び画像処理部116等を備える。
制御部111は、演算/制御装置としてのCPU(Central Processing Unit)111A、主記憶装置としてのROM(Read Only Memory)111B及びRAM(Random Access Memory)111C等を有する。ROM111Bには、基本プログラムや基本的な設定データが記憶される。CPU111Aは、ROM111Bから処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM111Cに展開し、展開したプログラムを実行することにより、撮影用制御装置11の各機能ブロックの動作を集中制御する。
本実施の形態では、機能ブロックを構成する各ハードウェアと制御部111とが協働することにより、各機能ブロックの機能が実現されるが、制御部111がプログラムを実行することにより、各機能ブロックの一部又は全部の機能が実現されるようにしてもよい。
記憶部112は、例えばHDD(Hard Disk Drive)、又はSSD(Solid State Drive)等の補助記憶装置である。記憶部112は、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスク、MO((Magneto-Optical disk)等の光磁気ディスクを駆動して情報を読み書きするディスクドライブであってもよい。また例えば、記憶部112は、USBメモリ、SDカード等のメモリカードであってもよい。
記憶部112は、制御部111で実行される各種プログラムや、プログラムの実行に必要なパラメーター、及び処理結果等のデータを記憶する。記憶部112は、例えば、撮影条件データや、FPD12から取得したX線画像データ等を記憶する。撮影条件データAは、X線発生装置20における照射条件のデータ及びFPD12における検出条件のデータを含む。
表示部113は、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどのフラットパネルディスプレイで構成される。表示部113は、制御部111からの表示制御信号に基づいて、検査オーダーの内容や、撮影されたX線画像を表示する。検査オーダーは、被検体である患者の患者情報(例えば、患者ID、患者名、生年月日、性別)、撮影時の姿勢情報(例えば、姿勢(立位/臥位)、照射方向(背面/前面/側面)、撮影部位情報(例えば、胸部)、検査項目(肺換気機能、肺血流など)、被検体の検査履歴(前回検査時の撮影条件など)を含む。
操作部114は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を有するキーボードと、マウス等のポインティングデバイスで構成される。操作部114は、キー操作やマウス操作により入力された操作信号を受け付け、制御部111に出力する。利用者は、操作部114を通じて、例えば、撮影条件を入力することができる。
なお、表示部113及び操作部114は、例えば、タッチパネル付きのフラットパネルディスプレイのように一体的に構成されてもよい。
通信部115は、例えばNIC(Network Interface Card)、MODEM(MOdulator-DEModulator)、USB(Universal Serial Bus)等の通信インターフェースである。制御部111は、通信部115を介して、有線/無線LAN等のネットワークに接続された装置との間で、DICOM規格に従って各種情報の送受信を行う。通信部115には、NFC(Near Field Communication)やBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信用の通信インターフェースを適用することもできる。
画像処理部116は、例えば、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)等の、各処理に応じた専用もしくは汎用のハードウェア(電子回路)で構成され、制御部111と協働して補正処理を含む所定の画像処理を実現する。
画像処理部116は、例えば、撮影されたX線画像から、被検体信号以外のアーチファクトや変動要因を除去する画像補正処理を行う。具体的には、画像処理部116は、第1補正処理部116A及び第2補正処理部116Bを含む。
