JP2020150406A - 増幅装置および送信装置 - Google Patents

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敦志 山岡
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Abstract

【課題】本発明の一実施形態は、従来よりも信頼性の高い、スイッチングアンプを用いた増幅装置を提供する。【解決手段】本発明の一実施形態としての増幅装置は、スイッチングアンプと、調整部と、を備える。前記スイッチングアンプは、制御信号に基づいて駆動し、入力された増幅対象信号を増幅して増幅信号を生成する。前記調整部は、前記増幅対象信号および前記制御信号の少なくともいずれかを、前記スイッチングアンプに入力される前に調整する。また、前記調整部は、前記制御信号がLOWからHIGHになるタイミングが、前記増幅対象信号がLOWからHIGHになるタイミングと揃うように、あるいは、前記増幅対象信号がHIGHからLOWになるタイミングと揃うように、調整する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、増幅装置および送信装置に関する。
矩形信号の増幅に用いられるスイッチングアンプは、様々な装置に用いられている。例えば、信号の振幅レベルに応じて、スイッチングアンプの駆動台数を変え、各スイッチングアンプから出力された信号を合成することにより、変調を行う装置が知られている。また、スイッチングアンプからの出力信号には高次高調波成分が含まれるため、一般には、バンドパスフィルタ(BPF)などのフィルタが用いられるが、前述の変調を行う装置では、出力信号の波形がステップ状となるため、フィルタを用いずとも高次高調波を抑制することができるという利点がある。
このように、スイッチングアンプの制御は非常に重要である。しかしながら、スイッチングアンプが想定通りに制御されない場合がある。そのため、スイッチングアンプを用いた装置の信頼性が損なわれる危険性がある。
国際公開2008/032782号 国際公開2014/103265号 特開2007−258768号公報 特開2016−144012号公報
本発明の一実施形態は、従来よりも信頼性の高い、スイッチングアンプを用いた増幅装置を提供する。
本発明の一実施形態としての増幅装置は、スイッチングアンプと、調整部と、を備える。前記スイッチングアンプは、制御信号に基づいて駆動し、入力された増幅対象信号を増幅して増幅信号を生成する。前記調整部は、前記増幅対象信号および前記制御信号の少なくともいずれかを、前記スイッチングアンプに入力される前に調整する。また、前記調整部は、前記制御信号がLOWからHIGHになるタイミングが、前記増幅対象信号がLOWからHIGHになるタイミングと揃うように、あるいは、前記増幅対象信号がHIGHからLOWになるタイミングと揃うように、調整する。
第1の実施形態である増幅装置の一例を示すブロック図。 スイッチングアンプの構成の一例を示す図。 フルブリッジ回路のスイッチング動作とその出力を説明する図。 調整部による調整を説明する図。 調整部が遅延回路により構成されている例を示す図。 調整部がDフリップフロップにより構成されている例を示す図。 第2の実施形態である送信装置の一例を示すブロック図。 合成器の一例を示す図。 制御信号の生成について説明する図。 第2の実施形態のスイッチングアンプに入力される制御信号と矩形波キャリア信号の例を示す図。 制御信号の他の一例を示す図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態である増幅装置1の一例を示すブロック図である。本実施形態に係る増幅装置1は、スイッチングアンプ11と、調整部12と、を備える。
本実施形態の増幅装置1は、増幅装置1に入力された増幅の対象とされる矩形信号に対し、増幅を行う装置である。以降、増幅の対象とされる信号を「増幅対象信号」と、増幅された信号を「増幅信号」と記載する。例えば、中波放送などを送信する送信装置が、振幅変調を行うために、増幅装置1を備えることが想定され得る。その場合、波形が矩形に加工済みのキャリア信号が増幅対象信号に該当する。
スイッチングアンプ11は、駆動時において、入力された増幅対象信号を増幅して増幅信号を生成する。なお、各スイッチングアンプ11は、駆動していない場合もあり得る。例えば、複数の増幅装置1がある場合において、それらの一部が増幅を行い、残りは増幅を行わないこともあり得る。増幅を行うか否かは、スイッチングアンプ11に入力される制御信号により判断される。すなわち、制御信号は、スイッチングアンプ11の駆動(ON/OFF)を制御するものであり、スイッチングアンプ11は制御信号に基づいて駆動する。
