JP2020145374A - 気密構造の製造方法および気密構造 - Google Patents

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【課題】脱着可能で信頼性の高い気密構造を容易に形成できる気密構造の製造方法を提供する。【解決手段】まず第1の筐体1の第1のシール面に液状のシール材を塗布する。次に第1のシール面に対向する形状を持つ第2のシール面を有する第2の筐体を近接させる。そして、第1のシール面と第2のシール面が対向するように、第2のシール面を液状のシール材に密着させる。この状態で、シール材を硬化させる。次に、第1のシール面と第2のシール面とが近づく方向の力を加え、硬化したシール材を圧縮する。この状態で、第1の筐体と第2の筐体との位置関係を圧縮固定手段で固定する。【選択図】 図1

Description

本発明は、気密構造の製造方法および気密構造に関する。
IoT(Internet of Things)を用いた社会課題の解決が広がりをみせており、様々なシーン/環境において、動作情報、生体情報、位置情報、気候情報、化学的情報などが求められている。そのため、目的の情報を得るためのセンシング機器は、機能や形状、所要量といった要望が多種多様となり、生産現場においては多品種への迅速な生産対応性が求められる。
一方で、機器を設置する環境も多岐にわたり、風雨に曝される環境、油や薬品が降りかかる環境などでも動作し続けることが求められる。そのため内部に水や埃、薬品などが侵入して機器が故障しないように気密性をもたせることが必要となる。
このように、多種多様な機器に対して、容易に気密性を実現することのできる方法として、構造設計が容易で、生産自動化や多品種への対応性が高く、小型化ニーズにも応えることができる液状シール材を用いた構造/工法の実現に期待がよせられている。
以前は、上記のような、屋外など水や埃に曝される環境で使用される電子機器は、予め成形したパッキンやガスケットでシーリングする構造が主流であった。しかし近年、機器の組み立て自動化や小型化ニーズに応えるため、パッキンに替わって液状のシール材を用いる方法が採られることが多くなってきている。
そうした液状シール材の用法としては大きく、2つの方法がある。一つは、一方の筐体の対象箇所にシール材を塗布した後、硬化させてシール部を形成し、このシール部を筐体同士で圧縮して気密を得る方法である。この方法は、CIPG(Cured In Place Gasket:以降CIPGと称する)と呼ばれており、本願明細書では、以降CIPGと称する。CIPGでは、シール材を圧縮して気密性を得るため、シール材の高さにバラツキがあると、シール材の圧縮時に均一な圧縮が得られず、気密性が低下してしまう。このため、CIPGでは、シール材の塗布高さを高精度に制御する必要がある。この課題に答える技術が、例えば特許文献1に開示されている。この技術では、まず熱硬化性シリコーンゴムを長手方向にビード状に流延させ、次に、熱硬化性シリコーンゴムの表面に、加熱された凹状の成形型の凹状面を接触させて、硬化させる。これにより、シール材の高さを高精度に制御することができる。
もう一つの液状シール材の用法は、液状のシール材を対象箇所に塗布し、硬化する前に筐体同士を貼り合せる方法である。この方法は、FIPG(Formed In Place Gasket)と呼ばれており、本願明細書では、以降、FIPGと称する。FIPGでは、筐体同士が接着または粘着される。FIPGでは、筐体を重ね合わせる時に、シール材が液状であるため、CIPGのように高精度な高さ制御が不要である。またシール材に圧縮を加えなくても気密性が確保できるというメリットがある。上記2つのメリットは、近年小型化の要求が著しい電子機器にあっては、極めて有用である。FIPGを用いた小型携帯電子機器の防水方法の一例が、特許文献2に開示されている。
