JP2020148381A - 冷凍サイクル装置及びそれを備えた液体加熱装置 - Google Patents

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俊二 森脇
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由樹 山岡
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常子 今川
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Abstract

【課題】シンプルな構成で、複数の多段圧縮機に適切なインジェクション流量を流入できる構成とした冷凍サイクル装置を提供すること。【解決手段】複数の圧縮機構(11、12)を有する主冷媒回路10と、低段側圧縮回転要素(11a,12a)から吐出された冷媒が合流された後に、分流部70bにて分流され、高段側圧縮回転要素(11b,12b)に吸入される中間冷媒回路70と、利用側熱交換器13から第1膨張装置15までの間から分岐された冷媒が、第2膨張装置21により減圧された後に、中間熱交換器14で主冷媒回路10を流れる冷媒と熱交換され、中間冷媒回路70を流れる冷媒に合流されるバイパス冷媒回路20と、を備え、バイパス冷媒回路20は、中間冷媒回路70の分流部70bより上流側の配管に接続している冷凍サイクル装置。【選択図】図1

Description

本発明は、冷凍サイクル装置及びそれを備えた液体加熱装置に関するものである。
従来、この種の冷凍サイクル装置として、冷媒を多段で圧縮する多段圧縮機を複数台備え、利用側熱交換器の下流側から冷媒の一部を膨張させて、複数の多段圧縮機の圧縮途中に、各々中間圧冷媒をインジェクションする冷凍サイクル装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の冷凍サイクル装置は、中間冷却器を備え、中間冷却器で熱交換され吸熱した気相又は気液二相の中間圧冷媒は、インジェクション回路から多段圧縮機の中間圧力部に中間インジェクションされ、低段側圧縮回転要素から吐出された冷媒に合流され、高段側圧縮回転要素に吸入される。
特許文献1では、複数の多段圧縮機の各々の中間圧力部分に、流量調整手段が設けられたインジェクション回路が備えられ、各々の多段圧縮機に適したインジェクション流量に制御している。
特開2010−139109号公報
しかしながら、従来の構成では、冷媒回路の構成が複雑となり、それが冷凍サイクル装置のコストアップにつながるという課題を有していた。
本発明は、前記課題を解決するもので、シンプルな構成で、複数の多段圧縮機に適切なインジェクション流量を流入できる構成として、信頼性の低下を抑制し、かつ、低コスト化を実現する冷凍サイクル装置及びそれを備えた液体加熱装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の冷凍サイクル装置は、低段側圧縮回転要素および高段側圧縮回転要素から構成される複数の圧縮機構、前記複数の圧縮機構の前記高段側圧縮回転要素から吐出された冷媒により利用側熱媒体を加熱する利用側熱交換器、中間熱交換器、第1膨張装置、熱源側熱交換器が配管で順次接続され形成されている主冷媒回路と、前記複数の圧縮機構の前記低段側圧縮回転要素から吐出された冷媒が合流された後に、分流部にて分流され、前記複数の圧縮機構の前記高段側圧縮回転要素に吸入される中間冷媒回路と、前記利用側熱交換器から前記第1膨張装置までの間の前記配管から分岐された冷媒が、第2膨張装置により減圧された後に、前記中間熱交換器で前記主冷媒回路を流れる冷媒と熱交換され、その後、前記中間冷媒回路を流れる冷媒に合流されるバイパス冷媒回路と、制御装置と、を備え、前記バイパス冷媒回路は、前記中間冷媒回路の前記分流部より上流側の配管に接続していることを特徴とするものである。
これにより、バイパス冷媒回路から流出する冷媒が、複数の圧縮機構の高段側圧縮回転要素の吸入される前に、複数の圧縮機構の低段側圧縮回転要素から吐出された冷媒と合流
するので、バイパス冷媒回路から流出する冷媒が、気液二相状態であっても、複数の圧縮機構の低段側圧縮回転要素から吐出された過熱状態の冷媒と合流されるので、複数の圧縮機構の高段側圧縮回転要素に分流する前の冷媒の状態が、概ね気相状態となり、液相冷媒の偏流を抑制することができる。これにより、冷凍サイクル装置の低コスト化を実現しつつ、COPおよび信頼性の低下を抑制できる。
本発明によれば、シンプルな構成で、複数の多段圧縮機に適切なインジェクション流量を流入できる構成として、信頼性の低下を抑制し、かつ、低コスト化を実現する冷凍サイクル装置及びそれを備えた液体加熱装置を提供できる。
