JP2020146767A - 電動工具 - Google Patents
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Abstract
【課題】回転衝撃力を安定的に発生するための構造を提供する。【解決手段】トルク伝達機構5は、駆動軸側に連結される駆動マグネット部材21と、出力軸6側に連結される従動マグネット部材22とを含むマグネットカップリング20を有する。駆動マグネット部材21または従動マグネット部材22の一方が、駆動マグネット部材21または従動マグネット部材22の他方を回転可能に支持する。【選択図】図4
Description
本発明は、駆動軸の回転により生じるトルクを出力軸に伝達して先端工具を回転させる電動工具に関する。
特許文献1は、モータにより回転駆動される駆動軸と、先端工具を装着可能な出力軸と、駆動軸の回転により生じるトルクを出力軸に伝達するトルク伝達機構とを備える電動工具を開示する。トルク伝達機構は、駆動軸側に連結される駆動マグネット部材と、出力軸側に連結される従動マグネット部材とを有するマグネットカップリングを備え、駆動マグネット部材および従動マグネット部材は、それぞれS極およびN極を交互に配置した磁石面を対向させて配置される。マグネットカップリングは、出力軸に間欠的な回転衝撃力を付加する機能をもち、駆動マグネット部材の磁石面と従動マグネット部材の磁石面との間に作用する磁力を変化させることで、出力軸に間欠的な回転衝撃力を付加する。
マグネットカップリングを備えた電動工具では、駆動マグネット部材の磁石面と従動マグネット部材の磁石面の間のギャップが変動すると、回転衝撃力を安定的に発生することが困難となる。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、回転衝撃力を安定的に発生するための構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の電動工具は、モータにより回転される駆動軸と、先端工具を装着可能な出力軸と、駆動軸側に連結される駆動マグネット部材と、出力軸側に連結される従動マグネット部材とを含むマグネットカップリングを有し、駆動マグネット部材または従動マグネット部材の一方が、駆動マグネット部材または従動マグネット部材の他方を回転可能に支持するトルク伝達機構とを備える。
本発明によれば、マグネットカップリングにより回転衝撃力を安定的に発生するための構造を備えた電動工具を実現できる。
図1は、本発明の実施形態に係る電動工具1の構成の一例を示す。電動工具1は、モータ2を駆動源とする回転工具であって、モータ2により回転駆動される駆動軸4と、先端工具を装着可能な出力軸6と、駆動軸4の回転により生じるトルクを出力軸6に伝達するトルク伝達機構5と、モータ2とトルク伝達機構5の間に設けられるクラッチ機構8とを備える。クラッチ機構8は、駆動軸4の回転により生じるトルクを連結軸9を介してトルク伝達機構5に伝達する一方で、連結軸9がトルク伝達機構5から受けるトルクを駆動軸4に伝達しない機械要素として構成される。
電力はバッテリパックに内蔵されたバッテリ13より供給される。モータ2はモータ駆動部11により駆動され、モータ2の回転軸の回転は、減速機3によって減速されて駆動軸4に伝達される。クラッチ機構8は、駆動軸4の回転トルクを連結軸9を介してトルク伝達機構5に伝達する。
制御部10は、モータ2の回転を制御する機能を有する。操作スイッチ12はユーザにより操作されるトリガスイッチであって、制御部10は、操作スイッチ12の操作によりモータ2のオンオフを制御するとともに、操作スイッチ12の操作量に応じた駆動指示をモータ駆動部11に供給する。モータ駆動部11は、制御部10から供給される駆動指示によりモータ2の印加電圧を制御して、モータ回転数を調整する。
実施形態のトルク伝達機構5は、非接触のトルク伝達を実現するマグネットカップリング20を有する。
図2は、マグネットカップリング20の内部構造の一例を示す図である。図2には、インナーロータおよびアウターロータを有するシリンダータイプのマグネットカップリング20の一部を切り欠いた斜視断面が示される。インナーロータの円筒外周面およびアウターロータの円筒内周面のそれぞれには、S極磁石およびN極磁石が周方向に交互に隣接して配置される。マグネットカップリング20は、駆動軸4の回転により生じるトルクを磁力により出力軸6に伝達することで、トルク伝達における優れた静音性を実現する。図2には8極タイプのマグネットカップリング20を示すが、この極数に限定されるものではない。
