JP2020147673A - 活性エネルギー線硬化性組成物 - Google Patents

活性エネルギー線硬化性組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】オフセット印刷適性での高い流動特性とミスチング抑制を発現し、アクリル樹脂を使用した活性エネルギー線硬化性組成物、インキ組成物、及びその印刷物の提供。【解決手段】下式の構造を含むマクロモノマー由来の構成単位を側鎖に有し、スチレン系モノマー由来の構成単位を含む共重合体Aを含む活性エネルギー線硬化性組成物。R1は置換又は無置換のアルキル基、シクロアルキル基及びアリール基のいずれかであり、R2は水素又はメチル基である。【選択図】なし

Description

本発明は、インキ組成物等の原料として有用な活性エネルギー線硬化性組成物に関する。
活性エネルギー線硬化性組成物は、塗装基材への熱履歴が少なく、塗膜硬度や擦り傷性に優れることから、家電製品、携帯電話等の各種プラスチック基材用ハードコート剤、紙等のオーバーコート剤、印刷インキ用バインダー、ソルダーレジスト等の様々な分野で使用されている。
これらの用途のなかで印刷インキ用バインダーとして用いる活性エネルギー線硬化性組成物には、印刷適性に優れ、低分子量成分の溶出が少なく、UVモノマーに溶解するという点からジアリルフタレート樹脂が使用されている。
しかしジアリルフタレート樹脂は、環境対応等の点から置き換えが求められている。
たとえば、特許文献1には多官能のアクリルモノマー及び重合性オリゴマーを含有する樹脂組成物が記載されている。また特許文献2には芳香族ポリイソシアネート、水酸基含有モノ(メタ)アクリレート、からなるウレタンアクリレート樹脂が記載されている。
特開2015−155499号公報 国際公開第2016/063625号パンフレット
しかし、これらの方法では流動性等の印刷適性、光沢等が不十分であった。
本発明はこれらの問題点を解決することを目的とするものであり、インキのバインダー樹脂として用いた場合、流動性に優れ、ミスチングを抑制し、光沢に優れた印刷物が得られる活性エネルギー線硬化性組成物を提供することにある。
本発明の要旨は、共重合体Aを含む活性エネルギー線硬化性組成物であって、前記共重合体Aが、式1で示される構造を含むマクロモノマー由来の構成単位を側鎖に有し、スチレン系モノマー由来の構成単位を含む活性エネルギー線硬化性組成物にある。

・・・式1
(式1において、R1は置換又は無置換のアルキル基、シクロアルキル基及びアリール基のいずれかであり、R2は水素又はメチル基である。)
本発明の活性エネルギー線硬化性組成物は、インキのバインダー樹脂として用いた場合、流動性に優れ、ミスチングを抑制し、光沢に優れた印刷物が得られる。
本発明の活性エネルギー線硬化性組成物は共重合体Aを含む。
前記共重合体Aは、式1で示される構造を含むマクロモノマー由来の構成単位を側鎖に有する。

・・・式1
(式1において、R1は置換又は無置換のアルキル基、シクロアルキル基及びアリール基のいずれかであり、R2は水素又はメチル基である。)
本発明では、前記式1で示される構造を含むマクロモノマー由来の構成単位を側鎖に有することで、共重合体Aの分岐度が高まり、本発明の活性エネルギー線硬化性組成物をインキに用いた場合のミスチングを抑制できる。
なお共重合体の分岐度は、下記のMark−Houwinkプロットの傾きαで表すことができる。
[η]=KMα
[η]は固有粘度、Mは絶対分子量。K及びαは高分子の種類、溶媒の種類及び温度によって定まる。
本発明では、前記共重合体Aの4mg/mLのテトラヒドロフラン(THF)溶液を、以下の条件で測定し、共重合体Aの絶対分子量Mと固有粘度[η]を求め、絶対分子量と固有粘度の対数をプロットして得られる傾きの値をαとする。
装置:GPC−TDA302(LS,RI,VISCO)[Viscotek]
カラム:TSKgel guardcolumn HXL−H+TSKgel GMHXLx2本 + TSKgel G2500HXL
カラム温度:40℃
移動相:安定剤入りTHF、注入量:100μL、流量:1mL/min
分析時間:60min
本発明では、前記αは0.6未満が好ましく、0.5未満がより好ましい。前記αが、0.6未満であれば、本発明の活性エネルギー線硬化性組成物をインキに用いた場合のミスチングを抑制しやすい。
前記マクロモノマー由来の構成単位は、式1で示される構造を含むマクロモノマーを共重合することで得られる。
前記マクロモノマーは、末端にラジカル重合性二重結合を有する高分子量のモノマーである。前記マクロモノマーの重量平均分子量Mwは2000以上20000以下が好ましく、3000以上15000以下がより好ましく、4000以上10000以下が更に好ましい。
前記マクロモノマーの重量平均分子量Mwが2000以上であれば、共重合体Aの分岐度が高まり、ミスチングを抑制しやすい。また、前記マクロモノマーの重量平均分子量Mwが20000以下であれば、本発明の活性エネルギー線硬化性組成物のインキ中での凝集を抑制し均一性が良好となりやすい。
前記マクロモノマーは、式1の構造を有するモノマーを用い、公知のマクロモノマーの製造方法で製造できる。
前記モノマーとしては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸sec−ブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ペンチル、(メタ)アクリル酸イソペンチル、(メタ)アクリル酸ネオペンチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸ヘプチル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ノニル、(メタ)アクリル酸イソノニル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸イソデシル、(メタ)アクリル酸ウンデシル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸メトキシエチル、(メタ)アクリル酸エトキシエチル等の(メタ)アクリル酸アルコキシアルキルエステル;メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸グリセロール等の水酸基含有(メタ)アクリル酸エステル;(メタ)アクリル酸、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルヘキサヒドロフタル酸、2−(メタ)アクリロイルオキシプロピルヘキサヒドロフタル酸、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルフタル酸、2−(メタ)アクリロイルオキシプロピルフタル酸、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルマレイン酸、2−(メタ)アクリロイルオキシプロピルマレイン酸、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルコハク酸、2−(メタ)アクリロイルオキシプロピルコハク酸、クロトン酸、フマル酸、マレイン酸、イタコン酸、マレイン酸モノメチル、イタコン酸モノメチル等のカルボキシル基含有モノマー;無水マレイン酸、無水イタコン酸等の酸無水物基含有モノマー;(メタ)アクリル酸グリシジル、α−エチルアクリル酸グリシジル、(メタ)アクリル酸3,4−エポキシブチル等のエポキシ基含有モノマー;ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート等のアミノ基含有(メタ)アクリル酸エステル系モノマー;(メタ)アクリルアミド、N−t−ブチル(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−メトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド、ダイアセトンアクリルアミド、マレイン酸アミド、マレイミド等のアミド基を含有するモノマー;ビニルピロリドン、ビニルピリジン、ビニルカルバゾール等の複素環系塩基性モノマー;スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、アクリロニトリル、メタクリロニトニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニル系モノマー;メトキシエチレングリコールアリルエーテル、メトキシポリエチレングリコールアリルエーテル、メトキシポリプロピレングリコールアリルエーテル、ブトキシポリエチレングリコールアリルエーテル、ブトキシポリプロピレングリコールアリルエーテル、メトキシポリエチレングリコール−ポリプロピレングリコールアリルエーテル、ブトキシポリエチレングリコール−ポリプロピレングリコールアリルエーテル等の末端アルコキシアリル化ポリエーテルモノマー;シクロヘキシル(メタ)アクリレート、t−ブチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート等を挙げることができる。
中でも、モノマーの入手し易さと、平行板粘度計における流動性の観点から、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アタクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル等の(メタ)アクリル酸エステル、及び(メタ)アクリル酸が好ましい。
これらは2種以上を用いてもよい。
重合方法としては、塊状重合法、溶液重合法及び懸濁重合法、乳化重合等が挙げられる。
装置効率が比較的高く、かつ粒子状の重合体が簡便な操作で得られる点で懸濁重合法が好ましい。
また、連鎖移動剤を用いる場合、コバルト連鎖移動剤を用いる方法、α−メチルスチレンダイマー等のα置換不飽和化合物を連鎖移動剤として用いる方法が挙げられる。
これらの中で、製造工程数が少なく、連鎖移動定数の高い触媒を使用する点でコバルト連鎖移動剤を用いて製造する方法が好ましい。コバルト連鎖移動剤を用いた場合、マクロモノマーの末端重合性官能基は下記式2の構造を有する。

・・・式2
(式2において、R1は置換又は無置換のアルキル基、シクロアルキル基及びアリール基のいずれかである。)
前記マクロモノマーのガラス転移温度(Tg)は、前記共重合体Aを構成する共重合体成分のガラス転移温度よりも高いことが好ましい。
具体的には、前記マクロモノマーのガラス転移温度(Tg)は、30℃以上120℃以下が好ましく、40℃以上110℃以下がより好ましく、45℃以上100℃以下が更に好ましい。
ガラス転移温度(Tg)前記範囲内であれば、印刷適性や流動性が良好となる。
なお、ガラス転移温度は、示差走査熱量計(DSC)で測定することができる。
更に前記共重合体Aは、スチレン系モノマー由来の構成単位を含むことが必要である。
前記スチレン系モノマー由来の構成単位を含むことにより、本発明の活性エネルギー線硬化性組成物の光沢が向上する。
前記スチレン系モノマーとしては、スチレン、4−ビニルトルエン、(メタ)アクリル酸フェニル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸フェニルエチル、t−ブチルスチレン、α―メチルスチレン等を上げることができる。コストと光沢の点から、スチレンが好ましい。
更に前記共重合体Aは、前記スチレン系モノマー由来の構成単位以外のモノマー由来の構成単位を有していてもよい。