本発明の実施の形態1における液体加熱装置の構成図 (a)本発明の実施の形態1における冷凍サイクル置について理想条件での圧力―エンタルピー線図(P−h線図)(b)図2(a)の冷凍サイクル置について理想条件での圧力―エンタルピー線図(P−h線図)の詳細図
第1の発明は、低段側圧縮回転要素および高段側圧縮回転要素から構成される複数の圧縮機構、前記複数の圧縮機構の前記高段側圧縮回転要素から吐出された冷媒により利用側熱媒体を加熱する利用側熱交換器、中間熱交換器、第1膨張装置、熱源側熱交換器が配管で順次接続され形成されている主冷媒回路と、前記複数の圧縮機構の前記低段側圧縮回転要素から吐出された冷媒が合流された後に、分流部にて分流され、前記複数の圧縮機構の前記高段側圧縮回転要素に吸入される中間冷媒回路と、前記利用側熱交換器から前記第1膨張装置までの間の前記配管から分岐された冷媒が、第2膨張装置により減圧された後に、前記中間熱交換器で前記主冷媒回路を流れる冷媒と熱交換され、その後、前記中間冷媒回路を流れる冷媒に合流されるバイパス冷媒回路と、制御装置と、を備え、前記バイパス冷媒回路は、前記中間冷媒回路の前記分流部より上流側の配管に接続していることを特徴とする冷凍サイクル装置である。
これにより、バイパス冷媒回路から流出する冷媒が、複数の圧縮機構の高段側圧縮回転要素の吸入される前に、複数の圧縮機構の低段側圧縮回転要素から吐出された冷媒と合流するので、バイパス冷媒回路から流出する冷媒が、気液二相状態であっても、複数の圧縮機構の低段側圧縮回転要素から吐出された過熱状態の冷媒と合流されるので、複数の圧縮機構の高段側圧縮回転要素に分流する前の冷媒の状態が、概ね気相状態となり、液相冷媒の偏流を抑制することができる。これにより、冷凍サイクル装置の低コスト化を実現しつつ、COPおよび信頼性の低下を抑制できる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、前記中間冷媒回路の前記分流部から、前記複数の圧縮機構の前記高段側圧縮回転要素の吸入部までの複数の配管は、略同一の内径かつ略同一の長さであることを特徴とするものである。
これにより、複数の圧縮機構の冷媒循環量が同一の場合、中間冷媒回路の分流部から、複数の圧縮機構の高段側圧縮回転要素の吸入部までの複数の配管の流路抵抗が略同一となるので、さらに冷媒の偏流が抑制できる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、前記制御装置は、複数の圧縮機構の運転開始時において、前記第2膨張装置の開度を、略閉塞状態から開方向に動作させることを特徴とするものである。
これにより、複数の圧縮機構の運転開始時のように高低圧力差が小さく、中間熱交換器における主冷媒回路側の冷媒とバイパス冷媒回路側の冷媒との温度差が小さい状態においても、バイパス冷媒流量を少量から増加させていくので、バイパス冷媒回路出口の冷媒状態を概ね気相状態にすることができ、複数の圧縮機構への液戻りを抑制できる。
第4の発明は、特に、第1から第3のいずれかの発明において、前記バイパス冷媒回路の前記中間熱交換器から流出する冷媒の温度を検出するバイパス出口温度サーミスタと、前記中間冷媒回路の前記バイパス冷媒回路との接続部と前記分流部との間の冷媒の温度を検出する中間冷媒回路サーミスタと、を備え、前記制御装置は、前記中間冷媒回路サーミスタの検出温度と前記バイパス出口温度サーミスタの検出温度との温度差が、所定値以下となった場合に、前記第2膨張装置の開度を閉方向に動作させることを特徴とするものである。
これによれば、中間冷媒回路サーミスタで、複数の圧縮機構の低段側圧縮回転要素から吐出された冷媒とバイパス冷媒回路の中間熱交換器から流出した冷媒とが合流した後の冷媒の温度を検出でき、バイパス出口温度サーミスタでバイパス冷媒回路の中間熱交換器から流出する冷媒の温度を検出でき、中間冷媒回路サーミスタの検出温度とバイパス出口温度サーミスタの検出温度とが略同一の場合は、複数の圧縮機構の低段側圧縮回転要素から吐出された冷媒は過熱状態であることから、バイパス冷媒回路の中間熱交換器から流出した冷媒の乾き度が低く、合流後の冷媒の状態も気液二相冷媒もしくは飽和ガス状態であると判断できる。
この場合において、制御装置が、第2膨張装置の開度を閉方向に動作させるので、バイパス冷媒回路の流量が低下し、合流前のバイパス冷媒回路の中間熱交換器から流出した冷媒の乾き度が上昇するので、合流後の冷媒の状態は過熱状態へと遷移する。
したがって、複数の圧縮機構の高段側圧縮回転要素が吸入する冷媒の状態が過熱状態となるので、複数の圧縮機構の信頼性がさらに向上する。
第5の発明は、特に、第1から第4のいずれかの発明において、前記冷媒を二酸化炭素としたことを特徴とするものである。