本説明においては、制御信号は0または1の二値で表されものとする。そして、制御信号の値が1の場合に、スイッチングアンプ11がONとなり、増幅信号が出力されるとする。また、制御信号の値が0の場合は、スイッチングアンプ11はOFFとなり、出力がないものとする、言い換えれば、0Vが出力されるものとする。
なお、本実施形態では、制御信号は、増幅装置1の外部の装置により生成されて、増幅装置1に入力されるものとする。また、制御信号は、増幅対象信号の周期の半分の周期であるように生成されているものとする。制御信号のデューティー比は、任意な値でよい。
スイッチングアンプ11の動作の詳細について説明する。図2は、スイッチングアンプ11の構成の一例を示す図である。図2では、スイッチングアンプ11がフルブリッジ回路で構成された例が示されている。フルブリッジ回路は、スイッチとして動作する四つのトランジスタが、フルブリッジ状に構成されたものである。ここでは、四つのトランジスタは、第1トランジスタQ1、第2トランジスタQ2、第3トランジスタQ3、および第4トランジスタQ4と記載する。具体的には、第1トランジスタQ1と第2トランジスタQ2は並列に接続されおり、第3トランジスタQ3と第4トランジスタQ4も並列に接続されている。また、第1トランジスタQ1と第3トランジスタQ3は直列に接続されており、第2トランジスタQ2と第4トランジスタQ4も直列に接続されている。
また、第1トランジスタQ1と第2トランジスタQ2との接続点には電源電圧Vdが掛けられており、第3トランジスタQ3と第4トランジスタQ4との接続点はグラウンド(GND)と接続されている。電源電圧側にある第1トランジスタQ1および第2トランジスタQ2は、それぞれ、第1ハイサイドトランジスタおよび第2ハイサイドトランジスタとも記載する。GND側にある第3トランジスタQ3および第4トランジスタQ4は、それぞれ、第1ローサイドトランジスタおよび第2ローサイドトランジスタとも記載する。
また、図2の例では、フルブリッジ回路に一つのトランスLが組み込まれている。増幅された電圧が、このトランスLを介して出力されることを想定する。トランスLの一端は、第1トランジスタQ1と第3トランジスタQ3との接続点と接続されている。一方、トランスLの他端は、第2トランジスタQ2と第4トランジスタQ4との接続点と接続されている。図2の例では、このトランスLに電源電圧が掛かることにより、増幅が行われる。つまり、制御信号が1のときは、トランスLの両端間に電位差があるようにし、制御信号が0のときは、トランスLの両端間に電位差がないように、各トランジスタが制御される。なお、ここでは、トランスLの電位差は、第1トランジスタQ1および第3トランジスタQ3の接続点の電位(V13)が、第2トランジスタQ2および第4トランジスタQ4の接続点の電位(V24)よりも高い場合に正と定義し、低い場合に負と定義する。
各トランジスタは、増幅対象信号および制御信号の少なくともいずれかに基づき制御される。図2の例では、第1トランジスタQ1は、入力される増幅対象信号に応じてスイッチングする。第2トランジスタQ2は、増幅対象信号の反転信号が入力されて、当該反転信号に応じてスイッチングする。第3トランジスタQ3は、増幅対象信号の反転信号と、制御信号の反転信号と、に応じてスイッチングする。図2の例では、第3トランジスタQ3の入力線に増幅対象信号の反転信号が入力され、また、当該入力線に制御信号の反転信号に応じてスイッチングする第1スイッチSW1が接続されている。これにより、第3トランジスタQ3が、増幅対象信号の反転信号と、制御信号の反転信号と、に応じてスイッチングすることができる。第4トランジスタQ4は、増幅対象信号と、制御信号の反転信号と、に応じてスイッチングする。図2の例では、第4トランジスタQ4の入力線に増幅対象信号が入力され、また、当該入力線に制御信号の反転信号に応じてスイッチングする第2スイッチSW2が接続されている。これにより、第4トランジスタQ4が、増幅対象信号と、制御信号の反転信号と、に応じてスイッチングすることができる。