前記モノマーとしては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸イソアミル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸ナフチル、(メタ)アクリル酸グリシジル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸ポリエチレングリコール、(メタ)アクリル酸ポリプロピレングリコール、(メタ)アクリル酸メトキシエチル、(メタ)アクリル酸エトキシエチル、(メタ)アクリル酸n−ブトキシエチル、(メタ)アクリル酸イソブトキシエチル、(メタ)アクリル酸t−ブトキシエチル、(メタ)アクリル酸3−メトキシブチル、(メタ)アクリル酸フェニル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸フェニルエチル、(メタ)アクリル酸フェニルプロピル、(メタ)アクリル酸フェノキシエチル、(メタ)アクリル酸フェノキシジエチレングリコール、(メタ)アクリル酸o−ビフェニル、(メタ)アクリル酸p−ビフェニル、(メタ)アクリル酸エチレンオキサイド変性ノニルフェノール、(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル化β−ナフトール、(メタ)アクリル酸o−フェニル−2−フェノキシエチル、(メタ)アクリル酸エトキシ化o−フェニルフェノール、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシ3−フェノキシプロピル、(メタ)アクリロニトリル、ビニルトルエン、α−メチルスチレンプラクセルFM(ダイセル化学(株)製カプロラクトン付加モノマー、商品名)、ブレンマーPME−100(日油(株)製メトキシポリエチレングリコールメタクリレート(エチレングリコールの連鎖が2であるもの)、商品名)、ブレンマーPME−200(日油(株)製メトキシポリエチレングリコールメタクリレート(エチレングリコールの連鎖が4であるもの)、商品名)、ブレンマーPME−400(日油(株)製メトキシポリエチレングリコールメタクリレート(エチレングリコールの連鎖が9であるもの)、商品名)、ブレンマー50POEP−800B(日油(株)製 オクトキシポリエチレングリコール−ポリプロピレングリコール−メタクリレート(エチレングリコールの連鎖が8であり、プロピレングリコールの連鎖が6であるもの)、商品名)及びブレンマー20ANEP−600(日油(株)製ノニルフェノキシ(エチレングリコール−ポリプロピレングリコール)モノアクリレート、商品名)、ブレンマーAME−100(日油(株)製、商品名)、ブレンマーAME−20(日油(株)製、商品名)及びブレンマー50AOEP−800B(日油(株)製、商品名)等が挙げられる。
中でも、入手のしやすさから(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸ナフチル、(メタ)アクリル酸グリシジル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシブチル、プラクセルFM、ブレンマーPME−100、ブレンマーPME−200、ブレンマーPME−400、ブレンマー50POEP−800B及びブレンマー20ANEP−600、ブレンマーAME−100、ブレンマーAME−20及びブレンマー50AOEP−800Bが好ましい。なかでも、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、プラクセルFMが好ましい。
また本発明において、前記共重合体A100質量部に対する前記マクロモノマー由来の構成単位の比率は、10質量部以上60質量部以下が好ましく、30質量部以上55質量部以下がより好ましい。前記マクロモノマーの共重合比率が10質量部以上であれば、ミスチングを抑制しやすく、60質量部以下であれば共重合体Aの重合が容易となりやすい。
更に前記共重合体A100質量部に対するスチレン系モノマーの共重合比率は、光沢の点で、30質量部以上65質量部以下が好ましく、40質量部以上60質量部以下がより好ましく、45質量部以上55質量部以下が更に好ましい。
前記共重合体Aのガラス転移温度(Tg)は、10℃以上60℃以下が好ましく、15℃以上55℃以下がより好ましく、20℃以上50℃以下が更に好ましい。樹脂のブロッキングの点から高いほうが好ましく、モノマーへの溶解性の点から低い方が好ましい。
前記ガラス転移温度(Tg)は示差走査熱量計(DSC)で測定できる。
更に本発明では、前記共重合体Aの溶解性パラメーター(Sp値)が8以上11以下であることが好ましい。
モノマーへの溶解性の点から高いほうが好ましく、溶解した液の透明度の点から低い方が好ましい。
ここで、「SP値」とは、[数1]で表されるFedorsの式(R.F.Fedors,Polym.Eng.Sci.,14,(2),1974)により求めた値を意味する。
数1において、δ(ΔE/V)1/2 はモノマー(j)のSP値、ΔE(J/mol)はモノマー(j)の凝集エネルギー密度、V(cm/mol)はモノマー(j)のモル体積、Δe(J/mol)は原子又は原子団の(i)の蒸発エネルギー、Δv(cm/mol)は原子又は原子団(i)のモル体積を示す。
前記共重合体Aの重量平均分子量は、10000以上40000以下であることが好ましい。重量平均分子量が10000以上であれば、共重合体Aを活性エネルギー線硬化性組成物として用いた時の硬化性が良好となる。40000以下であれば、インキ液滴中のポリマーの分子量が低いため、液滴の遠心力が小さくなりミスチングを抑制しやすい。
前記共重合体Aは、前記式1で示される構造を含むマクロモノマーと、前記スチレン系モノマーを含むモノマー混合物を公知の方法で重合することで製造できる。
重合方法としては、塊状重合法、溶液重合法及び懸濁重合法、乳化重合等が挙げられる。装置効率が比較的高く、かつ粒子状の重合体が簡便な操作で得られる点で懸濁重合法が好ましい。
重合開始剤は、公知の有機過酸化物又はアゾ化合物を使用することができる。
有機過酸化物としては、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシピバレート、o−メチルベンゾイルパーオキサイド、ビス−3,5,5−トリメチルヘキサノイルパーオキサイド、1,1,3,3−テトラメチルブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、オクタノイルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、シクロヘキサノンパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド、t−ブチルハイドロパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、t−ヘキシルパーオキサイド等が挙げられる。