これによれば、利用側熱交換器において、冷媒で利用側熱媒体を加熱したときの、利用側熱媒体の高温化が可能となる。
第6の発明は、第1〜第5のいずれかの冷凍サイクル装置と、搬送装置によって前記利用側熱媒体を循環させる利用側熱媒体回路とを備えたことを特徴とする液体加熱装置第である。
これによれば、冷凍サイクル装置のCOPと信頼性の低下を抑制し、高温の利用側熱媒体を利用することができる。
第7の発明は、特に、第6の発明において、前記利用側熱交換器から流出される前記利用側熱媒体の温度を検出する熱媒体出口温度サーミスタと、前記利用側熱交換器に流入される前記利用側熱媒体の温度を検出する熱媒体入口温度サーミスタと、を備え、前記制御装置は、前記熱媒体出口温度サーミスタの検出温度が目標温度となるように、前記搬送装置を動作させるとともに、前記熱媒体入口温度サーミスタの検出温度が第1所定温度を超えた場合には、前記複数の圧縮機構の運転周波数を低下させることを特徴とするものである。
これによれば、冷凍サイクル装置のCOPと信頼性の低下を抑制しながら、例えば、貯湯タンクに高温水を貯めることができる。
第8の発明は、特に、第6の発明において、前記利用側熱交換器から流出される前記利用側熱媒体の温度を検出する熱媒体出口温度サーミスタと、前記利用側熱交換器に流入される前記利用側熱媒体の温度を検出する熱媒体入口温度サーミスタと、を備え、前記制御装置は、前記熱媒体出口温度サーミスタの検出温度と前記熱媒体入口温度サーミスタの検出温度との温度差が目標温度差となるように、前記搬送装置を動作させるとともに、前記熱媒体出口温度サーミスタの前記検出温度が第2所定温度を超えた場合には、前記複数の圧縮機構の運転周波数を低下させることを特徴とするものである。
これによれば、冷凍サイクル装置のCOPと信頼性の低下を抑制しながら、例えば高温水を用いた暖房機器として利用できる。
第9の発明は、特に、第6から第8のいずれかの発明において、前記利用側熱媒体を、水又は不凍液としたことを特徴とするものである。
これによれば、暖房機器に用い、又は、貯湯タンクに高温水を貯えることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における液体加熱装置の構成図である。液体加熱装置は、冷凍サイクル装置と利用側熱媒体回路30から構成されている。また、冷凍サイクル装置は、主冷媒回路10、バイパス冷媒回路20、中間冷媒回路70から構成されている。
主冷媒回路10は、冷媒を圧縮する複数の多段圧縮機構である第1圧縮機構11、第2圧縮機構12、放熱器である利用側熱交換器13、中間熱交換器14、主膨張弁である第1膨張装置15、蒸発器である熱源側熱交換器16が、配管17で順次接続されて形成され、冷媒として二酸化炭素(CO)を用いている。
なお、冷媒としては、二酸化炭素を用いるのが最適だが、例えば、R407C等の非共沸合流冷媒、R410A等の擬似共沸合流冷媒、または、R32等の単一冷媒を用いることもできる。
第1圧縮機構11は、第1低段側圧縮回転要素11aと第1高段側圧縮回転要素11bとから構成されている。また、第2圧縮機構12は、第2低段側圧縮回転要素12aと、第2高段側圧縮回転要素12bとから構成されている。そして、第1圧縮機構11と第2圧縮機構12とは、並列に配管で接続されている。
また、第1圧縮機構11を構成する第1低段側圧縮回転要素11aと第1高段側圧縮回転要素11bとの容積比は一定で、駆動軸(図示せず)を共通化させ、それぞれ1つの容器内に配置した1台の圧縮機で構成されている。
また、第2圧縮機構12を構成する第2低段側圧縮回転要素12aと第2高段側圧縮回転要素12bとの容積比は一定で、駆動軸(図示せず)を共通化させ、それぞれ1つの容器内に配置した1台の圧縮機で構成されている。
なお、第1低段側圧縮回転要素11aと第1高段側圧縮回転要素11bとが、それぞれ
が独立した2台の圧縮機から構成されている第1圧縮機構11でもよい。
なお、第2低段側圧縮回転要素12aと第2高段側圧縮回転要素12bとが、それぞれが独立した2台の圧縮機から構成されている第2圧縮機構12でもよい。
利用側熱交換器13は、第1高段側圧縮回転要素11bおよび第2高段側圧縮回転要素12bから吐出され合流した冷媒により利用側熱媒体を加熱する。
中間冷媒回路70は、第1低段側圧縮回転要素11aの冷媒吐出部、第2低段側圧縮回転要素12aの冷媒吐出部から、それぞれ第1高段側圧縮回転要素11bの冷媒吸入部11c、第2高段側圧縮回転要素12bの冷媒吸入部12cに配管が接続されている。
なお、第1低段側圧縮回転要素11aの冷媒吐出部と第1高段側圧縮回転要素11bの冷媒吸入部11c、第2低段側圧縮回転要素12aの冷媒吐出部と第2高段側圧縮回転要素12bの冷媒吸入部12cとを接続するそれぞれの配管は、合流部70aで1本に集約された後に、分流部70bで再度分岐され、第1高段側圧縮回転要素11bの冷媒吸入部11c、第2高段側圧縮回転要素12bの冷媒吸入部12cにそれぞれ接続されている。
すなわち、中間冷媒回路70において、第1低段側圧縮回転要素11aの冷媒吐出部、第2低段側圧縮回転要素12aの冷媒吐出部からそれぞれ吐出した冷媒は、合流部70aで合流された後に、分流部70bで再度分流され、第1高段側圧縮回転要素11bの冷媒吸入部11c、第2高段側圧縮回転要素12bの冷媒吸入部12cに吸入される。
バイパス冷媒回路20は、利用側熱交換器13から第1膨張装置15までの間の配管17から分岐され、中間冷媒回路70の分流部70bの上流側である合流部70a、または、合流部70aと分流部70bとの間に位置する接続部(冷媒合流点B)にて中間冷媒回路70と接続されている。
バイパス冷媒回路20には、バイパス膨張弁である第2膨張装置21が設けられている。利用側熱交換器13を通過後の一部の高圧冷媒、又は、中間熱交換器14を通過後の一部の高圧冷媒は、第2膨張装置21により減圧されて中間圧冷媒(バイパス冷媒)となった後に、中間熱交換器14で主冷媒回路10を流れる高圧冷媒と熱交換される。
その後、中間圧冷媒(バイパス冷媒)は、第1低段側圧縮回転要素11aから吐出された冷媒、第2低段側圧縮回転要素12aから吐出された冷媒が、合流部70aで合流したとき、または、合流部70aで合流した後に、合流部70aと分流部70bとの間に位置するバイパス冷媒回路20と中間冷媒回路70との接続部(冷媒合流点B)にて合流する。
利用側熱媒体回路30は、利用側熱交換器13、搬送ポンプである搬送装置31、暖房端末32aが熱媒体配管33で順次接続されて形成され、利用側熱媒体として、水又は不凍液を用いている。
本実施の形態における利用側熱媒体回路30は、暖房端末32aと並列に貯湯タンク32bを備えており、第1切替弁34、第2切替弁35の切り替えによって利用側熱媒体を、暖房端末32a又は貯湯タンク32bに循環させる。なお、利用側熱媒体回路30は、暖房端末32a及び貯湯タンク32bのいずれかを備えていればよい。
利用側熱交換器13で生成された高温水は、暖房端末32aで放熱して暖房に利用され、暖房端末32aで放熱された低温水は再び利用側熱交換器13で加熱される。
また、利用側熱交換器13で生成された高温水は、貯湯タンク32bの上部から貯湯タンク32bに導入され、貯湯タンク32bの下部から低温水が導出されて利用側熱交換器13で加熱される。
給湯用熱交換器42は、貯湯タンク32b内に配置され、給水配管43からの給水と貯湯タンク32b内の高温水との間で熱交換させる。すなわち、給湯栓41が開栓されると、給水配管43から給湯用熱交換器42内に給水され、給湯用熱交換器42で加熱されて、給湯栓41で所定温度になるように調整され、給湯栓41からから給湯される。
なお、給水配管43から給水され、給湯用熱交換器42で加熱されて、給湯栓41から給湯される湯水と、貯湯タンク32b内の高温水とは、互いに混ざり合うことがない間接加熱である。
給湯用熱交換器42は、伝熱管として銅管あるいはステンレス管を使用する水熱交換器であって、図1に示すように、給水源(水道)から延びる給水配管43と、給湯栓41とが接続されている。給水配管43は、常温の水を、給湯用熱交換器42の下端、すなわち、貯湯タンク32b内の下方に入れる。給水配管43より給湯用熱交換器42に入った常温水は、貯湯タンク32b内を下方から上方に移動しながら、貯湯タンク32b内の高温水から熱を奪い、加熱された高温の加熱水となって給湯栓41から給湯される。
貯湯タンク32bには、複数の異なる高さ位置において温水の温度を計測する目的で、例えば、複数の第1貯湯タンク温度サーミスタ55a、第2貯湯タンク温度サーミスタ55b、第3貯湯タンク温度サーミスタ55cが設けられている。給水配管43より給湯用熱交換器42に入った常温水は、貯湯タンク32b内を下方から上方に移動しながら貯湯タンク32b内の高温水から熱を奪う構成のため、貯湯タンク32b内の温水は、自然と、上部が高温、下部が低温となる。
主冷媒回路10には、第1高段側圧縮回転要素11b、第2高段側圧縮回転要素12bの吐出側配管が集合した後の配管17に、高圧側圧力検出装置51が設けられている。なお、高圧側圧力検出装置51は、第1高段側圧縮回転要素11bまたは第2高段側圧縮回転要素12bの吐出側から、第1膨張装置15の上流側までの、主冷媒回路10に設けられていて、主冷媒回路10の高圧冷媒の圧力を検出できればよい。バイパス冷媒回路20には、第2膨張装置21の下流側に、中間圧側圧力検出装置52が設けられている。