図2は、マグネットカップリング20の内部構造の一例を示す図である。図2には、インナーロータおよびアウターロータを有するシリンダータイプのマグネットカップリング20の一部を切り欠いた斜視断面が示される。インナーロータの円筒外周面およびアウターロータの円筒内周面のそれぞれには、S極磁石およびN極磁石が周方向に交互に隣接して配置される。マグネットカップリング20は、駆動軸4の回転により生じるトルクを磁力により出力軸6に伝達することで、トルク伝達における優れた静音性を実現する。図2には8極タイプのマグネットカップリング20を示すが、この極数に限定されるものではない。
マグネットカップリング20は、駆動軸4側に連結される駆動マグネット部材21と、出力軸6側に連結される従動マグネット部材22と、駆動マグネット部材21および従動マグネット部材22の間に配置される隔壁23とを有する。実施形態のマグネットカップリング20では、駆動マグネット部材21がインナーロータであり、従動マグネット部材22がアウターロータであって、駆動マグネット部材21側の慣性モーメントよりも、従動マグネット部材22側の慣性モーメントが大きく形成される。
駆動マグネット部材21の外周面は、S極磁石21aおよびN極磁石21bを交互に配置した磁石面21cを構成し、従動マグネット部材22の内周面は、S極磁石22aおよびN極磁石22bを交互に配置した磁石面22cを構成する。磁石面21cおよび磁石面22cにおいて、磁極の配置ピッチ角度は等しく設定され、S極磁石およびN極磁石は、交互に隙間無く配置されることが好ましい。
駆動マグネット部材21および従動マグネット部材22は、磁石面21cおよび磁石面22cを対向させて同軸に配置される。対向方向においてS極磁石21aとN極磁石22b、N極磁石21bとS極磁石22aの吸引力が作用することで、駆動マグネット部材21および従動マグネット部材22の相対的な位置関係が定められる。
電動工具1は、マグネットカップリング20を採用することで、非接触のトルク伝達を実現するとともに、静音性を向上できる。また磁石面21cにおいてS極およびN極を交互に隣接して配置し、磁石面22cにおいてS極およびN極を交互に隣接して配置することで、S極およびN極を離間して配置する場合と比較すると、マグネットカップリング20は大きなトルクを伝達可能となる。
以下、電動工具1をインパクト回転工具として利用する態様を説明する。
インパクト回転工具は、締付対象であるボルト等のねじ部材に、回転方向の衝撃力を間欠的に付加する。そこで実施形態では、トルク伝達機構5を構成するマグネットカップリング20に、間欠的な回転衝撃力を発生させる機能をもたせる。マグネットカップリング20は、駆動マグネット部材21の磁石面21cと従動マグネット部材22の磁石面22cとの間に作用する磁力を変化させることで、出力軸6に装着された先端工具を介して、ねじ部材に間欠的な回転衝撃力を付加する。
インパクト回転工具は、締付対象であるボルト等のねじ部材に、回転方向の衝撃力を間欠的に付加する。そこで実施形態では、トルク伝達機構5を構成するマグネットカップリング20に、間欠的な回転衝撃力を発生させる機能をもたせる。マグネットカップリング20は、駆動マグネット部材21の磁石面21cと従動マグネット部材22の磁石面22cとの間に作用する磁力を変化させることで、出力軸6に装着された先端工具を介して、ねじ部材に間欠的な回転衝撃力を付加する。
マグネットカップリング20では、伝達可能な最大トルク以上の負荷トルクが作用しなければ、駆動マグネット部材21と従動マグネット部材22は、回転方向の相対位置を実質的に維持して同期回転する。しかしながら、ねじ部材の締付が進み、マグネットカップリング20の伝達可能な最大トルクを超える負荷トルクが出力軸6側に作用すると、従動マグネット部材22が駆動マグネット部材21の回転に追従できなくなる。この駆動マグネット部材21と従動マグネット部材22とが同期していない状態のことを「脱調」と呼ぶが、電動工具1は、この脱調を利用して、間欠的な回転衝撃力を発生させる。
図3は、ボルト締付時のマグネットカップリング20の状態遷移を説明するための図である。図3には、6極タイプのマグネットカップリング20における駆動マグネット部材21と従動マグネット部材22の相対的な位置関係が示される。磁石S1、S2、S3、磁石N1、N2、N3は、駆動マグネット部材21におけるS極磁石21a、N極磁石21bであり、磁石S4、S5、S6、磁石N4、N5、N6は、従動マグネット部材22におけるS極磁石22a、N極磁石22bである。