アゾ化合物としては、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチル−4−メトキシバレロニトリル)等が挙げられる。
これらの中でも、1,1,3,3−テトラメチルブチルパーオキシ2−エチルヘキサノエート、ベンゾイルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、t−ヘキシルパーオキサイド、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)が前記活性エネルギー線硬化性組成物の硬化性の点で好ましい。
前記重合開始剤は2種以上を組み合わせて用いてもよい。
また、これらの重合開始剤の量は、前記共重合体Aを製造する際の全モノマー混合物100質量部に対して0.0001質量部以上25質量部以下の範囲で用いることが好ましい。
重合温度は公知の温度で行えばよく、−100℃以上250℃以下が好ましく、0℃以上200℃以下がより好ましい。
更に重合体の分子量を調節するために、メルカプタン類、αメチルスチレンダイマー、テルペノイド類等の連鎖移動剤を添加してもよい。
また本発明の活性エネルギー線硬化性組成物は、前記共重合体A以外にラジカル重合性モノマーBと、光重合開始剤を更に含んでいてもよい。
前記ラジカル重合性モノマーBとしては、N−ビニルカプロラクタム、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカルバゾール、ビニルピリジン、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、アクリルアミド、アクリロイルモルホリン、7−アミノ−3,7−ジメチルオクチル(メタ)アクリレート、イソブトキシメチル(メタ)アクリルアミド、t−オクチル(メタ)アクリルアミド、ジアセトン(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、エチルジエチレングリコール(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタジエニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、テトラクロロフェニル(メタ)アクリレート、2−テトラクロロフェノキシエチル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、テトラブロモフェニル(メタ)アクリレート、2−テトラブロモフェノキシエチル(メタ)アクリレート、2−トリクロロフェノキシエチル(メタ)アクリレート、トリブロモフェニル(メタ)アクリレート、2−トリブロモフェノキシエチル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、ペンタクロロフェニル(メタ)アクリレート、ペンタブロモフェニル(メタ)アクリレート、ボルニル(メタ)アクリレート、メチルトリエチレンジグリコール(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ビスフェノールFのモノ(メタ)アクリレート、アルキレンオキサイド付加ビスフェノールFのモノ(メタ)アクリレート;モノ{2−(メタ)アクリロイルオキシエチル}アシッドホスフェート等の各種燐酸基含有ビニル系モノマー;ビニルスルホン酸、アリルスルホン酸、2−メチルアリルスルホン酸、4−ビニルベンゼンスルホン酸、2−(メタ)アクリロイルオキシエタンスルホン酸、3−(メタ)アクリロイルオキシプロパンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸等の各種スルホン酸基含有ビニル系モノマー;CH=CHCOO(CH[Si(CHO]nSi(CH、CH=C(CH)COOC〔Si(CHO)nSi(CH、CH=C(CH)COO(CH3[Si(CHO]nSi(CH、CH=C(CH)COO(CH[Si(CH)(C)○]nSi(CH、あるいはCH=C(CH)COO(CH[Si(CO]nSi(CH(ただし、各式中のnは0又は1〜130なる整数であるものとする。)等のような一般式を以て示される、各種のポリシロキサン結合含有モノマー;γ−(メタ)アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−(メタ)アクリロキシプロピルトリエトキシシラン、γ−(メタ)アクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−(メタ)アクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリイソプロペニルオキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニル(トリス−β−メトキシエトキシ)シラン、ビニルトリアセトキシシラン、ビニルトリクロルシラン又はN−β−(N−ビニルベンジルアミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン及びその塩酸塩;2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート等の水酸基を有する(メタ)アクリル酸エステル、及び、これらモノマーのε−カプロラクトン反応物;2−ジメチルアミノエチルビニルエーテル、2−ジエチルアミノエチルビニルエーテル、4−ジメチルアミノブチルビニルエーテル、4−ジエチルアミノブチルビニルエーテル、6−ジメチルアミノヘキシルビニルエーテル等の3級アミンを有する各種ビニルエーテル;2−ヒドロキシエチルビニルエーテル、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル、6−ヒドロキシヘキシルビニルエーテル等の各種水酸基を有するビニルエーテル;又は2−ヒドロキシエトキシアリルエーテル、4−ヒドロキシブトキシアリルエーテル、トリメチロールプロパンのモノ−、あるいはジ−アリルエーテル、ペンタエリスリトールのモノ−、あるいはジ−アリルエーテル等の水酸基を有するアリルエーテル、及び、これらモノマーのε−カプロラクトン反応物;メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、n−プロピルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテル、iso−ブチルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、シクロペンチルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテル等のビニルエーテル;エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジ(メ夕)アクリレート、ジメチロールトリシクロデカンジアクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールエステルのジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールA又はFのジ(メタ)アクリレート、アルキレンオキサイド付加ビスフェノールA又はFのジ(メタ)アクリレート;マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸等の各種不飽和二塩基酸類等の各種2価カルボン酸のジビニルエステル類等の2官能モノマー:トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、アルキレンオキサイド付加トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、アルキレンオキサイド付加ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、アルキレンオキサイド付加ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート等のトリ(メタ)アクリレート;ジペンタエリスリトールのペンタ(メタ)アクリレート、アルキレンオキサイド付加ジペンタエリスリトールのペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールのヘキサ(メタ)アクリレート、アルキレンオキサイド付加ジペンタエリスリトールのヘキサ(メタ)アクリレート等、及び、これらモノマーのε−カプロラクトン反応物が挙げられる。
中でも印刷インキとしての硬化性に優れる点から、ジペンタエリスリトールのペンタ(メタ)アクリレート、アルキレンオキサイド付加ジペンタエリスリトールのペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールのヘキサ(メタ)アクリレート、又はアルキレンオキサイド付加ジペンタエリスリトールのヘキサ(メタ)アクリレートが好ましい。
前記ラジカル重合性モノマーBは、印刷適性と硬化性の点で前記活性エネルギー線硬化性組成物中に30質量%以上99質量%以下含まれることが好ましい。
前記光重合開始剤は、分子内開裂型光重合開始剤及び水素引き抜き型光重合開始剤等が挙げられる。分子内開裂型光重合開始剤としては、例えば、ジエトキシアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、ベンジルジメチルケタール、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル−(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン、1−ヒドロキシシクロヘキシル−フェニルケトン、2−ヒドロキシ−1−{4−[4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピオニル)−ベンジル]−フェニル}−2−メチル−プロパン−1−オン、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン、2,2−ジエトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン等のアセトフェノン系化合物;1−[4−(フェニルチオ)−,2−(O−ベンゾイルオキシム)]、1−[9−エチル−6−(2−メチルベンゾイル)−9H−カルバゾール−3−イル]−,1−(O−アセチルオキシム)等のオキシム系化合物、3,6−ビス(2−メチル−2−モルフォリノプロパノニル)−9−ブチルカルバゾール等のカルバゾール系化合物、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル等のベンゾイン系化合物;2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)ブタン−1−オン、2−(ジメチルアミノ)−2−(4−メチルベンジル)−1−(4−モルフォリノフェニル)ブタン−1−オン、2−メチル−2−モルホリノ((4−メチルチオ)フェニル)プロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタノン等のアミノアルキルフェノン系化合物;ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチル−ペンチルフォスフィンオキサイド等のアシルホスフィンオキシド系化合物;ベンジル、メチルフェニルグリオキシエステル等が挙げられる。
水素引き抜き型光重合開始剤としては、ベンゾフェノン、o−ベンゾイル安息香酸メチル−4−フェニルベンゾフェノン、4,4’−ジクロロベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4’−メチル−ジフェニルサルファイド、アクリル化ベンゾフェノン、3,3’,4,4’−テトラ(t−ブチルペルオキシカルボニル)ベンゾフェノン、3,3’−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系化合物;2−イソプロピルチオキサントン、2,4−ジメチルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、2,4−ジクロロチオキサントン等のチオキサントン系化合物;4,4’−ビスジメチルアミノベンゾフェノン、4,4’−ビスジエチルアミノベンゾフェノン等のアミノベンゾフェノン系化合物;その他10−ブチル−2−クロロアクリドン、2−エチルアンスラキノン、9,10−フェナンスレンキノン、カンファーキノン等が挙げられる。これらの光重合開始剤は、2種以上を併用してもよい。