利用側熱媒体回路30には、利用側熱交換器13から流出される利用側熱媒体の温度を検出する熱媒体出口温度サーミスタ53と、利用側熱交換器13に流入される利用側熱媒体の温度を検出する熱媒体入口温度サーミスタ54とが設けられている。
制御装置60は、高圧側圧力検出装置51及び中間圧側圧力検出装置52からの検出圧力、熱媒体出口温度サーミスタ53及び熱媒体入口温度サーミスタ54からの検出温度によって、第1低段側圧縮回転要素11a、第2低段側圧縮回転要素12a及び第1高段側圧縮回転要素11b、第2高段側圧縮回転要素12bの運転周波数、第1膨張装置15と第2膨張装置21の弁開度、及び搬送装置31を制御する。
図2(a)、図2(b)は、本実施の形態1における冷凍サイクル装置について、理想条件での圧力―エンタルピー線図(P−h線図)を示している。
図2(a)、図2(b)のa〜e点、および、A〜B点は、図1に示す液体加熱装置における各ポイントに相当する。
まず、第1高段側圧縮回転要素11b、第2高段側圧縮回転要素12bから吐出される高圧冷媒(a点)は、利用側熱交換器13で放熱した後に冷媒分岐点Aで主冷媒回路10から分岐し、第2膨張装置21により中間圧まで減圧されて中間圧冷媒(e点)となり、中間熱交換器14にて熱交換する。
利用側熱交換器13で放熱した後の主冷媒回路10を流れる高圧冷媒は、バイパス冷媒回路20を流れる中間圧冷媒(バイパス冷媒)(e点)によって冷却され、エンタルピーが低減された状態(b点)で第1膨張装置15にて減圧される。
これにより、第1膨張装置15にて減圧された後に、熱源側熱交換器16に流入する冷媒(c点)の冷媒エンタルピーも低減される。熱源側熱交換器16に流入する時点での冷媒乾き度(全冷媒に対して気相成分が占める重量比率)が低下して冷媒の液成分が増大するため、熱源側熱交換器16において蒸発に寄与し、冷媒比率が増大して外気からの吸熱量が増大され、第1低段側圧縮回転要素11aの吸入側(d点)に戻る。
一方、熱源側熱交換器16において蒸発に寄与しない気相成分に相当する量の冷媒は、バイパス冷媒回路20にバイパスされて低温の中間圧冷媒(e点)となり、中間熱交換器14にて主冷媒回路10を流れる高圧冷媒によって加熱されて冷媒エンタルピーが高まった状態で、中間冷媒回路70の合流部70a、または、合流部70aと分流部70bの間にある冷媒合流点Bに至る。
従って、第1高段側圧縮回転要素11bの吸入側および第2高段側圧縮回転要素12bの吸入側(冷媒合流点B)では、第1低段側圧縮回転要素11aの吸入側および第2低段側圧縮回転要素12aの吸入側(d点)より冷媒圧力が高いため冷媒密度も高い。
さらに、第1低段側圧縮回転要素11aから吐出した冷媒と第2低段側圧縮回転要素12aから吐出した冷媒とが合流した冷媒が吸入され、第1高段側圧縮回転要素11bおよび第2高段側圧縮回転要素12bで更に圧縮されて吐出されるため、利用側熱交換器13に流入する冷媒の流量が大幅に増大するため、利用側熱媒体である水を加熱する能力が大幅に増大する。
ここで、バイパス冷媒回路20から中間冷媒回路70にバイパスされる冷媒による加熱能力の増大効果を最大限に得るためには、第1高段側圧縮回転要素11b、第2高段側圧縮回転要素12bの各々に最適な冷媒量を、バイパス冷媒回路20から中間冷媒回路70を介して冷媒をバイパスさせる必要がある。
例えば、第1圧縮機構11と第2圧縮機構12において、シリンダー容積が同一で、かつ、同一回転数で運転している場合は、同一の流量の冷媒を、第1高段側圧縮回転要素11b、第2高段側圧縮回転要素12bのそれぞれにバイパスし戻すことが重要である。
しかしながら、バイパス冷媒は中間熱交換器14で吸熱するが、中間熱交換器14から流出するバイパス冷媒は、図2(b)に示すように、必ずしも気相成分のみの状態(f点)のようになるわけではなく、運転条件によっては気液二相状態(g点)となる場合もある。
このような二相冷媒を分流する場合は、分流部70bの形状や傾きなどにより、液相成分が偏流し易く、均等に第1高段側圧縮回転要素11b、第2高段側圧縮回転要素12bに分流することが困難である。その為、バイパス冷媒の流量が最適に調整できずに、COPの低下、あるいは、液冷媒が多量に戻ることに、よって圧縮機の信頼性が低下してしま
う場合が生じる。
そこで、本実施の形態では、バイパス冷媒が二相状態(g点)であっても、第1低段側圧縮回転要素11aおよび第2低段側圧縮回転要素12aから吐出された過熱状態(h点)の冷媒と、バイパス冷媒は冷媒合流点Bで合流しており、第1高段側圧縮回転要素11bの冷媒吸入部11c側と第2高段側圧縮回転要素12bの冷媒吸入部12c側に、分流部70bで分流される前の冷媒状態は気相状態(f点)となるので、分流部70bの形状や傾きに大きく影響されることなく略均等に分流される。