なお、各トランジスタは、入力された信号の値が閾値以上のときはONになり、閾値未満のときはOFFになるが、各トランジスタに入力される信号(増幅対象信号またはその反転信号)は矩形波のため、当該信号が最大(HIGH)のときはONになり、最小(LOW)のときはOFFになる。また、各スイッチは、入力された信号の値が1のとき(つまり制御信号が0のとき)はONになり、0のとき(つまり制御信号が1のとき)はOFFになるものとする。
図2のような構成の場合、制御信号が0であれば、各スイッチがONになってGNDに電流が流れてしまうため、各ローサイドトランジスタがONにならない。したがって、トランスLの両端の電位差が0になり、2次側に発生する電圧も0になるというのが理想的な動作である。このように、図2のフルブリッジ回路は、増幅対象信号および制御信号に基づいて駆動するように構成されている。
しかし、スイッチングアンプ11の構成によっては、制御信号が0であっても、還流電流が流れる場合がある。例えば、トランスLに瞬間的な高電圧が掛かることを防ぐために、還流電流用ダイオードを設ける場合がある。また、トランジスタには、その内部に、等価的なダイオードを有するものがある。例えば、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor型電磁効果トランジスタ)では、その構造上、ソースとドレインとの間にダイオードが等価的に内蔵される。このような、等価的なダイオードは、ボディダイオードと称される。MOSFETでは、通常、ドレインからソースに向かって電流が流れるが、このボディダイオードを介して、ソースからドレインに向かって還流電流が流れる場合がある。ゆえに、スイッチングアンプ11がボディダイオードを有するトランジスタにより構成されている場合には、還流電流により、想定とは異なる出力が発生する場合がある。
図3(3Aから3F)は、フルブリッジ回路のスイッチング動作とその出力を説明する図である。なお、図3Aから3Fでは、OFFの状態のトランジスタは、ダイオードの図記号により示されている。また、ONの状態のトランジスタも、ボディダイオードを介して電流が流れる場合は、ダイオードの図記号により示されている。
図3Aから3Fの上部には、増幅対象信号および制御信号の波形が示されている。増幅対象信号の波形は、時間tにおける増幅対象信号の値を示す関数S(t)にて表されるとする。また、制御信号の波形は、時間tにおける制御信号の値を示す関数C(t)にて表されるとする。図3の例では、増幅対象信号および制御信号の値の変動により、1周期が[1]から[6]の6つの期間に分けられる。
なお、説明の便宜上、増幅対象信号および制御信号の値の組み合わせを、(増幅対象信号の値,制御信号の値)で表すものとする。また、増幅対象信号は矩形波であるため、HIGHとLOWの二値を取るが、ここでは、増幅対象信号のHIGHを1とし、LOWを0として説明する。つまり、組み合わせは、(1,0)、(1,1)、(0,0)、(0,1)の四種類である。
図3Aは、組み合わせが(1,0)から(1,1)に切り替わった[1]の期間におけるフルブリッジ回路の動作を示す。[1]の期間では、第1トランジスタQ1および第4トランジスタQ4がONとなり、第2トランジスタQ2および第3トランジスタQ3がOFFとなる。ゆえに、第2トランジスタQ2および第3トランジスタQ3は、ダイオードの図記号により示されている。[1]の期間では、矢印で示されたように、直流電流がハイサイドからローサイドへ流れる。ここでは、第1トランジスタQ1と第2トランジスタQ2との接続点から、第2トランジスタQ2と第4トランジスタQ4との接続点へ向かう方向をプラスとし、反対方向をマイナスとする。つまり、組み合わせが(1,1)の状態では、トランスLにプラスの電流が流れる。また、電位V13のほうが電位V24よりも高いため、出力電力はプラスとなる。
図3Bは、組み合わせが(1,1)から(1,0)に切り替わった[2]の期間におけるフルブリッジ回路の動作を示す。[2]の期間では、第1トランジスタQ1のみがONとなり、その他のトランジスタがOFFとなる。[2]の期間では、本来は電流経路がないはずだが、第2トランジスタQ2のボディダイオードにより電流経路が生じ、電流は矢印のように流れる。トランスL両端の電位差は、概ね0Vとなる。
図3Cは、組み合わせが(1,0)から(0,0)に切り替わった[3]の期間におけるフルブリッジ回路の動作を示す。[3]の期間では、第2トランジスタQ2のみがONとなり、その他のトランジスタがOFFとなる。この場合も、本来は電流経路がないはずだが、第2トランジスタQ2および第3トランジスタQ3のボディダイオードにより、電源とGNDが導通してしまう。また、直前の(1,0)の状態では、トランスLにプラスの電流が流れていたため、トランスLの自己誘導により、プラスの電流がトランスLに流れ続けようとする。そのため、図3Cに示すように、第3トランジスタQ3、トランスL、および第2トランジスタQ2を経由して、電流が流れて電源に吸収される。トランジスタQのON抵抗が0Ωである理想的な状態を仮定すると、トランスLにかかる電位差は−Vdになる。