前記光重合開始剤は、硬化性の点で前記活性エネルギー線硬化性組成物中に1質量%以上20質量%以下含まれることが好ましい。
また本発明の活性エネルギー線硬化性組成物は、光増感剤を併用することで硬化性を一層向上させることができる。前記光増感剤は、脂肪族アミン等のアミン化合物、o−トリルチオ尿素等の尿素類、ナトリウムジエチルジチオホスフェート、s−ベンジルイソチウロニウム−p−トルエンスルホネート等の硫黄化合物等が挙げられる。
硬化性が向上する点から前記光増感剤の使用量は、前記活性エネルギー線硬化性組成物の樹脂成分100質量部に対し、1質量部以上20質量部以下であることが好ましい。
更に本発明の活性エネルギー線硬化性組成物は、体質顔料、有機又は無機フィラー、帯電防止剤、消泡剤、粘度調整剤、耐光安定剤、耐候安定剤、耐熱安定剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、レベリング剤、顔料分散剤、ワックス等の添加剤を含んでいてもよい。
また本発明の活性エネルギー線硬化性組成物は溶剤を含んでいても良く、硬化性の点から、前記活性エネルギー線硬化性組成物100質量部に対する溶剤量の含有量は、5質量部以下が好ましい。
本発明の活性エネルギー線硬化性組成物は、通常使用される公知の攪拌機で各成分を混合撹拌することで製造できる。
本発明の活性エネルギー線硬化性組成物は、活性エネルギー線を照射することで硬化物とすることができる。前記活性エネルギー線としては、紫外線、電子線、α線、β線、γ線等の電離放射線が挙げられる。中でも硬化性の点から、紫外線が好ましい。
活性エネルギー線の照射は公知の方法で行えばよく、殺菌灯、紫外線用蛍光灯、UV−LED、カーボンアーク、キセノンランプ、複写用高圧水銀灯、中圧又は高圧水銀灯、超高圧水銀灯、無電極ランプ、メタルハライドランプ、自然光等を光源とする紫外線、走査型、カーテン型電子線加速器等による照射が挙げられる。
本発明のインキ組成物は、活性エネルギー線硬化性組成物は、本発明の活性エネルギー線硬化性組成物と顔料又は染料を含む。
本発明のインキに用いる顔料としては、公知の着色用有機顔料を挙げることができ、「有機顔料ハンドブック(著者:橋本勲、発行所:カラーオフィス、2006年初版)」に掲載される印刷インキ用有機顔料等が挙げられ、溶性アゾ顔料、不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、金属フタロシアニン顔料、無金属フタロシアニン顔料、キナクリドン顔料、ペリレン顔料、ペリノン顔料、イソインドリノン顔料、イソインドリン顔料、ジオキサジン顔料、チオインジゴ顔料、アンスラキノン系顔料、キノフタロン顔料、金属錯体顔料、ジケトピロロピロール顔料、カーボンブラック顔料、その他多環式顔料等が使用可能である。
また、本発明のインキには、体質顔料として無機粒子を用いてもよい。無機粒子としては、酸化チタン、クラファイト、亜鉛華等の無機着色顔料;炭酸石灰粉、沈降性炭酸カルシウム、石膏、クレー(ChinaClay)、シリカ粉、珪藻土、タルク、カオリン、アルミナホワイト、硫酸バリウム、ステアリン酸アルミニウム、炭酸マグネシウム、バライト粉、砥の粉等の無機体質顔料;等の無機顔料や、シリコーン、ガラスビーズ等があげられる。これら無機粒子は、インキ中に0.1質量部以上20質量部以下の範囲で使用することにより、インキの流動性調整、ミスチング抑制、紙等の印刷基材への浸透防止といった効果を得ることができる。
本発明のインキに用いる染料としては酸化チタン、カーボンブラック等が挙げられる。
また、本発明のインキは、紙、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム等の各種食品包装用資材に用いられるフィルム、アルミニウムフォイル、合成紙、その他従来から印刷基材として使用されている各種基材に印刷できる。
また本発明印刷物は、平版オフセット印刷、凸版印刷、グラビア印刷、グラビアオフセット印刷、フレキソ印刷、スクリーン印刷等の公知の方法で得られる。
以下に実施例及び比較例を掲げ、本発明について更に詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、評価は以下の方法で行った。
[重量平均分子量]
装置:東ソー社製 高速GPC装置 HLC−8320GPC型
UV検出器:東ソー社製 UV−8320型
流速:0.35mL/min
注入口温度:40℃
オーブン温度:40℃
RI温度:40℃
UV波長:254nm
サンプル注入量:10μL
カラム:(1)〜(3)の順に3本連結。
(1)東ソー社製 TSKgel superHZM−M
(4.6mmID×15cmL)
(2)東ソー社製 TSKgel superHZM−M
(4.6mmID×15cmL)
(3)東ソー社製 TSKgel HZ2000
(4.6mmID×15cmL)
ガードカラム:東ソー社製 TSKguardcolumn SuperHZ−L
(4.6mmID×3.5cmL)
溶媒:THF(安定剤BHT)
サンプル濃度:樹脂分0.2wt%に調整
[分岐度α]
装置:GPC−TDA302(LS,RI,VISCO)[Viscotek]
カラム:TSKgel guardcolumn HXL−H+TSKgel GMHXLx2本 + TSKgel G2500HXL
カラム温度:40℃
移動相:安定剤入りTHF、注入量:100μL、流量:1mL/min
サンプル濃度:4mg/mL、分析時間:60min
共重合体AをGPC−TDAの上記測定条件で、Mark−Houwinkプロットを用いて求められる分岐度α値(Mark−Houwinkプロットの傾き)の評価を次の3段階評価基準で行った。
・評価基準
A:分岐度α値が0.5未満
B:分岐度α値が0.5以上0.6未満
X:分岐度α値が0.6以上
[流動性]