第1補正処理部116Aは、オフセット補正、ゲイン補正及びラインノイズ補正等を含む基本補正(第1補正)を実施する。基本補正の1つであるラインノイズ補正は、例えば、空間フィルターや周辺画素による補完により行われる。ラインノイズ補正により、例えば、周囲環境の電磁波の影響により、横方向に延びるゲート線やバイアス線、及び縦方向に延びる信号線を介して、ラインごとに信号値が変動する第1ノイズ成分N1(図4参照)を除去することができる。第1ノイズ成分N1は、FPD12のパネル構造等に基づいて決まる第1空間周波数f1(例えば、1cycle/mm)を有する。
第2補正処理部116Bは、主としてグリッド15の構造(格子間隔)に起因するグリッド縞を除去するためのグリッド縞補正(第2補正)を実施する。グリッド縞を表す第2ノイズ成分N2(図4参照)は、通常、ラインノイズ補正で除去される第1ノイズ成分N1の第1空間周波数f1よりも低い第2空間周波数f2を有する(図4参照)。第2空間周波数f2は、例えば、グリッド15の格子間隔やFPD12のパネル構造(画素ピッチ)等に基づいて、予め設定される。
X線撮影システム1により撮影されたX線画像データは、撮影中に順次、FPD12から撮影用制御装置11に送信され、記憶部112に格納される。そして、撮影用制御装置11において、X線画像データに対して各種画像処理が施され、表示部113に表示される。このとき、第1補正処理部116A及び第2補正処理部116Bにおいて適切な補正処理が実施されることにより、X線画像データに含まれるグリッド縞等のノイズ成分を適切に除去することができる。具体的には、図5に示すフローチャートに従って、X線画像処理が行われる。
図5は、撮影用制御装置11におけるX線画像処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、例えば、CPU111Aが記憶部112に格納されている画像処理プログラムを実行することにより実現される。また、図6A〜図6Cに、各補正処理の前後のX線画像データを模式的に示す。
ステップS101において、制御部111は、FPD12で撮影されたX線画像データを取得する。このX線画像データは、被検体信号だけでなく、グリッド縞やその他のラインノイズ等のアーチファクトを示す信号(ノイズ成分)を含んでいる(図6A参照)。
ステップS102において、制御部111は、画像処理部116(第1補正処理部116A)を制御して、X線画像の垂直方向及び水平方向に、オフセット補正、ゲイン補正及びラインノイズ補正を含む基本補正を実施する。これにより、第1空間周波数f1である第1ノイズ成分N1が除去される。また、ラインノイズ補正により、グリッド縞を示す第2ノイズ成分N2の画像信号値は低減され、関心領域(ROI)となる画像中央においては消失する(図6B参照)。なお、基本補正には公知の技術を適用できるので、詳細な説明は省略する。
ステップS103において、制御部111は、画像処理部116(第2補正処理部116B)を制御して、第2空間周波数f2である第2ノイズ成分N2を検出する。この処理では、ステップS102の基本補正(少なくともラインノイズ補正)が実施される前のX線画像データ(図6A参照)を用いて、例えば、2次元周波数解析(FFT:Fast Fourier Transform)により、第2ノイズ成分N2の検出が行われ、しきい値を超えるピークを持つ周波数成分が第2ノイズ成分N2として検出される。これにより、第2ノイズ成分N2を示す情報として、グリッド縞の延在方向(垂直/水平)、延在角度、空間周波数、振幅等が検出される。
本実施の形態では、ラインノイズ補正後のX線画像データ(図6B参照)ではなく、ラインノイズ補正前のX線画像データ(図6A参照)、すなわち、第2ノイズ成分N2が低減されていないX線画像データを用いて第2ノイズ成分N2の検出を行うので、第2ノイズ成分N2が含まれる場合には、しきい値を超えるピークが確実に存在することとなり、第2ノイズ成分N2を精度よく検出することができる。
ステップS103では、第1ノイズ成分N1の第1空間周波数f1を含む所定の周波数帯(例えば、第1空間周波数f1±0.25[cycle/mm])を、第2ノイズ成分N2の検出領域から除外してもよい。これにより、第1ノイズ成分N1を第2ノイズ成分として誤検出するのを防止することができる。