さらに、中間冷媒回路70において、分流部70bから第1高段側圧縮回転要素11bの冷媒吸入部11cを接続する配管と、分流部70bから第2高段側圧縮回転要素12bの冷媒吸入部12cを接続する配管とは、配管径と配管長が同一であるので、流路抵抗の差による偏流は生じない。なお、前記同一とは、実質的に同一であること(ある程度の差異も含むこと)を意味する。
また、本実施の形態におけるバイパス冷媒回路20には、中間熱交換器14から流出したバイパス冷媒の温度を検出するバイパス冷媒サーミスタ56が設けられる。
さらに、中間冷媒回路70には、バイパス冷媒回路20との接続部(冷媒合流点B)と分流部70bとの間には、バイパス冷媒と第1低段側圧縮回転要素11aおよび第2低段側圧縮回転要素12aの吐出冷媒とが冷媒合流点Bで合流した後で、第1高段側圧縮回転要素11bの冷媒吸入部11c側と第2高段側圧縮回転要素12bの冷媒吸入部12c側に、分流部70bで分流される前の冷媒の温度を検出する中間冷媒回路サーミスタ57が設けられている。
制御装置60は、第1圧縮機構11および第2圧縮機構12の運転開始前において、第1膨張装置15を予め設定された初期開度に開き、第2膨張装置21を閉塞状態となるように開度設定する。そして、第1圧縮機構11、第2圧縮機構12が運転開始するとともに、第2膨張装置21を開度開方向に動作させる。
これによって、第1圧縮機構11および第2圧縮機構12の運転開始直後のような高低圧力差が小さく、中間熱交換器14における高圧冷媒と中間圧冷媒との温度差が小さい運転状態においても、バイパス冷媒の流量を少量から増加させていくので、バイパス冷媒回路20から流出する冷媒が概ね気相状態に維持される。
さらに、第1圧縮機構11および第2圧縮機構12の運転中は、バイパス冷媒サーミスタ56の検出温度(バイパス冷媒温度)と中間冷媒回路サーミスタ57の検出温度(高段側圧縮要素吸入温度)とを比較し、温度差が予め設定した範囲内となった場合に、第2膨張装置21の開度を閉方向に動作させる。
バイパス冷媒が気相状態(f点)の場合は、第1低段側圧縮回転要素11aおよび第2低段側圧縮回転要素12aの吐出冷媒が過熱状態であるので、中間冷媒回路70の冷媒合流点Bより下流側で、第1高段側圧縮回転要素11bの冷媒吸入部11c側と第2高段側圧縮回転要素12bの冷媒吸入部12c側に、分流部70bで分流される前の冷媒状態は、確実に気相状態となり、高段側圧縮要素吸入温度はバイパス冷媒温度より高くなる。
また、バイパス冷媒が気液二相状態(g点)の場合は、高段側圧縮要素吸入温度がバイパス冷媒より高いと、中間冷媒回路70内の圧力は略同一であるので、中間冷媒回路70の冷媒合流点Bより下流側で、第1高段側圧縮回転要素11bの冷媒吸入部11c側と第2高段側圧縮回転要素12bの冷媒吸入部12c側に、分流部70bで分流される前の冷
媒状態が気相状態と判断できる。
一方、バイパス冷媒温度が、高段側圧縮要素吸入温度と略同一の場合は、中間冷媒回路70の冷媒合流点Bより下流側で、第1高段側圧縮回転要素11bの冷媒吸入部11c側と第2高段側圧縮回転要素12bの冷媒吸入部12c側に、分流部70bで分流される前の冷媒状態が気液二相状態と判断でき、第2膨張装置21の開度を閉方向に操作することで、バイパス流量を減少させて中間熱交換器14でのエンタルピー差を増加させる。
これによって、中間冷媒回路70の冷媒合流点Bより下流側で、第1高段側圧縮回転要素11bの冷媒吸入部11c側と第2高段側圧縮回転要素12bの冷媒吸入部12c側に、分流部70bで分流される前の冷媒状態は、確実に気相状態となり、偏流の発生が抑制される。よって、COPの低下が抑制されるとともに、信頼性も確保される。
なお、第1低段側圧縮回転要素11a、第2低段側圧縮回転要素12a、第1高段側圧縮回転要素11b、第2高段側圧縮回転要素12bが、それぞれが独立した4台の圧縮機から構成されている複数の第1圧縮機構11、第2圧縮機構12の構成でもよく、少なくとも、第1高段側圧縮回転要素11b、第2高段側圧縮回転要素12bの運転周波数を上昇させれば良い。
以下、利用側熱媒体回路30に貯湯タンク32bを用いる場合について説明する。
複数の貯湯タンク温度サーミスタのうち、例えば、貯湯タンク32bの最も高い位置に配置されている第1貯湯タンク温度サーミスタ55aの検出温度が所定値未満の場合、貯湯タンク32b内に高温水が足りないと、制御装置60は判断する。
そして、制御装置60は、第1低段側圧縮回転要素11a及び第1高段側圧縮回転要素11bを動作させ、利用側熱交換器13で低温水を加熱するが、その加熱生成温度である熱媒体出口温度サーミスタ53の検出温度が目標温度となるように、搬送装置31を動作させる。