制御信号が0であるため、本来ならばトランスLの両端の電位差は0Vであることが望ましい。しかし、ボディダイオードを通る還流電流により、このように望ましくない出力電圧が生じることになる。
図3Dは、組み合わせが(0,0)から(0,1)に切り替わった[4]の期間におけるフルブリッジ回路の動作を示す。[4]の期間では、第2トランジスタQ2および第3トランジスタQ3がONとなり、第1トランジスタQ1および第4トランジスタQ4がOFFとなる。ゆえに、ハイサイドからローサイドへマイナスの電流が流れる。電位V13のほうが電位V24よりも低いため、出力電力はマイナスとなる。
図3Eは、組み合わせが(0,1)から(0,0)に切り替わった[5]の期間におけるフルブリッジ回路の動作を示す。[5]の期間では、第2トランジスタQ2のみがONとなり、その他のトランジスタがOFFとなる。この場合も、本来は電流経路がないはずだが、第1トランジスタQ1のボディダイオードにより電流経路が生じ、トランスLの自己誘導により、電流は矢印のように流れる。出力電力は概ね0Vとなる。
図3Fは、組み合わせが(0,0)から(1,0)に切り替わった[6]の期間におけるフルブリッジ回路の動作を示す。[6]の期間では、第1トランジスタQ1のみがONとなり、その他のトランジスタがOFFとなる。この場合も、本来は電流経路がないはずだが、第4トランジスタQ4のボディダイオードにより、電源とGNDが導通してしまい、トランスLの自己誘導により、電流は矢印のように流れる。電位V13のほうが電位V24よりも高いため、出力電力はプラスとなる。
このように、組み合わせが(1,0)から(0,0)に切り替わる[3]の期間と、(0,0)から(1,0)に切り替わる[6]の期間とでは、出力電圧が0にならず、意図しない増幅が行われる。このように還流電流が生じてしまうと、スイッチングアンプ11が想定通りに動作しない場合がある。そのため、高調波成分が抑制された増幅信号を得るために、スイッチングアンプ11の駆動を制御したとしても、想定ほどの効果が得られないといった事態が生じる。
調整部12は、スイッチングアンプ11において上述された意図しない増幅が行われないように、増幅対象信号および制御信号の少なくともいずれかをスイッチングアンプ11に入力される前に調整する。具体的には、図3で示された[3]および[6]の期間をなくすため、増幅対象信号の立ち上がりのタイミングと、制御信号の切り替わりのタイミングと、が一致するように調整する。なお、増幅対象信号および制御信号の切り替わる方向は同じでなくともよい。つまり、制御信号がLOWからHIGHになるタイミング(立ち上がり)が、増幅対象信号がLOWからHigh(立ち上がり)になるタイミングと揃うように、あるいは、増幅対象信号がHIGHからLOW(立ち下がり)になるタイミングと揃うように、調整すればよい。
なお、増幅対象信号および制御信号の切り替わりのタイミングの差異が増幅装置1に要求される精度に基づく許容範囲内であれば、増幅対象信号および制御信号の切り替わりのタイミングは一致したとみなしてよい。
図4は、調整部12による調整を説明する図である。図4は、増幅対象信号が調整された場合を示す。図3に示された増幅対象信号および制御信号の波形に加えて、調整された増幅対象信号の波形が示されている。
調整された増幅対象信号は、増幅対象信号を遅延させることにより、生成され得る。図4に示すように、制御信号の立ち上がりは、増幅対象信号S(t)の立ち上がりに対して、時間Tだけ遅れている。ゆえに、調整部12は、増幅対象信号を時間Tだけ遅延させた信号S(t−T)を生成し、スイッチングアンプ11に入力する。これにより、図4に示すように、[3]および[6]の期間をなくすことができる。このように、意図しない増幅が行われる期間をなくすことにより、還流電流による意図しない増幅を防ぐことができる。
例えば、遅延回路を調整部12として用いることができる。図5は、調整部12が遅延回路121により構成されている例を示す図である。図5は、増幅対象信号を遅延させることを想定して、遅延回路121に増幅対象信号が入力されている。なお、遅延回路121に制御信号を入力して制御信号を遅延させてもよい。増幅対象信号および制御信号間の遅延量は予め確認されており、当該遅延量の分だけ、スイッチングアンプ11への入力が遅れることになる。これにより、スイッチングアンプ11への入力時点において、両信号の切り替わるタイミングが一致する。したがって、遅延回路121を調整部12として用いることができる。