なお、本実施の形態では、ステップS102の処理が行われる前の元のX線画像データが記憶部112に一定期間保持されるので、ステップS102の後にステップS103の処理を実行することができるが、元のX線画像データが記憶部112に保持されない場合は、ステップS103の処理は、ステップS102の前に実行される。
ステップS104において、制御部111は、画像処理部116(第2補正処理部116B)を制御して、基本補正後のX線画像データから、第2ノイズ成分を除去する。このとき、ステップS103で検出された第2ノイズ成分N2に関する情報が参照される。これにより、第2空間周波数f2であるグリッド縞が除去され、被検体信号のみからなるX線画像が得られる(図6C参照)。
ステップS104において、周波数強調処理や階調処理等の各種画像処理が行われ、最終的に生成されたX線画像データに基づいて、表示部113にX線画像が表示される。表示されるX線画像にはグリッド縞が描出されないので、読影を妨げない高画質のX線画像を得ることができる。
ところで、FPD12は、線質や照射線量に応じて画像信号値を出力するが、このときの画像信号値は、入線量に比例するように設計されている。しかし、X線フィルムにおいては、入力に対する出力は、比例ではなく、対数的になっている。そこで、このギャップを埋めるために、X線画像テータに対して対数変換処理を施すことが好ましい。
この場合、ステップS102の処理(第1補正)は、対数変換前のX線画像データに対して行われ、ステップS103の処理(第2ノイズ成分の検出)は、対数変換後のX線画像データを用いて行われる。そして、第1補正後のX線画像データを対数変換し、変換後のデータから、第2ノイズ成分の除去が行われる。
このように、本実施の形態に係る撮影用制御装置11(放射線画像処理装置)は、受像面の前方にグリッド15(散乱放射線除去用グリッド)が配置されたFPD12(放射線検出装置)により撮影された放射線画像データに対して補正処理を行う。撮影用制御装置11は、放射線画像データに含まれる、FPD12の構造及び駆動方式に起因する第1空間周波数f1の第1ノイズ成分N1を除去する第1補正処理部116Aと、放射線画像データに含まれる、グリッド15の構造に起因する第2空間周波数f2の第2ノイズ成分N2を除去する第2補正処理部116Bと、を備える。第2補正処理部116Bは、第1補正処理部116Aによる補正処理が実施される前の放射線画像データを用いて、第2ノイズ成分N2を検出する。
また、本実施の形態に係るX線画像処理方法(放射線画像処理方法)は、受像面の前方にグリッド15(散乱放射線除去用グリッド)が配置されたFPD12(放射線検出装置)により撮影された放射線画像データに対して補正処理を行う画像処理方法であって、放射線画像データに含まれる、FPD12の構造及び駆動方式に起因する第1空間周波数f1の第1ノイズ成分N1を除去する第1工程(図5のステップS102)と、第1工程前の放射線画像データを用いて、放射線画像データに含まれる、グリッド15の構造に起因する第2空間周波数f2の第2ノイズ成分N2を検出する第2工程(図5のステップS103)と、第1工程後の放射線画像データから、第2ノイズ成分N2を除去する第3工程(図5のステップS104)と、を備える。
また、本実施の形態に係るプログラムは、受像面の前方にグリッド15(散乱放射線除去用グリッド)が配置された放射線検出装置により撮影された放射線画像データに対して補正処理を行うためのプログラムであって、CPU111A(コンピューター)に、放射線画像データに含まれる、FPD12(放射線検出装置)の構造及び駆動方式に起因する第1空間周波数f1の第1ノイズ成分N1を除去する第1処理(図5のステップS102)と、第1処理前の放射線画像データを用いて、放射線画像データに含まれる、グリッド15の構造に起因する第2空間周波数f2の第2ノイズ成分N2を検出する第2処理(図5のステップS103)と、第1処理後の放射線画像データから、第2ノイズ成分N2を除去する第3処理(図5のステップS104)と、を実行させる。
このプログラムは、例えば、当該プログラムが格納されたコンピューター読取可能な可搬型記録媒体(光ディスク、光磁気ディスク、及びメモリカードを含む)を介して提供される。また例えば、このプログラムは、当該プログラムを保有するサーバーから、ネットワークを介してダウンロードにより提供することもできる。