共重合体Aを20質量部、ラジカル重合性モノマーBとしてジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPHA 日本化薬社製「KAYARAD DPHA」)40質量部、ジトリメチロールプロパントリアクリレート(DTMPTA Miwon社製「Miramer M410」)40質量部を配合し、インコメーター((株)東洋精機製作所製)に1.31mLのせ、32℃において400rpmで60秒間、その後800rpmで60秒間、1200rpmで60秒間を連続的に回転させ、ロール下に置いた定型紙への飛散量について重量測定を行った。飛散量の評価は次の3段階の評価基準で行った。
・評価基準
A:定型紙への飛散量が0.050g以下。
B:定型紙への飛散量が0.050gよりも大きく0.150g未満。
X:定型紙への飛散量が0.150g以上。
[光沢]
共重合体Aを20質量部、ラジカル重合性モノマーBとしてDPHA40質量部、DTMPTA40質量部、光重合開始剤としてベンゾフェノン(BNP 大同化成社製)4質量部、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキシド(TPO iGM社製 「Omnirad TPO H」)1質量部、顔料として酸化チタン(石原産業社製 「CR−97」)を5質量部配合した。得られた活性エネルギー線硬化性組成物をガラス基材上に、硬化後の厚みが10μmとなるように、バーコーターを用いて塗布した。高圧水銀灯を用いて照射強度50mW/cm、積算光量500mJ/cmで紫外線を照射して硬化させた。得られた硬化物の60°光沢を、日本電色工業の変角光沢計VG―7000を用いて測定して評価を以下評価基準で行った。
・評価基準
A:光沢が85以上の良好な場合
B:光沢が80以上85未満の場合
X:80未満の不良な場合
<分散剤(1)の合成>
撹拌機、冷却管及び温度計を備えた重合装置中に、脱イオン水900質量部、メタクリル酸2−スルホエチルナトリウム60質量部、メタクリル酸カリウム10質量部、メタクリル酸メチル(MMA)12質量部を加えて撹拌し、重合装置内を窒素置換しながら、重合温度50℃に昇温し、重合開始剤として2,2'−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)二塩酸塩0.08質量部を添加し、更に重合温度60℃に昇温した。前記重合開始剤の添加と同時に、滴下ポンプを使用して、MMAを0.24質量部/分の速度で75分間連続的に滴下することで合計18質量部を加えた。重合温度60℃で6時間保持した後、室温に冷却して分散剤(1)を得た。この分散剤(1)の固形分は10%であった。
<連鎖移動剤(1)の合成>
撹拌機を備えた反応容器に、窒素雰囲気下で、酢酸コバルト(II)四水和物(和光純薬(株)製、和光特級)2.00g(8.03mmol)及びジフェニルグリオキシム(東京化成(株)製、EPグレード)3.86g(16.1mmol)及び予め窒素バブリングにより脱酸素したジエチルエーテル100mLを入れ、室温で2時間攪拌した。
次いで、三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体(東京化成(株)製、EPグレード)20mLを加え、更に6時間攪拌した。反応物をろ過し、固体をジエチルエーテルで洗浄し、100Mpa以下で、20℃において12時間乾燥し、連鎖移動剤(1)5.02g(7.93mmol、収率99%)を得た。
<マクロモノマー(1)MM1の合成>
撹拌機、冷却管及び温度計を備えた重合装置中に、脱イオン水145質量部、硫酸ナトリウム(NaSO)0.10質量部及び分散剤(1)0.25質量部を入れて撹拌して、均一な水溶液とした。次に、メタクリル酸メチル(MMA)100質量部、連鎖移動剤(1)0.0022質量部及び重合開始剤として1,1,3,3−テトラメチルブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート(日油(株)製、商品名:パーオクタO)0.40質量部を加え、分散液とした。この後、重合装置内を十分に窒素置換し、分散液を80℃に昇温してから1時間保持し、更に91℃に昇温して1時間保持した。その後、反応液を40℃に冷却して、ポリマーを含む懸濁液を得た。この懸濁液を濾過布で濾過し、濾過物を脱イオン水で洗浄、脱水し、40℃で16時間乾燥して、マクロモノマー(1)(MM1)を得た。MM1の重量平均分子量(Mw)は7800、分子量分布(Mw/Mn)は1.65であった。
<マクロモノマー(2)MM2の合成>
MM1の連鎖移動剤(1)0.0022質量部の代わりに、0.005質量部を用いた以外はMM1と同様にしてマクロモノマー(2)(MM2)を得た。MM2の重量平均分子量(Mw)は3900、分子量分布(Mw/Mn)は2.51であった。
マクロモノマーの分子量は、ゲル透過クロマトグラフィー(GPC)(東ソー株式会社製 HLC−8320)を用いて測定した。(メタ)アクリル系共重合体Aのテトラヒドロフラン溶液0.2質量%を調整後、TOSO社製カラム(TSKgel SuperHZM−M×HZM−M×HZ2000、TSKguardcolumnSuperHZ−L)が装着された装置に上記の溶液10μLを注入し、流量:0.35mL/分、溶離液:テトラヒドロフラン(安定剤BHT)、カラム温度:40℃の条件で測定し、標準ポリスチレン換算にて重量平均分子量(Mw)を算出した。
[製造例1]
脱イオン水145質量部、硫酸ナトリウム0.30質量部及び分散剤(1)0.40質量部を混合して分散媒を得た。
撹拌機、冷却管及び温度計を備えた重合装置中に、マクロモノマー(1)50質量部、スチレン(St)40質量部、不飽和脂肪酸ヒドロキシアルキルエステル修飾ε−カプロラクトン(FM2D ダイセル化学工業株式会社製「PLACCEL FM2D」)10質量部を仕込み、50℃に加温した状態で攪拌することによりシラップを得た。
前記シラップを40℃以下に冷却した後、連鎖移動剤としてtert−ドデカンチオール(tDM)0.95質量部及びtert−ノニルメルカプタン(tNM)0.84質量部、重合開始剤として2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)(V−65)1.0質量部を加えて溶解させた。
次いで、前記分散媒をシラップに加えた後、窒素バブリングにより重合装置内の雰囲気を窒素置換しながら、攪拌し懸濁液を得た。