状態ST1は、駆動マグネット部材21がモータ2により回転されて、駆動マグネット部材21と従動マグネット部材22とが相対的な同期位置を維持している状態を示す。状態ST1で、従動マグネット部材22は、駆動マグネット部材21の回転に追従して回転するため、従動マグネット部材22の位相は、駆動マグネット部材21の位相に対して僅かに遅れるが、この例では両者の位相関係を同位相として示す。なお両者の位相関係を分かりやすくするために、状態ST1で同位相の位置にある磁石N6の基準位置22dと磁石S1の基準位置21dとを定義する。
状態ST2は、従動マグネット部材22が駆動マグネット部材21に追従できなくなる直前の状態を示す。ボルトの締付時、マグネットカップリング20の伝達可能な最大トルクを超える負荷トルクが出力軸6にかかると、出力軸6側に連結された従動マグネット部材22の回転が停止し、駆動マグネット部材21が従動マグネット部材22に対して空転し始める。
状態ST3は、脱調状態にあって、駆動マグネット部材21におけるS極磁石21aおよびN極磁石21bと、従動マグネット部材22におけるS極磁石22aおよびN極磁石22bとが対向した状態を示す。このとき駆動マグネット部材21と従動マグネット部材22の間に作用する反発磁力は最大となる。
状態ST4は、駆動マグネット部材21と従動マグネット部材22とが、互いの磁石による反発力の影響を受けて、互いに逆向きとなる回転方向に動かされた状態を示す。駆動マグネット部材21は、モータ2が駆動軸4を回転する速度よりも高速に回転し、従動マグネット部材22は、停止位置から逆方向に回転する。
駆動マグネット部材21の磁石S1に注目すると、状態ST3で、磁石S1と磁石S4との間には、最大の反発磁力が作用している。状態ST3から、駆動マグネット部材21がさらに回転すると、磁石S1は、磁石S4の反発磁力により磁石S4から回転方向に押し出されるとともに、磁石N4の吸引磁力により回転方向に引き込まれる。駆動マグネット部材21における他の磁石S2〜S3、磁石N1〜N3も、磁石S1と同じように従動マグネット部材22から磁力を受ける。そのため状態ST4では、モータ2が駆動軸4を回転する速度より、駆動マグネット部材21は高速に回転する。
クラッチ機構8は、駆動軸4の回転により生じるトルクを連結軸9を介して駆動マグネット部材21に伝達する一方で、駆動マグネット部材21が従動マグネット部材22から受けるトルク、つまり吸引磁力による進行方向の回転トルクを駆動軸4に伝達しない。駆動マグネット部材21がモータ2による回転速度よりも高速回転する際に、クラッチ機構8が駆動軸4と駆動マグネット部材21との間のトルク伝達を遮断することで、モータ2が、吸引磁力による回転トルクに対して負荷となる状況を回避できる。
従動マグネット部材22の磁石S4に注目すると、状態ST3で、磁石S4と磁石S1との間には、最大の反発磁力が作用している。状態ST3から、駆動マグネット部材21がさらに回転すると、磁石S4は、磁石S1の反発磁力により磁石S1から逆回転方向に押し出されるとともに、磁石N3の吸引磁力により逆回転方向に引き込まれる。従動マグネット部材22における他の磁石S5〜S6、磁石N4〜N6も、磁石S4と同じように駆動マグネット部材21から磁力を受ける。そのため状態ST4では、従動マグネット部材22が、駆動マグネット部材21の回転方向とは逆方向に回転する。
なお従動マグネット部材22の逆方向の回転はボルトを緩める方向の回転であるため、従動マグネット部材22の逆方向の最大回転角度は、先端工具の回転遊び角度よりも小さく制限されて、ボルトを緩めないことが好ましい。先端工具の回転遊び角度は、先端工具と締付対象であるボルトとの間の遊び角度に、先端工具と出力軸6の間の遊び角度を加えた角度として定義されてよい。
状態ST5は、状態ST4で逆回転した従動マグネット部材22が、正方向、つまりは先端工具がボルトを締め付ける方向に回転する状態を示す。電動工具1において、駆動マグネット部材21はクラッチ機構8により逆回転せず、常に正回転する。従動マグネット部材22は、状態ST4で逆回転した後、正回転している駆動マグネット部材21の吸引磁力により、元の停止位置(ボルトの締付位置)に向けて正方向に回転する。
状態ST6は、従動マグネット部材22が、状態ST1に示す元の停止位置まで正回転してボルトに回転衝撃力が伝達された状態を示す。この回転衝撃力によりボルトは締め付け方向に回転する。マグネットカップリング20は、状態ST2から状態ST6までの状態遷移を繰り返し、ボルトに回転衝撃力を間欠的に付加する。