実施の形態に係る撮影用制御装置11、X線画像処理方法及びプログラムによれば、放射線画像に描出されるグリッド縞を精度よく、かつ、再現性よく除去し、放射線画像の高画質化を図ることができる。
ここで、X線の照射線量が低下すると、FPD12から出力される画像信号値は低下するので、第2ノイズ成分N2(グリッド縞)の画像信号値が第1ノイズ成分N1(ラインノイズ)の画像信号値に近づく。この場合、ラインノイズ補正により低減される振幅の割合が相対的に増加するため、第2ノイズ成分N2の検出難易度が増大する。実施の形態に係る撮影用制御装置11によれば、このような場合にも対応することができる。つまり、本発明は、照射線量が多くのメーカーの推奨条件の半分程度以下である場合に有効であり、適切にグリッド縞を除去することができる。
また、例えば、画素サイズ200μmのパネルに対して、40本の鉛泊が配列されたグリッド15を用いた場合、撮影台13の構造上、第2ノイズ成分N2(グリッド縞)の第2空間周波数f2が、グリッド15の仕様に基づく空間周波数よりも高周波側に変化することがある。この場合、第2ノイズ成分N2が、ラインノイズ補正により低減する可能性が高くなる。実施の形態に係る撮影用制御装置11によれば、上述のように撮影台などを利用して拡大撮影を行う場合にも、適切にグリッド縞を除去することができる。
なお、画素サイズ200μmのパネルとは、実際の画素サイズが200μmであるパネルだけなく、画素サイズ100μmのパネルにおいて複数ラインをまとめて読み出すことで模擬的に画素サイズ200μmパネルが実現される場合を含む。
また、グリッド縞は、被検体の中心部からスキンラインにかけての画像信号値の変化量が大きい場合に顕著に表れる。特に、骨盤正面、腰椎側面、胸部側面などの場合は、被検体中心部からスキンラインにわたって画像信号値の変化が大きい。図7A〜図7Cは、X線撮影システム1で得られる骨盤正面のX線画像の一例を示す図である。図7Aは、X線画像の全体図、図7B及び図7Cは、図7AのX線画像における矩形枠領域の拡大図である。図7Bは、画像補正前の状態を示し、図7Cは、画像補正後の状態を示す。図7A〜図7Cに示すように、本実施の形態に係る撮影用制御装置11によれば、上述したようにグリッド縞が描出されやすい部位のX線画像においても、適切にグリッド縞を除去することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、実施の形態では、第2補正処理部116Bは、グリッド15の配置態様に関わらず、第2ノイズ成分N2(グリッド縞)を除去する補正を実施するが、グリッド15の格子方向がゲート線の延在方向(第1方向)と一致する場合に、第1補正処理部116Aによる補正処理が実施される前のX線画像データを用いて、第2ノイズ成分を検出するようにしてもよい。つまり、グリッド15の格子方向が信号線の延在方向(第2方向)と一致する場合は、ラインノイズ補正が行われてもグリッド縞は低減されずに残存するので、ラインノイズ補正後のX線画像データを用いて第2ノイズ成分N2を検出してもよい。これにより、撮影用制御装置11における処理負荷を軽減することができる。
また、実施の形態では、本発明を、病院の撮影室に据え置かれる据置型のX線撮影システム1に適用した場合について説明したが、回診車に搭載される移動型のX線撮影システムに適用することもできる。
また、グリッド縞の除去処理は演算量が多くなるために、実施の形態では、撮影用制御装置11のようなコンソール側で行うことを想定して説明したが、本発明の放射線画像処理装置の機能をFPD12に内蔵してもよいし、タブレット端末のように、放射線画像の表示機能を有する端末に内蔵してもよい。
また、本発明は、X線撮影システムに限らず、γ線等の他の放射線を使用した撮影システムに適用することもできる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 X線撮影システム
10 X線撮影装置
11 撮影用制御装置(放射線画像処理装置)
12 FPD(放射線検出装置)
13 撮影台
14 中継器
15 グリッド
20 X線発生装置
21 X線発生用制御装置
22 X線発生用コンソール
23 照射スイッチ
24 高電圧発生装置
25 X線管装置

Claims (7)

  1. 受像面の前方に散乱放射線除去用グリッドが配置された放射線検出装置により撮影された放射線画像データに対して補正処理を行う画像処理装置であって、