前記懸濁液を75℃に昇温し、重合発熱ピークが出るまで75℃に保持した。重合発熱ピークが出た後、懸濁液が75℃になったところで、懸濁液を95℃に昇温し、1時間保持して重合を完結させた。
その後、反応液を40℃以下に冷却して懸濁液を得た。この懸濁液を濾過布で濾過し、濾過物を脱イオン水で洗浄、脱水し、20℃で24時間乾燥して、重合体(A−1)を得た。
[製造例2]
MM1を50質量部、スチレンを40質量部、FM2Dを10質量部の代わりに、MM1を30質量部、スチレンを50質量部、FM2Dを15質量部、SLMAを5質量部、用いた以外は重合体(A−1)と同様にして、重合体(A−2)を得た。
[製造例3]
MM1を50質量部、スチレンを40質量部の代わりに、MM1を10質量部、スチレンを50質量部、メチルアクリレート(MA)を30質量部、用いた以外は重合体(A−1)と同様にして、重合体(A−3)を得た。
[製造例4]
MM1を30質量部の代わりに、MM2を30質量部、用いた以外は重合体(A−2)と同様にして、重合体(A−4)を得た。
[製造例5]
MM1を50質量部、スチレンを40質量部、FM2Dを10質量部の代わりに、MM1を30質量部、スチレンを60質量部、MAを10質量部、用いた以外は重合体(A−1)と同様にして、重合体(A−5)を得た。
[製造例6]
スチレンを60質量部、MAを10質量部の代わりに、スチレンを30質量部、MAを40質量部、SLMAを10質量部、用いた以外は、重合体(A−5)と同様にして、重合体(A−6)を得た。
[実施例1]
製造例1により製造した重合体(A−1)を20質量部に対して、ラジカル重合性モノマーBとして、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPHA)40質量部、ジトリメチロールプロパントリアクリレート(DTMPTA)40質量部、光重合開始剤としてベンゾフェノン(BNP)4質量部、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキシド(TPO)1質量部、酸化チタン(TiO)5質量部を70℃加温して均一混合し、活性エネルギー線硬化性組成物1を製造した。
[実施例2]
共重合体Aとして、(A−2)20質量部を用いた以外は、実施例1と同様にして、活性エネルギー線硬化性組成物2を製造した。
[実施例3]
共重合体Aとして、(A−3)20質量部を用いた以外は、実施例1と同様にして、活性エネルギー線硬化性組成物3を製造した。
[実施例4]
共重合体Aとして、(A−4)20質量部を用いた以外は、実施例1と同様にして、活性エネルギー線硬化性組成物4を製造した。
[実施例5]
共重合体Aとして、(A−5)20質量部を用いた以外は、実施例1と同様にして、活性エネルギー線硬化性組成物5を製造した。
[実施例6]
共重合体Aとして、(A−6)20質量部を用いた以外は、実施例1と同様にして、活性エネルギー線硬化性組成物6を製造した。
[比較例1]
共重合体Aとして、スチレンを30質量部、MAを60質量部、FM2Dを10質量部とをランダム共重合してなる重合体(A−7)を用いた以外は、実施例1と同様にして活性エネルギー線硬化性組成物7を作成した。
[比較例2]
共重合体Aとして、MM1を10質量部、MAを50質量部、FM2Dを20質量部とをランダム共重合してなる重合体(A−8)を用いた以外は、実施例1を同様にして活性エネルギー線硬化性組成物8を作成した。
各実施例と比較例における評価結果を表1に記載した。
比較例1はマクロモノマー由来の構成単位を有さない共重合体を使用したため、分岐度α値が高く、流動特性が悪かった。比較例2はスチレン系モノマー由来の構成単位を有さない共重合体を使用したため、光沢が悪かった。

Claims (11)

  1. 共重合体Aを含む活性エネルギー線硬化性組成物であって、前記共重合体Aが、式1で示される構造を含むマクロモノマー由来の構成単位を側鎖に有し、スチレン系モノマー由来の構成単位を含む活性エネルギー線硬化性組成物。

    ・・・式1
    (式1において、R1は置換又は無置換のアルキル基、シクロアルキル基及びアリール基のいずれかであり、R2は水素又はメチル基である。)
  2. 前記共重合体Aの絶対分子量と固有粘度から求めたMark−Houwinkプロットの傾きαが6未満である、請求項1に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
  3. 前記共重合体A100質量部に対する前記マクロモノマー由来の構成単位の比率が20質量部以上60質量部以下である、請求項1又は請求項2に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
  4. 前記共重合体A100質量部に対する前記スチレン系モノマーの共重合比率が30質量部以上65質量部以下である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
  5. 前記共重合体Aのガラス転移温度が10℃以上60℃以下である、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
  6. 前記共重合体AのSp値が8以上11以下である、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
  7. 前記共重合体Aの重量平均分子量Mwが10000以上40000以下である、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
  8. ラジカル重合性モノマーBと、光重合開始剤を更に含む請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化性組成物の硬化物。
  10. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化性組成物と顔料又は染料を含むインキ組成物。
  11. 請求項10記載のインキ組成物が印刷された印刷物。
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