例えば、Dフリップフロップ(D−FF)を調整部12として用いてもよい。図6は、調整部12がDフリップフロップ122により構成されている例を示す図である。Dフリップフロップ122は、CLK端子への入力信号の立ち上がりにおいて、D端子への入力信号を出力すると同時に、それを保持する機能を有する。ゆえに、Dフリップフロップ122は、CLK端子にて制御信号を受け取り、D端子にて増幅対象信号を受け取る。これにより得られたDフリップフロップ122の出力信号の切り替わりのタイミングは、制御信号の立ち上がりのタイミングと一致する。Dフリップフロップ122は、遅延回路121の一種であるが、制御信号の立ち上がりのタイミングが周期ごとに変動するような場合でも特別な設定をすることなく、制御信号および増幅対象信号の切り替わりのタイミングを揃えることができる。
なお、厳密に言えば、増幅対象信号の切り替わりおよび制御信号の立ち上がりのタイミングは、スイッチングアンプ11に処理される時点において、一致すべきである。言い換えれば、スイッチングアンプ11内の各トランジスタのゲート端子の切り替わりのタイミングと、各ローサイドトランジスタに接続された各スイッチの動作タイミングと、を合わせることが望ましい。しかし、調整部12において制御信号および増幅対象信号の切り替わりのタイミングを揃えても、各トランジスタのゲート端子に至るまでに、回路遅延により、制御信号および増幅対象信号のタイミングがずれることが想定される。したがって、調整部12は、制御信号および増幅対象信号の切り替わりのタイミングを、調整時点において完全に揃えるのではなく、スイッチングアンプ11に処理される時点において揃うように調整するほうが好ましい。例えば、調整部12の調整後からスイッチングアンプ11に処理されるまでに、増幅対象信号が時間Tだけ遅延し、制御信号が時間Tだけ遅延する場合には、調整部12は、増幅対象信号が制御信号よりも時間T−Tだけ進んでいるように調整する。このようにして、回路の遅延を吸収することにより、より正確な増幅を実現できる。時間T及びTは予め計測しておけばよい。
以上のように、本実施形態の増幅装置1では、調整部12がスイッチングアンプ11に入力される増幅対象信号および制御信号の少なくともいずれかを調整することにより、増幅対象信号がLOWからHIGHになるタイミングもしくはHIGHからLOWになるタイミングが、制御信号がLOWからHIGHになるタイミングと一致する。これにより、意図しない増幅が行われるのを防ぎ、スイッチングアンプ11から想定通りの増幅信号を得ることができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、第1の実施形態の増幅装置1の利用例として、第1の実施形態の増幅装置1を送信装置に適用した例を示す。
図7は、第2の実施形態である送信装置の一例を示すブロック図である。本実施形態に係る送信装置2は、矩形波生成部21と、変調部22と、制御信号生成部23と、複数の増幅装置1と、合成器24と、アンテナ部25と、を備える。増幅装置1の数は特に限られるものではなく、ここでは、N(Nは2以上の整数)台の増幅装置1があるとする。
本実施形態の送信装置2は、音声信号などの送信対象の信号(送信対象信号)を、キャリア信号に基づき変調して送信する装置である。送信装置2は、送信対象の信号の振幅レベルに応じた台数の増幅装置1を駆動させることにより、振幅変調が施された信号を得る。つまり、必要な台数分だけ増幅装置1が駆動される。ゆえに、第1の実施形態と同様、制御信号により各増幅装置1の駆動は制御される。
なお、増幅装置1の有効性を示すために、上記のような処理を行う送信装置2に増幅装置1を適用した例を示すが、増幅装置1の適用先が限られるわけではない。
矩形波生成部21は、正弦波であるキャリア信号に対して閾値判定を行い、キャリア信号をHIGHとLOWに分ける。これにより、キャリア信号の波形を矩形波に変換する。正弦波であるキャリア信号を正弦波キャリア信号と、変換された矩形波のキャリア信号を矩形波キャリア信号と記載する。例えば、発振器などで発生させた正弦波を、矩形波生成部21に通すことにより、パルス化することが考えられる。なお、FPGA(Field Programmable Gate Array)などから直接生成されたパルス波形をキャリア信号として使用する場合もあり得る。その場合は、FPGAが矩形波生成部21に該当し、正弦波キャリア信号の入力は不要となる。