特開平05−246456号公報 特開2011−086817号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、シール材の高さ制御に成形型を用いており、品種ごとに成形型を用意しなければならないという問題点があった。また特許文献2のようなFIPGでは、筐体同士が接着または粘着されているため、容易には分解できないという問題があった。また首尾よく分解できても、シール材が再利用できないため、再組み立てが困難であった。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、脱着可能で信頼性の高い気密構造を容易に形成できる気密構造の製造方法を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するため、本発明の気密構造の製造方法では、まず第1の筐体1の第1のシール面に液状のシール材を塗布する。次に第1のシール面に対向する形状を持つ第2のシール面を有する第2の筐体を近接させる。そして、第1のシール面と第2のシール面が対向するように、第2のシール面を液状のシール材に密着させる。この状態で、シール材を硬化させる。次に、第1のシール面と第2のシール面とが近づく方向の力を加え、硬化したシール材を圧縮する。この状態で、第1の筐体と第2の筐体との位置関係を圧縮固定手段で固定する。
本発明の効果は、脱着可能で信頼性の高い気密構造を容易に形成できる気密構造の製造方法を提供できることである。
第1の実施形態の気密構造の製造方法を示す断面模式図である。 第2の実施形態の気密構造を示す斜視図である。 第2の実施形態の気密構造の分解状態を示す斜視図である。 第2の実施形態のシール材の塗布方法を示す斜視図である。 第2の実施形態の気密構造を示す部分断面図である。 第2の実施形態のシール部近傍の構成を示す断面図である。 第2の実施形態の気密構造の製造方法の一部を示す断面図である。 第2の実施形態の気密構造の製造方法の別の一部を示す断面図である。 第2の実施形態のシール材塗布後のシール部を示す断面図である。 第2の実施形態のシール材硬化時のシール部を示す断面図である。 第2の実施形態のシール材圧縮時のシール部を示す断面図である。 第2の実施形態の分解時のシール部を示す断面図である。 第2の実施形態の製造方法に関する各部の寸法を示す断面図である。 第3の実施形態の気密構造の製造方法の一部を示す断面図である。 第3の実施形態の気密構造の製造方法の別の一部を示す断面図である。 第3の実施形態の気密構造の製造方法のさらに別の一部を示す断面図である。 第4の実施形態の気密構造の製造方法の一部を示す断面図である。 第4の実施形態の気密構造の製造方法の別の一部を示す断面図である。 第4の実施形態の気密構造の製造方法のさらに別の一部を示す断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳細に説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい限定がされているが、発明の範囲を以下に限定するものではない。なお各図面の同様の構成要素には同じ番号を付し、説明を省略する場合がある。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の気密構造の製造方法を示す断面模式図である。なお本実施形態の気密構造は、第1の筐体と、第2の筐体とがシール材を挟むことで閉空間を形成するものとする。
本実施形態の気密構造の製造方法まず図1(a)のように、第1の筐体1の第1のシール面1aに液状のシール材2を塗布する。なお図示はしていないが、第1のシール面1aおよび塗布された液状のシール材2は閉曲線をなすものとする。
次に第1のシール面1aに対向する形状を持つ第2のシール面3aを有する第2の筐体3を近接させる。そして、図1(b)に示すように、第1のシール面1aと第2のシール面3aが対向するように、第2のシール面3aを液状のシール材2に密着させる。この状態で、シール材2を硬化させる。
次に図1(c)に示すように、第1のシール面1aと第2のシール面3aとが近づく方向の力を加え、硬化したシール材2を圧縮する。この状態で、第1の筐体1と第2の筐体3との位置関係を圧縮固定手段4で固定する。なお、図1(c)では、圧縮固定手段4がコの字状の断面を持つように描いているが、圧縮固定方法は任意であり、これに限られない。例えば、ねじ止めや、爪で係止する構造であっても良い。以上のプロセスによれば、FIPGと同様に、シール材塗布を高精度に制御しなくても、筐体間に隙間なくシール材を充填することができる。また、シール材の硬化後に圧縮をかけることで、シールの信頼性を向上することができる。
なお、第2のシール面3aがシール材2と接着性を持たないようにしておけば、固定を解除することで、第1の筐体1と第2の筐体3とを簡単に分離できる。あるいは第1のシール面1aがシール材2と接着性を持たないようにしても良い。
以上説明したように、本実施形態によれば、脱着可能で信頼性の高い気密構造を容易に形成できる。
(第2の実施形態)
図2は本実施形態の気密装置100の斜視図である。ベース筐体10とカバー筐体20とがネジ30で固定されている。図2には示されていないがベース筐体10とカバー筐体20との間はシール材によってシールされ、2つの筐体で囲まれた空間が気密となる気密構造が形成されている。カバー筐体20には捨てネジ穴21を設けている。
図3は気密装置100の分解図である。概略箱形状のベース筐体10と、概略蓋形状のカバー筐体20をネジ30で締結固定する構造である。ベース筐体10は締結固定用のネジ穴11と、組み立て時の位置決め用の窪み12を有し、カバー筐体20は、ネジ30を通す貫通穴22と、窪み12と相対する捨てネジ穴21を有する。両筐体の間にはシール材40が介在し、両筐体でシール材40を挟み込み、ネジ30で圧縮固定することで、装置内部を気密状態にしている。
図4はシール材40を塗布する様子を模式的に表した斜視図である。シール材40はベース筐体10内の空間を囲うような道で塗布される。塗布は空圧によってシリンジ(図示なし)内のシール材40を、ノズル200から吐出させながら、シール面13の沿った所定の軌道を描くことで形成される。シール材40には、例えば、硬化するとゴム弾性体となる樹脂を用いることができる。具体的には、例えば液状のシリコーン系シール材を用いることができる。
図5は気密装置100が気密状態に組み立てられた状態(図2)における部分断面図である。図6は図5のA部拡大であり、ネジ30の締結箇所及びシール材40の断面箇所を模式的に示した図である。カバー筐体20はベース筐体10とネジ30で締結されている。シール材40はカバー筐体20のシール面23とベース筐体10のシール面13に挟み込まれて押し潰されている(B部)。
図7、8は本実施形態の製造方法を説明する図である。図7によれば、先ず固定用のネジ30を貫通穴21の設置個所とは別に設けた捨てネジ穴22に、カバー筐体20のおもて面からねじ込み、所定の長さtだけカバー裏面から突出させている。図7によれば、突出部は相対するベース筐体10に設けられた深さt−gの窪み12に嵌め込まれ、平面方向の位置を決めるとともに、筐体間に隙間がgになるようにカバー筐体20の高さ方向の位置を決める。このとき、シール材40は全周に渡りカバー筐体20のシール面23と接触した状態とする。この状態でシール材40を硬化させた後、ネジ30を抜き取り、図6のごとく、固定用の貫通穴21を通してネジ穴11に螺入する。その結果、カバー筐体20とベース筐体10が突き当たり、硬化したシール材40が圧縮され、最終組み立て位置で、ベース筐体10とカバー筐体20とが固定され、気密装置100の気密化が完成する。
次に、本実施形態の具体例について説明する。図9は図7のC部拡大であり、組み立て前のシール材40の近傍断面である。ここでは、シール材40の塗布高さh=1.7mmとした。最終組み立て位置でのシール材厚みをh2=0.9mm(図11、潰し量はp2=0.4mm)になるように、相対するカバー筐体20のシール面23は、深さd=0.9mmの溝底とした。ベース筐体10側のシール材40を塗布するシール面13は、幅w=2.4mmのリブの上にある。これは、シール材40の塗布幅を規定することで、塗布形状や塗布高さのばらつきを抑制することと、シール材40を圧縮した際に両脇にシール材40を逃がすことで変形しやすくする効果がある(図11)。
図10は図8のD部拡大であり、筐体間の隙間がg=0.4mmの状態におけるシール材近傍断面である。この時点ではシール材40高さはh1=1.3mm(潰し量p1=0.4mm)となっている。シール材40は未硬化状態なので接触面に倣うような流動変形であり、反発力が発生しない接触状態である。この状態でシール材40を硬化させると、全周に渡り均一にカバー筐体20のシール面23と接したゴム弾性体となる。
図11は図6のB部拡大であり、シール材40硬化後に最終組み立て位置までネジ締結された完成状態である。先の状態からさらにp2=0.4mm押し込まれた状態(g≒0、気密装置10とベース筐体が突き当った最終組み立て位置)であり、シール材40厚みh2=0.9mmとなり、凡そ30%圧縮された状態となっている。硬化しているので、シール材40の変形は弾性変形であり、反発力を有した密着状態となっている。
図12は組み立て後、修理等でカバー筐体20を外した状態におけるシール材近傍断面である。カバー筐体20とベース筐体10とを締結固定した状態では、シール材40は弾性体を圧縮した状態である。このため。カバー筐体20をベース筐体10から分離すると、シール材40は、圧縮状態から解放され、硬化させたときの状態(シール材40高さh1≒1.3mm)に戻る。よって、再度組立てた際も同様に圧縮され、反発力が得られるため、気密性を再現することができる。
