JP2020146208A5 - 治療機器、治療機器の制御方法、及び治療機器の制御プログラム - Google Patents

Description

（１）
通電によって生じるエネルギーを用いて利用者の身体の治療を行うための治療機器であって、
前記利用者の身体の表面の一部に取り付けられて血流量を測定する血流量センサから前記血流量の測定情報を取得する測定情報取得部と、
前記測定情報に基づいて前記身体の前記一部の血行状態を評価する身体状態評価部と、
前記身体状態評価部による評価結果に基づいて、前記エネルギーの発生源の動作状態を制御する動作状態制御部と、を備える治療機器。

（１）によれば、例えば、マッチング処理の結果に基づいて患者から施術を希望された施術者は、この患者の患者情報に関連付けられた施術履歴情報の表示要求を施術者側端末から行うことで、その患者の過去の施術履歴情報を施術者側端末にて確認することができる。これにより、施術者は、過去の施術履歴から、その患者に適した施術を行うことができるかどうかの判断要素を増やすことができるため、より自分に適した患者に巡り合うことが可能になる。また、患者は、自身の施術履歴情報を公開することで、自身に適した施術を行うことができる施術者に選んでもらうことが期待でき、自身に適した施術者に巡り合うことが可能になる。
また、（１）によれば、利用者の患部の血行状態を血流量センサの測定情報に基づいて評価できるため、血行状態に応じて、患部に加えるエネルギーの状態を最適化することができ、効率的な治療が可能となる。

（２）
（１）記載の治療機器であって、
前記動作状態制御部は、前記血行状態の評価値が閾値以下の場合には、前記血行状態の評価値が前記閾値を超える場合と比較して、前記エネルギーの発生源から発生させるエネルギーを大きくする治療機器。

（３）
（１）記載の治療機器であって、
前記測定情報取得部は、複数の前記血流量センサから前記血流量の測定情報を取得し、
前記発生源は、前記複数の血流量センサの各々が取り付けられる前記利用者の身体の部位に対応する電極パッドからなり、
前記動作状態制御部は、前記血行状態の評価結果に基づいて、前記各電極パッドから発生させるエネルギー量を制御する治療機器。

（４）
（３）記載の治療機器であって、
前記身体状態評価部は、前記各血流量センサの測定情報に基づいて、当該各血流量センサが取り付けられている部位毎に血行状態を評価し、
前記動作状態制御部は、前記血行状態の評価値が閾値以下となる前記部位に対応する前記電極パッドから発生させるエネルギー量を、前記血行状態の評価値が前記閾値を超える前記部位に対応する前記電極パッドから発生させるエネルギー量よりも大きくする治療機器。

（５）
通電によって生じるエネルギーを用いて利用者の身体の治療を行うための治療機器の制御方法であって、
前記利用者の身体の表面の一部に取り付けられて血流量を測定する血流量センサから前記血流量の測定情報を取得する測定情報取得ステップと、
前記測定情報に基づいて前記身体の前記一部の血行状態を評価する身体状態評価ステップと、
前記身体状態評価ステップによる評価結果に基づいて、前記エネルギーの発生源の動作状態を制御する動作状態制御ステップと、を備える治療機器の制御方法。

（６）
通電によって生じるエネルギーを用いて利用者の身体の治療を行うための治療機器の制御プログラムであって、
前記利用者の身体の表面の一部に取り付けられて血流量を測定する血流量センサから前記血流量の測定情報を取得する測定情報取得ステップと、
前記測定情報に基づいて前記身体の前記一部の血行状態を評価する身体状態評価ステップと、
前記身体状態評価ステップによる評価結果に基づいて、前記エネルギーの発生源の動作状態を制御する動作状態制御ステップと、をコンピュータに実行させるための治療機器の制御プログラム。