変調部22は、送信対象信号を、正弦波キャリア信号を用いて振幅変調して、被変調信号を生成する。なお、本説明において、「被変調信号」という用語は、変調される対象の信号が変調された結果生じた信号を意味する。言い換えれば、「被変調信号」は変調後の信号を意味する。一方、変調される対象の信号、すなわち、変調前の信号は、「変調信号」と記載される。
制御信号生成部23は、被変調信号に基づき、増幅装置1の駆動を制御するための制御信号を生成する。図7の例では、各増幅装置1を他の増幅装置1とは関係なく駆動させるために、制御信号は増幅装置1ごとに生成される。ここでは、k(kは、2以上かつN以下の整数)番目の増幅装置1に対する制御信号をCと記載する。なお、いくつかの増幅装置1をまとめて同じ駆動にする場合は、まとめて駆動される増幅装置1に対する制御信号は共通でよい。制御信号の生成の詳細については後述する。
各増幅装置1は、第1の実施形態と同様に動作する。本実施形態では、対応する制御信号と、増幅対象信号である矩形波キャリア信号を受け取り、制御信号が1の場合に、矩形波キャリア信号の増幅信号を出力する。各増幅装置1の内部では、制御信号の立ち上がりおよび矩形波キャリア信号の切り替わりのタイミングが一致するように調整されている。図7では、矩形波キャリア信号が調整されている。
なお、遅延させる時間が同じである増幅回路がある場合、それらの増幅回路の調整部12は共通としてもよい。つまり、複数のスイッチングアンプ11と、一つの調整部12と、を備えた増幅装置1を用いてもよい。
合成器24は、各増幅装置1からの各増幅信号を合成して合成信号を生成する。図8は、合成器24の一例を示す図である。図8では、トランスを用いて、合成器24が実現されている。図8の例の合成器24は、各増幅装置1からの出力電力を受け取るために、増幅装置1の台数以上のトランスを有する。合成器24の各トランスは直列に接続されており、直列に接続されたトランス全体の一端は接地されており、他端からは合成信号が出力される。このような構成により、各増幅装置1からの増幅信号は電圧加算されて合成信号となり、アンテナ部25に出力され得る。なお、図8に記載した複数のトランスは、すべて同じ巻き数比でも構わないし、異なる巻き数比でも構わない。
アンテナ部25は、少なくともアンテナを有し、当該アンテナを介して、合成器24からの合成信号を電波にて送信する。アンテナ部25は、増幅器、フィルタなどを独自に有していてもよい。なお、フィルタは、所望の信号帯域のみを通過させるバンドパスフィルタであってもよいし、所望の周波数以下を通過させるローパスフィルタ、所望の周波数以上を通過させるバイパスフィルタ等があるが、いずれのフィルタを有していてもよい。
制御信号の生成の詳細について説明する。図9は、制御信号の生成について説明する図である。図9の例では、第1から第4までの4台の増幅装置1があることを想定し、四つの制御信号(CからC)が生成されるとする。
まず、制御信号生成部23は、被変調信号の各時点の振幅レベルに応じてスイッチングアンプ11の駆動台数を決定し、決定された駆動台数となるように、各スイッチングアンプ11の制御信号を生成する。被変調信号が図9の上側に示されているが、振幅が上昇するにつれて、増幅装置1の必要駆動台数が増加する。そして、制御信号生成部23は、複数の増幅装置1のうちから、決定された駆動台数分、増幅装置1を選択する。選択の方法は適宜に定めてよい。そして、選択された増幅装置1に対する制御信号の値を1にし、選択されなかった増幅装置1に対する制御信号の値を0とする。これにより、所望のタイミングにおいて、必要な台数分の増幅装置1が駆動される。また、制御信号生成部23は、制御信号の周期が矩形波キャリア信号の周期の半分となるように、制御信号を生成する。
図9の例では、制御信号Cから降順に1に変更されている。被変調信号が0前後であれば、いずれのスイッチングアンプ11も使用されないため、四つの制御信号は全て0である。振幅が0から上昇して第1の閾値を越えた場合、必要な駆動台数が1台となり、制御信号Cが1となる。その他の制御信号は0のままである。振幅がさらに上昇して第2の閾値を越えた場合は、必要な駆動台数が2台となり、制御信号CおよびCが1となり、その他の制御信号は0のままである。このようにして、値が1である制御信号の数が増えていく。