ここで、塗布高さhおよび、隙間g、シール面溝深さdの導出方法に関して説明する。
図13に示すように、塗布高さh=p1+p2+h2と書ける。また、p2=g、h2=dの関係がある。
ここで、シール面23およびシール面13の反り量をcと置くと、p1≧cとなるように設計している。これは、隙間gを設けて組み立てた際に必ずシール材40が全周に渡って途切れることなく気密装置10と接触する必要があるためである。
また、h2≧2cとなるように設計している。これは、最終組み立て位置でのシール材40厚みh2は反り量cを十分に上回っていないと、反りによってシール隙間が狭くなった部分が圧縮し切れなくなってしまうためである。全体として所定の圧縮率が得られないと、所望の気密性が得られなくなる可能性がある。
最終組み立て位置でのシール材40の圧縮率をsとすると、p2:h2=s:1−sの関係である。なお、圧縮率は5〜40%程度あればよい。
以上より、
h=p1 + p2 + h2
=c + h2×s/(1−s) + h2
先述の数値は、反り量c=0.4mmにおいて、h2=0.9(≧2c)、圧縮率30%と設定して計算したものである。すなわち、
h=0.4 + 0.4(0.386を繰り上げ) + 0.9
=1.7mm
また、隙間g=p2=0.4mm(0.386を(繰り上げ)、シール面溝深さd=0.9mmとなる。
なお、シール面23には、シール材40が剥離し易くなるようにコーティングを施すとよい。例えば、フッ素系の剥離剤を塗る、良剥離性のメッキかける方法などがある。また、シール材40を塗布後、表面が硬化し始める、または、薄い硬化膜が張る程度まで放置してから組み立てることで接着力を軽減させてもよい。
ベース筐体10のシール面13は、シール材40との接着力を高めておくと良い。そのために、例えば、エッチングやサンドブラストで荒らす、物理的に嵌合するようなアンカー形状(図示なし)を設置する、プライマーを塗布して接着力を高めるなど、の処理を行うことができる。シール材40とベース筐体10との接着力を高め、シール材40とカバー筐体20との接着力を低めることによって、分解時に、ベース筐体10側にシール材40が残るようにすることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、シール材の塗布高さを精密に制御することなく、信頼性の高い気密構造を形成することができる。また、分解が容易で、再組み立てを行っても気密の信頼性が高い気密装置を得ることができる。
(第3の実施形態)
図14〜16は本発明の第二の実施の形態である。図14に示すように、カバー筐体20には、ボス50がカバー筐体20の自重で抜けず、かつ、ネジ締結力で抜ける範囲の力で嵌合穴24に圧入されている。ボス50は、組立てた際に筐体隙間gが得られるようにカバー裏面から突出している。カバー筐体20をベース筐体10に近付けていくと、図15に示すように、ボス50の先端が窪み12に突き当たり、カバー筐体20がベース筐体10に対して位置決めされるとともに、筐体間の隙間がgに制御される。この時、シール材40は、全周に渡り均一にカバー筐体20のシール面23と接している。この状態でシール材40を硬化させる。次に、図16に示すように、ネジ30をカバー筐体20のおもて面ネジ穴11に螺合して締結する。すると、硬化したシール材40が圧縮されるとともに、締結力でボス50が抜けて、カバー筐体20がベース筐体10に突き当たり、最終組み立て位置に至り、装置の気密化が完成する。
以上説明したように、本実施形態によれば、ネジの脱着作業工数を低減しながら、第2の実施形態と同様な気密装置を得ることができる。
(第4の実施形態)
図17〜19は本発明の第4の実施の形態である。カバー筐体20には、ベース筐体10側の固定用ネジ穴11と相対する位置に、同様のネジ穴25が設けられている。シール材40をベース筐体10のシール面13に塗布した段階では、図17に示すように、ネジ穴25には、ネジ径より細い円筒部31aを有するネジ31が、カバー筐体20と裏面から先端が突出するようにねじ込まれている。ネジ31の突出量は、組立てた際にベース筐体のネジ穴11に嵌った上で、筐体隙間gが得られるように設定している。次に、カバー筐体20をベース筐体10に近付けていくと、図18に示すように、ネジ31の先端がネジ穴11に突き当たり、カバー筐体20がベース筐体10に対して位置決めされるとともに、筐体間の隙間がgに制御される。この時、シール材40は、全周に渡り均一にカバー筐体20のシール面23と接している。この状態でシール材40を硬化させる。次に、図19に示すように、ネジ31をネジ穴11に締結すると、円筒部31aがネジ穴25と干渉することなく、カバー筐体20とベース筐体10とが突き当たる最終組み立て位置に至り、装置の気密化が完成する。