これにより、貯湯タンク32bの下部から低温水が導出されて利用側熱交換器13で加熱生成された高温水は、貯湯タンク32bの上部から貯湯タンク32bに導入される。このときには、熱媒体入口温度サーミスタ54の検出温度が第3所定温度以下のため、図2(a)に記載の状態で動作する。
そして、貯湯タンク32b内には上部から次第に高温水が貯湯されていくため、熱媒体入口温度サーミスタ54の検出温度は次第に上昇していくが、熱媒体入口温度サーミスタ54の検出温度が第3所定温度を超えた場合には、第1低段側圧縮回転要素11a、第2低段側圧縮回転要素12a及び第1高段側圧縮回転要素11b、第2高段側圧縮回転要素12bの運転周波数を低下させることで、利用側熱交換器13における高圧冷媒の圧力が、目標高圧値である第2所定高圧値を超えないにように、利用側熱交換器13における高圧冷媒の圧力上昇を抑えながら、貯湯タンク32bに高温水を貯めることができる。
なお、閾値として、熱媒体入口温度サーミスタ54の検出温度である第3所定温度および第1所定温度の代わりに、それぞれ、高圧側圧力検出装置51の検出圧力である第1所定高圧値および第2所定高圧値を用いて、同様の運転動作を実行してもよい。
また、第1低段側圧縮回転要素11a、第2低段側圧縮回転要素12aと第1高段側圧縮回転要素11b、第2高段側圧縮回転要素12bとが、それぞれが独立した4台の圧縮機から構成されている第1圧縮機構11、第2圧縮機構12の構成でもよく、少なくとも
、第1高段側圧縮回転要素11b、第2高段側圧縮回転要素12bの運転周波数を低下させれば良い。
利用側熱媒体回路30に暖房端末32aを用いる場合について説明する。
制御装置60は、第1低段側圧縮回転要素11a、第2低段側圧縮回転要素12a及び第1高段側圧縮回転要素11b、第2高段側圧縮回転要素12bを動作させ、利用側熱交換器13で循環水を加熱するが、その循環水の温度差である熱媒体出口温度サーミスタ53の検出温度と熱媒体入口温度サーミスタ54の検出温度との温度差が目標温度差となるように、搬送装置31を動作させる。
これにより、利用側熱交換器13で生成された高温水は、暖房端末32aで放熱して暖房に利用され、暖房端末32aで放熱された低温水は、再び利用側熱交換器13で加熱される。このときには、熱媒体出口温度サーミスタ53の検出温度と熱媒体入口温度サーミスタ54の検出温度との温度差が目標温度差となるように制御され、かつ、熱媒体出口温度サーミスタ53の検出温度が第4所定温度以下のため、図2(a)に記載の状態で動作する。
そして、次第に暖房負荷が小さくなるため、熱媒体出口温度サーミスタ53の検出温度と熱媒体入口温度サーミスタ54の検出温度との温度差が目標温度差となるように制御している関係上、熱媒体出口温度サーミスタ53の検出温度及び熱媒体入口温度サーミスタ54の検出温度は次第に上昇していくが、熱媒体出口温度サーミスタ53の検出温度が第4所定温度を超えた場合には、第1低段側圧縮回転要素11a、第2低段側圧縮回転要素12a及び第1高段側圧縮回転要素11b、第2高段側圧縮回転要素12bの運転周波数を低下させることで、利用側熱交換器13における高圧冷媒の圧力が、目標高圧値である第2所定高圧値を超えないにように、利用側熱交換器13における高圧冷媒の圧力上昇を抑えながら、高温水を用いた暖房機器として利用できる。
なお、閾値として、熱媒体出口温度サーミスタ53の検出温度である第4所定温度および第2所定温度の代わりに、それぞれ、高圧側圧力検出装置51の検出圧力である第1所定高圧値および第2所定高圧値を用いて、同様の運転動作を実行してもよい。
また、第1低段側圧縮回転要素11a、第2低段側圧縮回転要素12a、第1高段側圧縮回転要素11b、第2高段側圧縮回転要素12bが、それぞれが独立した4台の圧縮機から構成されている第1圧縮機構11、第2圧縮機構12の構成でもよく、少なくとも、第1高段側圧縮回転要素11b、第2高段側圧縮回転要素12bの運転周波数を低下させれば良い。
本実施の形態による冷凍サイクル装置では、冷媒を二酸化炭素とすることが好ましい。これは、利用側熱交換器13において、冷媒である二酸化炭素で、利用側熱媒体を加熱したときの、利用側熱媒体の高温化が可能となるためである。
また、利用側熱媒体を水又は不凍液とすることで、暖房端末32aに用い、又は貯湯タンク32bに高温水を貯えることができる。
以上のように、本発明にかかる冷凍サイクル装置は、シンプルな構成で、複数の多段圧縮機に適切なインジェクション流量を流入できる構成として、信頼性の低下を抑制し、かつ、低コスト化を実現する冷凍サイクル装置を提供できるので、冷凍、空調、および、給湯、暖房機器の液体加熱装置等に有用である。
10 主冷媒回路
11 第1圧縮機構
11a 第1低段側圧縮回転要素、
11b 第1高段側圧縮回転要素
12 第2圧縮機構