そして、振幅が最大値に到達して下降していくと、値が1である制御信号の数も減少していく。また、振幅が0からマイナスに減少するときも、使用されるスイッチングアンプ11の数は、振幅がプラスであるときと同様に、変動する。
このように、制御信号が生成されると、図9に示されているように、増幅対象信号である矩形波キャリア信号と、制御信号と、の切り替わりのタイミングは異なる。ゆえに、従来の増幅装置が備えられていると、意図しない増幅が起こり得る。
図10は、第2の実施形態のスイッチングアンプ11に入力される制御信号と矩形波キャリア信号の例を示す図である。前述の通り、スイッチングアンプ11ごとに矩形波キャリア信号が調整されている。例えば、矩形波キャリア信号S(t)の切り替わり時刻に対し、制御信号Cの立ち上がりは時間Tだけ遅れ、制御信号Cは時間Tだけ遅れ、制御信号Cは時間Tだけ遅れ、制御信号CはTだけ遅れているとする。その場合、第1増幅装置1は、矩形波キャリア信号S(t)に対しTの時間だけ遅延させた矩形波キャリア信号S(t−T)をスイッチングアンプ11に入力する。第2増幅装置1は、矩形波キャリア信号S(t)に対しTの時間だけ遅延させた矩形波キャリア信号S(t−T)をスイッチングアンプ11に入力する。第3増幅装置1は、矩形波キャリア信号S(t)に対しTの時間だけ遅延させた矩形波キャリア信号S(t−T)をスイッチングアンプ11に入力する。第4増幅装置1は、矩形波キャリア信号S(t)に対しTの時間だけ遅延させた矩形波キャリア信号S(t−T)をスイッチングアンプ11に入力する。これにより、いずれのスイッチングアンプ11でも、矩形波キャリア信号の切り替わりおよび制御信号の立ち上がりのタイミングが一致している。これにより、意図しない増幅が防がれる。また、合成信号は、図10の下側に示すように、ステップ状になるため、高次高調波が抑制された信号となる。
図11は、制御信号の他の一例を示す図である。図9では、制御信号Cのパルス幅が制御信号Cのパルス幅よりも大幅に狭くなっている。この場合、増幅装置に高い応答速度が求められ、製造コストの増加等につながる。これを回避するために、図11の例では、増幅装置1は、駆動した順に停止する。この場合、図9の例と比較すると、制御信号Cの立ち下がりの時刻と制御信号Cの立ち下がり時刻とが交換され、制御信号Cの立ち下がり時刻と制御信号Cの立ち下がり時刻とが交換されたようになる。各時点においてONである増幅装置1の数は、図9の場合と同じであるため、合成信号は、結果的に、図10の合成信号と同じになる。
このように制御信号のパルス幅を揃える場合は、制御信号生成部23は、被変調信号の符号(すなわち正か負か)と、被変調信号の傾き(すなわち微分値)の符号と、の組み合わせを用いることにより、制御信号を生成する。使用する増幅装置1の優先順位を、この組み合わせごとに予め決めておくことで、増幅装置1を駆動した順に停止することが可能である。なお、この場合、送信装置2は、制御信号生成部23とは別に、被変調信号の符号を判定する第1判定部と、被変調信号の微分値を算出する微分値算出部と、微分値の符号を判定する第2判定部と、を備えていてもよい。
以上のように、本実施形態の送信装置2は、第1の実施形態の増幅装置1を複数含む。各増幅装置1には個別の制御信号が入力されるが、各増幅装置1は、入力された制御信号の立ち上がりタイミングと、増幅対象信号の切り替わりタイミングとを、それぞれ揃える。これにより、各増幅装置1が正常な増幅動作を達成し、想定通りの増幅信号を生成することができる。また、送信装置2は、制御信号を用いて各増幅装置1の駆動順番を制御して、高調波成分が抑制された合成信号を生成する。意図しない増幅信号が含まれないため、当該合成信号は、既存装置より、高精度に高調波成分を抑制することができる。これにより、変調装置に用いるBPFの要求仕様が緩和されるため、あるいは、BPFが不要となるため、変調装置の製造コストを抑えることができる。
また、本実施形態では調整部12が増幅装置1に含まれるとしたが、調整部がFPGA(Field−Programmable Gate Array)で実現されていてもよい。この場合、例えば矩形波性成分21、変調部22、制御信号生成部23、調整部12がFPGAに実装されており、FPGAから複数の増幅器1に対してそれぞれ個別にFPGA内で遅延させた矩形波キャリア信号と制御信号を与えることになる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1 増幅装置
11 スイッチングアンプ
12 調整部
121 遅延回路