マーク部３０は、直線形状を有する。マーク部３０は、保持部材２０の幅方向に沿って延在する。マーク部３０は、保持部材２０の第２主面２０ｂ上に設けられている。

（治療時の動作）
図８は、図１に示す治療機器１の治療時の動作を説明するためのフローチャートである。ボタン１４の操作によって低周波治療の開始指示がなされると、動作状態制御部５１Ｃは、事前測定においてＲＡＭに記憶された利用者の可動域の評価値のデータを取得する（ステップＳ１）。そして、動作状態制御部５１Ｃは、取得したデータにおける評価値が閾値ＴＨ１を超えるか否かを判定する（ステップＳ２）。閾値ＴＨ１は例えば“１”が設定される。

（別実施形態の治療機器）
図９は、本発明の別実施形態の治療機器２００の概略構成を示す図である。治療機器２００は、図２に示した治療機器１において、第１電極パッド４１及び第２電極パッド４２が電極パッド６１～６５及び電極パッド７１～７５に変更された点と、治療システム１００のセンサユニット３に相当する血流量センサ８１、８２、８３、８４が追加された点と、マーク部３０がプレート部３０Ａに変更された点と、を除いては、治療機器１と同じ構成である。図９において図２と同じ構成には同一符号を付して説明を省略する。

Claims (6)

1. 通電によって生じるエネルギーを用いて利用者の身体の治療を行うための治療機器であって、
   前記利用者の身体の表面の一部に取り付けられて血流量を測定する血流量センサから前記血流量の測定情報を取得する測定情報取得部と、
   前記測定情報に基づいて前記身体の前記一部の血行状態を評価する身体状態評価部と、
   前記身体状態評価部による評価結果に基づいて、前記エネルギーの発生源の動作状態を制御する動作状態制御部と、を備える治療機器。
2. 請求項１記載の治療機器であって、
   前記動作状態制御部は、前記血行状態の評価値が閾値以下の場合には、前記血行状態の評価値が前記閾値を超える場合と比較して、前記エネルギーの発生源から発生させるエネルギーを大きくする治療機器。
3. 請求項１記載の治療機器であって、
   前記測定情報取得部は、複数の前記血流量センサから前記血流量の測定情報を取得し、
   前記発生源は、前記複数の血流量センサの各々が取り付けられる前記利用者の身体の部位に対応する電極パッドからなり、
   前記動作状態制御部は、前記血行状態の評価結果に基づいて、前記各電極パッドから発生させるエネルギー量を制御する治療機器。
4. 請求項３記載の治療機器であって、
   前記身体状態評価部は、前記各血流量センサの測定情報に基づいて、当該各血流量センサが取り付けられている部位毎に血行状態を評価し、
   前記動作状態制御部は、前記血行状態の評価値が閾値以下となる前記部位に対応する前記電極パッドから発生させるエネルギー量を、前記血行状態の評価値が前記閾値を超える前記部位に対応する前記電極パッドから発生させるエネルギー量よりも大きくする治療機器。
5. 通電によって生じるエネルギーを用いて利用者の身体の治療を行うための治療機器の制御方法であって、
   前記利用者の身体の表面の一部に取り付けられて血流量を測定する血流量センサから前記血流量の測定情報を取得する測定情報取得ステップと、
   前記測定情報に基づいて前記身体の前記一部の血行状態を評価する身体状態評価ステップと、
   前記身体状態評価ステップによる評価結果に基づいて、前記エネルギーの発生源の動作状態を制御する動作状態制御ステップと、を備える治療機器の制御方法。
6. 通電によって生じるエネルギーを用いて利用者の身体の治療を行うための治療機器の制御プログラムであって、
   前記利用者の身体の表面の一部に取り付けられて血流量を測定する血流量センサから前記血流量の測定情報を取得する測定情報取得ステップと、
   前記測定情報に基づいて前記身体の前記一部の血行状態を評価する身体状態評価ステップと、
   前記身体状態評価ステップによる評価結果に基づいて、前記エネルギーの発生源の動作状態を制御する動作状態制御ステップと、をコンピュータに実行させるための治療機器の制御プログラム。