    前記放射線画像データに含まれる、前記放射線検出装置の構造及び駆動方式に起因する第1空間周波数の第1ノイズ成分を除去する第1補正処理部と、
    前記放射線画像データに含まれる、前記散乱放射線除去用グリッドの構造に起因する第2空間周波数の第2ノイズ成分を除去する第2補正処理部と、を備え、
    前記第2補正処理部は、前記第1補正処理部による補正処理が実施される前の前記放射線画像データを用いて、前記第2ノイズ成分を検出する、
    放射線画像処理装置。
  2. 前記第2補正処理部は、前記第1空間周波数を含む所定の周波数帯を、前記第2ノイズ成分の検出領域から除外する、
    請求項1に記載の放射線画像処理装置。
  3. 前記放射線検出装置は、内部にマトリックス状に配置された検出部と、第1方向に延在し前記検出部の読み出し列を選択するゲート線と、前記第1方向と交差する第2方向に延在し前記検出部の信号を取得する信号線と、を有し、
    前記第2補正処理部は、前記散乱放射線除去用グリッドの格子方向が前記第1方向と一致する場合に、前記第1補正処理部による補正処理が実施される前の前記放射線画像データを用いて、前記第2ノイズ成分を検出する、
    請求項1又は2に記載の放射線画像処理装置。
  4. 受像面の前方に散乱放射線除去用グリッドが配置された放射線検出装置により撮影された放射線画像データに対して補正処理を行う画像処理方法であって、
    前記放射線画像データに含まれる、前記放射線検出装置の構造及び駆動方式に起因する第1空間周波数の第1ノイズ成分を除去する第1工程と、
    前記第1工程前の前記放射線画像データを用いて、前記放射線画像データに含まれる、前記散乱放射線除去用グリッドの構造に起因する第2空間周波数の第2ノイズ成分を検出する第2工程と、
    前記第1工程後の前記放射線画像データから、前記第2ノイズ成分を除去する第3工程と、を備える、
    放射線画像処理方法。
  5. 受像面の前方に散乱放射線除去用グリッドが配置された放射線検出装置により撮影された放射線画像データに対して補正処理を行うためのプログラムであって、
    コンピューターに、
    前記放射線画像データに含まれる、前記放射線検出装置の構造及び駆動方式に起因する第1空間周波数の第1ノイズ成分を除去する第1処理と、
    前記第1処理前の前記放射線画像データを用いて、前記放射線画像データに含まれる、前記散乱放射線除去用グリッドの構造に起因する第2空間周波数の第2ノイズ成分を検出する第2処理と、
    前記第1処理後の前記放射線画像データから、前記第2ノイズ成分を除去する第3処理と、を実行させる、
    プログラム。
  6. 受像面の前方に散乱放射線除去用グリッドが配置された放射線検出装置により撮影された放射線画像データに対して補正処理を行うコンピューターに、
    前記放射線画像データに含まれる、前記放射線検出装置の構造及び駆動方式に起因する第1空間周波数の第1ノイズ成分を除去する第1処理と、
    前記第1処理前の前記放射線画像データを用いて、前記放射線画像データに含まれる、前記散乱放射線除去用グリッドの構造に起因する第2空間周波数の第2ノイズ成分を検出する第2処理と、
    前記第1処理後の前記放射線画像データから、前記第2ノイズ成分を除去する第3処理と、
    を実行させるプログラムを格納したコンピューター読取可能な記録媒体。
  7. 受像面の前方に散乱放射線除去用グリッドが配置された放射線検出装置と、
    前記放射線検出装置により撮影された放射線画像データに対して所定の処理を行う撮影用制御装置と、を備え、
    前記撮影用制御装置は、
    前記放射線画像データに含まれる、前記放射線検出装置の構造及び駆動方式に起因する第1空間周波数の第1ノイズ成分を除去する第1補正処理部と、
    前記放射線画像データに含まれる、前記散乱放射線除去用グリッドの構造に起因する第2空間周波数の第2ノイズ成分を除去する第2補正処理部と、を有し、
    前記第2補正処理部は、前記第1補正処理部による補正処理が実施される前の前記放射線画像データを用いて、前記第2ノイズ成分を検出する、
    放射線撮影システム。
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