122 Dフリップフロップ
2 送信装置
21 矩形波生成部
22 変調部
23 制御信号生成部
24 合成器
25 アンテナ部
Q1 第1トランジスタ
Q2 第2トランジスタ
Q3 第3トランジスタ
Q4 第4トランジスタ
SW1 第1スイッチ
SW2 第2スイッチ
L トランス

Claims (13)

  1. 制御信号に基づいて駆動し、入力された増幅対象信号を増幅して増幅信号を生成するスイッチングアンプと、
    前記増幅対象信号および前記制御信号の少なくともいずれかを、前記スイッチングアンプに入力される前に調整する調整部と、
    を備え、
    前記調整部は、前記制御信号がLowからHighになるタイミングが、前記増幅対象信号がLowからHighになるタイミングと揃うように、あるいは、前記増幅対象信号がHighからLowになるタイミングと揃うように、調整する
    増幅装置。
  2. 前記調整部が、遅延回路により構成されている
    請求項1に記載の増幅装置。
  3. 前記調整部が、Dフリップフロップにより構成され、
    前記DフリップフロップのD端子にて前記増幅対象信号を受け取り、
    前記DフリップフロップのCLK端子にて前記制御信号を受け取る
    請求項1または2に記載の増幅装置。
  4. 前記スイッチングアンプが、前記増幅対象信号および前記制御信号に基づいて駆動するフルブリッジ回路により構成されている
    請求項1ないし3のいずれか一項に記載の増幅装置。
  5. 前記フルブリッジ回路は、
    第1ハイサイドトランジスタと、
    前記第1ハイサイドトランジスタと並列に接続された第2ハイサイドトランジスタと、
    前記第1ハイサイドトランジスタと直列に接続された第1ローサイドトランジスタと、
    前記第2ハイサイドトランジスタとは直列に、前記第1ローサイドトランジスタとは並列に、接続された第2ローサイドトランジスタと、
    を備え、
    前記第1ローサイドトランジスタおよび前記第2ローサイドトランジスタは、前記制御信号に基づいて、スイッチングを行う
    請求項4に記載の増幅装置。
  6. 前記第1ハイサイドトランジスタ、前記第2ハイサイドトランジスタ、前記第1ローサイドトランジスタ、および前記第2ローサイドトランジスタが、ボディダイオードを有するトランジスタにて構成されている
    請求項5に記載の増幅装置。
  7. 前記第1ハイサイドトランジスタ、前記第2ハイサイドトランジスタ、前記第1ローサイドトランジスタ、および前記第2ローサイドトランジスタがMOSFETである
    請求項6に記載の増幅装置。
  8. 前記フルブリッジ回路は、前記第1ハイサイドトランジスタと前記第1ローサイドトランジスタとの接続点に一端が接続され、前記第2ハイサイドトランジスタと前記第2ローサイドトランジスタとの接続点に他端が接続されているトランスをさらに備える
    請求項4ないし7のいずれか一項に記載の増幅装置。
  9. 前記スイッチングアンプは、複数備えられており、
    各前記スイッチングアンプからの各増幅信号を合成して合成信号を生成する合成器をさらに備える
    請求項1ないし8のいずれか一項に記載の増幅装置。
  10. 前記合成器は、電圧加算により、前記合成信号を生成する
    請求項9に記載の増幅装置。
  11. 指定された信号の振幅レベルに応じて前記スイッチングアンプの駆動台数を決定し、決定された駆動台数となるように、各前記スイッチングアンプの制御信号を生成する制御信号生成部
    をさらに備える請求項9または10に記載の増幅装置。
  12. 前記制御信号生成部は、前記制御信号の周期が前記増幅対象信号の周期の半分となるように、前記制御信号を生成する
    請求項11に記載の増幅装置。
  13. キャリア信号に基づき、送信する情報が含まれた送信対象信号を変調して送信する送信装置であって、
    前記キャリア信号の波形を矩形波に変換する矩形波生成部と、
    前記キャリア信号に基づき、前記送信対象信号を変調して、被変調信号を生成する変調部と、
    矩形波に変換されたキャリア信号を前記増幅対象信号として受け取り、前記被変調信号を前記指定された信号として受け取り、前記合成信号を出力する請求項11または12に記載の増幅装置と、
    前記合成信号を送信するアンテナ部と、
    を備える送信装置。
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