実施形態のトルク伝達機構5は、マグネットカップリング20における脱調を利用して、間欠的な回転衝撃力を発生させる。脱調のタイミングは、駆動マグネット部材21と従動マグネット部材22の間に作用する磁力により定まる。そのため駆動マグネット部材21の磁石面21cと従動マグネット部材22の磁石面22cの間のギャップが変動すると、脱調のタイミングが変化し、安定的に回転衝撃力を発生させることが困難となる。
そこでトルク伝達機構5には、駆動マグネット部材21または従動マグネット部材22の一方が、駆動マグネット部材21または従動マグネット部材22の他方を回転可能に支持する構造が設けられる。駆動マグネット部材21および従動マグネット部材22の間に支持構造を設けることで、駆動マグネット部材21と従動マグネット部材22の相対位置関係を維持できる。
図4は、トルク伝達機構5における支持構造の例を示す。マグネットカップリング20において駆動マグネット部材21および従動マグネット部材22は、磁石面21cおよび磁石面22cを対向させて同軸に配置される。ハウジング25は、第1軸受部30で従動マグネット部材22を回転可能に支持し、第2軸受部31で駆動マグネット部材21を回転可能に支持する。従動マグネット部材22および駆動マグネット部材21が、共通のハウジング25に対して支持されることで、偏心が抑制され、出力軸6と連結軸9とを同軸に維持できる。
駆動マグネット部材21または従動マグネット部材22の一方は、駆動マグネット部材21または従動マグネット部材22の他方を回転可能に支持する。図4に示す支持構造で、従動マグネット部材22は、出力軸6に同軸となる軸支穴40を有し、連結軸9の端部は軸支穴40に挿入される。軸支穴40は、すべり軸受である第3軸受部32として利用され、従動マグネット部材22は第3軸受部32で、駆動マグネット部材21を回転可能に支持する。
図4に示すトルク伝達機構5では、第1軸受部30および第2軸受部31でマグネットカップリング20をハウジング25に対して回転可能に支持し、第3軸受部32で駆動マグネット部材21を従動マグネット部材22に対して回転可能に支持する。これにより磁石面21cと磁石面22cの間のギャップが一定に維持される。なお図4において、従動マグネット部材22が駆動マグネット部材21を回転可能に支持することを説明したが、駆動マグネット部材21が従動マグネット部材22を回転可能に支持すると見ることもできる。
図5は、トルク伝達機構5における支持構造の別の例を示す。マグネットカップリング20において駆動マグネット部材21および従動マグネット部材22は、磁石面21cおよび磁石面22cを対向させて同軸に配置される。ハウジング25は、第1軸受部30で従動マグネット部材22を回転可能に支持し、第2軸受部31で駆動マグネット部材21を回転可能に支持する。駆動マグネット部材21または従動マグネット部材22の一方は、少なくとも2箇所で、駆動マグネット部材21または従動マグネット部材22の他方を回転可能に支持する。
従動マグネット部材22は、出力軸6に同軸となる軸支穴40を有し、連結軸9の端部は軸支穴40に挿入される。軸支穴40は、すべり軸受である第3軸受部32として利用され、従動マグネット部材22は第3軸受部32で、駆動マグネット部材21を回転可能に支持する。
さらに従動マグネット部材22は第4軸受部33で、駆動マグネット部材21を回転可能に支持する。従動マグネット部材22が2箇所で駆動マグネット部材21を回転可能に支持することで、磁石面21cと磁石面22cの間のギャップを一定に維持できる。
従動マグネット部材22は、磁石面21cおよび磁石面22cを挟んだ2箇所で駆動マグネット部材21を支持することが好ましい。磁石面21cおよび磁石面22cを挟んだ2箇所で駆動マグネット部材21が従動マグネット部材22に支持されることで、磁石面21cと磁石面22cの間のギャップを一定に維持できる。
図6は、トルク伝達機構5における支持構造のさらに別の例を示す。マグネットカップリング20において駆動マグネット部材21および従動マグネット部材22は、磁石面21cおよび磁石面22cを対向させて同軸に配置される。ハウジング25は、第1軸受部30で従動マグネット部材22を回転可能に支持し、第2軸受部31で駆動マグネット部材21を回転可能に支持する。駆動マグネット部材21または従動マグネット部材22の一方は、少なくとも2箇所で、駆動マグネット部材21または従動マグネット部材22の他方を回転可能に支持する。