以上説明したように、本実施形態によれば、部品点数を削減しながら、第2、第3の実施形態と同様な気密装置を得ることができる。
以上、上述した実施形態を模範的な例として本発明を説明した。しかしながら、本発明は、上記実施形態には限定されない。即ち、本発明は、本発明のスコープ内において、当業者が理解し得る様々な態様を適用することができる。
1 第1の筐体
2、40 シール材
3 第2の筐体
4 圧縮固定手段
10 ベース筐体
11、25 ネジ穴
12 窪み
13、23 シール面
20 カバー筐体
21 捨てネジ穴
22 貫通穴
24 嵌合穴
30、31 ネジ
50 ボス
100 気密装置

Claims (10)

  1. 第1の筐体の第1のシール面にシール材を塗布し、
    前記第1のシール面に対向する第2のシール面を有する第2の筐体の、前記第2のシール面を、前記シール材に密着させ、
    前記シール材を硬化し、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体とが近づく方向の圧力を加えて、硬化した前記シール材を圧縮した状態で、前記第1の筐体と前記第2の筐体との位置関係を固定する
    ことを特徴とする気密構造の製造方法。
  2. 前記第1の筐体と前記第2の筐体との距離を固定手段によって近づける
    ことを特徴とする請求項1に記載の気密構造の製造方法。
  3. 前記シール材を硬化する時に前記第1の筐体と前記第2の筐体との間隔を所定値に維持する
    ことを特徴とする請求項1または2のいずれか一項に記載の気密構造の製造方法。
  4. 前記シール材を硬化した後に、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体とを密着させる
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の気密構造の製造方法。
  5. 前記第1の筐体と前記第2の筐体との間隔の調整を、
    前記第1の筐体または前記第2の筐体の少なくとも一方に螺合されたネジの回転で行う
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の気密構造の製造方法。
  6. 前記ネジの先端を、前記第1の筐体と前記第2の筐体のうちで、前記ネジが螺号されていない方に突き当てて、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体との間隔を所定値に調整する
    ことを特徴とする請求項5に記載の気密構造の製造方法。
  7. 前記シール材と、前記第1のシール面または前記第2のシール面のいずれか一方を接着性とし、他方を非接着性とする、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の気密構造の製造方法。
  8. 内部に密閉空間を形成するための
    第1の筐体と、
    第2の筐体と、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体との隙間を埋めるシール材と
    前記第1の筐体と前記第2の筐体との位置関係を固定する固定手段とを有し、
    前記シール材の一方の面は前記第1の筐体の第1のシール面に型取られ、他方の面は前記第2の筐体の第2のシール面に型取られ、
    前記固定手段は前記シール材を圧縮した状態で、前記第1の筐体と前記第2の筐体との位置関係を固定している
    ことを特徴とする気密構造。
  9. 前記第1の筐体と前記第2の筐体の一方に螺合されたネジと、
    他方に形成され前記ネジの先端が係合する窪みと
    を有することを特徴とする請求項8に記載の気密構造。
  10. 前記第1のシール面と前記第2のシール面のうち、一方が前記シール材と接着性であり、他方が前記シール材と非接着性である
    ことを特徴とする請求項8または9のいずれか一項に記載の気密構造。
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