12a 第2低段側圧縮回転要素、
12b 第2高段側圧縮回転要素
13 利用側熱交換器
14 中間熱交換器
15 第1膨張装置
16 熱源側熱交換器
17 配管
20 バイパス冷媒回路
21 第2膨張装置
30 利用側熱媒体回路
31 搬送装置
32a 暖房端末
32b 貯湯タンク
33 熱媒体配管
34 第1切替弁
35 第2切替弁
41 給湯栓
42 給湯用熱交換器
43 給水配管
51 高圧側圧力検出装置
52 中間圧側圧力検出装置
53 熱媒体出口温度サーミスタ
54 熱媒体入口温度サーミスタ
55a 第1貯湯タンク温度サーミスタ
55b 第2貯湯タンク温度サーミスタ
55c 第3貯湯タンク温度サーミスタ
56 バイパス冷媒サーミスタ
57 中間冷媒回路サーミスタ
60 制御装置
70 中間冷媒回路
70a 合流部
70b 分流部

Claims (9)

  1. 低段側圧縮回転要素および高段側圧縮回転要素から構成される複数の圧縮機構、前記複数の圧縮機構の前記高段側圧縮回転要素から吐出された冷媒により利用側熱媒体を加熱する利用側熱交換器、中間熱交換器、第1膨張装置、熱源側熱交換器が配管で順次接続され形成されている主冷媒回路と、
    前記複数の圧縮機構の前記低段側圧縮回転要素から吐出された冷媒が合流された後に、分流部にて分流され、前記複数の圧縮機構の前記高段側圧縮回転要素に吸入される中間冷媒回路と、
    前記利用側熱交換器から前記第1膨張装置までの間の前記配管から分岐された冷媒が、第2膨張装置により減圧された後に、前記中間熱交換器で前記主冷媒回路を流れる冷媒と熱交換され、その後、前記中間冷媒回路を流れる冷媒に合流されるバイパス冷媒回路と、
    制御装置と、
    を備え、
    前記バイパス冷媒回路は、前記中間冷媒回路の前記分流部より上流側の配管に接続していることを特徴とする冷凍サイクル装置。
  2. 前記中間冷媒回路の前記分流部から、前記複数の圧縮機構の前記高段側圧縮回転要素の吸入部までの複数の配管は、略同一の内径かつ略同一の長さであることを特徴とする請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  3. 前記制御装置は、複数の圧縮機構の運転開始時において、前記第2膨張装置の開度を、略閉塞状態から開方向に動作させることを特徴とする請求項1または2に記載の冷凍サイクル装置。
  4. 前記バイパス冷媒回路の前記中間熱交換器から流出する冷媒の温度を検出するバイパス出口温度サーミスタと、前記中間冷媒回路の前記バイパス冷媒回路との接続部と前記分流部との間の冷媒の温度を検出する中間冷媒回路サーミスタと、を備え、前記制御装置は、前記中間冷媒回路サーミスタの検出温度と前記バイパス出口温度サーミスタの検出温度との温度差が、所定値以下となった場合に、前記第2膨張装置の開度を閉方向に動作させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
  5. 前記冷媒を、二酸化炭素としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置と、搬送装置によって前記利用側熱媒体を循環させる利用側熱媒体回路とを備えたことを特徴とする液体加熱装置。
  7. 前記利用側熱交換器から流出される前記利用側熱媒体の温度を検出する熱媒体出口温度サーミスタと、前記利用側熱交換器に流入される前記利用側熱媒体の温度を検出する熱媒体入口温度サーミスタと、を備え、前記制御装置は、前記熱媒体出口温度サーミスタの検出温度が目標温度となるように、前記搬送装置を動作させるとともに、前記熱媒体入口温度サーミスタの検出温度が第1所定温度を超えた場合には、前記複数の圧縮機構の運転周波数を低下させることを特徴とする請求項6に記載の液体加熱装置。
  8. 前記利用側熱交換器から流出される前記利用側熱媒体の温度を検出する熱媒体出口温度サーミスタと、前記利用側熱交換器に流入される前記利用側熱媒体の温度を検出する熱媒体入口温度サーミスタと、を備え、前記制御装置は、前記熱媒体出口温度サーミスタの検出温度と前記熱媒体入口温度サーミスタの検出温度との温度差が目標温度差となるように、前記搬送装置を動作させるとともに、前記熱媒体出口温度サーミスタの前記検出温度が第
    2所定温度を超えた場合には、前記複数の圧縮機構の運転周波数を低下させることを特徴とする請求項6に記載の液体加熱装置。
  9. 前記利用側熱媒体を、水又は不凍液としたことを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の液体加熱装置。
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