従動マグネット部材22は第3軸受部35および第4軸受部33で、駆動マグネット部材21を回転可能に支持する。従動マグネット部材22が、磁石面21cおよび磁石面22cを挟んだ2箇所で駆動マグネット部材21を回転可能に支持することで、駆動マグネット部材21と従動マグネット部材22の間の相対的な位置関係が確実に保持される。
図7は、トルク伝達機構5における支持構造のさらに別の例を示す。駆動マグネット部材21および従動マグネット部材22の相対的な軸方向の動きを抑制するスペーサ41が、駆動マグネット部材21と従動マグネット部材22の間に配置される。スペーサ41はスラスト軸受であってよい。相対的な軸方向の動きを抑制することで、電動工具1が安定的に回転衝撃力を発生することが可能となる。
以上、本発明を実施形態をもとに説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明の態様の概要は、次の通りである。
本発明のある態様の電動工具(1)は、モータ(2)により回転される駆動軸(4)と、先端工具を装着可能な出力軸(6)と、駆動軸側に連結される駆動マグネット部材(21)と、出力軸側に連結される従動マグネット部材(22)とを含むマグネットカップリング(20)を有し、駆動マグネット部材(21)または従動マグネット部材(22)の一方が、駆動マグネット部材(21)または従動マグネット部材(22)の他方を回転可能に支持するトルク伝達機構(5)とを備える。
本発明のある態様の電動工具(1)は、モータ(2)により回転される駆動軸(4)と、先端工具を装着可能な出力軸(6)と、駆動軸側に連結される駆動マグネット部材(21)と、出力軸側に連結される従動マグネット部材(22)とを含むマグネットカップリング(20)を有し、駆動マグネット部材(21)または従動マグネット部材(22)の一方が、駆動マグネット部材(21)または従動マグネット部材(22)の他方を回転可能に支持するトルク伝達機構(5)とを備える。
駆動マグネット部材(21)または従動マグネット部材(22)の一方が、2箇所で、駆動マグネット部材(21)または従動マグネット部材の他方を回転可能に支持してよい。駆動マグネット部材(21)および従動マグネット部材(22)は、それぞれS極およびN極を交互に配置した磁石面を対向させて配置され、駆動マグネット部材(21)または従動マグネット部材(22)の一方は、磁石面を挟んだ2箇所で、駆動マグネット部材(21)または従動マグネット部材(22)の他方を回転可能に支持してよい。
マグネットカップリング(20)において、駆動マグネット部材(21)および従動マグネット部材(22)の相対的な軸方向の動きを抑制するスペーサが配置されてよい。
1・・・電動工具、2・・・モータ、3・・・減速機、4・・・駆動軸、5・・・トルク伝達機構、6・・・出力軸、9・・・連結軸、20・・・マグネットカップリング、21・・・駆動マグネット部材、22・・・従動マグネット部材、25・・・ハウジング、30・・・第1軸受部、31・・・第2軸受部、32・・・第3軸受部、33・・・第4軸受部、35・・・第3軸受部、40・・・軸支穴、41・・・スペーサ。
Claims (4)
- モータにより回転される駆動軸と、
先端工具を装着可能な出力軸と、
前記駆動軸側に連結される駆動マグネット部材と、前記出力軸側に連結される従動マグネット部材とを含むマグネットカップリングを有し、前記駆動マグネット部材または前記従動マグネット部材の一方が、前記駆動マグネット部材または前記従動マグネット部材の他方を回転可能に支持するトルク伝達機構と、
を備えることを特徴とする電動工具。 - 前記駆動マグネット部材または前記従動マグネット部材の一方が、2箇所で、前記駆動マグネット部材または前記従動マグネット部材の他方を回転可能に支持する、
ことを特徴とする請求項1に記載の電動工具。 - 前記駆動マグネット部材および前記従動マグネット部材は、それぞれS極およびN極を交互に配置した磁石面を対向させて配置され、
前記駆動マグネット部材または前記従動マグネット部材の一方は、前記磁石面を挟んだ2箇所で、前記駆動マグネット部材または前記従動マグネット部材の他方を回転可能に支持する、
ことを特徴とする請求項2に記載の電動工具。 - 前記駆動マグネット部材および前記従動マグネット部材の相対的な軸方向の動きを抑制するスペーサが配置される、
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電動工具。
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